JP2553613Y2 - 搬送台車 - Google Patents
搬送台車Info
- Publication number
- JP2553613Y2 JP2553613Y2 JP6951892U JP6951892U JP2553613Y2 JP 2553613 Y2 JP2553613 Y2 JP 2553613Y2 JP 6951892 U JP6951892 U JP 6951892U JP 6951892 U JP6951892 U JP 6951892U JP 2553613 Y2 JP2553613 Y2 JP 2553613Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive
- frame
- driven
- wheel
- wheels
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- Expired - Lifetime
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- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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- Handcart (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は搬送台車の構造、より詳
しくは直行及び横行可能で、必要に応じて旋回走行可能
な搬送台車に関するものである。
しくは直行及び横行可能で、必要に応じて旋回走行可能
な搬送台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に走行台車を横行させる場合、台車
の底部に走行輪を操向するように支持した装置が使用さ
れている。しかしながら、このような走行台車にあって
は、その直行から横行に至るまでにかなり長い曲線軌道
をとるために、その旋回にかなり広い場所を必要とし、
その結果、狭隘な場所では使用できないという問題があ
る。
の底部に走行輪を操向するように支持した装置が使用さ
れている。しかしながら、このような走行台車にあって
は、その直行から横行に至るまでにかなり長い曲線軌道
をとるために、その旋回にかなり広い場所を必要とし、
その結果、狭隘な場所では使用できないという問題があ
る。
【0003】このような事情から走行輪を垂直軸で支持
し、この垂直軸を駆動装置により水平方向に旋回させる
ように構成するとともに、この走行輪を他の駆動装置に
より駆動させるようにした走行台車が提案されている。
し、この垂直軸を駆動装置により水平方向に旋回させる
ように構成するとともに、この走行輪を他の駆動装置に
より駆動させるようにした走行台車が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うな従来の走行台車にあっては走行輪を駆動装置により
駆動するようになっているため、構造が複雑かつ大型と
なり、その結果、建造コストが大となり、荷台高さが高
く、積荷容積が大きく取れず、かつ走行動力が大となる
という問題があった。
うな従来の走行台車にあっては走行輪を駆動装置により
駆動するようになっているため、構造が複雑かつ大型と
なり、その結果、建造コストが大となり、荷台高さが高
く、積荷容積が大きく取れず、かつ走行動力が大となる
という問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記従来の装置
の問題点を解決するためになされたものであって、台車
本体2の底部に垂直軸7に支持されて水平方向に操向可
能な走行輪3を少なくとも3個配置するとともに、前記
台車本体2の底面中央部に前後方向に傾動可能な枠体4
を軸支し、この枠体4の1辺に駆動装置により駆動され
る直行駆動輪11を、対向する辺に駆動装置により駆動さ
れる横行駆動輪15とを夫々配置した搬送台車を提供する
ものである。
の問題点を解決するためになされたものであって、台車
本体2の底部に垂直軸7に支持されて水平方向に操向可
能な走行輪3を少なくとも3個配置するとともに、前記
台車本体2の底面中央部に前後方向に傾動可能な枠体4
を軸支し、この枠体4の1辺に駆動装置により駆動され
る直行駆動輪11を、対向する辺に駆動装置により駆動さ
れる横行駆動輪15とを夫々配置した搬送台車を提供する
ものである。
【0006】
【作 用】かかる構成による搬送台車の構造において、
直行時においては各走行輪3を直行方向に位置させた
後、枠体4を前傾させて直行駆動輪11を接地させ、然る
後、駆動装置により直行駆動輪11を駆動して走行する。
そして横行時には駆動装置を操作して走行輪3を90°変
位させるとともに、枠体4を後方へ傾斜させて横行駆動
輪15を接地させる。そして駆動装置により横行駆動輪15
を駆動することにより横行することができるのである。
本考案においては走行輪3は操向されるのみであって、
これ自身は駆動されていないものである。
直行時においては各走行輪3を直行方向に位置させた
後、枠体4を前傾させて直行駆動輪11を接地させ、然る
後、駆動装置により直行駆動輪11を駆動して走行する。
そして横行時には駆動装置を操作して走行輪3を90°変
位させるとともに、枠体4を後方へ傾斜させて横行駆動
輪15を接地させる。そして駆動装置により横行駆動輪15
を駆動することにより横行することができるのである。
本考案においては走行輪3は操向されるのみであって、
これ自身は駆動されていないものである。
【0007】
【実 施 例】以下、図1乃至図4に基づき本考案によ
る搬送台車の構造の一実施例を説明する。図1は搬送台
車1の側面図、図2はその平面図である。搬送台車1は
台車本体2の底部四隅に走行輪3(従動輪)を操向可能
に支持しているとともに底面中央部に枠体4を配置し、
上部に昇降台5を取付けて構成している。
る搬送台車の構造の一実施例を説明する。図1は搬送台
車1の側面図、図2はその平面図である。搬送台車1は
台車本体2の底部四隅に走行輪3(従動輪)を操向可能
に支持しているとともに底面中央部に枠体4を配置し、
上部に昇降台5を取付けて構成している。
【0008】詳述すれば、台車本体2の底部四隅には図
3にも示されるように、第1の駆動装置である油圧シリ
ンダ6により水平方向に旋回可能(操向可能)な垂直軸
7が軸受8により軸支され、この垂直軸7に走行輪3が
取付けられている。この実施例において走行輪3は4個
配置しているが少なくとも3個以上であればよい。この
ように走行輪3で支持された台車本体2の底面中央部に
は枠体4がピン9により軸支され、油圧シリンダ10を作
動させることにより矢印F方向、即ち前方へ、または矢
印B方向、即ち後方へ夫々傾動するようになっている。
3にも示されるように、第1の駆動装置である油圧シリ
ンダ6により水平方向に旋回可能(操向可能)な垂直軸
7が軸受8により軸支され、この垂直軸7に走行輪3が
取付けられている。この実施例において走行輪3は4個
配置しているが少なくとも3個以上であればよい。この
ように走行輪3で支持された台車本体2の底面中央部に
は枠体4がピン9により軸支され、油圧シリンダ10を作
動させることにより矢印F方向、即ち前方へ、または矢
印B方向、即ち後方へ夫々傾動するようになっている。
【0009】11はこの枠体4の前方に駆動軸12を介して
取付けられた直行駆動輪であって、この直行駆動輪11は
第2の駆動装置である油圧又は電動等のモータ13により
駆動されるようになっている。一方、枠体4の後方には
駆動軸14を介して横行駆動輪15が取付けられており、こ
の横行駆動輪15もまた第3の駆動装置である油圧又は電
動等のモータ16で駆動されるようになっている。
取付けられた直行駆動輪であって、この直行駆動輪11は
第2の駆動装置である油圧又は電動等のモータ13により
駆動されるようになっている。一方、枠体4の後方には
駆動軸14を介して横行駆動輪15が取付けられており、こ
の横行駆動輪15もまた第3の駆動装置である油圧又は電
動等のモータ16で駆動されるようになっている。
【0010】また、昇降台5を台車本体2に昇降自在に
リンク17で支持しており、油圧シリンダ18を操作するこ
とによってリンク17を揺動させ、これに支持されている
昇降台5を昇降させるようになっている。本考案の装置
の特徴は、車体本体2を支持する走行輪3は単に操向操
作されるのみであって、駆動力を発生しておらず、駆動
力は車体本体2の中央部に揺動可能に支持された枠体4
に直交して設けた直行駆動輪11と横行駆動輪15によって
与えられるようになっている。
リンク17で支持しており、油圧シリンダ18を操作するこ
とによってリンク17を揺動させ、これに支持されている
昇降台5を昇降させるようになっている。本考案の装置
の特徴は、車体本体2を支持する走行輪3は単に操向操
作されるのみであって、駆動力を発生しておらず、駆動
力は車体本体2の中央部に揺動可能に支持された枠体4
に直交して設けた直行駆動輪11と横行駆動輪15によって
与えられるようになっている。
【0011】かかる構成の搬送台車1において、直行す
る場合は図1の如く油圧シリンダ10により枠体4を前方
へ傾斜させて直行駆動輪11をある程度の押圧力をもって
接地するように位置させる。そして第2の駆動装置であ
るモータ13を駆動し、直行駆動輪11を前方あるいは後方
に回転させることにより搬送台車1は前進又は後進する
のである。
る場合は図1の如く油圧シリンダ10により枠体4を前方
へ傾斜させて直行駆動輪11をある程度の押圧力をもって
接地するように位置させる。そして第2の駆動装置であ
るモータ13を駆動し、直行駆動輪11を前方あるいは後方
に回転させることにより搬送台車1は前進又は後進する
のである。
【0012】ここで搬送台車1を横行させようとする場
合は第1の駆動装置である油圧シリンダ6により垂直軸
7を90°回転させ、図4に示すように油圧シリンダ10を
操作して枠体4を後方に傾斜させて横行駆動輪15を押圧
状態で接地させておく。そして第3の駆動装置であるモ
ータ16を駆動してこの横行駆動輪15を回転させて走行す
るのである。
合は第1の駆動装置である油圧シリンダ6により垂直軸
7を90°回転させ、図4に示すように油圧シリンダ10を
操作して枠体4を後方に傾斜させて横行駆動輪15を押圧
状態で接地させておく。そして第3の駆動装置であるモ
ータ16を駆動してこの横行駆動輪15を回転させて走行す
るのである。
【0013】このように枠体4を前傾あるいは後傾させ
て直行駆動輪11あるいは横行駆動輪15を選択的に接地
し、駆動することによって車体本体2を介して搬送台車
1を任意の方向に移動させることができるのである。こ
