JP4046583B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなガスコンロは、使用者による点火消火指令手段および火力指令手段による指令にて、バーナを点火させたり、消火させたり、火力を調節するものである。
そして、従来では、制御手段は、バーナの燃焼中において、使用者が点火消火指令手段により消火を指令していない状態で、何らかの原因によってバーナの火が断火したときには、燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出することにより、バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行して、バーナの火が断火したときに、バーナに燃料ガスが供給されるのを阻止し、燃料ガスの流出を阻止するようにしていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2834119号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のガスコンロでは、強制消火作動を実行することにより、バーナの火が断火したときに、単に、バーナに燃料ガスが供給されるのを阻止しているだけであるので、断火の原因を解消するためのメンテナンス作業を行うにしても、まず、断火の原因を追求するための作業から行わなければならず、メンテナンス作業に手間がかかることから、使い勝手の悪いものとなっていた。
また、バーナの燃焼中に断火しても、使用者がバーナの燃焼を継続させたいときには、バーナに再点火させることになるが、メンテナンス作業を行うなどによって断火の原因を解消しなければ、再度、同じ原因によってバーナの燃焼中に断火することになり、この点からも使い勝手の悪いものとなっていた。
【0005】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、使い勝手のよいガスコンロを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロにおいて、
前記制御手段は、前記火力指令手段にて弱火が指令されている状態において、前記燃焼センサの検出値が弱火用設定範囲にあるときに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、吹き消え消火状態であると判別するように構成されている。
【0007】
すなわち、吹き消えによる断火は、バーナによる火力が弱火に調節されて、バーナによる火力が弱いときに起こり、その吹き消えによる断火が起こると、燃焼センサの検出値は、弱火用設定範囲から火力減少側に変化して、断火状態と検出する断火状態検出用範囲となる。
そして、制御手段は、その燃焼センサの検出値の変化を検出することにより、断火の原因が吹き消えである吹き消え消火状態と判別することになるので、吹き消えによってバーナの火が断火したことを判別できることになる。
したがって、制御手段が、断火の原因が吹き消えであると判別すると、その判別結果に基づいて、吹き消えを解消するためのメンテナンス作業や、再度、吹き消えによりバーナの火が断火しないように、バーナへの燃料ガス供給量の調整などを行うことができるので、吹き消えに対する適正な処理を容易に行うことができることになる。
【0008】
以上のことから、バーナの火が断火しても、その断火の原因に適した処理を容易に行うことができることとなって、使い勝手のよいガスコンロを提供できるに至った。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロにおいて、
前記制御手段は、前記火力指令手段にて弱火よりも大きい火力が指令されている状態において、前記燃焼センサの検出値が弱火用設定範囲よりも火力増大側であるときに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサの検出値の火力減少側への単位時間当たりの変化量が設定変化量以上である急激変化状態が存在したのち、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、煮こぼれ消火状態であると判別するように構成されている。
【0010】
すなわち、煮こぼれは、バーナによる火力が弱火よりも大きい火力に調節されて、バーナによる火力が強いときに起こり、その煮こぼれによる断火が起こると、燃焼センサの検出値は、弱火用設定範囲よりも火力増大側から火力減少側に変化して、急激変化状態が存在したのち、断火状態と検出する断火状態検出用範囲となる。
そして、制御手段は、その燃焼センサの検出値の変化を検出することにより、断火の原因が煮こぼれである煮こぼれ消火状態と判別することになるので、煮こぼれによってバーナの火が断火したことを判別できることになる。
したがって、制御手段が、断火の原因が煮こぼれであると判別すると、その判別結果に基づいて、煮こぼれによりバーナに付着した付着物を除去する作業を行う必要があることを使用者に促したり、再度、煮こぼれによりバーナの火が断火しないように、バーナへの燃料ガス供給量の調整などを行うことができるので、煮こぼれに対する適正な処理を容易に行うことができることになる。
【0011】
以上のことから、バーナの火が断火しても、その断火の原因に適した処理を容易に行うことができることとなって、使い勝手のよいガスコンロを提供できるに至った。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロにおいて、
前記制御手段は、前記火力指令手段にて弱火よりも大きい火力が指令されている状態において、前記燃焼センサの検出値が弱火用設定範囲よりも高いときに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサの検出値の火力減少側への単位時間当たりの変化量が設定変化量未満である緩慢変化状態が存在したのち、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、ガス欠消火状態であると判別するように構成されている。
【0013】
すなわち、バーナによる火力が弱火よりも大きい火力に調節されて、バーナによる火力が強いときに、ガス欠によってバーナの火が断火すると、燃焼センサの検出値は、弱火用設定範囲よりも火力増大側から火力減少側へ変化して、緩慢変化状態が存在したのち、断火状態と検出する断火状態検出用範囲となる。
そして、制御手段は、その燃焼センサの検出値の変化を検出することにより、断火の原因がガス欠であるガス欠消火状態と判別することになるので、ガス欠によってバーナの火が断火したことを判別できることになる。
したがって、制御手段が、断火の原因がガス欠であると判別すると、その判別結果に基づいて、燃料タンクを交換することができるので、ガス欠に対する適正な処理を容易に行うことができることになる。
【0014】
以上のことから、バーナの火が断火しても、その断火の原因に適した処理を容易に行うことができることとなって、使い勝手のよいガスコンロを提供できるに至った。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロであって、
前記制御手段は、強制消火作動の実行原因が吹き消えであると判別する前記強制消火作動が頻繁に存在するときには、その後の前記火力調節作動において、弱火用火力が補正用設定量だけ大きい補正弱火用火力になる状態で、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節するように構成されている。
【0016】
すなわち、制御手段は、吹き消えによってバーナの火が断火することが頻繁に発生するときには、その後の火力調節作動において、弱火用火力が補正用設定量だけ大きい補正弱火用火力に調整することになるので、吹き消えによってバーナの火が断火しても、再度、吹き消えによってバーナの火が断火しないように、バーナへの燃料ガス供給量の調整を自動的に行うことができることになる。
したがって、バーナの火が断火しても、その断火の原因に適した処理を自動的に行うことができることとなって、使い勝手のよいガスコンロを提供できるに至った。
【0017】
ちなみに、制御手段は、複数回の強制消火作動の実行原因のうち、実行原因が吹き消えである強制消火作動が設定回数以上存在するときや、実行原因が吹き消えである強制消火作動が設定回数連続して実行されたときに、強制消火作動の実行原因が吹き消えである強制消火作動が頻繁に存在すると判別して、その後の火力調節作動において、弱火用火力が補正用設定量だけ大きい補正弱火用火力に調整することになる。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロであって、
前記制御手段は、強制消火作動の実行原因が煮こぼれであると判別する前記強制消火作動を実行したのち、前記点火作動の実行により再点火したときには、その再点火後の前記バーナによる火力が、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出する前の火力よりも小さい火力になるように、前記バーナへの燃料ガス供給量を調整するように構成されている。
【0019】
すなわち、制御手段は、強制消火作動の実行原因が煮こぼれである強制消火作動を実行したのち、点火作動の実行により再点火したときには、その再点火後の前記バーナによる火力を、断火検出前の火力よりも小さい火力にすることができることになるので、煮こぼれによってバーナの火が断火しても、再度、煮こぼれが発生しないように、バーナへの燃料ガス供給量の調整を自動的に行うことができることになる。
したがって、バーナの火が断火しても、その断火の原因に適した処理を自動的に行うことができることとなって、使い勝手のよいガスコンロを提供できるに至った。
【0020】
請求項6に記載の発明によれば、火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロであって、
前記制御手段は、強制消火作動の実行原因がガス欠であると判別する前記強制消火作動が存在するときには、その後の前記点火作動において、前記点火作動を開始してから通常用着火確認時間よりも長いガス欠後着火確認時間経過するまで、前記点火手段の作動を継続させるように構成されている。
【0021】
すなわち、制御手段は、強制消火作動の実行原因がガス欠である強制消火作動が存在するときには、その後の点火作動において、点火作動を開始してからガス欠後着火確認時間経過するまで、点火手段の作動を継続させることになるので、バーナへの燃料ガスの供給を的確に行っている状態で、点火手段を作動させることができ、ガス欠後の点火を的確に行うことができることになる。
【0022】
説明を加えると、強制消火作動の実行原因がガス欠である強制消火作動が存在すると、燃料タンクを交換するなどのメンテナンス作業を行うことになるので、そのメンテナンス作業の際などに、バーナへの燃料ガス通路中の燃料ガスが空気と置き換わってしまう。
したがって、バーナへの燃料ガスの供給を開始してから、燃料ガスがバーナに到達するまでに時間がかかることになるので、強制消火作動の実行原因がガス欠である強制消火作動が存在したあとの点火作動において、点火作動を開始してから通常用着火確認時間経過するまで、点火手段を作動させるだけでは、バーナまで燃料ガスが到達していない状態での点火となり、バーナへの点火を行うことができず、点火エラーとなってしまう。
