JP4202441B2 - 搬送車の走行装置 - Google Patents
搬送車の走行装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4202441B2 JP4202441B2 JP03846697A JP3846697A JP4202441B2 JP 4202441 B2 JP4202441 B2 JP 4202441B2 JP 03846697 A JP03846697 A JP 03846697A JP 3846697 A JP3846697 A JP 3846697A JP 4202441 B2 JP4202441 B2 JP 4202441B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide roller
- transport vehicle
- main guide
- auxiliary guide
- rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送車の走行装置に関し、特に、レール上を走行する搬送車の走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、レール上を走行する搬送車においては、例えば、図3に示すように、左右の車輪20,21の内側に鍔20a,21aを形成するとともに、車輪20,21の踏面を傾斜面(円錐面)に形成するようにしている。
これにより、車輪20,21がレール2,3から脱輪するのを防止するとともに、曲線部においてもレール2,3に導かれて車輪20,21が円滑に転動するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の搬送車の走行装置においては、曲線部においてもレール2,3に導かれて車輪20,21が円滑に転動することができるようにするために、車輪2,3の鍔20a、21aとレール2,3との間に隙間を形成する必要があり、このため、曲線走行時や加減速運転時において、搬送車の蛇行、上下運動が生じ、安定した走行状態を維持することが困難となり、また、停止時の位置決め精度が低いという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記従来の搬送車の走行装置の有する問題点を解決し、曲線走行時や加減速運転時においても、搬送車の蛇行、上下運動を抑制して、安定した走行状態を維持することができ、また、停止時の位置決め精度を向上することを可能にした搬送車の走行装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の搬送車の走行装置は、搬送車の下面の前部及び後部に、それぞれ回転座を介して揺動可能に連結板を取り付け、該連結板の左右両側に垂設した車輪ブラケットを介して左右各1輪の車輪並びに左右の車輪のいずれか一方の車輪に主ガイドローラブラケット及び該主ガイドローラブラケットにピンを介して揺動可能に補助ガイドローラブラケットを配設し、主ガイドローラブラケットにレールの一側面に接しながら回転する主ガイドローラを、補助ガイドローラブラケットにレールの反対側の側面に接しながら回転する補助ガイドローラをそれぞれ車輪の前後に位置するように配設するとともに、主ガイドローラブラケットと補助ガイドローラブラケットの上端部に主ガイドローラと補助ガイドローラとを近接する方向に付勢する付勢機構としての圧縮ばねを配設することにより、主ガイドローラと補助ガイドローラによりレールを挟持するようにしたことを特徴とする。
【0006】
主ガイドローラと補助ガイドローラによりレールを挟持するようにしながら搬送車を走行させるため、レールに対する車輪の位置を所定位置に安定して維持することができ、曲線走行時や加減速運転時においても、搬送車の蛇行、上下運動を抑制して、安定した走行状態を維持することができ、また、停止時の位置決め精度を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の搬送車の走行装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図2は、本発明の搬送車の走行装置の一実施例を示す。
【0008】
床面に平行に敷設したレール2,3上を走行する搬送車1の下部に、搬送車1の左右に対向して、かつ、搬送車1の前後に車輪4,5を配設する。
この車輪4,5には、鍔を形成せず、また、車輪4,5の踏面を平面(円筒面)に形成するようにしている。
【0009】
搬送車1には、走行用の車輪4,5とは別に、安定走行用の主ガイドローラ6及び補助ガイドローラ7を配設する。
この安定走行用の主ガイドローラ6及び補助ガイドローラ7は、レール2又はレール3(本実施例においては、レール3)の両側面を挟持するように配置される。
【0010】
この場合において、搬送車1の下面には、回転座14を設け、この回転座14に連結板13を取り付け、この連結板13の両側下面に車輪ブラケット8,8を垂設し、この車輪ブラケット8,8に、それぞれ車輪4,5を回転可能に取り付けるようにする。
【0011】
連結板13の左右いずれかの一側端(本実施例においては、右側端)に、車輪5を前後方向に挟むように、主ガイドローラブラケット9,9を垂設し、この主ガイドローラブラケット9,9にレール3の一側面に接しながら回転する主ガイドローラ6を回転可能に取り付ける。
【0012】
また、主ガイドローラブラケット9に、ピン11を介して揺動可能に補助ガイドローラブラケット10を配設し、この補助ガイドローラブラケット10にレール3の反対側の側面に接しながら回転する補助ガイドローラ7を回転可能に取り付ける。
【0013】
そして、主ガイドローラブラケット9と補助ガイドローラブラケット10の上端部には、主ガイドローラ6と補助ガイドローラ7とを近接する方向に付勢する付勢機構としての圧縮ばね12を配設することにより、補助ガイドローラ7がレール3の側面に所定の押圧力を以て接触するようにし、これにより、主ガイドローラ6と補助ガイドローラ7によりレール3を所定の挟持力を以て挟持するようにする。
【0014】
また、本実施例においては、2つの車輪5を前後方向に挟むように、主ガイドローラ6と補助ガイドローラ7を配設するようにしたが、搬送車1の前方位置及び後方位置に主ガイドローラ6と補助ガイドローラ7を配設することもできる。
【0015】
次に、この搬送車の走行装置の動作について説明する。
この搬送車の走行装置は、主ガイドローラ6と補助ガイドローラ7とを近接する方向に付勢する付勢機構としての圧縮ばね12の作用により、主ガイドローラ6と補助ガイドローラ7によりレール3を所定の挟持力を以て挟持するようにしながら搬送車1を走行させるため、レール2,3に対する車輪4,5の位置を所定位置、すなわち、レール2,3の中心位置に安定して維持することができ、曲線走行時や加減速運転時においても、搬送車の蛇行、上下運動を抑制して、安定した走行状態を維持することができ、また、停止時の位置決め精度を向上することができる。
【0016】
特に、この搬送車の走行装置においては、左右の車輪4,5並びに右の車輪5の前後に配設した主ガイドローラ6及び補助ガイドローラ7を搬送車1に揺動可能に取り付けた連結板13に配設するようにしているため、レール2,3に対する車輪4,5の位置及び方向を所定位置、すなわち、レール2,3の中心位置に、かつ、レール2,3と平行に安定して維持することができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の搬送車の走行装置によれば、主ガイドローラと補助ガイドローラによりレールを挟持するようにしながら搬送車を走行させるため、レールに対する車輪の位置を所定位置に安定して維持することができ、曲線走行時や加減速運転時においても、搬送車の蛇行、上下運動を抑制して、安定した走行状態を維持することができ、また、停止時の位置決め精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の搬送車の走行装置の一実施例を示す側面図である。
【図2】 同正面図である。
【図3】 従来の搬送車の走行装置の正面図である。
【符号の説明】
1 搬送車
2 レール
3 レール
4 車輪
5 車輪
6 主ガイドローラ
7 補助ガイドローラ
8 車輪ブラケット
9 主ガイドローラブラケット
l0 補助ガイドローラブラケット
ll ピン
12 圧縮ばね
13 連結板
14 回転座
Claims (1)
- 搬送車の下面の前部及び後部に、それぞれ回転座を介して揺動可能に連結板を取り付け、該連結板の左右両側に垂設した車輪ブラケットを介して左右各1輪の車輪並びに左右の車輪のいずれか一方の車輪に主ガイドローラブラケット及び該主ガイドローラブラケットにピンを介して揺動可能に補助ガイドローラブラケットを配設し、主ガイドローラブラケットにレールの一側面に接しながら回転する主ガイドローラを、補助ガイドローラブラケットにレールの反対側の側面に接しながら回転する補助ガイドローラをそれぞれ車輪の前後に位置するように配設するとともに、主ガイドローラブラケットと補助ガイドローラブラケットの上端部に主ガイドローラと補助ガイドローラとを近接する方向に付勢する付勢機構としての圧縮ばねを配設することにより、主ガイドローラと補助ガイドローラによりレールを挟持するようにしたことを特徴とする搬送車の走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03846697A JP4202441B2 (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 搬送車の走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03846697A JP4202441B2 (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 搬送車の走行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10217956A JPH10217956A (ja) | 1998-08-18 |
JP4202441B2 true JP4202441B2 (ja) | 2008-12-24 |
Family
ID=12526033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03846697A Expired - Lifetime JP4202441B2 (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 搬送車の走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4202441B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8597736B2 (en) | 2005-03-16 | 2013-12-03 | Surface Innovations Ltd. | Method for producing a grafted polymer coating and substrates formed in accordance with the method |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4982785B2 (ja) * | 2005-10-25 | 2012-07-25 | 株式会社ダイフク | 走行台車の走行ガイド |
JP6929080B2 (ja) * | 2017-02-10 | 2021-09-01 | 日鉄レールウェイテクノス株式会社 | 高さ測定台車 |
JP7231156B2 (ja) * | 2019-09-12 | 2023-03-01 | 株式会社ドーコン | 移動用台車 |
-
1997
- 1997-02-05 JP JP03846697A patent/JP4202441B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8597736B2 (en) | 2005-03-16 | 2013-12-03 | Surface Innovations Ltd. | Method for producing a grafted polymer coating and substrates formed in accordance with the method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10217956A (ja) | 1998-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4202441B2 (ja) | 搬送車の走行装置 | |
JPH0127492Y2 (ja) | ||
JPH027099Y2 (ja) | ||
JPH0680375A (ja) | 物品搬送装置 | |
JP3154655B2 (ja) | モノレール式天井搬送車 | |
KR100270487B1 (ko) | 모노레일식 자주반송차의 주행안내장치 | |
JP4122718B2 (ja) | 荷搬送設備 | |
JPH06171502A (ja) | 軌条走行車両 | |
JPS6040380Y2 (ja) | 移送台車推進装置 | |
JP2515597B2 (ja) | 自走台車利用の搬送装置 | |
JPH0370670A (ja) | 軌道装置 | |
JP3997718B2 (ja) | 搬送設備 | |
JPS6027719Y2 (ja) | 軌条走行台車 | |
JP2844972B2 (ja) | 自走台車利用の搬送装置 | |
JP2008183916A (ja) | 摩擦駆動式台車コンベア | |
JPH06171503A (ja) | 軌条走行車両 | |
JP2001212670A (ja) | 簡易自動溶接機 | |
JPH0537945Y2 (ja) | ||
JPH0165751U (ja) | ||
JP2702891B2 (ja) | 自動二輪車の駐車装置 | |
JPH0362024U (ja) | ||
JPS6443404U (ja) | ||
JPH07125833A (ja) | 仕分装置 | |
JPH0127493Y2 (ja) | ||
JPS5810684Y2 (ja) | 台車装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060307 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060501 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060512 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070731 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071001 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081007 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081009 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |