JP4411119B2 - 車椅子用車輪及びこれを用いた車椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、ハブ及びスポークを有さない車椅子用車輪及びこれを用いた車椅子に関するものである。
車椅子に使用される車輪としては、タイヤ部がスポークによってハブに繋がり、このハブが車椅子用フレームに接続される構成のものが一般的であるが、最近ではハブやスポークを有さない車輪(以下、中抜きの車輪と称することがある)を車椅子の駆動輪に用いたものが提案されている。
図14はこの中抜きの車輪を用いた車椅子60の一例を表す図であり、(a)はその側面図、(b)及び(c)はその斜視図である。駆動輪71はタイヤ53とその内周に取り付けられたレール部72と3つのプーリー73とを備え、このプーリー73が車椅子のフレーム65にそれぞれ接続されており、タイヤ53が回転するとレール部72が回転するのに対し、プーリー73はフレーム65に対して位置が固定され、レール部72上を移動することとなる(従来例(1))(例えば特許文献1〜3参照)。尚図中、61は座面シート、56はハンドリム、52は小型キャスター、70は荷物籠である。
また中抜きの車輪を用いた車椅子の他の例として、図15[(a)は中抜きの駆動輪79を用いた他の例の車椅子77を表す側面図、(b)は(a)に示すA−A線断面図]に示す様に、車椅子フレームの取付パイプ78にコロ76を接続し、このコロ76が筒状のタイヤ75内を走行する様にしたものも提案されている(従来例(2))(例えば特許文献4参照)。
これらの車椅子60,77によれば、駆動輪71,79にスポークがないから、座面シート61の真下に設けられた荷物籠70等への荷物の出し入れが容易である等の利点がある。
特開2000−342632号公報(図1,2,5,6) 実開昭62−66629号公報 特開昭47−32550号公報 DE 3819925 A1のFIG.1〜3
ところで上記従来例(1),(2)の車椅子60,77に乗って土や砂の地面を走行するときには、プーリー73が砂等を咬んでレール部72及びプーリー73を痛めたり(従来例(1)の場合)、また筒状タイヤ75のスリット部75aから砂等が入って同じくコロ76が該砂等を咬み、コロ76及びタイヤ75内壁を痛めたりする(従来例(2)の場合)という懸念がある。
そこで本発明は上記の様な事情に鑑みてなされたものであって、ハブやスポークを有さない車輪において、砂等を咬み込んで車輪を痛めるという虞が少なく、円滑な走行が実現できる車椅子用車輪を提供すること、及びこの車椅子用車輪を用いた車椅子を提供することを目的とする。
本発明に係る車椅子用車輪は、タイヤ内周に取り付けられ、該タイヤ内周に沿った円周状の無限軌道となっているレール部(12)と、車椅子本体フレーム(65)に取り付けられ、前記レール部(12)の周方向の回転を許容する状態で該レール部(12)を支持する複数の支持部とを備え、
前記支持部として、ブロック部(21,31)を有し、且つ該ブロック部(21,31)が、その少なくともレール部対向位置におけるレール回転前後壁にシール部材(23)を備えると共に、多数のボール(15)と、このボール(15)一列となって走行するブロック内無限軌道路(16)とを備えるものであり、前記ブロック内無限軌道路(16)が、前記レール部(12)に対向した負荷ボール転送溝(18)と、この負荷ボール転送溝(18)と並行して設けられた無負荷ボール逃げ孔(19)と、これら転送溝(18)と逃げ孔(19)を連通させて前記ボール(15)の走行方向を転換させる方向転換路(29)とから構成されており、これら負荷ボール転送溝(18)、無負荷ボール逃げ孔(19)、方向転換路(29)を前記ボール(15)が循環走行してなり、
前記レール部(12)には、ボール走行面(12a)が形成されており、
前記負荷ボール転送溝(18)と前記ボール走行面(12a)の間を前記ボール(15)が走行することにより、前記レール部(12)が前記ブロック部(21,31)に沿って回転するものであり、
また前記複数の支持部のうち少なくとも最も上側の支持部(14,32)が、弾性部材(26)を介して前記車椅子本体フレームに取り付けられ、前記レール部(12)の径方向に相対変位可能となるものであることを特徴とする。
