JP4483055B2 - 搬送設備 - Google Patents

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JP4483055B2
JP4483055B2 JP2000279001A JP2000279001A JP4483055B2 JP 4483055 B2 JP4483055 B2 JP 4483055B2 JP 2000279001 A JP2000279001 A JP 2000279001A JP 2000279001 A JP2000279001 A JP 2000279001A JP 4483055 B2 JP4483055 B2 JP 4483055B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々なものを支持搬送するのに利用される搬送設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の搬送設備としては、たとえば特開平10−111719号公報に示される構成が提供されている。この従来構成は、主軌道や分岐軌道に支持案内される搬送台車が設けられ、各軌道は、底壁と、左右の側壁と、上壁とからなり、上壁の幅方向中央に長手方向に沿うスリットを有せしめて形成されている。そして、少なくとも分岐点には、主軌道に沿ったガイドと分岐軌道に沿ったガイドとが設けられ、また搬送台車には、前記ガイドに倣う案内部材と、この案内部材をいずれか一方のガイドに振り分ける振り向け機構とが設けられている。
【0003】
ここでガイドとしては、主軌道に沿った磁性体製のガイドレールと分岐軌道に沿った磁性体製のガイドレールとが設けられ、そして案内部材として磁石ローラが設けられるとともに、この磁石ローラを、アームなどを介して左右のガイドレールに振り向けるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、主軌道や分岐軌道に対してそれぞれ磁性体製のガイドレールを別個に敷設しなければならず、製作や組み立て施工などにおいて面倒となる。また主軌道や分岐軌道は、底壁上に塵埃などが溜まることになり、その清掃などは容易に行えず、以てクリーンエアを下吹きするクリーンルームなどには容易に採用できない。
【0005】
さらに、分岐・合流が可能なレイアウトには制約があり、たとえば、軌道が平行に走っているレイアウトで、軌道間で搬送台車を移すようなレイアウトは困難であった。なおレーン間で搬送台車を移す構成としては、たとえば、特開平11−222122号公報に示される旋回テーブル形式が提供されているが、これによると構造が複雑になるとともに、両軌道間における搬送台車の走行を一旦停止しなければならなかった。
【0006】
そこで本発明のうち請求項1記載の発明は、塵埃などが溜まり難くしたレール装置によって直線状経路部や分岐・合流経路部を形成する構成でありながら、分岐・合流箇所でのレール装置に対する簡単な構造付加により、レイアウトには制約の無い分岐・合流を実現して、高能力・フレキシブルな搬送を可能にし得る搬送設備を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の搬送設備は、レール装置と、このレール装置に支持案内されて一定経路上で移動自在な移動体とからなる搬送設備であって、前記レール装置は左右一対のレール体からなり、両レール体にはそれぞれ、上向きの車輪支持面と内向きのローラガイド面とが形成され、前記一定経路は、並行状の一対の直線状経路部と、これら直線状経路部間に配置された分岐・合流経路部とにより形成され、これら経路部により形成される分岐・合流箇所には、直線状経路部に沿った直線側ガイド体と、分岐・合流経路部に沿った分岐・合流側ガイド体とが設けられ、前記移動体には、前記車輪支持面に支持案内される車輪と、前記ローラガイド面に案内されるサイドガイドローラと、前記ガイド体の横向きのガイド部に案内される方向規制用部材とが設けられ、この方向規制用部材は、移動体側に支持案内されて左右方向に移動自在な支持体に設けられて、左右動手段により支持体を左右動させることによって、直線側ガイド体に対応する位置と分岐・合流側ガイド体に対応する位置との間で左右動自在に構成され、両直線状経路部の直線側ガイド体は、並行側に対して外側に直線側ガイド部が形成されるとともに、内側に分岐・合流側ガイド部が形成され、分岐・合流側ガイド体は、分断された分岐側ガイド部材と合流側ガイド部材からなるとともに、分岐・合流側ガイド部に連なる分岐側ガイド部と合流側ガイド部が、相異なる向きとして形成され、そして合流側ガイド部材の遊端が上手側へ突出状の迎え部に形成されることで、分岐側ガイド部を移動してきた方向規制用部材が、迎え部に引き込み案内されたのち合流側ガイド部に導かれるように構成されていることを特徴としたものである。
