JPH1185272A - トンネル内搬送設備 - Google Patents

トンネル内搬送設備

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JPH1185272A
JPH1185272A JP9248663A JP24866397A JPH1185272A JP H1185272 A JPH1185272 A JP H1185272A JP 9248663 A JP9248663 A JP 9248663A JP 24866397 A JP24866397 A JP 24866397A JP H1185272 A JPH1185272 A JP H1185272A
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JP
Japan
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vehicle
guide rail
steering
tunnel
traveling
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Application number
JP9248663A
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English (en)
Inventor
Katsuji Shikimi
勝二 式見
Kazunari Kawai
一成 川合
Zenichi Ishida
善一 石田
Nobuaki Inaba
信昭 稲葉
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1185272A publication Critical patent/JPH1185272A/ja
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明に関わるトンネル内搬送設備1は、ガイドレール
Rと搬送車輌2とを具備し、この搬送車輌2は走行用車
輪13、13…およびステアリング機構20を備えた車
輌本体10に、接触子33とセンサー31Sとを備えた
進路検出手段30を設けるとともに、この進路検出手段
30からの検出結果により、ステアリング機構20を制
御して走行用車輪13、13…の操舵を行なうステアリ
ング制御手段40を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドトンネル
の内部を走行する搬送車輌によって資材等の搬送を行な
うトンネル内搬送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シールドトンネルの内部を走行する搬送
車輌により、資材等の搬送を行なうトンネル内搬送設備
において、上記搬送車輌をシールドトンネル内部の所定
経路を走行させる手段としては、誘導線を用いるもの
(特開平 9-4400 号公報)、誘導テープを用いるもの
(特開平 2-164661 号公報)、あるいはガイドレールを
用いるもの(特開平 7-119396 号公報)等がある。
【0003】誘導線を用いる設備では、トンネルの内部
に誘導線を設置し、発振装置により誘導線に制御用信号
を印加する一方、搬送車輌に制御用信号を検出するセン
サーを設置し、このセンサーによる検出結果に基づい
て、搬送車輌を誘導線に倣って走行させるよう構成され
ている。
【0004】また、誘導テープを用いる設備では、トン
ネルの内部に光学テープあるいは磁気テープ等の誘導テ
ープを張り付ける一方、搬送車輌に誘導テープの存在を
認識するセンサーを設け、このセンサーによる検出結果
に基づいてステアリングを行い、誘導テープに倣って搬
送車輌を走行させるよう構成されている。
【0005】また、ガイドレールを用いる設備では、ト
ンネルの内部にガイドレールを敷設する一方、搬送車輌
にガイドレールを両側から挟むガイドローラと走行用の
駆動輪とを設け、ガイドレールに沿ってガイドローラを
転動させて、搬送車輌の向きを強制的に変えることによ
り、ガイドレールに倣って搬送車輌を走行させるよう構
成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した誘