の実施例においては直行駆動輪11と横行駆動輪15を枠体
4の内部に支持しているが、要するに、この台車本体2
の中央部に揺動可能に支持部材を設け、この支持部材に
直交する方向に駆動する2種類の駆動輪を設け、前記支
持部材を揺動させてこの駆動輪を選択的に接地して駆動
するものであれば、枠体4を他の形式の支持部材に代え
てもよい。
て直行駆動輪11あるいは横行駆動輪15を選択的に接地
し、駆動することによって車体本体2を介して搬送台車
1を任意の方向に移動させることができるのである。こ
の実施例においては直行駆動輪11と横行駆動輪15を枠体
4の内部に支持しているが、要するに、この台車本体2
の中央部に揺動可能に支持部材を設け、この支持部材に
直交する方向に駆動する2種類の駆動輪を設け、前記支
持部材を揺動させてこの駆動輪を選択的に接地して駆動
するものであれば、枠体4を他の形式の支持部材に代え
てもよい。
【0014】
【考案の効果】本考案による搬送台車は、台車本体2の
底部に垂直軸7に支持されて水平方向に操向可能な走行
輪3を少なくとも3個配置するとともに、前記台車本体
2の底面中央部に前後方向に傾動可能な枠体4を軸支
し、この枠体4の1辺に駆動装置により駆動される直行
駆動輪11を、対向する辺に駆動装置により駆動される横
行駆動輪15とを夫々配置して構成されている。
底部に垂直軸7に支持されて水平方向に操向可能な走行
輪3を少なくとも3個配置するとともに、前記台車本体
2の底面中央部に前後方向に傾動可能な枠体4を軸支
し、この枠体4の1辺に駆動装置により駆動される直行
駆動輪11を、対向する辺に駆動装置により駆動される横
行駆動輪15とを夫々配置して構成されている。
【0015】従って、台車本体2を支持する走行輪3と
は別に直行及び横行のための駆動輪11,15 を設けたた
め、その構造は簡単かつ小型化でき、その結果、製造コ
ストの低減を計ることができるばかりでなく、荷台の低
床化により積荷容積を大きくし搬送効率が大となり、比
較的小さな駆動力で走行することかできるという効果が
ある。
は別に直行及び横行のための駆動輪11,15 を設けたた
め、その構造は簡単かつ小型化でき、その結果、製造コ
ストの低減を計ることができるばかりでなく、荷台の低
床化により積荷容積を大きくし搬送効率が大となり、比
較的小さな駆動力で走行することかできるという効果が
ある。
【図1】本考案による搬送台車の構造の一実施例の側面
図である。
図である。
【図2】本考案による搬送台車の構造の一実施例の平面
図である。
図である。
【図3】図2のY−Y拡大断面図である。
【図4】走行説明用側面図である。
1 搬送台車 2 台車本体 3 走行輪 4 枠体 5 昇降台 6, 10, 18 油圧
シリンダ 7 垂直軸 8 軸受 9 ピン 11 直行駆動輪 12, 14 駆動軸 13, 16 モータ 15 横行駆動輪 17 リンク
シリンダ 7 垂直軸 8 軸受 9 ピン 11 直行駆動輪 12, 14 駆動軸 13, 16 モータ 15 横行駆動輪 17 リンク
Claims (1)
- 【請求項1】 台車本体2の底部に垂直軸7に支持され
て水平方向に操向可能な走行輪3を少なくとも3個配置
するとともに、前記台車本体2の底面中央部に前後方向
に傾動可能な枠体4を軸支し、この枠体4の1辺に駆動
装置により駆動される直行駆動輪11を、対向する辺に駆
動装置により駆動される横行駆動輪15とを夫々配置した
搬送台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6951892U JP2553613Y2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 搬送台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6951892U JP2553613Y2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 搬送台車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632261U JPH0632261U (ja) | 1994-04-26 |
JP2553613Y2 true JP2553613Y2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=13405029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6951892U Expired - Lifetime JP2553613Y2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 搬送台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553613Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-06 JP JP6951892U patent/JP2553613Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0632261U (ja) | 1994-04-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970527 |