この様に本発明では、車椅子本体フレームに取り付けられたブロック部がレール部上を周方向に移動することにより、タイヤの回転に伴ってレール部が回転できる様になっており、このときブロック部には上記シール部材が設けられているから、ブロック内無限軌道路内に砂等が入り難く、従ってボールとレール部の上記対向路部分との間等に砂等を咬んでこれらを傷めるという懸念が少ない。
とは言え例えば上記従来例(2)において筒状タイヤ75のスリット部75a全体にシール部材を配置すれば、砂等の侵入を防止することも可能であるが、この様に広い範囲にシール部材を配置すると、摩擦抵抗が高くなり過ぎ、車椅子を手で漕ぐときに非常に大きな力を必要とし、使用者への負担が大きすぎて実用に耐えない。
これに対して本発明ではブロック部の移動方向前後壁におけるレール部対向位置においてシール部材がレール部に対して摺擦されるだけであるから、さほど大きな摩擦抵抗とはならず、この摩擦抵抗によっては使用者に殆ど負担を強いることはない。
上記ブロック部の数としてはいくつであっても良い。使用者が乗ったときの車椅子本体の荷重(以下、使用者・車椅子本体荷重と称することがある)はブロック部のボールが受けて支えることになるので、ボールの大きさや数、またボールとレール部とが対向する長さ(ブロック内無限軌道路におけるレール部との対向部分)に対する使用者・車椅子本体荷重を勘案してブロック部の数を決定すると良い。またブロック部として、ボールとレール部とが対向する長さの長いもの(ブロック部がレール部の周方向に長いものとなる)を用いれば、1つのブロック部が受け得る荷重が大きくなるので、ブロック部の数を少なくすることもできる。この様にブロック部の数が少ない程、レール部を摺擦するシール部材の総和が少なくなり、より一層摩擦抵抗が小さいものとなる。
尤も使用者・車椅子本体荷重は一般的にはせいぜい100kg程度であるから、ブロック部を1つ、或いは2つ用いた車椅子用車輪であっても、ブロック部としてそれ程長いものが必要となることはない。
また車椅子本体フレームとレール部に介在させるものとしては上記ブロック部のみに限るものではなく、ブロック部とは異なる構成のものを介在させても良いが、少なくとも車輪の最下側に位置するものには上記ブロック部を用いることが好ましい。即ち本発明においては、前記車椅子本体フレームに取り付けられ、前記レール部をこのレール部の周方向の移動を許容する状態で支持する複数の支持部を備え、これら支持部のうち少なくとも最下側に位置する支持部が、前記ブロック部により構成されていることが好ましい。
車椅子用車輪における上の位置は地面から遠いので砂等の咬み込みの虞はあまりないが、下の位置は砂等の咬み込み虞の高い箇所であるので、この様な下に位置する支持部、即ち最下側の支持部として、上述の如く砂等の咬み込みの虞の少ないブロック部を配置するのが良いのである。
ところで車椅子用車輪の上記支持部として1つだけ用いたものの場合には(尚当該支持部は上記ブロック部となる)、円周状のレール部を1箇所で支持して車椅子本体フレームに取り付けるという構成となるので、レール部及びこれに取り付けられたタイヤに対して、横側に倒れる方向(車椅子の左右方向)に力が加わったとき、この力に対する抵抗力が、車輪の上下2点に支持部を設けた場合等に比べて弱い。また車輪の捩れ方向に力が加わった場合の抵抗力も考慮すると、車輪の3点(或いは4点以上)に支持部を設けるのが好ましい(但しこの3点(4点以上)は極端に集合させない)。
しかし仮に複数の支持部を分散させて車椅子本体フレームに完全固定する様に取り付けた場合には、以下に述べる様な支障が生じることがある。
つまり使用者が車椅子を漕ぐときの負担軽減の目的で、車椅子自身の重量として軽量化の要請があり、この為にレール部としても、重くなりがちな太く丈夫なものは敬遠される。従って強度の点を多少犠牲にして軽いレール部を採用することとなるが、この軽いレール部では、車椅子に使用者が乗ると、上方に取り付けた上記支持部11がレール部12を下方に引き下げ(矢印B)、本来真円のレール部12を変形させてしまう場合がある(図9の(a):使用者が乗っていない状態(無負荷状態)の車椅子用車輪を表す模式側面図、図9の(b):使用者が乗った状態の車椅子用車輪を表す模式側面図)。一方で、変形したレール部12には真円に戻ろうとする力が生じているので、上記上方に取り付けた支持部11に対して、レール部径方向における外側に向かう力(矢印A)が常に加わっており、この為に支持部11とレール部12の対向路面12aとが強く押し付け合って、走行が妨げられる様になる。殊に上方に取り付けた支持部11として上記ブロック部を採用した場合には、本来ではブロック部のブロック部内無限軌道路とレール部12の曲率が同じであるところ、レール部12の変形の為に、ブロック部内無限軌道路との間に歪みを生じ(ブロック部内無限軌道路の曲率半径R1<変形後のレール部12の曲率半径R2)、この為にブロック部内無限軌道路内でのボール15の走行が妨げられるということも加わる(図10:ブロック部のボールの走行が妨げられる機構を説明する為の図)。その結果、ブロック部(支持部11)がレール部12上を円滑に移動できなくなり、車椅子のスムーズな走行に支障が出る。
そこで本発明において、前記支持部のうち少なくとも最も上側の支持部が、前記車椅子本体フレームに対して前記レール部の径方向に相対変位可能になる様に取り付けられたものとすることが好ましい。
上述の様にレール部上方側は使用者が座ることに基づくレール部の形状変位の影響を受け易いが、上記の如くこの上側位置の支持部をレール部径方向に相対変位可能に取り付けることで、上側位置の支持部とレール部対向部分との押し付け合う力が軽減され、支持部の走行にあまり支障が出ない様になる。更に支持部として上記ブロック部を採用した場合には、上側位置の支持部をレール部径方向に相対変位可能に取り付けることにより、レール部の変形が軽減(或いは防止)され、ブロック部内無限軌道路に対して殆ど(或いは全く)歪みが生じず、ブロック部内のボールの円滑な走行が実現できる。
上記支持部を本体フレームに対してレール部径方向に相対変位可能になる様に取り付ける態様としては、前記支持部と前記車椅子本体フレームとの間に、支持部の変位に応じて弾性変形する弾性部材を介在させる態様が挙げられる。
次に上述の図9に示す下方のブロック部21,31に関して述べると、これらブロック部21,31には下側(地面側)に向かう力が加わるが(矢印C)、地面がこれを受け止めているので、ブロック部21,31におけるボールには上記の如く押し付け合う力は作用していないと考えられる。しかし上記の如くレール部12の変形によりブロック部21,31同士の相対位置関係に歪みが生じ、レール部12上でのブロック部21,31の移動に支障が出る場合がある。しかしこの支障はブロック部21,31を十分に近づけて配置することにより、レール部12が変形してもこの影響が殆ど問題のないレベルとなる。
即ち本発明において、前記車椅子本体フレームに固定された2つ以上の前記ブロック部を有し、これらブロック部が、前記レール部の下方側に位置し、且つ前記レール部の円周の中心から角度120°で開いた範囲内に配置されることが好ましい。前述の様に下方側に位置する支持部にブロック部を採用することにより、砂等の咬み込みの懸念が殆どなくなり、更にこの際、上述の様に本体フレームに固定された支持部(例えばブロック部)を上記角度120°の範囲内に配置する様にすることで、支持部はレール部の歪みの影響を殆ど受けることがなくなって、円滑な車椅子の走行が期待できる。
ところで車椅子の走行時においては雑音が大きいことが敬遠される。そこで本発明者らは更に検討を加え、以下の如く音の問題についても対処した発明をなした。
上記ブロック部の多数のボールは一列に並んでブロック内無限軌道路を走行することになるが、このときブロック内無限軌道路16のレール部対向路部分では、図11[ブロック部のボールの様子を説明する為の断面図]に示す様にレール部12の路面12aにボール15が接触し、レール部12の移動(矢印D)に伴ってボール15が回転して(矢印F)走行しており、従って隣り合うボール15同士はその接触箇所では反対方向に擦れる様になっている。これが騒音(雑音)の発生原因の1つとなっている。
そこで本発明における好ましい態様は、前記ボール同士の間に、該ボール(以下、主ボールと称することがある)よりも表面摩擦抵抗の小さい合成樹脂製の補助ボールを介在させたものである。この表面摩擦抵抗の小さい補助ボールは、レール部路面に対するグリップ力に劣るが、該補助ボールが滑る様になって、隣り合うボールの摩擦による騒音(雑音)が低減される。
また本発明においては、前記ボール同士の間に、該ボール(主ボール)の直径よりも小さい直径の補助ボールを介在させたものであることが好ましい。この様に径の小さい補助ボールであれば、レール部路面に対する負荷が殆どなく(例えばレール部路面に対して浮き上がる様に位置する)、従って補助ボール17は主ボール15とは逆方向に回転でき(図12[低雑音化対策を施したブロック部のボールの様子を説明する為の図]の矢印G)、従って補助ボール17と主ボール15の接触箇所は反対方向に擦れるということが起きず、上記雑音発生を低減できる。但し補助ボールがあまりに小さ過ぎると、大きい主ボールの曲面の隙間に嵌り込んで却って抵抗となることから、補助ボールの大きさとしては、主ボールの大きさの90〜95%程度とすることが推奨される。
尚雑音が小さくなるとは言え、上記の如く補助ボール17はレール部路面12aに対して浮く様にして位置するものもあり、車椅子本体の荷重を補助ボール17が受けて支えることを期待できないので、ブロック部が支えることのできる荷重量としても小さいものとなってしまう。しかしながらブロック部は使用者・車椅子本体荷重を支え得る程度であれば良いので、それ程大荷重のものを支える訳ではないから、殆ど支障はない。
加えて本発明においては、主ボールの直径よりも小さい直径の前記補助ボールが、主ボールよりも表面摩擦抵抗の小さい合成樹脂製であることが好ましい。即ち補助ボールとして上述の2つの要件を満足したものを用いれば、より一層雑音を低減できる。
更に本発明においては、前記ブロック内無限軌道路の路面部分が、該路面におけるボールに対する表面摩擦抵抗がレール部走行面におけるボールに対する表面摩擦抵抗よりも小さい合成樹脂製素材により構成されていることが好ましい。
上記雑音の発生は、ブロック内無限軌道路を上記主ボールが走行するときに、ブロック内無限軌道路の路面とボールとが摺擦することも原因として考えられる。しかし上記の如く表面摩擦抵抗の小さい合成樹脂製の路面とすることにより、主ボールの滑りが良くなり、雑音が低減される。
また本発明に係る車椅子は、上記車椅子用車輪を備えたことを特徴とする。本発明の車椅子は、上述の様に砂等を咬み込む虞の少ない車椅子用車輪を用いているから、円滑な走行が実現できる。
本発明に係る車椅子用車輪は、ハブやスポークを有さない車輪でありながらも、砂等の咬み込みによりレール部等を痛めるといった懸念が少なく、円滑な走行が実現できる。また本発明に係る車椅子はこの車椅子用車輪を用いているから、円滑な走行が実現できると共に、例えば座面シート下に設けられた荷物籠への荷物の出し入れが容易である等の利点を有する。
以下に本発明に係る車椅子用車輪及び車椅子に関して、例を示す図面を参照しつつ具体的に説明するが、本発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
<実施形態1>
図1は本発明の実施形態1に係る車椅子10を示す模式側面図である。尚ハンドリムの図示を省略している。また図2はこの車椅子10の駆動輪13に設けられたブロック部21(31)とレール部12を示す一部断面斜視図、図3はこのブロック部21(31)とレール部12の移動方向横断面図、図4はブロック部21(31)とレール部12の移動方向断面図である。図5は移動部14の取付構造を説明する為の図である。尚図14,9と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。
車椅子10の駆動輪(車椅子用車輪)13は、ゴム製のタイヤ53と、このタイヤ53の内周に取り付けられる金属(例えばアルミニウム)製のレール部12と、3つの支持部(ブロック部21,31、移動部14)とから構成されている。これら支持部のうち移動部14は駆動輪13の上方に配置され、後述する様に、車椅子本体フレーム65に対してレール部12の径方向に相対変位可能に取り付けられている。支持部のうちのブロック部21,31は、駆動輪13における下方側に、レール部12の中心Sから120°(θ)開いて配置されており、これらブロック部21,31は溶接により車椅子本体フレーム65に固定されている。
レール部12は、タイヤ53の内周に沿った真円となっており、後述するブロック部21,31の主ボール15の走行面(レール部対向路面12a)と、移動部14のコロ24の走行面12bが形成されている。
上記ブロック部21,31は図2〜4に示す様に、多数のボール15,17と、これらのボール15,17が一列となって走行することのできるブロック内無限軌道路16を備えており、該ブロック内無限軌道路16はレール部12の対向路面12aに対向した負荷ボール転送溝18と、この負荷ボール転送溝18と並行して設けられた無負荷ボール逃げ孔19、及びこれら転送溝18と逃げ孔19を連通させて、ボールの走行方向を転換させる方向転換路29から構成されており、ボール15,17が負荷ボール転送溝18−方向転換路29−無負荷ボール逃げ孔19−方向転換路29−負荷ボール転送溝18と循環して走行することにより、ブロック部21,31がレール部12に対して移動可能となって、レール部12が回転できる様になっている。
ブロック内無限軌道路16は1つのブロック部に4レーン設けられており、これら各レーンは図3に示す様にレール部12に対して斜め右上,斜め右下,斜め左上,斜め左下に配置されている。当該各レーンの負荷ボール転送溝18に主ボール15が位置することで、ブロック部21,31がレール部12を上下左右方向から支持することとなり、上下左右に力が加わってもブロック部21,31がレール部12から外れない様になっている。
上記ボールは主ボール15と補助ボール17から構成され、主ボール15は金属製(例えばステンレス鋼(例えばSUS440)製)であり、上記の如くブロック内無限軌道路16を走行してブロック部21,31に対するレール部12の回転を担うものである。一方補助ボール17は、主ボール15よりも表面摩擦抵抗の小さい合成樹脂製(例えばポリアセタール製)であって、主ボール15よりも表面摩擦抵抗が小さく、またその直径は主ボールの直径の95%となっている。これら主ボール15と補助ボール17は互い違いに配置されている(図4,12)。
ブロック内無限軌道路16を形作るブロック部本体22は、ボール15,17に対して表面摩擦抵抗の小さい合成樹脂製(例えばポリアセタール製)であり、従って主ボール15に対するブロック内無限軌道路16の路面の表面摩擦抵抗がレール部対向路面(レール部走行面)12aの表面摩擦抵抗よりも小さいものとなっている。
またブロック部21,31の移動方向前後壁には、レール部路面12aに対して滑らかに摺擦できる素材(例えばNBR(ブタジエン−アクリロニトリルゴム))からなるシール部材23が設けられている。図2,4に示す様に、このシール部材23はレール部12に接触する位置まで配置されており、特にレール部対向位置23aは裾広がりに分厚くなっている。
次に上記移動部14について説明する。図5は、図1に示す車椅子10の移動部14付近を後側から見た要部説明図である。
移動部14は2つのコロ24を有し、これらコロ24がレール部12を挟む様にして支持している。コロ24を取り付けた接続台25は、レール部12径方向(矢印J)に配置されたコイルバネ(弾性部材)26を介してフレーム取付台27に接続され、このフレーム取付台27が車椅子本体フレーム65に溶接により固定されている。尚図5中、28はコイルバネ26に通された支軸である。
次に実施形態1の車椅子10を使用したときの状態について述べる。
駆動輪13の下方に位置するブロック部21,31には上述の様にシール部材23が備えられているから、車椅子10の走行時、レール部12が回転してブロック部21,31がレール部上を移動するときに(但しブロック部21,31は車椅子本体に対して固定された位置となっている)、上記シール部材23が路面12a上から砂等をかき分ける様にして除き、ブロック部21,31とレール部12の対向路面12aとの間に砂等を咬むことが殆どなくなる。従ってレール部12やブロック部21,31を痛める虞が小さい。尚移動部14にはシール部材が備えられていないが、上方に位置するから砂等を咬む懸念は殆どない。従って車椅子の円滑な走行が可能となる。
またブロック部21,31は、主ボール15同士の間に小型で樹脂製の補助ボール17を介在したものとなっているから、隣接するボール同士の擦れ合いにより生じる音鳴り(雑音)が軽減される。更にブロック内無限軌道路16の路面は主ボール15に対する表面摩擦抵抗が小さいから、負荷ボール転送溝18等のブロック内無限軌道路16に対して主ボール15や補助ボール17が滑らかに摺擦し、ブロック部21,31の移動に伴う音鳴り(雑音)が一層小さくなる。
加えて車椅子10に使用者が乗ることにより本体フレーム65が変形し、移動部14に接続されたフレーム取付台27を押し下げる方向(図5に示す矢印H)に力が加わるが、移動部14と本体フレーム65に介在するコイルバネ26が矢印J方向に伸縮することにより、上記押し下げる力(矢印H)を吸収し、従って移動部14に対して上下方向の無理な力がかからず、また上記押し下げる力によるレール部12の変形もあまり生じない。その結果、駆動輪13の円滑な回転が実現され得る。
2つのブロック部21,31は上記の如く複数のボール15,17がブロック内無限軌道路16を走行する構成である為、該ブロック部21,31がレール部12に対して密着する様に移動することになる。従って仮に2つのブロック部21,31が離れて位置していると、レール部12の僅かな変形によってブロック部21,31が互いに抵抗となり、レール部12上のブロック部21,31の移動が損なわれる懸念がある。しかし上述の如くこれらブロック部21,31はレール部12の中心Sから120°(θ)開いた近い位置であるから、上記レール部12の僅かな変形による悪影響を受ける虞が小さい。よって車椅子の円滑な走行が実現できる。
なおブロック部21,31、移動部14の位置について付言すると、前述の従来例(1)ではプーリー73がレール部72の内側を走行する構成であるから、レール部72からプーリー73が外れない為には、レール部72を内側から押し付ける様にして複数箇所にプーリー73を設ける必要があった。しかし本実施形態1のブロック部21,31は、上記の如くレール部12を掴む様に上下左右から支持しているから、レール部12を内側から押さえつける様な配置にする必要はなく、配置の自由度が高い。尚ブロック部21,31の様にレール部12を掴む構成とすれば、1つのブロック部だけを支持部として用いた車輪としても良い。
<実施形態2>
図6は本発明の実施形態2に係る車椅子20を示す模式側面図である。尚図1〜5と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。またハンドリムは省略して図示している。
上記実施形態1では上方に位置する支持部として、レール部12を支える機能のみを有する移動部14を用いたが、本実施形態2では上記ブロック部21,31と同じ構成のブロック部32を用いたものである。尚他の構成は実施形態1と同様である。
このブロック部32は上記実施形態1の移動部14と同様にコイルバネ26を介して本体フレーム65に取り付けられている。従って車椅子20に使用者が乗って本体フレーム65が変形しても、コイルバネ26によりこの変形が吸収され、ブロック部32の走行不良を殆ど招かない。
<実施形態3>
図7は本発明の実施形態3に係る車椅子30を示す斜視図であり、図8は図7のブロック33取付け部分を示した部分拡大図である。尚図1〜5と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。またハンドリムは省略して図示している。
本実施形態3も実施形態2と同じく全ての支持部にブロック部を採用したものである。そして本体フレーム65に対する支持部の取付位置としては、上記実施形態2と同じく3箇所であるが、各ブロック部33として、あたかも図2,3に示す1つのブロック部21が2つ、レール部34を挟んで対面する様に配置されたものを用いている。尚上側のブロック部33は上記実施形態1,2と同様にコイルバネ26を介して本体フレーム65に取り付ける。
この様に実施形態3では、ブロック部33がレール部34を左右方向から挟んだ構成であるから、ブロック部33がレール部34をより一層しっかりと掴むことができる。加えてブロック部のレール部走行方向長さが同じであれば、実施形態1のブロック部21,31の様にブロック内無限軌道路16を4レーン備えたものに比べて、ブロック内無限軌道路16を8レーン備えたブロック部33の方が支持し得る荷重も大きいものとなる。従って同様に荷重を支えるものとして、ブロック部33のレール部走行方向長さの短いものを用いることができる。
またブロック部33は、その頭部33a(個々のブロック部21の架け渡し部分)がレール部34から離れて構成されているから、例えばタイヤ53の空気入れバルブ36がレール部34の内周面に突出していても、この空気入れバルブ36をブロック部33が跨ぐ様にして走行させることができる。
実施形態3では、レール部34が取付支柱35を介してタイヤ53に取り付けられており、タイヤ53内面から少し離れてレール34が位置している。この様なレール部34の取付態様としても良い。
なおブロック部としては図2〜4に示すものの他、例えば特開平5−26236号公報や特開平7−332362号公報に示される様な移動ブロック(転がり案内装置)を用いても良い。とは言えこれら公報に示される移動ブロックは、レール部(軌道レール)が固定されており、これに対して移動ブロックが移動するものであるのに対し、本発明では動かないブロック部に対してレール部が回転するものであり、ブロックの構造は同じでも車椅子全体の構成として著しく相違するものである。従ってこれら公報の開示内容では車椅子用車輪への適用が容易に想到できるものではないが、本発明者らは発想を転換し、移動ブロックを固定し、レール部の方を回転させるという新たな発想に基づいて、車椅子用車輪への適用を想起したものである。
しかも上記公報に記載の転がり案内装置は、元来、移動ブロックが大荷重のものを支えてレール部上を移動する場合について開発されたものであり、従ってレール部は非常に強度のある構成となっており、容易に変形することはない。これに対して車椅子に適用する場合には、使用者の漕ぐときの負荷を低減する為、また使用者を車椅子ごと補助者が持ち上げるときの負荷を軽減する為に、レール部等の各部品には軽量であることが求められ、よってレール部の強度を多少犠牲にして軽いものとせざるを得ない。このために使用者が車椅子に乗ると、前述の如くレール部が変形することがあり、少しの変形によりレール部上を移動ブロックが円滑に走行できないということが生じる。しかし例えば実施形態1〜3の様に上側の移動部14やブロック部32を、コイルバネ26等の弾性部材を介して接続することにより、レール部変形による不具合が解消される。
また上記実施形態1では移動部14として、レール部12を2つのコロ24により上下方向から挟む構成のものを示したが、図13[車椅子用車輪に取り付けられた移動部の他の例について、(a)はこれを後側から見た図で、(b)はこれを上側から見た図]に示す様にレール部12をコロ24により左右方向から挟む構成としても良い。
加えて上記実施形態1〜3では車椅子本体フレーム65に対して支持部(ブロック部,移動部)を3箇所取り付け、この支持部に対してレール部12が回転する構成のものを示したが、支持部が1箇所,2箇所或いは4箇所以上取り付けられた構成のものとしても良い。
また上記実施形態ではブロック部本体22の素材(ブロック内無限軌道路16の路面部分の素材)や補助ボール17の材料としてポリアセタールを用いたが、これに限るものではなく、POM(ポリオキシメチレン),ナイロン66,アクリル等でこれらを構成しても良い。その他ブロック部本体22の素材としてSUS440を用いても良い。またレール部12の素材として、SCM435(クロムモリブデン鋼鋼材)やSUJ2(高炭素クロム軸受鋼鋼材)を用いても良い。
上記実施形態ではシール部材23の素材としてNBRを例示したが、これに限るものではなく、H−NBR(水素化ニトリルゴム)やシリコーンゴム等でシール部材23を構成しても良い。
本発明の実施形態1に係る車椅子を示す模式側面図である。 実施形態1の車椅子の駆動輪に設けられたブロック部とレール部を示す一部断面斜視図である。 実施形態1におけるブロック部とレール部の移動方向横断面図である。 実施形態1におけるブロック部とレール部の移動方向断面図である。 実施形態1における移動部の取付構造を説明する為の図である。 本発明の実施形態2に係る車椅子を示す模式側面図である。 本発明の実施形態3に係る車椅子を示す斜視図である。 図7におけるブロック取付け部分の拡大図である。 (a)は使用者が乗っていない状態(無負荷状態)の車椅子用車輪を表す模式側面図、(b)は使用者が乗った状態の車椅子用車輪を表す模式側面図である。 ブロック部のボールの走行が妨げられる機構を説明する為の図である。 ブロック部のボールの様子を説明する為の断面図である。 低雑音化対策を施したブロック部のボールの様子を説明する為の図である。 車椅子用車輪に取り付けられた移動部の他の例について、(a)はこれを後側から見た図で、(b)はこれを上側から見た図である。 ハブやスポークを有さない駆動輪を用いた車椅子の一例を表す図である。 (a)はハブやスポークを有さない駆動輪を用いた車椅子の他の例を表す側面図、(b)は(a)に示すA−A線断面図である。
符号の説明
10,20,30 車椅子
12 レール部
12a 対向路面(主ボール走行面)
12b コロ走行面
13 駆動輪(車椅子用車輪)
14 移動部
15 主ボール
16 ブロック内無限軌道路
17 補助ボール
18 負荷ボール転送溝
19 無負荷ボール逃げ孔
21,31,33 ブロック部
22 ブロック部本体
23 シール部材
23a シール部材レール部対向位置
24 コロ
25 接続台
26 コイルバネ
27 フレーム取付台
28 支軸
29 方向転換路
53 タイヤ
65 車椅子本体フレーム

Claims (8)

  1. 車椅子用の車輪であって、
    タイヤ内周に取り付けられ、該タイヤ内周に沿った円周状の無限軌道となっているレール部(12)と、
    車椅子本体フレーム(65)に取り付けられ、前記レール部(12)の周方向の回転を許容する状態で該レール部(12)を支持する複数の支持部とを備え、
    前記支持部として、ブロック部(21,31)を有し、
    且つ該ブロック部(21,31)は、その少なくともレール部対向位置におけるレール回転前後壁にシール部材(23)を備えると共に、多数のボール(15)と、このボール(15)一列となって走行するブロック内無限軌道路(16)とを備えるものであり
    前記ブロック内無限軌道路(16)が、前記レール部(12)に対向した負荷ボール転送溝(18)と、この負荷ボール転送溝(18)と並行して設けられた無負荷ボール逃げ孔(19)と、これら転送溝(18)と逃げ孔(19)を連通させて前記ボール(15)の走行方向を転換させる方向転換路(29)とから構成されており、これら負荷ボール転送溝(18)、無負荷ボール逃げ孔(19)、方向転換路(29)を前記ボール(15)が循環走行してなり、
    前記レール部(12)には、ボール走行面(12a)が形成されており、
    前記負荷ボール転送溝(18)と前記ボール走行面(12a)の間を前記ボール(15)が走行することにより、前記レール部(12)が前記ブロック部(21,31)に沿って回転するものであり、
    また前記複数の支持部のうち少なくとも最も上側の支持部(14,32)が、弾性部材(26)を介して前記車椅子本体フレームに取り付けられ、前記レール部(12)の径方向に相対変位可能となるものであることを特徴とする車椅子用車輪。
  2. 前記複数の支持部のうち少なくとも最下側に位置する支持部が、前記ブロック部(21)により構成されている請求項1に記載の車椅子用車輪。
  3. 前記車椅子本体フレーム(65)に固定された2つ以上の前記ブロック部(21,31)を有する場合であって
    これらブロック部(21,31)は、前記レール部(12)の下方側に位置し、且つ前記レール部の円周の中心から角度120°で開いた範囲内に配置される請求項1または2に記載の車椅子用車輪。
  4. 前記ボール(15)同士の間に、該ボール(15)よりも表面摩擦抵抗の小さい合成樹脂製の補助ボール(17)を介在させたものである請求項1〜のいずれかに記載の車椅子用車輪。
  5. 前記ボール(15)同士の間に、該ボール(15)の直径よりも小さい直径の補助ボール(17)を介在させたものである請求項1〜のいずれかに記載の車椅子用車輪。
  6. 前記補助ボール(17)が、前記ボール(15)よりも表面摩擦抵抗の小さい合成樹脂製である請求項に記載の車椅子用車輪。
  7. 前記ブロック内無限軌道路(16)の路面部分は、該路面のボール(15)に対する表面摩擦抵抗が、レール部(12)の走行面(12a)のボール(15)に対する表面摩擦抵抗よりも小さい合成樹脂製素材により構成されている請求項1〜のいずれかに記載の車椅子用車輪。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の車椅子用車輪を備えたことを特徴とする車椅子。
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