JP4301214B2 - 搬送用走行体の配送設備 - Google Patents

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本発明は、主レールと当該主レールに接続可能な可動レールとの間で、自走手段を具備しない搬送用走行体を外部からの摩擦駆動により乗り移りさせるための受け渡し装置を備えた配送設備に関するものである。
この種の搬送用走行体の配送設備は、搬送用走行体の走行経路切り換えのための手段や、搬送用走行体の主たる走行経路である本線から複数のストレージ用支線に搬送用走行体を分配すると共にストレージ用支線から本線に搬送用走行体を戻すための手段、或いは搬送用走行体の走行経路途中で搬送用走行体の前後向きを反転させるための手段などとして活用されている。例えば特許文献1に記載の搬送用走行体の配送設備は、自動車ボディを搬送する台車状の搬送用走行体を正方向に走行させる第一の走行経路から搬送用走行体を逆方向に走行させる第二の走行経路へ移載させるトラバーサー形式の可動レールを使用するものであるが、搬送用走行体を第一の走行経路から可動レール上に乗り移らせるための駆動手段として、第一の走行経路の終端部に配設された摩擦駆動輪と可動レール上の摩擦駆動輪とが使用され、搬送用走行体を可動レール上から第二の走行経路に乗り移らせるための駆動手段として、第二の走行経路の始端部に配設された摩擦駆動輪と可動レール上の前記摩擦駆動輪とが使用されている。
特開2001−97546号公報
上記のように従来のこの種の搬送用走行体の配送設備では、可動レール側だけではなく、この可動レールが接続する各走行経路側にも摩擦駆動輪が必要になるばかりでなく、各走行経路側の摩擦駆動輪の制御も必要であるため、制御系も複雑になり、全体として設備コストが非常に高くつく問題点があった。特に、多数台の搬送用走行体をストレージするための多数のストレージ用レールが並設され、可動レールは横動して任意のストレージ用レールと接続可能に構成されたストレージのための搬送用走行体の配送設備では、数多くの全てのストレージ用レール毎に摩擦駆動輪を併設しなければならず、設備コストの点で実用的ではなかった。勿論、可動レール側の押し引き駆動手段で搬送用走行体を乗り移らせるように構成した搬送用走行体の配送設備も考えられたが、長尺物を搬送する全長の長い搬送用走行体を取り扱う設備の場合、搬送用走行体側の被係止部と係合する押し引き駆動手段側の係止具のストロークも搬送用走行体の全長に合わせて長くなり、押し引き駆動手段が大型で複雑なものとなり、やはり実用的ではなかった。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る搬送用走行体の配送設備を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、移動体7に支持され且つ当該移動体7の移動により主レール(ストレージ用レール18aなど)に接続し得る可動レール6と、この可動レール6と前記主レール(ストレージ用レール18aなど)との間で搬送用走行体1を外部からの摩擦駆動により乗り移りさせるための受け渡し装置21Aとを備えた搬送用走行体の配送設備であって、搬送用走行体1にはその移動方向と平行な摩擦駆動面4aが全長にわたって設けられ、前記受け渡し装置21Aは、前記可動レール6に併設され且つ前記摩擦駆動面4aに圧接可能な摩擦駆動輪24と、この摩擦駆動輪24を前記摩擦駆動面4aに圧接する駆動位置と前記摩擦駆動面4aから離間した駆動解除位置との間で位置切り換えする摩擦駆動輪位置切換手段25と、この摩擦駆動輪24を可動レール6に支持されている搬送用走行体1の摩擦駆動面4aに圧接し得る後退位置Rと前記主レール(ストレージ用レール18aなど)に支持されている搬送用走行体1の摩擦駆動面4aに圧接し得る進出位置Fとの間で往復移動させる摩擦駆動輪移動手段26とを備えた構成となっている。
上記の本発明を実施する場合、具体的には請求項2に記載のように、前記可動レール6は搬送用走行体1の全長と同一か又はこれに近い長さを有するものとし、前記摩擦駆動輪24の後退位置Rと進出位置Fとは、前記可動レール6と前記主レール(ストレージ用レール18aなど)との接続端部の近くに設定することができる。
又、請求項3に記載のように、前記可動レール6は搬送用走行体1の全長と同一か又はこれに近い長さを有するものとし、摩擦駆動輪24の前記後退位置Rは、前記可動レール6で支持されている搬送用走行体1の全長のほぼ中央位置において摩擦駆動面4aに摩擦駆動輪が当接し得る1箇所を設定し、摩擦駆動輪24の前記進出位置としては、可動レール6の一端が接続する一方の主レール57Aで支持される搬送用走行体1の摩擦駆動面4aに摩擦駆動輪24が当接し得る第一の進出位置F1と、可動レール6の他端が接続する他方の主レール57Bで支持される搬送用走行体1の摩擦駆動面4aに摩擦駆動輪24が当接し得る第二の進出位置F2の2箇所を設定することができる。
又、請求項4に記載のように、前記摩擦駆動輪移動手段26は、前記可動レール6と平行に移動可能に前記移動体7に支持された可動体27と、この可動体27を往復移動させる駆動手段28とから構成し、前記摩擦駆動輪位置切換手段25は、前記可動体27に搬送用走行体1の摩擦駆動面4aに対する遠近方向移動自在に支持され且つ前記摩擦駆動輪24が支持された摩擦駆動輪支持部材40と、前記可動体27に搬送用走行体1の摩擦駆動面4aに対する遠近方向移動自在に支持された駆動部材41と、この駆動部材41と前記摩擦駆動輪支持部材40とを一定範囲内遠近方向移動自在に連結する連結具42と、前記駆動部材41に対して前記摩擦駆動輪支持部材40を搬送用走行体1の摩擦駆動面4aに接近させる方向に付勢するスプリング43と、前記駆動部材41を往復移動させる駆動手段44とから構成することができる。
上記請求項4に記載の構成を採用する場合、請求項5に記載のように、前記摩擦駆動輪移動手段26の駆動手段28は、前記可動体27に移動方向と平行に設けられたラックギヤ33と、前記移動体7側に軸支され且つ前記ラックギヤ33に咬合するピニオンギヤ34と、このピニオンギヤ34を正逆回転駆動するモーター36とから構成することができる。
又、請求項6に記載のように、前記摩擦駆動輪24には、前記摩擦駆動輪移動手段26による往復移動方向の前後両側に、前記搬送用走行体1の摩擦駆動面4aに当接する一対のガイドローラー37a,37bを配設し、これら一対のガイドローラー37a,37bが前記摩擦駆動輪移動手段26により往復移動する摩擦駆動輪24と一体に移動するように構成することができる。
