JPH0338483A - 無限軌道車両 - Google Patents
無限軌道車両Info
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- JPH0338483A JPH0338483A JP1173686A JP17368689A JPH0338483A JP H0338483 A JPH0338483 A JP H0338483A JP 1173686 A JP1173686 A JP 1173686A JP 17368689 A JP17368689 A JP 17368689A JP H0338483 A JPH0338483 A JP H0338483A
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- arm
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- bracket
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M27/00—Propulsion devices for sledges or the like
- B62M27/02—Propulsion devices for sledges or the like power driven
- B62M2027/021—Snow bikes resembling conventional motorcycles
Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、雪上バイツなどのような、操向スキーと無
限軌道装置とを備えた車両に関する。 [従来の技術〕 無限軌道車両の一例として、車体フレーム前部に操向ス
キーを支持し、後部にリヤフォークを枢着するとともに
、このリヤフォークの後端部に軸着されかつさらに後方
へ延出するリヤアームと、このリヤアームに支持された
駆動輪並びにガイドローラと、これら駆動輪及びガイド
ローラに巻き掛けられた無端帯状のトラックベルトから
なる無限軌道装置とを備えた雪上バイツが既に本出願人
によって提案されている(特願平1−83100号)。 このものは、リヤフォークとリヤアーム間にリヤサブク
ッションが連結されており、両者間の相対運動を緩衝す
るようになっている。
限軌道装置とを備えた車両に関する。 [従来の技術〕 無限軌道車両の一例として、車体フレーム前部に操向ス
キーを支持し、後部にリヤフォークを枢着するとともに
、このリヤフォークの後端部に軸着されかつさらに後方
へ延出するリヤアームと、このリヤアームに支持された
駆動輪並びにガイドローラと、これら駆動輪及びガイド
ローラに巻き掛けられた無端帯状のトラックベルトから
なる無限軌道装置とを備えた雪上バイツが既に本出願人
によって提案されている(特願平1−83100号)。 このものは、リヤフォークとリヤアーム間にリヤサブク
ッションが連結されており、両者間の相対運動を緩衝す
るようになっている。
ところで、上記雪上バイツの場合、無限軌道装置後端の
ガイドホイール側が極端に下がると、後端が雪中へ潜り
込み、トラックベルトの接雪面が上り勾配になることに
より走行抵抗が増えたり、スタック(車体が雪面に接し
て無限軌道装置が空転する状態)を生じたりすることが
ある。 さらに、突起通過の際、前端の駆動輪が突起を通過して
も後端側が上り斜面上に残るので、突起を乗り越えにく
くなることがある。 また、トラックベルトの接電面積をできるだけ大きく確
保して耐スタック性を向上させる要請と、車体幅を可能
な限りスリムにして走破性を良好にする要請を同時に満
足させるため、トラックベルトの横幅をリヤフォークの
内のり幅とほぼ一致させるようにすると有利である。し
かし、この場合、トラックベルト内側の空間内に臨んで
トラックベルトへ取付けられているリヤサブクッション
のブラケットとの干渉を避けて、トラックベルトをリヤ
フォーク間へ収容するには、トラックベルトにブラケッ
トを通過可能とする程度の切欠きを設けておかなければ
ならず、その結果、トラックベルトの強度が低下する。 そこで本願は、かかる問題を解決できる無限軌道車両の
