JP3174104B2 - 搬送電車の走行装置 - Google Patents

搬送電車の走行装置

Info

Publication number
JP3174104B2
JP3174104B2 JP25413891A JP25413891A JP3174104B2 JP 3174104 B2 JP3174104 B2 JP 3174104B2 JP 25413891 A JP25413891 A JP 25413891A JP 25413891 A JP25413891 A JP 25413891A JP 3174104 B2 JP3174104 B2 JP 3174104B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
roller
rollers
lower roller
transport train
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25413891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0565062A (ja
Inventor
佳邦 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP25413891A priority Critical patent/JP3174104B2/ja
Publication of JPH0565062A publication Critical patent/JPH0565062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3174104B2 publication Critical patent/JP3174104B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レールに沿って自走す
る搬送電車の走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工場の組立ラインにおいては、
搬送電車によって部品を所定の場所へ自動的に搬送する
ことが行なわれている。
【0003】図5に従来の搬送電車103を示すが、該
搬送電車103は、駆動輪106、ロアローラ107、
サイドローラ108等を含む走行装置によってレール1
01に走行可能に支持されている。即ち、搬送電車10
3は、駆動輪106、ロアローラ107によってレール
101の上下を挟持するようにして支持され、その左右
はレール101の側面に当接して転動するサイドローラ
108によってガイドされている。そして、駆動モータ
104によって駆動輪106を回転駆動すれば、搬送電
車103はサイドローラ108によってその左右をガイ
ドされながらレール101に沿って自走する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
搬送電車103の走行装置においては、図6に示すよう
にロアローラ107及びサイドローラ108は共に単一
のローラで構成されていたため、搬送電車103がレー
ル101のコーナー部を走行する際にロアローラ107
やサイドローラ108とレール101との間に滑りが生
じ、これらロアローラ107やサイドローラ108に過
大な応力が発生してその耐久性が低下するという問題が
発生する。このことをロアローラ107について図7に
基づいて説明する。
【0005】即ち、図7はレール101を下側から見た
図であり、図5に示す搬送電車103が図7に示すレー
ル101のコーナー部を走行する際、ロアローラ107
が図7のa地点からb地点まで破線にて示す軌跡を描い
て移動したとする。この場合、ロアローラ107の内
側、外側(コーナーの内側、外側)が移動する距離はそ
れぞれ図示のA,Bであり、当然ながら外側が移動する
距離Bの方が内側が移動する距離Aよりも大きく(B>
A)、且つ両者の差(B−A)も大きいため、ロアロー
ラ107がa地点からb地点まで移動する間に該ロアロ
ーラ107とレール101との間に差(B−A)に相当
する大きな滑りが生じ、ロアローラ107に過大な応力
が発生する。尚、搬送電車103がレール101の鉛直
方向にカーブするコーナー部を走行する場合は、サイド
ローラ108についても上述と同様の問題が発生する。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、ロアローラ及びサイドローラ
の滑りを抑えてこれらの耐久性向上を図ることができる
搬送電車の走行装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、レールに沿って自走する搬送電車を駆動輪とロ
アローラとでレールの上下を挟持するようにして支持
し、レールの上下の左右側面に当接して転動する複数の
サイドローラによって搬送電車の左右をレールに沿って
ガイドする搬送電車の走行装置において、前記ロアロー
と前記各サイドローラの少なくとも一方を、互いに独
立に回転可能な複数のローラを回転軸方向に配列して構
成したことをその特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、ロアローラ、サイドローラを
構成する複数のローラは、互いに独立に回転可能であっ
て、これらは回転軸方向に配列されるため、搬送電車が
コーナー部を走行する際にロアローラ又はサイドローラ
全体に発生する滑りは各ローラに分担され、従って個々
のローラに発生する滑り及び応力が小さく抑えられ、ロ
アローラ及びサイドローラの耐久性が高められてその寿
命延長が図られる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0010】図1は本発明に係る走行装置を備える搬送
電車の正面図、図2はロアローラ部分の断面図、図3は
ロアローラの移動量を示すレールを下方から見た図、図
4はサイドローラの移動量を示すレールの側面図であ
る。
【0011】図1において、1は支持アーム2を介して
工場の天井等に支持されているレールであって、該レー
ル1には搬送電車3が走行自在に支持されている。
【0012】上記搬送電車3の上部には駆動モータ4が
設置されており、この駆動モータ4のレール1の長さ方
向(図1の紙面垂直方向)に対して直角方向に延出する
出力軸5には駆動輪6が結着されており、搬送電車3の
下部には前後方向(図1の紙面垂直方向)に2つのロア
ローラ7が回転自在に支持されている。
【0013】又、搬送電車3の上下及び前後のレール1
を挟む左右には、レール1の側面に当接して転動する計
8つのサイドローラ8が回転自在に設けられており、前
記駆動モータ4によって駆動輪6が回転駆動されると、
搬送電車3はサイドローラ8によってその左右をガイド
されながらレール1に沿って走行する。
【0014】ところで、本実施例においては、前記各ロ
アローラ7は、図2に示すように、互いに独立に回転可
能な2つのローラ7aを回転軸方向に配列して構成され
ている。即ち、ハウジング9には回転軸であるボルト1
0が水平に横架されて螺着されており、このボルト10
にはボールベアリング11を介して2つのローラ7aが
回転自在に支承されてボルト10の長さ方向(回転軸方
向)に配列されており、これらのローラ7aはボルト1
0上に嵌合するスペーサ12,13,14によって位置
決めされている。
【0015】同様に、前記各サイドローラ8も、図1に
示すように、互いに独立に回転可能な2つのローラ8a
を回転軸方向(図1においては、上下方向)に配列して
構成されている。
【0016】而して、搬送電車3が図3に示すような水
平方向にカーブしたコーナー部を走行する場合、ロアロ
ーラ7は図のa地点からb地点まで破線にて示す軌跡を
描いて移動したとする。この場合、ロアローラ7の内
側、中央、外側が移動する距離はそれぞれ図示のA,
C,Bであり、これらの距離A,B,Cの間にはB>C
>Aの大小関係が成立し、ロアローラ7全体は従来と同
様(図7参照)に移動距離の差(B−A)に相当する滑
りが生ずる。然るに、ロアローラ7全体の滑り(B−
A)は、該ロアローラ7を構成する2つのローラ7aに
よって分担され、各ローラ7aに発生する滑りはそれぞ
れ(B−C),(C−A)となって半減するため、個々
のローラ7aに発生する応力も小さく抑えられ、個々の
ローラ7aの耐久性、延いてはロアローラ7全体の耐久
性が高められてその寿命延長が図られる。
【0017】一方、各サイドローラ8についても上述と
同じ理由によってその耐久性向上が図られる。
【0018】即ち、搬送電車3が図4に示すような鉛直
方向にカーブするコーナー部を走行する場合、例えば図
示のサイドローラ8がc地点からd地点まで破線にて示
す軌跡を描いて移動したとする。この場合、サイドロー
ラ8の内側、中央、外側が移動する距離はそれぞれ図示
のD,F,Eであり、サイドローラ8がc地点からd地
点まで移動する間に該サイドローラ8全体に発生する滑
り(E−D)は、サイドローラ8を構成する2つのロー
ラ8aによって分担される。従って、各ローラ8aに発
生する滑りはそれぞれ(E−F),(F−D)となって
半減し、個々のローラ8aに発生する応力も小さく抑え
られるため、個々のローラ8aの耐久性、延いてはサイ
ドローラ8全体の耐久性が高められる。
【0019】尚、以上の実施例ではロアローラ7、サイ
ドローラ8はそれぞれ各2個ずつのローラ7a,8aに
よって構成したが、ローラ7a,8aの個数は3個以上
であっても良い。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、レールに沿って自走する搬送電車を駆動輪とロア
ローラとでレールの上下を挟持するようにして支持し、
レールの上下の左右側面に当接して転動する複数のサイ
ドローラによって搬送電車の左右をレールに沿ってガイ
ドする搬送電車の走行装置において、前記ロアローラ
前記各サイドローラの少なくとも一方を、互いに独立に
回転可能な複数のローラを回転軸方向に配列して構成し
たため、ロアローラ及びサイドローラの滑りを抑えてこ
れらの耐久性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る走行装置を備える搬送電車の正面
図である。
【図2】本発明に係る走行装置のロアローラ部分の断面
図である。
【図3】本発明に係る走行装置のロアローラの移動量を
示すレールを下方から見た図である。
【図4】本発明に係る走行装置のサイドローラの移動量
を示すレールの側面図である。
【図5】従来の走行装置を備える搬送電車の正面図であ
る。
【図6】従来の走行装置のロアローラとサイドローラ部
分の斜視図である。
【図7】従来の走行装置のロアローラの移動量を示すレ
ールを下方から見た図である。
【符号の説明】
1 レール 3 搬送電車 6 駆動輪 7 ロアローラ 7a ローラ 8 サイドローラ 8a ローラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに沿って自走する搬送電車を駆動
    輪とロアローラとでレールの上下を挟持するようにして
    支持し、レールの上下の左右側面に当接して転動する
    数のサイドローラによって搬送電車の左右をレールに沿
    ってガイドする搬送電車の走行装置において、 前記ロアローラと前記各サイドローラの少なくとも一方
    を、互いに独立に回転可能な複数のローラを回転軸方向
    に配列して構成したことを特徴とする搬送電車の走行装
    置。
JP25413891A 1991-09-06 1991-09-06 搬送電車の走行装置 Expired - Fee Related JP3174104B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25413891A JP3174104B2 (ja) 1991-09-06 1991-09-06 搬送電車の走行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25413891A JP3174104B2 (ja) 1991-09-06 1991-09-06 搬送電車の走行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0565062A JPH0565062A (ja) 1993-03-19
JP3174104B2 true JP3174104B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=17260751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25413891A Expired - Fee Related JP3174104B2 (ja) 1991-09-06 1991-09-06 搬送電車の走行装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3174104B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110588682B (zh) * 2019-09-24 2020-12-15 哈工大机器人(昆山)有限公司 弯轨自动导引小车

