JPS61202972A - 搬送台車設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、自動倉庫、工場生産ライン、工場内外の物品
搬送等、各種の物品搬送に利用可能な搬送台車設備に関
する。

〔発明の背景〕

搬送台車設備として、走行レールに並行に回転駆動軸（
以下、回転軸と称する。）を設け、走行レール上を走行
する台車下部に回転自在の駆動車輪を設け、回転軸と駆
動車輪とを圧接させてその摩擦力により台車の走行推進
力を得る如くしたものがある。このような搬送台車設備
は、台車側にモーター等の駆動手段を必要とせず、構造
が簡単である特長を有し、近年数多く採用されている。

重量物を搬送するためには、大きい走行推進力を必要と
し、このため台車下部に設ける駆動車輪の数を増やして
これに対撚している。ところが、駆動車輪の数を増加さ
せた場合、曲線走行において個々の駆動車輪の走行推進
力が不均一となる。駆動車輪が回転軸から外れてしまう
などの理由で台車のスムーズな走行ができなくなる。こ
の問題を解決するため、台車下部に設ける駆動車輪を直
線走行用と曲線走行用に分け、夫々の駆動車輪を台車の
進行方向化並行となるように並置し、直線走行時には直
線走行用回転軸を直線走行用駆動車輪とを圧接させて走
行推進力を得て、また曲線走行時には曲線走行用回転軸
と曲線走行用駆動車輪とを圧接させて走行推進力を得る
ものが開発されている。

これは、例えば、実開昭５６−９５９６５号に示される
。この方法では、直線走行用の回転軸の軸線と曲線走行
用の回転軸の軸線を走行レールの幅方向において異なら
しめているのみであり、曲線走行時における直線走行用
の駆動車輪が、曲線走行用の回転軸と接触または圧接し
てスムーズな走行を限外する点についての考慮がなされ
ていない。すなわち、曲線走行路の曲率半径が小さくな
ったり台車幅が小さくなると、直線走行用に設けた駆動
輪が曲線走行用の回転軸ｉこ接触または圧接してしまう
ことが考えられる。これを第６図により説明する。第６
図１とおいて、Ａは台車、８１〜Ｂ３は直線走行用の駆
動車輪、Ｃは曲線走行用の駆動車輪、Ｄは直線部の回転
軸、Ｅは曲線部の回転軸である。直線走行中において、
台車Ａは、回転軸りと駆動車輪Ｂ１〜Ｂ３との圧接によ
り走行推進力が得られ走行する。曲線走行中において、
台車Ａは、回転軸Ｅと駆動車輪Ｃとの圧接により走行推
進力が得られ走行するが、図から判るように直線走行用
の駆動車輪（図ではＢ３）が曲線部の回転軸Ｅと接触ま
たは圧接している。曲線走行中におけるこのような問題
をなくそうとすれば、曲線部の曲率半径を大きくするな
どの措置が必要となる他、走行路の幅（走行レール間の
幅）を大きくとって直線部と曲線部の回転軸の軸心を大
きく異ならしめるなどの対策が必要である。これでは、
設置スペースが多く必要とする。また、台車幅を不必要
に大きくする必要がでてくる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、曲線部においてもスムーズに行 老番することのできる搬送台車設備を提供することであ
る。

〔発明の概要〕

本発明は、台車側に該台車進行方向に並行に直線走行用
の複数個の駆動車輪を配設し、同じく台車側に該直線走
行用の駆動車輪と並行にしかも回転軸との圧接部が直線
走行用の駆動車輪の圧接部よりも下方になるように設け
、曲線部の回転軸を直線部の回転軸よりも下方でしかも
曲線走行用の駆動車輪とのみ圧接可能な位置に配設した
ことを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面により詳細に説明する。

