JPH051514Y2 - - Google Patents

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JPH051514Y2
JPH051514Y2 JP1986192137U JP19213786U JPH051514Y2 JP H051514 Y2 JPH051514 Y2 JP H051514Y2 JP 1986192137 U JP1986192137 U JP 1986192137U JP 19213786 U JP19213786 U JP 19213786U JP H051514 Y2 JPH051514 Y2 JP H051514Y2
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ring part
inner ring
roller
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、クローラ式車両のクローラ支持装置
に関するものである。
従来の技術 第5図はクローラ式走行体のクローラを装着し
た部分の側面図であるが、図において、1はクロ
ーラ、2はクローラフレーム、3はローラサポー
ト、4′は上部転輪装置、5は下部転輪装置であ
る。それで上側のクローラ1は、クローラフレー
ム2の上部に取付けられた1個〜複数個の上部転
輪装置4′により支持されている。
第6図は第5図のA−Aより見た断面図である
が、図において、4′は上部転輪装置、6は上部
転輪装置4′のブラケツト、7はローラ軸、8′は
ローラ本体部、9はブツシング、10はフローテ
イングシール、11はプレート、12はボルト、
13はカバ、14はOリング、15はスナツプリ
ングである。
第7図は第5図のB−Bより見た断面図である
が、図において、1はクローラ、16はクローラ
1のクローラシユー、17はトラツクリンクであ
る。
次に従来技術上部転輪装置4′の構造と作用機
能を第6図、第7図について説明する。上部転輪
装置4′のローラ本体部8′は一体形の部材であ
る。そして上側のクローラ1は、そのトラツクリ
ンク17の下端部がローラ本体部8′の踏面部イ,
イの外周に当接して支持されている。またクロー
ラ式車両が走行するときには、そのローラ本体部
8′は車両による重量およびトラツクリンク17
との摩擦によつて転動し、滑らかにトラツクリン
ク17を案内誘導する。
考案が解決しようとする問題点 クローラ式車両の走行時において、上部転輪装
置はクローラがエンドレスの状態で回転するのを
支持し、かつそのローラ本体部が回動することに
より、クローラのトラツクリンクを滑らかに案内
誘導している。しかし、クローラ式車両が走行中
に方向変換をしている状態を上方から見ると、そ
のクローラは弓形や波形に湾曲しながら回転して
いる。そのために、上部転輪装置のローラ本体部
の中高部口の段付側部ハ,ハには、スラスト方向
の力がトラツクリンクの内側部を介して左右いず
れかの方向から作用する。一方、従来技術上部転
輪装置のローラ本体部は左右方向に対して位置が
固定されているので、トラツクリンクの内側部に
よりローラ本体部の段付側部ハ,ハは大なる損耗
を生じ、また同時にクローラの回転抵抗となつて
いる。その上、上記スラスト力がローラ本体部に
作用しているときに、走行中における衝撃などが
重なると、クローラのトラツクリンクが上部転輪
装置より脱輪して危険であつた。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の
手段は、 イ クローラ式車両用下部走行体のクローラフレ
ームに装備され、転輪のローラ本体を外輪部と
内輪部の分割形に形成し、クローラ式車両の走
行時に、クローラのトラツクリンクによるスラ
スト力を低減するために転輪をその軸方向に移
動可能にしている転輪装置であつて、 ロ 上部転輪装置におけるローラ本体部を、左右
に踏面部を有する内輪部と外輪部とに、または
内輪部と左右に踏面部を有する外輪部とに分割
し、 ハ かつ内輪部と外輪部とを相対的に回動自在と
するとともに、上記外輪部をその内輪部に対し
てスラスト方向に所定量だけ移動可能に構成し
た。
作 用 イ 上部転輪装置におけるローラ本体部を内輪部
と外輪部とに分割し、かつそれを相対的に回動
自在とするとともに、上記外輪部をその内輪部
に対してスラスト方向に所定量だけ移動可能に
したので、外輪部にスラスト方向の力が作用す
ると、その外輪部は上記力の作用する方向へ移
動する。
ロ クローラ式車両が走行時に方向転換をする
と、クローラのトラツクリンク内側部により、
上部転輪装置の外輪部は左右いずれかスラスト
力の作用した方向へ移動する。そのために外輪
部に作用するスラスト力は低減されるので、ク
ローラの回転抵抗は減少し、また外輪部におけ
る段付側部の摩耗も減少する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第1図は上部転輪装置4の断面図であ
るが、図において、8はローラ本体部、18は内
輪部、19は踏面リング部材、20はボルト、2
1は外輪部、22は外輪部21の内径部に設けら
れたベアリング部材である。第2図は第1図のC
側より見た側面図である。第3図は上部転輪装置
4の作用機能を示す断面図である。
次に本考案上部転輪装置4の構造および作用機
能を第1図〜第3図について説明する。ローラ本
体部8は内輪部18と外輪部21とに分割された
形状になつていて、その内輪部18は肩部に踏面
部ニを有する段付円筒形状になつている。そして
その内輪部18の円筒外径部には、ベアリング部
材22をそなえた外輪部21が回動自在に嵌挿さ
れている。それから内輪部18の円筒端末側に踏
面リング部材19を嵌着している。踏面リング部
材19は硬質部材であるが、内輪部材のもう一方
片側の踏面部ニ′を形成するものである。また外
輪部21は、従来技術ローラ本体部8′の中央中
高部材に相当する部分で、その外輪部21の左右
両側面ホ′,ホは、トラツクリンク17の内側面
を案内誘導する部分である。そして、外輪部21
の左右両側面ホ′、ホと内輪部18の踏面部ニ′,
ニのそれぞれ内側面ヘ′,ヘとの間には、それぞ
れ左右にl,lだけ隙間が設けられ、したがつて
外輪部21が左右方向に所定量l,lだけ移動可
能になつている。そこでクローラ式車両が走行時
に方向変換をすると、クローラ1のトラツクリン
ク17内側部により、外輪部21は左右いずれか
スラスト力の作用した方向へ移動する。第3図は
外輪部21が右側から作用するスラスト力FR
受けて、左方向へ所定量lだけ移動した状態を示
した断面図である。外輪部21の左側面ホ′と踏
面部材19内側面ヘ′とは当接し、一方、外輪部
21の右側面ホと内輪部18踏面部ニの内側面へ
との隙間は2lにひろがつている。そのために、外
輪部21に作用するスラスト力FRは、外輪部2
1の移動量lに相当する力が減少される。
第4図は本考案の他実施例断面図であるが、図
において、23は上部転輪装置、24はローラ本
体部、25は内輪部、26は外輪部、27はプレ
ート、28はボルト29,29は左右のシール部
材である。それでローラ本体部24は、内輪部2
5と左右に踏面部ト,トを有する外輪部26とに
分割された形状になつていて、その両者が相対的
に回動自在となつている。それと同時に、外輪部
26は内輪部25に対して左右に所定量l,lだ
け移動可能に構成されている。なお、プレート2
7,シール部材29はローラ本体部24内へ泥土
が侵入するのを防止している。
考案の効果 前述のように本考案の上部転輪装置は、ローラ
本体部を内輪部と外輪部とに分割し、かつそれを
相対的に回動自在にするとともに、上記外輪部を
その内輪部に対してスラスト方向に所定量だけ移
動可能に構成した。
従来技術では、ローラ本体部が一体形部材で、
その位置が左右方向に対して固定されている状態
であるため、クローラ式車両の走行方向交換時に
は、そのローラ本体部がトラツクリンク内側部に
より大なるスラスト力を受ける。そのためにロー
ラ本体部の外径段付側部は大なる損耗を生じ、ま
たクローラの回転抵抗となつている。その上、上
記スラスト力がローラ本体部に作用しているとき
に、走行中における衝撃などが重なると、クロー
ラのトラツクリンクが上部転輪装置より脱輪して
危険であつた。
しかし本考案では、クローラ式車両が走行時に
方向交換をすると、クローラのトラツクリンク内
側部により上部転輪装置の外輪部は左右いずれか
スラスト力の作用した方向へ移動する。その移動
所定量は左右にそれぞれ寸法lだけ設定している
ので、走行時におけるトラツクリンクのスラスト
方向変位に十分対応できる。そして走行時にクロ
ーラによるスラスト力がローラ本体部に作用した
ときには、そのスラスト力と回転力が外輪部内周
のベアリング部材と、内輪部内周のブツシングの
それぞれ内周面に作用するので、その面圧をかな
り小さくおさせることができる。そのために外輪
部に作用するスラスト力は低減されるので、クロ