更に、請求項7に記載のように、前記摩擦駆動輪24との間で搬送用走行体1を挟むバックアップローラー53a,53b,56a,56bを設けることができる。このバックアップローラー53a,53b,56a,56bは、請求項8に記載のように、前記摩擦駆動輪24に対して前記摩擦駆動輪移動手段26による当該摩擦駆動輪24の往復移動方向の前後両側に並設することができるし、請求項9に記載のように、前記バックアップローラーとして、後退位置Rにある前記摩擦駆動輪24に対応する位置において前記可動レール6側に位置固定されたバックアップローラー53a,53bと、進出位置Fにある前記摩擦駆動輪24に対応する位置において前記主レール(ストレージ用レール18aなど)側に位置固定されたバックアップローラー56a,56bとを設けることができる。
更に、請求項10に記載のように、可動レール6と当該可動レール6が接続状態にある主レール57との間の隙間を埋める開閉自在な補助レール58を前記可動レール6の端部に設けることができる。この場合、請求項11に記載のように、前記補助レール58は、可動レール6の端部に上下揺動自在に軸支すると共に、当該補助レール58を起立開放姿勢と主レール57に接続する使用姿勢とに切り換える駆動手段60を設け、この補助レール58と主レール57とには、補助レール58が主レール57に接続する使用姿勢になったときに互いに嵌合して両レール57,58の左右横方向の位置ずれを防止する上下方向の嵌合部(ガイドプレート74a,74bと嵌合部材75)を設けることができる。
又、請求項12に記載のように、前記可動レール6の搬送用走行体受け渡し側端部には、搬送用走行体1の補助レール58側への移動を止める開閉自在なストッパー(ストッパー65を設け、このストッパー65と前記補助レール58とを、前記補助レール58が起立開放姿勢にあるときはストッパー65が搬送用走行体1を制止する作用姿勢になると共に前記補助レール58が使用姿勢にあるときはストッパー65が搬送用走行体1の補助レール58側への走行を許す非作用姿勢になるように互いに連動させることができる。
又、請求項13に記載のように、前記主レール57の搬送用走行体受け渡し側端部には、搬送用走行体1の可動レール6側への移動を止める開閉自在なストッパー69を設け、前記補助レール58側には、前記ストッパー69の操作手段81を設け、前記補助レール58が起立開放姿勢から使用姿勢に切り換わるとき、前記操作手段81が前記ストッパー69を作用姿勢から非作用姿勢に切り換えると共に、前記補助レール58が使用姿勢から起立開放姿勢に切り換わるとき、前記ストッパー69が非作用姿勢から作用姿勢に切り換わるように構成することができる。
上記構成の本発明に係る搬送用走行体の配送設備では、可動レールが接続状態にある主レール側から当該可動レール側に搬送用走行体を乗り移らせる場合、駆動解除位置にある摩擦駆動輪を進出位置に移動させた後に駆動位置に切り換えて、当該摩擦駆動輪を主レール側の所定位置に停止している搬送用走行体の摩擦駆動面に当接させ、係る状態で当該摩擦駆動輪を搬送用走行体引き込み方向に回転駆動させ、搬送用走行体を主レール側から可動レール側へ推進させると同時に、摩擦駆動輪を後退位置まで移動させることにより、搬送用走行体の全体を可動レール側に乗り移らせることができる。又、逆に、可動レールが接続状態にある主レール側へ当該可動レール側から搬送用走行体を乗り移らせる場合、後退位置にある摩擦駆動輪を駆動位置に切り換えて当該搬送用走行体の摩擦駆動面に圧接させると共に搬送用走行体送り出し方向に回転駆動させ、搬送用走行体を可動レール側から主レール側へ推進させると同時に、摩擦駆動輪を進出位置まで移動させることにより、搬送用走行体の全体を主レール側に乗り移らせることができる。
即ち、本発明の搬送用走行体の配送設備によれば、摩擦駆動輪は可動レール側にのみ設ければ良く、この可動レールが移動や回転により接続し得る主レールが搬送用走行体をストレージするストレージ用レールであって、可動レールの移動経路脇に数多く並設されるストレージ設備であっても、可動レールと各ストレージ用レール(主レール)との間で搬送用走行体を乗り移らせるための手段や制御にかかるコストを最小限に抑えて、安価に実施することができるのである。勿論、摩擦駆動輪は実際に搬送用走行体を可動レール側に引き込み駆動するときや逆に主レール側へ送り出し駆動するときのみ、搬送用走行体の摩擦駆動面に圧接する駆動位置に切り換え、それ以外の摩擦駆動輪を駆動開始位置となる進出位置まで移動させたり、搬送用走行体の送り出し駆動が完了した後の摩擦駆動輪を後退位置まで戻したりするときには搬送用走行体の摩擦駆動面から離間した駆動解除位置に切り換えるものであるから、駆動開始時まで搬送用走行体の位置をロックする手段を併用しなくとも、或いは摩擦駆動面に対する摩擦駆動輪の圧接力を大きくして確実強力な駆動が可能なようにしても、摩擦駆動輪の移動に追従して搬送用走行体が求めない方向に移動するようなことが無くなり、所期通りの作用を確実に行わせることができるのである。
尚、本発明を実施する場合、請求項2に記載の構成によれば、長尺物を搬送する全長の長い搬送用走行体を取り扱う設備であっても、摩擦駆動輪の往復移動のストロークが短くて済み、摩擦駆動輪移動手段を小型且つ安価に構成できる。又、請求項3に記載の構成によれば、可動レールとその両端がそれぞれ接続する主レールとの間の搬送用走行体の受け渡しを1つの摩擦駆動輪で行わせることができる。又、請求項4や請求項5に記載の構成を採用することにより、本発明の配送設備を容易且つ安価に実施することができる。
更に、請求項6に記載の構成によれば、摩擦駆動輪で摩擦駆動する搬送用走行体の姿勢を走行方向と平行な姿勢に維持させることができ、可動レールとこれが接続状態にある主レールとの間での摩擦駆動輪による搬送用走行体の乗り移し推進駆動を良好且つ確実に行わせることができる。
又、請求項7に記載の構成によれば、搬送用走行体の摩擦駆動面と摩擦駆動輪との間に必要な大きさの摩擦力を確実に発生させながら当該搬送用走行体が摩擦駆動輪の圧接により傾くのを防止できるので、トロリーを介してガイドレールに吊り下げられるタイプの搬送用走行体であっても、当該搬送用走行体を確実に推進駆動させることができる。この場合、請求項8に記載の構成によれば、当該バックアップローラーの作用をより確実にすることができる。又、請求項9に記載の構成によれば、バックアップローラーを使用した構成を簡単容易に実施することができる。
更に、請求項10に記載の構成によれば、可動レールを移動させるときに多少の揺れを伴っても可動レールと主レールとが接触することが無いように、可動レールの移動経路と主レールとの間の隙間を十分に大きくすることができ、しかも可動レールとこれが接続状態にある主レールとの間の搬送用走行体の乗り移りを、両レール間の隙間を埋める補助レールの存在により安全確実に行わせることができる。この場合、請求項11に記載の構成によれば、前記補助レールの姿勢の切り換えを利用して、可動レールとこれが接続状態にある主レールとの間の左右横方向の位置ずれを防止することができ、一層安全確実に両レール間での搬送用走行体の乗り移りを行わせることができる。
又、請求項12や請求項13に記載の構成によれば、可動レールで支持される搬送用走行体が当該可動レールの移動中に遊動して当該可動レールから脱落するような事故や、主レールに可動レールが接続されていない状況において、当該主レールに支持されている搬送用走行体が遊動して当該主レールから脱落するような事故を、ストッパーで未然に防止することができ、しかもこのストッパーの開閉動作を人為的に行わなくとも、前記補助レールの姿勢切り換えを利用して自動的に行わせることができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1は搬送用走行体であって、ハンガー2を介して長尺被搬送物3を吊り下げるロードバー4の両端部と中間複数箇所にトロリー5を備えている。尚、ロードバー4は、従来周知のように、長さ方向の複数箇所(例えば各トロリー5の位置)で少なくとも水平方向に折曲できるように分割されている。
6は可動レールであって、搬送用走行体1(ロードバー4)の全長とほぼ等しい全長(図示例ではロードバー4の全長より若干長い全長)を有し、1台の搬送用走行体1を各トロリー5を介して移動可能に吊り下げることができる。7は可動レール6を吊り下げる可動レール吊下移動体であって、床面上に敷設された2列のガイドレール8a,8bに底部四隅に軸支された走行用車輪9を介して、可動レール6の長さ方向に対し直交する水平方向に横動可能に支持された、門形台車形式のものである。10は可動レール吊下移動体7の走行用駆動手段であって、ガイドレール8a,8bの中間位置で床面上に敷設された横向きのラックギヤ11と、可動レール吊下移動体7に据え付けられて出力軸に前記ラックギヤ11に咬合するピニオンギヤ12が取り付けられた減速機付きモーター13とから構成されている。
尚、可動レール吊下移動体7の浮き上がりを防止するために、可動レール吊下移動体7には、ガイドレール8a,8bから内側に張り出す張出レール板14の下側に隣接する水平軸ローラー15が設けられ、可動レール吊下移動体7の走行方向を規制するために、可動レール吊下移動体7には、ラックギヤ11に隣接して床面上に敷設されたガイドレール16を左右両側から挟む一対の垂直軸ローラー17a,17bが走行方向の前後2箇所に設けられている。
上記可動レール吊下移動体7の走行経路の左右両側には、当該可動レール吊下移動体7の横動により可動レール6の前後両端を同時に接続させることができるストレージ用レール18a,18bが可動レール吊下移動体7の走行方向適当間隔おきに並設されたストレージエリア18A,18Bが配設されると共に、当該ストレージエリア18A,18Bの外側には、可動レール吊下移動体7の横動により可動レール6の前後両端を同時に接続させることができる入庫用主レール19と出庫用主レール20とが架設されている。
上記構成の可動レール吊下移動体7に吊り下げられた可動レール6には、図1及び図3に示すように、その両端部に搬送用走行体受け渡し装置21A,21Bとバックアップ手段22A,22Bとが併設され、前記ストレージ用レール18a,18bと入出庫用主レール19,20の可動レール6に接続する受け渡し端部には、バックアップ手段23A,23Bが併設されている。
搬送用走行体受け渡し装置21A,21Bは前後対称形のものであって、搬送用走行体1のロードバー4の全長にわたって連続する一側面で構成された摩擦駆動面4aを利用して当該搬送用走行体1を推進駆動するものであり、図4に示された片側の搬送用走行体受け渡し装置21Aを参照して説明すると、各搬送用走行体受け渡し装置21A,21Bは、前記摩擦駆動面4aに圧接可能な摩擦駆動輪24と、この摩擦駆動輪24を前記摩擦駆動面4aに圧接する駆動位置と前記摩擦駆動面4aから離間した駆動解除位置との間で位置切り換えする摩擦駆動輪位置切換手段25と、この摩擦駆動輪24を可動レール6に支持されている搬送用走行体1の摩擦駆動面4aに圧接し得る後退位置Rと前記ストレージ用レール18a,18bなどに支持されている搬送用走行体1の摩擦駆動面4aに圧接し得る進出位置Fとの間で往復移動させる摩擦駆動輪移動手段26とを備えた構成となっている。
図4〜図8に示された片側の搬送用走行体受け渡し装置21Aを参照して各搬送用走行体受け渡し装置21A,21Bの詳細構造を説明すると、摩擦駆動輪移動手段26は、可動レール6と平行に移動可能に可動レール吊下移動体7に支持された可動体27と、この可動体27を往復移動させる駆動手段28とから構成されている。可動体27は、上側の上向き溝形レール29a、下側の下向き溝形レール29b、及び両溝形レール29a,29bの中間に位置する横向き溝形レール29cを備えたもので、可動レール吊下移動体7に前後一対の垂直支持材30a,30bを介して取り付けられた固定基板31に、当該固定基板31の内側上側辺に取り付けられて上向き溝形レール29aに嵌合する複数個(図示例では3つ)の上側垂直軸ローラー32a、固定基板31の内側下側辺に取り付けられて下向き溝形レール29bに嵌合する複数個(図示例では3つ)の下側垂直軸ローラー32b、及び固定基板31の内側中間高さに取り付けられて横向き溝形レール29cに嵌合する複数個(図示例では3つ)の水平軸ローラー32cを介して、可動レール6の左右一側方の位置で当該可動レール6と平行な方向に往復移動可能に支持されている。駆動手段28は、可動体27の横向き溝形レール29cの上側に当該横向き溝形レール29cと平行に取り付けられたラックギヤ33と、前記固定基板31を内外方向に貫通するように当該固定基板31に垂直支軸により軸支され且つ前記ラックギヤ33に咬合するピニオンギヤ34と、このピニオンギヤ34に咬合する伝動ギヤ35を垂直出力軸に備え且つ固定基板31の外側に取り付けられた減速機付きモーター36とから構成されている。
前記可動体27の前半部内側には前後一対のガイドローラー37a,37bが設けられている。これら前後一対のガイドローラー37a,37bは、可動レール6に支持されている搬送用走行体1の摩擦駆動面4a(ロードバー4の一側面)に隣接するように、可動体27から内側に突設された前後一対の水平支持材38a,38bの先端部に軸受け部材を介して垂直支軸により軸支されている。
摩擦駆動輪位置切換手段25は、前記前後一対のガイドローラー37a,37bを支持する前後一対の水平支持材38a,38bの内、可動レール6の先端側の水平支持材38aの先端部に、垂直支軸39を介して左右水平方向に揺動自在に軸支された摩擦駆動輪支持部材40と、この摩擦駆動輪支持部材40と、前記可動体27に左右水平方向に横動自在に支持された駆動部材41と、この駆動部材41と摩擦駆動輪支持部材40とを一定範囲内で遠近方向に相対移動するのを許す状態で連結する連結具42と、駆動部材41に対して摩擦駆動輪支持部材40を離間させる方向に付勢するスプリング43と、駆動部材41を横動させる駆動手段44とから構成されたもので、摩擦駆動輪支持部材40に搭載された減速機付きモーター45の垂直な出力軸に摩擦駆動輪24が取り付けられている。この摩擦駆動輪24は、可動レール6に支持されている搬送用走行体1の摩擦駆動面4a(ロードバー4の一側面)に隣接する高さにあって、摩擦駆動輪支持部材40が左右水平方向に揺動せしめられることにより、搬送用走行体1の摩擦駆動面4aに圧接する駆動状態と、当該摩擦駆動面4aから離間した駆動解除状態とに択一的に切り換えられる。
更に詳述すれば、前記駆動部材41は、前記可動体27に前後一対の垂直支持材46a,46bを介して支持された平面コ字形部材47に前後一対のスライドガイドレール48a,48bを介して左右水平方向に横動自在に支持され、前記連結具42は、摩擦駆動輪支持部材40の先端から垂下する先端部材40aに基端部42aが垂直支軸42bで軸支されると共に、前記駆動部材41から立設された伝動部材41aを貫通した遊端部には抜け止め部材42cが取り付けられ、前記スプリング43は、伝動部材41aに対して基端部42a側で連結具42に遊嵌され且つ伝動部材41aに嵌合するバネ受け座板42dと当該連結具42の基端部42aに設けられたバネ受け座板42eとの間で連結具42に遊嵌された圧縮コイルスプリングから成る。又、駆動手段44は、前記平面コ字形部材47に支持された減速機付きモーター49と、駆動部材41の下側で前記減速機付きモーター49の垂直出力軸49aに取り付けられた駆動レバー50と、この駆動レバー50の遊端上に軸支された垂直軸ローラー51が遊嵌するように前記駆動部材41に設けられた前後方向向き(可動レール6と平行な向き)のカム孔52とから構成されている。
各搬送用走行体受け渡し装置21A,21Bと対をなすバックアップ手段22A,22Bは、図4〜図6に示すように、可動レール6に支持されている搬送用走行体1のロードバー4を後退位置Rにある摩擦駆動輪24との間で挟む前後一対の垂直軸ローラー53a,53bを備えたもので、これら両垂直軸ローラー53a,53bは、搬送用走行体1の走行経路に対し摩擦駆動輪24のある側とは反対側に垂下するように可動レール6に固着連設された前後一対の垂直支持材54a,54bの下端部に、後退位置Rにある摩擦駆動輪24に対して前後両側に位置するように軸受け部材55a,55bを介して支承されている。又、ストレージ用レール18a,18bと入出庫用主レール19,20の可動レール6に接続する受け渡し端部には、バックアップ手段23A,23Bは、図4に示すように、搬送用走行体1のロードバー4を進出位置Fにある摩擦駆動輪24との間で挟む前後一対の垂直軸ローラー56a,56bを備えたもので、これら両垂直軸ローラー56a,56bは、先のバックアップ手段22A,22Bにおける垂直軸ローラー53a,53bの取り付け構造と同一の取り付け構造によりストレージ用レール18a,18bや入出庫用主レール19,20に、進出位置Fにある摩擦駆動輪24に対して前後両側に位置するように設けられている。
上記実施形態にかかる搬送用走行体1の配送設備の使用方法を説明すると、図3に示すストレージエリア18A,18Bにおいて搬送用走行体1をストレージする場合は、そのストレージすべき搬送用走行体1が入庫用主レール19の終端所定位置まで適当な推進手段で送り込まれると共に、可動レール6が入庫用主レール19の終端に接続する定位置で可動レール吊下移動体7が停止している状態において、入庫用主レール19に隣接する側の搬送用走行体受け渡し装置21Aの摩擦駆動輪24を、摩擦駆動輪位置切換手段25により駆動解除位置に切り換えた状態で、後退位置Rから進出位置Fまで摩擦駆動輪移動手段26により進出移動させる。
即ち、図4A,Bに示すように、摩擦駆動輪位置切換手段25の減速機付きモーター49により駆動レバー50を所要角度だけ逆回転させ、垂直軸ローラー51とカム孔52とを介して駆動部材41を可動レール6から遠ざかる外向きにスライドさせ、伝動部材41a、連結具42の抜け止め部材42c、連結具42、及び垂直支軸42bを介して摩擦駆動輪支持部材40を可動レール6から遠ざかる外向きに垂直支軸39の周りで水平に揺動させ、当該摩擦駆動輪支持部材40に支持されている摩擦駆動輪24を、搬送用走行体1の摩擦駆動面4a(ロードバー4の一側面)に当接しない駆動解除位置に切り換える。そして摩擦駆動輪移動手段26の減速機付きモーター36により伝動ギヤ35を介してピニオンギヤ34を正方向に回転駆動し、ラックギヤ33を介して可動体27を、当該可動体27側の各上側の上向き溝形レール29a〜29cと固定基板31側の各ローラー32a〜32cとを介して可動レール6と平行に前進移動させ、当該可動体27に支持されている摩擦駆動輪24を前後一対のガイドローラー37a,37bと一体に、後退位置Rから進出位置F(図4Aの仮想線参照)に移動させる。
上記作用により、入庫用主レール19の終端所定位置に停止待機している搬送用走行体1のロードバー4の可動レール6側の端部近傍位置に摩擦駆動輪24と前後一対のガイドローラー37a,37bとが隣接し、当該搬送用走行体1のロードバー4は、入庫用主レール19に併設されているバックアップ手段23Aの前後一対の垂直軸ローラー56a,56bと搬送用走行体受け渡し装置21Aにおける前後一対のガイドローラー37a,37bとによって左右両側から挟まれ、向きが規制された状態になる。かかる状態において、摩擦駆動輪位置切換手段25により摩擦駆動輪24を駆動解除位置から駆動位置に切り換える。即ち、摩擦駆動輪位置切換手段25の減速機付きモーター49により駆動レバー50を所要角度だけ正回転させ、垂直軸ローラー51とカム孔52とを介して駆動部材41を可動レール6に接近する内向きにスライドさせ、伝動部材41a、連結具42のバネ受け座板42d、スプリング43、連結具42のバネ受け座板42e、連結具42、及び垂直支軸42bを介して摩擦駆動輪支持部材40を可動レール6に接近する内向きに垂直支軸39の周りで水平に揺動させ、当該摩擦駆動輪支持部材40に支持されている摩擦駆動輪24を、搬送用走行体1の摩擦駆動面4a(ロードバー4の一側面)にスプリング43の圧縮反力で圧接する駆動位置に切り換える。このとき搬送用走行体1のロードバー4はバックアップ手段23Aの前後一対の垂直軸ローラー56a,56bによって受け止められ、両垂直軸ローラー56a,56bの中間位置で摩擦駆動輪24が摩擦駆動面4aを押圧することになるので、摩擦駆動輪24と摩擦駆動面4aとの間に必要な摩擦力を確実に発生させることができる。
