JP6174621B2 - 段差対応型のキャスター装置 - Google Patents

段差対応型のキャスター装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6174621B2
JP6174621B2 JP2015083215A JP2015083215A JP6174621B2 JP 6174621 B2 JP6174621 B2 JP 6174621B2 JP 2015083215 A JP2015083215 A JP 2015083215A JP 2015083215 A JP2015083215 A JP 2015083215A JP 6174621 B2 JP6174621 B2 JP 6174621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crank
stay
guide
main
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015083215A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016203654A (ja
Inventor
明男 大谷地
明男 大谷地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuei Caster Co Ltd
Original Assignee
Yuei Caster Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuei Caster Co Ltd filed Critical Yuei Caster Co Ltd
Priority to JP2015083215A priority Critical patent/JP6174621B2/ja
Publication of JP2016203654A publication Critical patent/JP2016203654A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6174621B2 publication Critical patent/JP6174621B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Description

この発明は、道路、工場や施設内の敷地などの走行地面に存在する段差があっても安定して走行することができる台車などに用いる段差対応型のキャスター装置に関する。
食品会社、機械部品加工会社及び運搬会社などでは食品や加工製品などの荷物は台車の荷台上に載せられて搬送されるが、搬送時に車輪が走行地面上の段差を発生させている段差面に当たることがある。この段差面には、走行地面が一段上となる本来の段差面、走行地面が一段下となる窪み又は凹部の内壁面及び走行地面より突き出た凸部の外面などが含まれる。台車の走行中に、車輪がこのような段差面に衝突すると、衝撃により車輪や荷物が損傷し、また、上記段差面を乗り越えて走行するのにかなりの手間や負担がかかることがあり、時には台車が停止してしまう課題があった。
これらの課題を解決するために、走行路の段差対応型の台車などとして、特開平9−71245号公報に記載の運搬車及び実用新案登録第3068224号公報に記載の手押し車(以下それぞれ「従来例1」及び「従来例2」という。)が提案されている。
従来例1に示す運搬車において、荷台部の下側に枢軸部で回転自在のスイングフレームを支持し、スイングフレームの一端側に主動車輪を、他端側に自在車輪を設け、上記主動車輪を路面から自在に離間させる主動車輪上昇装置を設けると共に、上記主動車輪を駆動させるための駆動装置を設けている。そして、運搬車が走行路中の起伏や段差のある凹凸部を走行したときでも、スイングフレームが枢軸部を支点として道路状況に応じて自在に変位し、この変位に対応して両端側に主動車輪及び従動車輪は上下動する。スイングフレームの作用により主動車輪及び従動車輪の一部が接地面から浮くことがないから、これらの車輪が空回りすることや、運搬車が走行困難になるおそれがない。このように、スイングフレームの作用により走行路の凹凸部に対応するものである。
従来例2に示す手押し車において、車本体である搭載板の下面の四隅に走行車輪を取り付け、上記搭載板の把手部側に足踏みペタルを回転可能に軸止めし、反対側には乗り越え部材を回転可能に軸止めし、上記足踏みペダルと上記乗り越え部材をフラットバーの引っ張り部材によって連結している。そして、走行車輪が段差などに突き当たった場合、上記足踏みペダルを踏み下ろして乗り越え部材を起立させ、走行車輪を浮き上がらせて、段差を乗り越えるようにする。
また、段差を発生させている凹凸部への衝突時における衝撃発生という課題を解決するために、例えば特開2006−103516号公報に記載の手押し台車(以下「従来例3」という。)が提案されている。この手押し台車は、キャスターを設けた前後の車輪フレーム間に、これらの車輪フレームよりも低位置に基礎フレームを設け、これらの基礎フレームの上方にダンパー群からなる緩衝支持装置を介して載置フレームを配置して、走行時の衝撃が衝撃支持装置で吸収され、荷物の荷崩れや損傷を防止するものである。
特開平9−71245号公報 実用新案登録第3068224号公報 特開2006−103516号公報
従来例1にあっては、スイングフレームの作用により主動車輪及び従動車輪の一部が接地面から浮くことがないから、凹凸部上を走行する場合でも、常に主動車輪及び従動車輪に負荷は軽減されることがないから、運搬車の主動車輪及び従動車輪が駆動装置による自動駆動の場合はともかく、手動駆動の場合には凹凸部の走行を円滑にするのにはさらなる改善が必要である。
従来例2によれば、走行車輪が段差面に突き当たると、その都度、走行を一旦停止して足踏みペダルを踏み下ろして乗り越え部材を起立させ、走行車輪を浮き上がらせる操作が必要であり、乗り越え操作が不可欠であり、面倒である。
従来例3の手押し台車のように緩衝支持装置を用いることは製造コストがかかると共に凹凸部を容易に乗り越え難い課題があった。
この発明の目的は、路面や敷地面などの走行地面における段差から生じている段差面に対して容易かつ円滑に対応可能にすることにある。
この発明に係るキャスター装置の特徴は、ベースに取り付け可能であり、進行方向に長いガイド孔を有する保持本体と、上記保持本体と一体に進行方向及びその反対方向である前後方向に移動可能であり、ガイド面を有する昇降ガイドと、ステイ部とクランク部とからなり、上記ステイ部側が上記保持本体に上記ガイド孔及び主車軸を通じて連結されているクランクステイと、上記クランクステイに回転可能に支持されている上記主車軸を回転中心とする主車輪と、上記クランクステイのクランク部に回転可能に支持されている補助車軸を回転中心とする補助車輪とを具備していることにある。上記クランクステイには弾性手段により戻り弾性力が付与されており、上記主車軸は、上記ガイド孔内を前後方向に移動可能であり、上記補助車軸を回転中心とするガイドローラーを設けてあり、上記ガイドローラーは上記ガイド面に走行案内されるものであり、上記補助車輪はその径が上記主車輪の径より小であり、上記主車輪より前側に配置されていると共に段差面を越えるレベルに設定されており、上記戻り弾性力に抗して段差通過地面に接地可能である。
上記昇降ガイドのガイド面は、保持本体を持ち上げ易くするために進行方向側に向けて次第に上昇している傾斜面であることが望ましい。
クランクステイのステイ部とクランク部は一体形成であっても、互いに独立部材で構成しても良く、互いに独立している場合には主車軸を通じかつこの主車軸を回転中心として互いに結合するようにするのが良い。
上記弾性手段は、昇降ガイドとクランクステイとの間に掛け渡されている例えば戻りばねである。
主車輪が段差面に当たると停止するものの、そのまま保持本体及び昇降ガイドの進行を続行すれば、補助車輪が旋回して段差通過地面に接地し、やがて保持本体が持ち上がり、上昇するから主車輪も浮き上がり、次第に上記段差面を乗り越えて行く。
この発明によれば、段差面を乗り越える場合でも走行を一旦停止しなくても容易に円滑に安定した走行を行え、そして、昇降ガイドが上昇可能であるから走行を停止してから手動で持ち上げて段差面を乗り越える必要がなく、操作者の負担を軽減することができる。
この発明に係るキャスター装置の使用状態を示し、保持本体の正面側を切欠している正面図である。 この発明に係るキャスター装置を示す一部切欠底面図である。 この発明に係るキャスター装置を示す側面図である。 この発明に係るキャスター装置における保持本体を縮小して示す斜視図である。 この発明に係るキャスター装置における昇降ガイドを縮小して示す斜視図である。 この発明に係るキャスター装置のクランクステイにおけるステイ部とクランク部とを組み合わせた状態を縮小して示す正面図である。 この発明に係るキャスター装置のクランクステイにおけるステイ部を縮小して示す斜視図である。 この発明に係るキャスター装置のクランクステイにおけるクランク部を縮小して示す斜視図である。 この発明に係るキャスター装置のクランクステイにおけるステイ部と主車輪との結合関係を、クランク部と補助車輪との結合関係をそれぞれ示す正面図である。 この発明に係るキャスター装置における昇降ガイドと補助車輪との関連を示す正面図である。 この発明に係るキャスター装置が走行地を走行する過程において、主車輪が段差面に突き当った段階から補助車輪が段差通過地面に接近して行く段階までを説明するための図である。 補助車輪が段差通過地面に接地した段階から主車輪及び保持本体及び荷台が浮き上がる段階までを説明するための図である。 この発明に係るキャスター装置が段差面を乗り越える直前の過程を2段階に分けて説明する図であって、(i)は最終の前段階を示す図、(ii)は最終段階を示す図である。 この発明に係るキャスター装置の他の実施形態を示し、保持本体の正面側を切欠している正面図である。 この発明に係るキャスター装置の他の実施形態を示す一部切欠底面図である。 この発明に係るキャスター装置の他の実施形態を示す側面図である。 図14におけるこの発明に係るキャスター装置のクランクステイと主車輪及び補助車輪との結合関係を示す正面図である。 図14におけるこの発明に係るキャスター装置のクランクステイを示す斜視図である。 図14におけるこの発明に係るキャスター装置の主車輪が段差面に突き当たった状態を示す正面図である。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図13に基づいて説明する。
図1〜図3において、この発明に係るキャスター装置M1は、台車や車椅子などが含まれる手押し又は自動の移動車に適用され、そしてこれらの移動車のベースBに取り付けて使用される。キャスター装置M1は、図1に示す例では台車のベースとなる荷台Bの下面に固定されている。
キャスター装置M1は、保持本体1、保持本体と一体に走行方向及びその反対方向である前後方向(図1左右方向)に移動可能である昇降ガイド2、ステイ部3Aとクランク部3Bとからなるクランクステイ3、主車軸4を回転中心とする主車輪5及び補助車軸6を回転中心とするものであってガイドローラー7Aと共に回転する補助車輪7並びにクランクステイに戻り弾性力を付与するための弾性手段である戻りばね8とを備えている。
図1〜図4において、保持本体1は天板部1aの両側から側板部1bを下方に向けて折り曲げた門型フレームを形成している。天板部1aが荷台Bの下面に取り付けられている。保持本体1は、荷台Bの進行方向(図1矢印方向)側である前方向側及びその反対方向である後方向側並びに下方側が開口状態にある空間となっている。各側板部1bには、前後方向に長い長孔状のガイド孔1b1がそれぞれ対向して形成されている。
図1〜図3及び図5において、昇降ガイド2は、天板部2aと、天板部の両側から下方に向けて折り曲げられている側板部2bとにより門型に形成されたフレームである。天板部2aは、水平な平坦面であるのに対して、両側板部2bの下端面が前方向側に向けて次第に上昇して行く傾斜面となっているガイド面2b1である。
昇降ガイド2は、保持本体1と一体に前後方向に移動可能である。一体移動するための方法として、図1に示す例では、昇降ガイド2は保持本体1内に配置され、天板部2aが保持本体の天板部1aを経て荷台Bにねじ込まれている取付けねじによって荷台に天板部1aと共に固定されている。
図1〜図3及び図6〜図7において、クランクステイ3は、後方向側(図6右側)に位置しているステイ部3Aと、前方向側(同図左側)に位置しているクランク部3Bとにより構成されている。ステイ部3A及びクランク部3Bは互いに独立したフレームからなる。
図7に示すステイ部3Aにおいて、ステイ部は、天板部3Aaと、天板部の両側の側板部3Abとにより門型に形成されている。ただし、天板部3Aaは両側板部3Abの上端面を全長に亘って覆っているものではなく、上記上端面の中央部分から前方向側(図6左側)である一端部までの約半分を覆っている。そして、両側板部3Abの一端側の下方には、ほぼ円形状に突出された軸受部3Ab1に軸孔3Ab2がそれぞれ開けられている。ステイ部3Aの軸孔3Ab2には主車軸4(図3)の両端部が挿入されている。
図1〜図3及び図8において、クランク部3Bもまた、天板部3Baと、天板部の両側に位置している側板部3Bbとを門型に組み立てられている。ただし、天板部3Baは両側板部3Bbの上端面を全長に亘って覆っているものではなく、上記上端面の中央部分から進行側(図6左側)とは反対側に向けて他端部までの約半分を覆っている。図8に示すように両側板部3Bbの形状は、上端面がほぼ水平に対して下面が前方向側(進行側)に向けて次第に上昇する傾斜面となっている。また、各側板部3Bbの前側の一端側上部には軸孔3Bb1がそれぞれ対向して開けられている。側板部3Bbの他端側下部に対の軸孔3Bb2がそれぞれ対向して開けられている。
クランク部3Bの前側における軸孔3Bb1には補助車軸6の両端部側が挿入されている。また、クランク部3Bの後側の軸孔3Bb2には主車軸4の両端部側が挿入されている。
クランクステイ3において、図1〜図2及び図6〜図8に示すようにステイ部3Aとクランク部3Bとは、ステイ部の前側の軸孔3Ab2及びクランク部の後側の軸孔3Bb2をそれぞれを回転可能に貫通している主車軸4を通じて連結され組み立てられている。ステイ部3Aは、軸孔3Ab2,3Bb2を通る主車軸4を支持し、この主車軸を中心として回転可能である。また、クランク部3Bは、主車軸4を中心として回転可能にかつこの主車軸を支持している。そしてクランク部3Bは、軸孔3Bb1を通る補助車軸6を支持し、この補助車軸を中心として図6鎖線に示すように回転可能である。
クランクステイ3(ステイ部3A及びクランク部3B)は保持本体1内に配置されており、保持本体の移動に伴って移動可能である。一方において、クランクステイ3は保持本体1に対して相対的に移動可能な場合がある。これは、ステイ部3A及びクランク部3Bを支持している主車軸4は、保持本体1のガイド孔1b1内を相対的に前後に移動可能であるからである。
図1〜図3において、主車輪5及び補助車輪7は、主車軸4及び補助車軸6に取り付けられている。主車軸4はその両端側がクランクステイ3内から各側板部3Ab,3Bbより突出され、さらに昇降ガイド2の下方を経て、保持本体1のガイド孔1b1に延伸されている。主車軸4の両端は、ガイド孔1b1内を移動自在である軸受であるころがり軸受5aによって両側板部1bに支持されている。軸受5aは主車輪5内に組み込まれているため、主車輪はころがり軸受5aを介してガイド孔1b1に沿って軽い走行が可能となる。
また、図2及び図3に示すように、補助車軸6はその両端部がクランク部3Bの側板部3Bbより突出されており、補助車輪7が側板部間内で補助車軸に回転可能に支持されている。補助車輪7の補助車軸6にはガイドローラー7Aが取り付けられている。ガイドローラー7Aは補助車軸6の両端部において補助車輪7を挟むように配置されている。ガイドローラー7Aは昇降ガイド2のガイド面2b1上を走行可能であって、ガイド面によって走行が誘導される。主車輪5が段差面G2に衝突している状態において、例えば図1矢印方向(走行方向)に保持本体1が前進すると、昇降ガイド2及びガイド面2b1も同じ方向に前進移動するから、ガイドローラー7Aはガイド面に案内されて斜め下方に降下されることになる。ガイドローラー7Aの降下はクランク部3Bを押し下げることになる。この結果、クランク部3Bは主車軸4を中心として反時計方向に回転するから補助車輪7も主車軸を中心として反時計方向に旋回することになる。
補助車輪7はその径が主車輪5の径より小でありかつ、主車輪より前側に配置されている。走行地Gの走行地面G1が平坦である通常の場合、主車輪5は走行地面G1に接地状態で走行される。この場合、補助車輪7は走行地面G1より離れており、段差面G2を越える高さに設定されている。段差面G2の高さは、走行地面G1より段差通過地面G3までの高さである。段差面G2の高さは、例えば走行地面の凸部であれば底部である走行地面から頂部までの外面のそれであり、また、凹部であれば内底面を走行地面とすればこの内底面から開口端面(段差通過地面G3)までの内壁面のそれである。
戻りばね8は図1に示すように両端がばね受け9に掛け止められている。一方のばね受け9はクランクステイ3のステイ部3Aの天板部3Aaに、他方のばね受けは昇降ガイド2の天板部2aにそれぞれ止められている。戻りばね8は、クランクステイ3すなわちステイ部3Aとクランク部3Bを元の位置に戻す方向にばね力が付与されている。
保持本体1は荷台Bの移動に従って移動するが、この移動に伴ってクランクステイ3のステイ部3A及びクランク部3Bも戻りばね8に引っ張られて移動することになる。
クランク部3B及び補助車輪7が主車軸4を中心として反時計方向に回転する動作は、戻りばね8のばね力に抗して行われる。具体的に説明すれば、補助車輪7が図1に示す実線の位置から段差通過地面G3に接地するまでの過程では、上記動作は戻りばね8のばね力に抗して行われる。補助車輪7が段差通過地面G3から離れ元位置に戻る過程では戻りばね8のばね力の復帰力が作用する。
次に本発明に係るキャスター装置M1の走行について説明する。
走行地Gの走行地面G1が平坦である通常の場合には、主車輪5が走行地面を進行方向(図1矢印方向)に走行されるので、安定した円滑な走行が行われる。
この時、保持本体1及び昇降ガイド2は、主車輪5の回転により荷台Bの進行方向と同一方向に移動する。また、クランク部3Bは戻りばね8により昇降ガイド2と連結されているので、クランクステイ3は昇降ガイドと同じ方向に移動する。
主車輪5が走行地Gにある段差面G2に突き当たった場合には、主車輪の進行が妨げられ、停止することになる。同時に、主車輪5の主車軸4を支持しているクランクステイ3も停止する。
しかし、そのまま図11矢印P1方向に向けて鎖線に示すように台車の前進(走行)を続けると、ガイドローラー7Aが昇降ガイド2のガイド面2b1に接しているため、昇降ガイド2が進行方向に移動し、この昇降ガイドがガイドローラー7Aを進行方向に押す。この結果、停止している主車軸4及び軸受5aが保持本体1のガイド孔1b1内を図11矢印P3方向に相対的にスライドするので、保持本体1及び昇降ガイド2の前進(走行)が妨げられない。
保持本体1及び昇降ガイド2の前進(進行)の過程において、ガイドローラー7Aが前進する昇降ガイド2に押されてガイド面2b1上を図11の矢印P2方向に誘導され、走行しながら降下する。そして、降下する過程では、クランクステイ3は主車軸4を回転中心として反時計方向に回転する。この回転に伴って、補助車輪7が図11鎖線に示すように、反時計方向に旋回し、やがて段差通過地面G3に接地し、旋回が停止される(図12)。
補助車輪7が段差通過地面G3に接地すると同時にこの地面の走行を開始する。同時に、今度は、図12に示すようにガイドローラー7Aは、前進する昇降ガイド2のガイド面2b1に沿って降下しようとするが、補助車輪7が接地していて降下することができない。このため、昇降ガイド2はガイドローラー7Aを案内として前進しながら上昇を開始する。上昇する昇降ガイド2は荷台B及び保持本体1を持ち上げる。この結果、主車輪5は走行地面G1から浮き上がり上昇する。
そして、図13(i),(ii)に示す各段階を経て、主車輪5は段差面G2を乗り越え、その後、戻りばね8のばね力によって、主車輪5は段差通過地面G3に接地し、また補助車輪7は段差通過地面から離れ、図1に示す元の位置にに戻る。
このように台車を止めることなく走行を継続しながら段差面G2を乗り越えることができる。したがって、台車の安定走行が可能となる。
この発明に係るキャスター装置の他の実施形態を図14〜図19を参照して説明する。
図14〜図16に示すキャスター装置M2の構成及び作用効果は、前記キャスター装置M1のそれらと実質的に同一である。このため、双方のキャスター装置M1,M2の主たる相違点を説明する。共通点については必要に応じて説明し、詳細な説明を省略する。
主たる相違点について述べると、前記キャスター装置M1のクランクステイ3はそれぞれ独立部材であるステイ部3Aとクランク部3Bとによって形成されている。これに対し、キャスター装置M2のクランクステイ13はステイ部13Aとクランク部13Bとが一体成形されているフレームである。
クランクステイ13は、図17及び図18に示すように門形フレームとなっており、後部側がステイ部13Aであり、前部側がクランク部13Bである。クランクステイ13の各側板部13bは主車軸14を支持している。主車軸14は、門形のフレームとなっている保持本体11の側板部11bに設けてある長孔状のガイド孔11b1内に前後移動可能である。図14〜図16に示すように、側板部11bの外側面にはガイド孔11b1を覆うようにカバー11dを固着してある。また、側板部11bの内側面には板状のスペーサ11cを固着してある。スペーサ11cは、ガイド孔11b1と同一形状の長孔状のガイド孔11c1を開けてある。スペーサ11cのガイド孔11c1はガイド孔11b1と重ね合せられている。
スペーサ11cの内側には、リングを横長にした長円形状(トラック状)の保持カラー20を取り付けてある。保持カラー20より突出した主車軸14の両側端には軸受であるすべり軸受15aを取り付けてある。保持カラー20にはこれを貫通する主車軸14に隣接した軸14Aを取り付けてある。軸14Aにもすべり軸受15aに隣接してすべり軸受15bを取り付けてある。いずれの軸受15a,15bもガイド孔11b1,11c1を移動可能である。軸受15bは主車軸14の振れ止めに役立つ。
補助車軸16は、クランクステイ13の側板部13bに支持されている。補助車軸16は補助車輪17を取り付けている。補助車輪17と同軸である補助車軸16の両端側にはガイドローラー17Aを取り付けてある。ガイドローラー17Aは昇降ガイド12における側板部12bのガイド面12b1を走行可能である。昇降ガイド12の天板部12aとクランクステイ13のフランク部13B側の側板部13bとの間には戻りばね18を掛け渡してある。
図14に示すように、保持本体11上に取付け脚21を設けてある。取付け脚21の上端に荷台(図示せず。)に取り付けるための取付け板21aを水平に固定してある。取付け脚21は主車輪15より偏心した位置に起立されている。
図14において、天板部11aは天板部1aに対応している。
13aはクランクステイ13の天板部であり、13b2は補助車軸16が挿通するクランクステイの軸孔で、13b3は主車軸14が挿通するクランクステイの軸孔である。
キャスター装置M2にあっては、図19に示すように台車の走行中に回転する主車輪15が段差面G2に当たって停止しても、走行の推進力により主車軸14はガイド孔11b1内を相対的に移動して走行が妨げられないから、そのまま保持本体11及び昇降ガイド12の進行は継続される。このような進行の過程では、ガイドローラー17Aが昇降ガイド12のガイド面12b1に案内され、戻りばね18のばね力に抗して降下されるから、やがて図19鎖線に示すように補助車輪17が段差通過地面G3に接地する。接地後、ガイドローラー17Aの降下はできないので、昇降ガイド12は補助車輪17を前進させながらガイドローラー17A及びガイド面12b1によって図19左側斜め上方に誘導されながら前進かつ上昇する。この上昇により、保持本体11は持ち上げられ、同時に主車輪15も持ち上げられて段差面G2を駆け上がって行き、やがて段差面を乗り越え、乗り越えた段階で図14に示すように段差通過地面G3を走行し、補助車輪17は元の位置に戻る。
この実施形態でも、台車の走行中に主車輪15が段差面G2に当たっても、補助車輪17が主車輪15に代って段差通過地面G3を走行することができるから、走行を止めることなく円滑な走行が可能となる。また、台車を走行しながら段差面G2に主車輪15が衝突しても、保持本体11が持ち上がって主車輪も持ち上がって段差面G2の乗り越えが可能となるため、乗り越えるための特別な操作を必要としない。
この発明に係るキャスター装置M1,M2の適用範囲は台車や車椅子に限られず、歩行器、歩行車、シルバーカー、ショッピングカーなどが含まれる。そして、ベースBは台車の荷台に限られない。また、キャスター装置M1,M2の使用数は単一に限られず、複数を適宜個所に配置しても良い。さらに、戻りばね8,18は復帰力がある限り、スプリングである必要はない。取付け脚21は保持本体11に固着しも良いが、これをスラスト軸受により保持本体に対して旋回可能にしても良い。
M1,M2 キャスター装置
B 荷台(ベース)
G 走行地
G1 走行地面
G2 段差面
G3 段差通過地面
1,11 保持本体
1a,11a 天板部
1b,11b 側板部
1b1,11b1 ガイド孔
2,12 昇降ガイド
2a,12a 天板部
2b,12b 側板部
2b1,12b1 ガイド面
3,13 クランクステイ
3A,13A ステイ部
3Aa,13a 天板部
3Ab,13b 側板部
3B,13B クランク部
3Ba 天板部
3Bb 側板部
4,14 主車軸
5,15 主車輪
6,16 補助車軸
7,17 補助車輪
7A,17A ガイドローラー
8 戻りばね(弾性手段)

Claims (5)

  1. ベースに取り付け可能であり、進行方向に長いガイド孔を有する保持本体と、
    上記保持本体と一体に進行方向及びその反対方向である前後方向に移動可能であり、ガイド面を有する昇降ガイドと、
    ステイ部とクランク部とからなり、上記ステイ部側が上記保持本体に上記ガイド孔及び主車軸を通じて連結されているクランクステイと、
    上記クランクステイに回転可能に支持されている上記主車軸を回転中心とする主車輪と、
    上記クランクステイのクランク部に回転可能に支持されている補助車軸を回転中心とする補助車輪とを具備しており、
    上記クランクステイには弾性手段により戻り弾性力が付与されており、
    上記主車軸は、上記ガイド孔内を前後方向に移動可能であり、
    上記補助車軸を回転中心とするガイドローラーを設けてあり、
    上記ガイドローラーは上記ガイド面に走行案内されるものであり、
    上記補助車輪はその径が上記主車輪の径より小であり、上記主車輪より前側に配置されていると共に段差面を越えるレベルに設定されており、上記戻り弾性力に抗して段差通過地面に接地可能である
    ことを特徴とするキャスター装置。
  2. 昇降ガイドのガイド面は、保持本体の進行方向側に向けて次第に上昇している傾斜面であることを特徴とする請求項1項記載のキャスター装置。
  3. クランクステイのステイ部とクランク部は一体形成であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のキャスター装置。
  4. クランクステイのステイ部とクランク部とは主車軸を通じかつこの主車軸を回転中心として互いに結合していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のキャスター装置。
  5. 弾性手段は、昇降ガイドとクランクステイとの間に掛け渡されている戻りばねであることを特徴とする請求項1項乃至請求項4のいずれかに記載のキャスター装置。
JP2015083215A 2015-04-15 2015-04-15 段差対応型のキャスター装置 Active JP6174621B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015083215A JP6174621B2 (ja) 2015-04-15 2015-04-15 段差対応型のキャスター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015083215A JP6174621B2 (ja) 2015-04-15 2015-04-15 段差対応型のキャスター装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016203654A JP2016203654A (ja) 2016-12-08
JP6174621B2 true JP6174621B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=57488551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015083215A Active JP6174621B2 (ja) 2015-04-15 2015-04-15 段差対応型のキャスター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6174621B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6607909B2 (ja) 2017-12-07 2019-11-20 株式会社ユーエイ 段差対応キャスター装置
JP7151989B2 (ja) * 2018-06-01 2022-10-12 株式会社ユーエイ 段差対応型のキャスター装置
JP2023145195A (ja) * 2022-03-28 2023-10-11 大森工業株式会社 車輪構造体

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3046565B2 (ja) * 1997-06-13 2000-05-29 邦夫 隈本 段差越え用車輪
JPH11253494A (ja) * 1998-03-13 1999-09-21 Mitsuji Kurimoto 車椅子用の前輪
JP4059347B2 (ja) * 2005-04-28 2008-03-12 象印ベビー株式会社 キャスター
NL1030623C2 (nl) * 2005-12-08 2007-06-11 Martin Van Rijn Wielophanging, om de kracht te reduceren die nodig is om een wiel over een obstakel te doen rijden.

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016203654A (ja) 2016-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4491775B2 (ja) 階段通行する手押し車
JPH07315227A (ja) 滑り装置を備えた貨物搬送装置
JP6174621B2 (ja) 段差対応型のキャスター装置
JP6514575B2 (ja) 車両搬送装置
CN110775555B (zh) 分段式轴类产品装配车间
JP6587876B2 (ja) 荷役装置
JP5253839B2 (ja) 移動台車
JPH08133467A (ja) 荷物搬出入用のパレット移送装置
US12054186B1 (en) Hand dolly with unloading mechanism
US1436665A (en) Truck for handling loaded-goods platforms and method of working the same
JP5616660B2 (ja) 台車および重量物の設置方法
JP3864184B2 (ja) 車輪ユニットおよびこれを備える運搬装置
JP2010195069A (ja) 荷物運搬台車
KR101433579B1 (ko) 기계식 주차설비
JP5491584B2 (ja) 転回装置
JP4240742B2 (ja) 懸垂式昇降搬送装置
JPH05270396A (ja) 無軌条式無人搬送台車
JP3122441B1 (ja) 昇降装置
CN110712917A (zh) 一种行李搬运装置
KR101433580B1 (ko) 기계식 주차설비
JP2013086779A (ja) リヤカー
JP3126938B2 (ja) 移送台車
JP3180619U (ja) 転倒防止移動補助装置
KR20210001435U (ko) 캐스터 및 그를 갖는 손수레
JP2710112B2 (ja) 車 両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161111

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6174621

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250