JPH07102307B2 - 中空糸型モジュール - Google Patents

中空糸型モジュール

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JPH07102307B2
JPH07102307B2 JP1148508A JP14850889A JPH07102307B2 JP H07102307 B2 JPH07102307 B2 JP H07102307B2 JP 1148508 A JP1148508 A JP 1148508A JP 14850889 A JP14850889 A JP 14850889A JP H07102307 B2 JPH07102307 B2 JP H07102307B2
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JP
Japan
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hollow fiber
case
cylindrical
bundle
type module
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JP1148508A
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Inventor
克彦 濱中
好生 神田
Original Assignee
旭化成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、中空糸型モジュール、特に側面にノズルを有
する円筒状ケース内に中空糸束を挿入し、該中空糸束端
部とケース端部との間、および中空糸端部相互間を接着
剤で封止してなる中空糸型モジュールに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来の中空糸型モジュール、特に側面にノズルを有する
円筒状ケース内に中空糸束を挿入し、該中空糸束端部と
ケース端部との間、および中空糸端部相互間を接着剤で
封止してなる中空糸型モジュールでは、ケース側面のノ
ズルと糸束の間には何も無いか、或いは、側面に多数の
水流透過用の穴があいた円筒体が入っていた。例えば特
開昭62−204804では「水流通過用の多数の貫通孔と、水
流の直接移動防止壁とから成る円筒体」を開示いてい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかし、これら公知のモジュールでは、通常濾過時ある
いは濾過方向を変えて逆圧洗浄する際に、ケースの側面
のノズルから入った原液あるいは洗浄液は、直接あるい
は水流透過用の穴を通って、中空糸束に垂直に糸束の外
側より中心部に向って流れる。そのために、特に高流量
域で糸束は液流に押されて密になり、糸束の中心部分の
中空糸に液圧がかかりにくく、モジュールとしての濾過
能力が不足したり、あるいは逆圧洗浄時の洗浄回復性が
不足すると言った欠点を有していた。更に、ノズルから
あるいはノズル部分に水流の直接移動防止壁がある場合
にはノズルの逆側の穴から、糸束に垂直に入る流れのた
めに、高流量の場合には糸切れの原因ともなっていた。
本発明は、上述の従来技術の問題点を改善するもので、
ノズルから原液或いは洗浄液をモジュールに入れる際
に、高流量域においても、中空糸の中心部まで有効に活
用でき、更に液流による糸切れの少ないモジュールを提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の中空糸型モジュールは、多数本の中空糸から成
る糸束を側面にノズルを有する円筒状ケース内に挿入
し、該中空糸束端部とケース端部との間および中空糸端
部相互間を接着剤で封止してなる中空糸型モジュールに
おいて、糸束の一端あるいは両端部が円筒状ケース内
で、さらにプラスチック成形製品の円筒状の整流筒で包
まれている事を特徴とする。
(作用) 以下、本発明の特徴を図面を参照しながら、その作用と
共に具体的に説明する。本発明の中空糸型モジュールに
おいて奏される作用効果の理由は明確ではないが、一応
以下のとおりのものと考えられる。
本発明モジュールは、多数本の中空糸から成る糸束
(4)を側面にノズル(2)を有する円筒状ケース
(3)内に挿入し、中空糸束端部とケース端部との間お
よび中空糸端部相互間を接着剤(5)で封止したタイプ
のモジュールにおいて、糸束(4)の一端あるいは両端
部が円筒状ケース(3)内で、さらにプラスチック成形
製品の円筒状の整流筒(1)で包まれていることを特徴
としている。円筒状ケース(3)内において、糸束
(4)の一端あるいは両端部をさらにプラスチック成形
製品の円筒状の整流筒(1)で包むことによってノズル
(2)からケース(3)に流入した液はケース(3)と
糸束(4)の間に介在する整流筒(1)にぶつかった
後、第3図に示す整流筒とケースの間の円環状の隙間
(6)を通ってモジュール内に整流されて送られる。そ
の際、ケース内壁に沿って高流速の流れが発生するの
で、糸束径が大きくなり、糸同志の隙間が広がり糸束の
中心部分まで有効に液圧が伝わるものと考えられる。
又、ケース内壁に沿った糸束の長手方向の均一な流れの
ため中空糸にかかる力が減少し、糸切れの発生をなくす
るものと考えられる。従来は、この様に穴のあいていな
い円筒状物で糸束を包む事は、糸束の有効面積が減って
しまうあるいは透過の抵抗が増大すると考えられてお
り、全く検討されていなかった。
本発明に使用する円筒状整流筒としては、強度と耐溶出
性を備えたものなら何でも使用できるが、ケースと同じ
部材やポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチック
の成形成品が好ましく用いられる。又これらの円筒状整
流筒は両端部に設けてもよいが、少くとも一方端部に用
いる必要がある。
この円筒状整流筒の外径は、その外側に存在するケース
の内径の98〜50%程度が好ましい。98%を越えると圧力
損失が大きく、又50%未満では充填可能な中空糸の本数
が少なくなり、モジュール当りの処理能力が少なくなっ
てしまう。円筒状整流筒の長さは端部の接着剤に埋って
いる部分を除くと、糸束長の3〜20%程度が好ましい。
3%未満では、整流の効果が少なくなり、透水量が減少
したり、又糸切れの可能性が出てくるので好ましくな
い。また、20%を越えると、透水量の低下がおきやすく
なるため好ましくない。
円筒体には接着強度を上げるために接着剤に埋まる部分
に穴があいていても良く、又、ケース(3)との固定の
ために突起物(7)を設けても良い(第1図、第2
図)。ノズル(2)は、液が円滑な流れを形成してケー
ス(3)内に流入するように、糸束端部の接着剤層
(5)に隣接して配置されているのが好ましい(第3
図)。
(実施例1) ポリスルホン製中空糸限外濾過膜(内径0.65mm,外径1.1
0mm,純水透水量1.35/Hr・kg/cm2・m・25℃)の中空
糸3000本を、一端部に第1図、第2図の様な外径75mm、
有効長80mm(接着剤に埋もれる部分を含まない長さ)の
ポリプロピレン製の円筒状整流筒が固定された内径83mm
のポリスルホンケースに収納して、両端部をエポキシ接
着剤で封止して有効中空糸束長1mの中空糸型モジュール
を作った。整流筒のついている側のノズルから25℃の純
水をモジュールに入れ濾過を行なった所、4.0m3/Hrの濾
過量を得るのに1kg/cm2の水圧を要した。又、10m3/Hrま
で濾過量を増やして24hr運転したが、糸切れは全く発生
しなかった。
(比較例1) 円筒状整流筒をつけない事以外は実施例1と同様にし
て、モジュールを作った。1つのノズルから25℃の純水
をモジュールに入れ濾過を行なった所、3.5m3/Hrの濾過
量を得るのに1kg/cm2の水圧を要した。また、濾過量4.0
m3/Hrで30分の濾過運転後、検査を行ったところ糸切れ
が発生していた。
(発明の効果) 以上のように、従来品に比し糸切れの発生が少なくしか
も濾過能力の優れた中空糸型モジュールを簡単に提供で
き、その効果は顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の1実施態様を示すもので、第1図は円筒状
整流筒の正面図、第2図は側面図、第3図は中空糸型モ
ジュールの断面を示す模式図である。 1.円筒状整流筒、2.ノズル 3.円筒状ケース、4.糸束 5.接着剤、6.隙間 7.突起物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数本の中空糸から成る糸束を側面にノズ
    ルを有する円筒状ケース内に挿入し、該中空糸束端部と
    ケース端部との間および中空糸端部相互間を接着剤で封
    止してなる中空糸型モジュールにおいて、糸束の一端あ
    るいは両端部が、円筒状ケース内で、さらにプラスチッ
    ク成形製品の円筒状の整流筒で包まれている事を特徴と
    する中空糸型モジュール。
JP1148508A 1989-06-13 1989-06-13 中空糸型モジュール Expired - Lifetime JPH07102307B2 (ja)

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JPH0316622A JPH0316622A (ja) 1991-01-24
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JP2015131267A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 旭化成ケミカルズ株式会社 中空糸膜モジュール、及びろ過方法

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JPH11299659A (ja) * 1998-04-24 1999-11-02 Ryoichi Saito 揚物器

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