JP4248994B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、天板としてバーナ用の開口を具備しないガラス天板を用いた、いわゆるフルフラット式のガスコンロに関する。
従来より、フルフラット式のガスコンロとして、ガラス天板の下側にガラス天板で上面が閉塞された燃焼室を配置し、該燃焼室の下部に燃焼面をガラス天板と対向させて表面燃焼式のバーナを設けて、ガラス天板の上面に載置された鍋等の被加熱物を加熱するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ガラス天板の下方に加熱手段として電気ヒータを備えた電気コンロにおいては、ガラス天板の下面に当接させて温度センサを設け、ガラス天板の耐熱性を考慮して、温度センサの検出温度が所定温度に達したときに電気ヒータの出力を減少させ、温度センサの検出温度が該所定温度よりも所定幅低下したときに電気ヒータの出力を増加させる処理を繰り返すようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−206713号公報 特開2000−179865号公報
ところで、ガラス天板はセラミックガラス等の耐熱ガラスで形成されているが、温度が高くなるとガラス天板の耐久性が著しく低下する。そこで、上述した従来の電気コンロと同様に、フルフラット式のガスコンロにおいても、ガラス天板の温度を検出する温度センサを設け、該温度センサの検出温度が所定のカット温度に達したときにバーナの燃焼量を減少させ、該温度センサの検出温度が該カット温度から所定温度幅低下したときにバーナの燃焼量を増加させる処理を繰り返し実行して、ガラス天板の温度を該カット温度付近に維持することが考えられる。
ここで、電気ヒータの加熱量を調節するためには、半導体素子を用いて電気ヒータへの供給電力を変更すればよい。そのため、ガラス天板の過剰な温度上昇を防止するために、電気ヒータの加熱量の増減や電気ヒータのON/OFFを頻繁に行っても特に問題は生じない。
一方、バーナのON/OFF(燃焼/燃焼停止)や燃焼量の増減をするためには、バーナに燃料ガスを供給するガス供給管を開閉する電磁弁等の機械的要素を作動させて、バーナに対する燃料ガスの供給量を調節する必要がある。そのため、ガラス天板の温度上昇を防止するためにバーナのON/OFFや燃焼量の増減を頻繁に行うと、それに応じて電磁弁等の機械的要素の作動回数が増加し、機械的要素の耐用時間(寿命)が短くなってしまうという不都合がある。
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、ガラス天板の過剰な温度上昇を防止する処理を、電磁弁等の開閉弁の耐用時間の減少を抑制して行うようにしたフルフラット式のガスコンロを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、ガラス天板の下方に設けられた燃焼室に燃焼面を該ガラス天板と対向して配置された表面燃焼式のバーナと、該バーナに燃料ガスを供給するガス通路を開閉して該バーナへの燃料ガスの供給量を調節する開閉弁とを備え、該バーナにより前記ガラス天板を介して被加熱物を加熱する加熱運転を実行するガスコンロの改良に関する。
そして、前記ガラス天板の温度を検出する天板温度検出手段と、加熱運転の実行中に、前記天板温度検出手段の検出温度が前記ガラス天板の耐熱温度に基づく所定温度以上となったときに前記開閉弁を閉弁して前記バーナの燃焼量を減少させる燃焼量減少処理と、該燃焼量減少処理の実行後に前記天板温度検出手段の検出温度が前記所定温度よりも所定温度幅低下したときに前記開閉弁を開弁して前記バーナの燃焼量を増加させる燃焼量増加処理とを繰り返し実行する燃焼量制御手段と、前記燃焼量減少処理と前記燃焼量増加処理とのうちの少なくともいずれか一方の実行回数をカウントし、カウント数が所定回数に達したときに加熱運転を終了するか又は前記燃焼量増加処理における前記バーナの燃焼量を前回の前記燃焼量増加処理の実行時における燃焼量よりも減少させる加熱制限手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記加熱制限手段は、加熱運転の実行時に前記燃焼量減少処理と前記燃焼量増加処理とのうちの少なくともいずれか一方の実行回数をカウントし、カウント数が所定回数に達したときに加熱運転を終了するか又は前記燃焼量増加処理における前記バーナの燃焼量を前回の前記燃焼量増加処理の実行時における燃焼量よりも減少させる。
この場合、加熱運転を終了することによって、前記燃焼量減少処理と前記燃焼量増加処理の実行が強制的に禁止されるため、前記バーナの燃焼量を増減させるために前記開閉弁が作動を繰り返して、前記開閉弁の耐用時間が減少することを抑制することができる。また、前記燃焼量増加処理における前記バーナの燃焼量を前回の前記燃焼量増加処理の実行時における燃焼量よりも減少させることによって、前記燃焼量増加処理による前記ガラス天板の温度上昇が抑制されるため、前記天板温度検出手段の検出温度が前記所定温度に達するまで上昇し難くなる。そのため、前記燃焼量減少処理と前記燃焼量増加処理が実行されて前記開閉弁が作動する回数が減少し、前記開閉弁の耐用時間が減少することを抑制することができる。
また、前記バーナに燃焼用空気を供給するファンを備え、前記燃焼量制御手段は、前記バーナの燃焼時に該ファンを作動させると共に、前記燃焼量減少処理において前記バーナを消火して燃焼量を減少させたときに、その後所定時間又は前記天板温度検出手段の検出温度が前記所定温度以下となるまで、該ファンを作動させることを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記燃焼量減少処理において前記バーナが消火されたときに、、所定時間又は前記天板温度検出手段の検出温度が前記所定温度以下となるまで該ファンを作動させることによって、前記ガラス天板の冷却を促進することができる。
また、前記加熱制限手段は、前記カウント数が所定回数を超えたときに前記燃焼量増加処理における前記バーナの燃焼量を前回の前記燃焼量増加処理の実行時における燃焼量よりも減少させる処理を、繰り返し実行することを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記カウント数が所定回数を超える毎に、前記燃焼量増加処理における前記バーナの燃焼量が前回の前記燃焼量増加処理における燃焼量よりも減少していく。そして、カウント数が所定回数を超えなくなったときに、前記燃焼量増加処理における前記バーナの燃焼量を減少させる処理が終了する。そのため、前記天板温度検出手段の検出温度が前記所定温度以下に維持される最大の燃焼量付近で前記バーナが燃焼した状態で、加熱運転が継続される。
この場合、前記燃焼量制御手段による前記燃焼量減少処理と前記燃焼量増加処理は実行されなくなるため、前記開閉弁が作動しない状態となり、前記開閉弁の耐用時間の減少を抑制して加熱運転を継続することができる。そして、加熱調理中の使用者が前記ガラス天板から被調理物を一旦下ろし、その後再び被調理物を前記ガラス天板に載せるような場合に、被調理物が載置されていない状態における前記ガラス天板の温度が前記所定温度付近に維持される。そのため、使用者が被調理物を前記ガラス天板に載せたときに、前記ガラス天板からの熱伝導により速やかに被調理物の加熱を再開することができる。
本発明の実施の形態について、図1〜図5を参照して説明する。図1はフルフラット式のガスコンロの外観図、図2は図1に示したガスコンロの構成図、図3〜図5は図2に示したコントローラの作動フローチャートである。
図1を参照して、フルフラット式のガスコンロ1の上面には、セラミックガラス等の耐熱ガラス製のガラス天板2が装着され、ガスコンロ1内に燃焼室3とファン4とが配置されている。また、ガラスコンロ1の前面には、燃焼室3内に備えられたバーナ(図2参照)の設定火力を切換える火力調節スイッチ5a(down),5b(up)と、バーナの設定火力に応じて点灯/消灯する火力表示LED8(8a,8b,8c,8d)とが備えられ、ガスコンロ1の上面後部にはバーナの燃焼排ガスを排出するための排気口7が設けられている。
また、図2を参照して、燃焼室3の下部には、環状の表面燃焼式バーナ10が燃焼面10aを上向にガラス天板2と対向させた状態で設けられ、バーナ10に連通した給気通路11の途中にガス通路12の先端に設けられたノズル13が接続されている。ファン4は給気通路11の上流端に設けられており、ファン4からの空気とノズル13から噴出される燃料ガスとの混合気がバーナ10に供給される。
さらに、ガス通路12にはガス通路12を開閉する電磁開閉弁20(本発明の開閉弁に相当する)とガス通路12の開度を調節する電磁比例弁21、ガラス天板2の温度を検出する天板温度センサ22(本発明の天板温度検出手段に相当する)、及びバーナ10の点火処理を行うためのスパーカ23が備えられている。また、バーナ10の燃焼排ガスの排気通路には、燃焼排ガスの温度を検出する排気温度センサHが配置されている。
そして、マイクロコンピュータ等により構成された電子ユニットであるコントローラ30から出力される制御信号によって、燃焼ファン4、火力表示LED8、電磁開閉弁20、電磁比例弁21、及びスパーカ23の作動が制御され、また、火力調節スイッチ5a,5bの操作信号と天板温度センサ22の温度検出信号と排気温度センサHの温度検出信号とがコントローラ30に入力される。
火力調節スイッチ5a,5bは、加熱運転の開始/停止の指示と、バーナ10の火力の設定をするためのものである。使用者が、バーナ10が消火した「消」設定状態(火力表示LED8a〜8dが全て消灯した状態)で、火力調節スイッチ5a,5bを操作して設定火力を「1」〜「4」のうちのいずれかにすると、コントローラ30は、ファン4を作動させてスパーカ23により点火電極(図示しない)に火花放電を生じさせた状態で、電磁開閉弁20を開弁してバーナ10の点火処理を行い、加熱運転を開始する。
なお、設定火力が「1」であるときは火力表示LED8aのみが点灯し、「2」であるときは火力表示LED8aと8bが点灯し、「3」であるときは火力表示LED8a,8b,8cが点灯し、「4」であるときは火力表示LED8a,8b,8c,8dが全て点灯する。
そして、加熱運転の実行中に、使用者が火力調節スイッチ5aを操作して「消」設定に切換えると、コントローラ30は、電磁開閉弁20を閉弁してバーナ10の消火処理を行い、ファン4を停止して加熱運転を終了する。
また、コントローラ30には、バーナ3の燃焼量を制御する燃焼量制御手段31と、ガラス天板2が過剰に加熱される状況が継続することを制限する加熱制限手段32とが備えられている。
コントローラ30は、使用者が火力調節スイッチ5a,5bを操作して設定火力を「1」〜「4」に切換えると、それに応じて、燃焼排ガスの設定温度を予め定められた最低の「1」から最高「4」までの4段階に切換える。そして、燃焼量制御手段31は、排気温度センサHの検出温度が、各設定火力に応じた燃焼排ガスの設定温度と一致するように、ファン4の回転数と電磁比例弁21の開度を調節してバーナ10の燃焼量を制御する。
ここで、ガスコンロ1においては、バーナ10の輻射熱及び燃焼排気熱によりガラス天板2が加熱され、ガラス天板2からの熱伝導によってガラス天板2に載置された被加熱物P(鍋等)が加熱される。そのため、ガラス天板2に被加熱物が載置されているときは、ガラス天板2から被加熱物Pに伝熱され、ガラス天板2の温度が異常に上昇することはない。
しかし、使用者が被加熱物Pをガスコンロ1から下ろしたときに、火力調節スイッチ5aにより加熱運転を停止する操作をし忘れたときのように、ガラス天板2に被加熱物Pが載置されていない状態でバーナ10の燃焼を継続させると、ガラス天板2に熱が蓄えられてガラス天板2の温度が異常に上昇する。そして、ガラス天板2の温度がガラス天板2の耐熱温度(例えば650〜700℃)を超えると、ガラス天板2の耐久性が著しく低下する。
そこで、燃焼量制御手段31は、加熱運転の実行中に天板温度センサ22によるガラス天板2の検出温度Tgを監視し、Tgがガラス天板2の耐熱温度に基づいてガラス天板2の耐久性の問題が生じない温度に設定されたカット温度Tcut(例えば600℃、本発明の所定温度に相当する)を超えないように、電磁開閉弁20を開閉してバーナ10をON/OFF(燃焼/停止)する処理を行う。また、加熱制限手段32は、燃焼量制御手段31により電磁開閉弁20の開閉によるバーナ10のON/OFF処理が繰り返し実行されることを抑制する処理を行う。
以下、図3〜図5に示したフローチャートに従って、燃焼量制御手段31と加熱制御手段32による処理について説明する。
先ず、図3を参照して、第1の実施の形態による燃焼量制御手段31と加熱制限手段32の処理について説明する。ガスコンロ1に対する電源供給が開始されると、コントローラ30は作動を開始し、図3のSTEP1で火力調節スイッチ5bによる点火操作待ちとなる。
そして、点火操作がなされるとSTEP2に進み、コントローラ30は加熱運転を開始する。なお、コントローラ30は、加熱運転の実行中にランプ6を点灯する。STEP2〜STEP6は燃焼量制御手段31による処理である。燃焼量制御手段31は、STEP2でバーナ10の点火処理を行い、続くSTEP3で、排気温度センサHの検出温度が火力調節スイッチ5a,5bによる設定火力に応じた燃焼排ガスの設定温度と一致するように、電磁比例弁21の開度を調節してバーナ10の燃焼量を制御する(定常燃焼制御)。
そして、次のSTEP4で天板温度センサ22の検出温度TgがTcutに達しない間は、STEP3を繰り返し実行して定常燃焼制御を継続し、STEP4でTgがTcutに達したときにSTEP5に進んで電磁開閉弁20を閉弁してバーナ10の消火処理を行う。このとき、燃焼量制御手段31は、ファン4の作動を継続して送風によりガラス天板2の冷却を促進させる。
STEP7〜STEP10は加熱制限手段32による処理であり、加熱制限手段32は、STEP7でカウント変数Nをカウントアップし、STEP8でNが予め定められた所定回数に達していないときは、STEP2に戻る。
これにより、Nが所定回数に達するまで、STEP2からSTEP7の処理が繰り返し実行されて、天板温度センサ22により検出されるガラス天板2の温度がほぼTcut〜Tcut−αの範囲に保たれるようにバーナ10の燃焼/停止が切換えられ、ガラス天板2が耐熱温度を超えるまで異常に加熱されることを防止することができる。
なお、STEP4で天板温度センサ22の検出温度Tgがカット温度Tcut以上となったときに、STEP5に進んでバーナ10を消火する処理が本発明の燃焼量減少処理に相当し、STEP6で天板温度センサ22の検出温度Tgがカット温度Tcut−αよりも低くなったときに、STEP7,STEP8を経由してSTEP2に進み、バーナ10に点火してSTEP3でバーナ10の定常燃焼制御を行う処理が本発明の燃焼量増加処理に相当する。
しかし、STEP5〜STEP7を繰り返すと、バーナ10の点火/消火に伴って電磁開閉弁20が頻繁に作動することとなり、電磁開閉弁20の耐用時間が減少する。また、点火時に使用されるスパーカ23及び点火電極の耐用時間も減少する。
そこで、STEP8でカウンタ変数NがNu(本発明の所定回数に相当する)に達したときにSTEP9に進み、加熱制限手段32は、ランプ6の点滅とブザー(図示しない)の鳴動により異常加熱の報知を行い、次のSTEP10でファン4を停止して加熱運転を強制的に終了する。そして、これにより、電磁開閉弁20とスパーカ23の耐用時間が減少することを抑制している。
次に、図4を参照して、第2の実施の形態による燃焼量制御手段31と加熱制御手段32の処理について説明する。第2の実施の形態においては、上記第1の実施の形態と同様に図3に示したSTEP1〜STEP8の処理を行うが、STEP8でカウント変数NがNuに達したときに加熱制限手段32により実行される処理が相違する。
すなわち、STEP8でカウント変数Nが所定回数に達したときに、加熱制限手段32は図4に示したSTEP30〜STEP35の処理を実行する。加熱制限手段32は、STEP30でバーナ10の点火処理を行い、続くSTEP31で、設定火力を下げて燃焼排ガスの設定温度を低下させ、バーナ10の燃焼量を減少させる。
なお、このとき、火力表示LED8の点灯数を減少させると共にチャイム(図示しない)を鳴動し、これにより、使用者にガラス天板2の保護のためにバーナ10の燃料量が減少したことを報知する。なお、チャイムの代わりにブザー、音声出力(「設定火力を下げました」等)、或いは火力表示LED8の点滅等を行ってもよい。
これにより、ガラス天板2に対する加熱量が減少して、ガラス天板2の温度上昇が抑えられる。そして、このようにバーナ10の燃焼量を減少したにも拘わらず、STEP32で天板温度センサ22の検出温度Tgがカット温度Tcutまで上昇したときには、STEP33に進み、加熱制限手段32は、ランプ6の点滅及びブザーの鳴動により異常報知を行い、STEP34でバーナ10の消火処理を行う。
このとき、加熱制限手段32は、ファン4の作動を継続してガラス天板2の冷却を促進し、次のSTEP35で天板温度センサ22の検出温度Tgがカット温度Tcut−αよりも低くなったときに、STEP36に進んでファン4の作動を停止し、加熱運転を終了する。
このように、図3のSTEP8でカウント変数Nが所定回数に達したときに、直ちに加熱運転を停止せず、STEP30,STEP31により燃焼量を減少させてバーナを作動させることにより、ガラス天板2の温度上昇を抑えて電磁開閉弁20とスパーカ23と点火電極の作動頻度を低下させた上で、加熱運転を継続させることができる。この場合、ガラス天板2の温度がカット温度Tcut付近の高温に維持されるため、例えば、調理を中断して一旦被調理物をガラス天板2から降ろした使用者が、被調理物を再びガラス天板2に載せて調理を再開したときに、ガラス天板2からの熱伝導により被調理物を速やかに加熱することができる。
次に、図5を参照して、第3の実施の形態による燃焼量制御手段31と加熱制御手段32の処理について説明する。第3の実施の形態においては、上記第1の実施の形態と同様に図3のSTEP1〜STEP8の処理を行うが、STEP8でカウント変数NがNuに達したときに加熱制限手段32により実行される処理が相違する。
すなわち、STEP8でカウント変数NがNuに達したときに、加熱制限手段32は、図5に示したSTEP40〜STEP42の処理を実行する。加熱制限手段32は、STEP40でカウンタ変数Nをクリア(N=0)し、STEP41でバーナ10の点火処理を行い、続くSTEP42で設定火力を1段階下げてバーナ10の燃焼量を減少させる。
なお、このとき、火力表示LED8の点灯数を減少させると共にチャイム(図示しない)を鳴動し、これにより、使用者にガラス天板2の保護のためにバーナ10の燃焼量が減少したことを報知する。なお、チャイムの代わりにブザー、音声出力(「設定火力を下げました」等)、或いは火力表示LED8の点滅等を行ってもよい。
これにより、ガラス天板2に対する加熱量が減少して、ガラス天板2の温度上昇が抑えられる。そして、燃焼量制御手段31は、STEP43でこのように1段階下げられた設定火力によりバーナ10の定常燃焼制御を行い、STEP44で天板温度センサ22の検出温度Tgがカット温度Tcutに達したときに、STEP45に進んでバーナ10の消火処理を行う。
このとき、燃焼量制御手段31は、ファン4の作動を継続してガラス天板2の冷却を促進し、次のSTEP46で天板温度センサ22の検出温度Tgがカット温度Tcut−αよりも低くなったときに、STEP47に進む。
STEP47,STEP48は加熱制限手段32による処理であり、加熱制限手段32は、STEP47でカウント変数Nをカウントアップし、STEP48でカウント変数NがNuに達していないときはSTEP50に分岐する。STEP50は燃焼量制御手段31による処理であり、燃焼量制御手段31はバーナ10の点火処理を行ってSTEP43に進む。
一方、STEP48でカウント変数NがNuに達したときには、STEP40に分岐し、加熱制限手段32は、STEP40でカウンタ変数Nをクリア(N=0)し、STEP41でバーナ10の点火処理を行って、STEP42でバーナ10の設定火力を更に1段階下げてバーナ10の燃焼量を減少させる。
なお、STEP44で天板温度センサ22の検出温度Tgがカット温度Tcutに達したときに、STEP45に進んでバーナ10を消火する処理が本発明の燃焼量減少処理に相当する。また、STEP46で天板温度センサ22の検出温度Tgがカット温度Tcut−αよりも低下したときに、STEP47,STEP48を経由してSTEP50に進み、バーナ10の点火処理行ってSTEP43でバーナ10の定常燃焼制御を行う処理が本発明の燃焼量増加処理に相当する。
このように、図5に示したフローチャートにより、STEP42で加熱制限手段32によりバーナ10の設定火力が1段階下げられた後、STEP43〜STEP48及びSTEP50からなるループがNu回実行され、該ループがNu回実行されるごとに、STEP42でバーナ10の設定火力を更に1段階下げる処理が繰り返し実行される。
その結果、バーナ10によるガラス天板2の加熱量が次第に減少し、ガラス天板2の温度が上昇し難くなる。そして、これにより、STEP43で天板温度センサ22の検出温度Tgがカット温度Tcutに達する頻度が次第に低くなるため、バーナ10の点火/消火処理の実行回数を減少させて、ガラス天板2の温度をカット温度Tcut付近に維持することができる。
なお、本実施の形態では、燃焼量制御手段31は、バーナ10を消火したときに、ファン4の作動を継続してガラス天板2の冷却を促進する処理を行ったが、かかる処理を行わない場合であっても本発明の効果を得ることができる。また、本実施の形態では、燃焼量制御手段31は、バーナ10の消火後、天板温度センサ22の検出温度TgがTcut−αよりも低くなるまでファン4の作動を継続したが、バーナ10の消火後、所定時間ファン4の作動を継続するようにしてもよい。
また、本実施の形態ではファン4により強制的に給排気を行うガスコンロ1を示したが、ファンを備えずに自然給排気を行うガスコンロに対しても本発明の適用が可能である。
また、本実施の形態では、図3〜図5に示したように、バーナ10の燃焼/燃焼停止を切換えて、ガラス天板2の温度をカット温度Tcut付近に維持するようにしたが、図2の点線で示したように、電磁開閉弁20をバイパスするオリフィス通路40と元電磁弁41とを設け、電磁開閉弁20のON/OFFによりバーナ10の燃焼量を大/小に切換えて、ガラス天板2の温度をカット温度Tcut付近に維持するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、図3のSTEP7及び図5のSTEP47において、バーナ10の消火処理がなされたときにカウント変数Nをカウントアップするようにしたが、バーナ10の点火処理がなされたときにカウント変数Nをカウントアップするようにしてもよい。また、バーナ10の消火処理がなされたときと、バーナ10の点火処理がなされたときの双方において、カウント変数Nをカウントアップするようにしてもよい。
また、本実施の形態では、火力調節スイッチ5a,5bによる設定火力に応じて燃焼排ガスの設定温度を決定し、排気温度センサHの検出温度が該燃焼排ガスの設定温度と一致するようにバーナ10の燃焼量を制御したが、設定火力に応じて天板温度センサ22の設定温度を決定し、天板温度センサ22の検出温度が該設定温度と一致するようにバーナ10の燃料量を制御してもよい。この場合、排気温度センサHは不要となる。
また、火力調節スイッチ5a,5bによる設定火力に応じて所定の制御サイクルあたりのバーナ10の燃焼時間と停止時間との比率を変更して、該制御サイクルにおけるバーナ10の燃焼量を制御してもよい。
フルフラット式のガスコンロの外観図。 図1に示したガスコンロの構成図。 図2に示したコントローラの作動フローチャート。 図2に示したコントローラの作動フローチャート。 図2に示したコントローラの作動フローチャート。
符号の説明
1…フルフラット式のガスコンロ、2…ガラス天板、3…燃焼室、4…ファン、5…火力調節スイッチ、6…ランプ、7…排気口、8…火力表示LED、10…バーナ、11…給気通路、12…ガス通路、20…電磁開閉弁、21…電磁比例弁、22…天板温度センサ、30…コントローラ

Claims (3)

  1. ガラス天板の下方に設けられた燃焼室に燃焼面を該ガラス天板と対向して配置された表面燃焼式のバーナと、該バーナに燃料ガスを供給するガス通路を開閉して該バーナへの燃料ガスの供給量を調節する開閉弁とを備え、該バーナにより前記ガラス天板を介して被加熱物を加熱する加熱運転を実行するガスコンロにおいて、
    前記ガラス天板の温度を検出する天板温度検出手段と、
    加熱運転の実行中に、前記天板温度検出手段の検出温度が前記ガラス天板の耐熱温度に基づく所定温度以上となったときに前記開閉弁を閉弁して前記バーナの燃焼量を減少させる燃焼量減少処理と、該燃焼量減少処理の実行後に前記天板温度検出手段の検出温度が前記所定温度よりも所定温度幅低下したときに前記開閉弁を開弁して前記バーナの燃焼量を増加させる燃焼量増加処理とを繰り返し実行する燃焼量制御手段と、
    前記燃焼量減少処理と前記燃焼量増加処理とのうちの少なくともいずれか一方の実行回数をカウントし、カウント数が所定回数に達したときに加熱運転を終了するか又は前記燃焼量増加処理における前記バーナの燃焼量を前回の前記燃焼量増加処理の実行時における燃焼量よりも減少させる加熱制限手段とを備えたことを特徴とするガスコンロ。
  2. 前記バーナに燃焼用空気を供給するファンを備え、
    前記燃焼量制御手段は、前記バーナの燃焼時に該ファンを作動させると共に、前記燃焼量減少処理において前記バーナを消火して燃焼量を減少させたときに、その後所定時間又は前記天板温度検出手段の検出温度が前記所定温度以下となるまで、該ファンを作動させることを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
  3. 前記加熱制限手段は、前記カウント数が所定回数を超えたときに前記燃焼量増加処理における前記バーナの燃焼量を前回の前記燃焼量増加処理の実行時における燃焼量よりも減少させる処理を、繰り返し実行することを特徴とする請求項1記載のガスコンロ。
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