JP2007125145A - フライヤー - Google Patents
フライヤー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007125145A JP2007125145A JP2005319303A JP2005319303A JP2007125145A JP 2007125145 A JP2007125145 A JP 2007125145A JP 2005319303 A JP2005319303 A JP 2005319303A JP 2005319303 A JP2005319303 A JP 2005319303A JP 2007125145 A JP2007125145 A JP 2007125145A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage tank
- oil
- heat source
- fryer
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
Abstract
【課題】収容槽内に収容した油を加熱する際に、所望の温度まで、早期に到達でき、清掃が簡単で、収容槽内に収容した油の劣化の少なく、及び/又は、安全なフライヤーを提供する。
【解決手段】収容槽2と、収容槽2の中間位置に設けられた熱源3と、収容槽2の下方位置の外表面に突出するように設けられた冷却フィン4とを備え、熱源3が、炭素質発熱体13と、炭素質発熱体13を収容する石英管14と、石英管14内に封入した、不活性ガスとを備える、カーボンランプヒータ12を、金属製管体11内に収容したものであり、収容槽2内に収容した液体が、熱源3を駆動することにより、熱源3の上方位置と液体の表面との間で対流層CLを形成し、収容槽2内に収容した液体が、冷却フィン4により、熱源3の下方位置と液体の底側との間で滞留層RLを形成するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】収容槽2と、収容槽2の中間位置に設けられた熱源3と、収容槽2の下方位置の外表面に突出するように設けられた冷却フィン4とを備え、熱源3が、炭素質発熱体13と、炭素質発熱体13を収容する石英管14と、石英管14内に封入した、不活性ガスとを備える、カーボンランプヒータ12を、金属製管体11内に収容したものであり、収容槽2内に収容した液体が、熱源3を駆動することにより、熱源3の上方位置と液体の表面との間で対流層CLを形成し、収容槽2内に収容した液体が、冷却フィン4により、熱源3の下方位置と液体の底側との間で滞留層RLを形成するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、フライヤーに関し、特に、収容槽内に収容した油を加熱する際に、所望の温度まで、早期に到達でき、清掃が簡単で、収容槽内に収容した油の劣化の少なく、及び/又は、安全なフライヤーに関する。
フライヤーは、揚げ物用の熱器具として、幅広く、利用されている装置である。
フライヤーは、油を収容する収容槽と、収容槽内に設けられ、収容槽内に収容された油を加熱する熱源と、収容槽内に収容された油の温度が上昇しすぎないようにするためのサーモスタットとを備える。
フライヤーには、ガス式のものや、電熱式のものがある。
ガス式のフライヤーには、直火式や、中間煙道式のものがある。
中間煙道式のフライヤーは、油を収容する収容槽の中間に、金属製の導管を設け、この金属製の導管内にガスバーナーの燃焼ガスを流入させ、金属製の導管の上部の油を適温に加熱するようにされている。
また、図11は、従来のフライヤーの他の一例を模式的に示す断面図である。
このフライヤー101は、図11に示すように、収容槽102と、収容槽102内の中間に設けられた、金属製の導管103と、収容槽102内に、金属製の導管103よりも下方の位置に設けられた冷却気管104とを備える。
尚、図11中、105で示す部材は、平網であり、106で示す部材は、水抜きバルブであり、また、107で示す部材は、油抜きバルブである。
水抜きバルブ106は、収容槽102の下部に設けられ、油抜きバルブ107は、収容槽102の側面に、冷却気管104が設けられている位置の近傍位置に設けられる。
また、金属製の導管103内には、ガスバーナーの燃焼ガスが流入されるようになっており、このフライヤー101は、金属製の導管103内にガスバーナーの燃焼ガスを流入させることで、金属製の導管103の上部の油を適温に加熱するようにされている。
このフライヤー101は、収容槽102内の下部に、水を収容し、収容槽102内の上部に、油を収容して、使用するようになっている。
より具体的に説明すると、このフライヤー101は、収容槽102内に、冷却気管104が設けられている位置よりも下方部に、水を収容し、収容槽102内の、冷却気管104が設けられている位置よりも上方部に、油を収容して、使用するようになっている。
また、このフライヤー101は、収容槽102内に収容された油の温度が上昇しすぎないようにするための温度調整手段(例えば、サーモスタット)(図示せず。)を備える。
次に、このフライヤー101の使用方法について説明する。
このフライヤー101を使用する際には、上述したように、まず、収容槽102内に、冷却気管104が設けられている位置よりも下方部に、水を収容し、収容槽102内の、冷却気管104が設けられている位置よりも上方部に、油を収容する。
次に、金属製の導管103内には、ガスバーナーの燃焼ガスが流入する。
この操作により、収容槽102内の金属製の導管103の上部に存在する油を適温に加熱する。