【0008】
したがって請求項1の発明によると、移動体の移動は、その車輪群を車輪支持面に支持案内して転動させ、サイドガイドローラをローラガイド面に案内させることで、レール装置に案内させて行える。その際にレール装置は、左右一対のレール体により全長に亘って隙間を形成し得、この隙間による上下方向の貫通部によって空気の流れを妨げることがなくなる。
【0009】
そして直線状経路部上の移動体を、分岐・合流経路部側に分岐・合流させることなく直線状経路部で移動させるときには、左右動手段によって支持体を左右動させることで方向規制用部材を左右動し得、以て方向規制用部材を、分岐・合流経路部側とは離れる側に移動させる。これにより方向規制用部材を、直線側ガイド体の直線側ガイド部で案内することになり、以て移動体を、分岐・合流経路部に入り込ませることなく直線状経路部で安定して直進移動し得る。
【0010】
また一方の直線状経路部上の移動体を、分岐・合流経路部側に分岐・合流させるときには、左右動手段により支持体を左右動させることで方向規制用部材を左右動し得、これにより方向規制用部材を、直線側ガイド体の分岐・合流側ガイド部から、分岐・合流側ガイド体における分岐側ガイド部材の分岐側ガイド部へと案内することになり、以て移動体を、分岐・合流経路部へと分岐移動し得る。そして、分岐側ガイド部で案内している方向規制用部材を、合流側ガイド部材の迎え部に係合させて、強制的に引き込み案内したのち、合流側ガイド部材の合流側ガイド部により案内し得る。このように方向規制用部材を、迎え部から合流側ガイド部へと強制的に引き込み案内する際に、この方向規制用部材は支持体とともに移動され、以て案内をスムースに行える。次いで、合流側ガイド部で案内されている方向規制用部材を、直線側ガイド体の分岐・合流側ガイド部へと案内することになり、以て移動体を他方の直線状経路部に合流移動し得る。
【0011】
分岐・合流箇所において、レール体の車輪支持面上で転動していた一方の車輪は、両レール体間の隙間を越えて車輪支持面上で転動することになり、したがって車輪が隙間に落ち込み、自重により他方の車輪支持面側の車輪を中心にモーメントが発生して、移動体が傾斜しようとするが、このとき方向規制用部材を横向きのガイド体により案内することで、移動体側のモーメントを受止め得、これにより、移動体の傾斜を阻止しながら方向規制作用を行え、以て車輪は、隙間に落ち込むことなく隙間を越えることになる。
【0015】
そして本発明の請求項2記載の搬送設備は、上記した請求項1記載の構成において、方向規制用部材は、支持体を介して左右動自在に設けられ、左右動手段は、駆動部と、この駆動部の正逆駆動により支持体を左右動させる駆動伝達部とにより構成されるとともに、この駆動伝達部には伝達経路の接断装置が設けられていることを特徴としたものである。
【0016】
したがって請求項2の発明によると、左右動手段における駆動部の正逆駆動により、接断装置が接続状態の駆動伝達部を介して支持体を左右動させることで、方向規制用部材を左右動し得る。このように方向規制用部材を左右動させたのち、接断装置を分断させることで伝達経路をフリーにし得、これにより、ガイド体の案内時における方向規制用部材の左右動は、支持体とともに無理なくスムースに行える。
【0017】
さらに本発明の請求項3記載の搬送設備は、上記した請求項2記載の構成において、左右動限位置に達した支持体の保持を行う吸着手段が設けられていることを特徴としたものである。
【0018】
したがって請求項3の発明によると、左右動させた支持体を、吸着手段による吸着作用によって左右動限位置にて保持(拘束)し得、そして、ガイド体の案内時における方向規制用部材の左右動は、吸着手段による吸着を自動的に開放して、支持体とともに無理なくスムースに行える。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を、図1〜図8に基づいて説明する。
図1〜図5において、レール装置10は左右一対のレール体11,12からなり、これらレール体11,12は型材形状であって、線対称状として配設されている。そして両レール体11,12にはそれぞれ、その上面(上位面)により上向きの車輪支持面11A,12Aが形成され、上部でかつ内側に向いた面により内向きのローラガイド面11B,12Bが形成されている。さらに両レール体11,12にはそれぞれ、外側に向いた横向き蟻溝部11C,12Cと、下側に向いた下向き蟻溝部11D,12Dとが形成されている。
【0020】
両レール体11,12は、所定間隔置きで複数のレールヨーク1を介して天井梁2側に支持されている。すなわちレールヨーク1は、上板部1Aと、この上板部1Aの両端近くから垂下された側板部1Bと、これら側板部1Bの中間外面から外方へ突出された連結部1Cを有する状態で、正面視で門型状に一体形成されている。
【0021】
