JP2005257133A - ガス調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガス調理器の作動中に操作者が鍋などの被加熱物を五徳に載置しようとしたとき、及び、被加熱物を五徳から取り上げようとしたときに、手前側ガスバーナ側で危険回避行動を行うようにすることで、火傷や着衣への引火などが発生する危険性を排除して、安全に使用することができるガス調理器を提供する。
【解決手段】 複数のガスバーナが手前側と奥側とに配置して設けられ、手前側ガスバーナ1a、1cの火力を自動調節する制御手段Hが設けられているガス調理器であって、手前側ガスバーナの火炎の形成部が、操作者と近い位置で燃焼を行う前ブロック23a、23cと、前ブロック23a、23cよりも離れた位置で燃焼を行う奥ブロック24a、24cとで構成され、制御手段Hが、火力減少指令に応じて手前側ガスバーナ1a、1cの前ブロック23a、23cの火力を減少させるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のガスバーナが手前側と奥側とに配置して設けられ、手前側ガスバーナの火力を自動調節する制御手段が設けられているガス調理器に関する。
かかるガス調理器としては、ガスバーナの火が操作者の着衣に引火することを防止するために、着衣の袖などが引火域内に侵入したことをセンサを用いて検出するように構成して、そのセンサが引火域内への着衣の袖などの侵入を検出したときにはガスバーナの火を消すように構成された装置がある(例えば、特許文献1参照)。
尚、特許文献1には記載されていないが、複数のガスバーナが設けられたガス調理器においては、着衣の袖などが引火域内に侵入したことが検知されると、ガスバーナの火が着衣に引火することを防止するために全てのガスバーナが消火されるように構成されることになる。
特許第2886940号公報
従来のガス調理器において複数のガスバーナが手前側と奥側とに配置して設けられているとき、奥側のガスバーナにて加熱中の被加熱物を五徳から取り上げようとして手や着衣の袖などが奥側ガスバーナの周囲の設定領域内に侵入すると、燃焼中の奥側ガスバーナ及び手前側ガスバーナによる火傷や着衣への引火などの危険性が大きくなるため、その危険性を排除するためにそれら全てのガスバーナを自動消火することになる。しかし、奥側ガスバーナを自動消火することは構わないが、手前側ガスバーナを自動消火してしまうとそこでの調理が中断してしまうという問題が発生する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガス調理器の作動中に操作者が鍋などの被加熱物を五徳に載置しようとしたとき、及び、被加熱物を五徳から取り上げようとしたときに、手前側ガスバーナ側で危険回避行動を行うようにすることで、火傷や着衣への引火などが発生する危険性を排除して、安全に使用することができるガス調理器を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るガス調理器の第1特徴構成は、複数のガスバーナが手前側と奥側とに配置して設けられ、手前側ガスバーナの火力を自動調節する制御手段が設けられているガス調理器であって、手前側ガスバーナの火炎の形成部が、操作者と近い位置で燃焼を行う前ブロックと、前記前ブロックよりも離れた位置で燃焼を行う奥ブロックとで構成され、前記制御手段が、火力減少指令に応じて前記手前側ガスバーナの前記前ブロックの火力を減少させるように構成されている点にある。
上記第1特徴構成によれば、制御手段が、火力減少指令に応じて手前側ガスバーナの前ブロックの火力を減少させるように構成されているので、手前側ガスバーナの前ブロックの火力が操作者に対して危険を及ぼさないようにすることができる。また、手前側ガスバーナが全て消火されるのでは無く、奥ブロックの火力は減少されず、且つ、前ブロックの火力は減少されるだけであるので、手前側ガスバーナによる調理を継続して行うことができる。手前側ガスバーナの前ブロックの火力の減少をさせるときの形態としては、前ブロックの燃焼を停止させる形態と前ブロックの火炎を小さくさせながらも燃焼を継続させる形態とがあり、前ブロックの燃焼を停止させたときには前ブロックによって操作者に危険が及ぼされることを完全に防止することが可能となり、前ブロックの火炎を小さくして燃焼を継続させたときには前ブロックによって操作者に危険が及ぼされることをほぼ防止できると共に、前ブロックの火炎の熱を手前側ガスバーナによる調理の継続に寄与させることが可能となる。
従って、ガス調理器の作動中に操作者が鍋などの被加熱物を五徳に載置しようとしたとき、及び、被加熱物を五徳から取り上げようとしたときに、手前側ガスバーナ側で危険回避行動を行うようにすることで、火傷や着衣への引火などが発生する危険性を排除して、安全に使用することができるガス調理器が提供されることになる。
本発明に係るガス調理器の第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、前記制御手段が、火力復帰指令に応じて前記手前側ガスバーナの前記前ブロックの火力を前記火力減少指令に応じる前の状態に復帰させるように構成されている点にある。
上記第2特徴構成によれば、制御手段が、火力復帰指令に応じて手前側ガスバーナの前ブロックの火力を上記火力減少指令に応じる前の状態に復帰させるように構成されているので、手前側ガスバーナによる調理を通常の火力で再開させることができる。
本発明に係るガス調理器の第3特徴構成は、上記第2特徴構成に加えて、前記手前側ガスバーナの加熱状態を指令する手動操作式の手前側加熱状態指令手段が設けられ、前記制御手段が、前記手前側加熱状態指令手段の手動操作が行われたときに前記火力復帰指令が行われたと判定するように構成されている点にある。
上記第3特徴構成によれば、制御手段が、手前側加熱状態指令手段の手動操作が行われたときには、操作者の注意力が手前側ガスバーナに向けられており、手前側ガスバーナの前ブロックの火力を復帰させても危険性は無い状態であるので、手前側加熱状態指令手段の手動操作が行われたことを操作者の意識が手前側ガスバーナに向けられた合図として操作者に危険性が無いことを確保しつつ手前側ガスバーナによる調理を通常の火力で再開させることができる。
本発明に係るガス調理器の第4特徴構成は、上記第2特徴構成に加えて、前記制御手段が、前記火力減少指令が行われてから設定時間が経過したときに前記火力復帰指令が行われたと判定するように構成されている点にある。
上記第4特徴構成によれば、制御手段が、火力減少指令が行われてから設定時間が経過したときに上記火力復帰指令が行われたと判定するように構成されているので、操作者は特段の操作を行わなくても、手前側ガスバーナによる調理を通常の火力で自動的に再開させることができる。
本発明に係るガス調理器の第5特徴構成は、上記第1から第4のいずれかの特徴構成に加えて、奥側ガスバーナの加熱状態を指令する手動操作式の奥側加熱状態指令手段が設けられ、前記制御手段が、前記奥側加熱状態指令手段の手動操作が行われたときに前記火力減少指令が行われたと判定するように構成されている点にある。
上記第5特徴構成によれば、制御手段が、奥側加熱状態指令手段の手動操作が行われたときには、手前側ガスバーナに対する操作者の注意力が低下している状態であるので、奥側加熱状態指令手段の手動操作が行われたことを上記火力減少指令が行われた合図として手前側ガスバーナの前ブロックの火力を減少させることで、手前側ガスバーナの前ブロックの火力が操作者に対して危険を及ぼさないようにすることができる。
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の第1実施形態に係るガス調理器について説明する。
図1から図4に示すように、複数のガスバーナが設けられたガス調理器ではガスバーナが手前側と奥側とに配置して設けられている。そして、手前側ガスバーナとして高火力バーナ1a及び標準バーナ1cが設けられ、奥側ガスバーナとして小バーナ1bが設けられている。また、トッププレート5の上部に、高火力バーナ1a、小バーナ1b及び標準バーナ1cに対する被加熱物(鍋などの調理容器)が載置される五徳6a、6b、6cが設けられている。また、グリル部3内に設けられたグリルバーナ2の燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口4がガス調理器上面に形成されている。
ガス調理器前側面には、高火力バーナ1a、小バーナ1b、標準バーナ1c及びグリルバーナ2に対して点火及び消火スイッチ7b、8b、9b、10bを用いて各別に加熱開始指令及び加熱停止指令を与えて点火作動及び消火作動を行わせ、且つ、火力調節部7a、8a、9a、10aを用いて各別に火力調節を行うための高火力バーナ用操作部(手前側加熱状態指令手段の一例)7、小バーナ用操作部(奥側加熱状態指令手段の一例)8、グリルバーナ用操作部9及び標準バーナ用操作部(手前側加熱状態指令手段の一例)10が設けられている。そして、マイクロコンピュータを備えて各種の制御を実行するように構成された制御部H(制御手段の一例)が、高火力バーナ用操作部7、小バーナ用操作部8、グリルバーナ用操作部9及び標準バーナ用操作部10を用いて行われた各種指令に基づいて、高火力バーナ1a、小バーナ1b、グリルバーナ2及び標準バーナ1cの夫々の火力を自動制御するように構成されている。
また、奥側ガスバーナとしての小バーナ1bの周囲の設定領域内に外部から物体が侵入していることを検出する物体センサSが設けられ、本実施形態においてこの物体センサSは、赤外線の発光部11と受光部12a、12b、12cとを備えた赤外線式の遮光センサにて構成している。これにより、操作者が五徳6bに鍋などの被加熱物を載置しようとして手を伸ばしたとき、及び、五徳6bに載置されている奥側被加熱物を取り上げようとして手を伸ばしたときには、受光部12a、12b、12cの少なくとも1つにおいて、発光部11から放射された赤外線が遮光された状態となって、小バーナ1bの周囲の設定領域内に外部から物体が侵入していることが検出される。
図3を参照して高火力バーナ1a、小バーナ1b、標準バーナ1c及びグリルバーナ2へのガス供給構成について説明すると、元ガス供給路16には元ガス電磁弁17が設けられ、この元ガス供給路16から、高火力バーナ用分岐路18a、小バーナ用分岐路18b、標準バーナ用分岐路18c及びグリルバーナ用分岐路18dの4系統に分岐している。そして、高火力バーナ用分岐路18a、小バーナ用分岐路18b、標準バーナ用分岐路18c及びグリルバーナ用分岐路18dの夫々には、ガス量を調整して上記各バーナの出力熱量を調整する流量制御弁19a、19b、19c、19dが備えられている。尚、図示していないが、高火力バーナ1a、小バーナ1b、標準バーナ1c及びグリルバーナ2の夫々には点火プラグが設けられており、制御部Hからの指令に応じて点火作動されるように構成されている。
そして本実施形態では、ガス調理器の作動中に操作者が鍋などの被加熱物を五徳6bに載置しようとしたとき、及び、被加熱物を五徳6bから取り上げようとしたときなどに物体センサSが奥側ガスバーナとしての小バーナ1bの周囲の設定領域内に外部から物体(操作者の手など)が侵入していることを検出すると、手前側バーナの火炎による火傷や着衣への引火といった問題が発生する可能性を排除するために、制御部Hは火力減少指令が行われたと判定するように構成されている。更に本実施形態では、火力減少制御中に高火力バーナ1a又は標準バーナ1cの火力調節が行われたときには、制御部Hが、その操作を火力復帰指令であると判定するように構成されている。
そして、制御部Hは、火力減少指令に応じて、手前側ガスバーナである高火力バーナ1a及び標準バーナ1cの前ブロックの火力を減少させるように構成されている。以下の説明では、手前側ガスバーナである高火力バーナ1aの火力制御を例に挙げて具体例を説明するが、同じく手前側ガスバーナである標準バーナ1c(高火力バーナ1aと同様の構成)に関する火力制御も同時に行われているものとして、その説明は省略する。
図4(a)及び図4(b)を参照して手前側ガスバーナである高火力バーナ1aの構成について具体例を挙げると、図4(a)に示すように高火力バーナ1aは、操作者に対して近接した手前側に設けられている前ブロック23aと、その前ブロック23aよりも操作者から離れた奥側に設けられている奥ブロック24aと、キャップ部25aで構成されている。そして、前ブロック23a及び奥ブロック24aに対するガス供給は図4(b)に示す構成となっており、前ブロック23aに対するガス供給は、電磁弁21aを介した供給経路とオリフィス22aを介した供給経路の2通りが設定されている。図4(b)に示すように電磁弁21aが開状態であるとき、ガスは流路抵抗の小さい電磁弁21a及びオリフィス22aの両方から前ブロック23aに流入するため、前ブロック23aの火力と奥ブロック24aの火力とは同等である。一方で、電磁弁21aが閉状態となったとき、ガスは流路抵抗の大きいオリフィス22aを介してのみ前ブロック23aに流入するため、前ブロック23aの火力は奥ブロック24aに比べて減少することになる。つまり、制御部Hは、手前側ガスバーナである高火力バーナ1aの前ブロック23aの火力を減少させるときには電磁弁21aを閉状態に制御し、手前側ガスバーナである高火力バーナ1aの前ブロック23aの火力を復帰させるときには電磁弁21aを開状態に制御するように構成されている。
次に、制御部Hによって高火力バーナ1aの電磁弁21aを作動させることにより、高火力バーナ1aの前ブロック23aの火力を減少させる火力制御のフローチャートについて図5を参照して説明する。そして、本実施形態において制御部Hは、実行されている制御内容、つまり高火力バーナ1aに対して火力を減少させる指令を与えているか否かを、後述するようにフラグによって記憶しているものとする。また、上述したように手前側ガスバーナとして高火力バーナ1a及び標準バーナ1cが設けられており、説明は省略するが標準バーナ1cについても高火力バーナ1aと同様の火力制御が同時に行われているものとする。
ステップ100において制御部Hは、火力減少指令が行われているか否かを判定する。そして、火力減少指令が行われているときにはステップ102へ移行する。そして、ステップ102において制御部Hはフラグが1であるか否かを調べ、フラグ=1でないときにはステップ104に移行して手前側ガスバーナである高火力バーナ1aの前ブロック23aの火力を減少させるように電磁弁21aを制御する。その後、ステップ106において制御部Hは、火力減少制御中であることを示すためにフラグを1にする。また、ステップ102においてフラグ=1であるときには、既に火力減少制御が行われている状態であるので、この火力制御の初めにリターンする。
他方で、制御部Hは、ステップ100において火力減少指令が行われていないときにはステップ108へ移行し、ステップ108において制御部Hは、手前側ガスバーナである高火力バーナ1aに対して高火力バーナ用操作部7を用いた火力調節の操作が行われたか否かを判定する。本実施形態では物体センサSが、奥側ガスバーナとしての小バーナ1bの周囲の設定領域内に外部から物体が侵入していることを検出したとき、例えば、ガス調理器の操作者が小バーナ1bの周囲に手を伸ばすことで、その操作者の手や着衣などが手前側バーナの火炎に接近する可能性が生じたとき、火傷や着衣への引火といった問題が発生する可能性を排除するために、制御部Hはそれを火力減少指令が行われたと判定するように構成されている。
そして、火力調節の操作が行われているときにはステップ110へ移行する。そして、ステップ110において制御部Hは、フラグが1であるか否かを調べ、フラグが1であるときにはその火力調節の操作が火力復帰指令であるとして、ステップ112に移行して手前側ガスバーナである高火力バーナ1aの前ブロック23aの火力を、火力減少指令に応じる前の状態に復帰させた上で、火力調節の指令を実行するように電磁弁21aを制御する。その後、ステップ114において制御部Hは、火力減少制御中では無いことを示すためにフラグを0にする。また、ステップ110においてフラグ=0であるときは火力減少制御が行われていない状態であるので、ステップ116において制御部Hは、高火力バーナ用操作部7を用いた火力調節の操作をそのまま実行する。
以上のように、火力減少指令に応じて手前側ガスバーナの前ブロックの火力を減少させるように構成されているので、手前側ガスバーナの前ブロックの火力が操作者に対して危険を及ぼさないようにすることができる。また、手前側ガスバーナが全て消火されるのでは無く、奥ブロックの火力は減少されず、且つ、前ブロックの火力は減少されるだけであるので、手前側ガスバーナによる調理を継続して(例えば、湯沸かし中の沸騰状態を維持することなどを)行うことができる。
<第2実施形態>
第2実施形態で示す火力制御のフローチャートは、火力減少指令によって手前側ガスバーナの前ブロックの火力が減少された後で設定時間が経過すると、制御部Hは、それが火力復帰指令であると判定する点で上記第1実施形態と異なる。以下に図6を参照して第2実施形態の火力制御のフローチャートについて説明するが、第1実施形態と同様の説明については省略する。
第2実施形態の火力制御のフローチャートにおいて、ステップ200、ステップ202及びステップ204は、第1実施形態のステップ100、ステップ102及びステップ104と同様である。そして、ステップ206において制御部Hは、火力減少制御中であることを示すためにフラグを1にすると共に、タイムカウントを開始する。その後、ステップ208において制御部Hは、タイムカウントを開始してから設定時間が経過したか否かを監視し、設定時間が経過したときにはそれが火力復帰指令であると判定し、ステップ210に移行して手前側ガスバーナである高火力バーナ1aの前ブロック23aの火力を、火力減少指令に応じる前の状態に復帰させるように電磁弁21aを制御する。その後、ステップ212において制御部Hは、火力減少制御中では無いことを示すためにフラグを0にする。
つまり、ガス調理器の操作者が小バーナ1bの周囲に手を伸ばすことで、その操作者の手や着衣などが手前側バーナの火炎に接近する可能性が生じたために高火力バーナ1aの前ブロック23aの火力を減少させたが、それから設定時間が経過するとその操作者の手や着衣などが手前側バーナの火炎に接近していないであろうという推測に基づいて、高火力バーナ1aの前ブロック23aの火力を復帰させている。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態では、制御部Hが、物体センサSが奥側ガスバーナとしての小バーナ1bの周囲の設定領域内に外部から物体が侵入していることを検出したときに火力減少指令が行われたと判定するように構成されていたが、制御部Hが、別の構成によって火力減少指令が行われたと判定するようにしてもよい。例えば、制御部Hが、図1に示した小バーナ用操作部8に設けられた手動操作式の火力減少スイッチ8cがON操作されたときに、火力減少指令が行われたと判定するように構成することもできる。つまり、操作者自身の意志によって手前側ガスバーナの前ブロックの火力を減少させることが可能となっている。
或いは、制御部Hが、奥側ガスバーナである小バーナ1bの火力が小バーナ用操作部8を用いて操作されたことを火力減少指令が行われたと判定するように構成することもできる。つまり、小バーナ用操作部8を用いて操作された後、操作者が鍋などの被加熱物を五徳6bに載置しようとする場合、及び、被加熱物を五徳6bから取り上げようとする場合を想定し、その際に操作者が手前側ガスバーナによって火傷や着衣への引火といった危険を被る恐れを避けるために、小バーナ1bの火力が小バーナ用操作部8を用いて操作されたことを火力減少指令が行われたと判定している。
また或いは、五徳6bに重さセンサ(図示せず)を設けておき、五徳6bに対して鍋などの被加熱物が載置されたとき、及び、被加熱物が取り上げられたときに、火力減少指令が行われたと判定するように構成することもできる。
<2>
上記実施形態では、手前側ガスバーナの前ブロックの火力を減少させる形態として、図4(b)に示したように、電磁弁21aが閉状態に制御されたときにガスが流路抵抗の大きいオリフィス22aを介してのみ前ブロック23aに流入するようにして、前ブロック23aの火炎を小さくさせながらも燃焼を継続させるように構成した場合について説明したが、前ブロック23aの燃焼を停止させるように構成してもよい。その場合、図4(b)に示したオリフィス22aが設けられているガス流路を設けないように改変し、電磁弁21aが閉状態に制御されたときに前ブロック23aにはガス供給が行われないようにすればよい。
<3>
上記実施形態及び別実施形態では、操作者と近い位置で燃焼を行う前ブロック、及び、その前ブロックよりも離れた位置で燃焼を行う奥ブロックを備えた手前側ガスバーナの例として図1及び図4に示したような構成を示したが、他の構成の手前側ガスバーナに置き換えてもよい。例えば、図7に示すように、手前側ガスバーナである高火力バーナ30a及び標準バーナ30cが内バーナ31a、31c及び外バーナ32a、32cを備えて構成されたものでもよい。この場合、外バーナ32a、32cが、操作者と近い位置で燃焼を行う前ブロック23a、23cに相当し、内バーナ31a、31cが、その前ブロック(外バーナ)よりも操作者から離れた位置で燃焼を行う奥ブロック24a、24cに相当する。そして、火力減少指令が行われたときには、制御部Hは、外バーナ32a、32cの火力を減少させるように構成されている。
<4>
上記実施形態では、小バーナ1bの周囲の設定領域内に外部から物体が侵入しているか否かを検出可能な物体センサとして赤外線式の遮光センサを用いた場合について説明したが、同様の検出を行うことができるのであれば超音波センサなどの他のセンサを使用することもできる。
ガス調理器の斜視図 ガス調理器の側面図 ガスバーナの概略構成図 手前側ガスバーナの概略構成図 第1実施形態の火力制御のフローチャート 第2実施形態の火力制御のフローチャート 手前側ガスバーナの別の概略構成図
符号の説明
1a 高火力バーナ(手前側ガスバーナ)
1c 標準バーナ(手前側ガスバーナ)
23a、23c 前ブロック
24a、24c 奥ブロック
H 制御部(制御手段)

Claims (5)

  1. 複数のガスバーナが手前側と奥側とに配置して設けられ、手前側ガスバーナの火力を自動調節する制御手段が設けられているガス調理器であって、
    手前側ガスバーナの火炎の形成部が、操作者と近い位置で燃焼を行う前ブロックと、前記前ブロックよりも離れた位置で燃焼を行う奥ブロックとで構成され、
    前記制御手段が、火力減少指令に応じて前記手前側ガスバーナの前記前ブロックの火力を減少させるように構成されているガス調理器。
  2. 前記制御手段が、火力復帰指令に応じて前記手前側ガスバーナの前記前ブロックの火力を前記火力減少指令に応じる前の状態に復帰させるように構成されている請求項1記載のガス調理器。
  3. 前記手前側ガスバーナの加熱状態を指令する手動操作式の手前側加熱状態指令手段が設けられ、
    前記制御手段が、前記手前側加熱状態指令手段の手動操作が行われたときに前記火力復帰指令が行われたと判定するように構成されている請求項2記載のガス調理器。
  4. 前記制御手段が、前記火力減少指令が行われてから設定時間が経過したときに前記火力復帰指令が行われたと判定するように構成されている請求項2記載のガス調理器。
  5. 奥側ガスバーナの加熱状態を指令する手動操作式の奥側加熱状態指令手段が設けられ、
    前記制御手段が、前記奥側加熱状態指令手段の手動操作が行われたときに前記火力減少指令が行われたと判定するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のガス調理器。
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