また、冷却気管104内に、ブロア等の空気源(図示せず。)から冷却空気を送り込む。
収容槽102内の金属製の導管103の上部に存在する油が適温になった後、揚げ物用の食材等を、収容槽102内の油に投入し、揚げ物を揚げる。
このフライヤー101では、収容槽102内に設けられた冷却気管104内に、ブロア等の空気源(図示せず。)から冷却空気を送り込むことで、水と油との界面付近の温度が常に低温(約65℃)に保たれるので、収容槽102内の金属製の導管103の上部に存在する油の温度が高温(100℃以上)になっても、水が、直接、高温(100℃以上)の油に接触することが無いので、水が瞬時に水蒸気となって油層上面から噴出するような油はねが生じない、という長所がある。
また、このフライヤー101では、収容槽102内において、揚げ物用の食材等を、収容槽102内の油に投入し、揚げ物を揚げる際に生じる、揚げカスは、水中に沈み、揚げカスから分離した油は、再び、油層に戻るという現象が生じる。
即ち、このフライヤー101を用いた場合には、油を汚す揚げカスは、水の底に沈むため、油の汚れがごく僅かで済むために、揚げ物を作るという作業の後に、油を濾過する必要がなく、揚げカスの溜まった水を、水抜きバルブ106を開くことで排出するという作業をするだけで良いので、このフライヤー101には、濾過作業の時間のロスと雑費及び廃油処理費の削減ができる、という長所がある。
特開平6−304078号公報
しかしながら、従来のフライヤーは、ガス式のものは勿論のこと、電熱式のものであっても、従来のものは、電熱式ヒータを用いているために、ガス式のものにあっては、ガスバーナーに点火後、電熱式のものにあっては、電熱式ヒータに通電後、収容槽内の油が適温になるまでに、時間がかかる、という問題がある。
また、フライヤー101のように、収容槽102内に、冷却気管104を設けた場合、収容槽102内の構造が複雑になるため、収容槽102内を清掃する際に、手間と時間がかかるという問題があり、収容槽102内に、冷却気管104を設ける必要の無い、フライヤーの開発が、長年、望まれている。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであって、揚げ物を作る際に、通電後、収容槽内の油が適温になるまでの時間がかからないフライヤーを提供すること、油が劣化し難いフライヤーを提供すること、収容部内の構成が簡単で、清掃の手間がかからないフライヤーを提供すること、揚げ物を作るという作業の後に、油を濾過する必要がないフライヤーを提供すること、及び/又は、収容槽内に水と油とを収容した場合であっても、水が、直接、高温の油に接触することが無く、水が瞬時に水蒸気となって油層上面から噴出するような油はねが生じない、安全なフライヤーを提供することを目的としている。
請求項1に記載のフライヤーは、収容槽と、収容槽の中間位置に設けられた熱源とを備え、熱源が、炭素質発熱体と、炭素質発熱体を収容する石英管と、石英管内に封入した、不活性ガスとを備える、カーボンランプヒータを、金属製管体内に収容したものである。
請求項2に記載のフライヤーは、収容槽と、収容槽の中間位置に設けられた熱源と、収容槽の下方位置の外表面に突出するように設けられた冷却フィンとを備える。
請求項3に記載のフライヤーは、収容槽と、収容槽の中間位置に設けられた熱源と、収容槽の下方位置の外表面に突出するように設けられた冷却フィンとを備え、熱源が、炭素質発熱体と、炭素質発熱体を収容する石英管と、石英管内に封入した、不活性ガスとを備える、カーボンランプヒータを、金属製管体内に収容したものであり、収容槽内に収容した液体が、熱源を駆動することにより、前記熱源の上方位置と液体の表面との間で対流層を形成し、収容槽内に収容した液体が、冷却フィンにより、熱源の下方位置と液体の底側との間で滞留層を形成するようにした。
請求項4に記載のフライヤーは、請求項3に記載のフライヤーの、収容槽内に収容した液体の、前記熱源の下方位置と前記液体の底側との間で滞留層の下方部に、水を収容するようにした。
請求項5に記載のフライヤーは、請求項1、請求項3及び請求項4のいずれかに記載のフライヤーの、金属製管体の内表面に、熱放射塗料層を形成した。
熱放射塗料層を形成する熱放射塗料としては、例えば、セラミックス材料を添加した遠赤外線輻射塗料、より具体的には、例えば、塗料ビヒクル中に、SnO2−Sb2O5系半導体粒子を含む熱放射塗料や、チタン複合酸化物MTi2O5(M=Ni2 +、Co2 +)を含む熱放射材料をその好ましい例として挙げることができる。
請求項6に記載のフライヤーは、請求項2、請求項3及び請求項4のいずれかに記載のフライヤーの、冷却フィンの外表面に、熱放射塗料層を形成した。
請求項1に記載のフライヤーでは、熱源として、炭素質発熱体と、炭素質発熱体を収容する石英管と、石英管内に封入した、不活性ガスとを備える、カーボンランプヒータを、金属製管体内に収容したものを用いている。
カーボンランプヒータは、通電後の立ち上がり時の発熱量が大きいために、従来のガス式や電熱式の熱源を用いたフライヤーに比べ、通電後、収容槽内に収容した油が所望の温度に到達するまでの時間を短縮することができる。
また、収容槽内に、カーボンランプヒータを、カーボンランプヒータを構成する石英管が、外部に、直接、露呈するようにするのではなく、金属製管体内に収容するようにしているので、石英管が外部からの物理的な力によって破壊されるような事故が生じ難い。
請求項2に記載のフライヤーでは、収容槽の下方位置の外表面に突出するように冷却フィンを設けている。
この結果、収容槽内に収容した液体には、熱源よりも上方の液体は、熱源により加熱されることで、概ね、熱源又は熱源の近傍から液体の表面又は液体の表面の近傍に上昇し、液体の表面又は液体の表面の近傍で冷やされ、概ね、液体の表面又は液体の表面の近傍から下降し、再び、熱源により加熱されることで、概ね、熱源又は熱源の近傍から液体の表面又は液体の表面の近傍に上昇する、という循環が形成される。
一方、収容槽の下方位置の位置には、収容槽の外表面に突出するように冷却フィンが設けられているので、収容槽内の、冷却フィンが設けられている収容槽の下方位置の位置に収容されている液体は、冷却フィンの放熱作用により、熱源により、温められ難く、滞留層を形成する。
即ち、このフライヤーでは、収容槽内に収容した液体中、熱源よりも上方の液体が、主に、加熱されることになるので、冷却手段を有していない、フライヤーに比べ、通電後、収容槽内に収容した液体が所望の温度に到達するまでの時間を短縮することができる。
また、このフライヤーでは、冷却手段(冷却フィン)を、収容槽内に設けるのではなく、収容槽の外表面に突出するように設けているので、このフライヤーには、収容槽の内部に、冷却手段を設けているフライヤーに比べ、収容槽の清掃を簡単に行える、という長所がある。
また、このフライヤーでは、収容槽内において、揚げ物用の食材等を、収容槽内の油に投入し、揚げ物を揚げる際に生じる、揚げカスは、滞留層の油中に沈むという現象が生じる。
即ち、このフライヤーを用いた場合には、油を汚す揚げカスは、滞留層の油の底に沈むため、油の汚れがごく僅かで済む。
このため、このフライヤーを用いれば、揚げ物を作るという作業の後に、油を濾過する必要がなく、揚げカスの溜まった油を、収容槽の底部に設けた液体抜きバルブを開くことで排出できるので、このフライヤーには、濾過作業の時間のロスと雑費及び廃油処理費の削減ができる、という長所がある。
請求項3に記載のフライヤーでは、熱源として、炭素質発熱体と、炭素質発熱体を収容する石英管と、石英管内に封入した、不活性ガスとを備える、カーボンランプヒータを、金属製管体内に収容したものを用いるという構成と、収容槽の下方位置の外表面に突出するように冷却フィンを設けるという構成との協働により、通電後、収容槽内に収容した油が所望の温度に到達するまでの時間を短縮することができる。
また、このフライヤーでは、収容槽内に、カーボンランプヒータを、カーボンランプヒータを構成する石英管が、外部に、直接、露呈するようにするのではなく、金属製管体内に収容するようにしているので、石英管が外部からの物理的な力によって破壊されるような事故が生じ難い。
また、このフライヤーでは、冷却手段(冷却フィン)を、収容槽内に設けるのではなく、収容槽の外表面に突出するように設けているので、このフライヤーには、収容槽の内部に、冷却手段を設けているフライヤーに比べ、収容槽の清掃を簡単に行える、という長所がある。
また、このフライヤーでは、収容槽内において、揚げ物用の食材等を、収容槽内の油に投入し、揚げ物を揚げる際に生じる、揚げカスは、滞留層の油中に沈むという現象が生じる。
即ち、このフライヤーを用いた場合には、油を汚す揚げカスは、滞留層の油の底に沈むため、油の汚れがごく僅かで済む。
このため、このフライヤーを用いれば、揚げ物を作るという作業の後に、油を濾過する必要がなく、揚げカスの溜まった油を、収容槽の底部に設けた液体抜きバルブを開くことで排出できるので、このフライヤーには、濾過作業の時間のロスと雑費及び廃油処理費の削減ができる、という長所がある。
請求項4に記載のフライヤーは、請求項3に記載のフライヤーの、収容槽内に収容した液体の、熱源の下方位置と液体の底側との間で滞留層の下方部に、水を収容するようにしている。
即ち、このフライヤーでは、収容槽内に、水と油とを入れるようにした場合に、収容槽内に収容した油の中、熱源よりも上方位置の油が、熱源による加熱により高温になっても、収容槽の下部に収容された水と、熱源による加熱により高温になる油との間には、油の滞留層が存在するため、収容槽内の熱源の上部に存在する油の温度が高温になっても、水が、直接、高温の油に接触することが無いので、このフライヤーには、水が瞬時に水蒸気となって油層上面から噴出するような油はねが生じ難く、安全である、という長所がある。
また、このフライヤーでは、収容槽内において、揚げ物用の食材等を、収容槽内の油に投入し、揚げ物を揚げる際に生じる、揚げカスは、水中に沈み、揚げカスから分離した油は、再び、油層に戻るという現象が生じる。
即ち、このフライヤーを用いた場合には、油を汚す揚げカスは、水の底に沈むため、油の汚れがごく僅かで済むために、揚げ物を作るという作業の後に、油を濾過する必要がなく、揚げカスの溜まった水を、収容槽の底部に水抜きバルブを設け、水抜きバルブを開くことで排出できるので、このフライヤーには、濾過作業の時間のロスと雑費及び廃油処理費の削減ができる、という長所がある。
請求項5に記載のフライヤーでは、請求項1、請求項3及び請求項4のいずれかに記載のフライヤーの、金属製管体の内表面に、熱放射塗料層を形成しているので、熱源から放熱される熱が、熱放射塗料層に効率よく吸収される。
この結果、このフライヤーには、金属製管体の内表面に熱放射塗料層を形成するという構成により、熱源から放熱される熱が、熱放射塗料層による吸収、金属製管体の壁面を熱伝導により、収容槽内に収容した液体に効率よく伝達される。
即ち、このフライヤーは、熱効率に優れているので、熱源をオンした後、収容槽内に収容した油が所望の温度に到達するまでの時間を短縮することができる。
請求項6に記載のフライヤーでは、請求項2、請求項3及び請求項4のいずれかに記載のフライヤーの、冷却フィンの外表面に、熱放射塗料層を形成しているので、収容槽内に収容した液体の、熱源の下方位置と液体の底側との間で滞留層を形成する効果に優れている。
