JPH0647070U - 軌条走行車両 - Google Patents

軌条走行車両

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JPH0647070U
JPH0647070U JP8442392U JP8442392U JPH0647070U JP H0647070 U JPH0647070 U JP H0647070U JP 8442392 U JP8442392 U JP 8442392U JP 8442392 U JP8442392 U JP 8442392U JP H0647070 U JPH0647070 U JP H0647070U
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JP
Japan
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guide
traveling
guide rail
guide unit
machine body
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Pending
Application number
JP8442392U
Other languages
English (en)
Inventor
真一 村越
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モノレール式の案内軌条2の旋回部を走行車両
が安定して走行できるようにする。 【構成】案内軌条2に沿って走行する走行機体1の下面
に前後一対のガイドユニット3a,3bを配置し、各ガ
イドユニット3a,3bにおける進行方向に適宜隔て配
設する左右一対のガイドローラ7a,7b,7c,7
d,9a,9b,9c,9dにて案内軌条2の左右両側
面を挟持する一方、各ガイドユニット3a,3bには案
内軌条の上面に転動する走行車輪6,8を設ける。前部
ガイドユニット3aの軸支部15と後部ガイドユニット
3bの軸支部16とを、走行機体1その進行方向の前後
部位に偏倚させて設ける。各ガイドユニット3a,3b
におけるガイドローラ7c,7d及びガイドローラ9
c,9dが案内軌条2の左右両側面を挟持する箇所が走
行機体1の左右中心線18に対して大きく旋回半径の外
側寄り部位となり、走行車両の旋回による遠心力を効率
良く支える

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工場等に敷設した案内軌条に沿って走行する無人搬送システム等に おける走行車両の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の走行車両における走行機体の下面に、走行車輪とガイドローラとのセ ットからなる前後一対のガイドユニットをそれぞれ水平回動可能に装着する場合 、実公平1−27492号公報に開示されているように、各ガイドユニットを、 案内軌条の上を跨いで進行方向と直角に水平配置した車軸の両端に走行輪を設け る一方、前記車軸の前側と後側とには、左右揺動可能な揺動アームを介して左右 一対のガイドローラを案内軌条の左右両側面に挟むように設け、前記車軸の左右 中心の上面に心皿を設け、この心皿を中心にして車軸が左右水平回動するように 構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような構成により、平面視左方または右方に湾曲した案内軌条2に沿って 走行機体1を走行させる場合、次のような不都合が生じる。 即ち、図5に示すように、走行機体1の前後部位に前後一対のガイドユニット 3a,3bが配設され、各ガイドユニット3a,3bにおける前後及び左右の中 心位置に支軸100を設け、この支軸100を挟んで平面視前後位置に左右一対 のガイドローラ7a,7b,7c,7d(後ガイドユニット3bではガイドロー ラ9a,9b,9c,9d)を設けて、これの左右一対のガイドローラにて案内 軌条2の左右両側を挟むように構成し、この案内軌条2が右または左に湾曲する とき、各ガイドユニット3a,3bの向きが案内軌条5に略沿うように、支軸1 00を中心に各ガイドユニット3a,3bが走行機体1に対して水平回動する。
【0004】 このとき、図5の平面視において、例えば案内軌条2が左方向に湾曲するとき 、前部ガイドユニット3aは、走行機体1の左右中心に対して前部寄り部位が旋 回半径内側に、後部が旋回半径外側に位置するように首振り、後部ガイドユニッ ト3bは、走行機体1の左右中心に対して前部寄り部位が旋回半径外側に、後部 が旋回半径外側に位置するように首振りし、各ガイドユニットにおけるガイドロ ーラが、支軸100を中心に左右対称状に振り分けられた状態となる。
【0005】 然るに、前記ような旋回部では、走行中の走行機体1及びこれに載置された荷 物には、旋回半径外向きの力(遠心力)が作用するから、たとえ各ガイドユニッ トにおけるガイドローラが案内軌条2を左右両側から挟んでいるとしても、走行 機体1や荷物の下向き荷重と前記遠心力との合力にてガイドユニット3a,3b ひいては走行機体1は、旋回半径外側に下向きに傾き、荷物の落下のおそれが多 分にあるので、小さい旋回半径で高速度で走行できないという問題がある。特に 、1本の案内軌条であって、各ガイドユニットにおける走行車輪(駆動輪)が一 輪式のものでは、前記の傾きが大きくなる。
【0006】 また、旋回内側のガイドローラが案内軌条の旋回内側面に押圧される圧力が多 大になり、当該ガイドローラを支持する部材の強度を大きくしなければならない から、走行車両も全体として重量が大きくなるという問題もあった。 本考案は、これらの問題を簡単な構造にて解決し、安定して旋回部を走行でき る走行車両を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、案内軌条に沿って走行する走行機体の下 面に前後一対のガイドユニットを配置し、該各ガイドユニットにおける左右一対 のガイドローラにて前記案内軌条の左右両側面を挟持する一方、各ガイドユニッ トには案内軌条の上面に転動する走行車輪を設けてなる軌条走行車両において、 前記各ガイドユニットには、前記左右一対のガイドローラを進行方向の前後に適 宜隔て配設する一方、走行機体に対して各ガイドユニットを垂直軸線回りに回動 自在に軸支する軸支部を、走行機体の進行方向の前後部位に偏倚させたものであ る。
【0008】
【実施例】
次に本考案を具体化した実施例について説明すると、符号1は断面略I字状の 案内軌条2に載置されて走行する走行車両の走行機体で、符号3a,3bは前記 走行機体1の下面に配置された前後一対のガイドユニットであり、一方のガイド ユニット3aの機枠10には正逆回転可能な駆動モータ4からの動力を変速機構 5を介して駆動用走行輪6に伝達され、該走行輪6は案内軌条2の上面板2aに 乗って転動する。前部のガイドユニット3aの機枠には、4つのガイドローラ7 a,7b,7c,7dが案内軌条2の垂直板2bの左右両側面を挟むように設け られている。後部のガイドユニット3bにおける機枠11には、案内軌条2の上 面板2aに乗って転動するアイドラ走行輪8を設けると共に、案内軌条2の垂直 板2bの左右両側面を挟むガイドローラ9a,9b,9c,9dが設けられてい る。
【0009】 これらガイドローラの構成についてさらに詳しく説明すると、各機枠10,1 1の上下部のフランジにボルトにて固着された平面視略ハ字状の水平アーム12 ,12の先端部に回動支軸13を介して揺動アーム14を水平回動自在に取付け し、この各揺動アーム14の両先端部に前記各ガイドローラを回転自在に取付け するものである。
【0010】 そして、前部のガイドユニット3aは、その機枠10と軸支部15を介して走 行機体1の進行方向前寄り部位に水平回動可能に連結し、後部のガイドユニット 3bは、その機枠11と軸支部16を介して走行機体1の進行方向後寄り部位に 水平回動可能に連結するのである。なお、前記軸支部15,16は幅寸法(2L 1)の走行機体1の左右中心線18上にあるものとする。換言すると、前部のガ イドユニット3aはその前寄り部位の左右一対のガイドローラ7a,7bよりも 前方に位置する軸支部15の垂直軸線を中心に走行機体1に対して水平回動可能 であり、後部のガイドユニット3bはその後寄り部位の左右一対のガイドローラ 9c,9dよりも後方に位置する軸支部16の垂直軸線を中心に走行機体1に対 して水平回動可能となるものである。
【0011】 なお、走行機体1の上面には、荷物Wを載置し且つ進行方向に対して横向きに 荷物Wを搬送できる駆動モータ内蔵型のコンベヤローラ17を設けてある。符号 19は荷物Wが横に落下しないようにするストッパであり、図示しない電磁ソレ ノイド等のアクチェータによりストッパ19が上下出没動する構成である。 この構成により、走行機体1が平面視で例えば左に湾曲する案内軌条2に沿っ て走行するときには、図3にて示すように、走行機体1の左右中心にある軸支部 15,16の回りに前部及び後部のガイドユニット3a,3bが水平回動するの で、各ガイドユニット3a,3bの大部分が走行機体1の左右中心線18より旋 回外側に偏倚するから、その各ガイドユニット3a,3bにおけるガイドローラ 7c,7d及びガイドローラ9c,9dが案内軌条2の左右両側面を挟持する箇 所が走行機体1の左右中心線18に対して大きく旋回半径の外側寄り部位となり 、走行車両の旋回による遠心力を効率良く支えることができ、走行機体1が旋回 外側に下向きに傾斜することを有効に防止できる。
【0012】 また、図5に示す従来例との比較で理解できるように、ガイドユニット3a, 3bを従来の軸支部100の箇所で走行機体1に対して軸支する場合の旋回箇所 での走行機体1の旋回外側の前後端部の位置Aに対して、本考案のように、ガイ ドユニット3a,3bを走行機体の前後に偏倚する位置の軸支部15,16にて 軸支した場合の旋回箇所での走行機体1の旋回外側の前後端部の位置Bは、寸法 (L2)だけ旋回半径内側に寄ることになる。
【0013】 換言すると、前部のガイドユニット3aの前部寄り部位にて軸支部15を設け 、後部ガイドユニット3bの後部寄り部位に軸支部16を設け、この両軸支部1 5,16の前後間隔を走行機体1の進行方向にできるかぎり離した位置に配置し たことにより、同じ旋回半径の案内軌条2に同じ平面視形状(長さ及び幅寸法が 同じ)の走行機体を走行させる場合であっても、本願の場合には、走行機体1の 最外側の旋回半径の軌跡を小さくできるから、走行車両を安全に走行させるのに 必要な敷地面積を少なくできるのである。
【0014】
【発明の作用・効果】
以上に詳述したように、本考案によれば、案内軌条に沿って走行する走行機体 の下面に前後一対のガイドユニットを配置し、該各ガイドユニットにおける左右 一対のガイドローラにて前記案内軌条の左右両側面を挟持する一方、各ガイドユ ニットには案内軌条の上面に転動する走行車輪を設けてなる軌条走行車両におい て、前記各ガイドユニットには、前記左右一対のガイドローラを進行方向の前後 に適宜隔て配設する一方、走行機体に対して各ガイドユニットを垂直軸線回りに 回動自在に軸支する軸支部を、走行機体の進行方向の前後部位に偏倚させたもの であるから、左右に湾曲した案内軌条に沿って旋回する走行車両に作用する遠心 力に対して、各ガイドユニットにおけるガイドローラが案内軌条の左右両側面に て支える効果を向上させることができると共に、旋回時における走行機体の外側 旋回軌跡を小さくできる結果、安定した走行を確保できるという顕著な効果を奏 するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行車両の側面図である。
【図2】図1のII−II線矢視正面図である。
【図3】走行車両の平面図である。
【図4】図1のIV−IV線矢視要部拡大平面図である。
【図5】従来例との比較で示す作用説明の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 走行機体 2 案内軌条 3a,3b ガイドユニット 6,8 走行車輪 7a,7b,7c,7d ガイドローラ 9a,9b,9c,9d ガイドローラ 10,11 機枠 12 水平アーム 14 揺動アーム 15,16,100 軸支部 18 左右中心線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内軌条に沿って走行する走行機体の下
    面に前後一対のガイドユニットを配置し、該各ガイドユ
    ニットにおける左右一対のガイドローラにて前記案内軌
    条の左右両側面を挟持する一方、各ガイドユニットには
    案内軌条の上面に転動する走行車輪を設けてなる軌条走
    行車両において、前記各ガイドユニットには、前記左右
    一対のガイドローラを進行方向の前後に適宜隔て配設す
    る一方、走行機体に対して各ガイドユニットを垂直軸線
    回りに回動自在に軸支する軸支部を、走行機体の進行方
    向の前後部位に偏倚させたことを特徴とする軌条走行車
    両。
JP8442392U 1992-12-08 1992-12-08 軌条走行車両 Pending JPH0647070U (ja)

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JP8442392U JPH0647070U (ja) 1992-12-08 1992-12-08 軌条走行車両

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JPH0647070U true JPH0647070U (ja) 1994-06-28

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ID=13830183

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JP8442392U Pending JPH0647070U (ja) 1992-12-08 1992-12-08 軌条走行車両

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5938163A (ja) * 1982-08-25 1984-03-01 ブライヒエルト・フエルデルアンラ−ゲン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング モノレールコンベヤ装置のコンベヤ車

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5938163A (ja) * 1982-08-25 1984-03-01 ブライヒエルト・フエルデルアンラ−ゲン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング モノレールコンベヤ装置のコンベヤ車

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980113