JP3088222U - テーブル付揚物器 - Google Patents

テーブル付揚物器

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JP3088222U JP2002000958U JP2002000958U JP3088222U JP 3088222 U JP3088222 U JP 3088222U JP 2002000958 U JP2002000958 U JP 2002000958U JP 2002000958 U JP2002000958 U JP 2002000958U JP 3088222 U JP3088222 U JP 3088222U
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和幸 伊藤
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    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J37/00Baking; Roasting; Grilling; Frying
    • A47J37/12Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips
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    • AHUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】揚物槽の上部に油層、下部に水層を置く揚物槽
をテーブル中央に設置し調理人以外の者が安全に自由に
揚物を行いながら、テーブルで飲食を行うことを可能に
する。また、油層の酸化促進を抑制出来るとともに揚げ
滓や炭化物による油層の劣化や油煙の発生を防止出来、
また揚げ物の量に応じて水抜きを行うタイミングを熟知
しない者であっても容易に安全に使用できる揚物器を提
供する。 【解決手段】この考案に従った揚物器は、テーブル中央
に水と油が入れられてこれら相互の比重差により水層WL
の上に油層OLが形成される揚物槽を設置する。揚物槽中
に設けられて油層を加熱するヒーターと、揚物槽中でヒ
ーターの下方の所定の位置に設けられて油層と水層の界
面を検知する水位センサーと、水位センサーに接続され
水位センサーによる上記界面の検知によりヒーターによ
る油層の加熱を停止させる油層加熱制御手段とを設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一般客が安全で自由に揚物を行いながら、テーブルで飲食を行うこ とができるテーブル付揚物器に関する。本考案は、客自身が串揚げやフライ、テ ンプラなど油を使った揚物を楽しみながら飲食を行うことができる装置に関する 。本考案は、特に、水と油が入れられてこれらの相互の比重差により水層の上に 油層が形成され、この油層を加熱するヒーターと、このヒーターの下方に設けら れてヒーターの下方の油層の部分を冷却する冷却用パイプとが設けられ、揚げ滓 が下方の水層に沈殿していく揚物槽がテーブルの中央に設けられたテーブル付揚 物器に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述したような比重差によって下方の水層と上層の油層が形成され、油層を加 熱して揚物をする揚物器は例えば特公昭55−40249号広報などに記載され ている。このような種類の従来の揚物器においては、揚物槽中に水と油が入れら れてこれらが作る水層と油層との界面が冷却パイプのわずかに下方に位置される 。そしてヒーターにより揚物槽中の油層が加熱されるとともに冷却パイプ中に外 気を冷却流体として通過させてヒーターの下方の油層の部分が冷却されることに より、油層の全体の温度上昇による油層の酸化促進が抑制されるとともに揚物槽 中の水層の温度が上昇するのが防止されて加熱された油層の部分から沈殿してき た揚げ滓を水層中に沈殿させ、油層への浮き上がりを防止し揚げ滓による油層の 劣化や揚げ滓の炭化による油煙の発生が防止される。このために油の濾過作業が 不要となり、また油の交換サイクルが伸びて廃油の量が少なくなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の揚物器は、専門の操作員が扱うことを前提とした業務用の揚 物器として開発されたものである。このため、例えば焼肉形式のように、一般の お客自身が揚物を行うには不向きなところがあった。例えば子供や大人が飲料物 を誤ってこぼし揚物槽内に水が混入した場合に水が急に沸騰する場合がある。ま た、客の使用の都度、たまった揚げ滓などを取り除き、あるいは清掃を行うため の作業負担を軽減することが望まれている。特に、飲食店などで一般の利用客の 使用を前提とする場合、そのような清掃作業の負担を軽減することが求められる 。
【0004】 本考案は、揚物槽の上部に油層、下部に水層を置く揚物器にテーブルを取り付 けることにより、水と油の比重差から揚物槽内に混入した飲料水は下層部の水へ 直ちに落下し水蒸気の爆発的発生を防ぐので、店舗内での一般利用客の使用が可 能になるテーブル付揚物器を提供することを目的とする。また、焼肉店でも見ら れるようにテーブルは数十もあり、従来の揚物器をテーブルに取り付けたとして も、揚物槽の下部にこびりついた揚げ滓を取り除くのに時間や手間がかかり、不 向きであるので、テーブルの中央に揚物槽の上部に油、下部に水を置いた揚物槽 を設けたテーブル付揚物器を利用することにより、下部に水が存在し揚げ滓のこ びりつきがなく清掃作業の負担を軽減することができるテーブル付揚物器を提供 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】
上述したこの考案の目的を達成するために、本考案では、テーブルの中央に、 揚物槽の上部に油、下部に水が入れられ、前記油と水との界面の位置を検出して 油の加熱を制御する揚物器が設置されたテーブル付揚物器が提供される。これに より、一般の利用客も安全に自身で揚物を行うことができる。
【0006】 また、本考案のテーブル付揚物器は、水と油が入れられてこれら相互の比重差 により水層の上に油層が形成される揚物槽と、揚物槽中に設けられて油層を加熱 するヒーターと、揚物槽中でヒーターの下方に設けられてヒーターの下方の油層 の部分を冷却する冷却パイプと、揚物槽中でヒーターの下方の所定の位置に設け られて水層と油層の界面を検知する第一の水位センサーと、この第一の水位上限 センサーの出力が入力されこの第一の水位センサーによる上記界面の検出により ヒーターによる油層の加熱を停止させる油層加熱制御手段とを備えることがよい 。
【0007】 このように構成されたことを特徴としたこの考案に従った揚物器においては、 上述した従来の揚物器と同様に、冷却パイプによりヒーターの下方の油層の部分 が冷却されて油層の全体の温度上昇による油層の酸化促進が抑制されるとともに 揚物槽中の水層の温度が上昇するのが防止されて加熱された油層の部分から沈殿 してきた揚げ滓を水層中に沈殿させて油層への浮き上がりを防止し、揚げ滓によ る油層の劣化や揚げ滓の炭化による油煙の発生が防止される。上述したこの考案 に従った揚物器においてはさらに、揚物の量が増えて揚物から生じ、水層中に沈 殿した揚げ滓の量が増えることにより水層と油層との界面が上昇し揚物槽中でヒ ーターの下方の所定の位置まで上記界面が到達したことが第一の水位センサーに より検知されると、第一の水位センサーの出力が入力される油層加熱制御手段が ヒーターによる油層の加熱を停止させる。この為に、揚物の量に応じて水抜きを 行うタイミングを熟知していない者であっても、水層中で水蒸気が発生して、加 熱された油の飛散を生じさせる危険性を確実に回避出来て揚物器を容易に安全に 使用することが出来る。また、この第一の水位センサー出力により警報が赤ラン プの点灯などで表示されるので、利用客や従業員等に水抜きのタイミングを知ら せることができる。
【0008】 上述の構成を特徴とするこの考案に従った揚物器においては、揚物槽中で前記 第一の水位センサーの下方の所定の位置に前記界面を検出する第二の水位センサ ーをさらに備えており、前記油層加熱制御手段は、前記第一の水位センサーによ る前記界面の検出の後、前記第二の水位センサーによる前記界面の検出によりヒ ーターによる油層の加熱を再開させることが好ましい。