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0565062A (ja) 1993-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3174104B2 (ja) 搬送電車の走行装置
JP2737743B2 (ja) 平面往復動式駐車設備の車両入出庫装置
JPS6238274B2 (ja)
JP3154236B2 (ja) 搬送車の駆動装置
JP4220891B2 (ja) 軌道レール式の自動走行台車
JP3384424B2 (ja) 搬送設備
JP2757619B2 (ja) 自走台車装置
JPH0872709A (ja) 搬送装置の走行輪支持装置
JP2936971B2 (ja) 自走台車装置
JP2572993B2 (ja) 台車使用の搬送設備
JP4122718B2 (ja) 荷搬送設備
JPH0790911B2 (ja) 仕分け用搬送装置
JPH0464905B2 (ja)
JP2614131B2 (ja) 搬送装置
JP2004277017A (ja) 機械式搬送装置
JPH0315588B2 (ja)
JPS6346559Y2 (ja)
JP3450925B2 (ja) 乗客コンベア
JPH0572825U (ja) スクリュ−駆動装置
JPH10297477A (ja) 有軌道台車の走行機構
JPH09175388A (ja) モノレール式天井搬送車
JP2769676B2 (ja) 駐車装置における駐車室のコンベア駆動機構
JP3119238U (ja) 機械式搬送装置
JP2610475B2 (ja) リニアモーター駆動の搬送装置
JPS6027719Y2 (ja) 軌条走行台車

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees