JP2904294B2 - タイヤ駆動式クローラベルト装置 - Google Patents

タイヤ駆動式クローラベルト装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数の車輪タイヤにクローラベルトを掛装
してなるタイヤ駆動式クローラベルト装置に関するもの
である。
[従来の技術] 複数の車輪タイヤにゴム製のクローラベルトを掛装し
てなるタイヤ駆動式クローラベルト装置を装備した不整
地走行車両が実公昭52−28258号公報により公知となっ
ており、そのクローラベルトの側部内方にタイヤ側部と
対向するサイドガイド部が備えられている。
第10図はその要部断面を示すもので、100は空気入り
ゴムタイヤ、101はゴム製クローラベルト、102はサイド
ガイド部であり、通常のバイアスタイヤ100の単品での
断面を第11図に示した。
[発明が解決しようとする課題] 従来のタイヤ駆動式クローラベルト装置では、第10図
のようにクローラベルト101のサイドガイド部102とタイ
ヤ100側部との間に面圧が局部的に高い部分ができ、こ
れにより摩擦抵抗が増大する。
従って旋回時等のサイドフォースを受けた場合や縁石
等のギャップ乗り越え時において、第12図の如くサイド
ガイド部102上方からタイヤ100が接触したり、第13図及
び第14図の如くタイヤ100側部がサイドガイド部102を包
み込むように弾性変形して、第15図の如くサイドガイド
部102上にタイヤ100がせり上がり、クローラベルト101
からタイヤ100が外れ易いものとなっていた。
そこで本発明の目的は、クローラベルトのサイドガイ
ド部にタイヤがせり上がるのを抑えられ、クローラベル
トからのタイヤの外れを回避できるタイヤ駆動式クロー
ラベルト装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を達成すべく請求項1記載の発明は、複数
の可撓性材料からなるタイヤ間に可撓性材料からなるク
ローラベルトを掛装し、このクローラベルトの幅方向両
側に前記タイヤに対するサイドガイド部を起設したタイ
ヤ駆動式クローラベルト装置において、前記タイヤのシ
ョルダー部をサイドウォール部よりタイヤ幅方向外側に
張り出した直線的なテーパー面とし、前記サイドガイド
部の内面を前記タイヤのショルダー部のテーパー面と対
応するテーパー受け面とし、これらテーパー面とテーパ
ー受け面との間に隙間を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記タイヤのトレッド部に断
面視テーパー状の係合凹部を形成し、前記クローラベル
トの内周面にベルト幅方向断面視テーパー状の係合凸部
を形成し、これら係合凹部と係合凸部とを係合してタイ
ヤとクローラベルトとの幅方向位置を規制することで、
前記テーパー面とテーパー受け面との間の隙間を確保す
るように構成したことを特徴とする。
[作用] 請求項1記載の発明は、旋回時等のサイドフォースを
受けた場合や縁石等のギャップを乗り越える場合に、テ
ーパー面とテーパー受け面の接触によりタイヤをクロー
ラベルト内に収めるガイド機能が得られる。すなわち、
テーパー面とテーパー受け面との面圧により、タイヤが
下方にガイドされる。その結果、タイヤがサイドガイド
部からせり上がるのを抑えることができる。このため、
クローラベルトからタイヤが外れることを防止できる。
また、タイヤのショルダー部のテーパー面と、クロー
ラベルトのサイドガイド部のテーパー受け面との間に隙
間を設けたので、直進走行をした際には、タイヤのショ
ルダー部のテーパー面が、左右一方のサイドガイド部の
テーパー受け面とのみ接触、又は両方のサイドガイド部
と非接触の状態で走行するので、テーパー面とテーパー
受け面との間の接触抵抗を小さくすることができる。
更に、タイヤのショルダー部を、サイドウォール部よ
りタイヤ幅方向外側に張り出した直線的なテーパー面と
したので、サイドガイド部との接触範囲を限定すること
ができる。そして、タイヤが横方向へ弾性変形した際
に、サイドウォール部によるサイドガイド部の巻き込み
を回避することができる。従って、サイドウォール部に
よるサイドガイド部の包み込みを回避して、タイヤをク
ローラベルト内に収り易くすることができるので、クロ
ーラベルトからのタイヤの外れ止め機能を、より一層高
めることができる。
請求項2記載の発明は、係合凹部と係合凸部とを係合
して、タイヤとクローラベルトとの幅方向位置を規制し
たので、タイヤ駆動式クローラベルト装置の直進性を確
保することができるとともに、タイヤのテーパー面とサ
イドガイド部のテーパー受け面との間の隙間を確保する
ことができる。その結果、通常の走行時に、テーパー面
とテーパー受け面とが非接触の状態で走行できるので、
これらテーパー面とテーパー受け面との間の接触抵抗を
なくすることができ、走行性能が高まる。
また、テーパー状の係合凹部とテーパー状の係合凸部
との係合なので、タイヤが大きく横方向に変位した場合
に、係合凹部と係合凸部との係合が無理なく外れる。そ
して、さらにタイヤが大きく横変位すると、テーパー面
とテーパー受け面とが接触することになる。従って、ク
ローラベルトからのタイヤの外れ止め機能を、より一層
高めることができる。
[実施例] 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
本発明の適用例として軽トラックタイプのクローラベ
ルト式6輪車の構成を示す第1図乃至第3図において、
1は車体、11は前輪、13は後輪、15は遊転輪、17はクロ
ーラベルトである。
車体1はキャビン2と荷台3で構成され、図示の如く
前輪11と後輪13との間に遊転輪15が配設されており、各
車輪にはゴム製空気入りタイヤ12,14,16が夫々装着され
ている。そしてキャビン2内のハンドル4から左右一対
の前輪11,11へ操舵力を伝達する操舵装置5が構成され
ている。操舵装置5はステアリングシャフト6、ギヤボ
ックス7、ステアリングアーム8及びタイロッド9等か
らなり、タイロッド9が前輪11を軸承するナックル21に
連結されている。更に前輪11を車体1に対し独立懸架支
持するフロントサスペンション22が設けられており、即
ち車体1のキャビン2下と前輪用ナックル21との間にラ
ジアスロッド23及び油圧ダンパ24等のサスペンション構
成部品が架設されている。
一方、車体1の荷台3下にエンジン25が搭載支持され
ており、このエンジン25の左右両側方に後輪13と遊転輪
15が配設されている。このエンジン25と一体のトランス
ミッションからの回転駆動力を左右一対の後輪13,13へ
伝達する後輪駆動装置26が構成されている。後輪駆動装
置26はエンジン25後部の差動装置27及び後輪駆動軸28か
らなり、後輪駆動軸28がスイングビーム31後部に支持し
た後輪車軸29に連結されている。
そして後輪13とその前方の遊転輪15はスイングビーム
31に軸承されており、このスイングビーム31を車体1に
対し独立懸架支持するリヤサスペンション32が設けられ
ている。即ち車体1の荷台3下に架設したリーフスプリ
ング33にスイングビーム31中央部を揺動自在に結合する
とともに、このスイングビーム31の前後部と荷台3下と
の間に油圧ダンパ34,35を架設し、更に左右のスイング
ビーム31,31後部間にはトーションフリーのアクスルビ
ーム36を架設している。図中、36aはアクスルビーム36
中央部のトルクキャンセル部、37はリーフスプリング33
中央部上のストッパーラバー、38はリーフスプリング33
後端部のシャックルである。
また後輪タイヤ14と遊転輪タイヤ16とにはゴム製のク
ローラベルト17が掛装されており、このクローラベルト
17のトレッド部18の両側にはサイドガイド部をなす多数
のガーター19……,19……が内方に起設して備えられて
いる。そしてスイングビーム31の前部には偏心式のハブ
キャリア41が備えられ、このハブキャリア41に遊転輪車
軸39が支持されている。この遊転輪車軸39を支持するハ
ブキャリア41を偏心回動することによりローラベルト17
の張力調整が行われる。以上のクローラベルト17,17は
車体1の幅方向寸法内に収められている。
更にエンジン25と一体のトランスミッションからの回
転駆動力を左右一対の前輪11,11へ伝達する前輪駆動装
置42が構成されている。前輪駆動装置42はエンジン25前
方に延びる推進軸43、差動装置44及び前輪駆動軸45,45
からなり、前輪駆動軸45がナックル21に支持した前輪車
軸46に連結されている。図中、47は燃料タンク、48はバ
ッテリー、49はマフラーである。
以上のクローラベルト式6輪車は、左右のクローラベ
ルト17,17による接地駆動力と前輪タイヤ12,12による接
地駆動力とより、一般道路は勿論のこと、農地等の軟弱
地や砂、雪、砂利等の不整地での走破性に優れる。そし
てクローラベルト17を車体1の幅方向寸法内に収めたの
で、車体1の側方にクローラベルト17が張り出さず、車
両全幅を増大することなくコンパクトにして軽車両の形
式認定が得られ、更に一般車両と同様に比較的高速での
公道走行が可能であるとともに、特に農地に乗り入れて
農耕機械や肥料等の材料の運搬車両として利用できる。
また前輪11を独立懸架するとともに、クローラベルト17
を掛装する後輪13及び遊転輪15も独立懸架したので、乗
心地の面でも優れている。
以上において、本発明のタイヤ駆動式クローラベルト
装置の拡大側面図を第4図に示し、そして後輪タイヤ14
及び遊転輪タイヤ16とクローラベルト17との関係を第5
図及び第7図に断面図で示した。
即ち第5図に示すように両タイヤ14,16のトレッド部5
1から左右のサイドウォール部52,52に向かうショルダー
部の形状を、トレッド部51側が先細りとなる直線的なテ
ーパー面53,53に形成している。この両テーパー面53,53
は、図示のようにサイドウォール部52,52よりもタイヤ
幅方向外側に張り出している。そしてクローラベルト17
のトレッド部18両側のサイドガイド部である各ガーター
19,19の内側部の形状も、第8図の如くタイヤテーパー
面53,53と対応するテーパー受け面としてのガーターテ
ーパー面54,54に形成している。更に両ガーターテーパ
ー面54,54の上方部を外側部に連なる曲面55,55に形成し
ている。
ここで、実施例ではクローラベルトトレッド部18外側
には延出部18aが一様に形成されており、この延出部18a
を含んでトレッド部18内には幅方向に一体の芯金が埋設
されている。この幅方向一体芯金を採用することにより
例えば縁石乗り上げ時等におけるクローラベルトトレッ
ド部18の曲がりが防止される。またガーター19内にも前
記芯金と一体の縦方向の芯金が埋設されている。
次に旋回時等のサイドフォースを受けた場合や縁石等
のギャップ乗り越え時におけるタイヤテーパー面53とガ
ーターテーパー面54との作用について説明する。
旋回時等のサイドフォースを受けた場合や縁石等のギ
ャップ乗り越え時において、第4図の矢印O−A線に沿
った断面図を示す第6図の如くクローラベルト17とタイ
ヤ14,16とには相対的な横変位が生じ、回転によりガー
ターテーパー面54に接触しながらタイヤテーパー面53が
下方にガイドされて、第4図の矢印O−B線に沿った断
面図を示す第7図の如くクローラベルト17両側のガータ
ー19,19間にタイヤ14,16が収まる。
従って、クローラベルト17からの両タイヤ14,16の外
れ回避対策の面で優れたものとなっている。
そして、第7図の如く、タイヤ14,16のショルダー部
のテーパー面(タイヤテーパー面)53と、クローラベル
ト17のガーター(サイドガイド部)19のガーターテーパ
ー面54との間に隙間がある。なお、第7図では、タイヤ
14,16のショルダー部のタイヤテーパー面53が、左右一
方のガーター19のガーターテーパー面54とのみ接触した
状態を示しているが、当然のことながら、走行状態に応
じて、両方のガーター19,19と非接触の状態になりえ
る。
このように、タイヤテーパー面53とガーターテーパー
面54との間に隙間があるので、直進走行をした際には、
タイヤ14,16のショルダー部のタイヤテーパー面53が、
左右一方のガーター19のガーターテーパー面54とのみ接
触、又は両方のガーター19,19と非接触の状態で走行す
る。このため、タイヤテーパー面53とガーターテーパー
面54との間の接触抵抗は小さくてすむ。
また、ガーターテーパー面54上方部が外側部に連なる
曲面55であることから、タイヤトレッド部51端部が乗り
上がった時の引っ掛かりをなくして、ガーターテーパー
面54によるタイヤテーパー面53のガイド機能が得られ
る。
そしてタイヤテーパー面53がサイドウォール部52より
張り出しており、即ちタイヤテーパー面53に対してサイ
ドウォール部52が内側に逃げる形状、すなわち、サイド
ウォール部52が、ショルダー部のタイヤテーパー面53,5
3よりも内方へ窪ませた形状となっているので、タイヤ1
4,16の横変形時にサイドウォール部52による従来の如き
ガーター19の包み込みが回避できる。
そして第8図の実施例では、タイヤトレッド部51のセ
ンター全周に断面視テーパー状の係合凹部56を形成し、
クローラベルトトレッド部18内周面のセンター全周には
係合凹部56と対応するベルト幅方向断面視テーパー状の
係合凸部57を形成して、この係合凹部56と係合凸部57と
の図示の如きテーパー係合によりクローラベルト17と各
タイヤ14,16との幅方向位置規制行うとともに、両側の
タイヤテーパー面53とガーターテーパー面54との間に所
定の隙間Sを確保している。この隙間Sは10mm以下に設
定する。
また第9図の実施例では、タイヤトレッド部51のセン
ター及びその両側の全周に三本の断面視テーパー状の係
合凸部57を形成し、クローラベルトトレッド部18内周面
のセンター及びその両側の全周には各係合凹部58……と
夫々対応するベルト幅方向断面視テーパー状の係合凸部
59……を形成して、これら三本の係合凹部58……と係合
凸部59……との図示の如きテーパー係合によりクローラ
ベルト17と各タイヤ14,16との幅方向位置規制を行うと
ともに、両側のタイヤテーパー面53とガーターテーパー
面54との間に隙間Sを確保している。
以上の両実施例のようにタイヤトレッド部51とクロー
ラベルトトレッド部18内周面に幅方向位置規制用の係合
部56,57,58,59を設けることにより、直進性を確保でき
るとともに、タイヤ14,16の横変形時におけるタイヤト
レッド部51の横変位を抑えられる。
そして係合部56,57,58,59が外れる程の大きな横変位
があった場合に、隙間Sがなくなってガーターテーパー
面54にタイヤテーパー面53が接触するものとなる。
従ってクローラベルト17からの両タイヤ14,16の外れ
止め機能が高められる。
尚、実施例では軽トラックタイプのクローラベルト式
6輪車に本発明を適用したが、ワンボックスタイプ等の
軽車両や他の形式の車両をベースとしたクローラベルト
車両にも本発明は適用可能である。また遊転輪と後輪の
配置を前後逆にしても良い。そしてクローラベルト及び
タイヤの材質としてはゴムの他の可撓性材料でも良く、
タイヤは空気入りタイヤでなくとも良い。
[発明の効果] 本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1記載の発明は、旋回時等のサイドフォースを
受けた場合や縁石等のギャップを乗り越える場合に、テ
ーパー面とテーパー受け面の接触によりタイヤをクロー
ラベルト内に収めるガイド機能が得られ、タイヤがサイ
ドガイド部からせり上がるのを抑えることができる。こ
のため、クローラベルトからタイヤが外れることを防止
できる。
また、タイヤのショルダー部のテーパー面と、クロー
ラベルトのサイドガイド部のテーパー受け面との間に隙
間を設けたので、直進走行をした際には、タイヤのショ
ルダー部のテーパー面が、左右一方のサイドガイド部の
テーパー受け面とのみ接触、又は両方のサイドガイド部
と非接触の状態で走行するので、テーパー面とテーパー
受け面との間の接触抵抗を小さくすることができる。
更に、タイヤのショルダー部を、サイドウォール部よ
りタイヤ幅方向外側に張り出した直線的なテーパー面と
したので、サイドガイド部との接触範囲を限定すること
ができる。そして、タイヤが横方向へ弾性変形した際
に、サイドウォール部によるサイドガイド部の巻き込み
を回避することができる。従って、サイドウォール部に
よるサイドガイド部の包み込みを回避して、タイヤをク
ローラベルト内に収り易くすることができるので、クロ
ーラベルトからのタイヤの外れ止め機能を、より一層高
めることができる。
請求項2記載の発明は、係合凹部と係合凸部とを係合
して、タイヤとクローラベルトとの幅方向位置を規制し
たので、タイヤ駆動式クローラベルト装置の直進性を確
保することができるとともに、タイヤのテーパー面とサ
イドガイド部のテーパー受け面との間の隙間を確保する
ことができる。その結果、通常の走行時に、テーパー面
とテーパー受け面とが非接触の状態で走行できるので、
これらテーパー面とテーパー受け面との間の接触抵抗を
なくすることができ、走行性能が高まる。
また、テーパー状の係合凹部とテーパー状の係合凸部
との係合なので、タイヤが大きく横方向に変位した場合
に、係合凹部と係合凸部との係合が無理なく外れる。そ
して、さらにタイヤが大きく横変位すると、テーパー面
とテーパー受け面とが接触することになる。従って、ク
ローラベルトからのタイヤの外れ止め機能を、より一層
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用例としてクローラベルト式6輪車
を示した概略側面図、第2図はその駆動装置及びサスペ
ンション等を示す側面図、第3図は同平面図、第4図は
本発明に係るタイヤ駆動式クローラベルト装置の拡大側
面図、第5図は本発明に係るタイヤの断面図、第6図は
第4図の矢印O−A線に沿った断面図、第7図は第4図
の矢印O−B線に沿った断面図、第8図及び第9図は幅
方向位置規制用の係合部を設けた実施例を夫々示す各要
部断面図、第10図は従来例のタイヤとクローラベルトと
の関係を示す要部断面図、第11図は従来例のタイヤの断
面図、第12図及び第13図は従来例のタイヤの乗り上げの
原因を説明する各要部断面図、第14図は第13図の矢印C
−C線に沿った断面図、第15図は従来例のタイヤの乗り
上げを示す要部断面図である。 尚、図面中、13,15は車輪、14,16はタイヤ、17はクロ
ーラベルト、19はガーター(サイドガイド部)、51はタ
イヤトレッド部、52はタイヤサイドウォール部、53はタ
イヤテーパー面(ショルダー部)、54はテーパー受け面
(ガーターテーパー面)、56,57,58,59は係合部、Sは
隙間である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮内 春貴 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 松平 勝利 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 下川 経治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 小林 清志 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 実開 平1−158384(JP,U) 特公 昭55−31031(JP,B2) 実公 昭52−28258(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の可撓性材料からなるタイヤ間に可撓
    性材料からなるクローラベルトを掛装し、このクローラ
    ベルトの幅方向両側に前記タイヤに対するサイドガイド
    部を起設したタイヤ駆動式クローラベルト装置におい
    て、前記タイヤのショルダー部をサイドウォール部より
    タイヤ幅方向外側に張り出した直線的なテーパー面と
    し、前記サイドガイド部の内面を前記タイヤのショルダ
    ー部のテーパー面と対応するテーパー受け面とし、これ
    らテーパー面とテーパー受け面との間に隙間を設けたこ
    とを特徴とするタイヤ駆動式クローラベル装置。
  2. 【請求項2】前記タイヤのトレッド部に断面視テーパー
    状の係合凹部を形成し、前記クローラベルトの内周面に
    ベルト幅方向断面視テーパー状の係合凹部を形成し、こ
    れら係合凹部と係合凸部とを係合してタイヤとクローラ
    ベルトとの幅方向位置を規制することで、前記テーパー
    面とテーパー受け面との間の隙間を確保するように構成
    したことを特徴とする請求項1記載のタイヤ駆動式クロ
    ーラベルト装置。
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JPS6145286U (ja) * 1984-08-30 1986-03-26 三菱農機株式会社 運搬車におけるタイヤクロ−ラ
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