JP2876559B2 - 軌道装置 - Google Patents

軌道装置

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JP2876559B2
JP2876559B2 JP20481989A JP20481989A JP2876559B2 JP 2876559 B2 JP2876559 B2 JP 2876559B2 JP 20481989 A JP20481989 A JP 20481989A JP 20481989 A JP20481989 A JP 20481989A JP 2876559 B2 JP2876559 B2 JP 2876559B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レール上を走行する走行体を有して成る軌
道装置に関する。
(従来の技術) この種の軌道装置の例として、工場の組立ラインに設
置される天井走行型のモノレール走行装置が挙げられる
が、該装置は第7図に示すように工場の天井に敷設され
た無端状のレール1に沿って走行する走行体10を有して
いる。この走行体10は、図示例ではレール1の上、下面
1a,1bをこれらに接して転動する1つの駆動輪12と2つ
の補助輪13,13とで挟持するようにして走行するもので
あって、前記補助輪13,13は前記駆動輪12に対して前記
走行体10の進行方向に対して距離aだけ前後にオフセッ
トして走行体本体11に軸支されている。
而して、走行体10は第7図に実線にて示すレールの直
線区間では滑らかに走行し得るが、同図中、破線にて示
す登坂区間又は降坂区間におけるレール1の曲線部分で
は、レール幅bが全長に亘って等しく設定されているた
めに、補助輪13,13がレール下面1bに対して図示寸法t
だけオーバーラップし、該曲線部分での走行体10の滑ら
かな走行が期待できない。
尚、第7図において、補助輪13,13間ではレール1の
曲率半径Rが均一であると仮定すると、前記寸法tは次
式にて求められる。第7図において、鎖線は曲率半径が
(R+t)の円弧を示す。
そこで、補助輪13,13をスプリングを介して弾性支持
し、スプリングの変形によって前記寸法tを吸収した
り、補助輪13,13自体をウレタンゴム等の弾性体で構成
し、この弾性体の変形によって該寸法tを吸収する方法
が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記前者の方法では、補助輪13,13が
弾性支持されているために登坂時及び降坂時の走行体10
の姿勢変化が大きくなり、該走行体10の滑らかな走行が
不可能となるばかりか、走行体10自体に前記寸法tを吸
収するための機構を設ける必要があるために該走行体10
の構造が複雑化し、コストアップを招く。
又、前記後者の方法では、寸法tの大きさによっては
補助輪13,13自体の弾性変形で該寸法tを十分吸収し得
ず、補助輪13,13及び駆動輪12にレール1からの大きな
反力が作動し、この反力によってこれら補助輪13,13及
び駆動輪12とレール1との間に過大な摩擦抵抗力が生
じ、走行体10の滑らかな走行が不可能となるばかりか、
駆動輪12の駆動するモータに過大な負荷が生じるという
問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、走行体の構造の複雑化及びコストアップを
招くことなく、登坂区間及び降坂区間を含むレールの全
区間における走行体の滑らかな走行を可能ならしめる軌
道装置を提供するにある。
(課題を解決するための手段) レールの上面に接して転動する1つの駆動輪とレール
の下面に接して転動する複数の補助輪とでレールを挟持
するようにして移動する走行体を有し、前記補助輪は前
記駆動輪に対して前記走行体の進行方向にオフセットし
て設けられている軌道装置において、 前記レールの水平直線区間以外の曲線部分においては
該レールの前記補助輪が接すべき下面の曲率半径を所定
量だけ大きくし、登坂区間から水平直線区間に移る曲線
部分及び水平直線区間から降坂区間に移る曲線部分にお
いてはレール幅を水平直線区間のレール幅よりも狭く設
定し、水平直線区間から登坂区間に移る直線部分及び降
坂区間から水平直線区間に移る曲線部分においてはレー
ル幅を水平直線区間のレール幅よりも広く設定したこと
を特徴とする。
(作用) 登坂区間から水平直線区間に移る曲線部分及び水平直
線区間から降坂区間に移る曲線部分と水平直線区間から
登坂区間に移る直線部分及び降坂区間から水平直線区間
に移る曲線部分においては、補助輪のレール下面に対す
るオーバーラップ量が一定値以下となるようにレール幅
が直線部分のそれよりも狭く、或は広く設定されるた
め、補助輪及び駆動輪に過大な反力が生じず、これら補
助輪及び駆動輪とレールとの間に生ずる摩擦抵抗力を一
定値以下に抑えることができ、この結果、走行体はレー
ルの全区間において滑らかな走行が可能となる。
又、本発明はレール側に対策を施すものであって、走
行体自体は従前のものをそのまま利用することができる
ため、走行体の構造の複雑化及びコストアップが避けら
れる。
(実施例) 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明に係るモノレール走行装置の正面図、
第2図は同装置の破断右側面図、第3図は同左側面図、
第4図は同平面図である。
図中、1はH型鋼から成る無端状のモノレールであっ
て、これは第1図に示すようにL字状の支持アーム2を
介して天井3に吊下げ支持されている。そして、このモ
ノレール1には走行体10が該モノレール1に沿って走行
自在に支持されている。この走行体10はレール1の上、
下面1a,1bをこれらに接して転動する1つの駆動輪12と
2つの補助輪13,13とで挟持するようにして走行するも
のであって、その本体11の上部には駆動モータ14が、中
間部には制御ユニット15が、下部には昇降機構16がそれ
ぞれ取り付けられている。
上記駆動モータ14の出力軸には、走行クラッチ17、前
記駆動輪12及び走行ブレーキ18が設けられている。又、
前記補助輪13,13はウレタンゴム等の弾性体で構成さ
れ、これは第2図及び第3図に示すように駆動輪12に対
して走行体10の進行方向(第2図及び第3図の左右方
向)に所定量だけオフセットした位置にブラケット19,1
9を介して走行体本体11に回転自在に軸支されている。
従って、駆動輪12の回転中心と2つの補助輪13,13の回
転中心を直線で結ぶと、二等辺三角形が得られる。
尚、走行体本体11にはモノレール1の上、下両側面に
沿って転動するガイドローラ20…が回転自在に軸支され
ている。
而して、駆動モータ14が駆動され、これの回転が走行
クラッチ17を経て駆動輪12に伝達されると、該駆動輪12
が回動駆動され、走行体10がモノレール1に沿って走行
せしめられる。
ところで、本実施例においては、モノレール1の水平
直線区間以外の登坂区間1A(第5図参照)及び降坂区間
1B(第6図参照)における曲線部分においては、該レー
ル1の前記補助輪13,13が接すべき下面1bの曲率半径R1,
R2は従来の曲率半径R1′,R2′(即ち、モノレール1の
幅bが全長に亘って均一である場合の曲率半径R1′,
R2′)よりも所定量t1,t2だけ大きく設定されている。
尚、第5図、第6図中、O1,O2は曲率中心である。
上記t1,t2の値は、補助輪13,13の従来のレール下面1
b′からのオーバーラップ量に等しく、レール1の登坂
区間1A(第5図参照)及び降坂区間1B(第6図参照)に
おける曲線部分では、補助輪13,13のレール下面1bに対
するオーバーラップ量t1,t2(従来は補助輪13,13自体の
弾性変形によって吸収すべき量)が一定値以下となるよ
うにレール幅b1,b2が直線部分のレール幅bよりもそれ
ぞれ狭く、広く設定されることとなる(b1<b,b2
b)。従って、レール1の登坂区間1A及び降坂区間1Bの
曲線部分においても、直線部分と同様に補助輪13,13は
レール下面1bに沿って無理なく滑らかに転動することと
なり、これら補助輪13,13及び駆動輪12には過大な反力
が生じない。この結果、駆動輪12及び補助輪13,13がレ
ール1から受ける反力に基づいて駆動輪12及び補助輪1
3,13とレール1との間に生ずる摩擦低抗力が一定値以下
に抑えられ、走行体10はレール1の全区間において滑ら
かに走行することができるとともに、駆動モータ14に過
大な負荷がかかってこれがオーバーヒートするという不
具合が生ずることもない。
又、本実施例では、レール1側に対策を施し、走行体
10自体は従前のものをそのまま利用することができるた
め、走行体10の構造が複雑化したり、コストがアップす
ることがない。
更に、本実施例では、補助輪13,13を弾性体で構成
し、これを走行体本体11に固定したため、登坂時及び降
坂時の走行体10の姿勢変化を小さく抑えることができ、
これによって該走行体10の滑らかな走行が助長される。
尚、以上はモノレール1の登坂区間から水平直線区間
に移る曲線部分(第5図参照)では幅を水平直線区間の
幅よりも狭く、降坂区間から水平直線区間に移る曲線区
間(第6図参照)では幅を水平直線区間の幅よりも広く
設定したが、同様にモノレール1の水平直線区間から降
坂区間に移る曲線部分では幅は狭く、水平直線区間から
登坂区間に移る曲線部分では幅を広く設定する必要があ
る。
(発明の効果) 以上の説明で明らかな如く、本発明によれば、登坂区
間及び降坂区間におけるレールの曲線部分では、補助輪
のレール下面に対するオーバーラップ量が一定値以下と
なるようにレール幅が直線部分のそれよりも狭く又は広
くなっているため、補助輪及び駆動輪に過大な反力が生
じず、これら補助輪及び駆動輪とレールとの間に生ずる
摩擦低抗力を一定値以下に抑えることができ、走行体は
レールの全区間において滑らかな走行が可能となるとい
う効果が得られる。
尚、本発明はレール側に対策を施すものであって、走
行体自体は従前のものをそのまま利用することができる
ため、走行体の構造の複雑化及びコストアップが避けら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るモノレール走行装置の正面図、第
2図は同装置の破断右側面図、第3図は同左側面図、第
4図は同平面図、第5図、第6図はそれぞれ登坂区間、
降坂区間における走行体の走行状態を示す説明図、第7
図は直線区間と曲線区間での走行体の走行状態を比較し
て示す説明図である。 1……モノレール(レール)、1a,1b……レールの上、
下面、10……走行体、12……駆動輪、13……補助輪、a
……補助輪のオフセット量、R1,R2……曲率半径。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レールの上面に接して転動する1つの駆動
    輪とレールの下面に接して転動する複数の補助輪とでレ
    ールを挟持するようにして移動する走行体を有し、前記
    補助輪は前記駆動輪に対して前記走行体の進行方向にオ
    フセットして設けられている軌道装置において、 前記レールの水平直線区間以外の曲線部分においては該
    レールの前記補助輪が接すべき下面の曲率半径を所定量
    だけ大きくし、登坂区間から水平直線区間に移る曲線部
    分及び水平直線区間から降坂区間に移る曲線部分におい
    てはレール幅を水平直線区間のレール幅よりも狭く設定
    し、水平直線区間から登坂区間に移る曲線部分及び降坂
    区間から水平直線区間に移る曲線部分においてはレール
    幅を水平直線区間のレール幅よりも広く設定したことを
    特徴とする軌道装置。
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