JPH0423100Y2 - - Google Patents

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JPH0423100Y2
JPH0423100Y2 JP1987100540U JP10054087U JPH0423100Y2 JP H0423100 Y2 JPH0423100 Y2 JP H0423100Y2 JP 1987100540 U JP1987100540 U JP 1987100540U JP 10054087 U JP10054087 U JP 10054087U JP H0423100 Y2 JPH0423100 Y2 JP H0423100Y2
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drive shaft
drive
traveling
wheels
straight
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JP1987100540U
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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、走行台車設備に関するものである。
[従来の技術] 従来の走行台車設備を第7図により説明する
と、水平な二本のガイドレール1,1で直線部2
及び曲線部3を形成し、ガイドレール1,1の間
にガイドレール1に沿つて延びるドライブシヤフ
ト4を図示しない駆動装置により軸転可能に設け
る。
又、前記ガイドレール1のレール面を転動する
ガイドローラ5と、前記ドライブシヤフト4に圧
接されて水平軸の回りに転動すると共に垂直軸の
回りに同一位相を保持して水平旋回する複数(図
では二輪)の駆動輪6とを下面に取付けた走行台
車7を設ける。
走行台車7をガイドレール1に沿つて走行させ
るには、ドライブシヤフト4を図示しない駆動装
置を用いて軸転させると共に、駆動輪6を垂直軸
の回りに同一位相を保つて水平旋回し駆動輪6の
水平軸をドライブシヤフト4の軸線に対して例え
ば45度等の一定角度とすると、駆動輪6はドライ
ブシヤフト4の回転から駆動力を受け、走行台車
7はガイドレール1に沿つて走行する。又、駆動
輪6の水平軸とドライブシヤフト4の軸線との角
度を変えることにより走行台車7の速度制御が行
われる。
しかし、上記の走行台車設備では、第8図に示
すように、曲線部3を走行するときの走行台車7
の駆動輪6の駆動速度は、ドライブシヤフト4の
半径をD、ドライブシヤフト4の回転数をN、ド
ライブシヤフト4と駆動輪6の接触点A,Bとド
ライブシヤフト4の曲率中心Oを結んだ線と接触
点A,Bを通り走行台車7の幅方向へ延びる線と
が成す角度をθ、接触点A,Bを通り走行台車7
の幅方向へ延びる線と駆動輪6の幅方向中心を通
る線とが成す角度をαとすると、進行方向前側駆
動輪6の駆動速度V1はV1=π・D・N・tan(α
+θ)、後側駆動輪6の駆動速度V2はV2=π・
D・N・tan(α−θ)となり、前側が後側の駆動
輪6より駆動速度が速く、従つてどちらか一方の
駆動輪(通常は速い方)がドライブシヤフト4に
対してすべることになり、駆動輪6が摩耗して寿
命を低下させていた。
そこで斯かる問題点を解決するために近年第9
図で示されるように、複数の直線専用の駆動輪8
と一輪の曲線専用の駆動輪9を走行台車10の幅
方向に並設した走行台車10が提案されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の複数の直線専用の駆
動輪8と一輪の曲線専用駆動輪9を別個に設けた
走行台車10では、駆動輪8,9を並列に配置し
ているため走行台車10が大型化してしまい、そ
れに伴いガイドレールの敷設面積も大きくしなけ
ればならないので、全体としての建設費用も増大
してしまう。
本考案は、上述の実情に鑑み、曲線部走行によ
る駆動輪寿命の低下を防止すると共に、小型化、
低価格化を得られるようにした走行台車設備を提
供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、直線部及び曲線部を形成したガイド
レールと、該ガイドレールに沿つて延びる軸転可
能なドライブシヤフトと、前記ガイドレールのレ
ール面を転動するガイドローラ及び前記ドライブ
シヤフトに圧接されつつ水平軸の回りに転動する
と共に垂直軸の回りに同一位相を保持して水平旋
回可能に設けられた複数の駆動輪を有する走行台
車とから成る走行台車設備において、前記曲線部
のドライブシヤフトを直線部のドライブシヤフト
と連続した状態で直線部のドライブシヤフトより
低い位置に配設し、前記複数の駆動輪を走行台車
の前後方向に一列に設けると共に駆動輪のうち一
輪のみを曲線部のドライブシヤフトに追随して下
降可能に取付けた走行台車設備に係るものであ
る。
[作用] 従つて本考案では、走行台車が直線部を走行す
る場合には、全ての駆動輪がドライブシヤフトの
直線部に圧接されて駆動力を伝え、走行台車が曲
線部を走行する場合には、長行程の昇降が可能に
取付けられた一輪の駆動輪のみが下降してドライ
ブシヤフトの曲線部に圧接されて駆動力を伝える
ので、曲線部では駆動速度差による駆動輪とドラ
イブシヤフトの間のすべりはなく、従つて駆動輪
の摩耗による寿命低下が防止される。
又、長行程の昇降が可能な駆動輪と短行程の昇
降しかできない駆動輪を全て走行台車の進行方向
に直列に設けたことにより走行台車を小型化し得
る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図乃至第6図は本考案の一実施例の説明図
である。
水平な二本のガイドレール11で直線部12及
び曲線部13を形成し、ガイドレール11の間に
ガイドレール11に沿つて延びるドライブシヤフ
ト14を図示しない駆動装置により軸転可能に配
設する。曲線部13は短いドライブシヤフト14
を多角形状に組合せて形成し、該曲線部13のド
ライブシヤフト14は、直線部12のドライブシ
ヤフト14より低い位置に配設する。又、曲線部
13の始端を終端のドライブシヤフト14を傾斜
させて直線部12のドライブシヤフト14に連続
させる。
走行台車15の下面に、ガイドレール11のレ
ール面を転動する水平加重を受けるためのガイド
ローラ16と垂直加重を受けるためのガイドロー
ラ17を設け、又、走行台車15の下面に、ドラ
イブシヤフト14に圧接されつつ水平軸18の回
りに転動すると共に、垂直軸19の回りに図示し
てないリンクにより同一位相を保持して水平旋回
する複数の駆動輪20,21を走行台車15の進
行方向に対して直列に配設する。駆動輪20,2
1のうち一輪は長行程の昇降が可能な直線・曲線
兼用の駆動輪20であり、残りは短行程の昇降し
かできない直線専用の駆動輪21である。
直線・曲線兼用の駆動輪20の詳細は第4図で
示すように、走行台車15の下面に段状の垂直軸
19を小径部を下にして固定し、上下に延びる筒
体22の側面上部に取付けた軸箱部23を軸受2
4を介して垂直軸19の小径部に回動自在に嵌入
し、筒体22の上端を上蓋25で閉止し、水平に
延びる軸保持部26を下端に有し且つ上端が開口
で上下に延びる内筒27をスプリング28で下方
に付勢されるよう筒体22内部に摺動自在に嵌入
し、筒体22の下端を下蓋29で閉止し、筒体2
2の側面下端で且つ前記垂直軸19の軸線に最も
近接する位置に上下に延びる長穴30を穿設し、
車輪31を軸受32により回転自在に保持した水
平軸18を筒体22側面の長穴30を通して内筒
27の軸保持部材26に嵌入固定する。又垂直軸
19の大径部には車輪31の水平軸18とドライ
ブシヤフト14の軸線を一定の角度に保持するた
めのトーシヨンスプリング33を外嵌しトーシヨ
ンスプリング33の一端を走行台車15に他端を
筒体22の軸箱部23に固定する。
直線専用の駆動輪21の詳細は第5図に示す直
線・曲線兼用の駆動輪20と略同一であるが、筒
体22下端部には水平軸18の昇降する量を少な
くするためにスペーサ34を設けている。
次に作動について説明する。走行台車15をガ
イドレール11に沿つて走行させるには、ドライ
ブシヤフト14を図示しない駆動装置により軸転
させると共に、駆動輪20,21を垂直軸19の
回りに同一位相を保つて水平旋回し駆動輪20,
21の水平軸18をドライブシヤフト14の軸線
に対して例えば45度等の一定角度とすると、駆動
輪20,21はドライブシヤフト14の回転から
駆動力を受け、走行台車15はガイドローラ1
6,17により案内されてガイドレール11に沿
つて走行する。又、駆動輪20,21の水平軸1
8とドライブシヤフト14の軸線との角度を変え
ることにより走行台車15の速度制御が行われ
る。
走行台車15が直線部12から曲線部13にさ
しかかると、直線専用の駆動輪21は、筒体22
に設けたスペーサ34により、長穴30内を水平
軸18が僅かに上下して車輪31をドライブシヤ
フト14の直線部12に圧接できる程度に水平軸
18の昇降量を短行程に規制されているため、下
り勾配になつている曲線部13始端のドライブシ
ヤフト14の途中から車輪31が離れ、車輪31
がドライブシヤフト14の曲線部13から浮き上
つた状態になる。これに対して直線・曲線兼用の
駆動輪20は、筒体22の長穴30により水平軸
18の長行程の昇降量を確保しているため、ドラ
イブシヤフト14が曲線部13で下つても車輪3
1はドライブシヤフト14に追随して下降しドラ
イブシヤフト14の曲線部13に圧接される。
即ち、曲線部13では一輪の直線・曲線兼用の
駆動輪20のみがドライブシヤフト14に圧接し
て走行台車15に駆動力を与えるようにしている
ため、駆動速度差がなく、従つて、駆動輪20が
すべつて摩耗することが防止される。
又、曲線部13では駆動輪20の一輪のみで走
行台車15を駆動するため直線部12に比べて与
えられる駆動力が弱まることになるが、曲線部1
3では、走行台車15の発進・停止及び加減速を
原則として行わないため、大きな駆動力を必要と
せず、従つて駆動輪20一輪のみでも走行台車1
5の曲線部13の走行に支障はない。
又、走行台車15は、駆動輪20,21を進行
方向直列に備えているため、直線専用の駆動輪と
曲線専用の駆動輪を進行方向に対し直角方向へ並
列に備えた従来の走行台車より小型にすることが
できる。
尚、本考案は上述の実施例に限定されるもので
はなく、駆動輪を昇降して曲線部のドライブシヤ
フトに追随させるために油圧シリンダ等の同等の
機能を有する別機器に代替することも可能なこ
と、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内で
種々変更を加え得ること等は勿論である。
[考案の効果] 上記したように、本考案の走行台車の曲線部走
行装置によれば、曲線部のドライブシヤフトを直
線部のドライブシヤフトと連続した状態で直線部
のドライブシヤフトより低い位置に配設し、複数
の駆動輪を走行台車の前後方向に一列に設けると
共に駆動輪のうち一輪のみを曲線部のドライブシ
ヤフトに追随して下降可能に取付けたことによ
り、曲線部では一輪の駆動輪のみが下降してドラ
イブシヤフトの曲線部に圧接し走行台車に駆動力
を与えるため、駆動速度差による駆動輪とドライ
ブシヤフトの間のすべりはなく、従つて駆動輪の
摩耗による寿命低下が防止でき、又、直線用及び
直線曲線兼用という機能の異なる駆動輪を全て走
行台車の進行方向に直列に設けたことにより走行
台車を小型化し得る等の種々の優れた効果を奏し
得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の説明図、第2図は
第1図の側面図、第3図は第1図の−矢視
図、第4図は本考案の直線・曲線兼用の駆動輪の
説明図、第5図は本考案の直線専用の駆動輪の説
明図、第6図は第4図の作動説明図、第7図は従
来例の説明図、第8図は第7図の駆動速度差の説
明図、第9図は他の従来例の説明図である。 図中11はガイドレール、12は直線部、13
は曲線部、14はドライブシヤフト、15は走行
台車、20,21は駆動輪、22は筒体、27は
内筒、28はスプリング、30は長穴を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直線部及び曲線部を形成したガイドレールと、
    該ガイドレールに沿つて延びる軸転可能なドライ
    ブシヤフトと、前記ガイドレールのレール面を転
    動するガイドローラ及び前記ドライブシヤフトに
    圧接されつつ水平軸の回りに転動すると共に垂直
    軸の回りに同一位相を保持して水平旋回可能に設
    けられた複数の駆動輪を有する走行台車とから成
    る走行台車設備において、前記曲線部のドライブ
    シヤフトを直線部のドライブシヤフトと連続した
    状態で直線部のドライブシヤフトより低い位置に
    配設し、前記複数の駆動輪を走行台車の前後方向
    に一列に設けると共に駆動輪のうち一輪のみを曲
    線部のドライブシヤフトに追随して下降可能に取
    付けたことを特徴とする走行台車設備。
JP1987100540U 1987-06-30 1987-06-30 Expired JPH0423100Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987100540U JPH0423100Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30

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JP1987100540U JPH0423100Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30

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JPS645867U JPS645867U (ja) 1989-01-13
JPH0423100Y2 true JPH0423100Y2 (ja) 1992-05-28

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5320580B2 (ja) * 2008-07-04 2013-10-23 株式会社ダイフク スクリュー駆動の搬送装置
JP5115861B2 (ja) * 2009-03-05 2013-01-09 株式会社ダイフク 搬送台車の駆動装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61202972A (ja) * 1985-03-06 1986-09-08 株式会社日立製作所 搬送台車設備

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JPS645867U (ja) 1989-01-13

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