次に摩擦駆動輪24を減速機付きモーター45により搬送用走行体1の引き込み方向に回転駆動させることにより、当該摩擦駆動輪24と搬送用走行体1の摩擦駆動面4aとの間の摩擦力により、入庫用主レール19の終端所定位置に停止待機している搬送用走行体1が入庫用主レール19の終端に接続状態にある可動レール6側へ引き込まれ、各トロリー5が入庫用主レール19から可動レール6に乗り移りながら、搬送用走行体1が可動レール6に乗り移ることになる。この摩擦駆動輪24による搬送用走行体1の引き込み動作と同時に、摩擦駆動輪移動手段26の減速機付きモーター36により伝動ギヤ35を介してピニオンギヤ34を逆方向に回転駆動し、ラックギヤ33を介して可動体27を、当該可動体27側の各上側の上向き溝形レール29a〜29cと固定基板31側の各ローラー32a〜32cとを介して可動レール6と平行に後退移動させ、当該可動体27に支持されている摩擦駆動輪24を前後一対のガイドローラー37a,37bと一体に、進出位置Fから後退位置R(図4Aの実線参照)に移動させる。この状態においてもバックアップ手段22Aの前後一対の垂直軸ローラー53a,53bは、摩擦駆動輪24に対して前記バックアップ手段23Aの前後一対の垂直軸ローラー56a,56bと同様に働き、搬送用走行体1の確実な引き込み駆動を可能にしている。
上記の作用により、後退位置Rに復帰した状態の摩擦駆動輪24は、搬送用走行体1の全体を入庫用主レール19から可動レール6側へ引き込み移載することができ、当該搬送用走行体1の全体が可動レール6に乗り移った状態で、減速機付きモーター45による摩擦駆動輪24の駆動を停止させることにより、入庫用主レール19から可動レール6側への搬送用走行体1の引き込み移載が完了する。尚、このように可動レール6側へ全体が乗り移り移載される搬送用走行体1のロードバー4は、その乗り移り行程の終盤において、反対側の搬送用走行体受け渡し装置21Bの摩擦駆動輪24の内側に入り込むことになるので、当該搬送用走行体受け渡し装置21Bの摩擦駆動輪24は、その摩擦駆動輪位置切換手段25により駆動解除位置に切り換えておき、進入してくる搬送用走行体1のロードバー4(摩擦駆動面4a)に当該搬送用走行体受け渡し装置21Bの摩擦駆動輪24が圧接して抵抗になるのを防止することが望ましい。
上記のようにストレージすべき搬送用走行体1を可動レール6側に引き込み移載したならば、次に可動レール吊下移動体7の走行用駆動手段10を稼働させ、即ち、減速機付きモーター13によりピニオンギヤ12を回転駆動し、床側に固定されているラックギヤ11を介して可動レール吊下移動体7をガイドレール8a,8bに沿ってストレージエリア18A,18Bに隣接する領域に横動させ、搬送用走行体1をストレージすべき空のストレージ用レール18a又は18b、即ち、入庫作業対象のストレージ用レール18a又は18bに可動レール6が接続する位置で可動レール吊下移動体7を停止させる。
次に入庫作業対象のストレージ用レール18a又は18bに隣接する側の搬送用走行体受け渡し装置21A又は21Bを稼働させ、可動レール6に支持されている搬送用走行体1をストレージエリア18Aのストレージ用レール18a又はストレージエリア18Bのストレージ用レール18bに送り出す。例えば、ストレージエリア18Aのストレージ用レール18aに搬送用走行体1を送り出す場合、搬送用走行体受け渡し装置21Aを稼働させ、搬送用走行体1を可動レール6からストレージ用レール18aに送り出し移載する。即ち、搬送用走行体受け渡し装置21Aの摩擦駆動輪24が、直前の入庫用主レール19からの搬送用走行体1の引き込み移載作用により駆動位置に切り換えられた状態にあって、その後に駆動解除位置に戻されていないときはそのままで、若し駆動解除位置に戻されているときは、先に説明したように摩擦駆動輪位置切換手段25により当該摩擦駆動輪24を駆動位置に切り換え、当該摩擦駆動輪24を搬送用走行体1の摩擦駆動面4aに圧接させた状態において、当該摩擦駆動輪24を減速機付きモーター45により搬送用走行体1の送り出し方向に回転駆動させることにより、当該摩擦駆動輪24と搬送用走行体1の摩擦駆動面4aとの間の摩擦力により、可動レール6に全体が支持されている搬送用走行体1を当該可動レール6と接続状態にあるストレージ用レール18aの側へ送り出し、同時に、先に説明したように摩擦駆動輪移動手段26により可動体27を駆動し、当該摩擦駆動輪24を前後一対のガイドローラー37a,37bと一体に、後退位置Rから進出位置F(図4Aの仮想線参照)に移動させる。尚、反対側の搬送用走行体受け渡し装置21Bの摩擦駆動輪24は駆動解除位置に保持されている。
入庫作業対象のストレージ用レール18aの端部に隣接する進出位置Fに位置する摩擦駆動輪24が搬送用走行体1の全体を可動レール6からストレージ用レール18aに送り出したならば、当該摩擦駆動輪24の駆動を停止すると共に、先に説明したように摩擦駆動輪位置切換手段25により当該摩擦駆動輪24を駆動解除位置に切り換え、そして先に説明したように当該摩擦駆動輪24を摩擦駆動輪移動手段26により進出位置Fから後退位置Rまで後退移動させることにより、可動レール6から入庫作業対象のストレージ用レール18aへの搬送用走行体1の送り出し移載が完了する。
入庫作業対象のストレージ用レールが反対側のストレージエリア18B内にあるときは、当該入庫作業対象のストレージ用レール18bに隣接する側の搬送用走行体受け渡し装置21Bの摩擦駆動輪24、摩擦駆動輪位置切換手段25、及び摩擦駆動輪移動手段26を使用して、上記のように可動レール6に支持されている搬送用走行体1を入庫作業対象のストレージ用レール18b側へ送り出せば良い。
ストレージエリア18A,18Bのストレージ用レール18a,18bに支持されている搬送用走行体1を出庫用主レール20に搬出させるときは、出庫させるべき搬送用走行体1が支持されているストレージ用レール18a又は18b、即ち、出庫作業対象のストレージ用レール18a又は18bに可動レール6が接続するように、可動レール吊下移動体7を走行させ、その後、当該出庫作業対象のストレージ用レール18a又は18bに隣接する側の搬送用走行体受け渡し装置21A又は21Bを、先に説明した入庫用主レール19から可動レール6への搬送用走行体1の引き込み移載時と同様に稼働させれば良い。そして、出庫すべき搬送用走行体1を可動レール6側に引き込み移載し終わったならば、当該可動レール6が出庫用主レール20に接続する位置まで可動レール吊下移動体7を走行させ、その後、出庫用主レール20に隣接する側の搬送用走行体受け渡し装置21Bを、先に説明した可動レール6から入庫作業対象のストレージ用レール18a,18bへの搬送用走行体1の送り出し移載時と同様に稼働させれば良い。
本発明を実施する場合、例えば可動レール吊下移動体7の高速走行を可能にするために、可動レール6の端部とこれが接続する主レール(上記実施形態では、ストレージ用レール18a,18b、入庫用主レール19、出庫用主レール20など)の端部との間の隙間を大きくする必要がある場合、可動レール6が主レールに接続状態になったときに、両レール間の隙間を埋める補助レールを併用することができる。又、可動レール6の搬送用走行体1を受け渡しする側の端部(上記実施形態では両端であるが、一端である場合もある)や、この可動レール6が接続する前記主レールの搬送用走行体受け渡し側端部には、搬送用走行体1が遊動してレール端部から外れ落ちるのを防止する開閉自在なストッパー手段を設けることもできる。更に、可動レール6が前記主レールに対し接続状態になったときに位置決めを行う可動レール位置決め手段を設けて、搬送用走行体1の移載作業時に可動レール6とこれが接続する主レールとの間の水平横方向の位置ずれを防止するように構成することができる。
