JP3703663B2 - 磁石ベルト駆動式搬送装置 - Google Patents

磁石ベルト駆動式搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3703663B2
JP3703663B2 JP30801499A JP30801499A JP3703663B2 JP 3703663 B2 JP3703663 B2 JP 3703663B2 JP 30801499 A JP30801499 A JP 30801499A JP 30801499 A JP30801499 A JP 30801499A JP 3703663 B2 JP3703663 B2 JP 3703663B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
magnet belt
frame
magnet
support frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30801499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001122109A (ja
Inventor
寧 重松
健治 村山
公明 阪本
尚輝 上田
純一 塩野谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Sanwa Tekki Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Sanwa Tekki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp, Sanwa Tekki Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP30801499A priority Critical patent/JP3703663B2/ja
Publication of JP2001122109A publication Critical patent/JP2001122109A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3703663B2 publication Critical patent/JP3703663B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大容量送電線埋設工事用の坑道内でセグメント等の資機材を坑内搬送する装置に関し、特に敷設されたガイドレールに無端の磁石ベルトを吸着させて回転させることにより推進力を得る磁石ベルト駆動式のものに係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、大容量送電線延線工事用の坑道内を走行する車両として、ラックガイドレールとこれに噛み合う歯車を車体下に備えた補助駆動式車両とから成る歯車式鉄道が知られている。この歯車式鉄道は、通常はレール上を走行するが、急勾配ではレール間に敷設されたラックレールに歯車を噛み合わせて補助的に登坂力を得る。しかしながら、この歯車式鉄道は鉄道線路にさらに補助駆動装置を付加するものであるから、比較的大規模な設備を必要とし、設置に比較的大きな費用がかかるし、走行速度にも大きな制限があり、さらに坑道底部を平らにするための基礎台を設けるためにこの分のスペースがとられ、車両の積載量が制限される等の難点がある。しかも、急な曲がり区間を通過するときに車両がレールに追随しにくい。
これに対して、レールを敷設せずに地面を直接タイヤで走行し自動制御で運行されるいわゆるAGV型の走行車がある。しかし、この走行車は、障害物センサにより進路上の障害物を回避していくもので、蛇行し易く、また作業者による操作が不可能であるため安全を考慮して走行速度にも大きな制限があり、特に急勾配の区間の走行に適さないという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明は、磁石ベルトをガイドレールに吸着させ、これを引き回すことにより大きな推進力を得て走行でき、登坂性能に優れ、また走行速度も大きく制限されることがなく、一定の進路をガイドされ、大規模な設備を必要とせず、従って設置に大きな費用がかからず、さらに急な曲がり区間でも円滑に通過できる磁石ベルト駆動式機関車を提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、第1の発明においては、坑道内に磁性のガイドレール1を敷設し、このガイドレール1に沿って搬送物Sを積載した搬送車2を走行させるように構成し、搬送車2には、ガイドレール1の両側面に磁気吸着する無端磁石ベルト15を引き回して駆動する磁石ベルト駆動装置7を設けた。
第2の発明においては、搬送車2を、磁石ベルト駆動装置7で駆動する機関車3と、搬送物Sを積載して機関車3に連結される台車4とで構成した。
第3の発明においては、左右一対のガイドローラ12をガイドレール1の両側に配置して支持枠に軸支し、これを少なくとも前後に二対取り付けてガイドレール1の両側面に転動させ、支持枠に前後に離して駆動及び従動のドラム13,14を軸支し、ガイドレール1の両側面に吸着するように、駆動ドラム13と従動ドラム14の間に磁石ベルト15を掛け回し、駆動ドラム13を駆動用モータ16で駆動するように磁石ベルト駆動装置7を構成した。
第4の発明においては、磁石ベルト駆動装置7を、機関車3に対して横方向へ相対変位可能に連結した支持枠10に固定した。
【0005】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の一形態を説明する。図1は磁石ベルト駆動式搬送装置の側面図、図2は機関車の側面図、図3は平面図、図4は正面図、図5は磁石ベルト駆動装置の平面図、図6は図2のVI−VI線断面図、図7はVII−VII線断面図である。
【0006】
図1において、坑道内には、一本のガイドレール1が前後方向に敷設されている。このガイドレール1を跨いで搬送車2が走行するようになっている。この搬送車2は、これを駆動する一の機関車3と、セグメントSなどの資機材を積載して機関車3の前部に連結される複数の台車4とから構成されている。ガイドレール1はH形鋼で構成される。機関車3は、前後部両側に地上を転動する安定車輪5と、前後の中央部にガイドレール1上を転動する支持車輪6とを有する。機関車3は、磁石ベルト駆動装置7で駆動される。台車4は、荷台4aの前後部両側に地上を転動する車輪4bを備えている。
【0007】
図2乃至図7に示すように、機関車2は、角鋼材をほぼ矩形に組んで前後方向の左右一対の側梁間に複数の横梁が架設されて成るフレーム8を備えている。フレーム8の前後両端部左右には脚部9が下方へ延び、この下端に安定車輪5が設けられている。支持車輪6は、フレーム8の前後部の横梁に回転自在に軸支されている。
【0008】
磁石ベルト駆動装置7は上下二段のほぼ矩形状を成す支持枠10を有する。この支持枠10はその前後左右に設けられた四つのブラケット10aがフレーム8の横梁に連結腕11を介して連結されている。従って、磁石ベルト駆動装置7は、フレーム8に対して相対的に横方向に変位可能に支持される。磁石ベルト駆動装置7は、支持枠10の前後両端にガイドレール1の両ウェブ面を転動するガイドローラ12がほぼ水平に設けられている。支持枠10の下段前後部にはガイドレール1を間に挟んで夫々対向する二対の駆動及び従動のドラム13,14が軸支されており、このドラム13,14間に磁石ベルト15が掛け回されている。磁石ベルト15は、永久磁石片を保持した多数の鎖要素を相互連鎖状に連結したもの、あるいは弾性樹脂製のベルト基体に多数の永久磁石片を保持させたものである。駆動ドラム13の軸は、支持枠10の上段に固定された駆動用モータ16の軸と減速機構17を介して連結している。駆動ドラム13の軸端部にはブレーキ機構18が連結されている。駆動用モータ16に電源を成すバッテリー19はフレーム8上に設けられている。なお、磁石ベルト駆動装置7はフレーム8上の運転席3aから制御操作される。
【0009】
しかして、この搬送車2においては、安定車輪5が坑道の下面を、支持車輪6がガイドレール1上を夫々転動して機関車3が駆動し、その前部に搬送物Sを積載して一列に連結した台車4を走行させる。このとき、駆動装置7は、バッテリー19でモータ16が回転し、減速機構17を介して動力が駆動ドラム13に伝わり、磁石ベルト15を引き回す。磁石ベルト15はガイドレール1に磁気吸着しつつその磁気摩擦力により機関車3を推進させる。この機関車3が急な曲がり区間を通過するとき、フレーム8と支持枠10とが連結腕11で連結されているので、磁石ベルト駆動装置7がガイドレール1に沿って忠実に追随するが、フレーム8上の車体は磁石ベルト駆動装置7に対して横方向にずれることができ、円滑に曲がり区間を通過する。機関車3は坑道内を磁石ベルト駆動装置7で駆動されるから常にガイドレール1の全長にわたって比較的大きな推進力を得る。従って、上り坂でも十分な登坂力を発揮する。ガイドレール1が単一であるし、複雑な歯車の噛み合い構造もないので、大規模な施設を要せず、設置費用が比較的少ない。急な曲がり区間も円滑に通過するので走行速度に大きな制限がない。さらに坑道底部を平らにするための基礎台を設ける必要もないので無駄なスペースが省かれ、台車4の搬送物の積載高さを大きくとることができる。ガイドレール1に沿って忠実に進行するので、蛇行することもない。また作業者の操作で勾配等に応じて自由に走行速度を調整できる。
【0010】
なお、上記実施形態では、磁石ベルト駆動装置7を機関車3に適用したが、搬送物を積載する台車自体に搭載して、駆動させてもよい。
【0011】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、磁石ベルト15をガイドレール1上に吸着させ、大きな推進力で急勾配の坑道でも登坂走行でき、大規模な設備を必要とせず、従って設置に大きな費用がかからず、また走行速度も大きく制限されることもなく、坑道の急激な曲がり区間を円滑に通過することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁石ベルト駆動式搬送装置の側面図である。
【図2】機関車の側面図である。
【図3】機関車の平面図である。
【図4】機関車の正面図である。
【図5】磁石ベルト駆動装置の平面図である。
【図6】図2のVI−VI線断面図である。
【図7】図1のVII−VII線断面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール
2 搬送車
3 機関車
4 台車
5 車輪
6 車輪
7 磁石ベルト駆動装置
8 フレーム
10 支持枠
10a ブラケット
11 連結腕
12 ガイドローラ
13 駆動ドラム
14 従動ドラム
15 磁石ベルト
16 駆動用モータ

