JP3133086B2 - ガスこんろの自動消火装置 - Google Patents
ガスこんろの自動消火装置Info
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- JP3133086B2 JP3133086B2 JP03028003A JP2800391A JP3133086B2 JP 3133086 B2 JP3133086 B2 JP 3133086B2 JP 03028003 A JP03028003 A JP 03028003A JP 2800391 A JP2800391 A JP 2800391A JP 3133086 B2 JP3133086 B2 JP 3133086B2
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- Japan
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- cooking
- operating temperature
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24C—DOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
- F24C3/00—Stoves or ranges for gaseous fuels
- F24C3/12—Arrangement or mounting of control or safety devices
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、鍋底温度に基づいて
バーナを自動消火するガスこんろの自動消火装置に関す
る。
バーナを自動消火するガスこんろの自動消火装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】天ぷら火災の防止をはじめ、ミルク沸か
し、鍋での炊飯、煮物、鉄板焼き等における焦げつき防
止等を目的として用途に応じた作動温度でバーナを自動
消火し、安全性、経済性、利便性等を高めたガスこんろ
等において、従来の技術としては、たとえば、図４に示
されているように、バーナ１′の中央部に設けたサーミ
スタ測温体２′を鍋Ａ′の底面に接して鍋底温度をサー
ミスタ測温体２′で測定し、鍋底温度が用途に応じた設
定の作動温度に達したときバーナ１′を自動消火するも
のであって、その作動温度を器具の前面に設けたスライ
ドボリューム１１′により用途に応じて手動で設定する
ことにより、スライドボリューム１１′とコントローラ
Ｃ′で設定された抵抗値とサーミスタ測温体２′の抵抗
値とを比較し鍋底の温度が設定温まで上昇したと判断さ
れたとき、乾電池５′からマグネット弁４′の通電がス
トップされバーナ１′を瞬時に自動消火する構造となっ
ている。
し、鍋での炊飯、煮物、鉄板焼き等における焦げつき防
止等を目的として用途に応じた作動温度でバーナを自動
消火し、安全性、経済性、利便性等を高めたガスこんろ
等において、従来の技術としては、たとえば、図４に示
されているように、バーナ１′の中央部に設けたサーミ
スタ測温体２′を鍋Ａ′の底面に接して鍋底温度をサー
ミスタ測温体２′で測定し、鍋底温度が用途に応じた設
定の作動温度に達したときバーナ１′を自動消火するも
のであって、その作動温度を器具の前面に設けたスライ
ドボリューム１１′により用途に応じて手動で設定する
ことにより、スライドボリューム１１′とコントローラ
Ｃ′で設定された抵抗値とサーミスタ測温体２′の抵抗
値とを比較し鍋底の温度が設定温まで上昇したと判断さ
れたとき、乾電池５′からマグネット弁４′の通電がス
トップされバーナ１′を瞬時に自動消火する構造となっ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術にあっ
ては、用途に応じた作動温度をスライドボリュームで手
動操作により設定するものであるから、実際の使用にあ
たりセット忘れ、セットの誤り等の誤操作による天ぷら
火災、煮物等の焦げつき等のおそれが多々あり未だ信頼
性に欠けるものであった。
ては、用途に応じた作動温度をスライドボリュームで手
動操作により設定するものであるから、実際の使用にあ
たりセット忘れ、セットの誤り等の誤操作による天ぷら
火災、煮物等の焦げつき等のおそれが多々あり未だ信頼
性に欠けるものであった。
【０００４】また、煮物、天ぷら揚げ、鉄板焼き等の用
途ごとにスライドボリュームを手動操作して温調設定す
る必要があるため、実際の使用にあたり甚だ面倒である
などの問題点があった。
途ごとにスライドボリュームを手動操作して温調設定す
る必要があるため、実際の使用にあたり甚だ面倒である
などの問題点があった。
【０００５】この発明は、従来の技術の有する斯かる問
題点に鑑み、バーナを消火する作動温度を、煮物、天ぷ
ら揚げ、鉄板焼き等の用途に応じた温度に自動設定して
前記従来の技術の問題点を解消したガスこんろの自動消
火装置の提供を目的としている。
題点に鑑み、バーナを消火する作動温度を、煮物、天ぷ
ら揚げ、鉄板焼き等の用途に応じた温度に自動設定して
前記従来の技術の問題点を解消したガスこんろの自動消
火装置の提供を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１記載のガスこんろの自動消火装置
は、鍋底温度をバーナ中央部に設けたサーミスタ測温体
で測定して鍋底温度が設定の作動温度に達したときにバ
ーナを自動消火するガスこんろの自動消火装置におい
て、加熱中の鍋底温度およびその温度上昇勾配に基づい
て、煮物調理か、天ぷら揚げ調理か、鉄板焼き調理かを
判別する調理用途判別手段と、上記調理用途判別手段に
より判別された調理用途に対応した上記作動温度（煮物
調理の作動温度＜天ぷら揚げ調理の作動温度＜鉄板焼調
理の作動温度）を自動設定する作動温度設定手段とを備
えたことを要旨とする。
に、本発明の請求項１記載のガスこんろの自動消火装置
は、鍋底温度をバーナ中央部に設けたサーミスタ測温体
で測定して鍋底温度が設定の作動温度に達したときにバ
ーナを自動消火するガスこんろの自動消火装置におい
て、加熱中の鍋底温度およびその温度上昇勾配に基づい
て、煮物調理か、天ぷら揚げ調理か、鉄板焼き調理かを
判別する調理用途判別手段と、上記調理用途判別手段に
より判別された調理用途に対応した上記作動温度（煮物
調理の作動温度＜天ぷら揚げ調理の作動温度＜鉄板焼調
理の作動温度）を自動設定する作動温度設定手段とを備
えたことを要旨とする。
【０００７】
【作用】上記構成を有する本発明のガスこんろの自動消
火装置によれば、鍋底温度が設定の作動温度に達した時
にバーナを消火するが、使用者が調理用途により作動温
度を設定する必要が無く、鍋底温度とその上昇勾配に基
づいて、煮物調理か、天ぷら揚げ調理か、鉄板焼き調理
かを判別し、この判別された調理用途に対応した作動温
度が自動設定される。この作動温度は、煮物調理の作動
温度＜天ぷら揚げ調理の作動温度＜鉄板焼調理の作動温
度という関係に自動設定される。煮物調理では、沸騰後
の焦げ付き防止に適した作動温度が設定され、天ぷら揚
げ調理では、その温度よりも高い油発火防止に適した作
動温度が設定される。また、鉄板焼き調理では、天ぷら
揚げ調理に設定する油発火防止温度で消火させてしまう
と十分加熱調理できないため、作動温度が天ぷら揚げ調
理よりも高く設定される。
火装置によれば、鍋底温度が設定の作動温度に達した時
にバーナを消火するが、使用者が調理用途により作動温
度を設定する必要が無く、鍋底温度とその上昇勾配に基
づいて、煮物調理か、天ぷら揚げ調理か、鉄板焼き調理
かを判別し、この判別された調理用途に対応した作動温
度が自動設定される。この作動温度は、煮物調理の作動
温度＜天ぷら揚げ調理の作動温度＜鉄板焼調理の作動温
度という関係に自動設定される。煮物調理では、沸騰後
の焦げ付き防止に適した作動温度が設定され、天ぷら揚
げ調理では、その温度よりも高い油発火防止に適した作
動温度が設定される。また、鉄板焼き調理では、天ぷら
揚げ調理に設定する油発火防止温度で消火させてしまう
と十分加熱調理できないため、作動温度が天ぷら揚げ調
理よりも高く設定される。
【０００８】
【実施例】以下この発明のガスこんろの自動消火装置の
実施例について図面を参照して説明する。
実施例について図面を参照して説明する。
【０００９】図１において、１はガスバーナで、その中
央部にサーミスタ測温体２を備え、たとえば、ガスこん
ろの五徳上に鍋Ａを載せたとき、該サーミスタ測温体２
が鍋Ａの底面に接して鍋底温度を測定するようになって
いる。
央部にサーミスタ測温体２を備え、たとえば、ガスこん
ろの五徳上に鍋Ａを載せたとき、該サーミスタ測温体２
が鍋Ａの底面に接して鍋底温度を測定するようになって
いる。
【００１０】Ｃはコントローラで、ガスこんろ等の作動
を制御するためのものであって、点火、消火等を制御す
る熱電対３、点滅操作弁体Ｂに組込まれたマグネット弁
４のマグネット４ａ、電源（乾電池）５、マイクロスイ
ッチ６等が接続され、かつ、後述する用途に応じた設定
の作動温度を判別して自動的に切替えるマイコン制御回
路が前記サーミスタ測温体２、電源５等と関連させて組
込まれている。
を制御するためのものであって、点火、消火等を制御す
る熱電対３、点滅操作弁体Ｂに組込まれたマグネット弁
４のマグネット４ａ、電源（乾電池）５、マイクロスイ
ッチ６等が接続され、かつ、後述する用途に応じた設定
の作動温度を判別して自動的に切替えるマイコン制御回
路が前記サーミスタ測温体２、電源５等と関連させて組
込まれている。
【００１１】そこで、図１の実施例における作動原理の
概略を次に説明すると、点火操作は、点火つまみ７を
「点火」の位置まで回動すると、カム機構Ｄを介してパ
イロット弁８を開くと同時にマグネット弁４を押し開き
閉子９も開の状態となし、かつ、圧電装置Ｅも作動して
放電しガスバーナ１にパイロットバーナ１０を介して着
火する。また、同時にマイクロスイッチ６がＯＮし、コ
ントローラＣを通して電源５からマグネット弁４のマグ
ネット４ａに通電し、マグネット弁４を開放状態に保持
する。次いで、点火つまみ７を離すと、カム機構Ｄを介
してパイロット弁８は閉じるが、熱電対３がガスバーナ
１の火炎ｅを感知し引続きマグネット４ａへの通電は持
続され、マグネット弁４は燃焼状態（開放状態）を保持
する。
概略を次に説明すると、点火操作は、点火つまみ７を
「点火」の位置まで回動すると、カム機構Ｄを介してパ
イロット弁８を開くと同時にマグネット弁４を押し開き
閉子９も開の状態となし、かつ、圧電装置Ｅも作動して
放電しガスバーナ１にパイロットバーナ１０を介して着
火する。また、同時にマイクロスイッチ６がＯＮし、コ
ントローラＣを通して電源５からマグネット弁４のマグ
ネット４ａに通電し、マグネット弁４を開放状態に保持
する。次いで、点火つまみ７を離すと、カム機構Ｄを介
してパイロット弁８は閉じるが、熱電対３がガスバーナ
１の火炎ｅを感知し引続きマグネット４ａへの通電は持
続され、マグネット弁４は燃焼状態（開放状態）を保持
する。
【００１２】次に、消火操作は、点火つまみ７を「消
火」の位置まで回動すると、カム機構Ｄを介して閉子９
は閉の状態となってガスバーナ１を消火する。また、同
時にマイクロスイッチ６がＯＦＦとなりコントローラＣ
への通電が停止されるためマグネット弁４も閉止され
る。
火」の位置まで回動すると、カム機構Ｄを介して閉子９
は閉の状態となってガスバーナ１を消火する。また、同
時にマイクロスイッチ６がＯＦＦとなりコントローラＣ
への通電が停止されるためマグネット弁４も閉止され
る。
【００１３】なお、火力調整は、点火つまみ７を点火位
置から一定角度範囲において回動操作することで火力の
変化が自由に行えるようになっている。
置から一定角度範囲において回動操作することで火力の
変化が自由に行えるようになっている。
【００１４】前記マイコン制御回路は、煮物、天ぷら揚
げ、鉄板焼き等の用途に応じた設定の作動温度にサーミ
スタ測温体２の検出値に基づく加熱過程の温度と温度上
昇の状態とによって判別し自動的に切替える機能のほ
か、設定の作動温度以上でマグネット弁４への通電をス
トップしてガスバーナ１を自動消火せしめる指令機能等
をも備えている。
げ、鉄板焼き等の用途に応じた設定の作動温度にサーミ
スタ測温体２の検出値に基づく加熱過程の温度と温度上
昇の状態とによって判別し自動的に切替える機能のほ
か、設定の作動温度以上でマグネット弁４への通電をス
トップしてガスバーナ１を自動消火せしめる指令機能等
をも備えている。
【００１５】作動温度としては、図２のグラフに示され
ているように、煮物等の場合は、煮物等の加熱過程にお
いて、水の沸点である１００℃付近の変極点ａ′から一
定温度ａ″を維持するが、一定温度ａ″を維持するゾー
ンが一定時間Ｔ続いた温度上昇の状態のときは、焦げつ
き防止モードとして作動温度、すなわち、ガスの供給を
停止するカット温度を略１０５℃程度に設定するもので
ある（図２のａ参照）。
ているように、煮物等の場合は、煮物等の加熱過程にお
いて、水の沸点である１００℃付近の変極点ａ′から一
定温度ａ″を維持するが、一定温度ａ″を維持するゾー
ンが一定時間Ｔ続いた温度上昇の状態のときは、焦げつ
き防止モードとして作動温度、すなわち、ガスの供給を
停止するカット温度を略１０５℃程度に設定するもので
ある（図２のａ参照）。
【００１６】次に、天ぷら揚げ等の場合は、天ぷら揚げ
等の加熱過程において、１００℃付近で一定温度を維持
するゾーンへ移行せず、そのまま温度上昇してその温度
と時間との関係、すなわち、グラフの傾き（上昇勾配）
がｔ２／ｔ１≦Ｋの温度上昇の状態にあるときは、天ぷ
ら火災防止モードとして作動温度を油が発煙する少し前
の温度、略２５０℃程度に設定するものである（図２の
ｂ参照）。尚、ｔ ２ は一定の温度上昇値、ｔ １ はｔ ２ 温
度上昇するのに要した時間、Ｋは温度上昇勾配の設定値
である。例えば、鍋底温度が１２０℃から１６０℃にま
で上昇（温度上昇値ｔ ２ ＝４０ｄｅｇ）するのに要した
時間ｔ １ により温度上昇勾配を求める。
等の加熱過程において、１００℃付近で一定温度を維持
するゾーンへ移行せず、そのまま温度上昇してその温度
と時間との関係、すなわち、グラフの傾き（上昇勾配）
がｔ２／ｔ１≦Ｋの温度上昇の状態にあるときは、天ぷ
ら火災防止モードとして作動温度を油が発煙する少し前
の温度、略２５０℃程度に設定するものである（図２の
ｂ参照）。尚、ｔ ２ は一定の温度上昇値、ｔ １ はｔ ２ 温
度上昇するのに要した時間、Ｋは温度上昇勾配の設定値
である。例えば、鍋底温度が１２０℃から１６０℃にま
で上昇（温度上昇値ｔ ２ ＝４０ｄｅｇ）するのに要した
時間ｔ １ により温度上昇勾配を求める。
【００１７】さらに、鉄板焼き等の場合は、鉄板焼き等
の加熱過程において、短時間に温度が急激に上昇しその
温度と時間との関係、すなわち、グラフの傾き（上昇勾
配）がｔ２／ｔ１＞Ｋの温度上昇の状態にあるときは、
鉄板焼きモードとして作動温度を、たとえば、略３５０
℃程度に設定するものである（図２のｃ参照）。
の加熱過程において、短時間に温度が急激に上昇しその
温度と時間との関係、すなわち、グラフの傾き（上昇勾
配）がｔ２／ｔ１＞Ｋの温度上昇の状態にあるときは、
鉄板焼きモードとして作動温度を、たとえば、略３５０
℃程度に設定するものである（図２のｃ参照）。
【００１８】前記構成において、その作用を図３のフロ
ーチャートに基づいて具体的に説明すると、先ず、煮物
等の場合は、ステップ１００でガスバーナに点火される
と、その加熱過程における温度が通常の場合、水の沸点
である１００℃付近の変極点から一定温度を維持するゾ
ーンに移行する。そこで、ステップ１０１で一定温度が
維持されると、ステップ１０２で一定温度の維持が一定
時間続いたか否かを確認し、一定時間続いたときは焦げ
つき防止モードとしてガスの供給を停止するカット温度
がステップ１０３で、たとえば、１０５℃に設定されて
いれば、ステップ１０４で鍋底温度がカット温度以上か
否かを確認し、カット温度以上であると、コントローラ
からの指令でマグネット弁への通電を断ってガスの供給
を停止し、ステップ１０５でガスバーナを直ちに自動消
火せしめる。
ーチャートに基づいて具体的に説明すると、先ず、煮物
等の場合は、ステップ１００でガスバーナに点火される
と、その加熱過程における温度が通常の場合、水の沸点
である１００℃付近の変極点から一定温度を維持するゾ
ーンに移行する。そこで、ステップ１０１で一定温度が
維持されると、ステップ１０２で一定温度の維持が一定
時間続いたか否かを確認し、一定時間続いたときは焦げ
つき防止モードとしてガスの供給を停止するカット温度
がステップ１０３で、たとえば、１０５℃に設定されて
いれば、ステップ１０４で鍋底温度がカット温度以上か
否かを確認し、カット温度以上であると、コントローラ
からの指令でマグネット弁への通電を断ってガスの供給
を停止し、ステップ１０５でガスバーナを直ちに自動消
火せしめる。
【００１９】次に、天ぷら揚げの場合は、ステップ１０
０でガスバーナに点火されると、その加熱過程における
温度が１００℃付近で一定温度を維持するゾーンが存在
せず、そのまま油の発煙温度まで温度上昇を続ける。そ
こで、該温度と時間との関係がステップ２０２でｔ2 ／
ｔ1 ≦Ｋであるか否かを確認し、ｔ2 ／ｔ1 ≦Ｋの温度
上昇の状態にあるときは天ぷら火災防止モードとしてガ
スの供給を停止するカット温度がステップ２０３で、た
とえば、２５０℃に設定されていれば、ステップ１０４
で鍋底温度がカット温度以上か否かを確認し、カット温
度以上であると、コントローラからの指令でマグネット
弁への通電を断ってガスの供給を停止し、ステップ１０
５でガスバーナを直ちに自動消火せしめる。
０でガスバーナに点火されると、その加熱過程における
温度が１００℃付近で一定温度を維持するゾーンが存在
せず、そのまま油の発煙温度まで温度上昇を続ける。そ
こで、該温度と時間との関係がステップ２０２でｔ2 ／
ｔ1 ≦Ｋであるか否かを確認し、ｔ2 ／ｔ1 ≦Ｋの温度
上昇の状態にあるときは天ぷら火災防止モードとしてガ
スの供給を停止するカット温度がステップ２０３で、た
とえば、２５０℃に設定されていれば、ステップ１０４
で鍋底温度がカット温度以上か否かを確認し、カット温
度以上であると、コントローラからの指令でマグネット
弁への通電を断ってガスの供給を停止し、ステップ１０
５でガスバーナを直ちに自動消火せしめる。
【００２０】さらに、鉄板焼きの場合は、ステップ１０
０でガスバーナに点火されると、その加熱過程における
温度が通常の場合、焼き肉に充分な温度までそのまま上
昇を続ける。そこで、該温度と時間との関係がステップ
２０２でｔ2／ｔ1 ≦Ｋであるか否かを確認し、ｔ2 ／
ｔ1 ≦Ｋではなくｔ2 ／ｔ1 ＞Ｋの温度上昇の状態にあ
るときは鉄板焼きモードとしてガスの供給を停止するカ
ット温度がステップ３０３で、たとえば、３５０℃に設
定されていれば、その後、ステップ１０４で鍋底温度が
カット温度以上か否かを確認し、カット温度以上である
とコントローラからの指令でマグネット弁への通電を断
ってガスの供給を停止し、ステップ１０５でガスバーナ
を直ちに自動消火せしめる。
０でガスバーナに点火されると、その加熱過程における
温度が通常の場合、焼き肉に充分な温度までそのまま上
昇を続ける。そこで、該温度と時間との関係がステップ
２０２でｔ2／ｔ1 ≦Ｋであるか否かを確認し、ｔ2 ／
ｔ1 ≦Ｋではなくｔ2 ／ｔ1 ＞Ｋの温度上昇の状態にあ
るときは鉄板焼きモードとしてガスの供給を停止するカ
ット温度がステップ３０３で、たとえば、３５０℃に設
定されていれば、その後、ステップ１０４で鍋底温度が
カット温度以上か否かを確認し、カット温度以上である
とコントローラからの指令でマグネット弁への通電を断
ってガスの供給を停止し、ステップ１０５でガスバーナ
を直ちに自動消火せしめる。
【００２１】
【発明の効果】この発明によるガスこんろの自動消火装
置は、加熱過程において煮物調理か、天ぷら揚げ調理
か、鉄板焼き調理かを判別し、判別した調理用途に応じ
てバーナを消火する作動温度を自動設定するため、従来
のような手操作する手間が省けて非常に使い勝手がよ
く、また、誤操作による天ぷら火災や焦げつきが未然に
防止されて安全性が向上する。
置は、加熱過程において煮物調理か、天ぷら揚げ調理
か、鉄板焼き調理かを判別し、判別した調理用途に応じ
てバーナを消火する作動温度を自動設定するため、従来
のような手操作する手間が省けて非常に使い勝手がよ
く、また、誤操作による天ぷら火災や焦げつきが未然に
防止されて安全性が向上する。
【００２２】また、鉄板焼き調理の作動温度を天ぷら揚
げ調理よりも高温度に設定することで、鉄板焼き調理中
に不必要に消火してしまうことなく十分加熱調理でき、
一方、天ぷら調理では確実に油発火を防止できる。
げ調理よりも高温度に設定することで、鉄板焼き調理中
に不必要に消火してしまうことなく十分加熱調理でき、
一方、天ぷら調理では確実に油発火を防止できる。
【図１】自動消火装置を備えたガスこんろの一実施例を
示した断面図である。
示した断面図である。
【図２】加熱過程の温度と時間の関係の一例を示したグ
ラフである。
ラフである。
【図３】作動状態の一例を示したフローチャートであ
る。
る。
【図４】従来例の断面図である。
１ ガスバーナ ２ サーミスタ測温体 Ａ 鍋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F24C 3/12
Claims (4)
- 【請求項１】 鍋底温度をバーナ中央部に設けたサーミ
スタ測温体で測定して鍋底温度が設定の作動温度に達し
たときにバーナを自動消火するガスこんろの自動消火装
置において、 加熱中の鍋底温度およびその温度上昇勾配に基づいて、
煮物調理か、天ぷら揚げ調理か、鉄板焼き調理かを判別
する調理用途判別手段と、 上記調理用途判別手段により判別された調理用途に対応
した上記作動温度（煮物調理の作動温度＜天ぷら揚げ調
理の作動温度＜鉄板焼調理の作動温度）を自動設定する
作動温度設定手段とを備えたことを特徴とするガスこん
ろの自動消火装置。 - 【請求項２】 上記調理用途判別手段は、鍋の加熱過程
において、鍋底温度が１００℃付近から一定温度を維持
するゾーンが存在するか否かに基づいて、一定温度を維
持するゾーンが存在すれば煮物調理、一定温度を維持す
るゾーンが存在しなければ非煮物調理と判別することを