このレールヨーク1は、両連結部1Cに作用される連結具(ボルト・ナットなど)3を介して、天井梁2側に対して高さ位置変更自在にかつ姿勢調整自在に支持されている。そして側板部1Bの下部内面側に、両レール体11,12の外側面が当てつけられ、横向き蟻溝部11C,12Cを利用した連結具4を介して連結されている。これにより両レール体11,12は、所定の隙間Sを形成した状態で配設される。
【0022】
上記したように左右一対のレール体11,12からなるレール装置10により一定経路50が形成される。ここで一定経路50は、たとえば並行状の一対の直線状経路部51,52と、これら直線状経路部51,52間に配置された分岐・合流経路部53とにより形成されている。この分岐・合流経路部53では、前記左右一対のレール体11,12のうち分岐・合流経路部53側のレール体11,12により、それぞれ片側のレール体が連続して形成されている。
【0023】
すなわち分岐・合流経路部53においても、前記レール体11,12と断面形状が同一状の左右一対のレール体11a,12aが配設され、これらレール体11a,12aによりレール装置10aが構成されている。このうち分岐経路方向側のレール体11aは、直線状経路部52を形成する部分から、分岐・合流経路部53において直線状経路部51側に湾曲したのち、直線状経路部51を形成するレール体12の切断端部に接続する状態に形成されている。
【0024】
また、他方のレール体12aは前記レール体11aに沿うように形成されているが、その際に、直線状経路部51を形成する部分から、分岐・合流経路部53において直線状経路部52側に湾曲したのち、直線状経路部52を形成するレール体11の切断端部に接続する状態に形成されている。
【0025】
各経路部51〜53により形成される分岐・合流箇所には、直線状経路部51,52に沿った直線側ガイド体15,16と、分岐・合流経路部53に沿った分岐・合流側ガイド体17とが設けられている。ここでガイド体15,16、17は、左右一対のレール体11,12、11a,12a間でかつ上方位置に配設され、そしてレールヨーク1における上板部1Aの下面側に連結されている。
【0026】
前記直線側ガイド体15,16には、並行側に対して外側に直線側ガイド部15a,16aが形成されるとともに、内側に分岐・合流側ガイド部15b,16bが形成されている。
【0027】
また分岐・合流側ガイド体17は、分断された分岐側ガイド部材18と合流側ガイド部材19からなるとともに、分岐・合流側ガイド部15b,16bに連なる分岐側ガイド部18bと合流側ガイド部19bが、相異なる向きとして形成されている。さらに分断部は、合流側ガイド部材19の遊端が上手側へ突出状の迎え部19Aに形成されることで、分岐側ガイド部18bを移動してきた方向規制用部材(後述する。)が合流側ガイド部19bに導かれるように構成されている。
【0028】
なお、直線状経路部51に沿った直線側ガイド体15も、その始端部分は合流・分岐側へ突出状の迎え部15Aに形成されることで、移動してきた方向規制用部材が直線側ガイド部15aに導かれるように構成されている。
【0029】
前記レール装置10に支持案内されて一定経路50上で移動自在な自走体(移動体の一例)20が設けられる。この自走体20は、前記車輪支持面11A,12Aに支持案内されて転動自在な車輪21を有する前後一対のトロリ本体22と、両トロリ本体22の下端間に設けられた被搬送物の保持装置41と、一方の車輪21に連動した走行駆動装置23などにより構成されている。
【0030】
そして自走体20における両トロリ本体22には、前記ローラガイド面11B,12Bに案内される前後一対のサイドガイドローラ24が遊転自在に設けられている。さらに両トロリ本体22には、前記ガイド体15〜17の横向きのガイド部15a,15b、16a,16b、18b,19bに案内される方向規制用ローラ(方向規制用部材の一例)25が設けられている。ここで方向規制用ローラ25は、左右動手段30によって、直線側ガイド体15,16に対応する位置と分岐・合流側ガイド体17に対応する位置との間で左右動自在に構成されている。
【0031】
すなわち、トロリ本体22の上部には左右一対のブラケット26が設けられ、これらブラケット26間には、左右方向のガイドロッド27が前後一対に設けられている。そして、前記ガイドロッド27に支持案内されて左右方向に移動自在な支持体28が設けられ、この支持体28の上面側に、前記方向規制用ローラ25が縦方向ピン29を介して遊転自在に設けられている。
【0032】
前記左右動手段30は、正逆駆動自在な駆動部(駆動用モータ)31を有し、この駆動部31は、駆動軸を左右方向としてトロリ本体22の上部に設けられている。そしてトロリ本体22の上部には、前記駆動部31の正逆駆動により支持体28を左右動させる駆動伝達部32が設けられている。
【0033】
この駆動伝達部32は、左右方向軸心の周りに回転自在に設けられたカムローラ33と、このカムローラ33の外周面に形成された螺旋溝34と、前記駆動部31の駆動軸をカムローラ33に連動連結させる巻掛け伝動機構(タイミングベルト形式やチェーン形式など)35などにより構成されている。その際に駆動伝達部32には、伝達経路の接断を行うためのクラッチ(接断装置の一例)36が設けられている。
【0034】
前記螺旋溝34には、前記支持体28側に設けられたカムフォロア37が嵌合されている。なお前記支持体28は、全体あるいは左右の両端部分が磁性体からなり、そして両ブラケット26における支持体28が当接可能な位置には、左右動限位置に達した支持体28の吸着保持を行う磁石体(吸着手段の一例)38が埋め込み状に設けられている。
【0035】
上記構成の左右動手段30によると、駆動部31の正逆駆動により巻掛け伝動機構35を介してカムローラ33が正逆回転され、回転する螺旋溝34に嵌合されているカムフォロア37を介して支持体28が、ガイドロッド27に支持案内されて左右方向に移動され、以て支持体28を介して方向規制用ローラ25が左右動される。
【0036】
これにより方向規制用ローラ25は、直線側ガイド体15,16に対応する位置と、分岐・合流側ガイド体17に対応する位置との間で左右動自在に構成される。そして左右動限位置に達した支持体28は、磁石体38による吸着作用によって左右動限位置にて保持される。またクラッチ36が分断されることで、カムローラ33は自由回転(遊転)が可能となる。
【0037】
前記自走体20への給電は無接触給電方式で行われ、そのためにレール体11(11a),12(12a)には、下向き蟻溝部11Dを利用してコード線路13,14がレール長さ方向に配設され、そして自走体20のトロリ本体22間にはピックアップコイル39が設けられている。またトロリ本体22側には検出器40が設けられ、そして一定経路50側の所定箇所には走行制御用の被検出体(図示せず。)が設けられている。
【0038】
前記自走体20のトロリ本体22間には、前記保持装置41が吊下げ状に設けられている。この保持装置41は左右と下とが開放された箱枠状であって、その上面側が前記トロリ本体22に連結具42を介して連結されている。そして保持装置41内には、左右方向への移載手段(図示せず。)などが配設されている。なお両トロリ本体22には、外方(前方および後方)に突出されるストッパー体43が設けられている。
【0039】
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
自走体20の一定経路50での走行は、その車輪21群が車輪支持面11A,12Aに支持案内されて転動され、そしてサイドガイドローラ24がローラガイド面11B,12Bに案内されることで、レール装置10,10aに案内されて行われる。その際に自走体20側には、コード線路13,14に対向されるピックアップコイル39などを介して、無接触給電方式によって給電が行われる。
【0040】
このような状態での走行において、たとえば図6(a)の実線に示されるように、片側の直線状経路部52で走行されている自走体20は、分岐・合流箇所に到達する少し前に検出器40が被検出体を検出して、そのまま直進走行するか、あるいは分岐走行するかを判断し、進む方向(走行方向)側へ方向規制用ローラ25を移動させる。
【0041】
すなわち、判断に基づいた指示信号によって駆動部31が正逆駆動され、このときクラッチ36が接続されていることで、巻掛け伝動機構35を介してカムローラ33が正逆回転される。すると、回転する螺旋溝34に嵌合されているカムフォロア37を介して支持体28が、ガイドロッド27に支持案内されて左右方向に移動され、以て支持体28を介して方向規制用ローラ25が左右動される。
【0042】
これにより方向規制用ローラ25は、直線側ガイド体16に対応する位置と、分岐・合流側ガイド体17に対応する位置との間で左右動される。そして左右動限位置に達した支持体28は、磁石体38による吸着作用によって左右動限位置にて保持され、このときクラッチ36は分断される。なお、判断に基づいた指示信号を与えるときに、既に方向規制用ローラ25が進む方向側へ移動されていたときには、この指示信号はキャンセル状となり、駆動部31は駆動されない。
【0043】
たとえば、直線状経路部52で走行されている自走体20が、そのまま直進走行するように判断されたとき、方向規制用ローラ25は、図2や図4の仮想線、図6(a)の仮想線に示されるように、左側へ移動される。これにより方向規制用ローラ25は、直線側ガイド体16の直線側ガイド部16aに案内されることになり、以て自走体20は図6(a)の仮想線イに示されるように、そのまま直進走行されることになる。
【0044】
また、直線状経路部52で走行されている自走体20が、分岐・合流経路部53へ分岐走行するように判断されたとき、方向規制用ローラ25は、図1、図2や図4の実線、図5、図6(a)の実線に示されるように、右側へ移動される。これにより方向規制用ローラ25は、直線側ガイド体16の分岐・合流側ガイド部16bから、分岐・合流側ガイド体17における分岐側ガイド部材18の分岐側ガイド部18bへと案内されることになり、以て自走体20は図6(b)に示されるように、分岐・合流経路部53へ分岐走行されることになる。
【0045】
そして、分岐側ガイド部18bで案内されている方向規制用ローラ25は、分岐・合流側ガイド体17における合流側ガイド部材19の迎え部19Aに係合されて、強制的に引き込み案内されたのち、合流側ガイド部材19の合流側ガイド部19bへと案内されることになり、以て自走体20は図7(a)に示されるように、分岐・合流経路部53で走行されることになる。
【0046】
前述したように、方向規制用ローラ25が迎え部19Aから合流側ガイド部19bへと強制的に引き込み案内される際に、この方向規制用ローラ25は支持体28とともに左側に移動され、以て案内はスムースに行われる。
【0047】
すなわち支持体28は、磁石体38による吸着作用(磁力)によって右動限位置にて保持(拘束)されているが、このときクラッチ36が分断されてカムローラ33が遊転自在であることから、方向規制用ローラ25が合流側ガイド部19bに強制的に引き込み案内される際の引き込み力によって、磁石体38による吸着が開放されるとともに、カムフォロア37と螺旋溝34とを介してカムローラ33が遊転されることになり、以て方向規制用ローラ25は支持体28とともに左側に自動的に移動されることになる。
【0048】
次いで、合流側ガイド部19bで案内されている方向規制用ローラ25は、直線側ガイド体15の分岐・合流側ガイド部15bへと案内されることになり、以て自走体20は図7(b)に示されるように、直線状経路部51に合流走行されることになる。
【0049】
たとえば、図6(a)の仮想線ロに示されるように、合流側となる直線状経路部51で走行されている自走体20は、分岐・合流経路部53からの自走体20と衝突などしないように、相互に制御されている。
【0050】
そして自走体20が直線状経路部51で直進走行する場合、分岐・合流箇所の手前で方向規制用ローラ25を右側に移動させておけば、自走体20は直線側ガイド体15の直線側ガイド部15aに従って直進走行するが、このとき直線側ガイド体15の始端部分が迎え部15Aに形成されていることで、方向規制用ローラ25を右側に移動しておかなくても、迎え部15Aから直線側ガイド部15aへと右側に自動的に移動されることになる。
【0051】
なお、直線状経路部52で走行されている自走体20が分岐・合流経路部53へ分岐走行する際には、まず図6の(b)に示されるように、自走体20における左前の車輪21がレール体12,12a間の隙間(欠如部分)Sを越えて転動され、次いで図7の(a)に示されるように、左後の車輪21がレール体12,12a間の隙間Sを越えて転動される。したがって隙間Sを越えようとする車輪21がこの隙間Sに落ち込み、自走体20の自重により車輪支持面11A側の車輪21を中心にモーメントが発生し、自走体20が傾斜しようとする。
【0052】
しかし、このとき、隙間Sに位置された車輪21に対応されかつ右動限位置にある方向規制用ローラ25が、隙間Sとは反対側に向いている分岐側ガイド部18bに受止められて案内されることで、自走体20側のモーメントを受止め得る。これにより、自走体20が傾斜しようとすることを阻止しながら分岐走行がスムースに行われ、以て車輪21は、隙間Sに落ち込むことなく隙間Sを越えることになる。
【0053】
また、分岐・合流経路部53で走行されている自走体20が直線状経路部51へ合流走行する際には、まず自走体20における右前の車輪21がレール体11a,11間の隙間Sを越えて転動され、次いで図7の(b)に示されるように、右後の車輪21がレール体11a,11間の隙間Sを越えて転動される。
【0054】
このようなとき、隙間Sに位置された車輪21に対応されかつ左動限位置にある方向規制用ローラ25が、隙間Sとは反対側に向いている合流側ガイド部19bに受止められて案内されることで、自走体20側のモーメントを受止め得る。これにより、自走体20が傾斜しようとすることを阻止しながら合流走行がスムースに行われ、以て車輪21は、隙間Sに落ち込むことなく隙間Sを越えることになる。
【0055】
さらに、図6(a)の仮想線ロに示される直線状経路部51の自走体20が分岐・合流箇所で直進走行する際には、まず自走体20における左前の車輪21がレール体11a,12a間の隙間Sを越えて転動され、次いで左後の車輪21がレール体11a,12a間の隙間Sを越えて転動される。
【0056】