Claims (4)

  1. 坑道内に敷設された磁性のガイドレールと、このガイドレールにガイドされて走行し、資材等を搬送する搬送車とを具備し、
    前記搬送車は、前記ガイドレール上を走行する支持車輪を具備するフレームと、このフレームの下部に支持され前記ガイドレールの両側面に磁気吸着する無端磁石ベルトを回転させることにより駆動する磁石ベルト駆動装置を備え、
    前記磁石ベルト駆動装置は、前記フレームの前後左右の下部に枢着された左右方向に揺動自在の少なくとも4つの連結腕の下端に4隅において枢支された支持枠に組み付けられ、
    前記フレームと前記磁石ベルト駆動装置は、横方向へ相対変位可能であることを特徴とする磁石ベルト駆動式搬送装置。
  2. 前記フレームの4隅の下部に、坑道を走行する安定車輪5を具備することを特徴とする請求項1に記載の磁石ベルト駆動式搬送装置。
  3. 前記磁石ベルト駆動装置は、前記支持枠と、この支持枠の前後に位置してそれぞれ前記ガイドレールの左右両側面を転動するように設けられた左右一対のガイドローラと、前記支持枠の左右に位置してそれぞれ前後に離れて設けられた駆動及び従動のドラムと、前記ガイドレールを左右から挟むように前記駆動ドラムと従動ドラムの間に掛け回された左右一対の磁石ベルトと、前記駆動ドラムを回転駆動する駆動用モータとを具備することを特徴とする請求項1または2に記載の磁石ベルト駆動 式搬送装置。
  4. 前記ガイドレールが断面H型の鋼材からなり、前記フレームの支持車輪が前記ガイドレールにおけるフランジ上を転動し、前記磁石ベルトが前記ガイドレールにおけるウェブの左右側面に吸着するように構成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の磁石ベルト駆動 式搬送装置。
JP30801499A 1999-10-29 1999-10-29 磁石ベルト駆動式搬送装置 Expired - Fee Related JP3703663B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30801499A JP3703663B2 (ja) 1999-10-29 1999-10-29 磁石ベルト駆動式搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30801499A JP3703663B2 (ja) 1999-10-29 1999-10-29 磁石ベルト駆動式搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001122109A JP2001122109A (ja) 2001-05-08
JP3703663B2 true JP3703663B2 (ja) 2005-10-05

Family

ID=17975859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30801499A Expired - Fee Related JP3703663B2 (ja) 1999-10-29 1999-10-29 磁石ベルト駆動式搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3703663B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001122109A (ja) 2001-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4538774B2 (ja) 台車式搬送装置
JP4169434B2 (ja) ハイブリッド搬送台車用ストレージコンベヤ
JPH06211129A (ja) 案内線路に沿って案内される床面走行形搬送車両を有する搬送装置
JP3703663B2 (ja) 磁石ベルト駆動式搬送装置
JP2974329B2 (ja) 可動体の搬送設備
JPH0725440A (ja) 可動体使用の搬送設備
JP4805684B2 (ja) クロスベルトソータ
JP4831881B2 (ja) 台車搬送装置
JP2762056B2 (ja) 急勾配用搬送装置
JP2844972B2 (ja) 自走台車利用の搬送装置
JPS6346559Y2 (ja)
JPH08151900A (ja) 移動式搬送方法及び移動式搬送装置
JP2000168548A (ja) 自走式台車装置
JPH0948344A (ja) 搬送設備
JP2803919B2 (ja) 自走台車使用の搬送設備
JP3656483B2 (ja) 移動体への移動力付与設備
JP5470307B2 (ja) 作業ライン用コンベヤ設備
JPH0813641B2 (ja) 自走体使用の搬送装置
JPH0464905B2 (ja)
JPS642917Y2 (ja)
JP3140325B2 (ja) 台車の牽送装置
JPH0753503B2 (ja) 可動体搬送設備
JP3539775B2 (ja) 人荷兼用搬送台車の走行駆動装置
JP3925745B2 (ja) 軌条走行式運搬車両
JPH041015Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080729

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090729

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090729

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100729

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110729

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120729

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130729

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130729

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees