JPH0979149A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH0979149A
JPH0979149A JP23305395A JP23305395A JPH0979149A JP H0979149 A JPH0979149 A JP H0979149A JP 23305395 A JP23305395 A JP 23305395A JP 23305395 A JP23305395 A JP 23305395A JP H0979149 A JPH0979149 A JP H0979149A
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JP
Japan
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swing link
eccentric
orbiting scroll
eccentric portion
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Pending
Application number
JP23305395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Sugimoto
和禧 杉本
Kazuya Sato
里　　和哉
Toshihiko Mitsunaga
敏彦 光永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0979149A publication Critical patent/JPH0979149A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/0042—Driving elements, brakes, couplings, transmissions specially adapted for pumps
    • F04C29/005—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions
    • F04C29/0057—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions for eccentric movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、オイルの逃げ通路となる切欠部を最
も偏心量が少ない位置にして、スイングリンクの外周面
の摺動部を常時オイルに満たし、十分にオイルを供給で
きる潤滑特性に優れたスクロール圧縮機を提供すること
を目的とする。 【解決手段】本発明は、固定スクロール３２と、この固
定スクロールに対して公転する揺動スクロール２８とを
有し、前記固定スクロール３２と揺動スクロール２８と
のそれぞれ向かい合う円盤状部分２９，３３に渦巻き状
のラップ４０，４４を形成し、このラップを互いに噛み
合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺動スク
ロール２８を駆動する駆動軸２０の偏心部２６に、前記
圧縮室内のガスの荷重方向に対して前記偏心部２６の偏
心量が大きくなるような所定角度を成すスライド面６６
を有するスイングリンク６５を介在させているスクロー
ル圧縮機において、前記偏心部２６の偏心方向に対して
１８０゜反対側となるスイングリンク６５の外周面６８
に切欠部６７を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば冷凍機、
空調機等に搭載されるスクロール圧縮機に関する
【０００２】。
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機は、固定スクロ
ールと、この固定スクロールに対して公転する揺動スク
ロールとを有し、前記固定スクロールと揺動スクロール
とのそれぞれ向かい合う円盤状部分に渦巻き状のラップ
を形成し、このラップを互いに噛み合わせて複数の圧縮
室を形成するよう構成されている。
【０００３】そして、前記揺動スクロールを駆動する駆
動軸の偏心部には、前記圧縮室内のガスの荷重方向に対
して前記偏心部の偏心量が大きくなるような所定角度を
成すスライド面を有するスイングリンクを介在させたも
のがある。
【０００４】斯る構成によれば、スライド面によってガ
ス荷重の分力を偏心量が増大するように作用できるた
め、固定スクロールと揺動スクロールとの両ラップ間の
シール性を向上させることができ、圧縮機の性能を向上
できることが知られている。
【０００５】具体的には、図２１及び図２２に示すよう
に、揺動スクロールの軸受と駆動軸２０の偏心部２６と
の間にはスイングリンク６５が介在されており、このス
イングリンクには、前記偏心部２６と嵌合する平坦なス
ライド面６６を有する内周面７２と、平坦な給油用の切
欠部６７を有し前記揺動スクロールの軸受に嵌合する外
周面６８とが形成されている。
【０００６】そして、前記スイングリンク６５のスライ
ド面６６をガスの荷重方向Ａに対して所定角度に設定す
ることにより、ガス荷重の分力を偏心量が増大するよう
に作用させる構成としている。ここで、Ｘ点は駆動軸２
０からの最大偏心量点、Ｙ点は最小偏心量点を示す。ま
た、Ｏ点は駆動軸２０の軸心、Ｐ点は偏心部２６の軸心
を示す。
【０００７】また、図２３及び図２４も従来例を示し、
スイングリンク６５のスライド面６６に対応して偏心部
２６に平坦なスライド面７４を加工したものであり、こ
