JP2710112B2 - 車 両 - Google Patents

車 両

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JP2710112B2
JP2710112B2 JP30830195A JP30830195A JP2710112B2 JP 2710112 B2 JP2710112 B2 JP 2710112B2 JP 30830195 A JP30830195 A JP 30830195A JP 30830195 A JP30830195 A JP 30830195A JP 2710112 B2 JP2710112 B2 JP 2710112B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台車、車椅子等の
車両であり、特に、段差走行を可能とする車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、荷物を運搬する台車を例に取る
と、3〜4個の車輪を付設し、ハンドルを押すことによ
ってほぼ水平で走行して荷物を運ぶ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、段差がある箇
所に遭遇したときには、ハンドルを下降させ、前輪を浮
かせた状態として、段差に乗り上げ、前進してハンドル
を持ち上げて、後車輪を段差上に乗せるという操作を行
っている。そのため、運搬者は、相当の労力を要し、簡
便に段差上に乗り移ることができる台車等が望まれてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の車両は、台板の
裏面に前車輪と後車輪を取付けて走行可能な車両であっ
て、台板の裏面で前記前車輪と後車輪との間に補助車輪
を床と非接地状態で取着する。又、スイングアームは、
台板の後端部を支持可能であると共にハンドルを付設
し、且つ先端部を前記台板に回動可能に取付け、そのス
イングアームには後車輪が取付けられていると共に弾性
体を介して台板に引っ張られている。又、台板にはスイ
ングアームの回動を阻止する停止体を取付ける。
【0005】ハンドルをもって、下降方向に押さえる
と、スイングアームを介して台板は上昇し、その状態で
段差方向に押すと前車輪が段差上に乗る。そして、更に
前進すると、補助車輪が段差上に乗る。そして、今度は
ハンドルを持ち上げて後車輪を段差上に載せることによ
って、車両が段差上に乗る。このハンドルを持ち上げる
とき、補助車輪を支点でのモーメントとなり、持ち上げ
力を軽減でき、容易に段差に載せることを可能とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の1実施例を、平面断面を
示す図1、正面を示す図2、右側面を示す図3を参照し
て説明する。1は薄板スチール、樹脂等で製作の台板で
あって、その裏面側の前方には自在キャスタ2を介して
1対の前車輪3a(直径100mm)が取付けてある。
又、台板1のほぼ中央には、ブラケット4aを介して回
転軸4bで回転可能な補助車輪4(直径60mm)が、
常時は、床と30mmの隙間で非接地状態で、台板1の
ほぼ中央に取着してある。
【0007】スイングアーム10には、車軸11を介し
て後車輪3b(直径100mm)が取付けてあり、その
上前部10aは台板1の前端部が載置可能に形成してあ
ると共に、上後部10bには門形ハンドル12が固定し
てある。又、両スイングアーム10、10の間には、上
補強部材(丸棒)13aと下補強部材(丸棒)13bが
横設してあり、前記台板1に固定のブラケット14と前
記下補強体13bとに取付けの弾性体15を介して、常
時、引っ張り合っていて、前記台板1の後端部は両スイ
ングアームの上前部10aと当接して支持状態を維持す
る。一方、前記スイングアーム10の前端部は、台板1
から垂設の支持板16a、16bとで回動軸17を介し
て回動可能となっている。又、スイングアーム10の回
動を規制する停止体18が前記台板1に取付けてある。
【0008】次に、本実施例の作用を図4〜図8を参照
して説明する。図4は、通常の使用状態であり、台板1
は前車輪3aを取付けの自在キャスタ2と、弾性体15
によって台板1に引っ張られて、後車輪3bを取付けの
スイングアーム10の前上部10aとで支持され、水平
状態を維持する。そのため、台板1に荷物を載置した状
態で、ハンドル12をもって押す(引く)ことにより、
よく知られた台車の形態で運搬できる。
【0009】次に、前方に段差20がある状態に遭遇し
たときの操作について説明する。台車が段差20に遭遇
したときには、図5に示すように、先ず、運搬者がハン
ドル12を手前下方向に降下させると、弾性体15は延
びて引っ張り力に打ち勝って、後車輪3bを中心にスイ
ングアーム10が時計方向に停止体18に当接するまで