即ち、このフライヤーは、収容槽内に収容した液体中、熱源よりも上方の液体が、主に、加熱されることになるので、冷却手段を有していない、フライヤーに比べ、通電後、収容槽内に収容した油が所望の温度に到達するまでの時間を短縮することができる。
また、このフライヤーは、収容槽の下部の冷却フィンが設けられている領域の冷却効果がより優れている。
この結果、このフライヤーでは、熱源による加熱により高温になる油との下方には、油の滞留層がより確実に存在することとなるため、収容槽内に水と油とを収容した場合であっても、収容槽内の熱源の上部に存在する油の温度が高温になっても、水が、直接、高温の油に接触することがより一層生じ難いので、このフライヤーには、水が瞬時に水蒸気となって油層上面から噴出するような油はねを、尚、一層、生じ難く、より安全である、という長所がある。
以下、本発明に係るブライヤーの好ましい一例を図面を参照しながら、更に、詳しく説明する。
図1は、本発明に係るフライヤーの一例を、模式的に、一部を切欠いて、示す断面図である。
また、図2は、図1に示すフライヤーをその上方向から下方向に見た状態を模式的に示す平面図であり、図3は、図1に示すフライヤーを、図1及び図2の各々中に示す、矢印Ar方向に見た状態を模式的に示す側面図であり、また、図4は、図2の中に示す、IV−IV線に従う模式的な断面図である。
このフライヤー1は、収容槽2と、収容槽2の中間位置に設けられた熱源3とを備える。
また、このフライヤー1は、収容槽2の下方位置の外表面に突出するように設けられた冷却フィン4を備える。
尚、図1中、6で示す部材は液体抜きバルブであり、また、図3中、7で示す部材は、油抜きバルブであり、又、図3中、8で示す部材は、扉を示している。
収容槽2内に収容した液体(油)中、熱源3の上方の液体(油)を交換する場合には、まず、扉8を開き、油抜きバルブ7を開いた状態にして、収容槽2内に収容した液体(油)中、熱源3の上方の液体(油)を排液(排油)する。
その後、油抜きバルブ7を閉じた状態に、収容槽2の上部開口部から新たな液体(油)を、所定の量、入れることで、収容槽2内に収容した液体(油)中、熱源3の上方の液体(油)を交換する。
液体抜きバルブ6は、収容槽2の下部に設けられ、油抜きバルブ7は、収容槽2の側面の途中の位置に設けられる。
また、図1及び図3の各々中、9で示す部材装置は、フライヤー1への電源の供給や、フライヤー1の温度制御その他を制御する制御ユニットを示している。
また、図1中、10で示す部材装置は、冷却フィン4の冷却効果を高めるために、必要な場合に設けられる、冷却ファンを示している。
また、図1中、21で示す部材及び22で示す部材の各々は、化粧パネルを示しており、また、23で示す部材は、支柱を示している。
また、h22は、放熱口を示しており、24で示す部材は、排気ネットを示している。
このフライヤー1では、作業者は、化粧パネル21側で作業をするようにしており、冷却ファン10を駆動した際に発生する、熱風を、化粧パネル22に設けた放熱口h22から大気中に排出するようにすることで、作業者に熱風が当たらないようにしている。
また、図1中、25で示す部材は、断熱材を示している。
断熱材25としては、例えば、製品名:ロックウール(高炉スラグや玄武岩などの原料をキュポラや電気炉で、1500℃〜1600℃の高温で溶融するか、又は高炉から出たのち、同程度の高温で吹き飛ばして繊維状にしたもの)、又は、製品名:グラスウールを、その好ましい例として、挙げることができる。
この断熱材25は、必要により、収容槽2の四周側面に、熱源3が設けられている位置又は熱源3が設けられている位置の近傍位置から上方の領域に、巻きまわりするように取り付ける。
次に、熱源3の構成について更に詳しく説明する。
図5は、図1中、熱源3の、V−V線に従う摸式的な断面図である。
熱源3は、金属製管体11と、金属製管体11内に収容した、カーボンランプヒータ12、12とを備える。
このフライヤー1では、金属製管体11として、ステンレス製のものを用いている。
カーボンランプヒータ12、12の各々は、炭素質発熱体(例えば、炭素質発熱体としては、炭素繊維が用いられる。以下、単に、「炭素質発熱体)という。)13と、炭素質発熱体13を収容する石英管14と、石英管14内に封入した、不活性ガスとを備える。
この例では、カーボンランプヒータ12として、通電した場合、最高温度が、1300℃以上1500℃以下の範囲になるようなものを用いている。
図6は、金属製管体11の断面を拡大して摸式的に示す断面図である。
このフライヤー1では、金属製管体11として、図5に示すように、断面視した場合、トラック形状の外観形状にしている。
金属製管体11の外観形状は、断面視した場合、円形形状のもの(いわゆる、丸管)であっても良いが、断面視した場合、円形形状の金属製管体を、複数本、その中心点が、同じ高さに位置するように、平行に配置した場合、隣り合う、金属製管体と金属製管体との間の空間は、上方から、下方に向かって、最初は広く、金属製管体の中心点の位置で狭く、下方で広くなる、というように、金属製管体と金属製管体との間の空間が変化する。
金属製管体と金属製管体との間の空間が変化するような形状になっている場合、複数本の平行に設けられた金属製管体を加熱すると、収容槽2内では、金属製管体と金属製管体との間の空間が変化する形状が原因して、収容槽2内に収容した液体に、対流が生じる際に、乱流が発生する。
また、熱源3の外観形状が、断面視した場合、円形形状のもの(いわゆる、丸管)の場合には、上部の半円部分の温度が高くなり、また、液体との接触面積が少ないため、熱源3と液体との間の熱交換効率が低い。
このフライヤー1では、金属製管体11として、図5に示すように、断面視した場合、トラック形状の外観形状にしているので、断面視した場合、トラック形状の金属製管体を、複数本、その中心点が、同じ高さに位置するように、平行に配置した場合、隣り合う、金属製管体と金属製管体との間の空間を、概ね、同じ幅にすることができるので、複数本の平行に設けられた金属製管体を加熱した場合、金属製管体と金属製管体との間の空間が変化するような形状になっている場合に比べ、乱流が生じ難い。
また、このフライヤー1では、熱源3の外観形状を、図5に示すように、断面視した場合、トラック形状の外観形状にし、且つ、断面視した場合、トラック形状の外観形状にした、金属製管体11内に、上下に、2本のカーボンランプヒータ12、12を収容する構成を採用したので、断面視した場合、円形形状のもの(いわゆる、丸管)の場合に比べ、上部の半円部分の温度のみが高くなるといった現象が生じ難く、且つ、液体との接触面積が大きいため、熱源3と液体との間の熱交換効率が高くなるようにしている。
このフライヤー1では、金属製管体11の内表面(カーボンランプヒータ12に対向する表面)に、熱放射塗料層15を形成している。
熱放射塗料層15を形成する熱放射塗料としては、種々のものを用いることができる。
また、熱放射塗料は、熱輻射塗料や、熱吸収塗料と称されることもある。
熱放射塗料としては、皮膜を形成後、皮膜が、遠赤外線又は赤外線を吸収し易く、且つ、熱伝導性の優れたものであることが好ましい。
この例では、熱放射塗料として、塗料ビヒクル中に、SnO2−Sb2O5系半導体粒子を含む熱放射塗料(製品名:B−600、オキツモ株式会社製)を用いている。
次に、冷却フィンの構成について更に詳しく説明する。
冷却フィン4は、収容槽2の下方位置の外表面に突出するように、通常は、収容槽2の長さ方向に、複数枚、設けられる。
この例では、収容槽2の下方部を、最深部に、液体排出バルブ6を接続する排出口h2が位置するように、断面視した場合、概ねV字形状となるように、2枚の傾斜面を有する形にしており、2枚の傾斜面の各々に、図2に示すように、収容槽2の長さ方向に、複数枚の冷却フィン4・・・を設けている。
冷却フィン4としては、熱伝導性の良いものであれば、種々のものを用いることができ、例えば、銅、ステンレスその他の金属製のものを用いる。
このフライヤー1では、冷却フィン4として金属製のもの(この例では、ステンレス製のもの)を用いている。
図7(a)は、冷却フィン4を模式的に示す断面図であり、また、図7(b)は、図7(a)中、VII部分を拡大して摸式的に示す断面図である。
このフライヤー1では、複数枚の冷却ファン4・・・を収容槽2への取り付けを容易にするために、図7(a)に示すように、台座4aに、複数枚の冷却フィン4・・・を櫛歯状に設けたものを、収容槽2の下方の一対の傾斜面の各々に取り付けるようにしている。
また、このフライヤー1では、図7(b)に示すように、冷却フィン4の外表面に、熱放射塗料層16を形成している。
熱放射塗料層15を形成する熱放射塗料としては、種々のものを用いることができる。
熱放射塗料としては、皮膜を形成後、皮膜が、遠赤外線又は赤外線を吸収し易く、且つ、熱伝導性の優れたものであることが好ましい。
この例では、熱放射塗料として、塗料ビヒクル中に、SnO2−Sb2O5系半導体粒子を含む熱放射塗料(製品名:B−600、オキツモ株式会社製)を用いている。
また、図8は、制御ユニット9を拡大して摸式的に示す図である。
制御ユニット9は、電源スイッチ16、モードスイッチ17、温度上昇スイッチ18、温度下降スイッチ19及び表示部20とを備える。
このフライヤー1は、商用電源から電源の供給を受けるようになっており、電源スイッチ16をオンにすると、カーボンランプヒータ12に電源が供給されるようになっている。
また、モードスイッチ17は、温度設定モード、熱源3への電源供給開始モード、警告発令温度設定モードなどを備える。
このフライヤー1では、制御ユニット9のモードスイッチを、温度設定モードにし、温度上昇スイッチ18及び/又は温度下降スイッチ19の押し操作をすることで、収容槽2内に収容した油の温度を所望の温度に設定できるようになっている。
この例では、収容槽2内の所定の位置に、温度センサー(図示せず。)を設け、温度センサー(図示せず。)の検出した、油の温度(To)と、制御ユニット9により設定した設定温度(閾値温度、Tth)とを比較し、温度センサー(図示せず。)の検出した、油の温度(To)が、制御ユニット9により設定した設定温度(閾値温度、Tth)より高くなると、カーボンランプヒータ12に供給される電源を下げ、油の温度(To)が、制御ユニット9により設定した設定温度(閾値温度、Tth)より低くなると、カーボンランプヒータ12に供給される電源を上げるという調整を、例えば、可変抵抗器(図示せず。)を用いて調整することで、油の温度を所定の温度に調整するようにしている。
次に、このフライヤー1の使用方法を例示的に説明する。
このフライヤー1を用いて、揚げ物を揚げる場合には、まず、収容槽2内に、油を収容する。
次に、制御ユニット9に設けられている電源スイッチ16をオンにし、フライヤー1に通電する。
次に、モードスイッチ17を温度設定モードにする。
すると、表示部20が温度表示画面になるので、表示部20を見ながら、温度上昇スイッチ18及び/又は温度下降スイッチ19を適宜押し操作することで、油の温度の設定(例えば、200℃)を行う。
次に、モードスイッチ17を、熱源3への電源供給開始モードにする。
すると、表示部20に、開始(START)が表示されるので、再度、電源スイッチ16をオンにする。
すると、このフライヤー1では、熱源3へ電源が供給されるようになっている。
収容槽2内の油の温度が適温(例えば、200℃)になった後、揚げ物用の食材等を、収容槽2内の油に投入し、揚げ物を揚げる。
このフライヤー1では、熱源3として、炭素質発熱体13と、炭素質発熱体13を収容する石英管14と、石英管14内に封入した、不活性ガスとを備える、カーボンランプヒータ12を、金属製管体11内に収容したものを用いている。
カーボンランプヒータ12は、通電後の立ち上がり時の発熱量が大きいために、従来のガス式や電熱式の熱源を用いたフライヤーに比べ、通電後、収容槽2内に収容した油が所望の温度に到達するまでの時間を短縮することができる。
また、収容槽2内に、カーボンランプヒータ12を、カーボンランプヒータ12を構成する石英管14が、外部に、直接、露呈するようにするのではなく、金属製管体11内に収容するようにしているので、石英管14が外部からの物理的な力によって破壊されるような事故が生じ難い。
図9は、フライヤー1の、熱源3を加熱した際に、収容槽2内に収容した油に生じる現象を摸式的に説明する説明図である。
尚、図9中、2点鎖線は、収容槽2内に収容した液体(油)の、対流層CLと、滞留層RLとの境目をイメージとして表示したものである。
このフライヤー1では、収容槽2の下方位置の外表面に突出するように冷却フィン4を設けている。
この結果、収容槽2内に収容した液体(油)には、熱源3よりも上方の液体(油)は、熱源3により加熱されることで、概ね、熱源3又は熱源3の近傍から液体(油)の表面又は液体の表面の近傍に上昇し、液体(油)の表面又は液体(油)の表面の近傍で冷やされ、概ね、液体(油)の表面又は液体(油)の表面の近傍から下降し、再び、熱源により加熱されることで、概ね、熱源又は熱源の近傍から液体(油)の表面又は液体(油)の表面の近傍に上昇する、という循環(対流層CL)が形成される。
一方、収容槽2の下方の位置には、収容槽2の外表面に突出するように冷却フィン4が設けられているので、収容槽2内の、冷却フィン4が設けられている収容槽2の下方の位置に収容されている液体(油)は、冷却フィン4の放熱作用により、熱源3により、温められ難く、滞留層RLを形成する。
即ち、このフライヤー1は、収容槽2内に収容した液体(油)中、熱源3よりも上方の液体(油)が、主に、加熱されることになるので、冷却手段を有していない、フライヤーに比べ、通電後、収容槽2内に収容した液体(油)が所望の温度に到達するまでの時間を短縮することができる。
また、このフライヤー1では、冷却手段を、収容槽2内に設けるのではなく、収容槽2の外表面に突出するように設けているので、このフライヤー1には、収容槽の内部に、冷却手段を設けているフライヤーに比べ、収容槽2の清掃を簡単に行える、という長所がある。
また、このフライヤー1では、収容槽2内において、揚げ物用の食材等を、収容槽2内の油に投入し、揚げ物を揚げる際に生じる、揚げカスは、滞留層の油中に沈むという現象が生じる。
即ち、このフライヤーを用いた場合には、油を汚す揚げカスは、滞留層RLの油の底に沈むため、油の汚れがごく僅かで済む。
このため、このフライヤー1を用いれば、揚げ物を作るという作業の後に、油を濾過する必要がなく、揚げカスの溜まった油を、収容槽の底部に設けた液体抜きバルブ6を開くことで排出できるので、このフライヤー1には、濾過作業の時間のロスと雑費及び廃油処理費の削減ができる、という長所がある。
また、このフライヤー1に、断熱材25を、収容槽2の四周側面に、熱源3が設けられている位置又は熱源3が設けられている位置の近傍位置から上方の領域に、巻きまわりするように取り付けた場合にあっては、断熱材25の効果により、収容槽2内に収容した液体(油)の中、熱源3の位置又は熱源3の近傍位置から上方の液体(油)を効率良く加熱できるので、通電後、収容槽2内に収容した油が所望の温度に到達するまでの時間を短縮することができるのみならず、揚げ物を作る際に、収容槽2内に収容した液体(油)の温度を維持するための電力を省エネルギー化できる。
のみならず、このフライヤー1に、断熱材25を、収容槽2の四周側面に、熱源3が設けられている位置又は熱源3が設けられている位置の近傍位置から上方の領域に、巻きまわりするように取り付けた場合にあっては、熱源3をオンに(熱源3に通電)した場合、収容槽2内に収容した液体(油)の中、熱源3の位置又は熱源3の近傍位置から上方の液体(油)については、対流層CLを効率良く形成し、収容槽2の、その四周側面に断熱材25を設けた領域の下方領域の液体(油)については、滞留層RLを、より一層安定に維持できる。
図10は、このフライヤー1の他の使用例と、収容槽2内に生じる現象を摸式的に示す説明図である。
このフライヤー1を使用する際には、収容槽2内に、水と油とを収容するようにしても良い。
この場合、水Wは、図10に示すように、収容槽2内に収容した液体(油)の、熱源3の下方位置と液体の底側との間で滞留層RLの下方部に収容するようにする。
尚、図10中に示される、2本の2点鎖線は、上方の2点鎖線が、収容槽2内に収容した液体(油)の、対流層CLと、滞留層RLとの境目をイメージとして表示したものであり、下方の2点鎖線が、滞留層RL中、上方の液体(油)と、下方の液体(水)との界面をイメージとして表示したものである。
このフライヤー1では、収容槽2内に、水と油とを入れるようにした場合に、収容槽2内に収容した油の中、熱源3よりも上方位置の油が、熱源3による加熱により高温になっても、収容槽2の下部に収容された水Wと、熱源3による加熱により高温になる油との間には、油の滞留層RLが存在するため、収容槽2内の熱源3の上部に存在する油の温度が高温になっても、水Wが、直接、高温の油に接触することが無いので、このフライヤー1には、水が瞬時に水蒸気となって油層上面から噴出するような油はねが生じ難く、安全である、という長所がある。
また、このようにした場合には、このフライヤー1では、収容槽2内において、揚げ物用の食材等を、収容槽2内の油に投入し、揚げ物を揚げる際に生じる、揚げカスは、水W中に沈み、揚げカスから分離した油は、再び、油層に戻るという現象が生じる。
即ち、このフライヤー1を用いた場合には、油を汚す揚げカスは、水Wの底に沈むため、油の汚れがごく僅かで済むために、揚げ物を作るという作業の後に、油を濾過する必要がなく、揚げカスの溜まった水を、収容槽の底部に設けた液体抜きバルブを開くことで排出できるので、このフライヤー1には、濾過作業の時間のロスと雑費及び廃油処理費の削減ができる、という長所がある。
更に、このフライヤー1では、金属製管体11の内表面に、熱放射塗料層15を形成しているので、熱源3から放熱される熱が、熱放射塗料層15に効率よく吸収される。
この結果、このフライヤー1には、金属製管体11の内表面に熱放射塗料層15を形成するという構成により、熱源3から放熱される熱が、熱放射塗料層15による吸収、金属製管体11の壁面を熱伝導により、収容槽2内に収容した液体(油)に効率よく伝達される。
即ち、このフライヤー1は、熱効率に優れているので、熱源3をオンした後、収容槽2内に収容した油が所望の温度に到達するまでの時間を短縮することができる。
また、このフライヤー1では、冷却フィン4の外表面に、熱放射塗料層16を形成しているので、収容槽2内に収容した液体(油)の、熱源3の下方位置と液体(油)の底側との間で滞留層RLを形成する効果に優れている。
即ち、このフライヤー1は、収容槽2内に収容した液体(油)中、熱源3よりも上方の液体(油)が、主に、加熱されることになるので、冷却手段を有していない、フライヤーに比べ、通電後、収容槽2内に収容した油が所望の温度に到達するまでの時間を短縮することができる。
また、このフライヤー1は、収容槽の下部の冷却フィンが設けられている領域の冷却効果がより優れている。
この結果、このフライヤー1では、熱源3による加熱により高温になる油の下方には、油の滞留層RLがより確実に存在することとなるため、収容槽2内に水と油とを収容した場合であっても、収容槽2内の熱源3の上部に存在する油の温度が高温になっても、水Wが、直接、高温の油に接触することがより一層生じ難いので、このフライヤー1には、水Wが瞬時に水蒸気となって油層上面から噴出するような油はねを、尚、一層、生じ難く、より安全である、という長所がある。
また、このフライヤー1に、断熱材25を、収容槽2の四周側面に、熱源3が設けられている位置又は熱源3が設けられている位置の近傍位置から上方の領域に、巻きまわりするように取り付けた場合にあっては、熱源3をオンに(熱源3に通電)した場合、収容槽2内に収容した液体(油)の中、熱源3の位置又は熱源3の近傍位置から上方の液体(油)については、対流層CLを効率良く形成し、収容槽2の、その四周側面に断熱材25を設けた領域の下方領域の液体(油)については、滞留層RLを、より一層安定に維持できる。
この結果、このフライヤー1に、断熱材25を、収容槽2の四周側面に、熱源3が設けられている位置又は熱源3が設けられている位置の近傍位置から上方の領域に、巻きまわりするように取り付けた場合にあっては、収容槽2内に水と油とを収容した場合であっても、収容槽2内の熱源3の上部に存在する油の温度が高温になっても、水Wが、直接、高温の油に接触することが更により一層生じ難いので、このフライヤー1には、水Wが瞬時に水蒸気となって油層上面から噴出するような油はねを、更に、尚、一層、生じ難く、さらに、より安全性を高めることができる。
本発明に係るフライヤーは、収容槽内に収容した油を加熱する際に、所望の温度まで、早期に到達でき、清掃が簡単で、収容槽内に収容した油の劣化の少なく、及び/又は、安全であるので、揚げ物を作る際の装置として、産業上の利用可能性が高い。
1 フライヤー
2 収容槽
3 熱源
5 冷却フィン
6 液体抜き取りバルブ
7 油抜きバルブ
9 制御ユニット
11 金属製管体
12 カーボンランプヒータ
13 炭素質発熱体
14 石英管
15、16 熱放射塗料層
CL 対流層
RL 滞留層
W 水
2 収容槽
3 熱源
5 冷却フィン
6 液体抜き取りバルブ
7 油抜きバルブ
9 制御ユニット
11 金属製管体
12 カーボンランプヒータ
13 炭素質発熱体
14 石英管
15、16 熱放射塗料層
CL 対流層
RL 滞留層
W 水
Claims (6)
- 収容槽と、
前記収容槽の中間位置に設けられた熱源とを備え、
前記熱源が、
炭素質発熱体と、
前記炭素質発熱体を収容する石英管と、
前記石英管内に封入した、不活性ガスとを備える、カーボンランプヒータを、金属製管体内に収容したものである、フライヤー。 - 収容槽と、
前記収容槽の中間位置に設けられた熱源と、
前記収容槽の下方位置の外表面に突出するように設けられた冷却フィンとを備える、フライヤー。 - 収容槽と、
前記収容槽の中間位置に設けられた熱源と、
前記収容槽の下方位置の外表面に突出するように設けられた冷却フィンとを備え、
前記熱源が、
炭素質発熱体と、
前記炭素質発熱体を収容する石英管と、
前記石英管内に封入した、不活性ガスとを備える、カーボンランプヒータを、金属製管体内に収容したものであり、
前記収容槽内に収容した液体が、前記熱源を駆動することにより、前記熱源の上方位置と前記液体の表面との間で対流層を形成し、
前記収容槽内に収容した液体が、前記冷却フィンにより、前記熱源の下方位置と前記液体の底側との間で滞留層を形成するようにした、フライヤー。 - 前記収容槽内に収容した液体の、前記熱源の下方位置と前記液体の底側との間で滞留層の下方部に、水を収容するようにした、請求項3に記載のフライヤー。
- 前記金属製管体の内表面に、熱放射塗料層を形成した、請求項1、請求項3及び請求項4のいずれかに記載のフライヤー。
- 前記冷却フィンの外表面に、熱放射塗料層を形成した、請求項2、請求項3及び請求項4のいずれかに記載のフライヤー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005319303A JP2007125145A (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | フライヤー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005319303A JP2007125145A (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | フライヤー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007125145A true JP2007125145A (ja) | 2007-05-24 |
Family
ID=38148317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005319303A Pending JP2007125145A (ja) | 2005-11-02 | 2005-11-02 | フライヤー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007125145A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101117486B1 (ko) * | 2011-04-28 | 2012-02-24 | 윤유원 | 튀김기 |
KR101834932B1 (ko) * | 2017-09-12 | 2018-03-06 | 박홍주 | 튀김기 |
KR101901860B1 (ko) * | 2017-10-30 | 2018-09-27 | 이계정 | 적외선 튀김기 |
KR102446099B1 (ko) * | 2022-02-11 | 2022-09-22 | 노호균 | 투명유리 외부에 탄소섬유 발열체의 원적외선을 열원으로 이용한 간접 접촉형 전기 튀김기 |
-
2005
- 2005-11-02 JP JP2005319303A patent/JP2007125145A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101117486B1 (ko) * | 2011-04-28 | 2012-02-24 | 윤유원 | 튀김기 |
KR101834932B1 (ko) * | 2017-09-12 | 2018-03-06 | 박홍주 | 튀김기 |
KR101901860B1 (ko) * | 2017-10-30 | 2018-09-27 | 이계정 | 적외선 튀김기 |
KR102446099B1 (ko) * | 2022-02-11 | 2022-09-22 | 노호균 | 투명유리 외부에 탄소섬유 발열체의 원적외선을 열원으로 이용한 간접 접촉형 전기 튀김기 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1922966B1 (en) | Fryer | |
JP3906330B2 (ja) | ガス揚げ鍋用の加熱制御装置及びその作動方法 | |
CN100377681C (zh) | 油炸锅 | |
JP2007125145A (ja) | フライヤー | |
US5836238A (en) | Deep-frying apparatus | |
KR101257483B1 (ko) | 냉각기능이 개선된 수유식 튀김기 | |
WO2020235579A1 (ja) | 溶解炉 | |
JPH11299659A (ja) | 揚物器 | |
KR100246983B1 (ko) | 튀김 조리기 | |
US5979303A (en) | Fryer | |
JP6719716B2 (ja) | フライヤー | |
JP2003180533A (ja) | 液体加熱調理器 | |
KR101507771B1 (ko) | 도금액 여과용 필터 하우징 | |
KR101416259B1 (ko) | 수유식 튀김장치 | |
KR101435494B1 (ko) | 냉각 수단이 구비된 튀김 장치 | |
EP0066542B1 (fr) | Foyer de cheminée | |
KR20170059353A (ko) | 유수 분리형 전기 튀김기 | |
CN217604695U (zh) | 一种矿热炉水冷保护套 | |
KR200204881Y1 (ko) | 오븐렌지용랙냉각장치 | |
US3081988A (en) | Furnace | |
JPH07308260A (ja) | 空冷式揚げ物器 | |
JP2006023000A (ja) | 燃焼室 | |
WO2013062179A1 (ko) | 가스 연소식 유수 분리형 튀김기 | |
JP2007275147A (ja) | フライヤー | |
KR200327910Y1 (ko) | 연탄보일러용에어스쿠프구조 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070507 |