JP2757619B2 - 自走台車装置 - Google Patents

自走台車装置

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JP2757619B2 JP25683091A JP25683091A JP2757619B2 JP 2757619 B2 JP2757619 B2 JP 2757619B2 JP 25683091 A JP25683091 A JP 25683091A JP 25683091 A JP25683091 A JP 25683091A JP 2757619 B2 JP2757619 B2 JP 2757619B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばクリーンルー
ム内や通常の工場内で使用され、走行レールと、この走
行レールに支持案内されて一定経路上を走行自在な台車
とからなる自走台車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、たとえば
特開昭64-83451号公報に見られる構成が提供されてい
る。この従来形式は、左右一対のレールを配設し、これ
らレールに支持される左右一対の前部車輪と左右一対の
後部車輪とを有する台車を設けている。各車輪は、ケー
スと縦軸とを介して縦軸心の周りに各別に旋回自在なキ
ャスター構造であり、さらに一側の前後一対の車輪を遊
転車輪に、また他側の前後一対の車輪を駆動装置に連動
した駆動車輪に構成している。そして各ケースにレール
の側面に案内されるガイドローラを設けている。
【0003】この従来形式によると、台車は、駆動装置
により駆動車輪を強制回転させることで、遊転車輪を追
従して遊転させ、かつガイドローラで案内されながら一
定経路上を走行する。そして台車がカーブ経路部に入る
と、駆動車輪および遊転車輪は各別に旋回してカーブ曲
線に沿うことになり、スリップや摩耗などの生じない走
行を行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式による
と、全ての車輪をキャスター構造にしたことで、上下方
向や左右方向でかなりのスペースを占有し、台車側の有
効空間が減少される。
【0005】本発明の目的とするところは、車輪のキャ
スター構造を少なくして、有効空間を増加し得る自走台
車装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の自走台車装置は、左右一対の走行レールと、これ
ら走行レール間に位置したガイドレールとを配設し、前
記走行レールに支持される左右一対の前部車輪と左右一
対の後部車輪とを有する台車を設け、この台車の前部車
輪ならびに後部車輪の近くに、前記ガイドレールに案内
される前部ガイド装置ならびに後部ガイド装置を設け
て、台車を一定経路上で走行自在とし、前部車輪と後部
車輪のうち一方の車輪の近くに浮上作用部を設けるとと
もに、この浮上作用部に下方から作用自在な浮上用ガイ
ド体を前記一定経路中のカーブ経路部に設け、他方の一
対の車輪は、共通の縦軸心の周りに旋回自在に構成する
とともに、少なくとも片側を走行駆動装置に連動してい
る。
【0007】
【作用】かかる本発明の構成によると、台車は、走行駆
動装置によって他方の車輪を一方の走行レール上で強制
回転することにより推進力を得るとともに、前部車輪な
らびにキャスター車輪が両走行レール上で追従回転する
ことで支持され、さらに前後部のガイド装置がガイドレ
ールに案内されることで、一定経路を横ずれすることな
く所定の速度で走行することになる。
【0008】そして台車がカーブ経路部に入ったとき、
浮上作用部が浮上用ガイド体に作用し、これにより両前
部車輪を両走行レールから浮上させることになり、した
がってカーブ経路部において台車は、その前部が浮上作
用部を介して支持された状態で走行することになる。そ
の際に、前部ガイド装置はガイドレールから外れないこ
とから横ずれせず、また他方の一対の車輪はカーブに沿
って縦軸心の周りに旋回しながら追従し遊転することに
なり、以て台車は、スリップや摩耗が生じることなく、
所定の速度で走行することになる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1、図3に示すように、床1に形成した凹溝
2内には、左右一対の走行レール3A,3Bがそれぞれ
取付け部材4A,4Bなどを介して並設してあり、そし
て並列間隔は、相対向する内側面間に設けた逆門形状の
連結材5によって維持される。その際に両走行レール3
A,3Bの上面は床面と面一状に設定される。
【0010】両走行レール3A,3Bの外側面で上部に
は支持ブラケット6A,6Bを介して床板7A,7Bが
配設され、そして内側面で上部には、サポートブラケッ
ト8A,8Bを介してカバー9A,9Bが相対向する側
に連設される。ここで走行レール3A,3Bと床板7
A,7Bとカバー9A,9Bとの上面は面一状であり、
そしてカバー9A,9Bの遊端間に所定幅のスリット10
を形成する。前記走行レール3A,3B間でスリット10
の下方にはガイドレール11が配設され、このガイドレー
ル11は前記連結材5に固定される。
【0011】20は台車で、その本体21の下部には、前記
走行レール3A,3Bに支持される左右一対の前部車輪
と左右一対の後部車輪とが設けられる。すなわち本体21
の前部には、左右方向の車軸22A,22Bを介して一対の
前部車輪23A,23Bが遊転自在に設けられている。
【0012】そして本体21の後部には、図1、図4に示
すように、軸受け装置24を介して縦軸心(共通の縦軸
心)25の周りに回動自在な車輪ケース26が設けられる。
この車輪ケース26には、その出力軸27を左右方向とした
走行駆動装置28が設けられ、側方に突出した出力軸27に
は一方の走行レール3Bに支持される駆動車輪29が固定
される。また駆動車輪29とは反対側において前記車輪ケ
ース26には、他方の走行レール3Aに支持されるキャス
ター車輪30が設けられる。
【0013】図1、図3、図5に示すように、前部車輪
23A,23Bの近くに前記ガイドレール11に案内される前
部ガイド装置31が設けられる。すなわち両前部車輪23
A,23B間において本体21から前記スリット10を通る縦
軸32が垂設され、この縦軸32の下部に軸受け33を介して
板状のブラケット34が取付けられており、以てブラケッ
ト34は縦方向の旋回軸心35の周りに旋回自在となる。そ
してブラケット34の下面側には、前記ガイドレール11の
両側面に当接自在な複数のガイドローラ36が取付けられ
ている。
【0014】図1、図4に示すように、後部車輪である
前記駆動車輪29とキャスター車輪30との間には前記ガイ
ドレール11に案内される後部ガイド装置41が設けられ
る。すなわち前記車輪ケース26から縦軸43が垂下され、
この縦軸43は前記スリット10を通っている。そして縦軸
43の下部に板状のブラケット44が取付けられており、以
てブラケット44は前記車輪ケース26とともに縦軸心25の
周りに旋回自在となる。ここで縦軸43は前記縦軸心25と
同一またはほぼ同一線上に位置すべく配設される。そし
てブラケット44の下面側には、前記ガイドレール11の両
側面に当接自在な複数のガイドローラ46が取付けられて
いる。
【0015】以上のように各車輪23A,23B,29,30を
両走行レール3A,3Bに支持させ、かつ各ガイドロー
ラ36,46をガイドレール11に案内させることで、図6に
示すように台車20を一定経路50上で走行自在としてい
る。そして図2、図6に示すように、一定経路50中のカ
ーブ経路部50aには浮上用ガイド体51が設けられる。こ
の浮上用ガイド体51はレール状であって、前記ガイドレ
ール11に一体化することで配設される。
【0016】図2、図3、図5に示すように、前部ガイ
ド装置31には、前記浮上用ガイド体51が下方から作用す
る浮上作用部37が設けられる。すなわち浮上作用部37
は、前記ガイドレール11の両側方に位置するように前記
ブラケット34から連設した支持体38と、これら支持体38
の下部に左右方向軸39を介して遊転自在に設けたローラ
40とにより構成される。ここでローラ40が前記浮上用ガ
イド体51に乗り上がったとき、両前部車輪23A,23Bを
両走行レール3A,3Bから浮上させるが、前部ガイド
装置31のガイドローラ36はガイドレール11から外れない
ように設定してある。
【0017】次に、上記の実施例の作用について説明す
る。図1、図3、図4および図6に示すように、台車20
が一定経路50上の直線経路部50bを走行しているときに
は、走行駆動装置28の駆動回転が駆動車輪29に伝達さ
れ、この駆動車輪29を一方の走行レール3B上で強制回
転する。これにより台車11は推進力を得るとともに、前
部車輪23A,23Bならびにキャスター車輪30が両走行レ
ール3A,3B上で追従回転し、台車20を支持する。さ
らに台車20は、前後部においてガイド装置31,41のガイ
ドローラ36,46がガイドレール11に案内されていること
から、直線経路部50bを横ずれすることなく所定の速度
で走行することになる。
【0018】そして台車20がカーブ経路部50aに入った
とき、浮上作用部37のローラ40が浮上用ガイド体51に乗
り上がることになり、これにより図2に示すように、両
前部車輪23A,23Bを両走行レール3A,3Bから浮上
させる。したがってカーブ経路部50aにおいて台車20
は、その前部がローラ40により支持されて走行すること
になる。
【0019】その際に、前部ガイド装置31のガイドロー
ラ36はガイドレール11から外れないことから横ずれする
ことはなく、またローラ40は前部ガイド装置31とともに
カーブに沿って旋回軸心35の周りに旋回し、さらに後部
の駆動車輪29とキャスター車輪30はカーブに沿って縦軸
心25の周りに旋回しながら追従し遊転することになり、
以て台車20は、スリップや摩耗が生じることなく、所定
の速度で走行することになる。
【0020】そして台車20が、カーブ経路部50aから出
ることにより浮上作用部37のローラ40が浮上用ガイド体
51から外れることになり、これにより図1に示すよう
に、両前部車輪23A,23Bを両走行レール3A,3Bに
着地させて直線経路部50bを走行することになる。
【0021】上記の実施例では、カーブ経路部50aの外
側に位置した走行レール3B上で駆動車輪29を支持する
形式を示したが、これは内側に位置した走行レール3A
上で支持する形式であってもよい。
【0022】上記の実施例では、浮上作用部37を前部ガ
イド装置31に設けたが、これは本体21に旋回自在に設け
てもよい。さらに駆動車輪29を走行方向において後部に
配設しているが、これは駆動車輪29やキャスター車輪30
を前部に配設するとともに両車輪23A,23Bを後部に配
設した形式であつてもよい。
【0023】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、台車は、他
方の一対の車輪側により推進力を得るとともに、前部車
輪ならびに一対の車輪が追従回転することで支持でき、
さらにガイド装置がガイドレールに案内されることで、
一定経路を横ずれすることなく所定の速度で走行でき
る。
【0024】そしてカーブ経路部では、浮上作用部が浮
上用ガイド体に作用することで両前部車輪を両走行レー
ルから浮上でき、台車は、その前部を浮上作用部により
支持した状態で走行できる。その際に、前部ガイド装置
はガイドレールから外れず、また他方の一対の車輪はカ
ーブに沿って縦軸心の周りに旋回しながら追従し遊転す
ることになり、以て台車は、スリップや摩耗が生じるこ
となく、所定の速度で走行できる。
【0025】このように本発明によると、前部車輪をキ
ャスター構造でなく定置構造とし、そして台車に浮上作
用部を設けるとともに、カーブ経路部に浮上用ガイド体
を設けるだけの構造により、スリップや摩耗などの生じ
ない円滑な走行を行うことができる。また前部車輪を定
置構造とすることで、この前部車輪を設置した部分にお
ける台車側の有効空間を増加できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、直線経路部走行時の
一部切欠き側面図である。
【図2】同カーブ経路部走行時の一部切欠き側面図であ
る。
【図3】同直線経路部走行時の正面図である。
【図4】同直線経路部走行時の背面図である。
【図5】同前部ガイド装置部の平面図である。
【図6】同走行状態の概略平面図である。
【符号の説明】
3A,3B 走行レール 11 ガイドレール 20 台車 21 本体 23A,23B 前部車輪 25 共通の縦軸心 26 車輪ケース 28 走行駆動装置 29 駆動車輪(後部車輪) 30 キャスター車輪(後部車輪) 31 前部ガイド装置 35 旋回軸心 36 ガイドローラ 37 浮上作用部 40 ローラ 41 後部ガイド装置 46 ガイドローラ 50 一定経路 50a カーブ経路部 50b 直線経路部 51 浮上用ガイド体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61B 13/00 - 13/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の走行レールと、これら走行レ
    ール間に位置したガイドレールとを配設し、前記走行レ
    ールに支持される左右一対の前部車輪と左右一対の後部
    車輪とを有する台車を設け、この台車の前部車輪ならび
    に後部車輪の近くに、前記ガイドレールに案内される前
    部ガイド装置ならびに後部ガイド装置を設けて、台車を
    一定経路上で走行自在とし、前部車輪と後部車輪のうち
    一方の車輪の近くに浮上作用部を設けるとともに、この
    浮上作用部に下方から作用自在な浮上用ガイド体を前記
    一定経路中のカーブ経路部に設け、他方の一対の車輪
    は、共通の縦軸心の周りに旋回自在に構成するととも
    に、少なくとも片側を走行駆動装置に連動したことを特
    徴とする自走台車装置。
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CN102951161A (zh) * 2012-11-29 2013-03-06 邹成丰 浮力式载运装置
SG11201600016XA (en) * 2013-09-25 2016-02-26 Ihi Corp Transport system

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