JPH04125290A - マンコンベア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、マンコンベアに係り、特に、−段または踏板
等の路面部材の案内装置を備えたマンコンベアに関する
。

［従来の技術］ マンコンベアに関する従来技術として、例えば、実公平
２−６０５５号公報に記載された技術が知られている。

この従来技術は、踏段チェーンの外側に取付けられてい
る踏段前輪を無くし、かつ、これに伴って、前記前輪を
案内するレールを無くし、踏段チェーンを支えるチェー
ンガイドを設け、踏段前輪の代わりに両側の踏段チェー
ンを支持して、踏段を案内する構造のマンコンベアに関
するものである。

また、他の従来技術として、例えば、特開昭５９−１９
８２７９号公報等に記載された技術が知られている。

この従来技術は、踏段前輪外側のどちらか一方の転勤経
路に沿って設けたガイド板と嵌まり合う溝車を、ガイド
板を設けた側の前記前輪の車軸に取付け、これにより、
踏段を案内する構造のマンコンベアに関するものである
。

［発明が解決しようとする課題］ 前記従来技術は、踏段の両側にある踏段チェーンに対し
て、チェーンガイドを設けることにより、踏段が左右方
向の蛇行しないようにしているため、マンコンベアの組
立時、どちらか一方のチェーンガイドの位置を出し、そ
のチェーンガイドにチェーンを取付後、反対側のチェー
ンガイドまでの距離、すなわち、チェーンガイド間の寸
法を高い精度で出さなければならないものであり、この
ため、マンコンベアの組立時に、多大の手間を要すると
いう問題点を有している。

また、一般に、安全性という観点から固定物と移動物と
の隙間を、より小さくすることが望まれている。

前記従来技術は、左右の踏段チェーンをガイドする構造
であるため、左右の踏段チェーン及び左右のチェーンガ
イドのそれぞれの間の寸法公差を考慮した隙間を、踏段
チェーンとチェーンガイドとの間に設ける必要があるが
、スカートガード（固定体）と踏段（移動体）との隙間
を、より小さくするためには、踏段チェーン間及びチェ
ーンガイド間の寸法公差を、より小さくしなければなら
ない。

このため、前記従来技術は、より精度の高い部品の製作
及び組立を行わなければならず、コストアップの一因と
なるという問題点を有している。

さらに、前記従来技術は、踏段チェーンをチェーンガイ
ドでガイドすることにより踏段の左右方向の蛇行を規制
し、踏段チェーンが踏段及び乗客の重量を直接支持して
いるため、チェーンガイドに、弾性率の高い材料を使用
することができないという問題点を有している。

また、前記従来技術は、チェーンローラがチェーンガイ
ド上を常時転動する構造で、踏段が踏段チェーンに結合
された車軸に直接装着されているため、踏段上に乗った
乗客の足元に、チェーンガイド上をチェーンローラが転
動することにより発生する振動が伝わり、滑らかな乗り
心地感が損なわれるという大きな問題点を有している。

また、前述した他の従来技術は、踏段の左右の前輪の一
方の外側にガイド板を備えた案内レールを設け、前記ガ
イド板に嵌み合う溝車を前記前輪の車軸に取付けた構造
であるため、踏段チェーンが、その一方は前輪の外側に
溝車が取付けられ、反対側は前輪のみが取付けられると
いう左右非対称となっており、組込時に方向に注意しな
ければならず、マンコンベアの組立性が悪いという問題
点を有している。

本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、
組み立てが容易で、スカートガード（固定体）と踏段（
移動体）との隙間をより小さくすることができ、乗り心
地感を損なうことのない、踏段または踏板等の路面部材
の案内装置を備えた、安価なマンコンベアを提供するこ
とにある。

［課題を解決するための手段］ 本発明によれば前記目的は、踏段または踏板等の路面部
材及び路面部材上の乗客の荷重を、高弾性のゴム等を用
いて製作した路面部材の前輪及び後輪で支持し、また、
路面部材の左右方向の蛇行を規制するために、路面部材
の両側に配置されたチェーンのどちらか片側のチェーン
の一対のリンクプレートをガイドするチェーンガイドを
路面部材の往側及び帰側に配設し、特に、路面部材の往
側では、チェーンのチェーンローラ下面とチェーンガイ
ド上面の間に、前輪の乗客荷重による最大沈み量以上の
隙間をもって設備するようにすることにより達成される
。

［作　用］ チェーンガイドは、片側のチェーンの左右一対のリンク
プレートとそれぞれ所定の隙間をもち、また、チェーン
のチェーンローラとの間に、路面部材の前輪ローラの最
大沈み量以上の隙間を確保し、路面部材の左右方向の蛇
行を規制している。

これにより、本発明は、マンコンベア組立時に、片側の
チェーンのチェーンガイドの取付は位置を決めるだけで
路面部材の左右方向の蛇行を規制することができ、組立
効率の向上を図ることができる。

また、従来、案内レールは、ガイド面で路面部材の左右
方向の蛇行を規制していたので、路面部材前輪側面と左
右の路面部材前輪間の組立寸法公差を考慮した隙間を、
案内レールのガイド面との間に設けているため、これら
をゲージ等を用いて高い寸法精度を確保して取付ける必
要があったが、本発明は、チェーンガイドにより、製作
精度の高いチェーンの片側の左右一対のリンクプレート
をガイドするようにしているため、チェーンガイドとチ
ェーンのリンクプレートとの間の隙間を、従来の路面部
材前輪の側面と案内レールのガイド面との間の隙間より
小さくすることができる。

本発明は、これにより、路面部材（移動体）とスカート
ガード（固定体）との隙間を、より小さくすることがで
きるので、マンコンベアの安全性を向上させることがで
きる。

［実施例］ 以下、本発明によるマンコンベアの一実施例を図面によ
り詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例の全体の構成を示す側面図、
第２図はそのＩ−Ｉ断面図、第３図は第２図の■部分の
詳細を示す図である。第１図〜第３図において、１はト
ラス、２は欄干、３はチェーン、４．５はスプロケット
、６は踏段、７．８は案内レール、９は前輪、１０は後
輪、１１はスカートガード、１２はチェーンガイド、１
３はチェーンガイド取付はレール、１４はスプロケット
駆動用チェーンである。

本発明の一実施例によるマンコンベアは、第１図に示す
ように、スプロケット４．５に巻掛けられた無端状のチ
ェーン３、このチェーン３に装着された複数の踏段６と
により構成されており、スプロケット駆動用チェーン１
４を介して、電動機等により駆動される。

踏段６の前輪９及び踏段６の後輪１０は、第２図、第３
図に示すように、それぞれ、案内レール７．８により案
内されており、踏段６の両側面には、スカートガード１
１が対向して設けられている。

また、チェーンガイド１２は、チェーンガイド取付はレ
ール１３上に、合成樹脂等の弾性のある材料を取付けて
構成されており、踏段６の両側に配置されたチェーン３
のどちらか一方のチェーンの両側に備えられるリンクプ
レート３ａをガイドするように、踏段６の進行方向に沿
ってスプロケット４．５の間の区間に連続して配設され
ており、チェーン３のリンクプレート３ａと所定の隙間
Ｇを確保し、踏段６が左右方向に蛇行しないように規制
している。

このチェーンガイド１２は、踏段６の往側、帰側の両方
、あるいは、往側に設けられる。

この隙間Ｇは、チェーンガイド１２とチェーン３のリン
クプレート３ａとの間の寸法であり、従来の前輪９の外
側面間寸法より寸法誤差が小さく精度の高い寸法に設定
することができる。

このため、本発明の一実施例は、この隙間Ｇを小さく高
精度に設定することにより、踏段６の左右方向の蛇行の
規定性能を向上させることができ、さらに、踏段６　（
移動体）とスカートガード１１（固定体）との間の隙間
Ｇ１を小さくすることができるので、マンコンベアの安
全性を向上させることができる。

また、本発明の一実施例は、チェーンガイド１２の上面
とチェーン３のチェーンローラ３ｂの下面との間に、踏
段６に乗客が乗った時の乗客荷重による前輪９の周囲の
弾性体による沈み量以上の隙間δを設けることにより、
踏段６に加わる乗客荷重を、踏段６の前輪９及び後輪１
０で支持する構造とされており、これにより、マンコン
ベアを乗り心地のよいものとすることができる。

さらに、本発明の第１の実施例は、マンコンベア組立時
に、チェーン３のどちらか一方に対し配設されるチェー
ンガイド１２を、マンコンベアの中心よりＷの位置に取
付ければよいため、組立性の向上を図ることができる。

第４図、第５図は本発明の他の実施例の構成を説明する
図であり、チェーンガイドの構成を示している。第４図
、第５図において、１２′　はチェーンガイドであり、
他の符号は第１図〜第３図の場合と同一である。

この本発明の他の実施例は、踏段チェーン６に対し連続
して配設されたチェーンガイド取付レール１３上に、チ
ェーン３の１ピッチ寸法Ｐ以下の間隔Ｑを空けて、周囲
に面取を施したチェーンガイド１２′　を断続的に設け
て構成したものであり、チェーンガイド１２′の物量少
なくすることができ、前述した実施例の場合と同様の効
果を得ることができる。

前述した本発明の実施例は、チェーンガイド１２が、チ
ェーン３の両側チェーンプレート３ａの間に配置されて
、チェーン３をガイドするとして説明したが、本発明は
、チェーンガイド１２の上面を凹型として、リンクプレ
ート３ａの一方のみをガイドするようにすることができ
る。

また、前述の実施例は、チェーンガイド取付レール１３
上にチェーンガイドを取付けるとして説明したが、本発
明は、チェーンガイド１２を、チェーンガイド取付レー
ル１３の両側面に、取付けた合成樹脂等の弾性体板によ
り構成することも可能である。

第６図、第７図は本発明のさらに他の実施例の構成を説
明する図であり、チェーンの構成を示している。

前述までの本発明の実施例は、チェーンそのものの構成
を変えること無く、チェーンのリンクプレートをガイド
するものであったが、本発明は、第６図、第７図に示す
実施例のように、チェーンのリンクプレートに、構成樹
脂等の弾性体を取付けて、これによりチェーンをガイド
するように構成することもできる。

すなわち、この実施例は、第６図に示すように、チェー
ンを構成するリンクプレート３ａの外側に合成樹脂等の
弾性体によるプレート６１を取付け、このように構成し
たリンクプレートを、第７図に示すように、チェーンの
両側面から凹型断面を持つチェーンガイド１２によりガ
イドするように構成されている。なお、この場合、チェ
ーンガイド１２を使用すること無く、直接凹型の断面を
ゆうするガイドレールにより、チェーンを案内するよう
にすることも可能である。

前述した本発明の実施例は、本発明をエスカレータ−に
適用したものとして説明したが、本発明は、踏板を平面
上に連結して構成される電動道路等の踏板の案内のため
に適用することもできる。

［発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、マンコンベアの片
側の踏段チェーンにチェーンガイドを設け、踏段チェー
ンのリンクプレートをガイドしているので、固定体と移
動体との隙間を、より小さく設定するすることができ、
マンコンベアの安全性及び組立性を向上させることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体の構成を示す側面図、
第２図はＩ−Ｉ断面図、第３図は第２図のＵ部分の詳細
を示す図、第４図、第５図及び第６図、第７図は本発明
の他の実施例の構成を説明する図である。 １・・・・・・トラス、２・・・・・・欄干、３・・・
・・・チェーン、３ａ・・・・・・リンクプレート、４
．５・・・・・・スプロケット、６・・・・・・踏段、
７．８・・・・・・案内レール、９・・・・・・前輪、
１ｏ・・・・・・後輪、１１・・・・・・スカートガー
ド、１２．１２′・・・・・・チェーンガイド、１３・
・・・・・チェーンガイド取付はレール、１４・・・・
・・スプロケット駆動用チェーン。 第 図 第 図 第３ 図 ３ａ：りしりプレート 第４ 図 第 図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、連続して配置された複数の踏面部材と、前記踏面部
   材の両側に無端状に連結して配置された踏面部材が連結
   されたチェーンと、前記踏面部材の前輪及び後輪を案内
   する案内レールとを備えて構成されるマンコンベアにお
   いて、前記チェーンの左右の一対のリンクプレートを案
   内するチェーンガイドを備えたことを特徴とするマンコ
   ンベア。 ２、前記チェーンガイドは、少なくとも、踏面部材の往
   側の部分の片側のチェーンに対して、連続して備えられ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のマンコ
   ンベア。 ３、前記チェーンガイドは、少なくとも、踏面部材の往
   側の部分の片側のチェーンに対して、断続して備えられ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のマンコ
   ンベア。 ４、前記チェーンガイド間の間隔を、チェーンの１ピッ
   チ以下にしたことを特徴とする特許請求の範囲第３項の
   マンコンベア。 ５、前記チェーンガイドは、チェーンガイド取付けレー
   ルの側面に弾性体板を取付けて構成されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項ないし第４項のうち１項
   記載のマンコンベア。 ６、前記チェーンガイドは、チェーンを構成する左右の
   リンクプレートの間に位置することを特徴とする特許請
   求の範囲第１項ないし第４項のうち１項記載のマンコン
   ベア。 ７、前記チェーンガイドは、チェーンを構成する左右の
   リンクプレートを両側面からガイドするように凹型に形
   成されることを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし
   第４項のうち１項記載のマンコンベア。 ８、前記チェーンガイドは、チェーンを構成する左右の
   リンクプレートの一方をガイドするように凹型に形成さ
   れることを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第４
   項のうち１項記載のマンコンベア。 ９、前記チェーンのチェーンローラ下面と踏段チェーン
   ガイドの上面との間に、路面部材の前輪の最大沈み量以
   上の隙間を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項ないし第８項のうち１項記載のマンコンベア。 １０、路面部材が連結され、該路面部材を駆動するチェ
   ーンにおいて、チェーンを構成するリンクプレートの側
   面に弾性材によるプレートが取付けられていることを特
   徴とするチェーン。