以下、上記の補助レール、開閉自在なストッパー手段、及び可動レール位置決め手段を採用した実施形態を図9〜図14に基づいて説明する。この図9〜図14では、可動レール6が接続するストレージ用レール18a,18b、入庫用主レール19、出庫用主レール20などの主レールを参照符号57で示している。
具体的に説明すると、可動レール6の端部に補助レール58が水平支軸59により上下揺動自在に取り付けられ、この補助レール58を図9及び図10に示す起立開放姿勢と図12及び図13に示す主レール57に接続する使用姿勢とに切り換える駆動手段60として、前記水平支軸59を介して補助レール58を上下揺動させる減速機付きモーター61が設けられている。前記水平支軸59は、L形取付板62を介して可動レール6の上側に固着された左右一対の軸受け63a,63bに支承されると共に、当該両軸受け63a,63b間に位置して補助レール58の上側に固着された軸受け63cに固着されている。この補助レール58の先端は上側が突出する方向で斜めにカットされ、この補助レール58と接続する主レール57の先端は、補助レール58の斜めの先端に合わせて下側が突出する方向で斜めにカットされている。
可動レール6側のストッパー手段64は、補助レール58側の軸受け63cに固着されたストッパー65から構成されている。このストッパー65は、補助レール58が図9及び図10に示す起立開放姿勢にあるとき、可動レール6側のL形取付板62に設けられた切欠き部62aを通じて可動レール6内に垂下し、当該可動レール6内を走行する搬送用走行体1のトロリー5を受け止めることができる。尚、可動レール6、主レール57、及び補助レール58は、搬送用走行体1のトロリー5の形式により種々の構造のものが使用されるが、この実施形態では、左右一対の対向溝形レール材から構成されており、前記ストッパー65は、左右一対の対向溝形レール材の間を上下に出退移動することになる。
主レール57側のストッパー手段66は、当該主レール57の一側部に取り付けられた一対の軸受け部材67a,67b間で前後方向水平支軸68により上端部が左右揺動自在に軸支されたL形のストッパー69から構成され、図9〜図11に示すように、水平板部先端69aが主レール57の下側から搬送用走行体1のトロリー5の移動経路内に入り込む作用姿勢にあるとき、垂直板部69bが一対の軸受け部材67a,67b間に架設された受け部材70に当接するように構成され、更に垂直板部69bには、可動レール吊下移動体7の走行経路側に延出する支持板71を介して受動部材72が連設されてている。而して、L形ストッパー69は、支持板71や受動部材72を含む全体に作用する重力により、受け部材70に当接する作用姿勢に保持されているが、別にこの作用姿勢側に付勢するスプリングを併用しても良い。
73は、補助レール58を介して可動レール6を主レール57に接続する位置に位置決めするための可動レール位置決め手段であって、主レール57の端部左右両側に付設されて上方に起立すると共に上端部が左右外側に開いた形状の左右一対のガイドプレート74a,74bと、補助レール58の先端上部に設けられた嵌合部材75とから構成されている。嵌合部材75は、補助レール58の先端上部に取り付けられて前方に延出する基板76の先端部上側に取り付けられた側面形状が門形の軸受け板77と、この門形軸受け板77の内側に前後方向支軸により軸支されて当該門形軸受け板77から左右両側にローラー周面が突出する左右一対のガイドローラー78a,78bとから構成され、補助レール58が図12及び図13に示す主レール57に接続する使用姿勢に回倒したとき、門形軸受け板77が主レール57側の左右一対のガイドプレート74a,74b間に嵌入し、このとき左右一対のガイドローラー78a,78bが両ガイドプレート74a,74bの内側面に当接して回転するように構成され、補助レール58が可動レール6と主レール57とを一直線状に接続する使用姿勢に達したとき、左右一対のガイドプレート74a,74b間で主レール57上に付設された受け板79上に補助レール58側の前記基板76の先端部が受け止められるように構成されている。
又、補助レール58には、この補助レール58が使用姿勢に切り換えられたときに主レール57側のストッパー手段66のL形ストッパー69を、当該L形ストッパー69に連設された前記受動部材72と主レール57の先端一側部に設けられたL形中継レバー80とを介して、図14に示す非作用姿勢に切り換える操作手段81が設けられている。L形中継レバー80は、ガイドプレート74a,74bの内、L形ストッパー69が設けられている側のガイドプレート74aの下端部外側面に固着された軸受け82に、中間折曲部が前後方向水平支軸83により軸支されたもので、上向きレバー部の先端には、L形ストッパー69から連設された前記受動部材72の内側に位置する伝動用ローラー84が前後方向水平支軸により軸支されると共に、横向きレバー部の先端には受動用ローラー85が前後方向水平支軸により軸支されている。操作手段81は、補助レール58が使用姿勢に切り換えられたときに前記L形中継レバー80の受動用ローラー85を押し下げるように、補助レール58に取り付けられた操作部材86によって構成されている。87は前記操作部材86を補助レール58の側面に取り付ける支持材である。
上記構成によれば、可動レール6と主レール57とが接続状態にないときは、駆動手段60の減速機付きモーター61により水平支軸59を介して補助レール58を、図9及び図10に示す起立開放姿勢に切り換えておくことにより、可動レール6と主レール57との間に十分な隙間を確保し、可動レール吊下移動体7を多少の横揺れを伴う高速走行も支障なく行わせることができる。又、補助レール58が起立開放姿勢に切り換えられていることにより、可動レール側ストッパー手段64のストッパー65が可動レール6の端部の内側に入り込む作用姿勢に自動的に切り換えられているので、可動レール6側に引き込み移載された搬送用走行体1が存在している状況でも、当該搬送用走行体1のトロリー5が前記作用姿勢のストッパー65に受け止められることにより、可動レール6上から搬送用走行体1が脱落する事故は防止できる。一方、主レール57側のストッパー手段66は、そのL形ストッパー69が重力で作用姿勢に保持されており、この主レール57側で例えばストレージされている搬送用走行体1が存在している状況でも、当該搬送用走行体1のトロリー5(具体的には左右一対の溝形レール材間を移動するフレーム止めよう垂直軸ローラー)が前記作用姿勢のL形ストッパー65の水平板部先端69aに受け止められることにより、主レール57上から搬送用走行体1が脱落する事故は防止できる。