特徴とする請求項１記載のガスこんろの自動消火装置。 - 【請求項３】 上記非煮物調理と判別された場合には、
更に、鍋底温度の上昇勾配が所定値よりも大きいか否か
を判断し、上記上昇勾配が上記所定値より大きい場合に
は鉄板焼き調理、上記上昇勾配が上記所定値より小さい
場合には天ぷら揚げ調理として区分けして判別し、上記
鉄板焼き調理と判別したときの作動温度を上記天ぷら揚
げ調理と判別したときの作動温度より高く設定したこと
を特徴とする請求項２記載のガスこんろの自動消火装
置。 - 【請求項４】 上記煮物調理と判別された場合には上記
作動温度を略１００〜１３０℃の間に設定し、上記天ぷ
ら揚げ調理と判別された場合には上記作動温度を略２２
０〜２６０℃の間に設定し、上記鉄板焼き調理と判別さ
れた場合には上記作動温度を２６０〜３５０℃の間に設
定することを特徴とする請求項３記載のガスこんろの自
動消火装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03028003A JP3133086B2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | ガスこんろの自動消火装置 |
| KR1019920001252A KR920015073A (ko) | 1991-01-29 | 1992-01-29 | 가스풍로등의 작동온도 자동판별장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03028003A JP3133086B2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | ガスこんろの自動消火装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04244517A JPH04244517A (ja) | 1992-09-01 |
| JP3133086B2 true JP3133086B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=12236622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03028003A Expired - Fee Related JP3133086B2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | ガスこんろの自動消火装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3133086B2 (ja) |
| KR (1) | KR920015073A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0810056B2 (ja) * | 1991-08-27 | 1996-01-31 | 三洋電機株式会社 | 調理用温度制御装置 |
| JP2637888B2 (ja) * | 1992-12-25 | 1997-08-06 | リンナイ株式会社 | 加熱調理器 |
| JP3021311B2 (ja) * | 1995-03-08 | 2000-03-15 | 株式会社ハーマン | 加熱調理器 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6132573A (ja) * | 1984-07-25 | 1986-02-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体集積回路装置およびその製造方法 |
| JPS61259025A (ja) * | 1985-05-13 | 1986-11-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱コンロ |
| JPS6348791A (ja) * | 1986-08-19 | 1988-03-01 | 三菱電機株式会社 | 高周波電磁誘導加熱調理器 |
| JP2727544B2 (ja) * | 1987-08-31 | 1998-03-11 | ソニー株式会社 | マイクロコンピュータ |
| JPH0338483A (ja) * | 1989-07-05 | 1991-02-19 | Honda Motor Co Ltd | 無限軌道車両 |
-
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