JP2951219B2 - 自在車輪の向き変向装置 - Google Patents

自在車輪の向き変向装置

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JP2951219B2
JP2951219B2 JP6286112A JP28611294A JP2951219B2 JP 2951219 B2 JP2951219 B2 JP 2951219B2 JP 6286112 A JP6286112 A JP 6286112A JP 28611294 A JP28611294 A JP 28611294A JP 2951219 B2 JP2951219 B2 JP 2951219B2
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    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B33/00Castors in general; Anti-clogging castors
    • B60B33/006Castors in general; Anti-clogging castors characterised by details of the swivel mechanism
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B33/00Castors in general; Anti-clogging castors
    • B60B33/0078Castors in general; Anti-clogging castors characterised by details of the wheel braking mechanism
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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行車が往復走行する
領域の両端の内、一方の端部において、走行車が直進走
行から戻り走行に移る際に、そのまま真っすぐ戻れるよ
うにするための自在車輪の向き変向装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自在車輪(いわゆる、キャス
ター)は、車輪の向きを自由に変えられるようになって
いるところから、走行方向が変わることの多い走行車に
設けられている。この場合、車輪の向きを変えるための
回転中心点は、車輪の車軸の位置と異なる位置にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
自在車輪は、走行車が直進走行から戻り走行に移る際
に、車輪の向きが変わるに伴って走行車を左右に振らす
という問題点を有している。又、例えば、走行車が巻取
紙搬送車である場合、巻取紙搬送車が輪転機に接近して
停止し、輪転機に巻取紙を移載してからそのまま真っす
ぐに戻り走行に移る際に、自在車輪は、巻取紙搬送車を
振らし、輪転機に接触させ、巻取紙搬送車と輪転機とに
損傷を与えるという問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の自在車輪の向き変向装置は第1に、車体左
右方向に向いた水平軸によって走行車の車体底板に一端
が軸支され、他端が下方へ傾動自在に設けられた傾動板
と、前記傾動板の下面に回転自在に取付けられた車輪支
持フレームと前記車輪支持フレームに取付けられた車輪
から構成され、傾動板が車体底板に当接した位置で前記
車輪により走行車を走行自在に床に支持する自在車輪
と、前記走行車を床から押し上げる押上手段とを備えた
ものであり、前記傾動板はその自重と自在車輪の重さで
押上手段の押上動作時に自在車輪が床から離れて自重で
向きを回転可能な位置まで傾動するようになっている。
また、本発明の自在車輪の向き変向装置は第2に、走行
車の車体底板に回転自在に取付けられた車輪支持フレー
ムと前記車輪支持フレームに取付けられた車輪から構成
され、前記車輪により走行車を走行自在に床に支持する
自在車輪と、前記走行車を床から押し上げて前記自在車
輪を床から離間させる押上手段と、前記自在車輪の車輪
支持フレームと走行車の車体との間に走行車の走行方向
に対して若干斜めに張設され、前記押上手段の押上動作
時に自在車輪の向きを約180度変向させる向き変向ス
プリングとを備えたものである。
【0005】
【作用】第1、第2の向き変向装置は、走行車が往復走
行する領域の両端の内、一方の端部においてのみ、走行
車が左右に振れることなく、戻り走行をすることができ
るようにする装置である。
【0006】第1の向き変向装置の作用を説明する。走
行車は、直進走行から戻り走行に移る際に、押上手段に
よって床から押し上げられる。走行車が押し上げられる
に伴って傾動板は、自重と自在車輪の重さとによって走
行車から離れて下方に傾き、水平軸によって走行車に吊
り下げられた状態になる。走行車は、自在車輪の車輪が
床から離れる高さまで押し上げられる。
【0007】自在車輪の車輪は、床から離れると、自重
によって傾動板の下端側に回転して移動し、向きが変わ
る。その後、走行車を下降させると、自在車輪は床に接
触し、傾動板が走行車に接触した時点で、走行車を床に
支えた状態になる。このようにして、自在車輪の向きが
変わることによって、走行車は、左右に振れることな
く、戻り走行をすることができる。
【0008】第2の向き変向装置の作用を説明する。走
行してきた走行車の自在車輪は、変向スプリングを牽引
した位置にある。押上手段によって、走行車が押し上げ
られ、自在車輪が床から離れる。自在車輪は、床から離
れると回転自在の状態になり、変向スプリングに牽引さ
れて約180度向きが変わる。
【0009】その後、走行車を下降させると、自在車輪
は床に接触し、走行車を床に支えた状態になる。このよ
うにして、自在車輪の向きが変わることによって、走行
車は、左右に振れることなく、戻り走行をすることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図5に基づ
いて説明する。先ず、自在車輪21の車輪22の自重を
利用して自在車輪21の向きを変える向き変向装置20
を図1乃至図3に基づいて説明する。この向き変向装置
20は、走行車23が往復走行する領域の両端の内、一
方の端部においてのみ、走行車23が左右に振れること
なく、戻り走行をすることができるようにする装置であ
る。
【0011】自在車輪21が設けられた走行車23は、
図3に示すように、巻取紙Wを輪転機(図示省略)の傍
まで搬送する台車であり、駆動輪24,24を有してい
る。駆動輪24は、走行車23に駆動力を与えるととも
に、図示していないモータによって向きが変わり、走行
車23の向きを変えることができるようになっている。
【0012】向き変向装置20は、自在車輪21に支持
されて床Gを走行する走行車23を床Gから押し上げる
押上手段25と、走行車23が押し上げられたとき走行
車23から下方向に離れる傾動板26とで構成されてい
る。押上手段25は、油圧シリンダであり、ピストン2
7の先端には、床Gに突設された円錐状の突部28に係
合する円錐凹部29が形成されている。なお、押上手段
25を床Gに、突部28を走行車23に設けても良い。
又、突部28と円錐凹部29は必ずしも必要でない。
【0013】傾動板26は、水平軸30によって走行車
23の底板31に傾動可能に設けられ、ストッパー軸3
2によって傾きが制限されている。傾動板26の下面に
は、自在車輪21が設けられている。自在車輪21は、
傾動板26にベアリング34を介して回転可能に取付け
られた車輪支持フレーム35と、車輪支持フレーム35
に取付けられた車輪22とで構成されている。なお、従
来の自在車輪は、傾動板の部分が走行車の底板に固定的
に取付けられている。
【0014】次に、動作を説明する。走行車23は、直
進走行から戻り走行に移る際に、押上手段25によって
床Gから押し上げられる。走行車23は、突部28と円
錐凹部29との係合によって床Gに位置決めされる。走
行車23が押し上げられるに伴って傾動板26は、傾動
板26の自重と自在車輪21の重さとによって走行車2
3から離れて下方に傾き、水平軸30によって走行車2
3に吊り下げられた状態になる。走行車23は、車輪2
2が床Gから離れる高さまで押し上げられる。
【0015】車輪22は、床Gから離れると、仮想線の
位置から自重によって傾動板26の下端側に回転して実
線の位置へ移動し、向きが変わる。その後、走行車23
を下降させると、車輪22は、床Gに接触し、傾動板2
6が走行車23の底板31に接触した時点で、走行車2
3を床Gに支えた状態になる。このようにして、自在車
輪21の向きが変わることによって、走行車23は、左
右に振れることなく、戻り走行をすることができ、輪転
機に接触するようなことがない。
【0016】次に、スプリング140の牽引力によって
自在車輪121の向きを変える向き変向装置120を図
4、図5に基づいて説明する。この向き変向装置120
も、走行車23が往復走行する領域の両端の内、一方の
端部においてのみ、走行車23が左右に振れることな
く、戻り走行をすることができるようにする装置であ
る。
【0017】向き変向装置120は、自在車輪121に
支持されて床Gを走行する走行車23を床Gから押し上
げる押上手段125と、自在車輪121の向きを約18
0度変える向き変向スプリング140とで構成されてい
る。押上手段125は、油圧シリンダであり、ピストン
127の先端には、床Gに突設された円錐状の突部12
8に係合する円錐凹部129が形成されている。なお、
押上手段125を床Gに、突部128を走行車23に設
けても良い。又、突部128と円錐凹部129は必ずし
も必要でない。
【0018】自在車輪121は、走行車23の底板31
に回転可能に設けられた車輪支持フレーム135と車輪
支持フレーム135に取付られた車輪122とで構成さ
れている。車輪支持フレーム135は、回転軸部141
が底板31に設けられた回転案内板142にベアリング
134によって回転可能に設けられ、回転軸部141の
上端に取付られた抜止板143によって抜け止めされて
いる。抜止板143と底板31との間には変向スプリン
グ140が設けられている。前記変更スプリング140
は、車輪122の向きを変え易くするため、図5に示す
ように、走行車23の走行方向(同図矢印A方向)に対
して若干斜めに設けられている。
【0019】次に、動作を説明する。走行してきた走行
車23の自在車輪121の車輪122は、変向スプリン
グ140を牽引した想像線で示す位置にある。押上手段
125によって、車輪122が床Gから離れる高さま
で、走行車23を押し上げる。走行車23は、突部12
8と円錐凹部129との係合によって床Gに位置決めさ
れる。
【0020】車輪122は、床Gから離れると回転自在
の状態になり、変向スプリング140に牽引されて実線
で示す位置に約180度向きが変わる。その後、走行車
23を下降させると、車輪122は床Gに接触し、走行
車23を床Gに支えた状態になる。このようにして、自
在車輪121の向きが変わることによって、走行車23
は、左右に振れることなく、戻り走行をすることがで
き、輪転機に接触するようなことがない。
【0021】
【発明の効果】請求項1の自在車輪の向き変向装置は、
押上手段によって走行車を押し上げて自在車輪を床から
離し向き変向自在にするとともに、傾動板を自重によっ
て床側へ傾けさせ、その傾いた傾動板上で自在車輪を自
重によって傾動板の遊端側へ回転移動させて、自在車輪
の向きを約180度変向するようになっているため、走
行車が往復走行する領域の両端の内、一方の端部におい
てのみ、走行車を真直ぐ前進案内した後、そのまま、真
直ぐ後退案内することができ、走行方向転換に伴う走行
車の横揺れを防止することができる。請求項2の自在車
輪の向き変向装置は、押上手段によって走行車を押し上
げて自在車輪を床から離し向き変向自在し、向き変向ス
プリングによって約180度水平回転させて、自在車輪
の向きを約180度変向するようになっているため、走
行車が往復走行する領域の両端の内、一方の端部におい
てのみ、走行車を真直ぐ前進案内し、そのまま、真直ぐ
後退案内することができ、走行方向転換に伴う走行車の
横揺れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の向き変向装置の正面図であ
り、図2中2−2矢視断面図である。
【図2】 図1の平面図であり、図1中1−1矢視断面
図である。
【図3】 向き変向装置が組み込まれた走行車の平面図
である。
【図4】 他の実施例の向き変向装置の正面図であり、
図5中4−4矢視断面図である。
【図5】 図4の平面図である。
【符号の説明】
G 床 20,120 向
き変向装置 21,121 自在車輪 25,125 押
上手段 26 傾動板 30 水
平軸 140 向き変向スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−199953(JP,A) 特開 昭63−255102(JP,A) 特開 平5−254304(JP,A) 特開 平5−254305(JP,A) 特開 平6−239103(JP,A) 特開 平7−232637(JP,A) 実開 昭62−31571(JP,U) 実開 平3−104404(JP,U) 実開 昭63−189801(JP,U) 実開 昭59−172603(JP,U) 実開 昭63−196777(JP,U) 実開 昭58−177691(JP,U) 実開 平1−60099(JP,U) 実開 昭63−28507(JP,U) 実開 昭61−115707(JP,U) 実開 昭61−158504(JP,U) 実開 昭63−94006(JP,U) 特公 昭51−28903(JP,B2) 実公 昭48−13890(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60B 33/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体左右方向に向いた水平軸によって走
    行車の車体底板に一端が軸支され、他端が下方へ傾動自
    在に設けられた傾動板と、 前記傾動板の下面に回転自在に取付けられた車輪支持フ
    レームと前記車輪支持フレームに取付けられた車輪から
    構成され、傾動板が車体底板に当接した位置で前記車輪
    により走行車を走行自在に床に支持する自在車輪と、 前記走行車を床から押し上げる押上手段とを備え、 前記傾動板はその自重と自在車輪の重さで押上手段の押
    上動作時に自在車輪が床から離れて自重で向きを回転可
    能な位置まで傾動することを特徴とする自在車輪の向き
    変向装置。
  2. 【請求項2】 走行車の車体底板に回転自在に取付けら
    れた車輪支持フレームと前記車輪支持フレームに取付け
    られた車輪から構成され、前記車輪により走行車を走行
    自在に床に支持する自在車輪と、 前記走行車を床から押し上げて前記自在車輪を床から離
    間させる押上手段と、前記自在車輪の車輪支持フレーム
    と走行車の車体との間に走行車の走行方向に対して若干
    斜めに張設され、前記押上手段の押上動作時に自在車輪
    の向きを約180度変向させる向き変向スプリングとを
    備えたことを特徴とする自在車輪の向き変向装置。
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