JPH11299659A - 揚物器 - Google Patents

揚物器

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JPH11299659A
JPH11299659A JP10115250A JP11525098A JPH11299659A JP H11299659 A JPH11299659 A JP H11299659A JP 10115250 A JP10115250 A JP 10115250A JP 11525098 A JP11525098 A JP 11525098A JP H11299659 A JPH11299659 A JP H11299659A
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JP
Japan
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heating
oil layer
water
oil
heating pipe
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JP10115250A
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Ryoichi Saito
亮一 齊藤
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J37/00Baking; Roasting; Grilling; Frying
    • A47J37/12Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips
    • A47J37/1266Control devices, e.g. to control temperature, level or quality of the frying liquid
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J37/00Baking; Roasting; Grilling; Frying
    • A47J37/12Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips
    • A47J37/1242Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips heated with burners
    • A47J37/1247Details of the burners; Details of the channels for guiding the combustion gases

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Frying-Pans Or Fryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】油層の酸化促進を抑制出来るとともに揚げ滓や
炭化物による油層の劣化や油煙の発生を防止出来、また
揚物の量に応じて水抜きを行うタイミングを熟知してい
ない者であっても容易に安全に使用出来る揚物器を提供
することである。 【解決手段】この発明に従った揚物器は、水と油が入れ
られてこれら相互の比重差により水層WLの上に油層O
Lが形成される揚物槽10と、揚物槽中に設けられて油
層を加熱する加熱管14と、揚物槽中で加熱管の下方に
設けられて加熱管の下方の油層の部分を冷却する冷却管
16と、揚物槽中で加熱管の下方の所定の位置への油層
と水層の界面の到達を検知する水位検知手段40と、水
位検知手段に接続され水位検知手段による上記界面の検
知により加熱管による油層の加熱を停止させる油層加熱
制御手段と、を備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は揚物器に関係して
おり、より詳細には、水と油が入れられてこれら相互の
比重差により水層の上に油層が形成される揚物槽と、揚
物槽中に設けられて油層を加熱する加熱管と、揚物槽中
で加熱管の下方に設けられて加熱管の下方の油層の部分
を冷却する冷却管と、を備えた揚物器に関係している。
【0002】
【従来の技術】上述した如き種類の揚物器は例えば特公
昭55−40249号公報から広く知られている。上述
した如き種類の従来の揚物器においては、揚物槽中に水
と油が入れられてこれらが作る水層と油層との界面が冷
却管の僅かに下方に位置される。そして加熱管中に燃焼
ガスで加熱された加熱空気及び燃焼ガスが加熱流体とし
て通過されることにより揚物槽中の油層が加熱され、冷
却管中に外気が冷却流体として通過されることにより加
熱管の下方の油層の部分が冷却されて油層の全体の温度
上昇による油層の酸化促進が抑制されるとともに揚物槽
中の水層の温度が上昇するのが防止されて加熱された油
層の部分から沈殿して来た揚げ滓や炭化物を水層中に沈
殿させて油層への浮き上がりを防止し揚げ滓や炭化物に
よる油層の劣化や炭化物による油煙の発生が防止され
る。この為に油の濾過作業が不要となり、また油の交換
サイクルが延びて廃油の量が少なくなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した如き種類の従
来の揚物器においては、揚物の量が増えるにつれて揚物
から生じ水層中に沈殿した揚げ滓や炭化物の量も増え、
この結果として水層と油層との界面も上昇する。上記界
面が加熱管に接近すると水層の温度が上昇し、上記界面
に水蒸気爆発が生じ、さらには加熱された油の飛散を生
じさせる危険性が高まる。この危険を回避する為に、揚
物器の使用者は揚物槽の下端に設置されている水抜き弁
から揚物の量に応じて水抜きを行い水とともに揚げ滓や
炭化物を排出させなければならない。故に揚物器の使用
者は揚物の量に応じて水抜きを行うタイミングを熟知し
ていることが要求される。
【0004】この発明は上記事情に基づいてなされ、こ
の発明の目的は、油層の酸化促進を抑制出来るとともに
揚げ滓や炭化物による油層の劣化や油煙の発生を防止出
来、さらには揚物の量に応じて水抜きを行うタイミング
を熟知していない者であっても容易に安全に使用出来る
揚物器を提供することである。
【0005】
【課題を解決する手段】上述したこの発明の目的を達成
する為に、この発明に従った揚物器は:水と油が入れら
れてこれら相互の比重差により水層の上に油層が形成さ
れる揚物槽と;揚物槽中に設けられて油層を加熱する加
熱管と;揚物槽中で加熱管の下方に設けられて加熱管の
下方の油層の部分を冷却する冷却管と;揚物槽中で加熱
管の下方の所定の位置への水層と油層の界面の到達を検
知する水位検知手段と;水位検知手段に接続され水位検
知手段による上記界面の検知により加熱管による油層の
加熱を停止させる油層加熱制御手段と;を備えたことを
特徴としている。
【0006】このように構成されたことを特徴としたこ
の発明に従った揚物器においては、上述した従来の揚物
器と同様に、冷却管により加熱管の下方の油層の部分が
冷却されて油層の全体の温度上昇による油層の酸化促進
が抑制されるとともに揚物槽中の水層の温度が上昇する
のが防止されて加熱された油層の部分から沈殿して来た
揚げ滓や炭化物を水層中に沈殿させて油層への浮き上が
りを防止し揚げ滓や炭化物よる油層の劣化や炭化物によ
る油煙の発生が防止される。上述したこの発明に従った
揚物器においてはさらに、揚物の量が増えて揚げ物から
生じ水層中に沈殿した揚げ滓や炭化物の量が増えること
により水層と油層との界面が上昇し揚物槽中で加熱管の
下方の所定の位置に上記界面が到達したことが水位検知
手段により検知されると、水位検知手段に接続された油
層加熱制御手段が加熱管による油層の加熱を停止させ
る。この為に、揚物の量に応じて水抜きを行うタイミン
グを熟知していない者であっても、水層中に水蒸気爆発
が生じ、加熱された油の飛散を生じさせる危険性を確実
に回避出来て揚物器を容易に安全に使用することが出来
る。
【0007】上述した如く構成されたことを特徴とした
この発明に従った揚物器においては、上記水位検知手段
は揚物槽中で上記所定の位置の下方のもう1つの所定の
位置への上記界面の到達をさらに検知し、上記油層加熱
制御手段が上記水位検知手段による上記所定の位置への
上記界面の到達の検知の後の上記もう1つの所定の位置
への上記界面の到達の検知により加熱管による油層の加
熱を再開させる、ことが好ましい。
【0008】このような構成であれば、上記界面に水蒸
気爆発が生じ、加熱された油の飛散を生じさせる危険性
を確実に回避する為に揚物槽中で加熱管の下方の所定の
位置まで上記界面が到達したことを上記水位検知手段が
検知して上記油層加熱制御手段に加熱管による油層の加
熱を停止させた後に、揚物器の使用者が例えば揚物槽の
下端に設置した水抜き弁から水抜きを行い水とともに揚
げ滓や炭化物を排出させて上記界面を加熱管の下方の所
定の位置から下方に遠ざけることにより上記危険性を遠
ざけた時に、上記水位検知手段が上記もう1つの所定の
位置への上記界面の到達を検知して上記油層加熱制御手
段に加熱管による油層の加熱を再開させる。この為、揚
物器の使用者が揚物器に熟練していなくとも油層の加熱
の中断時間を出来る限り少なく出来、ひいては油層の再
加熱に要する時間を出来る限り少なく出来、最終的には
この発明の揚物器の利用効率や熱効率を向上出来る。
【0009】上述した如く構成されたことを特徴とした