可動レール吊下移動体7の走行により、可動レール6が目的の主レール57に接続する位置において停止したならば、駆動手段60の減速機付きモーター61により水平支軸59を介して補助レール58を、図12及び図13に示す使用姿勢に切り換える。このときの補助レール58の回倒運動に伴って可動レール側ストッパー手段64のストッパー65が可動レール6内から上方に離脱した非作用姿勢に自動的に切り換えられると同時に、補助レール58と一体に下方へ回動する操作手段81の操作部材86が主レール57側にあるL形中継レバー80の受動用ローラー85を図14に示すように押し下げるので、L形中継レバー80が回動し、その伝動用ローラー84が主レール側ストッパー手段69のL形ストッパー69を受動部材72及び支持板71を介して横外向きに重力に抗して回動させ、当該L形ストッパー69を非作用姿勢に切り換える。更に、補助レール58が水平姿勢まで回倒して使用姿勢に切り換わったとき、可動レール位置決め手段73の補助レール58側の嵌合部材75が主レール57側の左右一対のガイドプレート74a,74b間に嵌まり込んで、可動レール6が主レール57に対し補助レール58と共に左右横方向にずれ動くのを阻止する。
即ち、可動レール6と主レール57との間の隙間が補助レール58により埋められると共に、可動レール側ストッパー手段64のストッパー65と主レール側ストッパー主66のL形ストッパー69とが自動的に非作用姿勢に切り換えられ、更に可動レール位置決め手段75によって主レール57に対し可動レール6が左右横方向に関しても位置決めされることにより、可動レール6と主レール57との間の搬送用走行体1の乗り移りを補助レール58を介して安全に行わせることができるのである。
主レールとの間の搬送用走行体受け渡し端部が可動レール6の一端部のみとなる場合は、当然、可動レール6の搬送用走行体受け渡し端部側にのみ摩擦駆動輪24が配設されることになるが、可動レール6の両端が主レールとの間の搬送用走行体受け渡し端部となる場合でも、図15に示すように、1つの摩擦駆動輪24を、可動レール6に支持されている搬送用走行体1における摩擦駆動面4aの全長の中央位置に当接する1つの後退位置Rと、当該可動レール6の一端に接続する主レール57Aに支持されている搬送用走行体1における摩擦駆動面4aの可動レール側端部近傍位置に当接する第一の進出位置F1との間の往復移動及び、可動レール6の他端に接続する主レール57Bに支持されている搬送用走行体1における摩擦駆動面4aの可動レール側端部近傍位置に当接する第二の進出位置F2と前記1つの後退位置Rとの間の往復移動が可能なように構成することにより、1つの摩擦駆動輪24を可動レール6の両端何れ側に接続する主レール57A,57Bとの間の搬送用走行体1の移載にも活用させることができる。
尚、図15においては、可動レール6の全長とほぼ等しい長さの固定ガイドレール88と、この固定ガイドレール88に可動レール長さ方向に移動可能に支持され且つ当該固定ガイドレール88の全長とほぼ等しい長さの可動ガイドレール89とが使用され、可動ガイドレール89の長さ方向のほぼ中央位置に摩擦駆動輪24を設けているが、各ガイドレールの長さを短くするために、可動ガイドレール89を2段以上設けることもできる。摩擦駆動輪24を前記後退位置Rから第一の進出位置F1との間、又は摩擦駆動輪24を前記後退位置Rから第二の進出位置F2との間で往復移動させるために、固定ガイドレール88に対して可動ガイドレール89を往復移動させる駆動手段としては、ラックピニオン形式の他、ワイヤーロープやチエンを利用する形式など、各種荷役機械における荷移載手段として知られているランニングフォークの駆動手段が応用できる。勿論、摩擦駆動輪位置切換手段も併用されるが、図15では図示省略している。
先の実施形態では、可動レール吊下移動体7により水平方向に移動する可動レール6を例示したが、本発明において、主レールとの間で搬送用走行体を乗り移りさせる可動レールは、昇降移動するものであっても良いし、水平移動と昇降移動の両方が可能な可動レールであっても良い。又、搬送用走行体1の走行経路中で当該搬送用走行体1の前後向きを反転させるためや、走行経路切り換えなどのために回転する可動レールであっても良い。勿論、可動レールは、これが接続する主レールの構造、延いてはこれらレールに案内される搬送用走行体の支持構造に適合した構造のものが使用できる。又、この可動レールを移動させる手段として床上走行形の台車形式の可動レール吊下移動体7を例示したが、天井走行形のクレーン形式のものであっても良い。
本発明の一実施形態を示す概略正面図である。 同実施形態の一部切欠き概略側面図である。 同実施形態の一部切欠き平面図である。 A図は同実施形態における可動レールの一端側の搬送用走行体乗り移り部を説明する要部の平面図、B図は摩擦駆動輪位置切換手段の要部を示す平面図、C図は同摩擦駆動輪位置切換手段の駆動部材の動作状態を示す平面図である。 搬送用走行体の送り出し移載作用を説明する要部の一部切欠き平面図である。 搬送用走行体の送り出し移載作用を説明する要部の一部切欠き側面図である。 摩擦駆動輪とその位置切換手段とを示す要部の正面図である。 摩擦駆動輪移動手段を示す要部の正面図である。 別の実施形態における補助レールが起立開放姿勢に切り換えられた状態を説明する要部の一部縦断正面図である。 図9の平面図である。 図9及び図10に示される主レール側ストッパー手段とその関連部分を示す一部縦断展開正面図である。 図9及び図10に示される補助レールが使用姿勢に切り換えられた状態を説明する要部の一部縦断正面図である。 図12の平面図である。 図12及び図13に示される主レール側ストッパー手段とその関連部分を示す一部縦断展開正面図である。 更に別の実施形態を説明する概略平面図であって、A図は摩擦駆動輪が後退位置にある状態を示し、B図は摩擦駆動輪が進出位置にある状態を示している。
符号の説明
1 搬送用走行体
2 ハンガー
3 長尺被搬送物
4 ロードバー
4a 摩擦駆動面
5 トロリー
6 可動レール
7 可動レール吊下移動体
10 可動レール吊下移動体の走行用駆動手段
18A,18B ストレージエリア
18a,18b ストレージ用レール
19 入庫用主レール
20 出庫用主レール
21A,21B 搬送用走行体受け渡し装置
22A〜23B バックアップ手段
24 摩擦駆動輪
25 摩擦駆動輪位置切換手段
26 摩擦駆動輪移動手段
27 可動体
28 可動体27の駆動手段
29a〜29c 溝形レール
31 固定基板
32a〜32c ローラー
33 ラックギヤ
34 ピニオンギヤ
36,,45,49,61 減速機付きモーター
37a,37b ガイドローラー
40 摩擦駆動輪支持部材
41 摩擦駆動輪支持部材40の駆動部材
42 連結具
43 スプリング
44 駆動部材41の駆動手段
48a,48b スライドガイドレール
50 駆動レバー
51 垂直軸ローラー
52 カム孔
53a,53b,56a,56b 垂直軸ローラー
57,57A,57B 主レール
58 補助レール
59 水平支軸
60 補助レール58の駆動手段
64 可動レール側ストッパー手段
65 ストッパー手段64のストッパー
66 主レール側ストッパー手段
69 ストッパー手段66のL形ストッパー
72 受動部材
73 可動レール位置決め手段
74a,74b ガイドプレート
75 嵌合部材
78a,78b ガイドローラー
79 受け板
80 L形中継レバー
84 伝動用ローラー
85 受動用ローラー
86 操作部材
88 固定ガイドレール
89 可動ガイドレール
R 摩擦駆動輪の後退位置
F,F1,F2 摩擦駆動輪の進出位置

Claims (13)

  1. 移動体に支持され且つ当該移動体の移動により主レールに接続し得る可動レールと、この可動レールと前記主レールとの間で搬送用走行体を外部からの摩擦駆動により乗り移りさせるための受け渡し装置とを備えた搬送用走行体の配送設備であって、搬送用走行体にはその移動方向と平行な摩擦駆動面が全長にわたって設けられ、前記受け渡し装置は、前記可動レールに併設され且つ前記摩擦駆動面に圧接可能な摩擦駆動輪と、この摩擦駆動輪を前記摩擦駆動面に圧接する駆動位置と前記摩擦駆動面から離間した駆動解除位置との間で位置切り換えする摩擦駆動輪位置切換手段と、この摩擦駆動輪を可動レールに支持されている搬送用走行体の摩擦駆動面に圧接し得る後退位置と前記主レールに支持されている搬送用走行体の摩擦駆動面に圧接し得る進出位置との間で往復移動させる摩擦駆動輪移動手段とを備えている、搬送用走行体の配送設備。
  2. 前記可動レールは搬送用走行体の全長と同一か又はこれに近い長さを有し、前記摩擦駆動輪の後退位置と進出位置とは、前記可動レールと前記主レールとの接続端部の近くに設定されている、請求項1に記載の搬送用走行体の配送設備。
  3. 前記可動レールは搬送用走行体の全長と同一か又はこれに近い長さを有し、摩擦駆動輪の前記後退位置は、前記可動レールで支持されている搬送用走行体の摩擦駆動面の全長のほぼ中央位置に摩擦駆動輪が当接し得る1箇所が設定され、摩擦駆動輪の前記進出位置は、可動レールの一端が接続する一方の主レールで支持される搬送用走行体の摩擦駆動面に摩擦駆動輪が当接し得る箇所と、可動レールの他端が接続する他方の主レールで支持される搬送用走行体の摩擦駆動面に摩擦駆動輪が当接し得る箇所との2箇所が設定されている、請求項1に記載の搬送用走行体の配送設備。
  4. 前記摩擦駆動輪移動手段は、前記可動レールと平行に移動可能に前記移動体に支持された可動体と、この可動体を往復移動させる駆動手段とから構成され、前記摩擦駆動輪位置切換手段は、前記可動体に搬送用走行体の摩擦駆動面に対する遠近方向移動自在に支持され且つ前記摩擦駆動輪が支持された摩擦駆動輪支持部材と、前記可動体に搬送用走行体の摩擦駆動面に対する遠近方向移動自在に支持された駆動部材と、この駆動部材と前記摩擦駆動輪支持部材とを一定範囲内遠近方向移動自在に連結する連結具と、前記駆動部材に対して前記摩擦駆動輪支持部材を搬送用走行体の摩擦駆動面に接近させる方向に付勢するスプリングと、前記駆動部材を往復移動させる駆動手段とから構成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の搬送用走行体の配送設備。
  5. 前記摩擦駆動輪移動手段の駆動手段は、前記可動体に移動方向と平行に設けられたラックギヤと、前記移動体側に軸支され且つ前記ラックギヤに咬合するピニオンギヤと、このピニオンギヤを正逆回転駆動するモーターとから構成されている、請求項4に記載の搬送用走行体の配送設備。
  6. 前記摩擦駆動輪には、前記摩擦駆動輪移動手段による往復移動方向の前後両側に、前記搬送用走行体の摩擦駆動面に当接する一対のガイドローラーが配設され、これら一対のガイドローラーが前記摩擦駆動輪移動手段により往復移動する摩擦駆動輪と一体に移動するように構成されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の搬送用走行体の配送設備。
  7. 前記摩擦駆動輪との間で搬送用走行体を挟むバックアップローラーが配設されている、請求項1〜6の何れか1項に記載の搬送用走行体の配送設備。
  8. 前記バックアップローラーは、前記摩擦駆動輪に対して前記摩擦駆動輪移動手段による当該摩擦駆動輪の往復移動方向の前後両側に並設されている、請求項7に記載の搬送用走行体の配送設備。
  9. 前記バックアップローラーとして、後退位置にある前記摩擦駆動輪に対応する位置において前記可動レール側に位置固定されたバックアップローラーと、進出位置にある前記摩擦駆動輪に対応する位置において前記主レール側に位置固定されたバックアップローラーとが設けられている、請求項7又は8に記載の搬送用走行体の配送設備。
  10. 可動レールと当該可動レールが接続状態にある主レールとの間の隙間を埋める開閉自在な補助レールが前記可動レールの端部に設けられている、請求項1〜9の何れか1項に記載の搬送用走行体の配送設備。
  11. 前記補助レールは、可動レールの端部に上下揺動自在に軸支されると共に、当該補助レールを起立開放姿勢と主レールに接続する使用姿勢とに切り換える駆動手段が設けられ、この補助レールと主レールとには、補助レールが主レールに接続する使用姿勢になったときに互いに嵌合して両レールの左右横方向の位置ずれを防止する上下方向の嵌合部が設けられた、請求項10に記載の搬送用走行体の配送設備。
  12. 前記可動レールの搬送用走行体受け渡し側端部には、搬送用走行体の補助レール側への移動を止める開閉自在なストッパーが設けられ、このストッパーと前記補助レールとを、前記補助レールが起立開放姿勢にあるときは前記ストッパーが搬送用走行体を制止する作用姿勢になると共に前記補助レールが使用姿勢にあるときは前記ストッパーが搬送用走行体の補助レール側への走行を許す非作用姿勢になるように互いに連動させて成る、請求項10又は11に記載の搬送用走行体の配送設備。
  13. 前記主レールの搬送用走行体受け渡し側端部には、搬送用走行体の可動レール側への移動を止める開閉自在なストッパーが設けられ、前記補助レール側には、前記ストッパーの操作手段が設けられ、前記補助レールが起立開放姿勢から使用姿勢に切り換わるとき、前記操作手段が前記ストッパーを作用姿勢から非作用姿勢に切り換えると共に、前記補助レールが使用姿勢から起立開放姿勢に切り換わるとき、前記ストッパーが非作用姿勢から作用姿勢に切り換わるように構成された、請求項10〜12の何れか1項に記載の搬送用走行体の配送設備。
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