JP2001004131A - コック式点滅器 - Google Patents

コック式点滅器

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JP2001004131A
JP2001004131A JP11176747A JP17674799A JP2001004131A JP 2001004131 A JP2001004131 A JP 2001004131A JP 11176747 A JP11176747 A JP 11176747A JP 17674799 A JP17674799 A JP 17674799A JP 2001004131 A JP2001004131 A JP 2001004131A
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burner
cock
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gas
ignition knob
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Hisao Kojima
久雄 小島
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Paloma Kogyo KK
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Paloma Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーナへの供給ガス量が予め設定された最小
許容量を超えた時、直ちにガス供給を停止して安全を確
保する。 【解決手段】 点火ツマミ1の押し回し操作でマグネッ
ト弁8とコック2を開いてパイロットバーナ11とメイ
ンバーナ12にガスを供給すると同時に圧電器13を作
動してパイロットバーナ11に点火しメインバーナ12
に火移りさせ、メインバーナ炎eで熱電対14を加熱し
てマグネット弁8を開弁保持し、点火ツマミ1の押圧を
解いたその後の回転操作でコック2を回転してメインバ
ーナ12への供給ガス量を調節するコック式点滅器にお
いて、点火ツマミ1と連動するカム3とマグネット回路
15に備えたスイッチ4とをコック2の回転角と関連さ
せてメインバーナ12への供給ガス量が火力「弱」の最
小許容量を超えた時、カム3でスイッチ4をOFFして
マグネット回路15を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスグリル等の
コック式点滅器に関し、詳しくは、バーナへの供給ガス
量が予め設定された最小許容量を操作ミス等により誤っ
て超えた場合、バーナへのガス供給を直ちに停止してC
Oの発生が許容量を超える燃焼値が悪くなる前にガスグ
リル等のその後の使用ができなくなるようにして安全性
を高めたコック式点滅器に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスグリル等に用いられる従来のこの種
のコック式点滅器は、火力が「弱」であるバーナへの供
給ガス量が予め設定された最小許容量に達すると、その
旨の表示等によってユーザに知らせるようになっている
が、構造的には「弱」位置を超えて完全閉止位置「止」
までの間もガス量が絞れながらバーナに供給されるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のコック式点滅器では、コックが「止」の位置ま
で回動して完全閉止されるまではバーナは燃焼を続ける
ため、ガスグリル等において、ユーザが「弱」位置での
使用を欲する場合、点火ツマミを「弱」位置まで回動す
ると、コックの調節孔で予め設定された最小許容量に絞
られたガスがバーナへ供給され燃焼するものであるが、
ユーザがその操作時に誤って「弱」位置を超えたことに
気づかずにいると、ガス量はさらに絞られてその燃焼値
が悪くなる。したがって、表面燃焼式バーナにあって
は、燃焼負荷が低くなると燃焼性が悪くなる特性をもっ
ているため、COの発生が許容値を超えてしまい危険で
あり、また、調理性能も低下してしまい使用できなくな
る。なお、ブンゼン式バーナではCOの発生は表面燃焼
式バーナほどではないが、輻射式となっているために調
理性能が極端に悪くなってしまい調理の失敗、ひいて
は、調理不能になるといった問題点があった。
【0004】この発明のコック式点滅器は上記課題を解
決し、バーナへの供給ガス量が予め設定された最小許容
量を超えた時、直ちにガス供給を停止して燃焼値が悪く
なる前にガスグリル等の使用をできなくして安全性の確
保を目的としたコック式点滅器を提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するこの
発明の請求項1記載のコック式点滅器は、点火ツマミの
回転操作でコックを開いてバーナにガスを供給すると同
時に点火器を作動してバーナに着火する点火操作手段
と、上記点火操作により着火されたバーナ炎で熱電対を
加熱しその起電力でマグネット弁を開弁保持する電磁式
開弁保持手段と、上記点火ツマミの回転操作による回転
角度に応じてバーナへの供給ガス量を調節するガス量制
御手段とを備えたコック式点滅器において、上記点火ツ
マミの回転角度が予め設定された最小許容ガス量を下回
る回転位置を超えた時、上記電磁式開弁保持手段のマグ
ネット回路を遮断してマグネット弁を閉止しバーナへの
ガスの供給を直ちに停止するようにしたことをことを要
旨とする。
【0006】上記課題を解決するこの発明の請求項2記
載のコック式点滅器は、上記請求項1記載のコック式点
滅器において、上記点火ツマミの回転操作と連動して回
転するカムと上記マグネット回路に備えたスイッチとを
コックの回転角と関連させてコックによるバーナへの供
給ガス量が最小許容量を超えた時、カムでスイッチをO
FFしてマグネット回路を遮断するようにしたことを要
旨とする。
【0007】上記課題を解決するこの発明の請求項3記
載のコック式点滅器は、上記請求項1、2記載のコック
式点滅器において、上記点火ツマミの回転操作によるバ
ーナへの供給ガス量の最小許容量のコック位置を知らせ
るノッチ、警報音、ランプ等の報知手段を備えたことを
要旨とする。
【0008】上記課題を解決するこの発明の請求項4記
載のコック式点滅器は、上記請求項1、2、3記載のコ
ック式点滅器において、上記加熱源たるバーナは表面燃
焼式バーナであることを要旨とする。
【0009】上記構成を有するこの発明の請求項1記載
のコック式点滅器は、点火ツマミを回転操作することに
より、コックを開いてバーナにガスを供給すると同時に
点火器を作動してバーナに着火するとともに、着火され
たバーナ炎により加熱される熱電対の起電力でマグネッ
ト弁を開弁保持する。その後、点火ツマミの回転操作に
よる回転角度に応じてバーナへの供給ガス量をコックに
より制御してバーナの火力を「強」、「弱」等に調節す
る。上記ガス量の調節操作において、ユーザが火力
「弱」で使用しようとする場合は、点火ツマミを回転操
作してコックによるバーナへの供給ガス量を予め設定さ
れた最小許容量に絞るものであるが、このとき、操作ミ
ス等により点火ツマミの回転角度が予め設定された最小
許容ガス量を下回る回転位置を超えた時、すなわち、予
め設定された最小許容量を超えたガス量にまで絞ってし
まった場合、これを感知して電磁式開弁保持手段のマグ
ネット回路を即座に遮断しマグネット弁を閉じることに
よりバーナへのガス供給を停止してバーナを消火するか
ら、バーナの燃焼値が悪くなる前にその後の使用を不可
能にする。この結果、COの発生が許容値を超えること
はなく使用上安全であり、また、絞りすぎによる火力不
足で調理性能を損うこともない。
【0010】上記構成を有するこの発明の請求項2記載
のコック式点滅器は、バーナへの供給ガス量が最小許容
量を超えた時は、点火ツマミの回転操作と連動して回転
するカムでマグネット回路に備えたスイッチをOFFし
てマグネット回路を即座に遮断するようにしたから、予
め設定された最小許容ガス量を下回る回転位置を超えた
ガス量の絞りすぎによるバーナの燃焼値が悪くなる前に
バーナへのガス供給を停止してその後の使用を不可能に
する。この結果、COの発生、調理性能の劣化が確実に
防止できる。
【0011】上記構成を有するこの発明の請求項3記載
のコック式点滅器は、バーナへの供給ガス量の最小許容
量、すなわち、火力の「弱」位置におけるコックの位置
がノッチ、警報音、ランプ等の報知手段によりユーザに
知らされる。この結果、点火ツマミの回転角度位置がバ
ーナへの供給ガス量の最小許容量を超えてうっかりガス
量を絞りすぎバーナが消えてしまうことはない。
【0012】上記構成を有するこの発明の請求項4記載
のコック式点滅器は、加熱源であるバーナを表面燃焼式
バーナとしたから、たとえば、水なしグリル等に適用し
て効果的なものである。すなわち、この表面燃焼式バー
ナは、燃焼負荷が低くなると燃焼性が悪くなる特性をも
っているから、バーナへの供給ガス量の最小許容量を超
えると、COの発生が許容値を超えてしまう。したがっ
て、燃焼値が悪くなる前に使用不可能とすることは表面
燃焼式バーナを用いた場合、特に、有効である。この結
果、表面燃焼式バーナを用いた場合に問題となる絞りす
ぎによるCOの発生の危険は解消され安全が確保でき
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成、作
用を一層明らかにするために、以下この発明のコック式
点滅器の好適な実施の形態について図面を参照して説明
する。
【0014】図1はこの発明のコック式点滅器の主要な
構成要素である点火ツマミ1、コック2、カム3、スイ
ッチ4、報知手段5の作動状態の一例を示した図であ
り、図2及び図3は構成要素の1つであるマグネット回
路にスイッチ4を組み込んだ回路図であって、図2は熱
電対回路利用の場合、図3は基板回路利用の場合を示
す。
【0015】そこで、上記図1〜図3の構成要素をもつ
点火操作が押し回し型のコック式点滅器を図4〜図6に
示した表面燃焼式バーナを用いた、いわゆる、水なしグ
リルに適用した場合について説明する。コック式点滅器
の基本動作は、たとえば、図4に示されているように、
点火ツマミ1を予め決められた一定のストロークだけ軸
方向へ戻しバネ6に抗して押し込むと、一体の点火操作
軸7が前進してマグネット弁8とパイロット弁9とが開
かれ、次いで、点火ツマミ1を押したまま「止」の位置
aから火力「強」の位置bまで点火ツマミ1を図示反時
計方向へ回転すると、コック2の調節孔2aが全開の状
態になり(図1の(イ)の状態から(ロ)の状態参
照)、ガス供給路10からのガスはパイロットバーナ1
1とメインバーナ12に供給され、同時に圧電器13が
作動してパイロットバーナ11に点火しメインバーナ1
2に火移りする。メインバーナ12への着火を確認した
後、点火ツマミ1の押圧を解くと点火操作軸7は点火ツ
マミ1とともに戻しバネ6により元位置に戻りパイロッ
ト弁9を閉じパイロットバーナ11は消火するが、マグ
ネット弁8は熱電対14によりバーナ炎eを感知する
と、バーナ炎eで加熱される熱電対14の起電力で開弁
保持されるため、メインバーナ12は燃焼状態を保って
いる。そして、コック2が全開の火力「強」の位置bと
メインバーナ12への供給ガス量が最小許容量である火
力「弱」の位置cとの間の点火ツマミ1の回転角度でメ
インバーナ12への供給ガス量の調節を行ってメインバ
ーナ12の火力を変化させるものである。
【0016】一方、消火時は、点火ツマミ1を図1
(ロ)の火力「強」の位置b又は図1(ハ)のガス量が
最小許容量の火力「弱」の位置cから図1(イ)の
「止」の位置aまで図示時計方向に回転して戻すと、コ
ック2の調節孔2aは全閉状態となってガス供給路10
は閉塞されるためメインバーナ12は消火する。メイン
バーナ12の消火を熱電対14で検知してマグネット弁
8も閉じる。
【0017】上記コック式点滅器の点滅動作において、
点火ツマミ1の回転角度がメインバーナ12への供給ガ
ス量が予め設定された最小許容量の火力「弱」cの位置
を超えた場合、上記マグネット弁8を開弁保持する電磁
式開弁保持装置MVのマグネット回路15を遮断してマ
グネット弁8を即座に閉止しメインバーナ12へのガス
供給を停止するようになっている。すなわち、点火ツマ
ミ1と一体の点火操作軸7に回転方向にのみ固定された
カム3を設け、このカム3と上記マグネット回路15に
組み込まれたマイクロスイッチ4とをコック2の回転角
と関連させてコック2の調節孔2aによるメインバーナ
12への供給ガス量が予め設定された最小許容量の火力
「弱」位置cを超えた時、上記カム3で上記マイクロス
イッチ4をOFFしてマグネット回路15を遮断するよ
うにしている。たとえば、図1の(ハ)に示されている
ように、操作ミス等により点火ツマミ1の回転角度が予
め設定された最小許容ガス量を下回る回転位置を超えた
時、すなわち、点火ツマミ1を予め設定された最小許容
量の火力「弱」位置cを超えて絞りすぎであるc′の位
置まで回してしまった時はカム3でマイクロスイッチ4
をOFFしてマグネット回路15を遮断し安全が確保さ
れるものである。
【0018】上記点火ツマミ1の回転操作時において、
点火ツマミ1がメインバーナ12への供給ガス量の最小
許容量の火力「弱」位置cに達したとき、ノッチ5でユ
ーザに知らせるようになっている。ノッチ構造として
は、たとえば、図1の(イ)、(ロ)、(ハ)に示され
ているように、器体16側のバネ17で軸心方向に付勢
された球体18が点火操作軸7に設けられた凹入部19
に嵌り込んでカチッと音がして軽くロックされ、その脱
出も容易に行われる構造となっている。上記ノッチ構造
において、点火操作軸7が図1(イ)、(ロ)の状態で
は押し回されるため、凹入部19と球体18とは異なる
位置で移動するが、押圧を解いたガス量調節位置b−c
間では凹入部19の位置と球体18の位置とが合致して
「弱」位置cにおいて球体18が凹入部19に嵌り込む
ようになっている。
【0019】なお、図3において、20は基板、21は
電源を示す。また、図4において、22はパイロット用
ガス供給管、23はメイン用ガス供給管、24はメイン
ガスノズル、25はメインバーナ12の混合管であり、
表面燃焼式バーナ26は多孔質セラミックスの平面プレ
ートに多数の小炎口を貫通させた燃焼面を有する全1次
空気式のバーナで構成されている。
【0020】上記水なしグリルは、たとえば、図5及び
図6に例示されているように、加熱庫27内の上段左右
に燃料ガスを燃焼させて被調理物28を加熱する上記表
面燃焼式バーナ26がその燃焼面を上方向に傾斜させて
設置され、中段に被調理物28を載せる焼網29を備
え、下段には上記焼網29を載せたまま手前にスライド
させて引き出すことができる受け皿30を備えている。
そして、加熱庫27の背部には仕切壁31を介して並設
され、上方に開口した排気口32を有する排気室33が
設けられ、上記仕切壁31に開口して加熱庫27と連通
する連通口34が上記焼網29における被調理物28の
載置面より低い位置に開口されている。
【0021】また、加熱庫27の正面には上記受け皿3
0と一体の取手35と、受け皿30の出し入れ時に連動
して開閉する開閉扉36とが設けられ、取手35を手前
に引き出すと、取手35と一体の受け皿30が加熱庫2
7の底面をスライドして受け皿30に載置された焼網2
9が同時に引き出され開閉扉36が自動的に開くように
なっており、受け皿30を加熱庫27内に収納すると開
閉扉36は自動的に閉ざされるようになっている。そし
て、加熱庫27の手前の底面には外部空気が侵入できる
空気取入口37が設けられている。
【0022】上記構成のグリルは表面燃焼式バーナ26
の燃焼面を斜め上方に向けるとともに排気室3への連通
口34を焼網29より下方に設け、下方の受け皿30に
溜った焼き脂への輻射加熱を低減しつつ、加熱庫27内
で高温気体を上方から下方に対流させて被調理物28を
加熱することにより、加熱性能を損うことなく、焼き脂
の温度を空気取入口37からの新鮮空気の流入と相まっ
て発火点以下に下げることができ、受け皿30に水を張
らなくても過熱による発火が防止されるものである。な
お、図中、38は点火用電極、39は排気カバーであ
る。
【0023】上記構成において、点火ツマミ1と連動し
て回転するカム3とマグネット回路15に備えたマイク
ロスイッチ4とがコック2の回転角と関連してメインバ
ーナ12への供給ガス量が予め設定された最小許容量を
超えた時、すなわち、50%〜70%以下になった時、
カム3でマイクロスイッチ4をOFFしてマグネット回
路15を遮断しガスの供給を直ちに停止するから、特
に、表面燃焼式バーナのように燃焼負荷が低くなると燃
焼性が悪くなる特性をもつバーナにあっては、上記最小
許容量の火力「弱」の位置cを超えていることに気づか
ず使用しているとCO値が高くなって危険であるが、火
力「弱」の位置cを超えると燃焼性が悪くなる前にガス
供給を停止しその後の使用を不可能にするから安全が確
保できるものである。また、調理性能の低下による各種
の弊害も解消できる。
【0024】次に、図7はこの発明のコック式点滅器を
ブンゼン式バーナに適用した場合を示し、図8はこれを
通常のグリルに適用した場合を示したものであって、加
熱源たるバーナにブンゼン式バーナ40を用いた以外は
先に説明した表面燃焼式バーナ26に適用した場合とそ
の構造は同一であるから、同一部分に同一符号を付して
その説明は省略する。上記ブンゼン式バーナに適用した
場合もメインバーナ12への供給ガス量が予め設定され
た最小許容量を超えた時、すなわち、50%〜70%以
下になった時、カム3でマイクロスイッチ4をOFFし
てマグネット回路15を遮断しガスの供給を直ちに停止
するから、ガス量の絞りすぎによる調理性能の劣化は勿
論のこと、COの発生も解消できる。
【0025】以上この発明の実施の形態の一例について
説明したが、この発明はこうした実施の形態のものに何
等限定されず、この発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々なる態様で実施し得ることは勿論である。たとえ
ば、実施の形態では最小許容量をユーザに知らせる報知
手段としてノッチを用いたが、報知ランプ、警報ブザー
等を用いてもよく、また、点火操作後のガス量調節範囲
もコックの調節孔の形状等を変えれば実施の形態のb−
c間に限らないこと勿論である。
【0026】
【発明の効果】この発明は以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】この発明の請求項1記載のコック式点滅器
によれば、点火ツマミの回転操作でコックを開いてバー
ナにガスを供給すると同時に点火器を作動してバーナに
着火するとともに、着火されたバーナ炎で加熱される熱
電対の起電力によりマグネット弁を開弁保持し、点火ツ
マミのその後の回転操作で回転角度に応じてバーナへの
供給ガス量をコックにより制御してバーナの火力を
「強」、「弱」等に調節するコック式点滅器において、
上記ガス量の調節操作時にユーザが誤って点火ツマミの
回転角度が予め設定された最小許容ガス量を下回る回転
位置を超えた時、すなわち、バーナへの供給ガス量を予
め設定された最小許容量を超えたガス量にまで絞ってし
まった場合、これを感知して電磁式開弁保持手段のマグ
ネット回路を即座に遮断しマグネット弁を閉じバーナへ
のガス供給を停止するから、バーナの燃焼値が悪くなる
前にその後の使用を不可能にする。したがって、COの
発生が許容値を超えることはなく使用上安全であり、ま
た、絞りすぎによる火力不足が起因する調理性能の劣化
も防止できる。
【0028】この発明の請求項2記載のコック式点滅器
によれば、バーナへの供給ガス量が最小許容量を超えた
時は、点火ツマミの回転操作と連動して回転するカムで
マグネット回路に備えたスイッチをOFFしてマグネッ
ト回路を即座に遮断するようにしたから、予め設定され
た最小許容ガス量を下回る回転位置を超えたガス量の絞
りすぎがあってもバーナの燃焼値が悪くなる前にバーナ
へのガス供給を停止してその後の使用を不可能にする。
したがって、COの発生、調理性能の劣化が簡単な構造
で確実に防止できる。
【0029】この発明の請求項3記載のコック式点滅器
によれば、バーナへの供給ガス量の最小許容量、すなわ
ち、点火ツマミの火力の「弱」位置におけるコックの位
置がノッチ、ランプ、警報音等の報知手段でユーザに知
らされる。したがって、点火ツマミの回転角度位置がバ
ーナへの供給ガス量の最小許容量を超えてうっかりガス
量を絞りすぎバーナが消えてしまうことはない。
【0030】この発明の請求項4記載のコック式点滅器
によれば、加熱源であるバーナに表面燃焼式バーナを用
いる、たとえば、水なしグリル等に適用して効果的であ
る。すなわち、表面燃焼式バーナは、燃焼負荷が低くな
ると燃焼性が悪くなる特性をもっているため、バーナへ
の供給ガス量の最小許容量を超えると、COの発生が許
容値を超えてしまう。したがって、燃焼値が悪くなる前
にガスの供給を止めて使用不可能とすることは表面燃焼
式バーナを用いた場合、特に、有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のコック式点滅器の主要構成要素の作
動状態の一例を示したもので、(イ)はコック全閉の停
止状態、(ロ)はコック全開の点火及び燃焼状態、
(ハ)はバーナへの供給ガス量が最小許容量を超えた状
態の説明図である。
【図2】熱電対回路利用の場合のマグネット回路の一例
を示した回路図である。
【図3】基板回路利用の場合のマグネット回路の一例を
示した回路図である。
【図4】表面燃焼式バーナを用いた場合に適用した概略
構成図である。
【図5】表面燃焼式バーナを用いた水なしグリルの一例
を示した縦断側面図である。
【図6】同縦断正面図である。
【図7】ブンゼン式バーナを用いた場合に適用した概略
構成図である。
【図8】ブンゼン式バーナを用いた通常のグリルの一例
を示した縦断側面図である。
【符号の説明】
1…点火ツマミ 2…コック 3…カム 4…スイッチ 5…ノッチ 7…点火操作軸 8…マグネット弁 12…バーナ 14…熱電対 15…マグネット回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H054 AA04 BB24 GG01 3K005 JA03 3K068 FA03 FB03 FC01 FC02 FD06 GA07 HA08 4B040 AA02 AA08 AC02 AD04 AE13 CA02 CA15 EA01 GD25 GD30 JA17 LA16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火ツマミの回転操作でコックを開いて
    バーナにガスを供給すると同時に点火器を作動してバー
    ナに着火する点火操作手段と、 上記点火操作により着火されたバーナ炎で熱電対を加熱
    しその起電力でマグネット弁を開弁保持する電磁式開弁
    保持手段と、 上記点火ツマミの回転操作による回転角度に応じてバー
    ナへの供給ガス量を調節するガス量制御手段とを備えた
    コック式点滅器において、 上記点火ツマミの回転角度が予め設定された最小許容ガ
    ス量を下回る回転位置を超えた時、上記電磁式開弁保持
    手段のマグネット回路を遮断してマグネット弁を閉止し
    バーナへのガスの供給を直ちに停止するようにしたこと
    を特徴とするコック式点滅器。
  2. 【請求項2】 上記点火ツマミの回転操作と連動して回
    転するカムと上記マグネット回路に備えたスイッチとを
    コックの回転角と関連させてコックによるバーナへの供
    給ガス量が最小許容量を超えた時、カムでスイッチをO
    FFしてマグネット回路を遮断するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のコック式点滅器。
  3. 【請求項3】 上記点火ツマミの回転操作によるバーナ
    への供給ガス量の最小許容量のコック位置を知らせるノ
    ッチ、警報音、ランプ等の報知手段を備えたことを特徴
    とする請求項1、2記載のコック式点滅器。
  4. 【請求項4】 上記加熱源たるバーナは表面燃焼式バー
    ナであることを特徴とする請求項1、2、3記載のコッ
    ク式点滅器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007327705A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Paloma Ind Ltd ガス調理器の点火装置
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KR101742877B1 (ko) * 2015-07-24 2017-06-01 윤한준 야외 난방용 보일러 장치

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