JPH1043063A - フライヤー - Google Patents
フライヤーInfo
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- JPH1043063A JPH1043063A JP8223085A JP22308596A JPH1043063A JP H1043063 A JPH1043063 A JP H1043063A JP 8223085 A JP8223085 A JP 8223085A JP 22308596 A JP22308596 A JP 22308596A JP H1043063 A JPH1043063 A JP H1043063A
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- Japan
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- oil
- cooking
- cold zone
- zone
- air
- Prior art date
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- Pending
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
- A47J37/00—Baking; Roasting; Grilling; Frying
- A47J37/12—Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
- A47J37/00—Baking; Roasting; Grilling; Frying
- A47J37/12—Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips
- A47J37/1276—Constructional details
- A47J37/129—Frying vessels
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
- A47J37/00—Baking; Roasting; Grilling; Frying
- A47J37/12—Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips
- A47J37/1242—Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips heated with burners
- A47J37/1247—Details of the burners; Details of the channels for guiding the combustion gases
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 油槽のコンパクト性や安全性を損なうことな
く調理用油の劣化を防止する。 【解決手段】 コールドゾーン12に空気通路13を貫
通し、空気通路13に冷却用空気を流してコールドゾー
ン12の調理用油を冷却する。
く調理用油の劣化を防止する。 【解決手段】 コールドゾーン12に空気通路13を貫
通し、空気通路13に冷却用空気を流してコールドゾー
ン12の調理用油を冷却する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油槽と加熱装置とを
備えたフライヤーに関する。
備えたフライヤーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より油槽内に調理用油(以下単に油
という)を満たして加熱調理するフライヤーが知られて
いる。こうしたフライヤーは、油槽の上部が油の温度を
調理に適した温度まで上昇(例えば160〜190℃)
させてその油で食品(フライドポテト等の揚げ物)を調
理する調理ゾーンとし、その下部が油の温度を下げて
(100℃前後)食材のかすによる油の汚れや劣化を防
止をするコールドゾーンとして使われる。例えば、図5
に示すように、側面に傾斜面15Aを形成してその傾斜
面15Aをバーナ3で加熱し、傾斜面15Aの上部を調
理ゾーン11A,下部をコールドゾーン12Aとし、調
理ゾーン11Aが調理に適した油温に制御される。コー
ルドゾーン12Aは、それより低い温度のため調理中に
