JP2702891B2 - 自動二輪車の駐車装置 - Google Patents

自動二輪車の駐車装置

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JP2702891B2
JP2702891B2 JP7024184A JP2418495A JP2702891B2 JP 2702891 B2 JP2702891 B2 JP 2702891B2 JP 7024184 A JP7024184 A JP 7024184A JP 2418495 A JP2418495 A JP 2418495A JP 2702891 B2 JP2702891 B2 JP 2702891B2
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隆造 長野
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株式会社大阪造船所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車の駐車装置に
関する。さらに詳しくは、スクータや原動機付自転車な
どの自動二輪車を安全に駐車させることができる自動二
輪車の駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車は、その車体重量が大きいた
め、限られた面積の駐車場においては、整列させるのが
やっかいであり、もし転倒してしまうと車体に傷が付く
だけでなく、人身事故につながるおそれもある。そのた
め、従来の自動二輪車の駐車装置としては、床上を移動
および回動自在で底部に開口部を有する前輪捕捉部材
と、該前輪捕捉部材の後方床上に固定され可動する幅調
整板を備えた後輪捕捉部材と、前輪捕捉部材と後輪捕捉
部材とのあいだに配置される渡り板とからなるものが提
案されている(実公昭62−21506号公報参照)。
この駐車装置によれば、前輪を前記渡り板をこえるよう
に押込んで開口部に捕捉させるとともに、後輪を後輪捕
捉部材に乗り上げさせる。そして、ハンドルを左に切っ
て、前輪捕捉部材を回転させたのち、後輪捕捉部材の幅
調整を行なうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動二
輪車の操縦者が、ハンドルを持ち車体を支えつつ隣り合
って設置されている駐車装置のあいだの狭い空間に無理
な姿勢で入り込んで車体を押し込み、そして後輪を後輪
捕捉部材に乗せるまでは、車体が安定しない。また、ハ
ンドルを切る操作が自動二輪車を前方に押し込んだあと
にしなければならないし、また駐車時に後輪捕捉部材の
幅調整を行なう操作をしなければならないので、たいへ
んやっかいである。
【0004】本発明は、叙上の事情に鑑み、簡単な操作
で、しかも安全に駐車させることができる自動二輪車の
駐車装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動二輪車の駐
車装置は、その前方の床板に自動二輪車の前輪を捕捉さ
せるための開口部が形成されている移動台と、前記開口
部に捕捉された前輪とともに、前記移動台を案内して移
動させる平行な左右一対のレールと、前記開口部に捕捉
された前輪により前記移動台のロックを解除させるロッ
ク機構と、前記開口部の位置において前記前輪をその両
幅から保持させる一対の保持部材とを備えてなる自動二
輪車の駐車装置であって、前記一対の保持部材のうち、
前方に配置される保持部材が、前記移動台の前端に支持
されるとともに、前記移動台を前進させたときに立ち上
がらせる揺動機構に連結されてなることを特徴としてい
る。
【0006】前記揺動機構は、前記保持部材を立ち上が
らせるための引張ばねと、前記移動台に回転自在に支持
される支持部材と、該支持部材の一端と前記保持部材の
下部とに連結される連結棒と、前記支持部材の他端に当
接し、かつ前記保持部材の回動を制止するための制止ブ
ロックとからなるのが好ましい。
【0007】
【作用】本発明の自動二輪車の駐車装置によれば、前輪
を旋回させつつ移動台の開口部に嵌め込ませて、移動台
のロック機構を解除させる。ついで、車体を前方に押
し、移動台を前進させる。この前進に際し、揺動機構に
より保持部材が前記前輪の幅面側に起立する。これによ
り、前輪は、その両幅から一対の保持部材により確実に
保持されるため、車体を安定して駐車させることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の自動二輪
車の駐車装置を説明する。
【0009】図1は本発明の自動二輪車の駐車装置の一
実施例を示す斜視図、図2は図1におけるロック機構を
示す斜視図、図3は図1における揺動機構を示す斜視
図、図4は図1における駐車装置の使用例を示す説明図
である。
【0010】図1〜3に示すように、自動二輪車の駐車
装置は、その前方(自動二輪車を駐車させるばあいにお
いて、自動二輪車の進行方向の前方のことである)の床
板1に自動二輪車の前輪を捕捉させるための開口部2が
形成されている移動台3と、前記開口部2に捕捉された
前輪とともに、前記移動台3を案内して移動させる平行
な左右一対のレール4(4a、4b)と、前記開口部2
に捕捉された前輪により前記移動台3のロックを解除さ
せるロック機構5と、前記開口部2の位置において前記
前輪をその両幅から保持させる一対の保持部材6とを備
えている。
【0011】前記移動台3は、その前方および後方に傾
斜面3a、3bを有したほぼ山形形状をしており、また
その前方および後方には、前輪を案内するとともに、左
に旋回し、開口部2に嵌め込みやすくするためのガイド
8(8a、8b)が設けられている。またその側端に
は、前輪が開口部2を乗り越えて走行するのを制止する
ための走行ストッパー9が設けられている。移動台3
は、その下面四隅に取り付けられるローラ10により、
左右レール4a、4bの軌道11に案内されて前後進で
きるようにされている。なお、本実施例では、前記左右
レール4a、4bとして、断面C形のリップ溝型鋼が用
いられているが、ローラのための軌道が確保できるもの
であれば、他の形状の部材を用いてもよく、かかるリッ
プ溝型鋼に限定されるものではない。
【0012】前記ロック機構5は、前記移動台3の床板
1の下面に設けられており、移動台3の移動ロックを解
除させるための解除ペダル12と、コイルばね13によ
り時計方向(解除ペダル12側からみて時計方向)に回
転付勢される係止アーム14と、該係止アーム14と前
記解除ペダル12とに連結される作動軸15と、該作動
軸15を支持する軸受部16とから構成されている。ま
た前記解除ペダル12と作動軸15とは、L字状の作動
アーム17により連結されている。前記係止アーム14
の先端には、前記レール4aの切欠部18に入り込めら
れる係止突起部19が形成されている。ロック機構5
は、前記解除ペダル12を押し下げると、係止アーム1
4が回動し、係止突起部19が切欠部18から離れ、逆
に解除ペダル12の押し下げを止めると、コイルばね1
3の付勢力により図2に示される状態に復元する。
【0013】前記一対の保持部材6は、床板1に立設さ
れる保持部材6bと、移動台3の前方端に支持ピン20
により回転自在に支持される保持部材6aとから構成さ
れており、該保持部材6aには、揺動機構21が連結さ
れている。なお、6cは、前輪を幅広く保持するための
略U字状のフレームである。
【0014】前記揺動機構21は、保持部材6aを立ち
上がらせるための引張ばね22と、前記移動台3に回転
自在に支持される支持部材23と、該支持部材23の一
端と前記保持部材6aの下部とに連結される連結棒24
と、前記支持部材23の他端に当接し、かつ前記保持部
材6aの回動を制止するための制止ブロック25とから
構成されている。
【0015】前記支持部材23は、上部片23aと下部
片23bを有する2又形状をしており、上部片23aと
保持部材6aの下部とに連結棒24の両端調心部24a
がボルト締めされている。なお、連結棒24としては、
ロッドエンドなどを用いることができる。前記制止ブロ
ック25は、レール4bにブラケット26を介して回転
自在に固定されている。前記支持部材23の下部片23
bは、カバー27の側面に形成される窓28から突出
し、前記制止ブロック25に当接されている。なお、2
9、30は、前記引張ばね22を係止させるための係止
ピンであり、31は保持部材6aの回動を制限するため
のストッパーピンである。
【0016】つぎに本発明の駐車装置の使用例を説明す
る。
【0017】まず図4に示すように、操縦者は、自動二
輪車を押して、前輪Tを移動台3の後方から前方へと乗
り上げさせ、ついでガイド8に沿ってハンドルを左に切
り、前輪Tを開口部2に嵌め込ませる。前輪Tが開口部
2に確実に捕捉されると、ロック機構5の解除ペダル1
2が押し下げられるとともに、係止突起部19が切欠部
18から離れ、移動台3のロックが解除される。
【0018】つぎに前輪Tを移動台3に乗せたまま、レ
ール4に沿って車体をA位置からB位置へとわずかに移
動させると、下部片23bの回動が自由になって、保持
部材6aを引張っている引張ばね22のばね力により、
保持部材6aが前輪Tの幅面側に起立する。引き続き、
車体を押し、移動台3がレール4の先端付近のC位置に
到達すると、レール4内に取り付けられたストッパー3
2にローラ10が接触して停止する。車体は、移動台3
の移動直後のB位置からC位置まで、前輪Tの両幅が保
持部材6a、6bにより保持されているため、車体を移
動および駐車させるに際しても、フラ付いたり、転倒し
たりせず、安定して車体を保持させることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の自動二輪
車の駐車装置によれば、前輪を旋回し、移動台の開口部
に嵌め込む際、予め前方の保持部材が傾倒していること
から、前輪の旋回半径を最小にできる。そのため、移動
台の寸法を小さくでき、ひいては、駐車装置のスペース
が狭くなり、限られた面積の駐車場における駐車台数を
増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動二輪車の駐車装置の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】図1におけるロック機構を示す斜視図である。
【図3】図1における揺動機構を示す斜視図である。
【図4】図1における駐車装置の使用例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 床板 2 開口部 3 移動台 4 レール 5 ロック機構 6 保持部材 21 揺動機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その前方の床板に自動二輪車の前輪を捕
    捉させるための開口部が形成されている移動台と、前記
    開口部に捕捉された前輪とともに、前記移動台を案内し
    て移動させる平行な左右一対のレールと、前記開口部に
    捕捉された前輪により前記移動台のロックを解除させる
    ロック機構と、前記開口部の位置において前記前輪をそ
    の両幅から保持させる一対の保持部材とを備えてなる自
    動二輪車の駐車装置であって、 前記一対の保持部材のうち、前方に配置される保持部材
    が、前記移動台の前端に支持されるとともに、前記移動
    台を前進させたときに立ち上がらせる揺動機構に連結さ
    れてなることを特徴とする自動二輪車の駐車装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動機構は、前記保持部材を立ち上
    がらせるための引張ばねと、前記移動台に回転自在に支
    持される支持部材と、該支持部材の一端と前記保持部材
    の下部とに連結される連結棒と、前記支持部材の他端に
    当接し、かつ前記保持部材の回動を制止するための制止
    ブロックとからなる請求項1記載の駐車装置。
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