【0009】 このような構成であれば、上記界面に水蒸気が生じ、加熱された油の飛散を生 じさせる危険性を確実に回避する為に揚物槽中でヒーターの下方の所定の位置ま で上記界面が到達したことを前記第一の水位センサーが検知して前記油層加熱制 御手段にヒーターによる油層の加熱を停止させた後に、揚物器の使用者がたとえ ば揚物槽の下端に設置した水抜き弁から水抜きを行って、同時に揚げ滓を排出さ せて、水層の過熱の危険性を遠ざけた時に、前記油層加熱制御手段が第二の水位 センサーが前記界面が低下したことを検出してヒーターによる油層の加熱を再開 させる。このため、揚物器の使用者が揚物器に熟練していなくとも油層の加熱の 中断時間を出来る限り少なくでき、ひいては油層の再加熱に要する時間を出来る 限り少なく出来る。また最終的にはこの考案の揚物器の利用効率や熱効率を向上 出来る。
【0010】 上述したことを特徴としたこの考案に従った揚物器においては、また、前記油 層加熱制御手段が前記水位センサーによる上記界面の検出検知により警告を発す る警告手段を備えていることが好ましい。この警告手段は、例えばブザーやベル などの音を利用した警告手段であっても良いし、たとえばランプなどの光を利用 した警告手段であっても良いし、これら音と光の両者を利用した警告手段であっ ても良い。
【0011】 このような構成であれば、上記界面の上昇によって水が加熱されて水蒸気が発 生し、加熱された油の飛散を生じさせる危険性を確実に回避する為に揚物槽中で ヒーターの下方の所定の位置まで上記界面が到達したことを前記第一の水位セン サーが検知して前記油層加熱制御手段がヒーターによる油層の加熱を停止したこ とを揚物器の使用者は直ちに知ることが出来る。この為、その後に揚物器の使用 者が例えば揚物槽の下端に設置した水抜き弁から水抜きを行い同時に揚げ滓を排 出させて上記危険性を遠ざけ、ヒーターによる油層の加熱を再開させるまでに要 する時間を短く出来る。このことによっても油層の加熱の中断時間を出来る限り 少なく出来、ひいては油層の再加熱に要する時間をできる限り少なくすることが 出来、最終的にはこの考案の揚物器の利用効率や熱効率をさらに向上できる。
【0012】 上記油層加熱制御手段は、さらに、上記第二の水位センサーによる上記界面の 検知により警告を発するもう一つの警告手段を備えていることが好ましい。これ によって、水位が低下しすぎたことを検出して揚物器の使用者が過剰に水抜きを 行ってしまうことが効果的に防止出来る。
【0013】 なお上記冷却パイプやヒーターのそれぞれの機能を向上させる為には、上記冷 却パイプやヒーターのそれぞれの断面を円形状以外にも楕円形状を含む種々の形 状とすることが出来る。
【0014】 また、揚物槽は、その底部の断面が略V字状となって、一方が下方に傾斜して おり、その端部に水抜き用の弁が設けられているため、水抜きを行って水位を低 下させたり、底にたまった揚げ滓を取り除く作業が簡単である。また、揚物槽の 清掃作業も容易である。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の一実施の形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】 図1、図2、図3、図4、図5を参照しながらこの考案の一実施の形態に従っ たテーブル付揚物器の構成について詳細に説明する。図1は上記一実施の形態に 従ったテーブル付揚物器の内部構造と全体像を示した図である。図2は上記一実 施の形態に従ったテーブル付揚物器の組立図であり。図3は、図1のテーブル付 揚物器を右側から見た図面である。図4は上記一実施の形態に従ったテーブル付 揚物器の揚物槽の概略的な図である。図5は上記一実施の形態に従ったテーブル 付揚物器の油層加熱制御および電気制御を行う電気回路の構成を示す図である。
【0017】 図1および2あるいは3に示すように、この考案の一実施の形態に従った揚物 器は上方に開口された揚物槽10を備えており、揚物槽10は図2の化粧プレー ト11により支持されて、テーブルの天板13の中央に設置されている。天板1 3はフレーム14上に載置されてテーブル付揚物器を構成する。フレーム14の 側面上部には、電源スイッチ34、制御ボックス35、操作パネル36、水位正 常ランプ37、水位警報ランプ38が設けられている。また、フレーム14の操 作パネルなどが設けられている面の下部は、開放可能な扉33が設けられている 。