提供を目的とする。 [課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明は、車体フレーム前部
に操向スキーを支持し、後部にリヤフォークを枢着する
とともに、このリヤフォークの後端部に軸着されかつさ
らに後方へ延出するリヤアームと、このリヤアームに支
持された駆動輪並びにガイドローラと、これら駆動輪及
びガイドローラに巻き掛けられた無端帯状のトラックベ
ルトからなる無限軌道装置とを備えたものにおいて、リ
ヤフォークに対するリヤアームの揺動角を所定範囲内に
維持するための揺動規制手段を設けたことを特徴とする
。 また、リヤフォークとリヤアーム間に配設されたリヤサ
ブクッションをトラックベルト内側の空間内に臨むよう
に配設するとともに、リヤサブクッションの一端を枢着
するためのクッションブラケットをリヤフォークへ着脱
自在に取付けることもできる。 [発明の作用] 1突起通過時等、無限軌道装置の後端側が接地(雪)状
態にないときなどのような場合、リヤサブクッションが
全伸位置までストロークしようとしするので、同時にリ
ヤアームが下方へ揺動しようとする。しかし、リヤアー
ムが所定角度まで揺動すると、揺動規制手段によってそ
の揺動が規制されて揺動を停止する。ゆえに、リヤアー
ムが所定角度を越えて下方へ揺動することがなくなる。 その結果、無限軌道装置後端のガイドホイールが雪中等
へ潜り込むことによるスタックの発生を防止し、また突
起通過時には無限軌道装置の後端側がいつまでも上り斜
面上に位置することなく、迅速にこれから離れることが
できるので、突起通過を容易にする。 また、リヤフォークに無限軌道装置を連結する際、予め
リヤサブクッションをリヤアーム側へ取付けるためのブ
ラケットをリヤフォークから外しておき、無限軌道装置
をリヤアームの左右のアーム部間に収容して両者を連結
後、ブラケットをリヤアーム側へ取付けてリヤサブクッ
ションを連結すると、トラックベルトにブラケットを通
すための切欠きを設けることなく、しかもその横幅をリ
ヤフォークの左右のアーム部間の内のり寸法とほぼ同程
度まで広幅に形成可能となり、接地(雪)面積が拡大す
る。 〔実施例] 第1図乃至第7図は第1実施例をし、第1図は雪上バイ
ツの側面形状、第2図は後部を切欠いた全体の平面形状
、第3図は第2図のさらに要部についてトラックベルト
のみを切欠いて拡大した平面形状をそれぞれ示す図であ
る。lは操向スキー、2は左右に一対設けられるフロン
トフォーク、3はハンドル、4は燃料タンク、5はシー
ト、6はエンジン、7は車体フレーム1.8はリヤフォ
ーク、9はリヤクツション、10は無限軌道装置である
。 無限軌道装置10はリヤフォーク8の後端部にリヤアク
スル11によって軸着されかつ後方へ延出する側面視略
三角形状のリヤアーム12と、リヤアクスル11によっ
て同軸取付けされるドリブンスプロケット13、駆動輪
14、リヤアーム12の中間部に支持されるガイドロー
ラ15及び後端部に支持される大型のガイドローラ16
、これら駆動輪14及びガイドローラ15.16間に巻
き掛けられる無端帯状のトラックベルト17等からなる
。第2図に示すように、トラックベルト17の横幅はり
セフオーク8の左右のアーム部8a及び8b間の内のり
寸法とほぼ等しくなっている。また、駆動輪14の幅は
操向スキーlの幅と略等しくなっている。 なお、第4図に示すように、アーム部8aの中間上部に
クッションブラケット18がボルト19により着脱自在
に取付けられている。クッションブラケット18に形成
された溝状凹部内にアーム部8aの上部側を嵌合しであ
る。クッションブラケット18の内方突出部にも取付溝
20が形成され、これにリヤサブクッション21の一端
が連結され、その他端はリヤアーム12の上側前端部に
突出形成されたブラケット22に連結している。 本実施例ではリヤサブクッション21を片持式としであ
るが、両サイドに設けて両持式とすることは任意である
。 第2図に示すように、クッションブラケット18はトラ
ックベルト17の内側へまで突出している。また、クッ
ションブラケット18の下方にも、下向きのブラケット
23(第1図)がアーム部8aの中間へボルト24によ
り着脱自在に設けられ、これに揺動規制手段25の一端
を連結し、他端をリヤアーム12の下側前端部26に連
結している。なお、ブラケット23はクッションブラケ
ット18と同様の構造である。 揺動規制手段25は第5図に示すように、伸縮自在のバ
ネ筒からなり、筒部27aとその内部を摺動するピスト
ンを一端部に設けたロッド27bと、ロッド27bの他
端部に取付けられたバンブラバー28と、筒部27aと
ロッド27bの周囲に巻回されたコイルスプリング29
とからなる。 符号25aはブラケット23側との、25bは下側前端
部26側との各連結部である。 一方、リヤフォーク8のクッションブラケット18と反
対側のアーム部8bには、ブレーキキャリパブラケット
30が同様にトラックベルト17内方へ突出した状態で
、ボルト31により着脱自在に取付けられ、ブレーキキ
ャリパ34を支持している(第3図参照)。 ブレーキキャリパ34は駆動輪14のボス部35の側面
に取付けられているブレーキディスク36と摺接可能に
なっている。このようにブレーキキャリパ34をリヤア
ーム12側でなくアーム部8b側へ支持させると、制動
時におけるブレーキ反力でリヤアーム12が持ち上がる
ことがなくなる。ブレーキキャリパブラケット30は第
6図にその断面形状を示すように、アーム部8bを嵌合
するための凹部32が形成され、内方先端部の取付段部
33にはブレーキキャリパ34が取付けられている。な
お、図中の符号37は第1チエーン、38aは第1中間
スプロケット、38bは第2中間スプロケット、39は
第2チエーンである。 次に、本実施例の作用を説明する。突起通過時などガイ
ドローラ16側が非接雪状態になると、無限軌道装置l
Oのリヤアーム12はリヤアクスル11を中心にしてガ
イドローラ16側が下方へ揺動し、同時に揺動規制手段
25はコイルスプリング29に抗して縮められる。しか
し、リヤアーム12が所定角度θ(第1図参照)まで揺
動すると、揺動規制手段25のバンプラバー28が筒部
27a(第5図参照〉の端部と当接し、これ以上の縮み
を阻止するので、リヤアーム12の揺動規制を行い、リ
ヤアーム12の揺動を所定角度θで停止させる。これに
より、突起通過時にガイドローラ16側がいつまでも突
起の上り斜面に止まることがなく迅速に離れるので、突
起通過を容易にし、凹凸の激しい悪路の走破性を向上す
る。また、深雪状態でガイドローラ16側が雪を掘り下
げても、リヤアーム12の揺動は所定角度θで止まるか
ら、これ以上雪中へ潜り込みにくくなってスタックしに
くくなる。ゆえに、耐スタック性が向上する。 第7図はリヤフォーク8に対して無限軌道装置10を取
付ける状態を示す。まず、リヤフォーク8の左右のアー
ム部8a、8b間にトラックベルト17を後方より移動
してその先端側を入れ、次にクッションブラケット18
及びブレーキキャリパブラケット30並びに図では見え
ないが、ブラケット23をそれぞれアーム部8a及び8
bにボルト止めし、これにリヤサブクッション21.揺
動規制手段25及びブレーキキャリパ34をそれぞれ取
付ける。このようにすると、クッションブラケット18
.揺動規制手段25及びブレーキキャリパブラケット3
0がそれぞれトラックベルト17の内方空間内へ突出す
るにもかかわらず、トラックベルト17の横幅を左右の
アーム部8a。 8b間の内のり寸法と略同程度まで幅広に形成して大き
な接電面積を確保できるとともに、トラックベルト17
の側部にクッションブラケット18、揺動規制手段25
及びブレーキキャリパブラケット30を通過させるため
の切欠きを設ける必要もないので、トラックベルト17
の強度を低下させることがない。 第8図及び第9図に第2実施例を示す。なお、以下の各
実施例とも前実施例と共通機能部分については共通符号
を使用し、また必要の場合以外、主要な符号のみを図面
中に付すに止め、重複説明を省略するものとする。第8
図はリヤフォーク8より後方部分の拡大側面図(一部省
略して示す)、第9図はこの部分の組付方を説明するた
めの図である。 本実施例では、揺動規制手段25は強靭な合成樹脂等か
らなるベルト状部材からなり、その一端40はリヤサブ
クッション21と共にクッションブラケット18へ共線
めされ、他端41はリヤアーム12の上側前端部側面の
ブラケット22近傍へ連結されている。このようにする
と、リヤアーム12が所定角度まで下方へ揺動すると、