【0023】
それに対して、点火作動を開始してから通常用着火確認時間よりも長いガス欠後着火確認時間経過するまで、点火手段を作動させているので、バーナへの燃料ガスの供給を開始してから、燃料ガスがバーナに到達するまでに時間がかかっても、バーナに燃料ガスが到達している状態での点火を行うことができ、点火エラーにもならず、ガス欠後の点火を的確に行うことができることになる。
【0024】
以上のことから、バーナの火が断火しても、その断火の原因に適した状態でのバーナへの点火を行うことができることとなって、使い勝手のよいガスコンロを提供できるに至った。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるガスコンロを図面に基づいて説明を加える。
このガスコンロは、図1〜図3に示すように、2つのコンロバーナ1を備えたコンロ部2、および、そのコンロ部1の下方側の内部に配置されたグリルバーナ3を備えたグリル部4を備えたコンロ本体5からなるテーブル式ガスコンロにて構成されている。
そして、コンロ本体5の後方側箇所には、グリル部4におけるグリルバーナ3の燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口6が形成され、各コンロ部2の周囲は、トッププレート7にてガスコンロ上面が覆われており、このトッププレート7の上部に、各コンロ部2に対する被加熱物(鍋など)を受け止め支持するための五徳8が載置支持されている。
また、ガスコンロ前側面には、コンロバーナ1やグリルバーナ3の点火、消火や、火力調節などの各種の運転状態を指令する操作部Sが設けられ、制御部Hが、その操作部Sにて指令された運転状態に基づいて、コンロバーナ1およびグリルバーナ3を制御するように構成されている。
【0026】
前記コンロバーナ1は、図1において、コンロ本体5の左側に位置する大バーナ1aと右側に位置する並バーナ1bとから構成され、並バーナ1b(図3中一番上のバーナ)には、五徳8にて載置支持された被加熱物の底面部に接触して、被加熱物の温度を検出する温度センサRが設けられている。
そして、2つのコンロバーナ1の夫々には、点火用の点火手段としての点火プラグ9、および、コンロバーナ1の立ち消えなどの燃焼状態を検出する燃焼センサとしての熱電対10が設けられている。
また、グリルバーナ3は、上面バーナ3aと下面バーナ3bとを備えた両面バーナにて構成され、上面バーナ3aおよび下面バーナ3bの夫々にも、点火用の点火手段としての点火プラグ9、および、グリルバーナ3の立ち消えなどの燃焼状態を検出する燃焼センサとしての熱電対10が設けられ、グリル庫内の温度を検出するグリル庫内温度センサ11も設けられている。
前記熱電対10の夫々は、2つのコンロバーナ1およびグリルバーナ3により生成される火炎に対して検出作用して、その火力に応じて火力が大きいほど高い検出値を出力し、火力に応じて検出値を高低するように構成されている。
【0027】
前記2つのコンロバーナ1およびグリルバーナ3へのガス供給路12は、図3に示すように、大バーナ用分岐路12a、並バーナ用分岐路12b、グリルバーナ用分岐路12cの3系統に分岐して接続され、グリルバーナ3へのグリルバーナ用分岐路12cは、さらに、上面バーナ3aと下面バーナ3bの夫々に分岐接続されている。
【0028】
そして、大バーナ用分岐路12a、並バーナ用分岐路12b、および、グリルバーナ用分岐路12cの夫々には、モータコック13(13a,13b,13c)、および、そのモータコック13の開度位置を検出する位置センサ14(14a,14b,14c)が設けられている。
また、グリルバーナ用分岐路12cにおける上面バーナ3aと下面バーナ3bへの分岐箇所よりも上流側にガバナ21が設けられ、ガス供給路12における大バーナ用分岐路12a、並バーナ用分岐路12b、グリルバーナ用分岐路12cへの分岐箇所よりも上流側に元電磁弁22が設けられている。
【0029】
前記モータコック13および位置センサ14について、モータコック13の組立断面図である図4の(イ)、および、モータコック13の分解図である図4の(ロ)に基づいて説明を加える。
前記モータコック13は、減速ギア付きのステッピングモータ15、そのステッピングモータ15にて回転される回転子16、その回転子16と一体的に回転して、ガス供給路12の通路面積を調節する閉子17などから構成され、ステッピングモータ15の作動を制御することにより、閉止17の回転位置を調整して、バーナへの燃料ガス供給量を調整自在に構成されている。
また、位置センサ14は、開度信号用基板19に設けられたホールIC20にて回転子16に設けられたマグネット18を検出することにより、モータコック13の全開位置、半開位置、全閉位置を検出し、それら全開位置、半開位置、全閉位置の各位置の検出および各位置からのステッピングモータ15のパルス数によって、モータコック13の開度位置を検出するように構成されている。
ちなみに、ホールIC20は、図4の(ロ)に示すように、全開位置用のホールIC20a、半開位置用のホールIC20b、全閉位置用のホールIC20cの3つが設けられている。
【0030】
前記操作部Sは、図1に示すように、コンロ本体5の前面部において、左側上部に位置する大バーナ用操作部S1、左側下部に位置するグリルバーナ用操作部S3、右側に位置する並バーナ用操作部S2とから構成されている。
【0031】
前記大バーナ用操作部S1には、図2の(イ)に示すように、大バーナ1aの点火/消火を指令する点火消火指令手段としての点火/消火キー23、大バーナ1aによる火力を指令する火力指令手段としての火力調節キー24、大バーナ1aが燃焼中のときに点灯する燃焼ランプ25、大バーナ1aの火力を表示する火力表示ランプ26などが設けられている。
また、グリルバーナ用操作部S3には、図2の(ハ)に示すように、グリルバーナ3の点火/消火を指令する点火消火指令手段としての点火/消火キー27、両面バーナであるグリルバーナ3の燃焼状態を指令する火力指令手段としての切替キー28、グリルバーナ3の燃焼状態を表示する燃焼状態表示ランプ29、グリルバーナ3の燃焼中に点灯する燃焼ランプ30などが設けられている。
【0032】
そして、並バーナ用操作部S2には、図2の(ロ)に示すように、並バーナ1bの点火/消火を指令する点火消火指令手段としての点火/消火キー31、並バーナ1bの火力を指令する火力指令手段としての火力調節キー32、並バーナ1bの燃焼中に点灯する燃焼ランプ33、並バーナ1bの火力を表示する火力表示ランプ34、並バーナ1bによる調理タイマー運転における調理時間を指令する調理タイマー時間設定キー35、その調理タイマー運転における調理時間を表示する調理タイマー時間表示部36、160℃、180℃、220℃の目標温度が設定可能で天ぷら運転を指令する天ぷらキー37、湯沸かし運転を指令する湯沸かしキー38などが設けられている。
【0033】
前記制御部Hは、マイクロコンピュータを備えて構成され、大バーナ用操作部S1、グリルバーナ用操作部S3、および、並バーナ用操作部S2による指令に基づいて、コンロバーナ1およびグリルバーナ3を点火させる点火作動および消火させる消火作動を実行し、各バーナの燃焼中に火力調節する火力調節作動を実行する通常運転を行うように構成されている。
そして、制御部Hは、上述の通常運転において、コンロバーナ1およびグリルバーナ3の燃焼中に熱電対10の検出値を監視しておき、点火/消火キー23,27,31にて消火が指令されていない状態で、何らかの原因によってコンロバーナ1およびグリルバーナ3の火が断火する断火状態を熱電対10の検出値から検出すると、断火したバーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行し、その強制消火作動の実行原因、すなわち断火の原因を判別する消火状態判別処理を実行するように構成されている。
【0034】
以下、上述の通常運転における動作について説明を加えるが、通常運転における動作については、大バーナ1a、並バーナ1b、および、グリルバーナ3のいずれも同様の動作を行うので、並バーナ1bについてのみ説明を加え、大バーナ1aおよびグリルバーナ3については説明を省略する。
【0035】
前記点火作動は、前記点火/消火キー31にて点火が指令されると、元電磁弁22を開弁するとともに、位置センサ14bの検出情報に基づいて、モータコック13bを点火用ガス量にセットし、点火プラグ9を通常用着火確認時間作動させて、熱電対10の検出値が着火確認用設定値以上となることにより着火を確認するように構成されている。
ちなみに、通常用着火確認時間が経過しても、熱電対10により着火を確認できないときには、点火エラーとしている。
【0036】
そして、消火作動は、点火/消火キー31にて消火が指令されると、元電磁弁22およびモータコック13bを閉弁させて、並バーナ1bの燃焼を停止させるように構成されている。
また、火力調節作動は、バーナ1bの燃焼中に、火力調節キー32にて指令された火力になるように、位置センサ14bの検出情報に基づいて、モータコック13bを調整して火力調節するように構成されている。
【0037】
前記強制消火作動は、並バーナ1bの燃焼中に、点火/消火キー31にて消火が指令されていない状態で、熱電対10の検出値が断火用設定値(例えば、1mV)よりも低くなることにより断火状態を検出し、元電磁弁22およびモータコック13bを閉弁させて、並バーナ1bへの燃料ガスの供給を強制的に停止するように構成されている。
【0038】
前記消火状態判別処理は、熱電対10の検出値が断火用設定値(例えば、1mV)よりも低くなるまでの変化状況に基づいて、強制消火作動の実行原因、すなわち断火の原因が、吹き消えであるか、煮こぼれであるか、あるいは、ガス欠であるかを判別するように構成されている。
ちなみに、制御部Hは、消火状態判別処理の実行による強制消火作動の実行原因について複数回分を記憶可能で、その記憶内容を電源リセットが行われても保持するように構成され、図外のリセットスイッチや電池を逆向きに入れることにより、記憶内容をリセットさせるようにしている。
【0039】
前記強制消火作動の実行原因が、吹き消えであるか、煮こぼれであるか、あるいは、ガス欠であるかの判別について、熱電対10の検出値の時間経過による変化状況を示す図5に基づいて、説明を加える。
【0040】
まず、吹き消えについて説明すると、吹き消えが発生したときの熱電対10の検出値の時間経過による変化状況は、図中Aであり、制御部Hは、火力調節キー32にて弱火が指令されている状態において、熱電対10の検出値が弱火用設定範囲(図中斜線部分)にあるときに、点火/消火キー31により消火が指令されていない状態で、熱電対10による検出値が断火用設定値V1よりも低くなると、吹き消え消火状態であると判別するように構成されている。
【0041】
次に、煮こぼれについて説明すると、煮こぼれが発生したときの熱電対10の検出値の時間経過による変化状況は、図中Bであり、制御部Hは、火力調節キー32にて弱火よりも大きい火力(図示のものでは、強火)が指令されている状態において、熱電対10の検出値が弱火用設定範囲よりも火力増大側にあるときに、点火/消火キー31により消火が指令されていない状態で、熱電対10の検出値の火力減少側への単位時間当たりの変化量が設定変化量以上である急激変化状態が存在したのち、熱電対10による検出値が断火用設定値V1よりも低くなると、煮こぼれ消火状態であると判別するように構成されている。
【0042】
さらに、ガス欠について説明すると、ガス欠が発生したときの熱電対10の検出値の時間経過による変化状況は、図中Cであり、制御部Hは、火力調節キー32にて弱火よりも大きい火力(図示のものでは、中火)が指令されている状態において、熱電対10の検出値が弱火用設定範囲よりも火力増大側にあるときに、点火/消火キー31により消火が指令されていない状態で、熱電対10の検出値の火力減少側への単位時間当たりの変化量が設定変化量未満である緩慢変化状態が存在したのち、熱電対10による検出値が断火用設定値V1よりも低くなると、ガス欠消火状態であると判別するように構成されている。
【0043】
このようにして、制御部Hは、大バーナ1a、並バーナ1b、および、グリルバーナ3の夫々について、通常運転において、強制消火作動を実行することにより、吹き消え、立ち消え、ガス欠などによりバーナの火が断火したときに、バーナに燃料ガスが供給されるのを阻止するとともに、消火状態判別処理を実行することにより、断火の原因を判別して、その判別結果に基づいて、断火の原因に適した処理を容易に行えるようにしている。
【0044】
また、制御部Hは、消火状態判別処理を実行することにより、断火の原因を判別するだけでなく、断火の原因を報知する報知作動を実行するとともに、再度、同じ原因によりバーナの火が断火しないように、ならびに、断火後の点火を的確に行えるように、断火の原因に適した断火後処理を自動的に行うように構成されている。
ちなみに、上述の報知作動および断火後処理の動作についても、大バーナ1a、並バーナ1b、および、グリルバーナ3のいずれも同様の動作を行うので、並バーナ1bについてのみ説明を加え、大バーナ1aおよびグリルバーナ3については説明を省略する。
【0045】
前記報知作動について説明を加えると、図6の表に示すように、断火の原因、すなわち図中消火原因が、吹き消えおよび煮こぼれであるときには、燃焼ランプ33を点滅させ、火力表示ランプ34のうち、熱電対10の検出値により断火状態を検出する前の火力、すなわち消火時の火力のみ点灯させるとともに、警報ブザーを作動させる。
また、断火の原因、すなわち図中消火原因が、ガス欠であるときには、燃焼ランプ33を点滅させるとともに、警報ブザーを作動させるようにしている。
【0046】
前記断火後処理において、断火の原因が吹き消えである場合について説明を加えると、制御部Hは、強制消火作動の実行原因が吹き消えである強制消火作動が頻繁に存在するときには、その後の火力調節作動において、弱火用火力が補正用設定量だけ大きい補正弱火用火力になる状態で、並バーナ1bへの燃料ガス供給量を調節する補正用火力調節作動を実行して、再度、吹き消えによって並バーナ1bの火が断火しないように、並バーナ1bへの燃料ガス供給量の調整を自動的に行うように構成されている。
ちなみに、制御部Hは、複数回の強制消火作動の実行原因のうち、実行原因が吹き消えである強制消火作動が設定回数以上存在するときや、実行原因が吹き消えである強制消火作動が設定回数連続して実行されたときに、強制消火作動の実行原因が吹き消えである強制消火作動が頻繁に存在すると判別するように構成されている。
【0047】
前記補正用火力調節作動について説明を加えると、強制消火作動の実行原因が吹き消えである強制消火作動が頻繁に存在するときには、その後の火力調節作動において、予め設定されている弱火用燃料ガス供給量よりも設定量だけ多くなるように、モータコック13の開度を予め設定されている弱火用開度位置よりも設定量だけ大きい開度位置に補正し、火力調節キー32にて弱火が指令されると、その補正した開度位置になるようにモータコック13の開度位置を調整するように構成されている。
【0048】
モータコック13の開度位置の補正について説明すると、マグネット18とホールIC20bにより半開位置が検出されてから、ステッピングモータ15を100パルスだけ全閉位置側に回転させた位置を、モータコック13の弱火用開度位置として初期設定している。
そして、強制消火作動の実行原因が吹き消えである強制消火作動が頻繁に存在するときには、その後の火力調節作動において、マグネット18とホールIC20bにより半開位置が検出されてから、ステッピングモータ15を100パルスよりも設定量少ないパルス数だけ全閉位置側に回転させた位置を、モータコック13の弱火用開度位置として補正する。
ちなみに、モータコック13の弱火用開度位置の補正量がエラー判別用設定量以上となると、メンテナンス作業をするようにエラー報知するようにしている。
【0049】
前記断火後処理において、断火の原因が煮こぼれである場合について説明を加えると、制御部Hは、強制消火作動の実行原因が煮こぼれである強制消火作動を実行したのち、点火作動の実行により再点火したときには、その再点火後の並バーナ1bによる火力が、熱電対10による検出値に基づいて断火状態を検出する前の火力よりも小さい火力になるように、並バーナ1bへの燃料ガス供給量を調整する煮こぼれ再点火作動を実行して、再度、煮こぼれが発生しないように、並バーナ1bへの燃料ガス供給量の調整を自動的に行うようにしている。
【0050】
前記煮こぼれ再点火作動について説明を加えると、煮こぼれにより断火された後の再点火においては、点火作動を実行して、並バーナ1bに点火させたのち、並バーナ1bの火力が消火時の火力よりも小さい火力になるように、モータコック13の開度位置を調整するようにしている。
【0051】
前記断火後処理において、断火の原因がガス欠である場合について説明を加えると、制御部Hは、強制消火作動の実行原因がガス欠である強制消火作動が存在するときには、その後の点火作動において、点火作動を開始してから通常用着火確認時間よりも長いガス欠後着火確認時間経過するまで、点火プラグ9の作動を継続させるガス欠後用点火作動を実行して、ガス欠後の点火を的確に行うようにしている。
【0052】
前記ガス欠後点火作動について説明を加えると、ガス欠消火状態となると、燃料タンクの交換などにより、燃料ガス供給路12中の燃料ガスが空気と置き換わり、燃料ガスの供給を開始してから実際に並バーナ1bに燃料ガスが到達するまでに時間がかかる。
したがって、ガス欠後の点火作動においては、通常用着火確認時間よりも長いガス欠後着火確認時間点火プラグ9を作動させることにより、並バーナ1bに燃料ガスが的確に到達している状態で点火させて、並バーナ1bへの点火を的確に行うようにしている。
【0053】
前記制御部Hによる通常運転の動作について、図7のフローチャートに基づいて説明する。
ちなみに、この通常運転の動作についての説明においても、並バーナ1bについてのみ説明を加え、大バーナ1aおよびグリルバーナ3については説明を省略する。
【0054】
前記点火/消火キー31にて点火が指令されると、煮こぼれ消火状態後の点火指令でもなく、ガス欠消火状態後の点火指令でもなければ、点火作動を実行して、並バーナ1bに点火させる(ステップ1〜4)。
そして、煮こぼれ消火状態後の点火指令であると、煮こぼれ後再点火作動を実行して、並バーナ1bに点火させたのち、並バーナ1bの火力を消火前の火力よりも小さい火力に調節する(ステップ2,5)。
また、ガス欠消火状態後の点火指令であると、ガス欠後点火作動を実行して、点火プラグ9をガス欠後着火確認時間作動させて、並バーナ1bに点火させる(ステップ3,6)。
【0055】
そして、並バーナ1bに着火されると、強制消火作動の実行原因が吹き消えである強制消火作動が頻繁に存在するか否かを判別し、強制消火作動の実行原因が吹き消えである強制消火作動が頻繁に存在しなければ、火力調節作動を実行して、火力調節キー32の指令情報に基づいて、モータコック13の開度位置を調整するようにしている(ステップ7,8)。
また、強制消火作動の実行原因が吹き消えである強制消火作動が頻繁に存在するときには、補正用火力調節作動を実行して、モータコック13の弱火用開度位置を補正した状態で、火力調節キー32の指令情報に基づいて、モータコック13の開度位置を調整するようにしている(ステップ7,9)。
そして、モータコック13の弱火用開度位置の補正量がエラー判別用設定量以上となると、メンテナンス作業をするようにエラー報知するようにしている(ステップ10,11)。
【0056】
並バーナ1bの燃焼中に、熱電対10の検出値Vが断火用設定値V1以上で断火状態が検出されず、点火/消火キー31にて消火が指令されなければ、上述の動作を繰り返し(ステップ12,13)、並バーナ1bの燃焼中に、熱電対10の検出値Vが断火用設定値V1以上で断火状態が検出されない状態で、点火/消火キー31にて消火が指令されると、消火作動を実行して、並バーナ1bへの燃料ガスの供給を停止する(ステップ13,14)。
【0057】
そして、並バーナ1bの燃焼中に、熱電対10の検出値Vが断火用設定値V1よりも低くなり、断火状態が検出されると、強制消火作動を実行して、並バーナ1bへの燃料ガスの供給を強制的に停止さるとともに、消火状態判別処理を実行して、断火の原因を判別する(ステップ12,15,16)。
そして、消火状態判別処理を実行した後、報知作動を実行して、断火の原因を報知する(ステップ17)。
【0058】
上述の如く、制御部Hは、大バーナ用操作部S1、グリルバーナ用操作部S3、および、並バーナ用操作部S2による指令に基づいて、2つのコンロバーナ1およびグリルバーナ3の通常運転を実行するが、並バーナ1bについては、通常運転に加えて、以下の自動調理運転を実行するように構成されている。
【0059】
前記自動調理運転は、調理タイマー時間設定キー35による指令に基づく調理タイマー運転、天ぷらキー37による指令に基づく天ぷら運転、湯沸かしキー38による指令に基づく湯沸かし運転の夫々を実行するように構成されている。
【0060】
前記調理タイマー運転は、調理タイマー時間設定キー35にて調理時間を設定した状態で、点火/消火キー31にて点火が指令されるに伴って、並バーナ1bの点火作動を実行するとともに、制御部Hに内蔵された自動消火タイマー39による自動消火用経時時間の計時作動を開始させる。
そして、自動消火用経時時間が調理タイマー時間設定キー35にて設定された調理時間になると、並バーナ1bの燃焼を自動的に停止させるとともに、図6の表に示すように、警報ブザーを作動させて報知するようにしている。
また、並バーナ1bの燃焼中に、火力調節キー32にて火力調節が指令されると、火力調節作動を実行し、自動消火用経時時間が調理時間になっていなくても、点火/消火キー31にて消火が指令されると、並バーナ1bの燃焼を停止させるようにしている。
【0061】
前記天ぷら運転は、天ぷらキー37が押された状態で、点火/消火キー31にて点火が指令されると、並バーナ1bの点火作動を実行し、並バーナ1bによる加熱を開始して、温度センサRの検出温度が目標温度(160℃、180℃、220℃)になるように、並バーナ1bの火力調節を行うようにしている。
【0062】
前記湯沸かし運転は、湯沸かしキー38が押された状態で、点火/消火キー31にて点火が指令されると、並バーナ1bの点火作動を実行し、並バーナ1bによる加熱を開始して、並バーナ1bの火力が大になるように火力調節し、温度センサRの検出温度により沸騰したことを検出すると、並バーナ1bの火力が小になるように火力調節して自動的に湯を沸かすようにしている。
【0063】
また、制御部Hは、並バーナ1bについては、上述の強制消火作動に加えて、内蔵された自動消火タイマー39を用いて、並バーナ1bによる加熱を自動的に停止させる自動消火処理、および、温度センサRの検出情報により異常高温を検出すると、並バーナ1bによる加熱を自動的に停止させる高温異常処理などを実行するように構成されている。
ちなみに、グリルバーナ3については、グリル庫内温度センサ11の検出情報により異常高温を検出すると、グリルバーナ3による加熱を自動的に停止させる高温異常処理を実行することも可能である。
【0064】
前記自動消火処理は、通常運転や自動調理運転中に、自動消火タイマー39による自動消火用経時時間が自動消火用時間になると、並バーナ1bへの燃料ガスの供給を停止して、並バーナ1bによる加熱を強制的に停止させるとともに、図6の表に示すように、警報ブザーを作動させるとともに、火力表示ランプ34のうち、消火時の火力のみ点滅させて、報知するようにしている。
また、高温異常処理は、温度センサRの検出温度が設定温度以上となると、並バーナ1bへの燃料ガスの供給を停止して、並バーナ1bによる加熱を強制的に停止させるとともに、図6の表に示すように、燃焼ランプ33を点滅させ、火力表示ランプ34のうち、熱電対10の検出値により断火状態を検出する前の火力、すなわち消火時の火力のみ点滅させるとともに、警報ブザーを作動させて、報知するようにしている。
【0065】
また、モータコック13や熱電対10の故障など、その他の故障が発生すると、図6の表に示すように、燃焼ランプ点滅させ、火力表示ランプ34のすべての火力を点滅させるとともに、警報ブザーを作動させて、報知するようにしている。
【0066】
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、消火状態判別処理において、断火の原因として、吹き消え、煮こぼれ、ガス欠の3つの原因を判別するようにしているが、吹き消えのみや煮こぼれのみなど、ひとつの断火の原因を判別するようにしたり、吹き消えであるか、煮こぼれであるかなど、二つの断火の原因を判別するようにして実施することが可能であり、消火状態判別処理により判別する断火の原因の種類数については、適宜変更が可能である。
【0067】
(2)上記実施形態では、断火の原因が、吹き消えであるか、煮こぼれであるか、ガス欠であるかの判別を、熱電対10の検出値の変化状況に基づいて行うようにしているが、例えば、バーナの雰囲気の風速を検出するセンサを設けて、そのセンサの検出情報に基づいて、断火の原因が吹き消えであると判別したり、センサなどを設けずに、人為的に断火の原因が煮こぼれであると判別するように構成することが可能であり、断火の原因の判別については、熱電対10の検出値の変化状況に基づいて行う構成に限られるものではない。
なお、断火の原因を人為的に判別する場合には、その判別結果を制御部Hに入力することにより、その判別結果に基づいて、断火後処理を実行することができることになる。
【0068】
(3)上記実施形態では、制御部Hは、断火後処理として、補正用火力調節作動、煮こぼれ後再点火作動、および、ガス欠後点火作動の断火の原因に適した処理を行うように構成されているが、補正用火力調節作動のみや煮こぼれ後再点火作動のみ、あるいは、補正用火力調節作動および煮こぼれ後再点火作動など、断火後処理の処理数については、適宜変更が可能である。
また、このような断火後処理を行わず、消火状態判別処理を実行することにより、断火の原因を判別して、断火の原因を報知する報知作動を実行するだけでもよい。
【0069】
(4)上記実施形態では、制御部Hは、消火状態判別処理の実行による強制消火作動の実行原因について複数回分を記憶可能で、その記憶内容を電源リセットが行われても保持するように構成しているが、電源リセットごとに記憶内容をリセットするように構成して実施することも可能であり、消火状態判別処理の実行による強制消火作動の実行原因を記憶するための構成およびその記憶内容をリセットするための構成については、適宜変更が可能である。
【0070】
(5)上記実施形態では、モータコック13の開度位置を調整することにより、バーナへの燃料ガス供給量を調整するように構成しているが、モータコック13に加えて、比例弁および電磁弁を加えたり、あるいは、モータコック13に代えて、比例弁および電磁弁を設けるなど、バーナへの燃料ガス供給量を調整するための構成については、適宜変更が可能である。
【0071】
(6)上記実施形態では、燃焼センサとして熱電対10を例示したが、その他のセンサを適応することも可能である。
【0072】
(7)上記実施形態では、2つのコンロバーナ1およびグリルバーナ3の夫々について、消火状態判別処理を実行するようにしているが、例えば、並バーナ1bについてのみ、消火状態判別処理を実行するように構成することも可能であり、消火状態判別処理の対象バーナの数については、適宜変更が可能である。
【0073】
(8)上記実施形態では、本発明にかかるガスコンロをテーブル式ガスコンロに適応した例を示したが、ビルトイン式ガスコンロにも適応することが可能であり、各種のガスコンロに適応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスコンロの全体斜視図
【図2】ガスコンロの操作部を示す図
【図3】ガスコンロの概略構成図
【図4】ガスコンロの要部を示す図
【図5】燃焼センサの検出値の時間経過に伴う変化を示すグラフ
【図6】報知作動における報知内容を示す表
【図7】制御部の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1,3 バーナ
9 点火手段
10 燃焼センサ
23,27,31 点火消火指令手段
24,28,32 火力指令手段
H 制御手段

Claims (6)

  1. 火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
    前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