【0018】 また、天板13の中央に載置される揚物槽10には、揚物用バスケット15が 挿入可能であり、また、天板13上の揚物槽10の開口の両脇には油切り16が 載置される。この油切り16の上には油切り用の網17を載せることができる。 また、天板13の揚物槽10が挿入される部分にはテーブル用蓋18で蓋をする ことができる。
【0019】 図4は揚物槽10の構造を示す。図4に示すように、揚物槽10には揚物槽の 上下方向の中間部のやや上方において揚物槽の前壁30から後壁31に向かって ヒーター20が略水平に設置されているとともに、上記中間部のやや下方におい て揚物槽10の前壁30から後壁31まで水密に貫通した冷却パイプ23が略水 平に設置されている。ヒーター20及び冷却パイプ23の夫々の本数は例えば揚 物槽の容量、すなわち揚物油の使用量や揚物油の使用温度に応じて自由に設定す ることが出来るが、この実施の形態では、図4に示すように、ヒーター20は1 本、冷却パイプ23は1本である。また、ヒーター20及び冷却パイプ23の夫 々の断面も同じ理由で自由に設定することが出来るが、図3から明らかなように 、この実施の形態ではヒーター20は円形であり、また冷却パイプ23も円形の 断面である。冷却パイプ23内には冷媒が流れて油層の下部を冷却する。冷媒と しては例えば外気で、またその他の流体でよい。
【0020】 揚物槽10中には揚物用の油と水の夫々が所定量入れられていて、油と水はこ れら相互の比重差により揚物槽10中の下方に水層WLを、水層WLの上に油層OLを 形成する。この実施例において揚物槽10中に入れられる油と水の夫々の所定量 は、水層WLと油層OLとの間の界面が冷却パイプ23の下方の所定の水位レベルに 配置されるように設定されている。
【0021】 揚物槽の底壁32は、図4に示すようにV字形状をしていて、また図4から明 らかなように、後壁31から前壁30に向かうにつれて下方に傾斜している。揚 物槽の前壁30の下端部には水抜きバルブ28が接続されており、前壁30にお いて冷却パイプ23と略同じ水準に油抜きバルブ26を伴った油抜き管27が接 続されている。
【0022】 揚物槽10の前壁30においてはさらに、ヒーター20の下方の所定の位置、 この実施の形態においては冷却パイプ23の下端と略同じ水準位置に第1の水位 センサーとして水位上限センサー24が設置されているとともに、水位上限セン サー24のさらに下方の所定の位置、この実施の形態においては油層OLと水層WL との間の界面の前述した所定の水準と略同じ水準位置に第2の水位センサーとし て水位下限センサー25が設置されている。
【0023】 揚物槽10の前壁30においてはまたさらに、ヒーター20の上方の所定の位 置、この実施の形態においては揚物に最も使用される揚物槽中の油層OLの上方部 位には、過熱防止センサー22が設置されている。また、ヒーター20とほぼ同 一の位置に油温センサー21が設置されている。
【0024】 図1および図2あるいは図3に示すように、フレーム14の前部の上方部位は 本テーブル付揚物器を操作するための操作部が設けられており、この操作部の表 面には、操作パネル36、光を利用した警告手段としての警告ランプ37、38 や電源スイッチ34などが配置されており、操作パネル36は、揚物に最も使用 される揚物槽中の油層OLの上方部位の温度を所望の温度に設定する為の操作設定 を行うものである。フレーム14の内部にある電気制御ボックス35内部には種 々の電気制御機器や電子部品が格納されている。
【0025】 次に、図1ないし4に示されたこの考案の一実施の形態に従った揚物器におい て油層の加熱を制御する油層加熱制御手段としての概略的な電気回路を示してい る図5を参照しながらこの考案の一実施の形態に従った揚物器の動作について詳 細に説明する。