回動すると、台板1の後側が図5に示すように上昇状態
となる。そして、更に、図6に示すように、ハンドル1
2を時計方向に降下させると、スイングアーム10が停
止体18に当接状態を維持して、後車輪3bを支点に台
板1の前側は上がる。
【0010】そこで、ハンドル12をもって段差20方
向に押すと、前車輪3aは段差20上に乗り(図7)、
次に、補助車輪4が段差20に乗る(図8)。そして、
ハンドル12は弾性体15の引っ張りによって元の状態
に戻ると共に、更に前進させながら、後車輪3bが段差
20上に乗るように、ハンドル12を少し持ち上げなが
ら段差20方向に押すことによって、後車輪3bは段差
20上に乗る(図9、図10)。
【0011】尚、図5から図6に移行するとき、運搬者
は、ハンドル12を時計方向に押さえることを要し、こ
の時の力は台板1の荷物による後車輪3bを軸のモーメ
ント力を要するが、押さえる力(時には自重をかけるこ
ともできる)は比較的容易にだし易いため、運搬者に対
する負担とはならない。しかしながら、図8から図9に
移行するときには、ハンドル12を持ち上げることが必
要で、運搬者は力をだし難いが、この持ち上げ力は補助
車輪4を支点でのモーメント力となる。従って、この持
ち上げ力は、ほぼ中央に位置する補助車輪4であるか
ら、ほぼ半分の力で、且つ、僅か(補助車輪4と後車輪
3bの取付け位置の差)に上昇させることによって、後
車輪3bを段差20上に持ち上げることができ、迅速簡
便に持ち上げることができる。
【0012】尚、前記補助車輪4の取付け位置、個数、
床との非接触距離等は、台板の長さ、前車輪と後車輪の
取付け位置、乗り越えることができる段差の高さ、車輪
の大きさ等を考慮して選定することはいうまでもない。
又、段差を降下するときには、上昇時の逆の操作を行え
ばよく、何れも容易な操作である。
【0013】図11、図12は、ハンドル12を折り畳
み可能とする構造を示す。スイングアーム10に穿設の
取付孔31には、端部が弾性体受け部32aを形成の補
助体32が弾性体35を内挿して、嵌挿してある。又、
前記取付孔31にはガイド体33が垂設してあり、前記
ハンドル12の端部は回動軸30で補助体32と連結し
て、前記ガイド体33内を挿通する。
【0014】ハンドル12は、通常、弾性体35の弾発
力によって、補助体32が取付孔31の底部に位置し、
ガイド体33、取付孔31を介して垂直状態を維持する
(図11)。一方、ハンドル12を折り畳むときには、
ハンドル12を持ち上げると弾性体35が縮んで回動軸
30がガイド体33より突出する。そこで、ハンドル1
2を折り曲げて離すと、折り曲げたハンドル12は、弾
性体35の弾発力によってガイド体33上部に当接を維
持して収納状態となる。尚、使用状態とするには、ハン
ドル12を起こすと、弾性体35の弾発力によって、図
5に示すように垂直の使用状態となる。尚、本発明は、
前記の手動推進式の他、電動式等の車両に適用できるこ
とはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】本発明の車両は、従来の台車等の形態と
ほぼ同じであると共に水平走行も同じ形態で行うことが
できるため違和感なく使用でき、段差を昇降するとき、
運搬者が要する労力は軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】台車の平面断面図である。
【図2】台車の正面図である。
【図3】台車の右側面図である。
【図4】台車の作用を説明する図である。
【図5】台車の作用を説明する図である。
【図6】台車の作用を説明する図である。
【図7】台車の作用を説明する図である。
【図8】台車の作用を説明する図である。
【図9】台車の作用を説明する図である。
【図10】台車の作用を説明する図である。
【図11】折り畳み可能なハンドルの構造を示す図であ
る。
【図12】ハンドルを折った状態を示す図である。
【符号の説明】
1 台板 3a 前車輪 3b 後車輪 4 中央車輪 10 スイングアーム 12 ハンドル 15 弾性体 18 停止体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台板の裏面に前車輪と後車輪を取付けて
    走行可能な車両であって、前記台板の裏面で前記前車輪
    と後車輪との間に補助車輪を床と非接地状態で取着し、
    前記台板の後端部を支持可能であると共にハンドルを付
    設し、且つ先端部を前記台板に回動可能に取付けのスイ
    ングアームであって、そのスイングアームには前記後車
    輪が取付けられていると共に弾性体を介して前記台板に
    引っ張られ、更に、前記スイングアームの回動を阻止す
    る停止体を前記台板に取付けることを特徴とする車両。
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