の加工に伴い駆動軸２０の端面７１とスイングリンク６
５との間に段差が生じ隙間７０が形成されている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】従来構成によると、第
一に、スイングリンク６５の外周面６８に形成された給
油用の切欠部６７は駆動軸２６の軸心から比較的遠い位
置にあるため、駆動軸２６の軸心に形成した油孔６９を
上昇してくるオイルを前記切欠部６７へ供給するために
は、遠心力に打ち勝つ給油能力を必要とするため、この
切欠部６７へ十分な給油を行うように設計すると、逆に
スイングリンク６５の内周面７２と偏心部２６との間の
摺動面等のように駆動軸２６の軸心から比較的近い位置
にある摺動部への給油が疎かになるという問題があっ
た。
【０００９】第二に、図２１及び図２２の如く、最大偏
心方向における駆動軸２０の端面７１とスイングリンク
６５の内周面７２との間に隙間７０ができてしまうの
で、この隙間からオイルが逃げてしまい十分な潤滑が行
えないという問題があった。
【００１０】第三に、圧縮室内で液圧縮が起こった場合
には、揺動スクロールの偏心量を小さくする必要がある
が、従来構造ではこの機能が十分ではなく、また、スイ
ングリンク６５の摺動特性やスライド部の給油特性も良
好とは言えず改善が要望されていた。
【００１１】本発明は上述した課題を解決することを目
的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項１に記
載したように、固定スクロールと、この固定スクロール
に対して公転する揺動スクロールとを有し、前記固定ス
クロールと揺動スクロールとのそれぞれ向かい合う円盤
状部分に渦巻き状のラップを形成し、このラップを互い
に噛み合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺
動スクロールを駆動する駆動軸の偏心部に、前記圧縮室
内のガスの荷重方向に対して前記偏心部の偏心量が大き
くなるような所定角度を成すスライド面を有するスイン
グリンクを介在させているスクロール圧縮機において、
前記偏心部の偏心方向に対して１８０゜反対側となるス
イングリンクの外周面に切欠部を形成したものである。
【００１３】また、請求項２に記載の如く、固定スクロ
ールと、この固定スクロールに対して公転する揺動スク
ロールとを有し、前記固定スクロールと揺動スクロール
とのそれぞれ向かい合う円盤状部分に渦巻き状のラップ
を形成し、このラップを互いに噛み合わせて複数の圧縮
室を形成すると共に、前記揺動スクロールを駆動する駆
動軸の偏心部に、前記圧縮室内のガスの荷重方向に対し
て前記偏心部の偏心量が大きくなるような所定角度を成
すスライド面を有するスイングリンクを介在させている
スクロール圧縮機において、前記スイングリンクは、前
記スライド面を含み前記偏心部と嵌合する内周面の軌跡
が、前記駆動軸の当接面より内側になるよう形成されて
いる構成としたものである。
【００１４】また、請求項３に記載の如く、固定スクロ
ールと、この固定スクロールに対して公転する揺動スク
ロールとを有し、前記固定スクロールと揺動スクロール
とのそれぞれ向かい合う円盤状部分に渦巻き状のラップ
を形成し、このラップを互いに噛み合わせて複数の圧縮
室を形成すると共に、前記揺動スクロールを駆動する駆
動軸の偏心部に、前記圧縮室内のガスの荷重方向に対し
て前記偏心部の偏心量が大きくなるような所定角度を成
すスライド面を有するスイングリンクを介在させている
スクロール圧縮機において、前記スイングリンクの下面
には、前記偏心部の断面形状と略同一の孔を有し、か
つ、スイングリンクの外形と略同一形状に形成された薄
板が設けられている構成としたものである。
【００１５】また、請求項４に記載の如く、固定スクロ
ールと、この固定スクロールに対して公転する揺動スク
ロールとを有し、前記固定スクロールと揺動スクロール
とのそれぞれ向かい合う円盤状部分に渦巻き状のラップ
を形成し、このラップを互いに噛み合わせて複数の圧縮
室を形成すると共に、前記揺動スクロールを駆動する駆
動軸の偏心部に、前記圧縮室内のガスの荷重方向に対し
て前記偏心部の偏心量が大きくなるような所定角度を成
すスライド面を有するスイングリンクを介在させている
スクロール圧縮機において、前記スイングリンクには、
前記スライド面を含み前記偏心部と嵌合する内周面が形
成されており、この内周面の形状はスイングリンクの外
周形状の中心に対して非対称に形成されると共に、駆動
軸の偏心部と前記スイングリンクの内周面との間の隙間
は偏心方向側が広くなるよう形成されている構成とした
ものである。
【００１６】また、請求項５に記載の如く、固定スクロ
ールと、この固定スクロールに対して公転する揺動スク
ロールとを有し、前記固定スクロールと揺動スクロール
とのそれぞれ向かい合う円盤状部分に渦巻き状のラップ
を形成し、このラップを互いに噛み合わせて複数の圧縮
室を形成すると共に、前記揺動スクロールを駆動する駆
動軸の偏心部に、前記圧縮室内のガスの荷重方向に対し
て前記偏心部の偏心量が大きくなるような所定角度を成
すスライド面を有するスイングリンクを介在させている
スクロール圧縮機において、前記駆動軸と偏心部との間
の偏心量は、駆動軸と揺動スクロールの軸受中心との間
の偏心量より小さくなるよう形成されており、前記スイ
ングリンクには、前記スライド面を含み前記偏心部と嵌
合する内周面が形成されており、この内周面の形状はス
イングリンクの外周形状の中心に対して非対称に形成さ
れると共に、駆動軸の偏心部と前記スイングリンクの内
周面との間の隙間は偏心方向側が広くなるよう形成され