【0026】 図1ないし4に示す揚物器で揚物作業を行う場合、まず最初は、揚物槽中に揚 物用油と水とを夫々の所定量入れ、操作パネル36で油温センサー21に所望の 温度を設定し、電源スイッチ34をオンにする。この状態では、揚物槽10中の 油層OLと水層WLとの界面は図1に示す所定の水準に位置している。さらには下方 の第2の水位センサーである水位下限センサー25が上記界面を検知し、図4の 電気回路中で水位上限センサー24及び水位下限センサー25が異常の無いこと を判断し、異常がなければ揚物器の動作に異常が無いことを示す例えば緑色のラ ンプ37が点灯される。なおこの実施の形態において図5の電気回路には油層OL の過剰な加熱を防止するための手動復帰ハイカットスイッチ40も組み込まれて いて、この実施の形態では手動復帰ハイカットスイッチ40の動作開始温度は2 50℃に設定されており、手動復帰ハイカットスイッチ40が動作すると電気の 供給が停止される。
【0027】 冷却パイプ23は油層OLにおいて冷却パイプ23の周囲の油の温度上昇を抑制 するとともに油層OLの下に位置する水層WLの温度上昇を抑制する。この結果、油 層OLと水層WLとの界面に水蒸気が発生して油層OLの油を揚物槽の上部開口から外 部にはじき飛ばすことが効果的に防止される。また温度上昇が抑制された冷却パ イプ23の周囲の油は油層OLの全体の温度の平均を抑制させて油層OLの酸化を低 下させ、また油層OLにおいてヒーターの上方の部分で行われた揚物から生じた揚 げ滓や炭化物を水層WL中に沈殿させて油層OLの劣化や炭化物による油煙の発生を 低下させ、ひいては油層OLの長寿命化や揚げ滓や炭化物の取り除き作業の不要に よる揚物作業の効率化や油煙による揚物作業環境の劣化の防止を達成する。
【0028】 揚物の量の増加に伴い水層WLに沈殿した揚滓や炭化物の量が増加して油層OLと 水層WLとの界面が上昇し、ヒーター20に水層WLが接近してくると、上方の水位 上限センサー24が冷却パイプ23の下端と略同じ水準まで上昇した上記界面を 検知し、この水位上限センサー24と連動している上限作動水位リレースイッチ 41が通常位置NO1から非通常位置NC1に切り替わる。上限作動水位リレースイ ッチ41が非通常位置NC1に切り替わると、緑色の水位正常ランプ37が消灯さ れ、揚物槽の異常を警告する為に赤色の水位警告ランプ38を点灯させるととも にヒーター20に対する電気の供給を停止させる。
【0029】 この赤色の水位警告ランプ38が点灯されると、従業員や客が、扉33を開け 、水抜きバルブ28を開放して揚物槽32の底から沈殿した揚げ滓や炭化物を水 とともに排出させると、上記油と水との界面が低下し、水位下限センサー25が 上記界面を検知すると上限作動水位リレースイッチ41が非通常位置NC1から通 常位置NO1に切り替わる。この結果、揚物器の異常を警告する為の赤色の警告ラ ンプ38が消灯させられ、代わりに揚物器の動作に異常がないことを知らせる緑 色の水位正常ランプ37が点灯する。
【0030】 油層OLの上部の温度が操作パネル36の温度設定つまみにより設定された所望 の温度に到達したことが油温センサー21により検知されるまでヒーター20に 電気を供給し、上述した所望の温度が検知された後は上述した所望の温度を含む 所定の範囲に油温が維持できるように電気を供給する。
【0031】 なお図5において、SSR1、SSR2は、ヒータの温度制御用ソリッドステ ートリレーであり、油温センサーの入力により操作パネルから設定された上述の 所望の温度範囲になるようヒーター20への電源供給を制御するものである。
【0032】 なお制御回路において、端子T2、R2には、水位センサーとしての水位上限 センサー24、水位下限センサー25の出力が入力され、この入力により上限作 動リレー41が動作し、また緑色ランプ37、赤色ランプ38が点灯される。ま た、符号42に示した温度制御回路は、揚物槽10を水を使って洗浄ボイルする 場合に用いるための温度制御用のものである。
【0033】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案に従った揚物槽の上部に油、下部に水を置く揚物 器にテーブルを取り付けたテーブル付揚物器は水と油の比重差から揚物槽内に混 入した飲料水は下層部の水へ直ちに落下し水蒸気爆発を防ぐ。そのため揚物層で 揚物を行いながらテーブル部分で飲食を行うことを可能とし、店舗内での使用が 可能となる。
【0034】 揚物層の上部に油、下部に水を置く揚物器にテーブルを利用することにより下 部に水が存在し揚げ滓のこびりつきがなく清掃が従来の3分の1に削減できる。 また、油層の酸化促進を抑制出来るとともに揚げ滓や炭化物による油層の劣化や 油煙の発生を防止でき、さらには揚物の量に応じて水抜きを行うタイミングを熟 知していない者であっても容易に安全に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施の形態に従ったテーブル付揚
物器の外観と内部構造を概略的に示す図。
【図2】図1に示されたこの考案の一実施の形態に従っ
たテーブル付揚物器において用いられる主要な部品を組
立てる状態を概略的に示す組立図。
【図3】図1に示されるテーブル付揚物器を操作パネル
側からみた図。
【図4】図1に示されたこの考案の一実施の形態に従っ
たテーブル付揚物器において用いられる揚物槽の構造と
主要な部品を概略的に示す図。
【図5】図1に示されたこの考案の一実施の形態に従っ
たテーブル付揚物器において用いられる揚物槽内のヒー
ター、水位センサー、油温センサー、過熱防止センサー
を制御する手段としての制御回路を概略的に示す回路
図。
【符号の説明】
10 揚物槽 11 化粧プレート 13 天板 14 フレーム 15 バスケット 16 油切り 17 油切り網 18 テーブル用蓋 20 ヒーター 21 油温センサー 22 過熱防止センサー 23 冷却パイプ 24 水位上限センサー 25 水位下限センサー 26 油抜きバルブ 27 油抜き管 28 水抜きバルブ 30 前壁 31 後壁 32 底壁

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルの中央に、揚物槽の上部に油、
    下部に水が入れられ、前記油と水との界面の位置を検出
    して油の加熱を制御する揚物器が設置されたテーブル付
    揚物器。
  2. 【請求項2】 水と油が入れられ相互の比重差により水
    層の上に油層が形成される揚物槽と、揚物槽中に設けら
    れて油層を加熱するヒーターと、揚物槽中でヒーターの
    下方に設けられ前記ヒーターの下方の油層の部分を冷却
    する冷却パイプと、揚物槽中でヒーターの下方の所定の
    位置に設けられて油層と水層の界面を検出する第一の水
    位センサーと、前記第一の水位センサーの出力により前
    記ヒーターによる油層の加熱を停止させる油層加熱制御
    手段とを備えた請求項1に記載のテーブル付揚物器。
  3. 【請求項3】 前記第一の水位センサーの下方の所定の
    位置に設けられ上記油層と水層の界面を検出する第二の
    水位センサーと、前記油層加熱制御手段は前記第一の水
    位センサーが前記界面を検出した後、前記第二の水位セ
    ンサーで前記界面の低下を検出したときに前記ヒーター
    による油層の加熱を再開させる手段とを含む請求項2記
    載のテーブル付揚物器。
  4. 【請求項4】 前記第一の水位センサーが前記界面を検
    出したときは、水位を上昇した旨の警報を出力する手段
    を含む請求項2記載のテーブル付揚物器。
  5. 【請求項5】 前記第二の水位センサーが前記界面を検
    出したときは、水位が安全位置である旨の表示を行う手
    段を含む請求項3記載のテーブル付揚物器。
  6. 【請求項6】 前記揚物槽の底部は、その断面がほぼV
    字型であり、底部の一方向が下方に傾斜し、その下端の
    端部に水抜き用バルブが設けられた請求項2記載のテー
    ブル付揚物器。
  7. 【請求項7】 前記界面が上昇した旨の警報が出力され
    ると、前記揚物層の底部端部にある水抜き用弁を操作し
    て水位を低下させる手段を含む請求項4記載のテーブル
    付揚物器。
  8. 【請求項8】 前記界面が前記第二の水位センサーの位
    置より低下したことを検出したときには水位が低下しす
    ぎた旨を表示する手段を含む請求項7記載のテーブル付
    揚物器。
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