JP2974329B2 - 可動体の搬送設備 - Google Patents

可動体の搬送設備

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JP2974329B2
JP2974329B2 JP1178793A JP17879389A JP2974329B2 JP 2974329 B2 JP2974329 B2 JP 2974329B2 JP 1178793 A JP1178793 A JP 1178793A JP 17879389 A JP17879389 A JP 17879389A JP 2974329 B2 JP2974329 B2 JP 2974329B2
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propelled
trolley
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昌紀 藤丸
進 中川
英治 田口
昭雄 木村
慎二 川辺
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Daifuku Co Ltd
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Daifuku Co Ltd
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  • Chain Conveyers (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、天井側を走行自在なトロリ装置など、非駆
動式の可動体を一定経路上で搬送するのに利用される可
動体の搬送設備に関するものである。
従来の技術 従来、非駆動式のトロリ装置を一定経路上で搬送する
に、たとえば実開昭59−131357号公報に見られるよう
に、トロリ案内用レールに支持案内されるトロリ装置に
上方への受動ドッグを設け、そしてトロリ案内用レール
の上方に配設したトロリ駆動装置用レールに支持案内さ
れるチェン(トロリ駆動装置)を設けるとともに、この
チェンに前記受動ドッグが係脱自在な駆動突起を設けた
構成が提供されている。
この従来形式によると、チェンの移動力を駆動突起か
ら受動ドッグに伝え、以ってトロリ装置を一定経路上で
移動させ得る。
発明が解決しようとする課題 上記のような従来形式によると、一定経路の全長に亘
ってチェンを配設しなければならないことから、この一
定経路の全長が繁雑となり、またトロリ装置は一定経路
の全長に亘って一定速度でしか移動させることができな
い。
本発明の目的とするところは、一定経路の一部にのみ
設置すればよくて残りの大部分は繁雑さを解消し得、さ
らに可動体の移動速度を変化し得る可動体の搬送設備を
提供する点にある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本第1発明の可動体の搬送
設備は、左右一対のレールを配設し、これらレールに、
それぞれ走行用ローラを有する前後複数のトロリを介し
て支持案内される可動体を一定経路上で移動自在として
可動体搬送装置を構成し、この可動体搬送装置の一部に
重復させて、両レール間の位置において自走体を循環経
路上で移動自在とした自走体走行装置を設け、前記可動
体は下部にハンガを有するとともに、この可動体と自走
体との間に係脱自在な伝動装置を設け、この可動体搬送
装置の一部に重復させて、両レール間の位置において自
走体を循環経路上で移動自在とした自走体走行装置を設
け、前記可動体と自走体との間に係脱自在な伝動装置を
設け、前記一定経路中で前記循環経路と重復しない部分
に、前記可動体の側面に当接自在な左右一対の押圧ロー
ラと、少なくとも一方の押圧ローラに連動する回転駆動
装置とを有する可動体送り装置を設け、前記一定経路中
で前記可動体搬送装置に対して自走体走行装置が分岐す
る部分に、前記伝動装置を離脱動させる解除装置と、前
記可動体に設けた被係合具に作用して可動体の移動を行
わせるフィーダ装置とを設けている。
また本第2発明は、上記した第1発明の可動体の搬送
設備において、可動体は下部にハンガを有し、左右一対
の押圧ローラともに回転駆動装置に連動している。
作用 上記した本第1発明の構成によると、一定経路上でか
つ循環経路と重復する部分に位置している可動体は、伝
動装置の係合作用によって自走体と一体化され、この自
走体の走行に伴って移動することになる。また循環経路
と重復していない部分に位置している可動体は、その両
側面に当接している押圧ローラの少なくとも一方が回転
駆動装置により駆動されていることから、その摩擦伝動
力によって移動することになる。その際に吊り下げ形式
の可動体の移動は、左右方向で離れて配設されたレール
間に支持案内されて安定して行え、また自走体走行装置
を両レール間に設けたことで、重複部分をコンパクトに
形成し得る。そして可動体送り装置により移動させると
き、可動体の前後端を当接自在にしたときには、一定経
路の下手側の一箇所に可動体送り装置を設けることによ
って可動体群を後押し移動させ得、また可動体の前後端
間にたとえば係脱自在なけん引装置を設けたときには、
一定経路の上手側の一箇所に可動体送り装置を設けるこ
とによって可動体群をけん引移動させ得る。
さらに、自走体の走行に伴って移動してきた可動体
が、可動体搬送装置に対して自走体走行装置が分岐する
部分に達したとき、まず解除装置によって伝動装置の係
合を解除させ得、これにより可動体を置きざりにした状
態で、自走体は通過して行くことになる。次いで置きざ
りにされた可動体の被係合具に対してフィーダ装置が係
合作用し、その送り作用によって可動体を、可動体送り
装置による搬送経路部分に移動し得る。
また上記した本第2発明の構成によると、ハンガを有
する可動体は、伝動装置によって自走体と一体化される
ことで、または回転駆動装置により駆動されている一対
の押圧ローラがその両側面に当接されることで、一定経
路上で移動されることになる。
実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第4図において、1は断面I形に形成された
第1レールで、天井梁側に取付けブラケット2などを介
して支持され、この取付けブラケット2が結合する側面
とは反対側の側面には信号・給電装置3が全長に亘って
配設される。
この第1レール1に支持されて走行自在な自走体5
は、走行方向において一対のトロリ本体6,7と、前部の
トロリ本体6の上部に取付けた変速装置8と、この変速
装置8に連動する走行駆動装置9と、前記変速装置8か
ら突出した左右方向の出力軸10に取付けられかつ第1レ
ール1の上面に載置自在な駆動輪体11と、後部のトロリ
本体7の上部に軸受12を介して取付けた左右方向の軸13
と、この軸13に取付けられかつ前記第1レール1の上面
に載置自在な従動輪体14と、両トロリ本体6,7に取付け
られかつ第1レール1の上端両側と下端両側に当接自在
な横振れ防止用ローラ15,16と、一方のトロリ本体6に
ばね17などを介して取付けられかつ第1レール1の下面
に当接自在な浮上り防止ローラ18と、両トロリ本体6,7
間を、トラニオン形式などの連結具19,20を介して連結
する前後方向の連結杆21と、他方のトロリ本体7の近く
において連結杆21側に取付けられかつ第1レール1の下
面に当接自在な浮上り防止ローラ22と、一方のトロリ本
体6に取付けられ、かつ前記信号・給電装置3に摺接自
在な集電装置23、ならびに連結杆21に取付けた制御盤24
などによって構成される。
そして自走体5には伝動体25が設けられる。すなわち
連結杆21の下面で前端部には、ブラケット26を介して前
後一対の横ピン27,28が取付けられ、後部寄りの横ピン2
8に前記伝動体25が上下揺動自在に取付けられる。ここ
で伝動体25は前部側に向き、また伝動体25と一体的に揺
動する操作レバー29が他方側に延びている。前記伝動体
25に対向して、前部寄りの横ピン27にホールド体30が上
下揺動自在に取付けてある。なお伝動体25やホールド体
30は、通常においては遊端が下降すべくウエイト付勢さ
れている。以上により自走体5を循環経路31上で走行さ
せる自走体走行装置32を構成する。
前記自走体走行装置32は、たとえば第12図に示すよう
に相隔てて一対が設けられ、そして両自走体走行装置32
間に亘ってループ状の可動体搬送装置40が設けられる。
すなわち第1図〜第3図、第8図に示すように、前記
第1レール1に沿って、その下方に左右一対の第2レー
ル41が配設されるとともに取付けブラケット42を介して
天井梁側に支持され、これら第2レール41に支持案内さ
れて一定経路43上を走行自在なトロリ装置(可動体の一
例)44が設けられる。
このトロリ装置44は、左右一対のフロントトロリ45
と、左右一対のリサトロリ46と、一側の両トロリ45,46
に連結部材47を介して連結され、かつ他側の両トロリ4
5,46に左右方向のスライド機構48を介して支持されるフ
レーム枠49と、両第2レール41に支持案内されるべく両
トロリ45,46に取付けた案内用ローラ50,51、横振れ防止
用ローラ52,53ならびに浮上り防止用ローラ54,55などか
ら構成される。
前記フレーム枠49に連設されるハンガ56は、このフレ
ーム枠49の両側複数箇所から垂設される縦杆57と、これ
ら縦杆57の下端から内方へ連設した受け具58などから構
成される。
前記フレーム枠49の上面で幅方向の中央部分には、四
角パイプ状の受圧体59が前後方向に設けられる。さらに
受圧体59の上面には、前記自走体5における伝動体25が
係脱自在な受動体60を突設している。この受動体60と前
記伝動体25などにより、トロリ装置44と自走体5との間
で係脱自在な伝動装置35を構成する。前記フレーム枠49
上の一側寄りの位置には被係合部61が設けられる。
第1図、第5図〜第7図に示すように、前記受圧体59
の下面でリヤ側にはけん引具62が設けられるとともに、
フロント側には被けん引具63が設けられ、これらけん引
具62と被けん引具63とによりけん引装置64を構成する。
すなわち受圧体59のフロント側から縦軸65が垂設さ
れ、この縦軸65に外嵌されて縦軸心66の周りに回動自在
な筒体67から、前記被けん引具63が前方へ連設される。
この被けん引具63の前端には被係合突起68が上方へと連
設され、さらに被係合突起68の縦軸65側の面で軸方向の
中央には半円状の凹部69が形成されている。そして筒体
67から後方へ連設したフランジ70と受圧体59の下面に取
付けたブラケット71との間に、けん引具62の中立を維持
するための弾性体である引張りばね72が設けられる。
また受圧体59のフロント側にはブラケット80を介して
左右方向の横軸73が取付けられ、この横軸73に前記けん
引具62が上下揺動自在に取付けられる。このけん引具62
の後端には、前記被係合突起68に上方から係脱自在な係
合突起74が下方へと連結され、そして凹部69に係脱自在
なローラ75が縦ピン76を介して取付けられる。前記けん
引具62はブラケット80に取付けたストッパ体77により水
平状が維持され、そして上動(離脱動)させるためのホ
イール78が、けん引具62の後端に横ピン79を介して取付
けられる。
第12図に示すように、前記可動体搬送装置40の自走体
走行装置32に対する合流部の近くに可動体送り装置90が
設けられる。すなわち第8図〜第10図に示すように、前
記第2レール41の相対向する内側面間には枠組状の架台
91が設けられる。この架台91は、ブラケット92などを介
して左右一対の縦軸93を支持し、また両縦軸93の上端に
はそれぞれ軸受94を介して支持台95が回動自在に取付け
られる。両支持台95の上面には、サーボモータ(回動駆
動装置の一例)96と、これに連動連結する減速機97とが
設けられる。
両支持台95の下面から垂設したブラケット98には、そ
れぞれ軸受99を介して縦方向の駆動軸100が回動自在に
設けられ、これら駆動軸100の上端は、前記減速機97か
ら下方へ取出した出力軸101の下端にカップリング102を
介して連結している。両駆動軸100の下端には、たとえ
ばウレタン製の押圧ローラ103が取付けられている。し
たがって両押圧ローラ103は、支持台95を前記縦軸93の
軸心周りに揺動させることで互いに接近離間自在とな
り、そして接近動によって前記受圧体59の両側面に当接
するレベルに設定してある。
両押圧ローラ103を互いに接近離間させる作動装置104
は、両可動台95間において架台91上に設けた前後方向の
レール105と、このレール105に支持案内される摺動体10
6と、この摺動体106に縦ピン107を介して連結されかつ
遊端が縦ピン108を介して可動台95に連結される左右一
対のリンク109と、一端が前記縦ピン107に連結され、か
つ他端が架台91に設けたシリンダ110に連動した押し引
き杆111とから構成される。なお架台91上には、可動台9
5を支持する複数のローラ112が設けられる。
第12図に示すように、前記可動体搬送装置40の自走体
走行装置32に対する分岐部の近くにブレーキ装置120が
設けられる。このブレーキ装置120は第11図に示すよう
に、前記可動体送り装置90と同様な構成である。すなわ
ち、121は架台、122はブラケット、123は縦軸、125は支
持台、127は減速機、130は駆動軸、133は押圧ローラ、1
34は作動装置、137,138は縦ピン、139はリンク、140は
シリンダ、141は押し引き杆、142はローラを示す。前記
減速機127は一方にのみ設けられ、これにトルクモータ1
26が連動連結している。
第12図に示すように、前記ブレーキ装置120の部分か
ら可動体送り装置90の部分に亘ってはホイール78のガイ
ド装置145が設けられる。このガイド装置145は第7図に
示すように、上部ガイドレール146と下部ガイドレール1
47とからなり、両レール146,147間にホイール78を位置
させて案内することにより、けん引具62と被けん引具63
との係合維持を行う。そして可動体送り装置90の部分を
通過した後においては、両ガイドレール146,147は上昇
し、以ってホイール78を上方へ案内する。
第4図、第12図に示すように、ブレーキ装置120の上
手側には、操作レバー29に作用して伝動体25を上動(離
脱動)させる解除装置(レール)150が設けられ、そし
て解除装置150部とブレーキ装置120との間には、前記被
係合具61に作用してトロリ装置44の移動を行わせるフィ
ーダ装置151が設けられる。
次に上記実施例においてトロリ装置44の搬送作業を説
明する。
自走体走行装置32が作用しない箇所、すなわち可動体
送り装置90とブレーキ装置120との間においてトロリ装
置44は、けん引装置64により列車状に連結された状態で
ストレージされ、かつ搬送される。
すなわち第5図〜第7図に示すように、けん引装置64
においては被けん引具63の凹部69に対してけん引具62の
ローラ75が上方から係合しており、そしてガイド装置14
5の両ガイドレール146,147間にホイール78が位置してい
ることから、その係合状態は強く維持されている。
また、可動体送り装置90においては、第8図〜第10図
に示すように、シリンダ110の収縮により押し引き杆111
が引かれ、リンク109を介して支持台95に引か力が作用
していることから、これら支持台95は縦軸93の周りに互
いに接近する方向に揺動し、以って両押圧ローラ103を
受圧体59の両側面に圧接させることになる。このとき両
押圧ローラ103は互いに逆方向に回転駆動されている。
すなわちサーボモータ96の駆動により出力軸101が回転
され、カップリング102を介して一体回転している駆動
軸100の回転は、押圧ローラ103に伝えられ、両押圧ロー
ラ103を互いに逆方向に強制回転Aさせている。
したがって強制回転Aされている押圧ローラ103を受
圧体59の両側面に圧接させていることでトロリ装置44に
移動力を与えることになり、以ってトロリ装置44は送り
出され一定経路43上で搬送Bされる。その際にトロリ装
置44は、前述したけん引装置64を介して、後続のトロリ
装置44群をけん引して搬送することになる。
このような可動体送り装置90によるトロリ装置44のけ
ん引での搬送時において、下流端側に位置しているトロ
リ装置44に対しては、その受圧体59の側面にブレーキ装
置120の押圧ローラ133が圧接作用していることから、こ
のトロリ装置44が逸走することを防止でき、さらにはけ
ん引装置64の係合部に隙間が生じることがなくて衝突音
など発生しない円滑なけん引搬送ならびにストレージを
行うことができる。
その際にブレーキ装置120の両押圧ローラ133には第11
図に示すように、搬送B方向とは逆方向に作用する回転
Cが作用しているが、実質的には可動体送り装置90の強
制回転A力のほうが強いために、同方向に回転Dされる
ことになり、以ってブレーキ作用が発生することにな
る。
前述したけん引による搬送Aは一定経路43中で行われ
るのであり、この一定経路43中に第12図で示すように傾
斜経路部43aが存在していたとき、トロリ装置44の前後
端におけるけん引装置64に、その傾斜角度に応じた相対
的な向き変化力が作用するが、これは引張りばね72に抗
して被けん引具63が縦軸心66の周りに回動することで吸
収し得、以って凹部69とローラ75とによる係合は維持さ
れることになる。
トロリ装置44が可動体送り装置90により完全に送り出
されたとき、ホイール78がガイド装置145の上昇部に案
内されることになり、以ってけん引具62は第5図仮想線
に示すように横軸73の周りに上動され、凹部69からロー
ラ75が外れることになる。
これによりフリー状態になったトロリ装置44に自走体
走行装置32の自走体5が、伝動装置35を介して連結され
る。すなわち第2図、第3図に示すように、伝動体25と
ホールド体30との間に受動体60を位置させることで行わ
れるが、その連結は、停止している伝動体25を移動して
きた受動体60がはね上げることにより、あるいは停止し
ている受動体60に移動してきたホールド体30がはね上げ
られることにより行われる。
このようにして伝動装置35を連結した状態で前記自走
体5は、その走行によってトロリ装置44を走行させ得
る。すなわち走行駆動装置9を作動させて駆動輪体11を
強制回転させる。これにより自走体5は、複数の輪体1
1,14により第1レール1に支持され、かつ複数の横振れ
防止用ローラ15,16により横振れを防止されるととも
に、複数の浮上り防止ローラ18,22により浮上り防止さ
れた状態で循環経路31上を走行し、そして走行力は、伝
動体25から受動体60を介してトロリ装置44に伝えられ
る。
これによりトロリ装置44は、案内用ローラ50,51なら
びに横振れ防止用ローラ52,53を介して第2レール41に
支持案内されて、一定経路43上を走行することになる。
その際にトロリ装置44が暴走しようとしたとき、ホール
ド体30に受動体60が衝突することでその暴走は防止され
る。
自走体5への給電は、信号・給電装置3に集電装置23
が摺接することで行われ、その際に地上制御部と制御盤
24との間で信号の授受が行われて、停止、走行の制御や
在席確認などが行われる。
上述のようにして走行させてきたトロリ装置44を一定
経路43でストレージさせる場合、まず解除装置150によ
って伝動装置35の係合を解除させる。すなわち第4図に
示すように解除装置150によって操作レバー29を実線か
ら仮想線に示すように揺動させ、第3図仮想線で示すよ
うに伝動体25を上方へ揺動させる。これによりトロリ装
置44を置きざりにした状態で、自走体5は通過して行く
ことになる。
置きざりにされたトロリ装置44の被係合具61に対して
フィーダ装置151が係合作用し、その送り作用によって
ブレーキ装置120の下手において、先行しているトロリ
装置44との間でけん引装置64が連結される。この連結
は、けん引具62の係合突起74に被けん引具63の被係合突
起68が衝突して、このけん引具62を上昇させることによ
り自動的に行われる。
発明の効果 上記構成の本第1発明によると、一定経路上でかつ循
環経路と重復する部分に位置している可動体は、伝動装
置の係合作用によって自走体と一体化できて、この自走
体の走行に伴って移動させることができ、また循環経路
と重復していない部分に位置している可動体は、その両
側面に当接している押圧ローラの少なくとも一方が回転
駆動装置により駆動されていることから、その摩擦伝動
力によって一定経路上を移動させることができる。した
がって可動体は、たとえば一定経路部では低速で移動で
きるとともに、循環経路は高速で移動できることにな
り、その移動速度を変えることができるとともに高価な
自走車を台数を少なくして効率よく稼動させることがで
きる。
そして前述したように可動体送り装置で移動させる際
に可動体の前後端を当接自在にしたときには、一定経路
の下手側の一箇所に可動体送り装置を設けることによっ
て可動体群を後押し移動させることができ、また可動体
の前後端間にたとえば系脱自在なけん引装置を設けたと
きには、一定経路上手側の一箇所に可動体送り装置を設
けることによって可動体群をけん引移動させることがで
きる。このように可動体送り装置は一定経路の一部にの
み設ければよくて残りの大部分は繁雑さを解消できる。
さらに、自走体の走行に伴って移動してきた可動体
が、可動体搬送装置に対して自走体走行装置が分岐する
部分に達したとき、まず解除装置によって伝動装置の係
合を解消でき、これにより可動体を置きざりにした状態
で、自走体を通過させることができ、次いで置きざりに
された可動体の被係合具に対してフィーダ装置を係合作
用させ、その送り作用によって可動体を、可動体送り装
置による搬送経路部分に移動できる。したがって、可動
体の移動速度を変化させながらの搬送は、自動的にかつ
常にスムースに行うことができる。
また上記構成の本第2発明によると、ハンガを有する
可動体を、伝動装置によって自走体と一体化すること
で、または回転駆動装置により駆動されている一対の押
圧ローラをその両側面に当接させることで、一定経路上
で移動させることができる。その際に吊り下げ形式の可
動体の移動は、左右方向で離れて配設されたレール間に
支持案内されることで、左右方向の揺れが少ない状態で
安定して行うことができ、また自走体走行装置を両レー
ル間に設けたことで、重複部分をコンパクトに形成でき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は経路重復部の
一部切欠き側面図、第2図は自走体走行装置部の正面
図、第3図は同要部の側面図、第4図は同要部の正面
図、第5図はけん引装置部の一部切欠き側面図、第6図
は第5図におけるVI−VI断面図、第7図は同VII−VII断
面図、第8図は可動体送り装置部の正面図、第9図は同
平面図、第10図は同一部切欠き側面図、第11図はブレー
キ装置部の平面図、第12図は経路形態を示す概略平面図
である。 1……第1レール、5……自走体、9……走行駆動装
置、11……駆動輪体、25……伝動体、31……循環経路、
32……自走体走行装置、35……伝動装置、40……可動体
搬送装置、41……第2レール、43……一定経路、43a…
…傾斜経路部、44……トロリ装置(可動体)、56……ハ
ンガ、59……受圧体、60……受動体、61……被係合具、
62……けん引具、63……被けん引具、64……けん引装
置、90……可動体送り装置、96……サーボモータ(回転
駆動装置)、103……押圧ローラ、104……作動装置、11
1……押し引き杆、120……ブレーキ装置、126……トル
クモータ、145……ガイド装置、150……解除装置、151
……フィーダ装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65G 47/61 B65G 47/61 A B66C 1/28 B66C 1/28 A 11/00 11/00 // B65G 17/20 B65G 17/20 A 47/52 101 47/52 101A (72)発明者 田口 英治 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番 11号 株式会社ダイフク内 (72)発明者 木村 昭雄 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東 自動車工業株式会社内 (72)発明者 川辺 慎二 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東 自動車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−7475(JP,A) 実開 平1−78611(JP,U) 実開 昭48−71582(JP,U) 特公 昭64−1757(JP,B2) 特公 昭60−288(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61B 10/00 - 10/04 B61B 13/06,13/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対のレールを配設し、これらレール
    に、それぞれ走行用ローラを有する前後複数のトロリを
    介して支持案内される可動体を一定経路上で移動自在と
    して可動体搬送装置を構成し、この可動体搬送装置の一
    部に重復させて、両レール間の位置において自走体を循
    環経路上で移動自在とした自走体走行装置を設け、前記
    可動体と自走体との間に係脱自在な伝動装置を設け、前
    記一定経路中で前記循環経路と重復しない部分に、前記
    可動体の側面に当接自在な左右一対の押圧ローラと、少
    なくとも一方の押圧ローラに連動する回転駆動装置とを
    有する可動体送り装置を設け、前記一定経路中で前記可
    動体搬送装置に対して自走体走行装置が分岐する部分
    に、前記伝動装置を離脱動させる解除装置と、前記可動
    体に設けた被係合具に作用して可動体の移動を行わせる
    フィーダ装置とを設けたことを特徴とする可動体の搬送
    設備。
  2. 【請求項2】可動体は下部にハンガを有し、左右一対の
    押圧ローラともに回転駆動装置に連動したことを特徴と
    する請求項1記載の可動体の搬送設備。
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