ーラの回転抵抗は減少し、また外輪部における段
付側部の摩耗も減少する。またローラ本体部の内
輪部はローラ軸に対し、その軸心方向に摺動移動
をしないで回転だけを行うので、ローラ本体部の
がたつき騒音を最小限度に抑えることができる。
またローラ本体の構成が非常にシンプルで、しか
もゴム材など緩衝部材を用いていないので、製作
費は安くかつ整備性が良い。したがつて本考案
は、クローラ式車両の走行方向変換時においてロ
ーラ本体部とトラツクリンクとのスムーズなリン
ク回動を促進するとともに、エネルギロスを低減
しまた修理費の節減も可能となるので、メンテナ
ンス性および経済性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案上部転輪装置の断面図、第2図
は第1図のC側より見た側面図、第3図は上部転
輪装置の作用機能を示す断面図、第4図は本考案
の他実施例断面図、第5図はクローラ式走行体の
クローラを装着した部分の側面図、第6図は第5
図のA−Aより見た断面図、第7図は第5図のB
−Bより見た断面図である。 1……クローラ、4,4′,23……上部転輪
装置、8,8′,24……ローラ本体部、17…
…トラツクリンク、18,25……内輪部、2
1,26……外輪部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クローラ式車両用下部走行体のクローラフレー
    ムに装備され、転輪のローラ本体を外輪部と内輪
    部の分割形に形成し、クローラ式車両の走行時
    に、クローラのトラツクリンクによるスラスト力
    を低減するために転輪をその軸方向に移動可能に
    している転輪装置であつて、ローラ本体部を左右
    に踏面部を有する内輪部と外輪部とに、または内
    輪部と左右に踏面部を有する外輪部とに分割し、
    かつ内輪部と外輪部とを相対的に回動自在とする
    とともに、上記外輪部をその内輪部に対してスラ
    スト方向に所定量だけ移動可能に構成しているこ
    とを特徴とするクローラ案内用上部転輪装置。
JP1986192137U 1986-12-12 1986-12-12 Expired - Lifetime JPH051514Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986192137U JPH051514Y2 (ja) 1986-12-12 1986-12-12

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JP1986192137U JPH051514Y2 (ja) 1986-12-12 1986-12-12

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Publication Number Publication Date
JPS6395983U JPS6395983U (ja) 1988-06-21
JPH051514Y2 true JPH051514Y2 (ja) 1993-01-14

Family

ID=31146934

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JP1986192137U Expired - Lifetime JPH051514Y2 (ja) 1986-12-12 1986-12-12

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910582U (ja) * 1972-04-26 1974-01-29
JPS5924606U (ja) * 1982-08-10 1984-02-15 株式会社昭和製作所 車体ホイ−ル・ハウス部のシ−ル構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4910582U (ja) * 1972-04-26 1974-01-29
JPS5924606U (ja) * 1982-08-10 1984-02-15 株式会社昭和製作所 車体ホイ−ル・ハウス部のシ−ル構造

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JPS6395983U (ja) 1988-06-21

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