JPH11283910A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH11283910A JPH11283910A JP8728298A JP8728298A JPH11283910A JP H11283910 A JPH11283910 A JP H11283910A JP 8728298 A JP8728298 A JP 8728298A JP 8728298 A JP8728298 A JP 8728298A JP H11283910 A JPH11283910 A JP H11283910A
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Abstract
は、波長によって微細化に限界がある。この限界を超え
るとともに、パターン形状に優れ、かつ清浄なレジスト
パターンを有する半導体の製造方法を得る。 【解決手段】 露光により酸を発生する材料を含む第1
のレジストパターン1a上を、酸により架橋する有機溶
剤に可溶な樹脂を含む第2のレジスト2で覆う。露光に
より第1のレジストパターン1aに架橋層4を形成して
有機溶剤で現像することにより、第1のレジストパター
ン1aよりも太った第2のレジストパターン2aを形成
する。
Description
おいて、レジストバターンを形成する際に、パターンの
分離サイズまたはホール開口サイズを縮小するために、
微細パターニング用の材料を用いた半導体装置およびそ
の製造方法に関するものである。
造プロセスに要求される配線および分離幅は、非常に微
細化されている。一般的に、微細パターンの形成は、フ
ォトリソグラフィ技術によりレジストバターンを形成
し、その後に形成したレジストバターンをマスクとし
て、下地の各種薄膜をエッチングする方法により行われ
ている。
フォトリソグラフィ技術が非常に重要となる。フォトリ
ソグラフィ技術は、レジスト塗布、マスク合わせ、露光
および現像で構成されており、微細化に対しては露光波
長の制約から、微細化には限界が生じている。
ラフィ技術の限界を越える微細なレジストパターンの形
成方法として、特開平6―250379号公報、特開平
7―134422号公報などの手法が提案されており、
これらの手法は、第1のレジストと第2のレジストの樹
脂成分の相互拡散を利用している。しかし、第2のレジ
ストとして第1のレジストを溶解させうる有機溶媒に可
溶なフォトレジスト材料を用いており、第1のレジスト
パターンを変形させる問題がある。
は、第2のレジストを露光し、酸を発生させ、第2のレ
ジストを溶解させうる現像液(テトラメチルアンモニウ
ム水和物水溶液などのアルカリ性現像液またはキシレン
など)を用いて第2のレジストを溶解除去している。し
かし、第2のレジストの露光時に、下地である第1のレ
ジストに対しても露光することにより、可溶化すること
がある。可溶化された第1のレジストは第2のレジスト
を溶解させうる溶液に対して可溶となることから、第2
のレジストの溶解除去時に第1のレジストが溶解される
可能性が高く、プロセスマージンが小さい。
250379号公報に記載のポリビニルアルコールを用
いた場合には、その効果が小さいこと、処理後のパター
ン形状が悪いこと、また水のみで現像を行うため、十分
な洗浄が行われず、パターン上にシミなどの現像残渣が
残りやすく、次工程におけるエッチング時にパターン欠
陥を発生するという問題がある。
従来の露光によるフォトリソグラフィ技術では、その波
長の限界を超える微細なレジストバターンの形成は困難
であった。また、波長限界を超えるパターン形成を可能
とする手法も提案されているが、いくつかの問題が残っ
ており、実際の半導体製造に適用するのは困難である。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもの
で、分離バターン、ホールパターンの微細化に於て、波
長限界を超えるパターン形成を可能とする微細分離レジ
ストバターン形成を実現する微細パターニング用の材料
を用いた微細分離レジストパターン形成技術による半導
体装置の製造方法およびこの製造方法によって製造した
半導体装置を提供しようとするものである。さらに、有
機溶媒に可溶な材料を用いることにより、ベース樹脂の
選択幅が広がる。
体装置の製造方法は、半導体基板上に、第1のレジスト
パターンを形成する工程と、この第1のレジストパター
ン上に上記第1のレジストパターンを溶解せず酸により
架橋反応を起こす第2のレジストを形成する工程と、酸
の供給により上記第1のレジストパターンに接する上記
第2のレジスト界面部分に架橋層を形成する工程と、上
記第1のレジストパターンを溶解させないで上記第2の
レジストの非架橋部分を溶解させる有機溶剤系の現像液
で現像して第2のレジストパターンを形成する工程と、
この第2のレジストパターンをマスクとして上記半導体
基板をエッチングする工程とを備え、上記第2のレジス
ト材料として酸により架橋する有機溶剤に可溶な樹脂、
または有機溶剤に可溶な架橋剤および酸の存在下でこの
架橋剤により架橋される有機溶剤に可溶な樹脂を含有す
るものを用いた方法である。
は、上記第1の半導体装置の製造方法において、第1の
レジストパターン上に第2のレジストを形成する前に、
第1のレジストパターンを熱処理する方法である。
は、上記第1または第2の半導体装置の製造方法におい
て、第2のレジスト材料が可塑剤または界面活性剤を含
有する方法である。
は、上記第1ないし第3のいずれかの半導体装置の製造
方法において、有機溶剤に可溶な樹脂がシリコーン系樹
脂を含有する方法である。
は、上記第1ないし第4のいずれかの半導体装置の製造
方法において、有機溶剤に可溶な樹脂の架橋部位が不飽
和結合または水酸基である方法である。
は、上記第5の半導体装置の製造方法において、架橋部
位の反応性と量を調整する方法である。
は、上記第1または第2の半導体装置の製造方法におい
て、有機溶剤系の現像液が第2のレジスト材料の良溶剤
と貧溶剤とを混合したものであり、その混合比を調整す
る方法である。
は、上記第7の半導体装置の製造方法において、良溶剤
が有機系極性溶剤であり、貧溶剤が水であり、水の添加
量を調整する方法である。
1ないし第8のいずれかの半導体装置の製造方法によっ
て製造したものである。
対象とする微細分離されたレジストバターンを形成する
ためのマスクパターンを示す図でマスクパターンの例と
して(a)〜(f)に示す。即ち、(a)は微細ホール
のマスクパターン100、(b)は、微細スクエアのパ
ターン200、(c)は微細スペースのマスクパターン
300、(d)は孤立の残しのパターン400、(e)
は孤立の残しのパターン500、(f)は孤立の残しの
パターン600を示す。図2および図3は、本発明の実
施の形態1の微細分離レジストパターン形成方法を説明
するためのプロセスフロー図である。
の形態に係わる微細分離レジストパターンの形成方法と
これを用いた半導体装置の製造方法を説明する。図2
(a)で示すように、半導体基板(半導体ウエハー)3
に、光照射または加熱処理により内部に酸を発生する機
構をもつ第1のレジスト1を塗布する(例えば、厚さ
0.7〜1.0μm程度)。この第1のレジスト1は、
半導体基板上にスピンコートなどにより塗布し、次に、
プリべーク(70〜120℃で1分程度の熱処理)を施
して第1のレジスト中の溶剤を蒸発させる。
ために、g線、i線、Deep―UV、KrFエキシ
マ、ArFエキシマ、EB(電子線)またはX―ray
など、用いた第1のレジストの感度波長に対応した光源
を用い、図1に示すようなパターンを含むマスクを用い
投影露光する。
されるものではなく、加熱処理または光などの照射によ
り、レジスト内部に酸性成分が発生する機構を用いたレ
ジストであればよく、例えば、KrFエキシマ、ArF
エキシマ、EB(電子線)またはX―rayなどの照射
により酸の発生が生じるレジストであればよく、また、
ポジ型またはネガ型レジストのどちらでもよい。例え
ば、第1のレジストとしては、ノボラック樹脂、ナフト
キノンジアジド系感光剤から構成されるポジ型レジスト
などが挙げられる。さらに、第1のレジストとしては、
露光により酸を発生する機構を用いた化学増幅型レジス
トの適用も可能であり、露光により酸を発生する反応系
を利用したレジスト材料であれば、特に限定されること
はない。
た後、必要に応じてPEB(露光後加熱)を行い(例え
ば、PEB温度:50〜130℃)現像することにより
レジストの解像度を向上させる。次に、TMAH(テト
ラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)などの約
0.05〜3.0wt%のアルカリ水浴液を用いて現像
する。図2(b)は、こうして形成された第1のレジス
ト1のパターンを示す。現像処理を行った後、必要に応
じて、例えば、60〜120℃のベーク温度で60〜9
0秒間程度のポストデベロッピングベークを行う場合も
ある。この熱処理は、後のミキシング反応に影響する
為、用いる第1のレジストまたは第2のレジスト材料に
併せて、適切な温度に設定することが望ましい。以上
は、酸を発生する第1のレジスト1を用いるという点を
別にすれば、プロセスとしては、一般的なレジストプロ
セスによるレジストパターンの形成と同様である。
を形成後、図2(c)に示すように、酸の存在により架
橋する第2のレジスト材料を第1のレジスト1を溶解し
ない溶剤に溶解して、半導体基板3上の第1のレジスト
パターン1aに塗布する。第2のレジスト材料の塗布方
法は、第1のレジストパターン1a上に均一に塗布可能
であれば、特に限定されるものではなく、スプレーによ
る塗布または第2のレジスト溶液中に浸漬(ディッピン
グ)することにより塗布することも可能である。次に、
第2のレジスト2の塗布後、図2(d)に示すように、
必要に応じてこれをプリベーク(例えば、85℃、60
秒程度)し、第2のレジスト層2を形成する。
3を熱処理(60〜130℃、以下ミキシングベーク:
MBと略記する)し、第1のレジストパターン1aか
らの酸を拡散させ、第2のレジスト2中へ供給し、第2
のレジスト2と第1のレジストパターン1aとの界面に
おいて、架橋反応を発生させる。このMBにより第1の
レジストパターン1aを被覆するように架橋反応した架
橋層4が第2のレジスト2中に形成される。この場合の
MB温度/時間は、60〜130℃/60〜120se
cであり、用いるレジスト材料の種類、必要とする反応
層の厚みにより、最適な条件に設定すれば良い。また、
上記加熱して架橋する時間(MB時間)を調整すること
により、架橋層の厚みを制御することも可能であり、非
常に反応制御性の高い手法である。
用いて第1のレジストパターンを溶解させないで、架橋
していない第2のレジスト2を現像剥離する。以上の処
理により、ホール内径または分離幅を縮小、または孤立
残しパターンの面積を拡大したレジストパターンを得る
ことが可能となる。
は、第1のレジストパターン上に第2のレジスト層を形
成した後に、適当な加熱処理により第1のレジストパタ
ーン1a中から、第2のレジストへ酸を拡散させる酸を
発生させる手法について説明した。第2のレジストとし
て、反応性の高い適当な材料を選択し、適当な加熱処理
(例えば、85℃〜150℃)を行うことにより、酸発
生のための露光無しに、第1のレジストバターン中に存
在する酸の拡散により、レジスト同士での界面が架橋反
応を生じ、ホール内径または分離幅を縮小、または孤立
残しパターンの面積を拡大したレジストパターンを得る
ことが可能である。
の上に形成した微細分離レジストパターンをマスクとし
て、下地の各種薄膜をエッチングし、下地薄膜に微細ス
ペースまたは微細ホールを形成して、半導体装置を製造
する。
に先だって、露光により酸を発生させ、拡散する方法に
ついて説明する。図3は、この場合の微細レジストパタ
ーンの形成方法を説明するためのプロセスフロー図であ
る。まず、図3(a)、(b)は図2(a)、(b)と
同様であるから、説明を省略する。
後、図3(c)に示すように、再度Hgランプのg線ま
たはi線で半導体基板を全面露光し、第1のレジスト中
に酸を発生させる。この時の露光に用いる光源は、第1
のレジストの感光波長に応じて、Hgランプ、KrFエ
キシマ、ArFエキシマなどを用いることも可能であ
り、露光により酸の発生が可能であれば特に限定される
ものではなく、用いた第1のレジストの感光波長に応じ
た光源、露光量を用いて露光すれば良い。なお、第1の
レジストパターン中に酸成分を発生させる露光工程は、
適用する第1のレジストと第2のレジストとも反応性が
比較的低い場合か、必要とする架橋層の厚みが比較的厚
い場合または選択的に架橋層を形成したい場合に適用す
ることが望まししいが、特に限定されることはなく、適
宜使用すれば良い。
トの塗布後に露光し、第1のレジストの中に酸を発生さ
せるものであり、第1のレジスト1を、第2のレジスト
2に覆われた状態で露光するため、第1のレジスト1中
で発生する酸の量を露光量の調整により、広い範囲で正
確に制御できるため、反応層4の膜厚が精度良く制御で
きる。
パターンをマスクとして、下地の各種薄膜をエッチング
し、下地薄膜に微細スペースまたは微細ホールを形成し
て、半導体装置を製造することができる。
レジストパターンを形成する方法について説明したが、
次に半導体基板3の所望領域でのみ選択的に微細レジス
トパターンを形成する方法について説明する。図4は、
この場合の製造方法のプロセスフロー図である。
ストパターン上に、第2のレジストを形成した半導体基
板3を露光する以外に、必要な所定部分にのみ、選択的
に露光することも可能であり、この場合には、第2のレ
ジストが第1のレジストパターンとの界面で架橋する領
域と架橋しない領域とを区別することが可能である。こ
のように、適当な露光マスクを用いることにより、半導
体基板上で選択的に露光して、露光部分と未露光部分を
区別し、第2のレジストパターンが第1のレジストパタ
ーンとの境界部分において、架橋する領域と架橋しない
領域とを形成することができる。これにより、同一半導
体基板上において、異なる寸法の微細ホールまたは微細
スペースを形成することができる。
(a)、(b)の工程と同様である。図4(b)に示し
たように、第2のレジスト2の層を形成した後に、図4
(c)に示すように、半導体基板3の一部を遮光板5で
遮光し、選択された領域に対して、再度露光し、第1の
レジストパターン1a中に酸を発生させる。これによ
り、図4(d)に示すように、露光された部分におい
て、第1のレジストパターン1aに接する第2のレジス
ト2の界面に架橋層4を形成する。
明する。第2のレジスト材料としては、不飽和結合もし
くは水酸基を有し酸により架橋する有機溶剤に可溶な樹
脂(架橋性の樹脂)の単独種類もしくは2種類以上の混
合物や、有機溶剤に可溶な架橋剤および酸の存在下でこ
の架橋剤により架橋される有機溶剤に可溶な樹脂を含有
するものを、例えば溶媒に溶解した溶液として用いる。
上記架橋剤により架橋される樹脂は、上記架橋性樹脂も
用いることができるが、それに限定されず酸の存在下で
架橋剤により架橋される樹脂ならよい。また、第2のレ
ジストの形成方法として、上記溶液を回転塗布または上
記溶液への浸漬またはスプレー塗布により形成する。第
2のレジストとして樹脂の混合物を用いる場合には、そ
れらの材料組成は、適用する第1のレジスト材料または
設定した反応条件などにより、最適な組成を設定すれば
良く特に限定されるものではない。
は、第1のレジストパターン1aを溶解しない溶媒に可
溶であり、かつ酸成分の存在下で、架橋反応を生じる材
料であれば特に限定されるものではない。また、酸の存
在により架橋反応を起こす第2のレジストは、レジスト
材それ自身が架橋性化合物である場合を含んでおり、さ
らに、酸の存在により架橋反応を起す第2のレジスト
は、レジスト材としての化合物と架橋剤としての架橋性
化合物を混合した場合を含む。
アクリル酸、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリ
ドン、不飽和ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポ
リエチレンイミン、ポリメタクリル酸メチル、スチレン
―無水マレイン酸共重合体、アクリル樹脂、ポリイミ
ド、ポリビニルアミン、ポリアリルアミン、オキサゾリ
ン基含有樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、セルロ
ーズ樹脂、スルフォンアミド樹脂、マレイン酸樹脂、ビ
ニル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン系樹脂、不飽和オ
ルガノポリシロキサン、不飽和オルガノポリシルセスキ
オキサン、メラミン樹脂、尿素樹脂、アルキッド樹脂、
スルホンアミドが挙げられ、その1種類または2種類以
上の混合物、またはその塩を用いる。これらの樹脂は上
記に限定されるものではなく、架橋反応を促進する反応
部位、すなわち不飽和結合あるいは水酸基を有するポリ
マーあるいはオリゴマーで基板上に均一に塗布できるも
のであれば何でも良い。上記樹脂として、シリコーン系
樹脂を組み合わせることで、ドライエッチング耐性を向
上させることができる。
樹脂の1種類、または2種類以上の混合物として用いて
もよく、下地レジストとの反応量、反応条件などによ
り、適宜調整することが可能である。これらの樹脂は、
溶媒への溶解性を向上させる目的で、塩酸塩などの塩に
して用いても良い。とくに、上記樹脂の酸性成分下での
架橋反応が生じないか低い場合にはさらにこれらの樹脂
に架橋剤を混合して用いることも可能である。
の存在下で熱処理あるいは光照射により樹脂同士を架橋
し、その樹脂を有機溶媒に不溶化させ得るものであり、
例えばグアニジン系、チアゾール系、チウラム系、ジチ
オイカルバメート系の有機促進剤や、メラミン誘導体、
尿素誘導体、ベンゾグアナミン、グリコールウリル、イ
ソシアネート、多官能エポキシ、多官能アクリル樹脂、
多官能ウレタン、多官能シリコーン系樹脂のモノマーも
しくはそのオリゴマーの1種類または2種類以上の混合
物を用いることを特徴とするものである。これらの有機
溶媒に可溶な架橋剤は上記に限定されるものではなく、
第1のレジストとミキシングしない、また溶解させない
もので、酸の供給によりレジストを架橋硬化できるもの
であれば何でも良い。
よび上記第2のレジストを剥離(現像)する溶媒は、構
成する樹脂と架橋剤を十分溶解し、上記第1のレジスト
を溶解しない、1種もしくは2種以上の混合溶媒を用い
ることを特徴とするものである。溶媒としては、アルコ
ール系、ケトン系、エーテル系、エステル系、ハロゲン
化炭化水素系、ベンゼン系、アルコキシベンゼン系、環
状ケトン系などで、例えばトルエン、キシレン、メトキ
シベンゼン、エトキシベンゼン、ベンゼン、ピリジン、
シクロヘキサン、ジオキサン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、アセトン、酢酸t―ブチル、酢
酸n―ブチル、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジエ
チルエーテル、イソプロピルエーテル、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、N―メチルピロリドン、N,
N’―ジメチルホルムアミド、エタノール、メタノー
ル、、イソプロパノール、ブチルアルコール、エチレン
グリコール、エチルベンゼン、ジエチルベンゼン、n―
ブチルエーテル、n―ヘキサン、n―ヘプタン、メトキ
シベンゼン、エトキシベンゼン、フェネトール、ベラト
ロール、γ―ブチロラクトン、クロロホルムなどが挙げ
られ、それらの溶媒の単独または第2のレジストに用い
る材料の溶解性に合わせて、第2のレジスト材料の良溶
剤と貧溶剤とを、第1のレジストパターンを溶解しない
範囲で混合すれば良い。
のレジストとの架橋反応を制御し、第1のレジストパタ
ーン上に形成される架橋層の厚みを制御することが重要
である。架橋反応の制御は、本発明を適用する第1のレ
ジストと第2のレジストとの反応性、第1のレジストパ
ターンの形状、必要とする架橋反応層の厚みなどに応じ
て最適化することが望ましい。
反応の制御は、プロセス条件の調整による手法と、第2
のレジスト材料の組成を調整する手法がある。架橋反応
のプロセス的な制御手法としては、(1)第1のレジス
トパターンへの露光量を調整する、(2)ミキシングベ
ーク( MB )温度、処理時間を調整する、第2のレ
ジストに用いる材料組成の面からは、(3)適当な2種
類以上の樹脂を混合し、その混合比を調節する、(4)
樹脂に、適当な架橋剤を混合し、その混合比を調整す
る、などの手法が有効である。
一元的に決定されるものではなく、(1)適用する第1
のレジスト材料との反応性、(2)第1のレジストパタ
ーンの形状、膜厚、(3)必要とする架橋剤層の膜厚、
(4)使用可能な露光条件またはMB条件、(5)塗布
条件、などのさまざまな条件を勘案して決定する必要が
ある。特に、第1のレジストと第2のレジストとの反応
性は、第1のレジスト材料の組成により、影響を受ける
ことが分かっており、そのため、実際に本発明を適用す
る場合には、上述した要因を勘案し、第2のレジスト材
料組成物を最適化することが望ましい。従って、第2の
レジストに用いられる材料の種類とその組成比は、特に
限定されるものではなく、用いる材料の種類、熱処理条
件などに応じて、最適化して用いる。
レジストパターンを半導体基板3上に形成するが、これ
は半導体装置の製造プロセスに応じて、シリコーン酸化
膜などの絶縁層の上に形成する場合もあり、またポリシ
リーコン膜などの導電層の上に形成することもある。本
発明は、特に下地膜に制約されるものではなく、レジス
トパターンを形成できる基材上であれば、どの場合にお
いても適用可能であり、必要に応じた基材の上に形成さ
れるものである。
ターン上に第2のレジスト膜を形成する前に、第1のレ
ジストパターンを熱処理し、第2のレジストの溶剤およ
び現像液に対する耐溶剤性を制御するようにすることに
より、第2のレジストの現像条件のマージンを広がり、
得られる微細パターンまたは微細スペースの形状も良く
することができる。第1のレジストパターンの熱処理温
度は使用するレジストの熱分解温度以下であればよく、
特に60℃〜150℃の範囲で、例えばホットプレート
上で30秒〜300秒の時間で処理すると良い。
料に、柔軟性や弾性を与えることを目的として有機溶媒
に可溶な可塑剤の1種類あるいは2種類以上の混合物を
添加剤として、20wt%以下の濃度で含むことことは
好ましい。例えば、ジブチルフタレート、ジオクチルフ
タレートもしくはブチルベンジルフタレートなどのフタ
ル酸エステル系、リン酸トリブチルエステル、トリフォ
スフォートもしくはリン酸トリクレシルなどのリン酸エ
ステル系、ブチルリシノレート、ジブチルサクシネート
もしくはリシール酸メチルアセチルなどの脂肪酸エステ
ル系、ブチルフタリルブチルグリコレート、トリエチレ
ングリコール、ジエチルブチレート、ポリエチレングリ
コール、エチレングリコール、グリセリン、プロピレン
グリコール、3―メチレンペンタン―1,3,5―トリ
オールもしくはトリエチレングリコールジブチレートな
どのグリコール誘導体、ジブチルセバケートもしくはジ
オクチルセバケートなどのセバケート系やエポキシ化大
豆油、ひまし油または塩素化パラフィンなどが挙げられ
るが、上記他の第2のレジスト材料に相溶性があること
が必要である。
料に、成膜性向上させる目的として有機溶媒に可溶な
(油溶性)界面活性剤の1種類あるいは2種類以上の混
合物を添加剤として、20wt%以下の濃度で含むこと
は好ましい。油溶性界面活性剤は第2のレジストに用い
る有機溶剤に溶解することが必要で、少量の添加で第2
のレジストを基板上に均一に成膜させることができれ
ば、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非
イオン性界面活性剤、両性界面活性剤またはフッ素系界
面活性剤のいずれでも良く、例えば、レシチン誘導体、
プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エス
テル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレン
ヒマシ油もしくは硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンス
テロールもしくは水素添加ステロール、ポリエチレング
リコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンラノリンかラノリンアル
コールもしくはミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンア
ルキルアミンもしくは脂肪酸アミド、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルリン酸もしくはリン酸塩、アルキル
エーテルカルボン酸塩、アルキルリン酸塩とポリオキシ
エチレンアルキルエーテルリン酸塩、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、スルホン酸塩、第4級アンモニウム塩、
アルキルピリジニウム塩、酢酸ベタイン型両性界面活性
剤、イミダゾリン型両性界面活性剤、エチレンオキサイ
ドとプロピレンオキサイドとのブロック重合型非イオン
系界面活性剤、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、パ
ーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキ
ルポリオキシエチレンエタノール、パーフルオロアルキ
ル第4アンモニウムヨウ化物またはフッ素化アルキルエ
ステルなどが挙げられる。
ストに用いる有機溶剤に可溶な樹脂組成物として、シリ
コーン系樹脂を組み合わせることで、ドライエッチング
耐性を向上させることができる。
に用いる有機溶剤に可溶な樹脂の架橋部位の反応性と導
入量を調整することにより、第1のレジストとの反応量
を制御することができる。
の現像液が第2のレジスト材料の良溶剤と貧溶剤とを混
合したものであり、その混合比を調整することにより、
現像速度の微調整が可能になり、現像後のテーパ角、レ
ジストパターン分離サイズまたはホール開口サイズの縮
小化の度合いを制御する。
い、貧溶剤として水を用い水の添加量を調整する。
れぞれの半導体装置の製造方法によって製造したもので
ある。
態2の微細分離レジストバターン形成方法を説明するた
めのプロセスフロー図である。図1および図5を参照し
て、この実施の形態2の微細分離レジストバターンの形
成方法とこれを用いた半導体装置の製造方法を説明す
る。
に、内部に若干の酸性物質を含有する第1のレジスト1
1を塗布する。第1のレジストはプリベーク(60〜1
50℃で1分程度の熱処理)を施した後、Hgランプの
g線またはi線を用い、図1の様なパターンを組むマス
クを用い投影露光する(図5では省略している)。この
後、必要に応じ、PEB(10〜150℃)で熱処理
し、レジストの解像度を向上させた後、TMAH(テト
ラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)の約2.0
%希釈水浴液を用いて現像する。
ベークを行う場合もある。この熱処理は後のミキシング
反応に影響する為、適切な温度に設定する必要がある。
図5(b)はこうして形成された第1のレジストのパタ
ーン11を示す。以上は、酸を含むレジスト11を用い
るという点を別にすれば、プロセスとしては、従来のレ
ジストプロセスによるレジストパターンの形成と同様で
ある。
(c)に示すように、半導体基板(ウエハ)3上に、酸
の存在により架橋する架橋性化物を含み、第1のレジス
ト11を溶解しない溶剤に溶かされた第2のレジスト1
2を塗布する。ここで用いる溶媒は、実施の形態1で述
べた構成と同じ材料を用いる。次に、第2のレジスト1
2の塗布後、必要に応じこれをプリベークする。この熱
処理は、後のミキシング反応に影響するため、適切な温
度に設定することが望ましい。
3を熱処理(60〜150℃)し、第1のレジスト11
に含まれる若干の酸性物質からの酸の供給により、第2
のレジスト12の第1のレジストとの界面近傍で架橋反
応を起こさせる。これにより、第1のレジスト11を被
覆するように架橋反応を起こした架橋層14が第2のレ
ジスト12中に形成される。
用いて第1のレジストパターンを溶解させないで、架橋
していない第2のレジスト12を現像剥離する。以上の
処理により、ホール内径または分離幅を縮小したレジス
トパターンを得ることが可能となる。
第1のレジスト11は、露光によって酸を発生させる必
要が無く、レジスト膜11自体に酸を含むように調整さ
れており、熱処理によりその酸を拡散させて架橋させる
ようにしている。この第1のレジストに含ませる酸とし
ては、カルボン酸系の低分子酸等が好適であるが、レジ
スト溶液に混合することが可能であれば特に限定はされ
ない。
トの材料、第2のレジストの材料は、それぞれこの実施
の形態2においても用いることができる。また、この微
細分離レジストパターン2aを、各種の半導体基板の上
に形成し、これをマスクとして、半導体基板上に微細な
分離スペースあるいは微細なホールなど形成すること
は、先に述べた実施の形態1と同様である。
態3の微細分離レジストパターンの形成方法を説明する
ためのプロセスフロー図である。図1および図6を参照
してこの実施の形態3の微細分割レジストパターンの形
成方法、ならびにこれを用いた半導体装置の製造方法を
説明する。
板3に、第1のレジスト21を塗布する。第1のレジス
トにプリベーク(60〜150℃で1分程度の熱処理)
を施した後、第1のレジストの感光波長に応じて、例え
ば、Hgランプのg線またはi線を用い、図1の様なパ
ターンを含むマスクを用いて投影露光する(図6中では
省略)。必要に応じて、PEB(10〜150℃)で熱
処理しフォトレジストの解像度向上させた後、TMAH
(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)の約
2.0%希釈水溶液を用い現像する。図6(b)は、こ
うして形成された第1のレジストのパターン21aを示
す。
ベークを行う場合もある。この熱処理は後のミキシング
反応に影響する為、適切な温度に設定する必要がある。
以上は、プロセスとしては、従来のレジストプロセスに
よるレジストパターンの形成と同様である。
に示すように、半導体基板(ウェハ)3を酸性溶液で浸
漬処理する。その処理方法は、通常のパドル現像の方式
でよい。また、酸性溶液のベーパライズ(吹き付け)で
行っても良い。また、この場合の酸性溶液は、有機酸、
無機酸のいずれでもよい。具体的には、例えば、低濃度
の酢酸が好適な例として挙げられる。この工程におい
て、酸が第1のレジストパターン21aの界面近傍に染
み込み、酸を含む薄い層が形成される。この後、必要に
応じて純水を用いてリンスする。
レジストパターン21aの上に、酸の存在により架橋す
る架橋性化合物を含み、第1のレジスト21を溶解しな
い溶剤に溶かされた第2のレジスト22を塗布する。こ
こで用いる第2のレジスト材およびその溶媒は、実施の
形態1で述べた構成と同じ材料を用いることが可能であ
る。次に、第2のレジストの塗布後、必要に応じ、第2
のレジスト22をプリベークする。この熱処理は、後の
ミキシング反応に影響するため、適切な温度に設定す
る。
板3を熱処理(60〜150℃)して、ミキシングベー
クを行い、第1のレジスト21aからの酸の供給で第2
のレジスト22の第1のレジストとの界面近傍で架橋反
応を起こさせる。これにより、第1のレジスト21を被
覆するように架橋反応を起こした架橋層4が第2のレジ
スト22中に形成される。
用いて第1のレジストパターンを溶解させないで、架橋
していない第2のレジスト22を現像剥離する。以上の
処理により、ホール内径または分離幅を縮小したレジス
トパターンを得ることが可能となる。
ば、露光処理により、第1のレジストに酸を発生させる
工程を必要とせず、第1のレジスト上に第2のレジスト
を成膜する前に、酸性液体による表面処理を施し、熱処
理により酸を拡散させて架橋するようにするものであ
る。
ト21としては、実施の形態1で用いた、ノボラック樹
脂とナフトキノンジアジド系感光剤から構成されるポジ
型レジストなどが挙げられ、さらに、第1のレジストと
しては、露光により酸を発生する機構を用いた化学増幅
型レジストの適用も可能であり、露光により酸を発生す
る反応系を利用したレジスト材料であれば、特に限定さ
れることはなく、実施の形態1で述べたその他のレジス
ト材料、第2のレジストの材料は、それぞれこの実施の
形態3においても適用が可能である。
ジストパターン22aを、各種の半導体基板上に形成
し、これをマスクとして、半導体基板上に微細な分離ス
ペースまたは微細ホールなどを形成し、半導体装置を製
造することは、先に述べた実施の形態1および2と同様
である。
ク樹脂とナフトキノンジアジドから構成され、溶媒とし
て2―ヘプタノンを用いたi線レジストを用い、レジス
トパターンを形成した。まず、上記レジストを、Siウ
ェハー上に滴下、回転塗布した後、80℃/70秒でプ
リベークを行い、レジスト中の溶媒を蒸発させて第1の
レジストを膜厚約0.8μmで形成した。次に、露光装置
として、i線縮小投影露光装置を用い、露光マスクとし
て、図1に示すようなマスクを用いて、第1のレジスト
を露光した。次に、115℃/90秒でPEB処理を行
い、続いて、アルカリ現像液(NMD3:東京応化工業
社製)を用いて現像を行い、図7に示すような分離サイ
ズをもつレジストパターンを得た。
ック樹脂とナフトキノンジアジドから構成され、溶媒と
して乳酸エチルとプロピレングリコールモノエチルアセ
テートを用いたi線レジストを用い、レジストパターン
を形成した。まず、上記レジストを、Siウェハー上に
滴下、回転塗布により膜厚約1.0μmとなるように成
膜した。次に、90℃/70秒でプリベークを行い、レ
ジスト中の溶媒を乾燥させた。続いて、ニコン社製ステ
ッパーを用い、図1に示すようなマスクを用いて、露光
を行った。次に、115℃/90秒でPEB処理を行
い、続いて、アルカリ現像液(NMD3:東京応化社
製)を用いて現像を行い、図8に示すような分離サイズ
を持つ各レジストパターンを得た。
幅型エキシマレジスト(東京応化社製)を用い、レジス
トパターンを形成した。まず、上記レジストを、Siウ
ェハー上に滴下、回転塗布により膜厚約0.85μmと
なるように成膜した。次に、90℃/70秒でプリベー
クを行い、レジスト中の溶媒を乾燥させた。続いて、K
rFエキシマ縮小投影露光装置を用いて、図1に示すよ
うなマスクを用いて、露光を行った。次に、110℃/
70秒でPEB処理を行い、続いて、アルカリ現像液
(NMD―W:東京応化社製)を用いて現像を行い、図
9に示すような分離サイズを持つ各レジストパターンを
得た。
oc化ポリヒドロキシスチレンと酸発生剤から構成され
る化学増幅型レジスト を用い、レジストパターンを形
成した。まず、上記レジストを、Siウェハー上に滴
下、回転塗布により膜厚約0.60μmとなるように成
膜した。次に、115℃/120秒でベークを行い、レ
ジスト中の溶媒を乾燥させた。続いて、このレジスト上
に、帯電防止膜として、(エスペイサーESP―10
0:昭和電工社製)を同様にして回転塗布した後、90
℃/90秒でベークを行った。次に、EB描画装置を用
いて、16.4μC/cm2で描画を行う。次に、80℃
/120秒でPEBを行ったのち、純水を用いて帯電防
止膜を剥離、続くTMAHアルカリ現像液(NMD―
W:東京応化社製)を用いてレジストパターンの現像を
行った。その結果、図10に示すような、約0.24μ
mの各EBレジストパターンを得た。
について説明する。
Lメスフラスコを用い、ポリビニルアセタール樹脂25
gにエチレングリコール380gとエタノール95gを
加え、室温で6時間撹拌混合し、ポリビニルアセタール
樹脂の5wt%溶液を得た。
L栓瓶を用い、ポリビニルメチルシルセスキオキサン2
5gにキシレン475gを加え、ウェーブロータリーで
室温下終夜混合溶解し、ポリビニルメチルシルセスキオ
キサンの5wt%溶液を得た。
Lメスフラスコを用いて、メトキシメチレンメラミン1
00gとメタノール900gを室温にて6時間撹拌混合
し、約10wt%のメトキシメチレンメラミン溶液を得
た。
Lメスフラスコを用いて、(N―メトキシメチル)メト
キシエチレン尿素100g、(N―メトキシメチル)ヒ
ドロキシエチレン尿素100g、N―メトキシメチル尿
素100g中に、それぞれ、エタノール750g、イソ
プロパノール50g を室温にて8時間撹拌混合し、そ
れぞれ約10wt%のエチレン尿素溶液を得た。
施例5で得たポリビニルアセタール溶液160gと実施
例7で得たメトキシメチロールメラミン溶液20g、イ
ソプロパノール20gを室温で6時間撹拌混合し、樹脂
と架橋剤の混合溶液を得た。
実施例5で得たポリビニルアセタール溶液180gと実
施例8で得た(N―メトキシメチル)メトキシエチレン
尿素溶液20g、(N―メトキシメチル)ヒドロキシエ
チレン尿素20g、N―メトキシメチル尿素20g中
に、それぞれメトキシベンゼン20gを室温で8時間撹
拌混合し、樹脂と架橋剤の混合溶液を得た。
実施例6で得たポリビニルメチルシルセスキオキサン溶
液160gと実施例8で得たメトキシエチレン尿素溶液
の10g、20g、30gとメトキシベンゼン20gを
それぞれを室温下で6時間混合した。その結果、ポリビ
ニルメチルシルセスキオキサン樹脂に対する架橋剤であ
るメトキシエチレン尿素の濃度が、約11wt%、20
wt%、27wt%の3種類の第2のレジスト溶液を得
た。
例6で得たポリビニルメチルシルセスキオキサン樹脂溶
液の100gに、ポリビニルシロキサン樹脂の5wt%
メトキシベンゼン溶液を0g、35.3g、72.2gを
混合し、室温下で、6時間撹拌混合して、ポリビニルメ
チルシルセスキオキサン樹脂とポリビニルシロキサン樹
脂の混合比の異なる3種類の混合溶液を得た。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例12
で得た第2のレジスト材料を滴下、スピンコートした
後、90℃/70秒でプリベークを行い、第2のレジス
ト膜を形成した。次に、115℃/90秒でミキシング
ベーク(MB)を行い架橋反応を進行させた。次に、メ
トキシベンゼンとキシレンの混合溶媒を用いて現像を行
った後、キシレンでリンスを行い、非架橋層を現像剥離
し、続く100℃/90秒でポストベークを行うことに
より、図11に示すように、第1のレジストパターン上
に第2のレジスト架橋層を形成した。この場合、樹脂の
混合比を変えることにより樹脂を変化させ、それによる
架橋形成後のレジストパターンサイズの変化を示す表1
からあきらかなように、ポリビニルメチルシルセスキオ
キサン樹脂とポリビニルシロキサン樹脂の混合量を変え
ることにより、第1のレジスト上に形成される架橋層の
厚みを制御することが可能である。
形成することにより、ドライエッチング耐性が架橋層形
成前に比べてエッチングレートでほぼ40倍向上した。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例5で
得た樹脂を第2のレジスト材料として滴下、スピンコー
トした後、90℃/70秒でプリベークを行い、第2の
レジスト膜を形成した。次に、i線露光装置を用いて、
ウェハーに全面露光を行った。さらに、135℃/70
秒でミキシングベーク(MB)を行い、架橋反応を進行
させた。次に、エチレングリコールとエタノール混合溶
液を用いて現像を行い、非架橋層を現像剥離し、続く1
20℃/90秒でポストベークを行うことにより、図1
1に示すように、第1のレジストホールパターン上に第
2のレジスト架橋層を形成した。これにより、表2から
あきらかなように、架橋層を形成する前の第1の0.3
5μmのレジストホールパターンサイズが、全面露光を
行った場合には、約0.38μm、全面露光を行わない
場合には、約0.26μm縮小していた。
ことにより、行わない場合に較べて、架橋反応がより進
行し、第1のレジスト表面に架橋層が厚く形成された。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例11
で得たポリビニルメチルシルセスキオキサン樹脂とポリ
ビニルシロキサン樹脂とエチレン尿素の混合溶液を第2
のレジストとして用いた。第2のレジスト材料を滴下、
スピンコートした後、80℃/70秒でプリベークを行
い、第2のレジスト膜を形成した。次に、100℃/9
0秒、110℃/90秒、120℃/90秒の三種類の
条件でミキシングベーク(MB)を行い、架橋反応を行
った。次に、メトキシベンゼン/エタノールの混合比が
2/1、1/1、1/2の混合溶媒を用いて現像を行
い、非架橋層を現像剥離し、続く90℃/90秒でポス
トベークを行うことにより、図11に示すように、第1
のレジストパターン上に第2のレジスト架橋層を形成し
た。その結果、表3からあきらかなように、実施例2で
形成した0.4μmサイズのホールパターンの内径およ
びラインパターンと孤立残しパターンにおけるスペース
のサイズが、架橋層形成後のレジストパターンでは縮小
されており、その縮小量は、MB温度が高くなるととも
に増大している。
比が低いほど、架橋層の溶解が鈍化され、パターンサイ
ズも縮小化され、かつそのパターンのテーパー角が90
度に近づくことが観察された。このことから、MBの温
度と現像液の組成を制御することで、精度良く架橋反応
の制御が可能であること、さらにはパターン形状を改善
できることが分かる。
トパターンが形成されたSiウェハーを110℃でキュ
アした後、そのウエハ上に、実施例5で得たポリビニル
アセタール溶液、実施例10で得たポリビニルアセター
ル樹脂溶液と架橋剤であるメトキシエチレン尿素の濃度
の異なる3種類の混合溶液を第2のレジストとして用い
た。第2のレジスト材料を滴下、スピンコートした後、
85℃/70秒でプリベークを行い、第2のレジスト膜
を形成した。次に、65℃/70秒+100℃/90秒
でミキシングベーク(MB)を行い、架橋反応を行っ
た。次に、メチルセロソルブとエタノールの混合溶媒を
用いて現像を行い、非架橋層を現像剥離し、続く90℃
/90秒でポストベークを行うことにより、図12に示
すように、第1のレジストパターン上に第2のレジスト
架橋層を形成した。その結果、表4からあきらかなよう
に、実施例3で形成した約0.28μmサイズのホール
パターンの内径は、表4に示すように縮小されており、
その縮小量は、架橋剤の混合量が増加するほど大きくな
る。
とにより、精度良く架橋反応の制御が可能であることが
分かる。さらには、第1のレジストパターン形成後に熱
処理を入れることにより、通常第1のレジストの良溶剤
であるメチルセロソルブを第2のレジストで用いること
が出来ることから、この熱処理が第1のレジストの有機
溶媒への溶解性を下げる効果が有ることが判る。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例6で
得たポリビニルアセタール溶液、実施例10で得たポリ
ビニルアセタール樹脂溶液と架橋剤であるN―メトキシ
メチル―メトキシエチレン尿素混合溶液、(N―メトキ
シメチル)ヒドロキシエチレン尿素、N―メトキシメチ
ル尿素の混合溶液を第2のレジストとして用いた。第2
のレジスト材料を滴下、スピンコートした後、85℃/
70秒でプリベークを行い、第2のレジスト膜を形成し
た。次に、70℃/70秒+110℃/90秒でミキシ
ングベーク(MB)を行い、架橋反応を行った。次に、
純水を用いて現像を行い、非架橋層を現像剥離し、続く
85℃/90秒でポストベークを行うことにより、図1
2に示すように、第1のレジストパターン上に第2のレ
ジスト架橋層を形成した。その結果、表5からあきらか
なように、実施例3で形成した約0.28μmサイズの
ホールパターンの内径は、縮小されており、その縮小量
は、架橋剤の架橋基の違いにより差が認められる。
により、架橋反応の制御が可能であることが分かる。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例5で
得たポリビニルアセタール溶液、実施例10で得たポリ
ビニルアセタール樹脂溶液と架橋剤であるメトキシエチ
レン尿素混合溶液を第2のレジストとして用いた。第2
のレジスト材料を滴下、スピンコートした後、80℃/
70秒でプリベークを行い、第2のレジスト膜を形成し
た。次に、所定の温度にて90秒のミキシングベーク
(MB)を行い、架橋反応を行った。次に、エチレング
リコールとイソプロパノールの混合溶媒を用いて現像を
行い、非架橋層を現像剥離し、続く90℃/90秒でポ
ストベークを行うことにより、図12に示すように、第
1のレジストパターン上に第2のレジスト架橋層を形成
した。その結果、表6からあきらかなように、実施例3
で形成した約0.28μmのレジストパターンサイズは
縮小されており、架橋剤量、反応温度により差が認めら
れる。
を発生する化学増幅型レジストを用いた場合にも、架橋
反応によるレジストパターサイズの制御が可能であるこ
とが分かる。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例5で
得たポリビニルアセタール水溶液、実施例10で得たポ
リビニルアセタール樹脂溶液と架橋剤であるメトキシエ
チレン尿素混合溶液を第2のレジストとして用いた。第
2のレジスト材料を滴下、スピンコートした後、80℃
/70秒でプリベークを行い、第2のレジスト膜を形成
した。次に、105、115℃/90秒でミキシングベ
ーク(MB)を行い、架橋反応を行った。次に、エチレ
ングリコールとイソプロパノールと純水の混合溶媒を用
いて現像を行い、非架橋層を現像剥離し、続く90℃/
90秒でポストベークを行うことにより、図12に示す
ように、第1のレジストパターン上に第2のレジスト架
橋層を形成した。その結果、表7からあきらかなよう
に、実施例4で形成した約0.24μmサイズのレジス
トパターンのサイズは縮小されており、その縮小量は、
架橋剤の違いにより差が認められる。
リヒドロキシスチレンと酸発生剤から構成される化学増
幅型のEBレジストを用いた場合にも、架橋反応による
レジストパターンサイズの制御が可能である。
トパターン上に、選択的に電子線(照射量:80μC/
cm2)を照射した。次に、実施例10で得たポリビニ
ルアセタール樹脂溶液と架橋剤であるメトキシエチレン
尿素混合水溶液を第2のレジストとして電子線を照射し
たレジストパターン上に塗布した。塗布は、第2のレジ
スト材料を滴下、スピンコートした行い、続いて、85
℃/70秒でプリベークを行い、第2のレジスト膜を形
成し、さらに、115℃/90秒でミキシングベーク
(MB)を行い、架橋反応を行った。最後に、エチレン
グリコールとイソプロパノールの混合溶液を用いて現像
を行い、非架橋層を現像剥離し、続く105℃/70秒
でポストベークを行うことにより、図12に示すよう
に、第1のレジストパターン上に選択的に第2のレジス
ト架橋層を形成した。その結果、表8からあきらかなよ
うに、実施例2で形成した約0.4μmのレジストパタ
ーンは、電子線を照射しなかった部分においては縮小さ
れており、選択的に電子線を照射した部分については、
架橋反応が発生せず、ホールサイズの縮小が見られなか
った。
ンを形成後、選択的に電子線を照射することにより、照
射した部分のパターンでは、反応が生じないため、選択
的なレジストパターンのサイズ制御が可能であることが
分かる。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、弱塩酸水溶
液を回転塗布し、100℃/70秒で乾燥した。その
後、実施例11で得たメトキシエチレン尿素を11%含
むポリビニルメチルシルセスキオキサンを第2のレジス
ト材料として滴下、スピンコートした後、90℃/70
秒でプリベークを行い、第2のレジスト膜を形成した。
次に、120℃/90秒でミキシングベーク(MB)を
行い、架橋反応を進行させた。次に、メトキシベンゼン
とキシレンの混合溶媒を用いて現像を行った後、キシレ
ンでリンスを行い、非架橋層を現像剥離し、続く110
℃/90秒でポストベークを行うことにより、図11に
示すように、第1のレジストパターン上に第2のレジス
ト架橋層を形成した。
トパターンを酸性溶液で処理することにより、パターン
サイズの縮小が可能であることがわかる。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例10
で得たポリビニルアセタール樹脂溶液と架橋剤である
(N―メトキシメチル)ヒドロキシエチレン尿素の混合
溶液に、可塑剤としてフタル酸エステルを5wt%また
は界面活性剤としてエチレンオキサイドとプロピレンオ
キサイドのブロック共重合体型非イオン系界面活性剤を
1wt%を加えた樹脂を第2のレジストとして用いた。
第2のレジスト材料を滴下、スピンコートした後、85
℃/70秒でプリベークを行い、第2のレジスト膜を形
成した。界面活性剤を加えることで塗布むらが無くな
り、塗布均一性が顕著に向上した。次に、100℃/9
0秒でミキシングベーク(MB)を行い、架橋反応を行
った。次に、エチレングリコールと純水とイソプロパノ
ールの混合溶媒を用いて現像を行い、非架橋層を現像剥
離し、続く90℃/90秒でポストベークを行うことに
より、図12に示すように、第1のレジストパターン上
に第2のレジスト架橋層を形成した。
実施例3で形成した約0.28μmサイズのホールパタ
ーンの内径は、可塑剤や界面活性剤の添加剤の有無によ
り制御可能であることがわかる。また、添加剤を加える
ことで、現像時間の短縮やホール形状を良くする効果も
認められた。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例9で
得た樹脂のポリビニルアセタール樹脂のアセタール化度
が10%、30%、60%と異なる樹脂組成物を第2の
レジスト材料として滴下、スピンコートした後、90℃
/70秒でプリベークを行い、第2のレジスト膜を形成
した。さらに、115℃/70秒でミキシングベーク
(MB)を行い、架橋反応を進行させた。次に、エチレ
ングリコールとメタノール混合溶液を用いて現像を行
い、非架橋層を現像剥離し、続く110℃/90秒でポ
ストベークを行うことにより、図11に示すように、第
1のレジストホールパターン上に第2のレジスト架橋層
を形成した。
アセタール樹脂のアセタール化度が増大するにつれて、
架橋反応がより進行し、第1のレジスト表面に架橋層が
厚く形成された。
トパターンを酸化膜が形成されたSiウエハ上に形成
し、図13に示すような第1のレジストパターンを形成
した。次に実施例11で得た第2のレジスト材料を滴下
し、スピンコートした後、80℃/70秒でプリベーク
を行った後、110℃/70秒でミキシングベーク(M
B)を行い、架橋反応を進行させた。次に、キシレンを
用いて現像を行い、非架橋層を現像剥離し、続く105
℃/90秒でポストベークを行うことにより、第1のレ
ジストホールパターン上に第2のレジスト架橋層を形成
した。さらに、エッチング装置を用いて下地酸化膜をエ
ッチングし、エッチング後のパターン形状を観察した。
また、比較例として、本発明の処理を施さない図13に
示した第1のレジストパターンを形成したウエハについ
ても同様にエッチングした。その結果、表12からあき
らかなように、本発明を適用した場合には分離幅は縮小
された酸化膜パターンが得られた。
ジストの分離パターン、ホールパターンの微細化に於
て、波長限界を越えるパターン形成を可能とする微細分
離レジストパターン形成用材料とそれを用いた微細パタ
ーン形成方法が得られる。これにより、ホール系レジス
トパターンのホール径を従来より縮小することができ、
またスペース系レジストパターンの分離幅を従来より縮
小することができる。また、このようにして形成した微
細分離レジストパターンをマスクとして用いて、半導体
基板上に微細分離されたスペースあるいはホール形成す
ることができる。また、このような製造方法により、微
細分離されたスペースあるいはホールを有する半導体装
置を得ることができる。
よれば、半導体基板上に、第1のレジストパターンを形
成する工程と、この第1のレジストパターン上に上記第
1のレジストパターンを溶解せず酸により架橋反応を起
こす第2のレジストを形成する工程と、酸の供給により
上記第1のレジストパターンに接する上記第2のレジス
ト界面部分に架橋層を形成する工程と、上記第1のレジ
ストパターンを溶解させないで上記第2のレジストの非
架橋部分を溶解させる有機溶剤系の現像液で現像して第
2のレジストパターンを形成する工程と、この第2のレ
ジストパターンをマスクとして上記半導体基板をエッチ
ングする工程とを備え、上記第2のレジスト材料として
酸により架橋する有機溶剤に可溶な樹脂、または有機溶
剤に可溶な架橋剤および酸の存在下でこの架橋剤により
架橋される有機溶剤に可溶な樹脂を含有するものを用い
たものであり、波長限界を超えるパターン形成を可能と
するパターン形成技術による製造方法をえることができ
るという効果がある。
れば、上記第1の半導体装置の製造方法において、第1
のレジストパターン上に第2のレジストを形成する前
に、第1のレジストパターンを熱処理することにより、
第2のレジストの現像条件のマージンが広がり、得られ
る微細パターンまたは微細スペースの形状も良くするこ
とができるという効果がある。
れば、上記第1または第2の半導体装置の製造方法にお
いて、第2のレジスト材料が可塑剤または界面活性剤を
含有することにより、柔軟性や弾性を与えるたり成膜性
向上させるという効果がある。
れば、上記第1ないし第3のいずれかの半導体装置の製
造方法において、有機溶剤に可溶な樹脂がシリコーン系
樹脂を含有することにより、ドライエッチング耐性が向
上するという効果がある。
れば、上記第1ないし第4のいずれかの半導体装置の製
造方法において、有機溶剤に可溶な樹脂の架橋部位が不
飽和結合または水酸基であることにより、波長限界を超
えるパターン形成を可能とするパターン形成技術による
製造方法をえることができるという効果がある。
れば、上記第5の半導体装置の製造方法において、架橋
部位の反応性と量を調整することにより、パターンを制
御することができるという効果がある。
れば、第1または第2の半導体装置の製造方法におい
て、有機溶剤系の現像液が第2のレジスト材料の良溶剤
と貧溶剤とを混合したものであり、その混合比を調整す
ることにより、パターンを制御することができるという
効果がある。
れば、第7の半導体装置の製造方法において、良溶剤が
有機系極性溶剤であり、貧溶剤が水であり、水の添加量
を調整することによりパターンを制御することができる
という効果がある。
第1ないし第8のいずれかの半導体装置の製造方法によ
って製造したもので、高集積化が可能であるという効果
がある。
図である。
成方法を説明するための工程フロー図である。
成方法を説明するための工程フロー図である。
成方法を説明するための工程フロー図である。
成方法を説明するための工程フロー図である。
成方法を説明するための工程フロー図である。
ターンを示す平面図である。
ターンを示す平面図である。
ターンを示す平面図である。
パターンを示す平面図である。
おける第2のレジストパターンを示す平面図である。
第2のレジストパターンを示す平面図である。
トパターンを示す平面図である。
よび21a 第1のレジストパターン、2、12および
22 第2のレジスト 3 半導体基板 4、14およ
び24 架橋層。
Claims (9)
- 【請求項1】 半導体基板上に、第1のレジストパター
ンを形成する工程と、この第1のレジストパターン上に
上記第1のレジストパターンを溶解せず酸により架橋反
応を起こす第2のレジストを形成する工程と、酸の供給
により上記第1のレジストパターンに接する上記第2の
レジスト界面部分に架橋層を形成する工程と、上記第1
のレジストパターンを溶解させないで上記第2のレジス
トの非架橋部分を溶解させる有機溶剤系の現像液で現像
して第2のレジストパターンを形成する工程と、この第
2のレジストパターンをマスクとして上記半導体基板を
エッチングする工程とを備え、上記第2のレジスト材料
として酸により架橋する有機溶剤に可溶な樹脂、または
有機溶剤に可溶な架橋剤および酸の存在下でこの架橋剤
により架橋される有機溶剤に可溶な樹脂を含有するもの
を用いた半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 第1のレジストパターン上に第2のレジ
ストを形成する前に、第1のレジストパターンを熱処理
することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項3】 第2のレジスト材料が可塑剤または界面
活性剤を含有することを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 有機溶剤に可溶な樹脂がシリコーン系樹
脂を含有することを特徴とする請求項1ないし請求項3
のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 有機溶剤に可溶な樹脂の架橋部位が不飽
和結合または水酸基であることを特徴とする請求項1な
いし請求項4のいずれかに記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項6】 架橋部位の反応性と量を調整することを
特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 有機溶剤系の現像液が第2のレジスト材
料の良溶剤と貧溶剤とを混合したものであり、その混合
比を調整することを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 良溶剤が有機系極性溶剤であり、貧溶剤
が水であり、水の添加量を調整することを特徴とする請
求項7に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに記
載の半導体装置の製造方法によって製造したことを特徴
とする半導体装置。
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