第１図および第２図は本発明の一実施例において台車側
ｊこ設置される駆動車輪を示した図である。第１図は直
線走行時の状態を、第２図は曲線走行時の状態を示す。

第１図および第２図において、台車１は走行レール５の
上を走行車輪４によって走行する。この台車の走行推進
力は、回転軸２，２′を駆動車輪３，３′との圧接によ
って得る。３は直線走行用の駆動輪であり、複数個設け
られ、直線部の回転軸２とのみ圧接されるように台車ｌ
の下部に取付けられている。３′は曲線走行用の駆動輪
であり、１個または必要によりそれ以上設けられ、その
圧接面が直線走行用の駆動輪の圧接面より下方になって
、曲線部の回転軸２′にのみ圧接するよう台車１の下部
に取付けられる。一方、直線部の回転軸２の設置位置に
対し、曲線部の回転軸２′の設置位置は△ｌだけ下方に
なるようにしている。これは曲線走行時に回転軸２′上
に直線走行用の駆動輪が位置した場合にも接触あるいは
圧接作用が生じないようにするために差△ｌをもたせた
ものである。このようにすると、直線部の回転軸２の細
心位置と曲線部の回転軸２′の軸心位置との差Ｘを大き
くしておく必要はな（なる。

次に、第３図〜第５図を用いて、台車の走行状況を説明
する。第３図は、走行状態を示す平面図、第４図は第３
図におけるイの部分を詳細に示した図、第５図は駆動車
輪の回転軸への乗り移りの状態を示した図である。第３
図〜第５図において、６は台車に設置されるガイドロー
ラであり、ガイドレール８にガイドされて回動する。７
は駆動車輪の乗り移り箇所に設けられる先端回転軸であ
り、これによってスムーズな乗り移りを可能としている
。ＸＲは直線部の回転軸２の曲線部での曲率半径、ＹＲ
は曲線部の回転軸２′の曲率半径である。

台車１は、曲線部において、第３図に示す如く、曲線走
行用の駆動車輪３′と、曲線部の回転軸２′との圧接に
よって得られる走行推進力によって走行する。図示の如
く、直線走行用の駆動車輪３は、曲線部の回転軸２′の
上方に位置する。しかし、回転軸２′はこの駆動車輪と
は接触または圧接しない程度に回転軸２より下方に位置
するため、駆動車輪３が曲線部の回転軸２′との接触等
によって台車のスムーズな走行が限外されることはない
ｂいま、台車が曲線部走行を終了し、直線部走行に移行
する状態を考える。この場合、第４図に示すように直線
走行用の駆動車輪３は、次々と先端回転軸７の外周面を
らせん状に乗り移って、回転軸２と圧接するようになり
、直線走行となる。直線走行から曲線走行へ移行する場
合にも、第５図に示すように、曲線走行用の車輪３′が
先端回転軸７の外周面をらせん状に乗り移って、回転軸
２′と圧接する。

この実施例によれば、曲線走行において、直線走行用の
駆動車輪が曲線部の回転軸上に位置する場合にもその走
行に支障をきたすことはなくなるので、走行路の自由な
配置、台車の幅を小さくすることが可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、曲線部においても
スムーズな走行を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は本発明の一実施例における設備配置を
示す図、第３図は台車の走行状態を示す平面図、第４図
は第３図の一部を詳細に示した図、第５図は駆動輪の乗
り移り状態を示した図、第６図は従来技術の問題点を説
明するための図である。 １・・・・・・台車、２・・・・・・直線部の回転軸、
２′・・・・　直線部の回転軸、３・・・・・・直線走
行用の駆動車輪、３′・・・・・・曲線走行用の駆動車
輪、４・・・・・・走行車輪、５・・・・・・走行レー
ル、６・・・・・・ガイドローラ、７・・・・・先端回
転軸、８・・・・・・ガイドレール、９・・・・軸受、
１０オフ図 才４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、走行レールと、該走行レールに並行に設けられた回
   転駆動する回転軸と、該走行レール上を走行する台車に
   取付けられ該回転軸に圧接される駆動車輪とを具備し、
   接触摩擦力により該台車の走行推進力を得る搬送台車設
   備であって、直線走行用の複数個の駆動車輪を該台車進
   行方向に並行に配設し、曲線走行用の駆動車輪と並行に
   しかも回転軸との圧接部が直線走行用の駆動車輪の圧接
   部よりも下方になるように設け、曲線部の回転軸を直線
   部の回転軸よりも下方でしかも該曲線走行用の駆動車輪
   と圧接し得るように配設したことを特徴とする搬送台車
   設備。