    前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロであって、
    前記制御手段は、前記火力指令手段にて弱火が指令されている状態において、前記燃焼センサの検出値が弱火用設定範囲にあるときに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、吹き消え消火状態であると判別するように構成されているガスコンロ。
  2. 火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
    前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
    前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロであって、
    前記制御手段は、前記火力指令手段にて弱火よりも大きい火力が指令されている状態において、前記燃焼センサの検出値が弱火用設定範囲よりも火力増大側であるときに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサの検出値の火力減少側への単位時間当たりの変化量が設定変化量以上である急激変化状態が存在したのち、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、煮こぼれ消火状態であると判別するように構成されているガスコンロ。
  3. 火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
    前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
    前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロであって、
    前記制御手段は、前記火力指令手段にて弱火よりも大きい火力が指令されている状態において、前記燃焼センサの検出値が弱火用設定範囲よりも火力増大側であるときに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサの検出値の火力減少側への単位時間当たりの変化量が設定変化量未満である緩慢変化状態が存在したのち、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、ガス欠消火状態であると判別するように構成されているガスコンロ。
  4. 火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
    前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
    前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロであって、
    前記制御手段は、強制消火作動の実行原因が吹き消えであると判別する前記強制消火作動が頻繁に存在するときには、その後の前記火力調節作動において、弱火用火力が補正用設定量だけ大きい補正弱火用火力になる状態で、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節するように構成されているガスコンロ。
  5. 火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
    前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
    前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロであって、
    前記制御手段は、強制消火作動の実行原因が煮こぼれであると判別する前記強制消火作動を実行したのち、前記点火作動の実行により再点火したときには、その再点火後の前記バーナによる火力が、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出する前の火力よりも小さい火力になるように、前記バーナへの燃料ガス供給量を調整するように構成されているガスコンロ。
  6. 火力を調節自在なバーナと、そのバーナによる火力を指令する火力指令手段と、前記バーナの点火および消火を指令する点火消火指令手段と、前記バーナにより生成される火炎に対して検出作用する燃焼センサと、前記バーナの燃焼を制御する制御手段とが設けられ、
    前記制御手段は、前記点火消火指令手段により点火が指令されると、前記バーナに燃料ガスを供給して点火手段を作動させる点火作動を実行し、前記点火消火指令手段により消火が指令されると、前記バーナへの燃料ガスの供給を停止する消火作動を実行し、
    前記バーナの燃焼中に、前記火力指令手段による指令情報に基づいて、前記バーナへの燃料ガス供給量を調節する火力調節作動を実行するとともに、前記点火消火指令手段により消火が指令されていない状態で、前記燃焼センサによる検出値に基づいて断火状態を検出すると、前記バーナへの燃料ガスの供給を強制的に停止する強制消火作動を実行するように構成されているガスコンロであって、
    前記制御手段は、強制消火作動の実行原因がガス欠であると判別する前記強制消火作動が存在するときには、その後の前記点火作動において、前記点火作動を開始してから通常用着火確認時間よりも長いガス欠後着火確認時間経過するまで、前記点火手段の作動を継続させるように構成されているガスコンロ。
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