このようなとき、隙間Sに位置された車輪21に対応されかつ右動限位置にある方向規制用ローラ25が、隙間Sとは反対側に向いている直線側ガイド部15aに受止められて案内されることで、自走体20側のモーメントを受止め得る。これにより、自走体20が傾斜しようとすることを阻止しながら直進走行がスムースに行われ、以て車輪21は、隙間Sに落ち込むことなく隙間Sを越えることになる。
【0057】
上記した実施の形態のように、左右一対のレール体11(11a),12(12a)によりレール装置10(10a)を構成したことで、このレール装置10(10a)は全長に亘って隙間Sを形成し得、この隙間Sによる上下方向の貫通部によって空気の流れを妨げることがなくなり、以てクリーンエアを下吹きするクリーンルームであったとしても好適に採用し得る。
【0058】
上記した実施の形態では、直線状経路部52の自走体20が分岐・合流経路部53を介して直線状経路部51へ分岐・合流されているが、これは図8に示されるように、直線状経路部51の自走体20が分岐・合流経路部53を介して直線状経路部52へ分岐・合流されるレイアウトも可能である。
【0059】
図9の(a)〜(c)、図10の(a)〜(f)は、本発明の種々な実施の形態(レイアウト)を示している。
図9の(a)は、直線状経路部51,52の自走体20が、分岐経路部54を介して別の経路部55へ分岐可能とされた形式とされている。
【0060】
図9の(b)は、別の経路部55の自走体20が、合流経路部56を介して直線状経路部51,52へ合流可能とされた形式とされている。
図9の(c)は、直線状経路部51,52の自走体20が、分岐経路部54を介してステーション経路部57へ分岐可能とされ、さらにステーション経路部57から合流経路部56を介して直線状経路部51,52へ合流可能とされた形式とされている。なおステーション経路部57には、被搬送物の積み下ろしを行うステーション58が設けられている。
【0061】
図10の(a)は、長円無端状の一定経路50における両直線状経路部51,52に、それぞれ複数のステーション経路部57が分岐、合流された形式とされている。
【0062】
図10の(b)は、長円無端状の一定経路50における一方の直線状経路部52にのみ、複数(単数)のステーション経路部57が分岐、合流された形式とされている。
【0063】
図10の(c)は、長円無端状の一定経路50における一方の直線状経路部52(または両直線状経路部51,52)に、有端の別の経路部55が分岐された形式とされている。ここで別の経路部55の終端に達した自走体20は、昇降手段(エレベータ)59によって他の階(上階、下階)に移動される。なお、有端の別の経路部55は複数箇所に設けられてもよい。
【0064】
図10の(d)は、長円無端状の一定経路50における一方の直線状経路部52(または両直線状経路部51,52)に有端の別の経路部55が分岐され、そして別の経路部55から単数または複数の有端の別の経路部55が順次分岐された形式とされている。なお、有端の別の経路部55は複数箇所に設けられてもよい。
【0065】
図10の(e)は、長円無端状の一定経路50における一方の直線状経路部52(または両直線状経路部51,52)に、有端の別の経路部55が合流された形式とされている。ここで別の経路部55の始端には、他の階(上階、下階)からの自走体20が昇降手段(エレベータ)59によって移動される。なお、有端の別の経路部55は複数箇所に設けられてもよい。
【0066】
図10の(f)は、長円無端状の一定経路50における一方の直線状経路部52(または両直線状経路部51,52)に、有端の別の経路部55が合流され、そして別の経路部55に単数または複数の有端の別の経路部55が順次合流された形式とされている。なお、有端の別の経路部55は複数箇所に設けられてもよい。
【0067】
上記した図10の(a)〜(f)では、長円無端状の一定経路50における一方の直線状経路部52(または両直線状経路部51,52)に対するレイアウトが示されているが、これは図8に示されるように、並行された一対の直線状経路部51,52からなる一定経路50に同様のレイアウトが施工されたものであってもよい。
【0068】
また図10の(a)に示されるように、一対の直線状経路部51,52間(一箇所または複数箇所)にターン経路部60が分岐・合流されるレイアウトも可能である。これによると、自走体20を、ターン経路部60を利用してターン走行させることで、ショートカット走行が行えて、作業時間の短縮が可能となる。
【0069】
上記した実施の形態では、移動体として、給電が無接触給電方式で行われる自走体20が示されているが、これは給電が接触給電方式で行われる自走体20であってもよい。また、駆動チェーンなど他の駆動装置から移動力が付与される台車形式の移動体などであってもよい。さらに走行駆動は、リニアモータ駆動形式であってもよい。
【0070】
上記した実施の形態では、自走体20に保持装置41が吊下げ状に設けられた形式が示されているが、これは、たとえば床側で走行される台車(移動体)から保持装置が立設される形式(フロア形式)などであってもよい。
【0071】
上記した実施の形態では、直線側ガイド体15、16のガイド部15a,15b、16a,16bや、分岐・合流側ガイド体17におけるガイド部材18,19のガイド部18b,19bとしてガイド面が採用され、そして方向規制用部材として方向規制用ローラ25が採用されているが、ガイド面に案内される方向規制用部材としては摺動自在な突起体などであってもよい。また、ガイド面がラック面であり、そして方向規制用ローラ25が方向規制用ピニオンである組み合せであってもよい。
【0072】
上記した実施の形態では、検出器40が被検出体を検出して判断することに基づいて、左右動装置30を介して方向規制用ローラ25を左右動させているが、これは、分岐・合流箇所を通過した後に、検出器40が被検出体を検出することに基づいて、方向規制用ローラ25の位置が最初の状態に戻される(リセットされる)形式であってもよい。
【0073】
上記した実施の形態では、自走体20のトロリ本体22間に保持装置41が吊下げ状に設けられ、そして保持装置41内に左右方向への移載手段が配設されているが、保持装置41に上下方向の移載手段が配設された形式であってもよい。また、単に物品を載せるだけの荷受け台を搭載した形式や、また物品を直接に載せるだけの形式など、種々な形式のものが採用される。
【0074】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、移動体の移動は、その車輪群を車輪支持面に支持案内して転動させ、サイドガイドローラをローラガイド面に案内させることで、レール装置に案内させて安定して行うことができる。その際にレール装置は、左右一対のレール体により全長に亘って隙間を形成でき、この隙間による上下方向の貫通部によって空気の流れを妨げることがなくなり、以てクリーンエアを下吹きするクリーンルームであったとしても好適に採用できる。
【0075】
そして直線状経路部上の移動体を、分岐・合流経路部側に分岐・合流させることなく直線状経路部で移動させるときには、左右動手段によって支持体を左右動させることで方向規制用部材を左右動でき、以て方向規制用部材を分岐・合流経路部側とは離れる側に移動できる。これにより方向規制用部材を、直線側ガイド体の直線側ガイド部で案内できて、移動体を、分岐・合流経路部に入り込ませることなく直線状経路部で安定して直進移動できる。
【0076】
また一方の直線状経路部上の移動体を、分岐・合流経路部側に分岐・合流させるときには、左右動手段により支持体を左右動させることで方向規制用部材を左右動でき、これにより方向規制用部材を、直線側ガイド体の分岐・合流側ガイド部から、分岐・合流側ガイド体における分岐側ガイド部材の分岐側ガイド部へと案内できて、移動体を、分岐・合流経路部へと円滑にかつ確実に分岐移動できる。そして、分岐側ガイド部で案内している方向規制用部材を、合流側ガイド部材の迎え部に係合させて、強制的に引き込み案内したのち、合流側ガイド部材の合流側ガイド部により案内できる。このように方向規制用部材を、迎え部から合流側ガイド部へと強制的に引き込み案内する際に、この方向規制用部材は支持体とともに移動でき、以て案内をスムースに行うことができる。次いで、合流側ガイド部で案内している方向規制用部材を、直線側ガイド体の分岐・合流側ガイド部へと案内することで、移動体を他方の直線状経路部に合流移動できる。これにより、並行状の直線状経路部間での移動体の乗り移りを、円滑にかつ確実に行うことができ、以てレイアウトとしてはより制約の無い分岐・合流を実現できる。
【0077】
分岐・合流箇所においては、レール体の車輪支持面上で転動していた一方の車輪は、両レール体間の隙間を越えて車輪支持面上で転動することになり、したがって車輪が隙間に落ち込み、自重により他方の車輪支持面側の車輪を中心にモーメントが発生して、移動体が傾斜しようとするが、このとき方向規制用部材を横向きのガイド体により案内することで、移動体側のモーメントを受止めることができて、移動体の傾斜を阻止しながら方向規制作用を行え、以て車輪は、隙間に落ち込むことなく安定して隙間を越えることができる。
【0078】
このように、塵埃などが溜まり難くしたレール装置によって直線状経路部や分岐・合流経路部を形成する構成でありながら、分岐・合流箇所でのレール装置に対する簡単な構造付加により、レイアウトとしては制約の無い分岐・合流を実現できて、高能力・フレキシブルな搬送を可能にできる。
【0082】
そして上記した本発明の請求項2によると、左右動手段における駆動部の正逆駆動により、接断装置が接続状態の駆動伝達部を介して支持体を左右動させることで、方向規制用部材を左右動でき、こののち、接断装置を分断させることで伝達経路をフリーにでき、これにより、ガイド体の案内時における方向規制用部材の左右動は、制御を不要として、支持体とともに無理なくスムースに行うことができる。
