JP2525278Y2 - クローラ走行装置 - Google Patents

クローラ走行装置

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JP2525278Y2
JP2525278Y2 JP6526190U JP6526190U JP2525278Y2 JP 2525278 Y2 JP2525278 Y2 JP 2525278Y2 JP 6526190 U JP6526190 U JP 6526190U JP 6526190 U JP6526190 U JP 6526190U JP 2525278 Y2 JP2525278 Y2 JP 2525278Y2
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JP
Japan
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crawler belt
crawler
traveling device
track frame
space
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JP6526190U
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JPH0423676U (ja
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香本  信美
隆雄 阪辻
登 岸田
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンバイン等の農作業車に用いられるクロ
ーラ走行装置に関し、詳しくは、トラックフレームの下
面側に固定した複数の枢支ボスに、クローラベルトの接
地案内用転輪(3)群を夫々支承し、前後中央付近にお
いて、クローラベルトとトラックフレームとの間に、ク
ローラベルトの屈曲入り込みを許容する空間を設けてあ
るクローラ走行装置に関する。
〔従来の技術〕
上記クローラ走行装置において、従来では、前記ベル
ト入り込み用空間は、トラックフレームの下面までクロ
ーラベルトが屈曲可能なるように構成してあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構造は、畦等の突曲部乗り越えの際に機体の重心
位置が、乗り越え移動に伴ない、急激に移動して機体の
衝撃となるのを防止するために、接地部中央においてク
ローラベルトが入り込み屈曲可能となるよう構成したも
のである。
ところが、上記従来構造においては、突曲部が、高さ
が均一な場合には、あまり問題は生じないが、畦畔等で
は凹凸がある場合が多い。このような凹凸のある突曲部
を乗り越えるときは、前記空間部分においてクローラベ
ルトが上方に屈曲するとともに、クローラベルトが機体
に対して傾斜した状態となり、芯金突起が前部側の転輪
にうまく係合せず、クローラベルトが脱輪してしまうお
れがあった。
本考案は、上記不具合点を解消することを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、冒記に記載したクローラ走行装
置において、前記空間の前後における前記枢支ボス夫々
の下面亘り、枢支ボスの横幅と略同幅のガイド部材(1
2)を架設連結してある点にある。
〔作用〕
トラックフレームの下面に取付けられる枢支ボスの下
面に亘ってガイド部材を架設するので、凹凸のある突曲
部を乗り越えるときに、クローラベルトが傾斜状態で上
方に屈曲変形した場合でも、ガイド部材に接当して大き
く捩れ変形するのを阻止することができる。
又、トラックフレーム下面とクローラベルトの面との
間に土塊や石等が侵入して堆積した場合であっても、こ
れらの堆積物が直接、枢支ボスに摺接して損傷を与える
おそれが少ない。
〔考案の効果〕
従って、本考案によれば、構造簡易な部材を付加する
だけの改良で、クローラベルトの脱輪のおそれを少なく
し、かつ、枢支ボスの損傷を抑制して、突曲部乗り越え
性能を良好に維持しながら、耐久性の向上を図れるもの
となった。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に本考案に係るコンバイン用のクローラ走行装
置を示している。このクローラ走行装置は、前部のクロ
ーラ駆動用輪体(1)、後部のクローラ緊張用輪体
(2)及び各輪体(1),(2)間に前後して配設した
3個の接地案内転輪(3)の夫々に亘ってクローラベル
ト(4)を、巻回して成り、図示しない機体側の伝動機
構からの動力により駆動用輪体(1)を駆動してクロー
ラベルト(4)を回転駆動して走行するよう構成してあ
る。
前記駆動用輪体(1)及び各接地転軸(3)群はトラ
ックフレーム(5)に位置固定状態で支承してあり、緊
張用輪体(2)はトラックフレーム(5)にスライド固
定自在に凍結したスライドフレーム(6)に支承してあ
る。つまり、前記各接地転輪(3)は、第2図にも示す
ように、トラックフレーム(5)の下面側に固着した枢
支ボス(7)に夫々支承してあり、外転輪式に構成して
ある。
又、後部側の接地転輪(3)の緊張用輪体(2)との
間に、並びに前部側接地転輪(3)と中央の接地転輪
(3)との間に夫々には、クローラベルト(4)の内周
面側から突接した左右一対の芯金突起(8),(8)の
間に係合してクローラベルト(4)の抜け外れを防止す
る脱輪防止部材(9),(9)を設けてある。この脱輪
防止部材(9),(9)は、第2図にも示すように、板
金材から成る支持部(9a)と引き抜き材から成る係止作
用部(9b)とを溶接固定して構成してある。この脱輪防
止部材(9)は、第3図に示すように、側面視略逆T字
形に成形した板材からなる支持部(10)の下端線に沿っ
て焼入処理した一対の丸棒部材(11),(11)を溶接し
て構成してもよい。
そして、接地転輪(3)群の前後中央部において、ク
ローラベルト(4)とトラックフレーム(5)との間
に、クローラベルト(4)の屈曲入り込みを許容する空
間(S)を設けてある、又、前記空間(S)の前後に亘
り、前記各枢支ボス(7)の下面に沿って、枢支ボス
(7)の横幅と略同幅のガイド部材(12)を架設連結し
てある。
このように構成すると、突曲部乗り越え時に、クロー
ラベルト(4)が傾め姿勢で前記ベルト入り込み用空間
(S)に入り込み屈曲した場合であっても、第2図に仮
想線で示すように、ガイド部材(12)に接当規制され、
芯金突起(8),(8)が転輪(3)から大きく横ずれ
するとがなく、脱輪を阻止できる。しかもトラックフレ
ーム(5)とクローラベルト(4)との間に土塊や石等
が入り込んでも枢支ボス(7)に損傷を与えることがな
い。
前記ガイド部材(12)は、空間(S)の前後の枢支ボ
ス(7),(7)の間でのみ架設連結するものでもよ
い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にするために番号を記すが、該記入により本考案は添
付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面には本考案に係るクローラ走行装置の実施例を示
し、第1図は側面図、第2図は縦断後面図、第3図は別
構成の脱輪防止部材の断面図である。 (3)……転輪、(4)……クローラベルト、(5)…
…トラックフレーム、(7)……枢支ボス、(12)……
ガイド部材、(S)……空間。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラックフレーム(5)の下面側に固定し
    た複数の枢支ボス(7)に、クローラベルト(4)の接
    地案内用転輪(3)群を夫々支承し、前後中央付近にお
    いて、クローラベルト(4)とトラックフレーム(5)
    との間に、クローラベルト(4)の屈曲入り込みを許容
    する空間(S)を設けてあるクローラ走行装置であっ
    て、 前記空間(S)の前後における前記枢支ボス(7),
    (7)夫々の下面に亘り、枢支ボス(7)の横幅と略同
    幅のガイド部材(12)を架設連結してあるクローラ走行
    装置。
JP6526190U 1990-06-20 1990-06-20 クローラ走行装置 Expired - Lifetime JP2525278Y2 (ja)

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JPH0423676U JPH0423676U (ja) 1992-02-26
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JPH0423676U (ja) 1992-02-26

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