破砕された食材のかすを沈下させてその炭化を防ぐこと
で油の汚れや劣化を防止している。
という)を満たして加熱調理するフライヤーが知られて
いる。こうしたフライヤーは、油槽の上部が油の温度を
調理に適した温度まで上昇(例えば160〜190℃)
させてその油で食品(フライドポテト等の揚げ物)を調
理する調理ゾーンとし、その下部が油の温度を下げて
(100℃前後)食材のかすによる油の汚れや劣化を防
止をするコールドゾーンとして使われる。例えば、図5
に示すように、側面に傾斜面15Aを形成してその傾斜
面15Aをバーナ3で加熱し、傾斜面15Aの上部を調
理ゾーン11A,下部をコールドゾーン12Aとし、調
理ゾーン11Aが調理に適した油温に制御される。コー
ルドゾーン12Aは、それより低い温度のため調理中に
破砕された食材のかすを沈下させてその炭化を防ぐこと
で油の汚れや劣化を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5の
矢印に示すように、油槽10A内の対流伝熱によりコー
ルドゾーン12Aの油温度が上昇し、食材のかすを徐々
に炭化すると共に、微粒子化して油を汚したり調理ゾー
ン11Aに浮き上がって食材を汚すことがあった。そこ
で、コールドゾーン12Aを調理ゾーン11Aから下方
にかなり離して設けると共に、コールドゾーン12Aを
水で満たして対流を阻害して沈下した食材のかすの温度
を低く保つといったことが行われているが、今度は油槽
10Aを縦に長くすることが必要となりコンパクト性が
損なわれると共に、間違って攪拌したりすると水が急沸
騰して高温の油が飛び散る危険性があった。
矢印に示すように、油槽10A内の対流伝熱によりコー
ルドゾーン12Aの油温度が上昇し、食材のかすを徐々
に炭化すると共に、微粒子化して油を汚したり調理ゾー
ン11Aに浮き上がって食材を汚すことがあった。そこ
で、コールドゾーン12Aを調理ゾーン11Aから下方
にかなり離して設けると共に、コールドゾーン12Aを
水で満たして対流を阻害して沈下した食材のかすの温度
を低く保つといったことが行われているが、今度は油槽
10Aを縦に長くすることが必要となりコンパクト性が
損なわれると共に、間違って攪拌したりすると水が急沸
騰して高温の油が飛び散る危険性があった。
【0004】本発明のフライヤーは上記課題を解決し、
油槽のコンパクト性や安全性を損なうことなく調理用油
の劣化を防止することを目的とする。
油槽のコンパクト性や安全性を損なうことなく調理用油
の劣化を防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のフライヤーは、調理用油を満たした
油槽と、上記油槽の上記調理用油を加熱する加熱装置と
を備え、上記油槽の上部を上記加熱装置により適温に加
熱された調理油で調理を行う調理ゾーンとし、上記油槽
の下部を食材のかすを溜めるコールドゾーンとしたフラ
イヤーにおいて、上記コールドゾーンに空気通路を貫通
し、該空気通路に冷却用空気を流して上記コールドゾー
ンの上記調理用油を冷却することを要旨とする。
明の請求項1記載のフライヤーは、調理用油を満たした
油槽と、上記油槽の上記調理用油を加熱する加熱装置と
を備え、上記油槽の上部を上記加熱装置により適温に加
熱された調理油で調理を行う調理ゾーンとし、上記油槽
の下部を食材のかすを溜めるコールドゾーンとしたフラ
イヤーにおいて、上記コールドゾーンに空気通路を貫通
し、該空気通路に冷却用空気を流して上記コールドゾー
ンの上記調理用油を冷却することを要旨とする。
【0006】本発明の請求項2記載のフライヤーは、上
記空気通路に流した冷却用空気を加熱装置の燃焼用空気
として利用することを要旨とする。
記空気通路に流した冷却用空気を加熱装置の燃焼用空気
として利用することを要旨とする。
【0007】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
フライヤーは、コールドゾーンに空気通路を貫通し、冷
却用空気を流したので、コールドゾーンの油の温度は下
がる。 そのため、コールドゾーンに落下した食材のか
すは低い温度に保たれ、炭化または酸化したりすること
はない。従って、炭化して微粒子になったかすが油に混
ざって油を劣化させるといったことは生じないので、調
理用油を長期間にわたって調理に使用できる。また、油
槽のコールドゾーンに空気通路を貫通するといった構成
なので油槽のコンパクト性や安全性を損なうことはな
い。
フライヤーは、コールドゾーンに空気通路を貫通し、冷
却用空気を流したので、コールドゾーンの油の温度は下
がる。 そのため、コールドゾーンに落下した食材のか
すは低い温度に保たれ、炭化または酸化したりすること
はない。従って、炭化して微粒子になったかすが油に混
ざって油を劣化させるといったことは生じないので、調
理用油を長期間にわたって調理に使用できる。また、油
槽のコールドゾーンに空気通路を貫通するといった構成
なので油槽のコンパクト性や安全性を損なうことはな
い。
【0008】上記構成を有する本発明の請求項2記載の
フライヤーは、冷却用空気を加熱装置の燃焼用空気とし
て利用したので、燃焼用空気を予加熱することができ
る。従って、燃焼火炎の温度が高くなり熱効率が向上す
る。
フライヤーは、冷却用空気を加熱装置の燃焼用空気とし
て利用したので、燃焼用空気を予加熱することができ
る。従って、燃焼火炎の温度が高くなり熱効率が向上す
る。
【0009】
【発明の実施形態】以上説明した本発明の構成・作用を
一層明らかにするために、以下本発明のフライヤーの好
適な実施例について図を用いて説明する。図1は一実施
例としてのフライヤーの概略構成図である。本実施例の
フライヤー1は、冷凍食品を揚げるための調理用油(以
下単に油という)が満たされる油槽10と、この油槽1
0内の油を加熱するためにバーナ3を燃焼させる加熱装
置20とこれらを収納するケーシング4等から構成され
る。
一層明らかにするために、以下本発明のフライヤーの好
適な実施例について図を用いて説明する。図1は一実施
例としてのフライヤーの概略構成図である。本実施例の
フライヤー1は、冷凍食品を揚げるための調理用油(以
下単に油という)が満たされる油槽10と、この油槽1
0内の油を加熱するためにバーナ3を燃焼させる加熱装
置20とこれらを収納するケーシング4等から構成され
る。
【0010】油槽10は、図2に示すように、左右両側
面にバーナ3により加熱される傾斜部15を有し、その
上部が適温に加熱された調理油で調理をするための調理
ゾーン11で、下部が食材のかすの炭化を防止すること
で油の汚れや劣化を防ぐためのコールドゾーン12とし
て機能する。調理ゾーン11は、左右の上部側面10
a,10bと前面10p,後面10qとから囲まれる領
域であり、前面10pは中間位置でコールドゾーン12
に向って傾斜している。また、上部側面10a,10b
の外側に断熱材16が貼り付けられている。そして、調
理ゾーン11とコールドゾーン12の境目付近には網1
4が設けられている。コールドゾーン12は網14より
下方で下部側面10eと前面10f,後面10qとから
囲まれる領域である。コールドゾーン12の底面よりや
や上位置では空気通路としてのパイプ13が前後に貫通
している。パイプ13は断面長円状に形成した耐熱耐食
性に優れたステンレスの筒状板を油槽10の前後壁面に
溶接して取り付けられている。また、傾斜部15は、上
部側面10a,10bと下部側面10cとをつなぐ曲面
の加熱壁10eで形成され、加熱壁10eの外側には複
数本の板状のフィン10dが前後方向に溶接されてい
る。
面にバーナ3により加熱される傾斜部15を有し、その
上部が適温に加熱された調理油で調理をするための調理
ゾーン11で、下部が食材のかすの炭化を防止すること
で油の汚れや劣化を防ぐためのコールドゾーン12とし
て機能する。調理ゾーン11は、左右の上部側面10
a,10bと前面10p,後面10qとから囲まれる領
域であり、前面10pは中間位置でコールドゾーン12
に向って傾斜している。また、上部側面10a,10b
の外側に断熱材16が貼り付けられている。そして、調
理ゾーン11とコールドゾーン12の境目付近には網1
4が設けられている。コールドゾーン12は網14より
下方で下部側面10eと前面10f,後面10qとから
囲まれる領域である。コールドゾーン12の底面よりや
や上位置では空気通路としてのパイプ13が前後に貫通
している。パイプ13は断面長円状に形成した耐熱耐食
性に優れたステンレスの筒状板を油槽10の前後壁面に
溶接して取り付けられている。また、傾斜部15は、上
部側面10a,10bと下部側面10cとをつなぐ曲面
の加熱壁10eで形成され、加熱壁10eの外側には複
数本の板状のフィン10dが前後方向に溶接されてい
る。
【0011】また、油槽10の底部には排油管23が設
けられ、開閉弁24を開くと油が食材のかすと共に濾過
槽22に導かれる。そして、濾過された油は循環ポンプ
25により油槽10に戻される。
けられ、開閉弁24を開くと油が食材のかすと共に濾過
槽22に導かれる。そして、濾過された油は循環ポンプ
25により油槽10に戻される。
【0012】加熱装置20は、図1,図2,図4に示す
ように、加熱壁10bの近傍に設けられ燃焼熱で加熱壁
10bを加熱するバーナ3と、バーナ3に燃料ガスを供
給する燃料ガス供給部30と、バーナ3に燃焼用空気を
供給する給排気部40と、バーナ3の燃焼や油槽10の
温度制御等を司どる燃焼制御装置部50とを備える。バ
ーナ3は、多数の炎口が設けられたセラミックプレート
を使用した全1次燃焼を行なう全1次空気式バーナで、
加熱壁10bに設けたフィン10dに沿って左右とも上
下2列に設けられる。燃料ガス供給部30は、ケーシン
グ4底面に固定されたガス入口31と、ガス入口31の
下流でガス入口31からバーナ3へのガス流路35を開
閉するガス電磁弁32と、さらに下流でバーナ3に燃料
ガスを噴出するノズル33とを備え、バーナ3へ燃料ガ
スを供給すると共に、ノズル33のガス噴出流により燃
焼用1次空気を巻き込んでダンパ34の開口部からバー
ナ3に供給される。
ように、加熱壁10bの近傍に設けられ燃焼熱で加熱壁
10bを加熱するバーナ3と、バーナ3に燃料ガスを供
給する燃料ガス供給部30と、バーナ3に燃焼用空気を
供給する給排気部40と、バーナ3の燃焼や油槽10の
温度制御等を司どる燃焼制御装置部50とを備える。バ
ーナ3は、多数の炎口が設けられたセラミックプレート
を使用した全1次燃焼を行なう全1次空気式バーナで、
加熱壁10bに設けたフィン10dに沿って左右とも上
下2列に設けられる。燃料ガス供給部30は、ケーシン
グ4底面に固定されたガス入口31と、ガス入口31の
下流でガス入口31からバーナ3へのガス流路35を開
閉するガス電磁弁32と、さらに下流でバーナ3に燃料
ガスを噴出するノズル33とを備え、バーナ3へ燃料ガ
スを供給すると共に、ノズル33のガス噴出流により燃
焼用1次空気を巻き込んでダンパ34の開口部からバー
ナ3に供給される。
【0013】燃焼制御装置50は、マイクロコンピュー
タを用いたコントローラ51と、油槽10内に取り付け
た温度センサー52とを備え、温度センサ51の信号に
基づいて油温を所定範囲に維持するように、電磁弁32
を開閉して燃焼と燃焼停止とを切り換える(オン,オフ
制御を行なう)。
タを用いたコントローラ51と、油槽10内に取り付け
た温度センサー52とを備え、温度センサ51の信号に
基づいて油温を所定範囲に維持するように、電磁弁32
を開閉して燃焼と燃焼停止とを切り換える(オン,オフ
制御を行なう)。
【0014】給排気部40は、ケーシング4に設けたギ
ャラリー7と、噴出口が排気側の排気管43と給気側の
給気管44とに分岐され給排気を行う給排気管49と、
給排気管49に設けたファン41と、給排気管49の排
気側に連通してケーシング4の後部で上方へ開口した排
気筒42と、油槽10のコールドゾーン12の中心部を
前後に貫通して給気管44からの給気をバーナ3に導く
パイプ13と、図3に示すように、パイプ13の前方出
口を覆う四角い空気ボックス16とが備えられている。
また、空気ボックス16にはガス流路35の先端に形成
したノズルホルダー36がノズル33と共に固定されて
いる。給気は、図1,図4に示すように、ギャラリー7
から吸引された外部の空気が、ファン41により給排気
管49に取り込まれると共に給気管44からパイプ13
の空気入口に向って噴出し、空気ボックス16に供給さ
れ最終的にバーナ3に供給されるように設定されてい
る。また、バーナ3で生じた排ガスは、ファン41によ
り器体内の空気が給排気管49から排気筒42へ噴出さ
れる際のジェットにまきこまれて空気と共にケーシング
4の外へ排出するように設定されている。そして、排気
ガスを空気と共に排出するときに排気筒42が冷却され
て過熱が防止される。
ャラリー7と、噴出口が排気側の排気管43と給気側の
給気管44とに分岐され給排気を行う給排気管49と、
給排気管49に設けたファン41と、給排気管49の排
気側に連通してケーシング4の後部で上方へ開口した排
気筒42と、油槽10のコールドゾーン12の中心部を
前後に貫通して給気管44からの給気をバーナ3に導く
パイプ13と、図3に示すように、パイプ13の前方出
口を覆う四角い空気ボックス16とが備えられている。
また、空気ボックス16にはガス流路35の先端に形成
したノズルホルダー36がノズル33と共に固定されて
いる。給気は、図1,図4に示すように、ギャラリー7
から吸引された外部の空気が、ファン41により給排気
管49に取り込まれると共に給気管44からパイプ13
の空気入口に向って噴出し、空気ボックス16に供給さ
れ最終的にバーナ3に供給されるように設定されてい
る。また、バーナ3で生じた排ガスは、ファン41によ
り器体内の空気が給排気管49から排気筒42へ噴出さ
れる際のジェットにまきこまれて空気と共にケーシング
4の外へ排出するように設定されている。そして、排気
ガスを空気と共に排出するときに排気筒42が冷却され
て過熱が防止される。
【0015】次に、本実施例のフライヤー1の動作につ
いて説明する。油槽10に油を満たした後、給排気ファ
ン41と電磁弁32とをON動作させて図示しない点火
器を作動させてバーナ3に点火する。そして、バーナ3
は油槽10の傾斜部15に設けた複数のフィン10d及
び加熱壁10eを加熱し、加熱壁10eに触れている油
の温度を上昇させる。温度上昇した油は、加熱壁10e
を伝って上方の調理ゾーン11に向って上昇し、加熱壁
10eにはコールドゾーン12から温度の低い油が新た
に供給され、コールドゾーン12へは調理ゾーン11の
油が油槽10の中心から下方に向って降下していくとい
った油の対流が行なわれる。そして、調理ゾーン11の
油温度が調理に適した温度(例えば160〜190℃)
に達したら、食材(フライドポテト等)をバスケットに
入れて調理ゾーン11の網14まで沈め調理(揚げ物)
を行なう。
いて説明する。油槽10に油を満たした後、給排気ファ
ン41と電磁弁32とをON動作させて図示しない点火
器を作動させてバーナ3に点火する。そして、バーナ3
は油槽10の傾斜部15に設けた複数のフィン10d及
び加熱壁10eを加熱し、加熱壁10eに触れている油
の温度を上昇させる。温度上昇した油は、加熱壁10e
を伝って上方の調理ゾーン11に向って上昇し、加熱壁
10eにはコールドゾーン12から温度の低い油が新た
に供給され、コールドゾーン12へは調理ゾーン11の
油が油槽10の中心から下方に向って降下していくとい
った油の対流が行なわれる。そして、調理ゾーン11の
油温度が調理に適した温度(例えば160〜190℃)
に達したら、食材(フライドポテト等)をバスケットに
入れて調理ゾーン11の網14まで沈め調理(揚げ物)
を行なう。
【0016】調理中においては、給排気ファン41の駆
動により給気管44からパイプ13に燃焼用空気が流入
しバーナ3に供給される。従って、コードゾーン12の
油は、常に冷やされ温度はあまり上がらずに100℃前
後に維持される。そのため、調理の際にコールドゾーン
12に落下した食材の粒や揚げかすは、酸化や炭化が進
んでしまうことはなく、食材の炭化による油の劣化が低
減され、油交換までの期間を延長することができるので
経済的である。また、燃焼用空気はパイプ13を通過中
に予加熱されるのでバーナ3の燃焼火炎の温度が高くな
り、高い温度の火炎で油槽を加熱するので熱効率が向上
する。
動により給気管44からパイプ13に燃焼用空気が流入
しバーナ3に供給される。従って、コードゾーン12の
油は、常に冷やされ温度はあまり上がらずに100℃前
後に維持される。そのため、調理の際にコールドゾーン
12に落下した食材の粒や揚げかすは、酸化や炭化が進
んでしまうことはなく、食材の炭化による油の劣化が低
減され、油交換までの期間を延長することができるので
経済的である。また、燃焼用空気はパイプ13を通過中
に予加熱されるのでバーナ3の燃焼火炎の温度が高くな
り、高い温度の火炎で油槽を加熱するので熱効率が向上
する。
【0017】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば、本実施例では、加熱装置に赤外線バーナを
使用し、外部から加熱する方式のものにしたが浸管式の
ものでもよい。また、バーナはパルス式,ガンタイプ
式,触媒燃焼式等でも良く本発明の要旨を逸脱しない範
囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論であ
る。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば、本実施例では、加熱装置に赤外線バーナを
使用し、外部から加熱する方式のものにしたが浸管式の
ものでもよい。また、バーナはパルス式,ガンタイプ
式,触媒燃焼式等でも良く本発明の要旨を逸脱しない範
囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論であ
る。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のフライヤーによれば、コールドゾーンに空気通路
を貫通し、冷却用空気を流したので、コールドゾーンの
油は温度が下がる。そのため、コールドゾーンに落下し
た食材のかすが炭化することはないので、炭化して微粒
子になったかすが油に混ざって油を劣化させるといった
ことは生じない。従って、調理用油の劣化は防止され長
期間にわたって調理に使用できるので経済的である。ま
た、コールドゾーンに空気通路を設けるといった構成な
ので油槽のコンパクト性や安全性を損なうことはない。
記載のフライヤーによれば、コールドゾーンに空気通路
を貫通し、冷却用空気を流したので、コールドゾーンの
油は温度が下がる。そのため、コールドゾーンに落下し
た食材のかすが炭化することはないので、炭化して微粒
子になったかすが油に混ざって油を劣化させるといった
ことは生じない。従って、調理用油の劣化は防止され長
期間にわたって調理に使用できるので経済的である。ま
た、コールドゾーンに空気通路を設けるといった構成な
ので油槽のコンパクト性や安全性を損なうことはない。
【0019】請求項2記載のフライヤーは、冷却用空気
を加熱装置の燃焼用空気として利用したので、燃焼用空
気を予加熱することができる。従って、燃焼火炎の温度
が高くなり熱効率が向上する。
を加熱装置の燃焼用空気として利用したので、燃焼用空
気を予加熱することができる。従って、燃焼火炎の温度
が高くなり熱効率が向上する。
【図1】一実施例としてのフライヤーの概略構成図であ
る。
る。
【図2】フライヤーの油槽10部分の正面断面図(A−
A断面)である。
A断面)である。
【図3】一実施例としてのフライヤーの要部の正面図で
ある。
ある。
【図4】一実施例としてのフライヤーの要部の平面断面
図(B−B断面)である。
図(B−B断面)である。
【図5】従来例としてのフライヤーの概略構成図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 フライヤー 3 バーナ 4 ケーシング 7 ギャラリー 10 油槽 10a,10b 上部側面 11 調理ゾーン 12 コールドゾーン 13 パイプ 14 網 15 傾斜部 16 空気ボックス 20 加熱装置 30 燃料ガス供給部 32 ガス電磁弁 33 ノズル 40 給排気部 41 ファン 42 排気筒 43 排気管 44 給気管 49 給排気管
Claims (2)
- 【請求項1】 調理用油を満たした油槽と、 上記油槽の上記調理用油を加熱する加熱装置とを備え、
上記油槽の上部を上記加熱装置により適温に加熱された
調理油で調理を行う調理ゾーンとし、上記油槽の下部を
食材のかすを溜めるコールドゾーンとしたフライヤーに
おいて、 上記コールドゾーンに空気通路を貫通し、該空気通路に
冷却用空気を流して上記コールドゾーンの上記調理用油
を冷却することを特徴とするフライヤー。 - 【請求項2】 上記空気通路に流した冷却用空気を加熱
装置の燃焼用空気として利用することを特徴とする請求
項1記載のフライヤー。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8223085A JPH1043063A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | フライヤー |
KR1019970025157A KR100246983B1 (ko) | 1996-08-05 | 1997-06-17 | 튀김 조리기 |
US08/890,287 US5819638A (en) | 1996-08-05 | 1997-07-09 | Deep-frying apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8223085A JPH1043063A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | フライヤー |
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