ている構成としたものである。
【００１７】また、請求項６に記載の如く、固定スクロ
ールと、この固定スクロールに対して公転する揺動スク
ロールとを有し、前記固定スクロールと揺動スクロール
とのそれぞれ向かい合う円盤状部分に渦巻き状のラップ
を形成し、このラップを互いに噛み合わせて複数の圧縮
室を形成すると共に、前記揺動スクロールを駆動する駆
動軸の偏心部に、前記圧縮室内のガスの荷重方向に対し
て前記偏心部の偏心量が大きくなるような所定角度を成
すスライド面を有するスイングリンクを介在させている
スクロール圧縮機において、前記スイングリンクは、前
記スライド面を含み前記偏心部と嵌合する内周面と、切
欠部を有し前記揺動スクロールの軸受と嵌合する外周面
とを有し、前記スライド面に対応する肉厚は前記切欠部
に対応する肉厚より厚く形成されている構成としたもの
である。
【００１８】また、請求項７に記載の如く、固定スクロ
ールと、この固定スクロールに対して公転する揺動スク
ロールとを有し、前記固定スクロールと揺動スクロール
とのそれぞれ向かい合う円盤状部分に渦巻き状のラップ
を形成し、このラップを互いに噛み合わせて複数の圧縮
室を形成すると共に、前記揺動スクロールを駆動する駆
動軸の偏心部に、前記圧縮室内のガスの荷重方向に対し
て前記偏心部の偏心量が大きくなるような所定角度を成
すスライド面を有するスイングリンクを介在させている
スクロール圧縮機において、前記スイングリンクは、前
記スライド面を含み前記偏心部と嵌合する内周面と、前
記揺動スクロールの軸受と嵌合する外周面とを有し、前
記偏心部の軸心は、駆動軸の軸心と揺動スクロールの軸
受中心とを結ぶ直線に対してガスの反荷重方向側に位置
している構成としたものである。
【００１９】また、請求項８に記載の如く、固定スクロ
ールと、この固定スクロールに対して公転する揺動スク
ロールとを有し、前記固定スクロールと揺動スクロール
とのそれぞれ向かい合う円盤状部分に渦巻き状のラップ
を形成し、このラップを互いに噛み合わせて複数の圧縮
室を形成すると共に、前記揺動スクロールを駆動する駆
動軸の偏心部に、前記圧縮室内のガスの荷重方向に対し
て前記偏心部の偏心量が大きくなるような所定角度を成
すスライド面を有するスイングリンクを介在させている
スクロール圧縮機において、前記スイングリンクには、
前記偏心部と嵌合する一対のスライド面を有する内周面
が形成されている一方、前記偏心部には前記スライド面
と対応する一対のスライド面を有する外周面が形成され
ている構成としたものである。
【００２０】また、請求項９に記載の如く、固定スクロ
ールと、この固定スクロールに対して公転する揺動スク
ロールとを有し、前記固定スクロールと揺動スクロール
とのそれぞれ向かい合う円盤状部分に渦巻き状のラップ
を形成し、このラップを互いに噛み合わせて複数の圧縮
室を形成すると共に、前記揺動スクロールを駆動する駆
動軸の偏心部に、前記圧縮室内のガスの荷重方向に対し
て前記偏心部の偏心量が大きくなるような所定角度を成
すスライド面を有するスイングリンクを介在させている
スクロール圧縮機において、前記スイングリンクには、
前記偏心部と嵌合する一対のスライド面と円弧面とを有
する内周面が形成されている一方、前記偏心部には前記
スライド面及び円弧面と対応する一対のスライド面と円
弧面とを有する外周面が形成されており、前記両円弧面
の半径は略同一である構成としたものである。
【００２１】また、請求項１０に記載の如く、固定スク
ロールと、この固定スクロールに対して公転する揺動ス
クロールとを有し、前記固定スクロールと揺動スクロー
ルとのそれぞれ向かい合う円盤状部分に渦巻き状のラッ
プを形成し、このラップを互いに噛み合わせて複数の圧
縮室を形成すると共に、前記揺動スクロールを駆動する
駆動軸の偏心部に、前記圧縮室内のガスの荷重方向に対
して前記偏心部の偏心量が大きくなるような所定角度を
成すスライド面を有するスイングリンクを介在させてい
るスクロール圧縮機において、前記スイングリンクに
は、前記スライド面を含み前記偏心部と嵌合する内周面
が形成されており、前記スライド面には軸方向に沿って
溝が形成されている構成としたものである。
【００２２】更に、請求項１１に記載の如く、固定スク
ロールと、この固定スクロールに対して公転する揺動ス
クロールとを有し、前記固定スクロールと揺動スクロー
ルとのそれぞれ向かい合う円盤状部分に渦巻き状のラッ
プを形成し、このラップを互いに噛み合わせて複数の圧
縮室を形成すると共に、前記揺動スクロールを駆動する
駆動軸の偏心部に、前記圧縮室内のガスの荷重方向に対
して前記偏心部の偏心量が大きくなるような所定角度を
成すスライド面を有するスイングリンクを介在させてい
るスクロール圧縮機において、前記スイングリンクに
は、前記スライド面を含み前記偏心部と嵌合する内周面
が形成される一方、前記偏心部には、前記スイングリン
クのスライド面に対応するスライド面が形成されてお
り、前記偏心部のスライド面の付根に位置する駆動軸の
端面には凸部が形成される一方、この凸部に対応する前
記スイングリンクのスライド面には凹部が形成されてい
る構成としたものである。
【００２３】
【発明の実施の形態例】以下、この発明の実施例を図１
乃至図２０の図面に基づいて説明する。
【００２４】図１は、この発明に係わるスクロール圧縮
機の全体構成を示すもので、この密閉容器２は、円筒状
の胴部４と、この胴部４の上下両端部に嵌着された上下
両エンドキャップ６、８とで構成されているとともに、
その内部には、胴部４に固定された支持フレーム１０を
間に介して、電動要素１２が下部側に、この電動要素１
２にて駆動されるスクロール圧縮要素１４が上部側に、
それぞれ配置収納されている。
【００２５】前記の電動要素１２は、駆動軸２０と、こ
の駆動軸２０に圧入保持された回転子２２と、この回転
子２２に嵌装された固定子２４とで構成されている。回
転軸２０は、前記支持フレーム１０と下部ボス１８と
に、回転自在に保持されている。下部ボス１８は、胴部
４に固着された下部フレーム１６にボルト締めされてい
る。また、固定子２４は胴部４に固定されている。
【００２６】さらに、前記駆動軸２０の上端部には、偏
心部２６が駆動軸２０の軸心と偏心させて形成され、こ
の偏心部２６には、後述するスクロール圧縮要素１４の
揺動スクロール２８の下面に設けた軸受ボス穴３０が挿
入されて連結されるようになっている。
【００２７】ここで、揺動スクロール２８の軸受３０と
駆動軸２０の偏心部２６との間にはスイングリンク６５
が介在されている。
【００２８】一方、前記スクロール圧縮要素１４は、図
１に示すように、主要部品としては、固定スクロール３
２、カバー３４と、揺動スクロール２８とで構成されて
いる。固定スクロール３２は、支持フレーム１０の上に
ボルトにより固定されるが、その際、胴部４の端部に密
着して、密閉容器２内を高圧室３６と低圧室３８とに区
切っている。カバー３４は、固定スクロール３２の上面
にボルトにより固定されている。
【００２９】また、揺動スクロール２８は、駆動軸２０
の偏心した偏心部２６に嵌合しており、電動要素１２の
駆動により、固定スクロール３２に対して、自転せず、
前記の偏心量を半径とする円軌道上を公転する構造にな
っている。
【００３０】そして、固定スクロール３２の円盤状部分
３３の下面即ち低圧室３８側には、渦巻き状のラップ４
０が形成されているとともに、その中央部には、前記の
高圧室３６側に連通する吐出ポート４２が設けられてい
る。
【００３１】揺動スクロール２８の円盤状部分２９の上
面には、同じように、１８０度ずらして、同じ大きさ、
同じ方向、同じ高さのラップ４４が形成されている。
【００３２】このラップ４４は、固定スクロール３２の
ラップ４０に、ラップの先端面が相手の底面に接するよ
うに噛み合い、しかも、揺動スクロール２８は、駆動軸
２０の偏心した偏心部２６に嵌合しているから、２つの
渦巻き状のラップは、互いに偏心して、その偏心の方向
線上で接して閉じこめられた複数の空間を作り、その閉
じこめられた空間の各々が圧縮室となる。
【００３３】さらに、揺動スクロール２８は、固定スク
ロール３２に対して偏心して公転しているから、２つの
渦巻き状のラップの偏心の方向と接触位置は回転しなが
ら移動し、前記の圧縮室は外側から内側に向かって移り
ながら縮小して行く。最初、低圧室３８から入り込んで
圧縮室に閉じこめられた低圧の冷媒ガスは、断熱圧縮さ
れながら内側に移動し、最後に、高圧高温の冷媒ガスと
なって、吐出ポート４２を通って高圧室３６へ送り出さ
れる。
【００３４】さらに図１において、４６は、密閉容器２
の中頃に設けた、低圧室３８と連通する吸込管接続部で
ある。４８は、密閉容器２の上部に設けた、高圧室３６
と連通する吐出管接続部である。５０は、密閉容器２の
中頃に設けた、電動要素１２に電流を送るための電気配
線接続部である。
【００３５】５２が、リキッドインジェクションのため
の圧縮機の外部配管系統を接続する配管接続部であっ
て、密閉容器２の上部に貫通して設けられ、また、カバ
ー３４に設けられた冷媒液通路５６、固定スクロール３
２に設けられた１個のリキッドインジェクション用のポ
ート５８、そして圧縮行程中間の圧縮室へと連通接続さ
れている。
【００３６】５４は、圧縮途中の冷媒ガスの一部を圧縮
室から低圧室へ逃がすためのパワーセーブ機構のための
圧縮機外部配管系統を接続する配管接続部であって、密
閉容器２の上部に貫通して設けられ、また、カバー３４
に設けられた冷媒ガス通路６０、そしてパワーセーブ弁
の背中側へと連通接続され、ポート６３を介して圧縮室
へ開口されている。
【００３７】６２は、吐出ガス温度の上がり過ぎ及びス
クロール噛み合い部の焼付きの防止装置を構成する温度
検知装置であって、銅パイプと、その温度検知部となる
先端部に内蔵したサーミスタから成る温度センサとで構
成されている。
【００３８】ここで、前記揺動スクロール２８を駆動す
る駆動軸２０の偏心部２６には、前記圧縮室内のガスの
荷重方向に対して前記偏心部２６の偏心量が大きくなる
ような所定角度を成す平坦なスライド面６６を有するス
イングリンク６５が介在されている。
【００３９】６７は、偏心方向Ｃに対して１８０゜反対
側となるスイングリンク６５の外周面６８に形成した平
坦な給油用の切欠部である。図２中、Ａはガス荷重の作
用方向、Ｂの円は偏心部２６に形成された油孔６９の軌
跡を示し、この軌跡の半径がオイルに作用する遠心力と
なるため、この円の内側にはオイルが供給され難い。ａ
は摺動負荷が大きい部分を示す。ｂはオイルの供給部を
示し、偏心部２６の付け根に位置する駆動軸２０の端面
７１とスイングリンク６５の内周面７２との間の隙間７
０が閉塞されれば、前記切欠部６７を形成したｂの箇所
から円滑にオイルを供給させることができる。この場
合、ｂの領域は前記Ｂの円の外側に位置するため、遠心
力をも利用して給油できる。尚、Ｏは駆動軸２０の軸心
である。
【００４０】また、請求項２に記載の如く、図３及び図
４に示すように、スイングリンク６５は、前記スライド
面６６を含み前記偏心部２６と嵌合する内周面７２の軌
跡が、前記駆動軸２０の当接端面７１より内側になるよ
うに形成することにより、上述のように、端面７１とス
イングリンク６５の内周面７２との間の隙間７０を確実
に閉塞でき、前記切欠部６７を形成した箇所から円滑に
オイルを供給させることができる。
【００４１】また、請求項３に記載の如く、図５及び図
６に示すように、スイングリンク６５の下面に、偏心部
２６の断面形状と略同一の孔７４を有し、かつ、スイン
グリンク６５の外形と略同一形状に形成された薄板７３
を設けることにより、上述と同様に、端面７１とスイン
グリンク６５の内周面７２との間の隙間７０を確実に閉
塞でき、前記切欠部６７を形成した箇所から円滑にオイ
ルを供給させることができる。
【００４２】また、請求項４に記載の如く、図７及び図
８に示すように、スイングリンク６５に、スライド面６
６を含み偏心部２６と嵌合する内周面７２が形成されて
おり、この内周面７２の形状はスイングリンク６５の外
周面６８の形状の中心に対して図８の如く非対称に形成
されており、図８のように破線で示すｃ部分が大きくな
るように形成されている。また、駆動軸２０の偏心部２
６と前記スイングリンク６５の内周面７２との間の隙間
７０は偏心方向Ｃ側が広くなるよう形成されている。
【００４３】また、請求項５に記載の如く、図９及び図
１０に示すように、駆動軸２０と偏心部２６との間の偏
心量Ｏ−Ｐは、駆動軸２０と揺動スクロール２８の軸受
３０の中心Ｑとの間の偏心量Ｏ−Ｑより小さくなるよう
形成されており、前記スイングリンク６５には、前記ス
ライド面６６を含み前記偏心部２６と嵌合する内周面７
２が形成されており、この内周面７２の形状はスイング
リンク６５の外周面６８の形状の中心に対して図１０の
如く非対称に形成されており、図９のように破線で示す
ｄ部分が大きくなるように形成されている。そして、駆
動軸２０の偏心部２６と前記スイングリンク６５の内周
面７２との間の隙間７０は偏心方向Ｃ側が広くなるよう
形成されている。
【００４４】また、請求項６に記載の如く、図１１に示
すように、スイングリンク６５は、スライド面６６を含
み偏心部２６と嵌合する内周面７２と、切欠部６７を有
し揺動スクロール２８の軸受３０と嵌合する外周面６８
とを有し、前記スライド面６６に対応する肉厚ｆは前記
切欠部６７に対応する肉厚ｅより厚く形成されている構
成としている。
【００４５】また、請求項７に記載の如く、図１２に示
すように、スイングリンク６５は、スライド面６６を含
み偏心部２６と嵌合する内周面７２と、揺動スクロール
２８の軸受３０と嵌合する外周面６８とを有し、前記偏
心部２６の軸心Ｐは、駆動軸２０の軸心Ｏと揺動スクロ
ール２８の軸受３０の中心Ｑとを結ぶ直線に対してガス
の荷重方向Ａと反対側に位置しており、角度βを成すよ
う構成としている。
【００４６】また、請求項８に記載の如く、図１３及び
図１４に示すように、スイングリンク６５には、偏心部
２６と嵌合する互いに平行な一対のスライド面６６，６
６と、この両スライド面６６，６６に挟まれた一対の円
弧面７３，７３とを有する内周面７２が形成されている
一方、前記偏心部２６には前記スライド面６６，６６と
対応する一対のスライド面７４，７４を有する外周面７
５が形成されている。ここで、スイングリンク６５の前
記スライド面６６に対応する肉厚ｈは前記円弧面７３に
対応する肉厚ｇと同一になるよう形成されており、円弧
面７３はスイングリンク６５の外周面６８と同心円にな
るよう形成されている。この場合、液圧縮時にスイング
リンク６５が逃げる動作をする時に、２つのスライド面
６６に沿って摺動するため、スイングリンク６５の安定
した動作が保証できる。
【００４７】また、請求項９に記載の如く、図１５及び
図１６に示すように、スイングリンク６５には、偏心部
２６と嵌合する一対のスライド面６６，６６と円弧面７
３，７３とを有する内周面７２が形成されている一方、
前記偏心部２６には前記スライド面６６及び円弧面７３
と対応する一対のスライド面７４と円弧面７６とを有す
る外周面７５が形成されており、前記両円弧面７３，７
６の半径は略同一に形成されている。また、前記スライ
ド面６６に対応する肉厚ｊは前記円弧面７３に対応する
肉厚ｉより厚くなるよう形成されている。従って、スイ
ングリンク６５の内周面７２の半径を偏心部２６の半径
と同じにすることができ、図１５中にｋで示す最大応力
部の肉厚を厚くすることができる。
【００４８】また、請求項１０に記載の如く、図１７及
び図１８に示すように、スイングリンク６５には、スラ
イド面６６を含み偏心部２６と嵌合する内周面７２が形
成されており、前記スライド面６６には軸方向に沿って
給油溝７７が形成されている構成としている。
【００４９】更に、請求項１１に記載の如く、図１９及
び図２０に示すように、スイングリンク６５には、上述
のようにスライド面６６を含み偏心部２６と嵌合する内
周面７２が形成される一方、前記偏心部２６には、前記
スイングリンク６５のスライド面６６に対応する平坦な
スライド面７４が形成されており、前記偏心部２６のス
ライド面７４の付根に位置する駆動軸２０の端面７１に
は凸部７８が形成される一方、この凸部７８に対応する
前記スイングリンク６５のスライド面６６には凹部７９
が形成されている構成としている。即ち、偏心部２６の
平坦なスライド面７４の加工は、段差が残るように凸部
７８を加工し、駆動軸２０の端面７１は平面状態に保つ
ようにし、スイングリンク６５には前記凸部７８の逃げ
部となる凹部７９を形成しておくものである。この結
果、上記平坦なスライド面７４の加工に伴う駆動軸２０
の端面７１とスイングリンク６５との間の隙間からのオ
イル漏れは防止できる。
【００５０】
【発明の効果】このように構成されたスクロール圧縮機
は、請求項１の構成により、オイルの逃げ通路となる切
欠部を最も偏心量が少ない位置にすることができ、スイ
ングリンクの外周面の摺動部は常時オイルに満たされ、
かつ、遠心力の影響を受けることもなく、逆に最大荷重
方向に遠心力を利用して十分にオイルを供給でき、潤滑
特性を向上できる。
【００５１】また、請求項２の構成により、最大偏心方
向にあるスイングリンクの内周面と駆動軸の端面との間
の隙間を塞ぐことができ、スイングリンク周囲の各摺動
部を常にオイルで満たすことができる。
【００５２】また、請求項３の構成により、薄板によっ
て最大偏心方向にあるスイングリンクの内周面と駆動軸
の端面との間の隙間を確実に塞ぐことができ、スイング
リンク周囲の各摺動部を常にオイルで満たすことができ
る。
【００５３】また、請求項４及び５の構成により、スイ
ングリンクの内周面と駆動軸の端面との間の隙間で偏心
量が小さくなる方向への移動量を大きくとることができ
るため、液圧縮時の保護性能を向上することができる。
【００５４】また、請求項６及び７の構成により、スイ
ングリンクの最大応力発生箇所となるスライド面と円弧
面との隣接箇所の肉厚を厚くすることができ、スイング
リンクの強度を向上できる。
【００５５】また、請求項８の構成により、一対のスラ
イド面によって液圧縮時のスイングリンクの逃げを円滑
に行わせることができ、保護性能を向上できる。
【００５６】また、請求項９の構成により、請求項８の
効果に加えてスイングリンクの肉厚を厚くして強度を向
上することができる。
【００５７】また、請求項１０の構成により、ガスの荷
重を直接受けるスイングリンクのスライド面における給
油を確保することができる。
【００５８】更に、請求項１１の構成により、偏心部の
平坦なスライド面の加工は、段差が残るように凸部を加
工し、駆動軸の端面は平面状態に保つようにし、スイン
グリンクには前記凸部の逃げ部となる凹部を形成したの
で、上記平坦なスライド面の加工に伴う駆動軸の端面と
スイングリンクとの間の隙間からのオイル漏れは防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係わるスクロール圧縮機の実施例を
示す概略縦断側面図である。
【図２】スイングリンクの要部の平面図である。
【図３】他の実施例を示すスイングリンクの要部の平面
図である。
【図４】図３の実施例におけるスイングリンクの要部の
縦断面図である。
【図５】他の実施例を示すスイングリンクの要部の平面
図である。
【図６】図５の実施例におけるスイングリンクの要部の
縦断面図である。
【図７】他の実施例を示すスイングリンクの要部の平面
図である。
【図８】図７の実施例におけるスイングリンクの平面図
である。
【図９】他の実施例を示すスイングリンクの要部の平面
図である。
【図１０】図９の実施例におけるスイングリンクの平面
図である。
【図１１】他の実施例を示すスイングリンクの平面図で
ある。
【図１２】他の実施例を示すスイングリンクの要部の平
面図である。
【図１３】他の実施例を示すスイングリンクの要部の平
面図である。
【図１４】図１３の実施例におけるスイングリンクの平
面図である。
【図１５】他の実施例を示すスイングリンクの要部の平
面図である。
【図１６】図１５の実施例におけるスイングリンクの平
面図である。
【図１７】他の実施例を示すスイングリンクの要部の平
面図である。
【図１８】図１７の実施例におけるスイングリンクの平
面図である。
【図１９】他の実施例を示すスイングリンクの要部の平
面図である。
【図２０】図１９の実施例におけるスイングリンクの要
部の縦断面図である。
【図２１】従来例を示すスイングリンクの要部の平面図
である。
【図２２】図２１の例におけるスイングリンクの要部の
縦断面図である。
【図２３】他の従来例を示すスイングリンクの要部の平
面図である。
【図２４】図２３の例におけるスイングリンクの要部の
縦断面図である。
【符号の説明】
２ 密閉容器 １２ 電動要素 １４ スクロール圧縮要素 ２０ 駆動軸 ２６ 偏心部 ２８ 揺動スクロール ２９ 揺動スクロールの円盤状部分 ３２ 固定スクロール ３３ 固定スクロールの円盤状部分 ４０ 固定スクロールの渦巻き状のラップ ４２ 吐出ポート ４４ 揺動スクロールの渦巻き状のラップ ６５ スイングリンク ６６ スライド面 ６７ 切欠部 ６８ 外周面 ６９ 油孔 ７０ 隙間 ７１ 端面 ７２ 内周面 ７３ 薄板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】固定スクロールと、この固定スクロールに
    対して公転する揺動スクロールとを有し、前記固定スク
    ロールと揺動スクロールとのそれぞれ向かい合う円盤状
    部分に渦巻き状のラップを形成し、このラップを互いに
    噛み合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺動
    スクロールを駆動する駆動軸の偏心部に、前記圧縮室内
    のガスの荷重方向に対して前記偏心部の偏心量が大きく
    なるような所定角度を成すスライド面を有するスイング
    リンクを介在させているスクロール圧縮機において、前
    記偏心部の偏心方向に対して１８０゜反対側となるスイ
    ングリンクの外周面に切欠部を形成したことを特徴とす
    るスクロール圧縮機。
  2. 【請求項２】固定スクロールと、この固定スクロールに
    対して公転する揺動スクロールとを有し、前記固定スク
    ロールと揺動スクロールとのそれぞれ向かい合う円盤状
    部分に渦巻き状のラップを形成し、このラップを互いに
    噛み合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺動
    スクロールを駆動する駆動軸の偏心部に、前記圧縮室内
    のガスの荷重方向に対して前記偏心部の偏心量が大きく
    なるような所定角度を成すスライド面を有するスイング
    リンクを介在させているスクロール圧縮機において、前
    記スイングリンクは、前記スライド面を含み前記偏心部
    と嵌合する内周面の軌跡が、前記駆動軸の当接面より内
    側になるよう形成されていることを特徴とするスクロー
    ル圧縮機。
  3. 【請求項３】固定スクロールと、この固定スクロールに
    対して公転する揺動スクロールとを有し、前記固定スク
    ロールと揺動スクロールとのそれぞれ向かい合う円盤状
    部分に渦巻き状のラップを形成し、このラップを互いに
    噛み合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺動
    スクロールを駆動する駆動軸の偏心部に、前記圧縮室内
    のガスの荷重方向に対して前記偏心部の偏心量が大きく
    なるような所定角度を成すスライド面を有するスイング
    リンクを介在させているスクロール圧縮機において、前
    記スイングリンクの下面には、前記偏心部の断面形状と
    略同一の孔を有し、かつ、スイングリンクの外形と略同
    一形状に形成された薄板が設けられていることを特徴と
    するスクロール圧縮機。
  4. 【請求項４】固定スクロールと、この固定スクロールに
    対して公転する揺動スクロールとを有し、前記固定スク
    ロールと揺動スクロールとのそれぞれ向かい合う円盤状
    部分に渦巻き状のラップを形成し、このラップを互いに
    噛み合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺動
    スクロールを駆動する駆動軸の偏心部に、前記圧縮室内
    のガスの荷重方向に対して前記偏心部の偏心量が大きく
    なるような所定角度を成すスライド面を有するスイング
    リンクを介在させているスクロール圧縮機において、前
    記スイングリンクには、前記スライド面を含み前記偏心
    部と嵌合する内周面が形成されており、この内周面の形
    状はスイングリンクの外周形状の中心に対して非対称に
    形成されると共に、駆動軸の偏心部と前記スイングリン
    クの内周面との間の隙間は偏心方向側が広くなるよう形
    成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  5. 【請求項５】固定スクロールと、この固定スクロールに
    対して公転する揺動スクロールとを有し、前記固定スク
    ロールと揺動スクロールとのそれぞれ向かい合う円盤状
    部分に渦巻き状のラップを形成し、このラップを互いに
    噛み合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺動
    スクロールを駆動する駆動軸の偏心部に、前記圧縮室内
    のガスの荷重方向に対して前記偏心部の偏心量が大きく
    なるような所定角度を成すスライド面を有するスイング
    リンクを介在させているスクロール圧縮機において、前
    記駆動軸と偏心部との間の偏心量は、駆動軸と揺動スク
    ロールの軸受中心との間の偏心量より小さくなるよう形
    成されており、前記スイングリンクには、前記スライド
    面を含み前記偏心部と嵌合する内周面が形成されてお
    り、この内周面の形状はスイングリンクの外周形状の中
    心に対して非対称に形成されると共に、駆動軸の偏心部
    と前記スイングリンクの内周面との間の隙間は偏心方向
    側が広くなるよう形成されていることを特徴とするスク
    ロール圧縮機。
  6. 【請求項６】固定スクロールと、この固定スクロールに
    対して公転する揺動スクロールとを有し、前記固定スク
    ロールと揺動スクロールとのそれぞれ向かい合う円盤状
    部分に渦巻き状のラップを形成し、このラップを互いに
    噛み合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺動
    スクロールを駆動する駆動軸の偏心部に、前記圧縮室内
    のガスの荷重方向に対して前記偏心部の偏心量が大きく
    なるような所定角度を成すスライド面を有するスイング
    リンクを介在させているスクロール圧縮機において、前
    記スイングリンクは、前記スライド面を含み前記偏心部
    と嵌合する内周面と、切欠部を有し前記揺動スクロール
    の軸受と嵌合する外周面とを有し、前記スライド面に対
    応する肉厚は前記切欠部に対応する肉厚より厚く形成さ
    れていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  7. 【請求項７】固定スクロールと、この固定スクロールに
    対して公転する揺動スクロールとを有し、前記固定スク
    ロールと揺動スクロールとのそれぞれ向かい合う円盤状
    部分に渦巻き状のラップを形成し、このラップを互いに
    噛み合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺動
    スクロールを駆動する駆動軸の偏心部に、前記圧縮室内
    のガスの荷重方向に対して前記偏心部の偏心量が大きく
    なるような所定角度を成すスライド面を有するスイング
    リンクを介在させているスクロール圧縮機において、前
    記スイングリンクは、前記スライド面を含み前記偏心部
    と嵌合する内周面と、前記揺動スクロールの軸受と嵌合
    する外周面とを有し、前記偏心部の軸心は、駆動軸の軸
    心と揺動スクロールの軸受中心とを結ぶ直線に対してガ
    スの反荷重方向側に位置していることを特徴とするスク
    ロール圧縮機。
  8. 【請求項８】固定スクロールと、この固定スクロールに
    対して公転する揺動スクロールとを有し、前記固定スク
    ロールと揺動スクロールとのそれぞれ向かい合う円盤状
    部分に渦巻き状のラップを形成し、このラップを互いに
    噛み合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺動
    スクロールを駆動する駆動軸の偏心部に、前記圧縮室内
    のガスの荷重方向に対して前記偏心部の偏心量が大きく
    なるような所定角度を成すスライド面を有するスイング
    リンクを介在させているスクロール圧縮機において、前
    記スイングリンクには、前記偏心部と嵌合する一対のス
    ライド面を有する内周面が形成されている一方、前記偏
    心部には前記スライド面と対応する一対のスライド面を
    有する外周面が形成されていることを特徴とするスクロ
    ール圧縮機。
  9. 【請求項９】固定スクロールと、この固定スクロールに
    対して公転する揺動スクロールとを有し、前記固定スク
    ロールと揺動スクロールとのそれぞれ向かい合う円盤状
    部分に渦巻き状のラップを形成し、このラップを互いに
    噛み合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺動
    スクロールを駆動する駆動軸の偏心部に、前記圧縮室内
    のガスの荷重方向に対して前記偏心部の偏心量が大きく
    なるような所定角度を成すスライド面を有するスイング
    リンクを介在させているスクロール圧縮機において、前
    記スイングリンクには、前記偏心部と嵌合する一対のス
    ライド面と円弧面とを有する内周面が形成されている一
    方、前記偏心部には前記スライド面及び円弧面と対応す
    る一対のスライド面と円弧面とを有する外周面が形成さ
    れており、前記両円弧面の半径は略同一であることを特
    徴とするスクロール圧縮機。
  10. 【請求項１０】固定スクロールと、この固定スクロール
    に対して公転する揺動スクロールとを有し、前記固定ス
    クロールと揺動スクロールとのそれぞれ向かい合う円盤
    状部分に渦巻き状のラップを形成し、このラップを互い
    に噛み合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺
    動スクロールを駆動する駆動軸の偏心部に、前記圧縮室
    内のガスの荷重方向に対して前記偏心部の偏心量が大き
    くなるような所定角度を成すスライド面を有するスイン
    グリンクを介在させているスクロール圧縮機において、
    前記スイングリンクには、前記スライド面を含み前記偏
    心部と嵌合する内周面が形成されており、前記スライド
    面には軸方向に沿って溝が形成されていることを特徴と
    するスクロール圧縮機。
  11. 【請求項１１】固定スクロールと、この固定スクロール
    に対して公転する揺動スクロールとを有し、前記固定ス
    クロールと揺動スクロールとのそれぞれ向かい合う円盤
    状部分に渦巻き状のラップを形成し、このラップを互い
    に噛み合わせて複数の圧縮室を形成すると共に、前記揺
    動スクロールを駆動する駆動軸の偏心部に、前記圧縮室
    内のガスの荷重方向に対して前記偏心部の偏心量が大き
    くなるような所定角度を成すスライド面を有するスイン
    グリンクを介在させているスクロール圧縮機において、
    前記スイングリンクには、前記スライド面を含み前記偏
    心部と嵌合する内周面が形成される一方、前記偏心部に
    は、前記スイングリンクのスライド面に対応するスライ
    ド面が形成されており、前記偏心部のスライド面の付根
    に位置する駆動軸の端面には凸部が形成される一方、こ
    の凸部に対応する前記スイングリンクのスライド面には
    凹部が形成されていることを特徴とするスクロール圧縮
    機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1015092A5 (fr) * 2001-09-06 2004-10-05 Scroll Tech Compresseur a volutes avec lubrification dirigee sur les surfaces des plats d'entrainement.
CN104131974A (zh) * 2013-10-25 2014-11-05 柳州易舟汽车空调有限公司 涡旋压缩机
CN106593873A (zh) * 2016-11-28 2017-04-26 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 偏心调节机构及具有其的压缩机
CN109185133A (zh) * 2018-11-07 2019-01-11 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 泵体及具有其的压缩机

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