【0083】
さらに上記した本発明の請求項3によると、左右動させた支持体を、吸着手段による吸着作用によって左右動限位置にて保持(拘束)でき、そして、ガイド体の案内時における方向規制用部材の左右動は、吸着手段による吸着を自動的に開放して、支持体とともに無理なくスムースに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、搬送設備における分岐・合流部分の斜視図である。
【図2】同搬送設備における一部切り欠き正面図である。
【図3】同搬送設備における要部の一部切り欠き側面図である。
【図4】同搬送設備における要部の平面図である。
【図5】同搬送設備における移動体の要部の斜視図である。
【図6】同搬送設備における分岐・合流箇所の平面図で、(a)は分岐前、(b)は分岐時を示す。
【図7】同搬送設備における分岐・合流箇所の平面図で、(a)は分岐・合流時、(b)は合流時を示す。
【図8】同搬送設備における概略平面図である。
【図9】本発明の別の実施の形態を示し、(a)〜(c)は種々な実施の形態を示す概略平面図である。
【図10】本発明のさらに別の実施の形態を示し、(a)〜(f)は種々な実施の形態を示す概略平面図である。
【符号の説明】
10 レール装置
10a レール装置
11 レール体
11a レール体
11A 車輪支持面
11B ローラガイド面
12 レール体
12a レール体
12A 車輪支持面
12B ローラガイド面
13 コード線路
14 コード線路
15 直線側ガイド体
15a 直線側ガイド部
15b 分岐・合流側ガイド部
15A 迎え部
16 直線側ガイド体
16a 直線側ガイド部
16b 分岐・合流側ガイド部
17 分岐・合流側ガイド体
18 分岐側ガイド部材
18b 分岐側ガイド部
19 合流側ガイド部材
19b 合流側ガイド部
19A 迎え部
20 自走体(移動体)
21 車輪
22 トロリ本体
23 走行駆動装置
24 サイドガイドローラ
25 方向規制用ローラ(方向規制用部材)
28 支持体
30 左右動手段
31 駆動部
32 駆動伝達部
33 カムローラ
34 螺旋溝
35 巻掛け伝動機構
36 クラッチ(接断装置)
37 カムフォロア
38 磁石体(吸着手段)
39 ピックアップコイル
40 検出器
41 保持装置
50 一定経路
51 直線状経路部
52 直線状経路部
53 分岐・合流経路部
54 分岐経路部
55 別の経路部
56 合流経路部
57 ステーション経路部
S 隙間

Claims (3)

  1. レール装置と、このレール装置に支持案内されて一定経路上で移動自在な移動体とからなる搬送設備であって、前記レール装置は左右一対のレール体からなり、両レール体にはそれぞれ、上向きの車輪支持面と内向きのローラガイド面とが形成され、前記一定経路は、並行状の一対の直線状経路部と、これら直線状経路部間に配置された分岐・合流経路部とにより形成され、これら経路部により形成される分岐・合流箇所には、直線状経路部に沿った直線側ガイド体と、分岐・合流経路部に沿った分岐・合流側ガイド体とが設けられ、前記移動体には、前記車輪支持面に支持案内される車輪と、前記ローラガイド面に案内されるサイドガイドローラと、前記ガイド体の横向きのガイド部に案内される方向規制用部材とが設けられ、この方向規制用部材は、移動体側に支持案内されて左右方向に移動自在な支持体に設けられて、左右動手段により支持体を左右動させることによって、直線側ガイド体に対応する位置と分岐・合流側ガイド体に対応する位置との間で左右動自在に構成され、両直線状経路部の直線側ガイド体は、並行側に対して外側に直線側ガイド部が形成されるとともに、内側に分岐・合流側ガイド部が形成され、分岐・合流側ガイド体は、分断された分岐側ガイド部材と合流側ガイド部材からなるとともに、分岐・合流側ガイド部に連なる分岐側ガイド部と合流側ガイド部が、相異なる向きとして形成され、そして合流側ガイド部材の遊端が上手側へ突出状の迎え部に形成されることで、分岐側ガイド部を移動してきた方向規制用部材が、迎え部に引き込み案内されたのち合流側ガイド部に導かれるように構成されていることを特徴とする搬送設備。
  2. 方向規制用部材は、支持体を介して左右動自在に設けられ、左右動手段は、駆動部と、この駆動部の正逆駆動により支持体を左右動させる駆動伝達部とにより構成されるとともに、この駆動伝達部には伝達経路の接断装置が設けられていることを特徴とする請求項1記載の搬送設備。
  3. 左右動限位置に達した支持体の保持を行う吸着手段が設けられていることを特徴とする請求項2記載の搬送設備。
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