導線を用いる設備では、トンネルの全長に亘って閉ルー
プを形成した状態で誘導線を設置する必要があり、この
ために施工が極めて繁雑なものとなる不都合があった。
また、誘導線を用いる設備では、誘導線とともに該誘導
線に制御用信号を印加する発振装置を必要とし、設備全
体の大型化を招く不都合があり、さらにトンネルの延長
に伴って、大掛かりな誘導線の改修を必要とする不都合
があった。
【0007】一方、誘導テープ(光学テープ、磁気テー
プ等)を用いる設備では、トンネルの内部に対する誘導
テープの設置は極めて容易であるものの、上記誘導テー
プは汚損し易く、また破損も生じ易いために、上記誘導
テープの汚損や破損に起因して搬送車輌のステアリング
制御が不安定となり、動作信頼性の低下を招く不都合が
あった。
【0008】また、ガイドレールを用いる設備では、搬
送車輌にステアリング機構が設けられておらず、ガイド
ローラをガイドレールに押し付けて搬送車輌を変向して
いるので、搬送車輌の走行に際してはガイドレールに負
荷が加わり、特に急カーブにおいてはガイドレールに対
する負荷も大きいため、強度を高めるべくガイドレール
の肥大化を招く虞れがあり、さらには走行抵抗が増大す
ることによって、搬送車輌のスムーズな走行が妨げられ
てしまう不都合があった。
【0009】本発明は上記実状に鑑みて、施工が容易で
あるとともに、高い動作信頼性が得られ、さらに搬送車
輌のスムーズな走行をも達成し得るトンネル内搬送設備
の提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用効果】本発明に
関わるトンネル内搬送設備は、シールドトンネルの内周
面に所定の搬送経路に倣って敷設されたガイドレール
と、該ガイドレールに案内されてシールドトンネルの内
部を走行する搬送車輌とを具備している。上記搬送車輌
は、シールドトンネルの内周面に接地する走行用車輪、
および該走行用車輪を操舵するステアリング機構を備
え、搭載された資材等を支持する車輌本体を具備してお
り、また上記車輌本体に対して移動自在に設けられ、走
行用車輪に対する車輌進行方向の前方側に位置し、ガイ
ドレールに倣って移動する接触子と、該接触子の車輌本
体に対する偏位量を検出するセンサーとを備え、ガイド
レールに対する車輌本体の偏位量を検出する進路検出手
段を具備しており、さらに上記進路検出手段における検
出結果に基づき、ステアリング機構を制御して走行用車
輪の操舵を行なうステアリング制御手段を具備してい
る。
【0011】上記構成によれば、シールドトンネルの内
部にはガイドレールを敷設するだけで済み、またシール
ドトンネルが延長された場合でも、ガイドレールを継ぎ
足して行くことで対応でき、もって誘導線を用いる従来
の設備に比較して、施工が極めて容易なものとなる。
【0012】また、上記構成によれば、搬送車輌を案内
するべく、シールドトンネルに敷設されたガイドレール
は、光学テープ等の誘導テープに比べて汚損や破損に対
する耐久性が強いため、誘導テープを用いる従来の設備
に比較して、高い動作信頼性を得ることが可能となる。
【0013】さらに、上記構成によれば、搬送車輌の車
輌本体がステアリング機構によって操舵される走行用車
輪を備えているために、搬送車輌の走行時において、ガ
イドレールに大きな負荷が作用することはなく、もって
ガイドレールとガイドローラとの組合せにより搬送車輌
を変向させている従来の設備に比較して、ガイドレール
の肥大化を未然に防止できるとともに、搬送車輌のスム
ーズな走行をも達成することが可能となる。
【0014】すなわち、本発明に関わるトンネル内搬送
設備によれば、施工が容易であるとともに、高い動作信
頼性が得られ、さらに搬送車輌のスムーズな走行をも達
成することが可能となる。
【0015】また、本発明に関わるトンネル内搬送設備
では、搬送車輌における進路検出手段を、車輌本体の前
進時における車輌進行方向の前方側と、後進時における
車輌進行方向の前方側との両方に設けている。
【0016】上記構成によれば、搬送車輌の前進時、あ
るいは後進時の何れの状況においても、進行方向の前方
側に位置している進路検出手段によって、搬送車輌を確
実に操舵制御することが可能となる。
【0017】さらに上記構成によれば、搬送車輌の走行
時において、進行方向の前方側に位置している進路検出
手段での検出結果と、進行方向の後方側に位置している
進路検出手段での検出結果とを、操舵を制御するための
情報として利用することで、搬送車輌のさらに的確な操
舵制御が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、一実施例を示す図面に基づ
いて、本発明を詳細に説明する。図1から図11は、本
発明に関わるトンネル内搬送設備を、シールドトンネル
工事においてセグメントを搬送するためのトンネル内搬
送設備に適用した例を示している。
【0019】図1および図2に示す如く、本発明に関わ
るトンネル内搬送設備1は、ガイドレールRと、該ガイ
ドレールRに案内されて走行する搬送車輌2とを具備し
ている。
【0020】上記ガイドレールRは、逆T字状断面を呈
する金属製の長尺材を順次継ぎ足すことによって構成さ
れており、シールドトンネルTを構成するセグメントに
接着され、シールドトンネルTの内周面において、所定
の搬送経路に倣って敷設されている。
【0021】なお、上記ガイドレールRは、シールドト
ンネルTが延長された場合でも、金属製の長尺材を順次
継ぎ足すことで、容易に対応することが可能である。ま
た、上記ガイドレールRは、H型材のウェブを切断する
ことで、容易に製造することができ、もって施工コスト
の低減を達成することが可能となる。
【0022】一方、搬送車輌2は、セグメントWの搭載
される車輌本体10を備えており、この車輌本体10
は、走行用駆動源(エンジン、電動モータ等)を搭載す
る車体フレーム11と、該車体フレーム11を覆うボデ
ィー12とを備えている。
【0023】また、上記車体フレーム11には、シール
ドトンネルTの内周面に接地する計4個の走行用車輪1
3、13…が、それぞれ独立懸架式のサスペンションを
介して取り付けられており、さらに走行用車輪13、1
3…を操舵するための、後述するステアリング機構20
が搭載されている。
【0024】さらに、上記搬送車輌2の車輌本体10に
は、該車輌本体10の前方側と後方側とに、それぞれ進
路検出手段30、30が設けられている。
【0025】図3ないし図7に示す如く、各進路検出手
段30は、車輌本体10における車体フレーム11の底
部に、ブラケット3Bを介して取り付けられており、該
ブラケット3Bに設けられたセンサーユニット31と、
該センサーユニット31から延びるアーム32と、該ア
ーム32の先端に設けられた接触子33とを具備してい
る。
【0026】上記センサーユニット31は、ブラケット
3Bに支承されて車輌本体10の前後軸回りに回動する
スイベルブラケット31aと、該ブラケット31aに支
承されて車輌本体10の左右軸回りに回動するチルトブ
ラケット31bとを具備している。
【0027】さらに、上記チルトブラケット31bに
は、アーム32が該アーム32の基端ブロック32Bに
固設された支軸32aを介して左右方向へ揺動自在に支
承されており、上記支軸32aとチルトブラケット31
bとの間には、上記ブラケット31bに対する支軸32
aの回転角を検出するためのセンサー(ポテンショメー
タ)31Sが介装されている。
【0028】一方、接触子33は、走行用車輪13、1
3に対する車輌進行方向の前方側に位置しており、上記
センサーユニット31とアーム32とを介し、ガイドレ
ールRに倣って移動自在、かつ車輌本体10に対して移
動自在に設けられている。
【0029】また、接触子33は、アーム32の先端に
固設されたフォークフレーム33Aと、該フォークフレ
ーム33Aに支承されて水平軸回りに回動する中間フレ
ーム33Bと、該中間フレーム33Bに支承されて垂直
軸回りに回動するメインフレーム33Cとを有してお
り、このメインフレーム33Cには、ガイドレールRの
上縁部を転動する上部ローラ33a、33aと、ガイド
レールRの側面を転動するサイドローラ33b、33b
とが、それぞれ回転自在に支承されている。
【0030】ここで、搬送車輌2の走行時において、接
触子33がガイドレールRに倣って移動し、アーム32
を介してセンサーユニット31のセンサー31Sが動作
されることにより、接触子33の車輌本体10に対する
偏位量、言い換えればガイドレールRに対する車輌本体
10の偏位量が検出されることとなる。
【0031】また、搬送車輌2には、上記進路検出手段
30におけるセンサー31Sからの検出結果に基づい
て、ステアリング機構20を制御し、走行用車輪13、
13…の操舵を実施する、ステアリング制御手段40が
設けられている。
【0032】図8に示すように、ステアリング機構20
は、4個の走行用車輪13、13…を、各々操舵揺動さ
せる4個のステアリングシリンダS、S…を具備すると
ともに、前方の走行用車輪13、13に連係された2個
のステアリングシリンダS、Sを動作させるバルブ(油
圧制御弁)Vfと、後方の走行用車輪13、13に連係
された2個のステアリングシリンダS、Sを動作させる
バルブ(油圧制御弁)Vrと備え、さらに各バルブV
f、Vrに接続された油圧ポンプPと、該油圧ポンプP
を駆動するモータMとを具備している。
【0033】なお、図8中における図中左方が搬送車輌
2の前進方向であり、前方の左右一対の走行用車輪1
3、13、および後方の左右一対の走行用車輪13、1
3は、それぞれタイロッド(図示せず)により連動する
よう連結されている。
【0034】また、搬送車輌2が前進する際には、バル
ブVrの動作に基づいて、後方の左右一対の走行用車輪
13、13における操舵揺動をロックし、搬送車輌2が
後進する際には、バルブVfの動作に基づいて、前方の
左右一対の走行用車輪13、13における操舵揺動をロ
ックするよう構成されている。
【0035】一方、ステアリング制御手段40は、進路
検出手段30のセンサー31Sによる検出結果、すなわ
ちガイドレールRに対する車輌本体10の偏位量と、走
行用車輪13の操舵角を検出するセンサー13Sによる
検出結果とが入力され、走行速度等の情報をも加味して
演算を行い、走行用車輪13、13の操舵角を決定する
演算部41を有しており、さらに演算部41からの出力
信号を増幅する増幅器42、および増幅器からの出力信
号に基づいて、上述したステアリング機構20における
ステアリングシリンダS、Sを駆動制御するサーボ制御
器43を有している。
【0036】上記構成のトンネル内搬送設備1では、搬
送車輌2の走行時において、進路検出手段30の接触子
33が、ガイドレールRに倣って移動することにより、
ガイドレールRに対する車輌本体10の偏位量が、進路
検出手段30のセンサー31Sによって検出される。
【0037】ここで、ガイドレールRに対する車輌本体
10の偏位量は、進行方向前方側に位置する進路検出手
段30のセンサー31Sにより検出された結果のみが採
用される。すなわち、搬送車輌2の走行時、進行方向前
方側の進路検出手段30のみが使用され、進行方向後方
側の進路検出手段30は、搬送車輌2の操舵制御に何ら
関与することはない。
【0038】上記進行方向前方側の進路検出手段30に
おけるセンサー31Sの検出結果に基づいて、ステアリ
ング制御手段40がステアリング機構20を制御し、走
行用車輪13、13の操舵が行なわれることにより、上
記搬送車輌2がガイドレールRに倣って、言い換えれば
所定の搬送経路に沿って走行することとなる。
【0039】上記構成のトンネル内搬送設備1によれ
ば、搬送車輌2を所定の搬送経路に沿って走行させるべ
く、シールドトンネルTに対して行なう作業としては、
シールドトンネルTの内部にガイドレールRを敷設する
だけで良く、もって施工が極めて容易であり、またシー
ルドトンネルTが延長された場合でも、ガイドレールR
を継ぎ足して行くことで対応でき、施工が極めて容易な
ものとなる。
【0040】また、上記トンネル内搬送設備1によれ
ば、搬送車輌2を案内するべくシールドトンネルTに敷
設されたガイドレールRは、光学テープ等の誘導テープ
に比べて汚損や破損に対する耐久性が強いため、誘導テ
ープを用いる従来の設備に比較して、搬送車輌2の操舵
制御に関し高い動作信頼性を得ることができる。
【0041】さらに、上記トンネル内搬送設備1によれ
ば、搬送車輌2の車輌本体10が、ステアリング機構2
0によって操舵される走行用車輪13、13…を備えて
いることと併せ、進路検出手段30の接触子33が搬送
車輌2の車輌本体10に対して移動自在に設けられてい
るため、搬送車輌2の走行時においてガイドレールRに
大きな負荷が作用することはない。
【0042】このため、ガイドレールRに多大な強度を
持たせる必要がなく、ガイドレールRの肥大化を未然に
防止でき、併せてガイドレールRに大きな負荷を作用さ
せないことにより、搬送車輌2のスムーズな走行をも達
成することができる。
【0043】また、上記トンネル内搬送設備1によれ
ば、搬送車輌2の進路検出手段30における接触子33
を、走行用車輪13、13に対する車輌進行方向の前方
側に位置させているため、ガイドレールRと搬送車輌2
との「ずれ」を早いタイミングで、言い換えれば先取り
して検知できるので、先取りした情報に基づいて操舵制
御することにより、搬送車輌2の走行速度を向上させる
ことが可能となる。
【0044】さらに、搬送車輌2における各走行用車輪
13、13…は、それぞれ独立懸架式のサスペンション
を介して懸架されているため、走行中における進行方向
の段差や車幅方向の高低差は吸収されてしまい、これに
よって搬送車輌2の高速化が可能となる。
【0045】また、搬送車輌2における進路検出手段3
0は、車輌本体10の前進時における車輌進行方向の前
方側と、後進時における車輌進行方向の前方側との両方
に設けられているため、前進時あるいは後進時の何れの
状況においても、搬送車輌2を確実に操舵制御すること
ができる。
【0046】さらに、搬送車輌2の走行時において、前
後両方の進路検出手段30、30からの検出結果を、共
に操舵制御するための情報として利用することにより、
搬送車輌のさらに的確な操舵制御が可能となる。
【0047】なお、上述した搬送車輌2においては、車
輌本体10の前方と後方とに進路検出手段30を設けて
いるが、車輌本体10の前方にのみ進路検出手段30を
設けた構成であっても、搬送車輌2の前進時において確
実な操舵制御が成されることは言うまでもない。
【0048】図10に示す搬送車輌2′は、進路検出手
段30′のアーム32′と車輌本体10′との間にスプ
リングsを介装しており、上記スプリングsの付勢力に
よって接触子33′をガイドレールRの上面に圧接する
ことで、搬送車輌2′の走行時に接触子33′がガイド
レールRから浮き上がって脱落することを防止するよう
構成されている。
【0049】ここで、進路検出手段30′の構成および
動作態様は、先に説明した進路検出手段30と基本的に
変わるところはなく、また、上記進路検出手段30′は
車輌本体10′の前方のみ、あるいは車輌本体10′の
前方と後方との両方に設けても良いことは言うまでもな
い。
【0050】一方、図11に示すガイドレールR′は、
横H字状断面を呈しており、該ガイドレールR′のアッ
パーフランジRf′上を、接触子(図示せず)の上部ロ
ーラ33a′が転動し、サイドローラ33b′、33
b′が、ガイドレールR′のウェブRw′を挟んで転動
するよう構成されている。
【0051】上記構成によれば、アッパーフランジR
f′の存在により、接触子の自重あるいはスプリング
(図10参照)の付勢力に頼ることなく、搬送車輌の走
行時に接触子がガイドレールR′から外れることを未然
に防止できる。
【0052】なお、ステアリング制御手段としては、上
述した演算部やサーボ制御部等を有する電気的な手段の
みならず、進路検出手段におけるアームの揺動を、直接
あるいは適宜な伝達機構を介して走行用車輪に伝達する
ことにより、走行用車輪を変向させて操舵する如き、機
械的な手段によって構成することも可能である。
【0053】また、上述した進路検出手段は、ガイドレ
ールに倣う接触子を、アームを介して車輌本体に揺動支
持させ、該アームの揺動をセンサーにより検出するよう
構成しているが、車輌本体に設けたガイドにより、接触
子を車幅方向に直線運動自在に支承し、該接触子の移動
を適宜なセンサーにより検出するよう構成することも可
能である。
【0054】さらに、上述したガイドレールは、シール
ドトンネルの内部において、搬送車輌における走行経路
の中央に敷設されているが、ガイドレールの敷設態様は
これに限定されるものではなく、例えば上記走行経路の
側部、すなわち搬送車輌がガイドレールの側方に沿って
走行する如き位置に敷設することも可能である。
【0055】また、本発明に関わる資材搬送設備は、シ
ールドトンネル工事においてセグメントを搬送するため
のみならず、シールドトンネルの内部において各種資材
等の搬送を行なうための設備としても、有効に適用し得
ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるトンネル内搬送設備を示す全体
側面図。
【図2】本発明に関わるトンネル内搬送設備を示す全体
正面図。
【図3】搬送車輌における進路検出手段を示す斜視外観
図。
【図4】進路検出手段における接触子を示す側面図。
【図5】進路検出手段における接触子を示す正面図。
【図6】進路検出手段におけるセンサー近傍を示す側面
図。
【図7】進路検出手段におけるセンサー近傍を示す平面
図。
【図8】搬送車輌におけるステアリング機構を示す概念
図。
【図9】搬送車輌におけるステアリング制御手段を示す
ブロック図。
【図10】進路検出手段における他の実施例を示す搬送
車輌の要部側面図。
【図11】ガイドレールにおける他の実施例を示す正面
断面図。
【符号の説明】
1…トンネル内搬送設備、 R…ガイドレール、 2…搬送車輌、 10…車輌本体、 13…走行用車輪、 20…ステアリング機構、 30…進路検出手段、 31S…センサー、 33…接触子、 40…ステアリング制御手段、 W…セグメント(資材)。
フロントページの続き (72)発明者 稲葉 信昭 大阪府枚方市上野3−1−1 株式会社小 松製作所大阪工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールドトンネルの内周面に所定の搬
    送経路に倣って敷設されたガイドレールと、該ガイドレ
    ールに案内されてシールドトンネルの内部を走行する搬
    送車輌とを具備し、該搬送車輌によりシールドトンネル
    の内部において資材等の搬送を行なうトンネル内搬送設
    備であって、 シールドトンネルの内周面に接地する走行用車輪、およ
    び該走行用車輪を操舵するステアリング機構を備え、搭
    載された資材等を支持する車輌本体と、 上記車輌本体に対して移動自在に設けられ、上記走行用
    車輪に対する車輌進行方向の前方側に位置し、上記ガイ
    ドレールに倣って移動する接触子と、該接触子の上記車
    輌本体に対する偏位量を検出するセンサーとを備え、上
    記ガイドレールに対する上記車輌本体の偏位量を検出す
    る進路検出手段と、 上記進路検出手段における検出結果に基づいて、上記ス
    テアリング機構を制御し、上記走行用車輪の操舵を行な
    うステアリング制御手段と、 を備えた搬送車輌を具備して成ることを特徴とするトン
    ネル内搬送設備。
  2. 【請求項2】 上記進路検出手段を、上記車輌本体の
    前進時における車輌進行方向の前方側と、後進時におけ
    る車輌進行方向の前方側とに設けたことを特徴とする請
    求項1記載のトンネル内搬送設備。
JP9248663A 1997-09-12 1997-09-12 トンネル内搬送設備 Pending JPH1185272A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011220056A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 Kajima Corp シールドトンネル工事用運搬車両
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JP2015223937A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 義政 池 コンクリート製品の搬送機構、コンクリート製品の搬送用台車、コンクリート製品の据付方法
JP2020037807A (ja) * 2018-09-04 2020-03-12 清水建設株式会社 セントルレール送り出しシステム、及びセントル
JP2020076254A (ja) * 2018-11-08 2020-05-21 建ロボテック株式会社 自走ロボット
JP2022061499A (ja) * 2020-10-06 2022-04-18 サムス カンパニー リミテッド 製造工場の物品搬送システム

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