揺動規制手段25であるベルト状部材が伸びきり状態に
なって、それ以上の揺動を規制する。しかも、揺動規制
手段25が一枚のベルト状部材であるから、構造が簡単
になりかつ重量軽減に貢献できる。 第10図乃至第12図は第3実施例を示し、第10図及
び第11図はそれぞれ第8図及び第9図に対応し、また
第12図は無限軌道装置lOを一部破断してその内部構
造を後方から示す図である(ガイドローラ15は省略し
である)。 本実施例では、揺動規制手段25が右側アーム部8bの
後端部下面へボルト42により着脱自在に取付けられる
ブロック状の部材である。揺動規制手段25の後端部は
リヤアーム12側へ延出し、車体中心方向へ屈曲して張
り出し、ここに後方下がりに傾斜してリヤアーム12を
構成する下側サブフレーム12bの前部下面と当接可能
なストッパ43が形成されている。ストッパ43の上面
にはゴム等の弾性緩衝材であるバンブラバー44が取付
けられている。符号12aは上側サブフレーム、12c
はリヤフォーク8側との連結部である。なお、ストッパ
43とサブフレーム12bの前部下面とは、リヤアーム
12が所定角度θまで下方へ揺動したとき当接するよう
なりリアランス調整しておく(第10図参照)。このク
リアランス調整はバンブラバー44の厚さを変えること
によってもできる。このようにすると、リヤアーム12
が所定角度θまで下方へ揺動したとき、その下面とスト
ッパ43が当接し、リヤアーム12がそれ以上揺動する
ことを規制できる。また、バンブラバー44によってス
トッパ43とリヤアーム12との接触を干渉できかつ異
音の発生を防止できる。しかも、比較的簡単な構造の部
材でありながら、強固であって、正確にリヤアーム12
の揺動規制を行うことができる。また、ブロック状の揺
動規制手段25及びストッパ43をリヤアーム8b(リ
ヤフォーク8)の後端部へ一体形成することも可能であ
る。 [発明の効果] 請求項1項記載の発明によれば、揺動規制手段を設ける
ことにより、リヤアームの下方への揺動を所定角度内に
規制したので、例えば深雪上において無限軌道装置後端
側の潜り込みを阻止でき、耐スタック性が向上する。同
時に、突起通過時には上り斜面に無限軌道装置の後端側
が比較的長く接触状態で残ることがなくなり、迅速に離
れるので、突起通過が容易になり、凹凸が激しい悪路に
おける走破性が向上する。 請求項2項記載の発明によれば、リヤサブクッションを
リヤフォーク測へ取付けるためのブラケットを着脱自在
に構成したので、トラックベルトをリヤフォークの左右
のアーム部間の内のり寸法とほぼ同程度まで幅広にでき
、車体のスリム化と接地(雪)面積の増大という相反す
る双方の要請を同時に満足可能となる。その結果、深雪
上や狭隘部等における走破性を向上でき、しかも、トラ
ックベルトの側部にブラケットを通過させるための切欠
きを設ける必要がないので、トラックベルトの強度を低
下させずに所定強度に維持できる。
ガイドホイール側が極端に下がると、後端が雪中へ潜り
込み、トラックベルトの接雪面が上り勾配になることに
より走行抵抗が増えたり、スタック(車体が雪面に接し
て無限軌道装置が空転する状態)を生じたりすることが
ある。 さらに、突起通過の際、前端の駆動輪が突起を通過して
も後端側が上り斜面上に残るので、突起を乗り越えにく
くなることがある。 また、トラックベルトの接電面積をできるだけ大きく確
保して耐スタック性を向上させる要請と、車体幅を可能
な限りスリムにして走破性を良好にする要請を同時に満
足させるため、トラックベルトの横幅をリヤフォークの
内のり幅とほぼ一致させるようにすると有利である。し
かし、この場合、トラックベルト内側の空間内に臨んで
トラックベルトへ取付けられているリヤサブクッション
のブラケットとの干渉を避けて、トラックベルトをリヤ
フォーク間へ収容するには、トラックベルトにブラケッ
トを通過可能とする程度の切欠きを設けておかなければ
ならず、その結果、トラックベルトの強度が低下する。 そこで本願は、かかる問題を解決できる無限軌道車両の
提供を目的とする。 [課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明は、車体フレーム前部
に操向スキーを支持し、後部にリヤフォークを枢着する
とともに、このリヤフォークの後端部に軸着されかつさ
らに後方へ延出するリヤアームと、このリヤアームに支
持された駆動輪並びにガイドローラと、これら駆動輪及
びガイドローラに巻き掛けられた無端帯状のトラックベ
ルトからなる無限軌道装置とを備えたものにおいて、リ
ヤフォークに対するリヤアームの揺動角を所定範囲内に
維持するための揺動規制手段を設けたことを特徴とする
。 また、リヤフォークとリヤアーム間に配設されたリヤサ
ブクッションをトラックベルト内側の空間内に臨むよう
に配設するとともに、リヤサブクッションの一端を枢着
するためのクッションブラケットをリヤフォークへ着脱
自在に取付けることもできる。 [発明の作用] 1突起通過時等、無限軌道装置の後端側が接地(雪)状
態にないときなどのような場合、リヤサブクッションが
全伸位置までストロークしようとしするので、同時にリ
ヤアームが下方へ揺動しようとする。しかし、リヤアー
ムが所定角度まで揺動すると、揺動規制手段によってそ
の揺動が規制されて揺動を停止する。ゆえに、リヤアー
ムが所定角度を越えて下方へ揺動することがなくなる。 その結果、無限軌道装置後端のガイドホイールが雪中等
へ潜り込むことによるスタックの発生を防止し、また突
起通過時には無限軌道装置の後端側がいつまでも上り斜
面上に位置することなく、迅速にこれから離れることが
できるので、突起通過を容易にする。 また、リヤフォークに無限軌道装置を連結する際、予め
リヤサブクッションをリヤアーム側へ取付けるためのブ
ラケットをリヤフォークから外しておき、無限軌道装置
をリヤアームの左右のアーム部間に収容して両者を連結
後、ブラケットをリヤアーム側へ取付けてリヤサブクッ
ションを連結すると、トラックベルトにブラケットを通
すための切欠きを設けることなく、しかもその横幅をリ
ヤフォークの左右のアーム部間の内のり寸法とほぼ同程
度まで広幅に形成可能となり、接地(雪)面積が拡大す
る。 〔実施例] 第1図乃至第7図は第1実施例をし、第1図は雪上バイ
ツの側面形状、第2図は後部を切欠いた全体の平面形状
、第3図は第2図のさらに要部についてトラックベルト
のみを切欠いて拡大した平面形状をそれぞれ示す図であ
る。lは操向スキー、2は左右に一対設けられるフロン
トフォーク、3はハンドル、4は燃料タンク、5はシー
ト、6はエンジン、7は車体フレーム1.8はリヤフォ
ーク、9はリヤクツション、10は無限軌道装置である
。 無限軌道装置10はリヤフォーク8の後端部にリヤアク
スル11によって軸着されかつ後方へ延出する側面視略
三角形状のリヤアーム12と、リヤアクスル11によっ
て同軸取付けされるドリブンスプロケット13、駆動輪
14、リヤアーム12の中間部に支持されるガイドロー
ラ15及び後端部に支持される大型のガイドローラ16
、これら駆動輪14及びガイドローラ15.16間に巻
き掛けられる無端帯状のトラックベルト17等からなる
。第2図に示すように、トラックベルト17の横幅はり
セフオーク8の左右のアーム部8a及び8b間の内のり
寸法とほぼ等しくなっている。また、駆動輪14の幅は
操向スキーlの幅と略等しくなっている。 なお、第4図に示すように、アーム部8aの中間上部に
クッションブラケット18がボルト19により着脱自在
に取付けられている。クッションブラケット18に形成
された溝状凹部内にアーム部8aの上部側を嵌合しであ
る。クッションブラケット18の内方突出部にも取付溝
20が形成され、これにリヤサブクッション21の一端
が連結され、その他端はリヤアーム12の上側前端部に
突出形成されたブラケット22に連結している。 本実施例ではリヤサブクッション21を片持式としであ
るが、両サイドに設けて両持式とすることは任意である
。 第2図に示すように、クッションブラケット18はトラ
ックベルト17の内側へまで突出している。また、クッ
ションブラケット18の下方にも、下向きのブラケット
23(第1図)がアーム部8aの中間へボルト24によ
り着脱自在に設けられ、これに揺動規制手段25の一端
を連結し、他端をリヤアーム12の下側前端部26に連
結している。なお、ブラケット23はクッションブラケ
ット18と同様の構造である。 揺動規制手段25は第5図に示すように、伸縮自在のバ
ネ筒からなり、筒部27aとその内部を摺動するピスト
ンを一端部に設けたロッド27bと、ロッド27bの他
端部に取付けられたバンブラバー28と、筒部27aと
ロッド27bの周囲に巻回されたコイルスプリング29
とからなる。 符号25aはブラケット23側との、25bは下側前端
部26側との各連結部である。 一方、リヤフォーク8のクッションブラケット18と反
対側のアーム部8bには、ブレーキキャリパブラケット
30が同様にトラックベルト17内方へ突出した状態で
、ボルト31により着脱自在に取付けられ、ブレーキキ
ャリパ34を支持している(第3図参照)。 ブレーキキャリパ34は駆動輪14のボス部35の側面
に取付けられているブレーキディスク36と摺接可能に
なっている。このようにブレーキキャリパ34をリヤア
ーム12側でなくアーム部8b側へ支持させると、制動
時におけるブレーキ反力でリヤアーム12が持ち上がる
ことがなくなる。ブレーキキャリパブラケット30は第
6図にその断面形状を示すように、アーム部8bを嵌合
するための凹部32が形成され、内方先端部の取付段部
33にはブレーキキャリパ34が取付けられている。な
お、図中の符号37は第1チエーン、38aは第1中間
スプロケット、38bは第2中間スプロケット、39は
第2チエーンである。 次に、本実施例の作用を説明する。突起通過時などガイ
ドローラ16側が非接雪状態になると、無限軌道装置l
Oのリヤアーム12はリヤアクスル11を中心にしてガ
イドローラ16側が下方へ揺動し、同時に揺動規制手段
25はコイルスプリング29に抗して縮められる。しか
し、リヤアーム12が所定角度θ(第1図参照)まで揺
動すると、揺動規制手段25のバンプラバー28が筒部
27a(第5図参照〉の端部と当接し、これ以上の縮み
を阻止するので、リヤアーム12の揺動規制を行い、リ
ヤアーム12の揺動を所定角度θで停止させる。これに
より、突起通過時にガイドローラ16側がいつまでも突
起の上り斜面に止まることがなく迅速に離れるので、突
起通過を容易にし、凹凸の激しい悪路の走破性を向上す
る。また、深雪状態でガイドローラ16側が雪を掘り下
げても、リヤアーム12の揺動は所定角度θで止まるか
ら、これ以上雪中へ潜り込みにくくなってスタックしに
くくなる。ゆえに、耐スタック性が向上する。 第7図はリヤフォーク8に対して無限軌道装置10を取
付ける状態を示す。まず、リヤフォーク8の左右のアー
ム部8a、8b間にトラックベルト17を後方より移動
してその先端側を入れ、次にクッションブラケット18
及びブレーキキャリパブラケット30並びに図では見え
ないが、ブラケット23をそれぞれアーム部8a及び8
bにボルト止めし、これにリヤサブクッション21.揺
動規制手段25及びブレーキキャリパ34をそれぞれ取
付ける。このようにすると、クッションブラケット18
.揺動規制手段25及びブレーキキャリパブラケット3
0がそれぞれトラックベルト17の内方空間内へ突出す
るにもかかわらず、トラックベルト17の横幅を左右の
アーム部8a。 8b間の内のり寸法と略同程度まで幅広に形成して大き
な接電面積を確保できるとともに、トラックベルト17
の側部にクッションブラケット18、揺動規制手段25
及びブレーキキャリパブラケット30を通過させるため
の切欠きを設ける必要もないので、トラックベルト17
の強度を低下させることがない。 第8図及び第9図に第2実施例を示す。なお、以下の各
実施例とも前実施例と共通機能部分については共通符号
を使用し、また必要の場合以外、主要な符号のみを図面
中に付すに止め、重複説明を省略するものとする。第8
図はリヤフォーク8より後方部分の拡大側面図(一部省
略して示す)、第9図はこの部分の組付方を説明するた
めの図である。 本実施例では、揺動規制手段25は強靭な合成樹脂等か
らなるベルト状部材からなり、その一端40はリヤサブ
クッション21と共にクッションブラケット18へ共線
めされ、他端41はリヤアーム12の上側前端部側面の
ブラケット22近傍へ連結されている。このようにする
と、リヤアーム12が所定角度まで下方へ揺動すると、
揺動規制手段25であるベルト状部材が伸びきり状態に
なって、それ以上の揺動を規制する。しかも、揺動規制
手段25が一枚のベルト状部材であるから、構造が簡単
になりかつ重量軽減に貢献できる。 第10図乃至第12図は第3実施例を示し、第10図及
び第11図はそれぞれ第8図及び第9図に対応し、また
第12図は無限軌道装置lOを一部破断してその内部構
造を後方から示す図である(ガイドローラ15は省略し
である)。 本実施例では、揺動規制手段25が右側アーム部8bの
後端部下面へボルト42により着脱自在に取付けられる
ブロック状の部材である。揺動規制手段25の後端部は
リヤアーム12側へ延出し、車体中心方向へ屈曲して張
り出し、ここに後方下がりに傾斜してリヤアーム12を
構成する下側サブフレーム12bの前部下面と当接可能
なストッパ43が形成されている。ストッパ43の上面
にはゴム等の弾性緩衝材であるバンブラバー44が取付
けられている。符号12aは上側サブフレーム、12c
はリヤフォーク8側との連結部である。なお、ストッパ
43とサブフレーム12bの前部下面とは、リヤアーム
12が所定角度θまで下方へ揺動したとき当接するよう
なりリアランス調整しておく(第10図参照)。このク
リアランス調整はバンブラバー44の厚さを変えること
によってもできる。このようにすると、リヤアーム12
が所定角度θまで下方へ揺動したとき、その下面とスト
ッパ43が当接し、リヤアーム12がそれ以上揺動する
ことを規制できる。また、バンブラバー44によってス
トッパ43とリヤアーム12との接触を干渉できかつ異
音の発生を防止できる。しかも、比較的簡単な構造の部
材でありながら、強固であって、正確にリヤアーム12
の揺動規制を行うことができる。また、ブロック状の揺
動規制手段25及びストッパ43をリヤアーム8b(リ
ヤフォーク8)の後端部へ一体形成することも可能であ
る。 [発明の効果] 請求項1項記載の発明によれば、揺動規制手段を設ける
ことにより、リヤアームの下方への揺動を所定角度内に
規制したので、例えば深雪上において無限軌道装置後端
側の潜り込みを阻止でき、耐スタック性が向上する。同
時に、突起通過時には上り斜面に無限軌道装置の後端側
が比較的長く接触状態で残ることがなくなり、迅速に離
れるので、突起通過が容易になり、凹凸が激しい悪路に
おける走破性が向上する。 請求項2項記載の発明によれば、リヤサブクッションを
リヤフォーク測へ取付けるためのブラケットを着脱自在
に構成したので、トラックベルトをリヤフォークの左右
のアーム部間の内のり寸法とほぼ同程度まで幅広にでき
、車体のスリム化と接地(雪)面積の増大という相反す
る双方の要請を同時に満足可能となる。その結果、深雪
上や狭隘部等における走破性を向上でき、しかも、トラ
ックベルトの側部にブラケットを通過させるための切欠
きを設ける必要がないので、トラックベルトの強度を低
下させずに所定強度に維持できる。
第1図乃至第7図は第1実施例に係り、第1図は雪上バ
イツの側面図、第2図は一部を切欠いた平面部、第3図
はりャフォークを含むさらに後方部分の一部切欠き拡大
平面図、第4図は第3図のA−A線拡大断面図、第5図
は揺動規制手段の一部切欠き拡大側面図、第6図は第3
図のB−B線拡大断面図、第7図は組付方を説明するた
めの図である。第8図は第2実施例であってリヤフォー
クより後方部分の拡大側面図、第9図はその主要構成部
の組立図である。第10図乃至第12図は第3実施例を
示し、第1O図は第8図同様図、第11図は第9図同様
図、第12図は無限軌道装置の一部を切欠いてその内部
を後方から示した図である。 (符号の説明) l・・・操向スキー、7・・・車体フレーム、8・・・
リヤフォーク、lO・・・無限軌道装置、11・・・リ
ヤアクスル、12・・・リヤアーム、14・・・駆動輪
、15・・・ガイドローラ、17・・・トラックベルト
、18・・・クッションブラケット、23・・・ブラケ
ット、21・・・リヤサブクッション、25・・・揺動
規制手段。 第 4 図
イツの側面図、第2図は一部を切欠いた平面部、第3図
はりャフォークを含むさらに後方部分の一部切欠き拡大
平面図、第4図は第3図のA−A線拡大断面図、第5図
は揺動規制手段の一部切欠き拡大側面図、第6図は第3
図のB−B線拡大断面図、第7図は組付方を説明するた
めの図である。第8図は第2実施例であってリヤフォー
クより後方部分の拡大側面図、第9図はその主要構成部
の組立図である。第10図乃至第12図は第3実施例を
示し、第1O図は第8図同様図、第11図は第9図同様
図、第12図は無限軌道装置の一部を切欠いてその内部
を後方から示した図である。 (符号の説明) l・・・操向スキー、7・・・車体フレーム、8・・・
リヤフォーク、lO・・・無限軌道装置、11・・・リ
ヤアクスル、12・・・リヤアーム、14・・・駆動輪
、15・・・ガイドローラ、17・・・トラックベルト
、18・・・クッションブラケット、23・・・ブラケ
ット、21・・・リヤサブクッション、25・・・揺動
規制手段。 第 4 図
Claims (2)
- (1)車体フレーム前部に操向スキーを支持し、後部に
リヤフォークを枢着するとともに、このリヤフォークの
後端部に軸着されかつさらに後方へ延出するリヤアーム
と、このリヤアームに支持された駆動輪並びにガイドロ
ーラと、これら駆動輪及びガイドローラに巻き掛けられ
た無端帯状のトラックベルトからなる無限軌道装置とを
備えたものにおいて、リヤフォークに対するリヤアーム
の揺動角を所定範囲内に維持するための揺動規制手段を
設けたことを特徴とする無限軌道車両。 - (2)リヤフォークとリヤアーム間に配設されたリヤサ
ブクッションをトラックベルト内側の空間内に臨むよう
に配設するとともに、リヤサブクッションの一端を枢着
するためのクッションブラケットをリヤフォークに対し
て着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項1記載の
無限軌道車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1173686A JPH0338483A (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | 無限軌道車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1173686A JPH0338483A (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | 無限軌道車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0338483A true JPH0338483A (ja) | 1991-02-19 |
Family
ID=15965225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1173686A Pending JPH0338483A (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | 無限軌道車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0338483A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04244517A (ja) * | 1991-01-29 | 1992-09-01 | Paloma Ind Ltd | ガスこんろの自動消火装置 |
JP2002035061A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-05 | Sosenji | 収骨容器 |
-
1989
- 1989-07-05 JP JP1173686A patent/JPH0338483A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04244517A (ja) * | 1991-01-29 | 1992-09-01 | Paloma Ind Ltd | ガスこんろの自動消火装置 |
JP2002035061A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-05 | Sosenji | 収骨容器 |
JP4691235B2 (ja) * | 2000-07-27 | 2011-06-01 | 宗教法人總泉寺 | 収骨容器 |
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