JPH0353978Y2 - - Google Patents

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JPH0353978Y2
JPH0353978Y2 JP7805286U JP7805286U JPH0353978Y2 JP H0353978 Y2 JPH0353978 Y2 JP H0353978Y2 JP 7805286 U JP7805286 U JP 7805286U JP 7805286 U JP7805286 U JP 7805286U JP H0353978 Y2 JPH0353978 Y2 JP H0353978Y2
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JP
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crawler
shaft
wheel
wheels
support
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JP7805286U
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JPS62189288U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は作業機の走行装置を構成するクローラ
装置において、クローラからの転輪の脱輪を防止
し得る転輪の支持装置の改良に関する。
〔従来技術〕
従来のクローラ装置の脱輪防止構造の1例を述
べれば、第3図に示すような芯金突起10に対し
て、転輪5が外側面より接当する外側転輪構造の
場合、傾斜地あるいは凹凸のある路面や柔軟湿田
を走行したりすると、芯金突起10と転輪5とが
離間して転輪5が走行に伴なつて芯金突起10に
乗り上げてしまい、機体およびクローラ装置に過
大な負荷を生じさせて、各部の変形や破損を惹起
するか、または芯金突起10が遊動輪4(第1
図)から脱輪し走行不能状態となり易いものであ
つた。
そこで、転輪5,5を履帯6に追動させること
によつて脱輪を防止しようとする技術が、実公昭
55−30744号公報等に提案されているが、この装
置においては、転輪が履帯の動きに大きく追動し
すぎることにより、芯金突起10が遊動輪4にう
まく案内されず、この部分において脱輪を誘発す
ること、及び畦畔越えの時における配慮等がなさ
れてなく、クローラ装置としての走行性能に問題
があつた。
一方、芯金突起の対向側面に係合部材を係合す
ることによつて脱輪を防止しようとする技術が実
開昭58−160882号公報等に提案されているが、こ
の装置においては、転輪の中間の一定位置に係合
部材が常に配置されるように構成されているの
で、左右傾斜地等を走行する場合に転輪とクロー
ラとが離間し易い上に、係合部材がクローラに対
して横ずれを起こして芯金突起に乗り上げてしま
う易いため、脱輪を起こし易いという問題があつ
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記のように、従来の転輪支持手段によるとき
は、特に、遊動輪とこれに隣接する転輪との間で
脱輪を生じ易く、且つ、畦畔越え時のように履帯
が局部的に自重で下がり、一部の転輪とクローラ
とが離間する場合には、極めて脱輪が生じ易い。
又、芯金突起の対向側面に係合する係合部材を設
けても、転輪と係合部材とが常に一体的に動作す
るので、左右傾斜地等を走行する場合に転輪の片
側がクローラより浮き上がり、それに伴つて係合
部材が芯金突起の係合部より外れて、これに乗り
上げてしまい易い。従つて運転者は細心の注意を
払いながら、ゆつくりと走行操作を行なわねばな
らず、このため、煩雑で非能率な作業を強いられ
るものであつた。
本考案は従来の装置が持つ、以上のような問題
点を解消させ、長期の作業においても脱輪のない
安定した走行を誰でも容易に行うことの出来るク
ローラ装置における転輪支持装置を提供すること
を目的とする。
〔考案の概要〕
この目的を達成するために、本考案は次のよう
な構成とした。
すなわち、本考案に係る転輪支持装置は、車台
に固定した支枠に横支軸を介してクローラの長手
方向に支腕の中央部を上下揺動自在に支持し、こ
の支腕の前後に縦支軸を前記クローラの長手方向
に延長し、この縦支軸に転輪軸を有する軸受を嵌
合し、この転輪軸の両端には転輪を設け、前記縦
支軸は転輪軸と直交して下方に位置し、前記転輪
はクローラの芯金突起に係合すると共に、前記支
腕の下部には芯金突起の間に延長するガイド部を
設けた点にあり、下記の作用を奏することができ
る。
〔作用〕
傾斜地及び凹凸のある路面や柔軟湿田を走行す
ると、第2図のように履帯6は右または左方に傾
斜する。この時、転輪5,5は芯金突起10を挟
み、履帯6と接したまゝ転輪軸18の下方に位置
する縦支軸13(第1図、第2図)を回動中心と
して、履帯6の傾きに追動する。
然し、履帯6がそれ以上大きく傾斜しようとす
ると、芯金突起10の内側面7a(第2図)がガ
イド部17に当接してその傾斜移動を阻止するこ
ととなる。また、畦畔走行時には、例えば前方の
転輪部分が凸地面に乗り上げると、この転輪5は
横支軸15を中心に上動すると共に、後方の転輪
5は履帯6が大きく離間することを防ぐ。この
時、ガイド部17も支腕12と一体で揺動するか
ら、常に芯金突起10の内側面7a内にあるの
で、脱輪が生じない。
〔実施例〕
次に図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
機台1に適宜作業機器を載置し、搭載原動機に
より駆動機構を介して駆動される駆動輪2を枢支
し、前記機台1に剛体に取付けた車台3の進行方
向後方に遊動輪4を支持杆4aによつて前後調節
可能に設け、この両輪2,4間に転輪5……を複
数ケ配して、ゴム製の履帯6に芯金7を等間隔お
きに埋設したクローラ8を巻掛けてクローラ装置
9を構成する。
前記転輪5は芯金突起10,10を挟み、その
左右両側で履帯6に内装する状態で軸受11に軸
止めして一対となし、この軸受11と支腕12の
前後両端に突出し、且つ、転輪軸18の下方に位
置して転輪軸18と直交する縦支軸13にそれぞ
れ軸方向に移動不能で、且つ、左右方向には回動
可能に枢着すると共に、前記支腕12の中央部を
車台3より延設した支枠14に横支軸15を介し
て、前後の転輪5,5及び支腕12が共に上下方
向揺動自在となるように枢支する。
そして前記支腕12の下部には、芯金突起1
0,10の内側面7a内に臨むガイド部17を、
少なくとも前後の転輪5,5間の長さよりも長く
形成し、芯金突起10が転輪5とガイド部17そ
の間から側方に外れようとするのを防止するよう
に構成する。
〔考案の効果〕
本考案は、車台に固定した支枠に横支軸を介し
てクローラの長手方向に支腕の中央部を上下揺動
自在に支持し、この支腕の前後に縦支軸を前記ク
ローラの長手方向に延長し、この縦支軸に転輪軸
を有する軸受を嵌合し、この転輪軸の両端には転
輪を設け、前記縦支軸は転輪軸と直交して下方に
位置し、前記転輪はクローラの芯金突起に係合す
ると共に、前記支腕の下部には芯金突起の間に延
長するガイド部を設けたので以下の効果を奏する
ことができる。
(a) 前後の転輪はともに支腕に装着された状態
で、左右回動及び前後方向で上下に揺動自在と
なり、更に、縦支軸は転輪軸の下方に位置し
て、車台等の上部構造物の荷重が軸受を介して
転輪軸に吊り下がるように掛るので、転輪は安
定して履帯のいかなる動きにも追動でき転輪に
よる芯金突起の誘導が的確となり脱輪を防ぐこ
とができる。
(b) この時、左右方向への履帯の傾斜に対して
は、支腕に形成した転輪に案内される芯金突起
が遊動輪から外れるような側方への大きな移動
を規制するから、この部においての脱輪防止効
果をも向上させることができる。
(c) しかも、前後の転輪が共に上下揺動しても、
また、このとき履帯の緩みが生じた場合にあつ
ても、ガイド部は支腕と共に芯金突起の内側面
内にあつて、芯金突起に乗り上げることがない
ので脱輪を防止できる。
従つて、例えば畦畔越えの走行途中において機
械を旋回操作した場合にあつても、脱輪を皆無ま
たは殆ど生じさせることがない。そして、前記ガ
イド部は前後方向に長い支腕の下部に、一体的に
延設形成したので、支腕を充分に補強することと
なり、安定した転輪の支持並びに脱輪防止用ガイ
ドとしての機能を向上させることができる。
従つて、本考案の装置を備えたクローラ装置は
起伏凹凸の激しい地面で、長期の作業においても
安定した走行を、誰にでも容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るクローラ装置を一部破断
して示す側面図、第2図は第1図のA矢視による
装置の作用図、第3図は従来の装置における作用
図である。 3……車台、5……転輪、8……クローラ、1
0……芯金突起、11……軸受、12……支腕、
13……縦支軸、14……支枠、15……横支
軸、17……ガイド部、18……転輪軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車台に固定した支枠に横支軸を介してクローラ
    の長手方向に支腕の中央部を上下揺動自在に支持
    し、この支腕の前後に縦支軸を前記クローラの長
    手方向に延長し、この縦支軸に転輪軸を有する軸
    受を嵌合し、この転輪軸の両端には転輪を設け、
    前記縦支軸は転輪軸と直交して下方に位置し、前
    記転輪はクローラの芯金突起に係合すると共に、
    前記支腕の下部には芯金突起の間に延長するガイ
    ド部を設けたクローラ装置における転輪支持装
    置。
JP7805286U 1986-05-26 1986-05-26 Expired JPH0353978Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7805286U JPH0353978Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7805286U JPH0353978Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62189288U JPS62189288U (ja) 1987-12-02
JPH0353978Y2 true JPH0353978Y2 (ja) 1991-11-27

Family

ID=30926636

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JP7805286U Expired JPH0353978Y2 (ja) 1986-05-26 1986-05-26

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IT201800009419A1 (it) * 2018-10-12 2020-04-12 Prinoth Spa Veicolo cingolato per la preparazione di piste da sci

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JPS62189288U (ja) 1987-12-02

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