この発明に従った揚物器においてはまた、上記油層加熱
制御手段が上記所定の位置への上記界面の到達を上記水
位検知手段が検知したことにより警報を発する警報手段
を備えていることが好ましい。この警報手段は、例えば
ブザーやベルの如き音を利用した警報手段であっても良
いし、例えばランプの如き光を利用した警報手段であっ
ても良いし、これら音と光の両者を利用した警報手段で
あっても良い。
【0010】このような構成であれば、上記界面に水蒸
気爆発が生じ加熱された油の飛散を生じさせる危険性を
確実に回避する為に揚物槽中で加熱管の下方の所定の位
置まで上記界面が到達したことを上記水位検知手段が検
知して上記油層加熱制御手段が加熱管による油層の加熱
を停止したことを揚物器の使用者は直ちに知ることが出
来る。この為、その後に揚物器の使用者が例えば揚物槽
の下端に設置した水抜き弁から水抜きを行い水とともに
揚げ滓や炭化物を排出させて上記界面を加熱管の下方の
所定の位置から下方に遠ざけることにより上記危険性を
遠ざけ、加熱管による油層の加熱を再開させるまでに要
する時間を短く出来る。このことによっても油層の加熱
の中断時間を出来る限り少なく出来、ひいては油層の再
加熱に要する時間を出来る限り少なくすることが出来、
最終的にはこの発明の揚物器の利用効率や熱効率をさら
に向上出来る。
【0011】上記水位検知手段が揚物槽中で上記所定の
位置の下方のもう1つの所定の位置への上記界面の到達
をさらに検知し、上記油層加熱制御手段が上記水位検知
手段による上記所定の位置への上記界面の到達の検知の
後の上記もう1つの所定の位置への上記界面の到達の検
知により加熱管による油層の加熱を再開させたことによ
り警報を発するもう1つの警報手段を上記油層加熱制御
手段が備えていることが好ましい。これによって、揚物
器の使用者が過剰に水抜きを行ってしまうことが効果的
に防止出来る。
【0012】上述した如く構成されたことを特徴とした
この発明に従った揚物器においてはまた、上記揚物槽中
に水のみが入れられている間に、上記油層加熱制御手段
が上記水位検知手段による上記界面の検知とは無関係に
加熱管による水の加熱を選択的に許容する、ことが出来
ることが好ましい。
【0013】このような構成であれば、揚物槽を揚物槽
に入れられた水を沸騰させることにより煮沸滅菌するこ
とが出来る。上述した如く構成されたことを特徴とした
この発明に従った揚物器においてはまた、上記加熱管の
出口と上記冷却管の出口とが相互に連通されていて、上
記加熱管の出口から放出される加熱流体により上記冷却
管の出口から放出される冷却流体が吸い出される、こと
が好ましい。
【0014】このような構成であれば、上記冷却管の機
能を向上出来、ひいては油層及び水層の夫々の機能をよ
り良く果たすことを可能にする。上述した如く構成され
たことを特徴としたこの発明に従った揚物器においては
また、上記加熱管中に設けられ上記加熱管中における加
熱流体の滞留時間を延長させる加熱流体滞留時間延長手
段をさらに備えている、ことが好ましい。
【0015】このような構成であれば、上記加熱管の機
能を向上させることが出来、ひいてはこの発明に従った
揚物器における熱効率の向上、さらにはこの発明に従っ
た揚物器の運転コストの削減を実現出来る。
【0016】なお上記冷却管や加熱管の夫々の機能を向
上させる為には、上記冷却管や加熱管の夫々の断面を円
形状以外にも楕円形状を含む種々の形状とすることが出
来る。上記加熱流体滞留時間延長手段は、上記加熱管中
に設けられ上記加熱管の断面よりも小さな断面を有して
いて上記加熱管中を通過する加熱流体に抵抗する少なく
と1枚のじゃま部材を備えていることが出来る。上記加
熱流体滞留時間延長手段は、上記加熱管中に上記加熱管
の下端部に沿って延出する下方延出空間を分画する隔壁
と、隔壁の外表面に設けられて上記加熱管中で隔壁の外
表面の外側を通過する加熱流体に抵抗する少なくと1個
のじゃま部材と、を備えることが出来る。このような構
成は、上記加熱管が、上記加熱管の入口で燃焼される例
えば石油やガスの如き燃料により加熱されたにより加熱
される場合には、上記下方延出空間中を加熱空気および
燃焼気体が速やかに通過して上記加熱管の入口における
燃焼の効率を向上させるとともに上記加熱管中で隔壁の
外表面の外側を通過する加熱空気および燃焼気体が上記
加熱管中で隔壁の外表面の外側を通過する時間を延長さ
せて上記加熱管の熱効率を高める。隔壁の外表面に複数
枚のじゃま部材が設けられる場合は、隔壁の外表面から
の複数枚のじゃま部材の夫々の突出高さは同じでなくて
も良い。以下、この発明の一実施の形態及び変形例を添
付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
【発明の実施の形態】まず最初は、図1を参照しながら
この発明の一実施の形態に従った揚物器の構成について
詳細に説明する。なお図1の(A)は上記一実施の形態
に従った揚物器の概略的な縦断面図であり;図1の
(B)は図1の(A)の揚物器において操作板及びガス
バーナの燃焼部を省略して概略的に示す正面図であり;
図1の(C)は図1の(A)の揚物器の操作板のみを概
略的に示す正面図であり;そして図1の(D)は図1の
(A)の揚物器の加熱管の出口に設置された加熱流体滞
留時間延長手段を拡大して概略的に示す正面図である。
【0018】図1の(A)及び(B)に示す如く、この
発明の一実施の形態に従った揚物器は上方に開口された
揚物槽10を備えており、揚物槽10は支持枠12によ
り支持されている。揚物槽10には揚物槽10の上下方
向の中間部のやや上方において揚物槽10の前壁から後
壁まで水密に貫通した加熱管14が略水平に設置されて
いるとともに、上記中間部のやや下方において揚物槽1
0の前壁から後壁まで水密に貫通した冷却管16が略水
平に設置されている。加熱管14及び冷却管16の夫々
の本数は例えば揚物槽10の容量、即ち揚物油の使用
量、や揚物油の使用温度に応じて自由に設定することが
出来るが、この実施の形態では、図1の(B)から明ら
かなように、加熱管14は3本、冷却管16は2本であ
る。また、加熱管14及び冷却管16の夫々の断面も同
じ理由で自由に設定することが出来るが、図1の(B)
から明らかなように、この実施の形態では、加熱管14
は上下方向に長い楕円形であり、また冷却管16は円形
である。
【0019】揚物槽10中には揚物用の油と水の夫々が
所定量入れられていて、油と水はこれら相互の比重差に
より揚物槽10中の下方に水層WLを水層WLの上に油
層OLを形成する。この実施例において揚物槽10中に
入れられる油と水の夫々の所定量は、水層WLと油層O
Lとの間の界面が冷却管16の下方の所定の水準SIF
に配置されるように設定されている。
【0020】揚物槽10の底壁は、図1の(B)から明
らかなように、浅いV字形状をしていて、また図1の
(A)から明らかなように、後壁から前壁に向かうにつ
れて下方に傾斜している。揚物槽10の前壁の下端部に
は水抜き弁18aを伴った水抜き管18が接続されてお
り、上記前壁において冷却管16と略同じ水準には油抜
き弁20aを伴った油抜き管20が接続されており、さ
らに上記前壁において上記界面の所定の水準SIFと略
同じ水準には覗き窓22が設けられている。
【0021】上記前壁において3本の加熱管14の夫々
の入口開口に対面した位置には加熱手段としてのガスバ
ーナ24の燃焼部24aが配置されていて、3本のガス
バーナ24の夫々はガス管25により遠隔制御式開閉弁
(例えば電磁開閉弁)26及び手動式元栓28を介して
図示しないガス供給源に接続されている。3本のガスバ
ーナ24の夫々の燃焼部24aには図示しない着火手段
(例えばパイロットバーナー)が設置されている。
【0022】3本の加熱管14の夫々には、加熱管14
の上記入口開口の加熱手段としてのガスバーナ24の燃
焼部24aにより加熱された加熱流体としての加熱空気
や同じく加熱流体としての燃焼ガスが加熱管14中に滞
留する時間を延長させて加熱管14における熱効率を高
める為の加熱流体滞留時間延長手段30が設置されてい
る。この実施の形態において加熱流体滞留時間延長手段
30は、図1の(D)に拡大されて良く示されている如
く加熱管14の夫々の内周面において揚物槽10の後壁
に開口した出口開口の近傍に支持された支持柱32に固
定された1個の板状のじゃま部材34を含んでいる。じ
ゃま部材34の断面積は加熱管14の夫々の断面積より
も小さい。じゃま部材34の形状や断面積や個数は、加
熱手段の効率、即ちガスバーナ24の燃焼部24aにお
ける燃焼効率、や、加熱管14における熱効率、即ち加
熱流体による加熱管14に対する加熱効率、が全体とし
て高まるよういかなる形状や寸法や個数にも形成するこ
とが出来、その形状は2次元形状に止まらず3次元形状
であっても良い。
【0023】加熱管14の夫々の出口開口は揚物槽10
の後壁を覆い上方に向かい延出した排気導管36に接続
されており、この実施の形態において排気導管36は2
本の冷却管16の夫々の出口開口にも接続されている。
そして、排気導管36において加熱管14の夫々の出口
開口と冷却管16の夫々の出口開口は、排気導管36に
おいて加熱管14の夫々の出口開口と冷却管16の夫々
の出口開口との間を加熱管14の夫々の出口開口の少し
上方まで延出している加熱流体/冷却流体・出口隔壁3
8により隔離されている。この為、排気導管36におい
て加熱管14の夫々の出口開口と冷却管16の夫々の出
口開口とは加熱流体/冷却流体・出口隔壁38の末端よ
りも下流側で相互に連通されている揚物槽10の前壁に
おいてはさらに、加熱管14の下方の所定の位置、この
実施の形態においては冷却管16の下端と略同じ水準A
IF、に第1の水位検知器40が設置されているととと
もに、第1の水位検知器40のさらに下方の所定の位
置、この実施の形態においては油層OLと水層WLとの
間の界面の前述した所定の水準SIFと略同じ水準、に
第2の水位検知器42が設置されている。そして第1の
水位検知器40と第2の水位検知器42とが揚物槽10
中における上記界面の水準、即ち水位、を検知する水位
検知手段に含まれている。なお水位検知手段の構成は、
本願の発明において水位検知手段に求められている機能
を果たすものであればいかなる構成の水位検知手段であ
っても使用することが出来ることはいうまでもない。
【0024】揚物槽10の前壁においてはまたさらに、
加熱管14の上方の所定の位置、この実施の形態におい
ては揚物に最も使用される揚物槽10中の油層OLの上
方部位に対応する位置、には、揚物槽10中の温度を検
知する公知の温度検知器44が設置されている。
【0025】支持枠12の前部の上方部位は操作パネル
12aにより覆われており、図1の(C)に良く示され
ている如く、操作パネル12aの表面には光を利用した
警報手段としての種々の警報ランプ46,48や主電源
スイッチ50や後述するメルトサイクル動作の為のメル
トサイクル設定スイッチ52や揚物に最も使用される揚
物槽10中の油層OLの上方部位の温度を所望の温度に
設定する為の温度設定ダイヤル54が配置されている。
なおこの実施の態様では、上記所望の温度の範囲は0℃
乃至220℃である。操作パネル12aの裏側には音を
利用した警報手段としての警報ブザー55を含む種々の
電気や電子部品が格納された制御箱56が配置されてい
る。また支持枠12の内表面で前方開口近傍部位には、
揚物槽10の機能を後述するフライ機能と機能停止と煮
沸機能とに切り替える為の機能切り替えスイッチ58が
配置されている。
【0026】次には、図1に示されたこの発明の一実施
の形態に従った揚物器において油層の加熱を制御する油
層加熱制御手段としての概略的な電気回路ECを示して
いる図2を図1とともに参照しながらこの発明の一実施
の形態に従った揚物器の動作について詳細に説明する。
【0027】図1の揚物器で揚物作業を行う場合、まず
最初は、揚物槽10中に揚物用油と水とを夫々の所定量
入れ、ガスの為の手動式元栓28を開放し、機能切り替
えスイッチ58をフライ機能設定位置Fに設定し、温度
設定ダイヤル54で制御箱56中のサーモスタット54
aに所望の温度を設定し、主電源スイッチ50をオンに
し、3本のガスバーナ24の夫々の燃焼部24aの為の
図示しない着火手段(例えばパイロットバーナー)に点
火する。
【0028】この状態では、揚物槽10中の油層OLと
水層WLとの界面は図1に示す所定の水準SIFに位置
し、覗き窓22から上記界面を見ることが出来、さらに
は下方の第2の水位検知器42が上記界面を検知し、図
2の電気回路中で第1及び第2の水位検知器40,42
及び機能切り替えスイッチ58に連動している第1及び
第2の水位リレースイッチ60,62が通常位置Nに設
定されている。また、メルトサイクル設定スイッチ52
はオフ位置に配置されている。
【0029】これらの結果として、遠隔制御式開閉弁2
6が開放されて3本のガスバーナ24の夫々の燃焼部2
4aの図示しない着火手段(例えばパイロットバーナ
ー)により3本のガスバーナ24の夫々の燃焼部24a
が着火される。また揚物器の動作に異常がないことを示
す例えば緑色の警報ランプ46が点灯する。遠隔制御式
開閉弁26は揚物槽10の上部の温度検知器44が上述
した所望の温度を検知するまで3本のガスバーナ24の
夫々の燃焼部24aにガスを供給して3本のガスバーナ
24の夫々の燃焼部24aにおけるガスの燃焼を行わ
せ、上述した所望の温度が検知された時には上述したガ
スの供給を停止して3本のガスバーナ24の夫々の燃焼
部24aにおけるガスの燃焼を停止させ、上述した所望
の温度よりも低い所定の範囲の温度の下限を温度検知器
44が検知したら再び上述した所望の温度を検知するま
で上述した如くガスを供給して3本のガスバーナ24の
夫々の燃焼部24aにおけるガスの燃焼を行わせる。
【0030】なおこの実施の形態において図2の電気回
路には油層OLの過剰な温度上昇を防止する為のハイリ
ミットスイッチ64も組み込まれていて、この実施の形
態ではハイリミットスイッチ64の動作開始温度は25
0℃に設定されており、ハイリミットスイッチ64が動
作すると遠隔制御式開閉弁26による3本のガスバーナ
24の夫々の燃焼部24aに対するガスの供給が停止さ
れる。また、図2の電気回路には3本のガスバーナ24
の夫々の燃焼部24aの図示しない着火手段(例えばパ
イロットバーナー)の立ち消えにより図示しない着火手
段(例えばパイロットバーナー)や3本のガスバーナ2
4の夫々の燃焼部24aに対するガスの供給を遠隔制御
式開閉弁26に停止させる為の着火手段動作確認手段、
例えば熱電対やバイメタルを利用した開閉スイッチ、6
5も設けられている。
【0031】3本のガスバーナ24の燃焼部24aによ
り加熱された空気や燃焼ガスは3本の加熱管14中に流
入し、油層OLにおいて揚物に最も利用される加熱管1
4の上方の部分を加熱する。この際に加熱空気や燃焼ガ
スは加熱流体滞留時間延長手段30のじゃま板34によ
り3本の加熱管14中で渦を巻き3本の加熱管14中に
おける滞留時間が延長されて加熱管14を加熱する効
率、即ち熱効率、が向上される。3本の加熱管14から
排気導管36に排出された加熱空気や燃焼ガスを含む加
熱流体は加熱流体/冷却流体・出口隔壁38の末端で冷
却管16に通じる非加熱空気、この実施の形態における
冷却流体、に混ざり非加熱空気とともに排気導管36の
上端の出口から外部に排出される。この結果として、冷
却管16に流入する非加熱空気の流れが促進され、ひい
ては非加熱空気による冷却管16の冷却効率が向上され
る。冷却管16は油層OLにおいて冷却管16の周囲の
油の温度上昇を抑制するとともに油層OLの下に位置す
る水層WLの温度上昇を抑制する。この結果、油層OL
と水層WLとの界面に水蒸気爆発が生じて、油層OLの
油を揚物槽10の上部開口から外部にはじき飛ばすこと
が効果的に防止される。また温度上昇が抑制された冷却
管16の周囲の油は油層OLの全体の温度の平均を抑制
させて油層OLの酸化を抑制させ、また油層OLにおい
て加熱管14の上方の部分で行われた揚物から生じた揚
げ滓や炭化物を水層WL中に沈殿させて油層OLの劣化
や炭化物による油煙の発生を低下させ、ひいては油層O
Lの長寿命化や揚げ滓や炭化物の取り除き作業の不要に
よる揚物作業の効率化や油煙による揚物作業環境の劣化
の防止を達成する。
【0032】揚げ物の量の増加に伴い水層WLに沈殿し
た揚滓や炭化物の量が増加して油層OLと水層WLとの
界面が上昇し、加熱管14に水層WLが接近して上記界
面に水蒸気爆発が生じる危険性が高まると、上方の第1
の水位検知器40が冷却管16の下端と略同じ水準AI
Fまで上昇した上記界面を検知し、第1及び第2の水位
検知器40,42に連動している第1及び第2の水位リ
レースイッチ60,62が通常位置Nから非通常位置A
に切り替わる。第1の水位リレースイッチ60が非通常
位置Aに切り替わると緑色の警報ランプ46が消灯さ
れ、第2の水位リレースイッチ62が非通常位置Aに切
り替わると揚物器の異常を警報する為に赤色の警報ラン
プ48を点灯させるとともに警報ブザ−55を動作させ
る。非通常位置Aに切り替えられた第2の水位リレース
イッチ62はさらに、遠隔制御式開閉弁26による3本
のガスバーナ24の夫々の燃焼部24aに対するガスの
供給を停止させる。
【0033】この後に水抜き弁18aを開放して揚物槽
10の底から沈殿した揚げ滓や炭化物を水とともに排出
させて上記界面を低下させ、下方の第2の水位検知器4
2が再度上記界面を検知すると、第1及び第2の水位検
知器40,42に連動している第1及び第2の水位リレ
ースイッチ60,62が非通常位置Aから通常位置Nに
切り替わる。この結果として、揚物器の異常を警報する
為の赤色の警報ランプ48が消灯させられるとともに警
報ブザ−55の動作が停止され、代わりに揚物器の動作
に異常がないことを知らせる緑色の警報ランプ46が点
灯される。通常位置Nに切り替えられた第2の水位リレ
ースイッチ62はさらに、遠隔制御式開閉弁26による
3本のガスバーナ24の夫々の燃焼部24aに対するガ
スの供給を再開させ、3本のガスバーナ24の夫々の燃
焼部24aは前述した図示しない着火手段により再点火
される。そして、油層PLの上部の温度が温度設定ダイ
ヤル54で設定されている所望の温度に到達したことが
温度検知器44により検知されるまで遠隔制御式開閉弁
26は3本のガスバーナ24の夫々の燃焼部24aにガ
スを供給して3本のガスバーナ24の夫々の燃焼部24
aにおけるガスの燃焼を行わせ、上述した所望の温度が
検知された時には上述したガスの供給を停止して3本の
ガスバーナ24の夫々の燃焼部24aにおけるガスの燃
焼を停止させ、上述した所望の温度よりも低い所定の範
囲の温度の下限を温度検知器44が検知したら再び上述
した所望の温度を検知するまで上述した如くガスを供給
して3本のガスバーナ24の夫々の燃焼部24aにおけ
るガスの燃焼を行わせる。
【0034】この実施の形態に従った揚物器は、上述し
たフライ機能の他に煮沸機能を果たすことが出来る。煮
沸機能の為には主電源スイッチ50をオフにした後に、
揚物槽10から油抜き弁20a及び水抜き弁18aを介
して油と水を抜き取り、代わりに水のみで揚物槽10を
満たす。次に、機能切り替えスイッチ58を煮沸機能設
定位置Bに切り替える。すると第1及び第2の水位検知
器40,42及び機能切り替えスイッチ58に連動して
いる第1及び第2の水位リレースイッチ60,62が通
常位置Nに保持されたままの状態で回路中の電流が第2
の水位リレースイッチ62を迂回して煮沸用ハイリミッ
トスイッチ66a,66bを流れるようになり、揚物槽
10中の水を沸騰させて揚物槽10を煮沸消毒すること
が出来る。煮沸用ハイリミットスイッチ66a,66b
の夫々は水の通常の沸騰温度である100℃よりも僅か
に高い温度、例えば105℃、でオフになるよう設定さ
れている。このような煮沸作業による揚物槽10の滅菌
は例えば米国において所定の期間毎に行うことが義務付
けられている。
【0035】この実施の形態に従った揚物器は、上述し
たフライ機能や煮沸機能の他にメルトサイクル動作を行
うことが出来る。メルトサイクル動作は揚物用の油とし
て例えば固体のラードの如き固体の油を使用する場合に
便利である。メルトサイクル動作は固体の油を使用して
揚物作業を行う前に実行される。メルトサイクル動作を
行う時には、まず最初は、揚物槽10中に水のみを所定
量入れ、加熱管14の上に固体の油を載置し、ガスの為
の手動式元栓28を開放し、機能切り替えスイッチ58
をフライ機能設定位置Fに切り替え、温度設定ダイヤル
54で制御箱56中のサーモスタット54aに所望の温
度を設定し、主電源スイッチ50をオンにするとともに
メルトサイクル設定スイッチ52もオンにし、3本のガ
スバーナ24の夫々の燃焼部24aの為の図示しない着
火手段(例えばパイロットバーナー)に点火する。
【0036】すると操作板12aの制御箱56中のメル
トサイクル回路68中のタイマー68aが動作を開始し
て所定の時間、例えば15秒、毎にメルトサイクル・オ
ン/オフスイッチ68bを動作させる。この結果、遠隔
制御式開閉弁26による3本のガスバーナ24の燃焼部
24aへのガス供給が上述した所定の時間毎にオン/オ
フされてガスバーナ24の燃焼部24aにおけるガスの
燃焼が上述した所定の時間毎にオン/オフされ、加熱管
14上に載置された固体の油を過剰な熱により酸化させ
ずに液化出来る。
【0037】例えば固体のラードの如き固体の油から揚
物槽10中に所定量の例えば液体のラードの如き液体の
油を作成した後、メルトサイクル設定スイッチ52はオ
フにされる。この後この揚物器は、前述したフライ機能
を果たす。
【0038】次には、図3を参照して加熱流体滞留時間
延長手段の変形例を説明する。なお図3の(A)は上記
変形例に従った加熱流体滞留時間延長手段30´が設置
された加熱管14の概略的な縦断面図であり、図3の
(B)は図3の(A)の加熱流体滞留時間延長手段30
´が設置された加熱管14の概略的な横断面図であり、
図3の(C)は上記変形例に従った加熱流体滞留時間延
長手段30´が設置された加熱管14´の変形例の概略
的な横断面図である。
【0039】図3の(A)及び(B)に示す如く、上記
変形例に従った加熱流体滞留時間延長手段30´は、加
熱管14の内周面の下端部に沿い加熱管14の長手方向
に延出した隔壁70と、隔壁70の外表面に設けられた
少なくとも1個のじゃま部材72と、を含んでいる。こ
の変形例の隔壁70は角張った略逆U字形状の横断面を
有していて、その平坦な底壁の外表面に複数の板形状の
じゃま部材72が上記長手方向において相互に離間して
固定されている。じゃま部材72の形状や寸法や個数は
図1に示されている一実施の形態に従った加熱流体滞留
時間延長手段30のじゃま部材34の前述した場合と同
様にして任意に設定することが出来る。さらに、隔壁7
0からの複数の板形状のじゃま部材72の夫々の突出高
さも前述した場合と同様にして任意に設定することが出
来る。なおこの変形例では、加熱管14の入口開口で3
本のガスバーナ24の夫々の燃焼部24aにより加熱さ
れた空気及び燃焼ガスを含む加熱流体は、加熱管14の
内周面の下端部に沿い隔壁70により区画された下方延
出空間中では加熱管14の出口開口に向かい速やかに流
れることが出来て3本のガスバーナ24の夫々の燃焼部
24aに外部空間から燃焼の為の新鮮な空気が速やかに
吸引されることを可能にして、3本のガスバーナ24の
夫々の燃焼部24aの燃焼効率を向上させることが出
来、さらには加熱管14の入口開口から加熱管14中で
隔壁70の外側に流入した上記加熱流体はじゃま部材7
2に抵抗されて渦を巻き加熱管14中に滞留する時間が
延長される。これらの結果として、この変形例の加熱流
体滞留時間延長手段30´を備えた加熱管14の熱効率
はさらに向上される。
【0040】図3の(C)の上記変形例に従った加熱流
体滞留時間延長手段30´が設置された加熱管14´の
変形例は、断面が円形状をしている。円形状断面の加熱
管14´にも加熱流体滞留時間延長手段30´に代わり
図1に示された一実施の形態の加熱流体滞留時間延長手
段30を設置することが出来る。円形状断面の加熱管1
4´は前述した楕円形状の加熱管14の比べ油層OLと
の接触面積が小さく油層OLに対する伝熱効率が落ちる
が、製造が容易であるので、小容量の揚物槽を備えた小
型の揚物器に使用するのに適している。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明に従った揚
物器によれば、油層の酸化促進を抑制出来るとともに揚
げ滓や炭化物による油層の劣化や油煙の発生を防止出
来、さらには揚物の量に応じて水抜きを行うタイミング
を熟知していない者であっても容易に安全に使用出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施の形態に従った揚物
器の概略的な縦断面図であり;(B)は(A)の揚物器
において操作板及びガスバーナの燃焼部を省略して概略
的に示す正面図であり;(C)は(A)の揚物器の操作
板のみを概略的に示す正面図であり;そして(D)は
(A)の揚物器の加熱管の出口に設置された加熱流体滞
留時間延長手段を拡大して概略的に示す正面図である。
【図2】図1に示されたこの発明の一実施の形態に従っ
た揚物器において油層の加熱を制御する油層加熱制御手
段としての電気回路を概略的に示す回路図である。
【図3】(A)は変形例に従った加熱流体滞留時間延長
手段が設置されたこの発明の一実施の形態に従った揚物
器の加熱管の概略的な縦断面図であり、(B)は図3の
(A)の加熱流体滞留時間延長手段が設置された上記加
熱管の概略的な横断面図であり、(C)は上記変形例に
従った加熱流体滞留時間延長手段が設置された加熱管の
変形例の概略的な横断面図である。
【符号の説明】
EC 電気回路(油層加熱制御手段) OL 油層 WL 水層 10 揚物槽 14 加熱管 16 冷却管 30,30´ 加熱流体滞留時間延長手段 34 じゃま部材 36 排気導管 40 第1の水位検知器(水位検知手段) 42 第2の水位検知器(水位検知手段) 46,48 警報ランプ(警報手段) 55 警報ブザー(警報手段) 70 隔壁 72 じゃま部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と油が入れられてこれら相互の比重差
    により水層の上に油層が形成される揚物槽と、揚物槽中
    に設けられて油層を加熱する加熱管と、揚物槽中で加熱
    管の下方に設けられて加熱管の下方の油層の部分を冷却
    する冷却管と、揚物槽中で加熱管の下方の所定の位置へ
    の油層と水層の界面の到達を検知する水位検知手段と、
    水位検知手段に接続され水位検知手段による上記界面の
    検知により加熱管による油層の加熱を停止させる油層加
    熱制御手段と、を備えたことを特徴とする揚物器。
  2. 【請求項2】 上記水位検知手段は揚物槽中で上記所定
    の位置の下方のもう1つの所定の位置への上記界面の到
    達をさらに検知し、上記油層加熱制御手段が上記水位検
    知手段による上記所定の位置への上記界面の到達の検知
    の後の上記もう1つの所定の位置への上記界面の到達の
    検知により加熱管による油層の加熱を再開させる、こと
    を特徴とする請求項1に記載の揚物器。
  3. 【請求項3】 上記揚物槽中に水のみが入れられている
    間に、上記油層加熱制御手段が上記水位検知手段による
    上記界面の検知とは無関係に加熱管による水の加熱を選
    択的に許容する、ことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の揚物器。
  4. 【請求項4】 上記加熱管の出口と上記冷却管の出口と
    が相互に連通されていて、上記加熱管の出口から放出さ
    れる加熱流体により上記冷却管の出口から放出される冷
    却流体が吸い出される、ことを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項に記載の揚物器。
  5. 【請求項5】 上記加熱管中に設けられ上記加熱管中に
    おける加熱流体の滞留時間を延長させる加熱流体滞留時
    間延長手段をさらに備えている、ことを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の揚物器。
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