JP2001066782A - 半導体装置の製造方法並びに半導体装置 - Google Patents
半導体装置の製造方法並びに半導体装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 露光によるレジストパターンの形成において
は、波長による微細化の限界があり、これを超える必要
がある。 【解決手段】 時間を短縮した現像により、酸を発生し
うるレジストパターンを形成し、この上を、酸の存在で
架橋するレジストで覆う。加熱又は露光によりレジスト
パターン中に酸を発生させ、界面に生じた架橋層をレジ
ストパターンの被覆層として形成し、レジストパターン
を太らせる。これにより、レジストのホール径の縮小、
分離幅の縮小ができる。
は、波長による微細化の限界があり、これを超える必要
がある。 【解決手段】 時間を短縮した現像により、酸を発生し
うるレジストパターンを形成し、この上を、酸の存在で
架橋するレジストで覆う。加熱又は露光によりレジスト
パターン中に酸を発生させ、界面に生じた架橋層をレジ
ストパターンの被覆層として形成し、レジストパターン
を太らせる。これにより、レジストのホール径の縮小、
分離幅の縮小ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体プロセスに
おいてレジストパターンを形成する際に、パターンの分
離サイズ又はホール開口サイズを縮小した微細分離レジ
ストパターンを用いた半導体装置の製造方法、ならびに
この製造方法によって製造された半導体装置に関するも
のである。
おいてレジストパターンを形成する際に、パターンの分
離サイズ又はホール開口サイズを縮小した微細分離レジ
ストパターンを用いた半導体装置の製造方法、ならびに
この製造方法によって製造された半導体装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの高集積化に伴って、製
造プロセスに要求される配線及び分離幅は、非常に微細
化されている。一般的に、微細パターンの形成は、フォ
トリソグラフィ技術によりレジストパターンを形成し、
その後に、形成したレジストパターンをマスクとして、
下地の各種薄膜をエッチングする方法により行われてい
る。
造プロセスに要求される配線及び分離幅は、非常に微細
化されている。一般的に、微細パターンの形成は、フォ
トリソグラフィ技術によりレジストパターンを形成し、
その後に、形成したレジストパターンをマスクとして、
下地の各種薄膜をエッチングする方法により行われてい
る。
【0003】そのため、微細パターンの形成において
は、フォトリソグラフィー技術が非常に重要となる。フ
ォトリソグラフィー技術は、レジスト塗布、マスク合わ
せ、露光、現像で構成されており、微細化に対しては露
光波長の制約から、微細化には限界が生じている。さら
に、従来のリソグラフィプロセスでは、レジストの耐エ
ッチング性を制御することが困難であり、耐エッチング
性の制御により、エッチング後のパターン側壁表面を粗
面化するなど、表面形状を制御することは不可能であっ
た。
は、フォトリソグラフィー技術が非常に重要となる。フ
ォトリソグラフィー技術は、レジスト塗布、マスク合わ
せ、露光、現像で構成されており、微細化に対しては露
光波長の制約から、微細化には限界が生じている。さら
に、従来のリソグラフィプロセスでは、レジストの耐エ
ッチング性を制御することが困難であり、耐エッチング
性の制御により、エッチング後のパターン側壁表面を粗
面化するなど、表面形状を制御することは不可能であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の露光によるフォトリソグラフィ技術では、その波
長の限界を超える微細なレジストパターンの形成は困難
であった。これに対して、本願発明者らは、先に出願し
公開された特開平1073927号公報に開示したよう
に、波長の限界を超える微細なレジストパターンの形成
方法を見出した。本発明は、さらにこれを改善し、分離
パターン、ホールパターンの微細化に於て、波長限界を
超えるパターン形成を可能とする微細分離レジストパタ
ーン形成を実現する微細分離レジストパターン形成技術
を提供するものであり、また、従来のリソグラフィ技術
では制御が困難であったエッチング後のパターン側壁表
面形状を粗面化する手法を提供するものである。さらに
はその微細分離レジストパターン形成技術を用いた半導
体装置の製造方法を提供するものであり、またこの製造
方法によって製造した半導体装置を提供しようとするも
のである。
従来の露光によるフォトリソグラフィ技術では、その波
長の限界を超える微細なレジストパターンの形成は困難
であった。これに対して、本願発明者らは、先に出願し
公開された特開平1073927号公報に開示したよう
に、波長の限界を超える微細なレジストパターンの形成
方法を見出した。本発明は、さらにこれを改善し、分離
パターン、ホールパターンの微細化に於て、波長限界を
超えるパターン形成を可能とする微細分離レジストパタ
ーン形成を実現する微細分離レジストパターン形成技術
を提供するものであり、また、従来のリソグラフィ技術
では制御が困難であったエッチング後のパターン側壁表
面形状を粗面化する手法を提供するものである。さらに
はその微細分離レジストパターン形成技術を用いた半導
体装置の製造方法を提供するものであり、またこの製造
方法によって製造した半導体装置を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1にかか
る半導体装置の製造方法は、第一レジストにより半導体
基材上に酸を発生し得る第一レジストの膜を形成する工
程と、短縮した現像時間により前記第一レジストの膜か
ら酸を発生し得る第一のレジストパターンを形成する工
程と、前記第一のレジストパターンの上に酸の存在によ
り架橋反応を起こす第二レジストを形成する工程と、前
記第一のレジストパターンからの酸の供給により前記第
二レジストの前記第一のレジストパターンに接する部分
に架橋膜を形成する処理工程と、前記第二レジストの非
架橋部分を剥離して第二レジストパターンを形成する工
程と、この第二レジストパターンをマスクとして前記半
導体基材をエッチングする工程とを含むことを特徴とす
るものである。
る半導体装置の製造方法は、第一レジストにより半導体
基材上に酸を発生し得る第一レジストの膜を形成する工
程と、短縮した現像時間により前記第一レジストの膜か
ら酸を発生し得る第一のレジストパターンを形成する工
程と、前記第一のレジストパターンの上に酸の存在によ
り架橋反応を起こす第二レジストを形成する工程と、前
記第一のレジストパターンからの酸の供給により前記第
二レジストの前記第一のレジストパターンに接する部分
に架橋膜を形成する処理工程と、前記第二レジストの非
架橋部分を剥離して第二レジストパターンを形成する工
程と、この第二レジストパターンをマスクとして前記半
導体基材をエッチングする工程とを含むことを特徴とす
るものである。
【0006】本発明の請求項2にかかる半導体装置の製
造方法は、請求項1に記載の製造方法において、前記第
一のレジストパターンと、前記第一のレジストパターン
の上に形成された前記第二レジストとを加熱処理するこ
とにより、前記第一のレジストパターンの表面に接して
前記架橋膜を形成するようにしたことを特徴とするもの
である。
造方法は、請求項1に記載の製造方法において、前記第
一のレジストパターンと、前記第一のレジストパターン
の上に形成された前記第二レジストとを加熱処理するこ
とにより、前記第一のレジストパターンの表面に接して
前記架橋膜を形成するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0007】本発明の請求項3にかかる半導体装置の製
造方法は、請求項1に記載の製造方法において、前記第
一のレジストパターンと、前記第一のレジストパターン
の上に形成された前記第二レジストの上から所定領域を
露光することにより、前記第一のレジストパターンの前
記所定領域で前記架橋膜を形成するようにしたことを特
徴とするものである。
造方法は、請求項1に記載の製造方法において、前記第
一のレジストパターンと、前記第一のレジストパターン
の上に形成された前記第二レジストの上から所定領域を
露光することにより、前記第一のレジストパターンの前
記所定領域で前記架橋膜を形成するようにしたことを特
徴とするものである。
【0008】本発明の請求項4にかかる半導体装置の製
造方法は、請求項1に記載の製造方法において、前記第
一のレジストパターンの所定領域以外を電子線照射し、
この電子線照射された第一のレジストパターンの上に前
記第二レジストを形成し、前記第一のレジストパターン
の前記所定領域で前記架橋膜を形成するようにしたこと
を特徴とするものである。
造方法は、請求項1に記載の製造方法において、前記第
一のレジストパターンの所定領域以外を電子線照射し、
この電子線照射された第一のレジストパターンの上に前
記第二レジストを形成し、前記第一のレジストパターン
の前記所定領域で前記架橋膜を形成するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0009】本発明の請求項5にかかる半導体装置は、
請求項1ないし4のいずれかに記載した半導体装置の製
造方法によって製造したことを特徴とするものである。
請求項1ないし4のいずれかに記載した半導体装置の製
造方法によって製造したことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
で対象とする微細分離されたレジストパターンを形成す
るためのマスクパターンの例を示す図で、図1(a)は
微細ホールのマスクパターン100、図1(b)は微細
スペースのマスクパターン200、図1(c)は、孤立
の残しのパターン300を示す。図2〜図7は、この発
明の実施の形態1の微細分離レジストパターン形成方法
を説明するためのプロセスフロー図である。
で対象とする微細分離されたレジストパターンを形成す
るためのマスクパターンの例を示す図で、図1(a)は
微細ホールのマスクパターン100、図1(b)は微細
スペースのマスクパターン200、図1(c)は、孤立
の残しのパターン300を示す。図2〜図7は、この発
明の実施の形態1の微細分離レジストパターン形成方法
を説明するためのプロセスフロー図である。
【0011】先ず、図1及び図2を参照しながら、この
実施の形態の微細分離レジストパターン形成方法、なら
びにこれを用いた半導体装置の製造方法を説明する。ま
ず、図2(a)で示すように、半導体基板(半導体ウェ
ハー)3に、適当な加熱処理により内部に酸を発生する
機構をもつ第一レジスト1を塗布する(例えば、厚さ
0.7〜1.0μm程度)。この第一レジスト1は、半導
体基板3上にスピンコートなどにより塗布し、次に、プ
リべーク(70〜110℃で1分程度の熱処理)を施し
て第一レジスト1中の溶剤を蒸発させる。
実施の形態の微細分離レジストパターン形成方法、なら
びにこれを用いた半導体装置の製造方法を説明する。ま
ず、図2(a)で示すように、半導体基板(半導体ウェ
ハー)3に、適当な加熱処理により内部に酸を発生する
機構をもつ第一レジスト1を塗布する(例えば、厚さ
0.7〜1.0μm程度)。この第一レジスト1は、半導
体基板3上にスピンコートなどにより塗布し、次に、プ
リべーク(70〜110℃で1分程度の熱処理)を施し
て第一レジスト1中の溶剤を蒸発させる。
【0012】次に、第一のレジストパターンを形成する
ために、g線、i線、または、Deep−UV、KrF
エキシマ、ArFエキシマ、EB(電子線)、X−ra
yなど、適用した第一レジスト1の感度波長に対応した
光源を用い、図1に示すようなパターンを含むマスクを
用い投影露光する。
ために、g線、i線、または、Deep−UV、KrF
エキシマ、ArFエキシマ、EB(電子線)、X−ra
yなど、適用した第一レジスト1の感度波長に対応した
光源を用い、図1に示すようなパターンを含むマスクを
用い投影露光する。
【0013】ここで用いる第一レジスト1の材料は、適
当な加熱処理により、レジスト内部に酸性成分が発生す
る機構を用いたレジストであればよく、また、ポジ型、
ネガ型レジストのどちらでもよい。例えば、第一レジス
トとしては、ノボラック樹脂、ナフトキノンジアジド系
感光剤の混合物から構成されるポジ型レジストなどが挙
げられる。さらに、第一レジストとしては、酸を発生す
る機構を用いた化学増幅型レジストの適用も可能であ
り、加熱により酸を発生する反応系を利用したレジスト
材料であれば、その他のものでもよい。
当な加熱処理により、レジスト内部に酸性成分が発生す
る機構を用いたレジストであればよく、また、ポジ型、
ネガ型レジストのどちらでもよい。例えば、第一レジス
トとしては、ノボラック樹脂、ナフトキノンジアジド系
感光剤の混合物から構成されるポジ型レジストなどが挙
げられる。さらに、第一レジストとしては、酸を発生す
る機構を用いた化学増幅型レジストの適用も可能であ
り、加熱により酸を発生する反応系を利用したレジスト
材料であれば、その他のものでもよい。
【0014】第一レジスト1の露光を行った後、必要に
応じて、PEB(露光後加熱)を行い(例えば、PEB
温度:50〜130℃)、第一レジスト1の解像度を向
上させる。次に、TMAH(テトラメチルアンモニウム
ハイドロオキサイド)などの約0.05〜3.0wt%の
アルカリ水浴液を用いて現像するが、この実施の形態で
は、この現像時間を従来の通常の現像技術における現像
時間よりも有意に短縮することが特徴である。図2(b
1)は、こうして形成された第一のレジストパターン1
aを示す。図2(b2)は、第一のレジストパターン1
aに残存する酸1bを示すもので、上記の短縮した現像
時間による現像により、第一のレジストパターン1aの
表面の酸1bの濃度を、従来通常の現像時間による場合
に比べて高くすることができる。これが、後に説明する
架橋膜の膜厚増大に寄与する。
応じて、PEB(露光後加熱)を行い(例えば、PEB
温度:50〜130℃)、第一レジスト1の解像度を向
上させる。次に、TMAH(テトラメチルアンモニウム
ハイドロオキサイド)などの約0.05〜3.0wt%の
アルカリ水浴液を用いて現像するが、この実施の形態で
は、この現像時間を従来の通常の現像技術における現像
時間よりも有意に短縮することが特徴である。図2(b
1)は、こうして形成された第一のレジストパターン1
aを示す。図2(b2)は、第一のレジストパターン1
aに残存する酸1bを示すもので、上記の短縮した現像
時間による現像により、第一のレジストパターン1aの
表面の酸1bの濃度を、従来通常の現像時間による場合
に比べて高くすることができる。これが、後に説明する
架橋膜の膜厚増大に寄与する。
【0015】現像処理を行った後、必要に応じて、ポス
トデベロッピングベークを行う場合もある(例えば、ベ
ーク温度は60〜120℃、60秒程度)。この熱処理
は、後のミキシング反応に影響する為、用いる第一レジ
スト、あるいは第二レジストの材料に併せて、適切な温
度に設定することが望ましい。以上は、酸を発生する第
一レジスト1を用いるという点を別にすれば、プロセス
としては、一般的なレジストプロセスによるレジストパ
ターンの形成と同様である。なお、ここまでのプロセス
について改めて具体的に説明する。通常、ここまでのプ
ロセスは、詳細には、(1)脱水ベーク、(2)HMD
S処理、(3)レジスト塗布、(4)塗布後ベーク、
(5)露光、(6)露光後ベーク、(7)現像、(8)
現像後ベークと続く。この実施の形態は、上記の(7)
現像のステップにおける現像時間を意識的に有意に短縮
するものである。
トデベロッピングベークを行う場合もある(例えば、ベ
ーク温度は60〜120℃、60秒程度)。この熱処理
は、後のミキシング反応に影響する為、用いる第一レジ
スト、あるいは第二レジストの材料に併せて、適切な温
度に設定することが望ましい。以上は、酸を発生する第
一レジスト1を用いるという点を別にすれば、プロセス
としては、一般的なレジストプロセスによるレジストパ
ターンの形成と同様である。なお、ここまでのプロセス
について改めて具体的に説明する。通常、ここまでのプ
ロセスは、詳細には、(1)脱水ベーク、(2)HMD
S処理、(3)レジスト塗布、(4)塗布後ベーク、
(5)露光、(6)露光後ベーク、(7)現像、(8)
現像後ベークと続く。この実施の形態は、上記の(7)
現像のステップにおける現像時間を意識的に有意に短縮
するものである。
【0016】次に、図2(c)に示すように、半導体基
板3上に、酸の存在により架橋する架橋性の材料を主成
分とし、第一レジスト1を溶解しない溶剤に溶解された
第二レジスト2を塗布する。第二レジスト2の塗布方法
は、第一のレジストパターン1a上に均一に塗布可能で
あれば、特に限定されるものではなく、スプレーによる
塗布、回転塗布、あるいは第二レジストの溶液中に浸漬
(ディッピング)することにより塗布することも可能で
ある。次に、第二レジスト2の塗布後、必要に応じてこ
れをプリベークし(例えば、85℃、60秒程度)、第
二レジスト層2を形成する。
板3上に、酸の存在により架橋する架橋性の材料を主成
分とし、第一レジスト1を溶解しない溶剤に溶解された
第二レジスト2を塗布する。第二レジスト2の塗布方法
は、第一のレジストパターン1a上に均一に塗布可能で
あれば、特に限定されるものではなく、スプレーによる
塗布、回転塗布、あるいは第二レジストの溶液中に浸漬
(ディッピング)することにより塗布することも可能で
ある。次に、第二レジスト2の塗布後、必要に応じてこ
れをプリベークし(例えば、85℃、60秒程度)、第
二レジスト層2を形成する。
【0017】次に、図2(d)に示すように、半導体基
板1に形成された第一のレジストパターン1aと、この
上に形成された第二レジスト2とを加熱処理(ミキシン
グベーク、以下必要に応じMBと略記する。加熱温度
は、例えば85℃〜150℃)し、第一のレジストパタ
ーン1aから酸の拡散を促進させ、第二レジスト2中へ
供給し、第二レジスト2と第一のレジストパターン1a
との界面において、架橋反応を発生させる。この場合の
ミキシングベーク温度/時間は、例えば85℃〜150
℃/60〜120secであり、用いるレジスト材料の
種類、必要とする反応層の厚みにより、最適な条件に設
定すれば良い。このミキシングベークにより、架橋反応
を起こした架橋層4が、第一のレジストパターン1aを
被覆するように第二レジスト2の中に形成される。
板1に形成された第一のレジストパターン1aと、この
上に形成された第二レジスト2とを加熱処理(ミキシン
グベーク、以下必要に応じMBと略記する。加熱温度
は、例えば85℃〜150℃)し、第一のレジストパタ
ーン1aから酸の拡散を促進させ、第二レジスト2中へ
供給し、第二レジスト2と第一のレジストパターン1a
との界面において、架橋反応を発生させる。この場合の
ミキシングベーク温度/時間は、例えば85℃〜150
℃/60〜120secであり、用いるレジスト材料の
種類、必要とする反応層の厚みにより、最適な条件に設
定すれば良い。このミキシングベークにより、架橋反応
を起こした架橋層4が、第一のレジストパターン1aを
被覆するように第二レジスト2の中に形成される。
【0018】次に、図2(e)に示すように、水、ある
いはTMAH等のアルカリ水溶液の現像液を用いて、架
橋していない第二レジスト2を現像剥離し、第二レジス
トパターン2aを形成する。以上の処理により、ホール
パターンのホール内径、またはラインパターンの分離幅
を縮小し、あるいは、孤立残しパターンの面積を拡大し
たレジストパターンを得ることが可能となる。る。次
に、この実施の形態の現像時間の短縮の効果について説
明する。図2(a)の状態から図2(b1)の第一のレ
ジストパターン1aを形成する際、現像時間が従来通常
の現像時間であれば、第一のレジストパターン1aに残
存する酸濃度が低くなり、また、相互溶解性が低いこと
がわかった。この実施の形態では、現像時間を短縮する
ことにより、第一のレジストパターン1aに残存する酸
濃度を高くすることができ、また、相互溶解性が高くな
ることを見出した。この結果、図2(d)のプロセスで
架橋反応が促進され、架橋層4の膜厚を厚く形成するこ
とができる。すなわち、レジスト枠付け量を増加させる
ことができる。本願発明者らの実験によれば、レジスト
現像時間が通常の60秒であれは、架橋層(枠付け量)
は70nmであるところ、レジスト現像時間を40秒に
したとき、架橋層(枠付け量)は80nmとなった。つ
まり、10nmの架橋層の厚み増加(枠付け量の増加)
が得られた。また、本願発明者らの実験によると、レジ
スト現像時間を短縮するほど架橋膜の膜厚が増大するこ
とがわかった。すなわち、レジスト枠付け量が増大する
ことが分かった。この後、架橋していない第二レジスト
2を現像剥離すると、第二レジストパターン2aの間隔
を一層縮小することができる。このような方法により、
ホールパターンのホール内径、またはラインパターンの
分離幅を一層縮小し、あるいは、孤立残しパターンの面
積を一層拡大したレジストパターンを得ることが可能と
なる。
いはTMAH等のアルカリ水溶液の現像液を用いて、架
橋していない第二レジスト2を現像剥離し、第二レジス
トパターン2aを形成する。以上の処理により、ホール
パターンのホール内径、またはラインパターンの分離幅
を縮小し、あるいは、孤立残しパターンの面積を拡大し
たレジストパターンを得ることが可能となる。る。次
に、この実施の形態の現像時間の短縮の効果について説
明する。図2(a)の状態から図2(b1)の第一のレ
ジストパターン1aを形成する際、現像時間が従来通常
の現像時間であれば、第一のレジストパターン1aに残
存する酸濃度が低くなり、また、相互溶解性が低いこと
がわかった。この実施の形態では、現像時間を短縮する
ことにより、第一のレジストパターン1aに残存する酸
濃度を高くすることができ、また、相互溶解性が高くな
ることを見出した。この結果、図2(d)のプロセスで
架橋反応が促進され、架橋層4の膜厚を厚く形成するこ
とができる。すなわち、レジスト枠付け量を増加させる
ことができる。本願発明者らの実験によれば、レジスト
現像時間が通常の60秒であれは、架橋層(枠付け量)
は70nmであるところ、レジスト現像時間を40秒に
したとき、架橋層(枠付け量)は80nmとなった。つ
まり、10nmの架橋層の厚み増加(枠付け量の増加)
が得られた。また、本願発明者らの実験によると、レジ
スト現像時間を短縮するほど架橋膜の膜厚が増大するこ
とがわかった。すなわち、レジスト枠付け量が増大する
ことが分かった。この後、架橋していない第二レジスト
2を現像剥離すると、第二レジストパターン2aの間隔
を一層縮小することができる。このような方法により、
ホールパターンのホール内径、またはラインパターンの
分離幅を一層縮小し、あるいは、孤立残しパターンの面
積を一層拡大したレジストパターンを得ることが可能と
なる。
【0019】以上、図2を参照して説明した微細レジス
トパターンの形成方法では、第一のレジストパターン1
a上に第二レジスト層2を形成した後に、適当な加熱処
理により第一のレジストパターン1a中で酸を発生さ
せ、第二レジスト2へ拡散させる方法について説明し
た。つぎに、この加熱処理に代わって、あるいは加熱処
理に先立って、露光により酸を発させる方法について説
明する。図3は、この場合の微細分離レジストパターン
の形成方法を説明するためのプロセスフロー図である。
先ず、図3(a)〜(c)の工程は、図2(a)〜
(c)と同様であるから、説明を省略する。図3(b)
に示した第一のレジストパターン1aを形成するため
の、現像時間の短縮についても同様である。なお、この
場合に、第一レジスト1としては、露光により酸を発生
する機構を用いた化学増幅型レジストの適用も可能であ
る。化学増幅型レジストでは、光や電子線、X線などに
よる酸触媒の生成反応が起り、生成した酸の触媒により
引き起こされる増幅反応を利用する。
トパターンの形成方法では、第一のレジストパターン1
a上に第二レジスト層2を形成した後に、適当な加熱処
理により第一のレジストパターン1a中で酸を発生さ
せ、第二レジスト2へ拡散させる方法について説明し
た。つぎに、この加熱処理に代わって、あるいは加熱処
理に先立って、露光により酸を発させる方法について説
明する。図3は、この場合の微細分離レジストパターン
の形成方法を説明するためのプロセスフロー図である。
先ず、図3(a)〜(c)の工程は、図2(a)〜
(c)と同様であるから、説明を省略する。図3(b)
に示した第一のレジストパターン1aを形成するため
の、現像時間の短縮についても同様である。なお、この
場合に、第一レジスト1としては、露光により酸を発生
する機構を用いた化学増幅型レジストの適用も可能であ
る。化学増幅型レジストでは、光や電子線、X線などに
よる酸触媒の生成反応が起り、生成した酸の触媒により
引き起こされる増幅反応を利用する。
【0020】次に、図3(c)で示される第二レジスト
層2を形成した後、図3(d)に示すように、再度Hg
ランプのg線またはi線で半導体基板3を全面露光し、
第一のレジストパターン1a中に酸を発生させ、これに
より、図3(e)に示すように、第一のレジストパター
ン1aに接する第二レジスト2の界面付近に架橋層4を
形成する。
層2を形成した後、図3(d)に示すように、再度Hg
ランプのg線またはi線で半導体基板3を全面露光し、
第一のレジストパターン1a中に酸を発生させ、これに
より、図3(e)に示すように、第一のレジストパター
ン1aに接する第二レジスト2の界面付近に架橋層4を
形成する。
【0021】この時の露光に用いる光源は、第一レジス
ト1の感光波長に応じて、Hgランプ、KrFエキシ
マ、ArFエキシマなどを用いることも可能であり、露
光により酸の発生が可能であれば特に限定されるもので
はなく、用いた第一レジスト1の感光波長に応じた光
源、露光量を用いて露光すれば良い。
ト1の感光波長に応じて、Hgランプ、KrFエキシ
マ、ArFエキシマなどを用いることも可能であり、露
光により酸の発生が可能であれば特に限定されるもので
はなく、用いた第一レジスト1の感光波長に応じた光
源、露光量を用いて露光すれば良い。
【0022】このように、図3の例では、第二レジスト
2の塗布後に露光し、第一のレジストパターン1aの中
に酸を発生させるものであり、第一のレジストパターン
1aを、第二レジスト2に覆われた状態で露光するた
め、第一のレジストパターン1a中で発生する酸の量を
露光量の調整により、広い範囲で正確に制御できるた
め、架橋層(反応層)4の膜厚が精度良く制御できる。
2の塗布後に露光し、第一のレジストパターン1aの中
に酸を発生させるものであり、第一のレジストパターン
1aを、第二レジスト2に覆われた状態で露光するた
め、第一のレジストパターン1a中で発生する酸の量を
露光量の調整により、広い範囲で正確に制御できるた
め、架橋層(反応層)4の膜厚が精度良く制御できる。
【0023】次に、必要に応じ、半導体基板3を熱処理
(例えば60〜130℃、ミキシングベーク)する。こ
れにより、第一のレジストパターン1aからの酸を拡散
させ、第二レジスト2中へ供給し、第二レジスト2と第
一のレジストパターン1aとの界面において、架橋反応
を促進させる。この場合のミキシングベーク温度/時間
は、60〜130℃/60〜120secであり、用い
るレジスト材料の種類、必要とする反応層の厚みによ
り、最適な条件に設定すれば良い。このミキシングベー
クにより、架橋反応を起こした架橋層4が、第一のレジ
ストパターン1aを被覆するように第二レジスト2の中
に形成される。
(例えば60〜130℃、ミキシングベーク)する。こ
れにより、第一のレジストパターン1aからの酸を拡散
させ、第二レジスト2中へ供給し、第二レジスト2と第
一のレジストパターン1aとの界面において、架橋反応
を促進させる。この場合のミキシングベーク温度/時間
は、60〜130℃/60〜120secであり、用い
るレジスト材料の種類、必要とする反応層の厚みによ
り、最適な条件に設定すれば良い。このミキシングベー
クにより、架橋反応を起こした架橋層4が、第一のレジ
ストパターン1aを被覆するように第二レジスト2の中
に形成される。
【0024】次に、図3(f)の工程は、図2(e)と
同様である。この実施の形態においても、実施の形態1
と同様に、現像時間を短縮することにより、第一のレジ
ストパターン1aに残存する酸濃度を高くし、架橋層4
の膜厚を厚く形成することができる。すなわち、レジス
ト枠付け量を増加させることができる。この方法によ
り、ホール内径、またはラインパターンの分離幅を一層
縮小し、あるいは、孤立残しパターンの面積を一層拡大
したレジストパターンを得ることが可能となる。
同様である。この実施の形態においても、実施の形態1
と同様に、現像時間を短縮することにより、第一のレジ
ストパターン1aに残存する酸濃度を高くし、架橋層4
の膜厚を厚く形成することができる。すなわち、レジス
ト枠付け量を増加させることができる。この方法によ
り、ホール内径、またはラインパターンの分離幅を一層
縮小し、あるいは、孤立残しパターンの面積を一層拡大
したレジストパターンを得ることが可能となる。
【0025】なお、図3を参照して説明した方法の例の
ように、露光により第一のレジストパターン1a中に酸
成分を発生させる工程は、適用する第一レジスト1と第
二レジスト2とも反応性が比較的低い場合、あるいは、
必要とする架橋層の厚みが比較的厚い場合、または架橋
反応を均一化する場合に特に適する。
ように、露光により第一のレジストパターン1a中に酸
成分を発生させる工程は、適用する第一レジスト1と第
二レジスト2とも反応性が比較的低い場合、あるいは、
必要とする架橋層の厚みが比較的厚い場合、または架橋
反応を均一化する場合に特に適する。
【0026】ここで、第二レジスト2に用いられる材料
について説明する。第二レジストとしては、架橋性の水
溶性樹脂の単独、あるいはそれらの2種類以上の混合物
を用いることができる。また、水溶性架橋剤の単独、あ
るいはそれらの2種類以上の混合物が用いられる。さら
に、これら水溶性樹脂と水溶性架橋剤との混合物が用い
られる。第二レジストとして混合物を用いる場合には、
それらの材料組成は、適用する第一レジストの材料、あ
るいは設定した反応条件などにより、最適な組成を設定
すれば良く特に限定されるものではない。
について説明する。第二レジストとしては、架橋性の水
溶性樹脂の単独、あるいはそれらの2種類以上の混合物
を用いることができる。また、水溶性架橋剤の単独、あ
るいはそれらの2種類以上の混合物が用いられる。さら
に、これら水溶性樹脂と水溶性架橋剤との混合物が用い
られる。第二レジストとして混合物を用いる場合には、
それらの材料組成は、適用する第一レジストの材料、あ
るいは設定した反応条件などにより、最適な組成を設定
すれば良く特に限定されるものではない。
【0027】第二レジストに用いられる水溶性樹脂組成
物の具体例としては、図4に示すような、ポリアクリル
酸、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、ポリエチレンイミン、ポリエチレ
ンオキシド、スチレン−マレイン酸共重合体、ポリビニ
ルアミン樹脂、ポリアリルアミン、オキサゾリン基含有
水溶性樹脂、水溶性メラミン樹脂、水溶性尿素樹脂、ア
ルキッド樹脂、スルホンアミド樹脂、などが有効に適用
可能であり、また、酸性成分存在下で架橋反応を生じる
組成物、あるいは、架橋反応を生じない場合には、水溶
性の架橋剤と混合が可能な組成物であれば、特に限定さ
れない。また、これらを単独で用いても、混合物として
用いても有効である。
物の具体例としては、図4に示すような、ポリアクリル
酸、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、ポリエチレンイミン、ポリエチレ
ンオキシド、スチレン−マレイン酸共重合体、ポリビニ
ルアミン樹脂、ポリアリルアミン、オキサゾリン基含有
水溶性樹脂、水溶性メラミン樹脂、水溶性尿素樹脂、ア
ルキッド樹脂、スルホンアミド樹脂、などが有効に適用
可能であり、また、酸性成分存在下で架橋反応を生じる
組成物、あるいは、架橋反応を生じない場合には、水溶
性の架橋剤と混合が可能な組成物であれば、特に限定さ
れない。また、これらを単独で用いても、混合物として
用いても有効である。
【0028】これらの水溶性樹脂は、1種類、あるいは
2種類以上の混合物として用いてもよく、下地の第一レ
ジスト1との反応量、反応条件などにより、適宜調整す
ることが可能である。また、これらの水溶性樹脂は、水
への溶解性を向上させる目的で、塩酸塩などの塩にして
用いても良い。
2種類以上の混合物として用いてもよく、下地の第一レ
ジスト1との反応量、反応条件などにより、適宜調整す
ることが可能である。また、これらの水溶性樹脂は、水
への溶解性を向上させる目的で、塩酸塩などの塩にして
用いても良い。
【0029】次に、第二レジストに用いることができる
水溶性架橋剤としては、具体的には、図5に示すような
尿素、アルコキシメチレン尿素、N−アルコキシメチレ
ン尿素、エチレン尿素、エチレン尿素カルボン酸などの
尿素系架橋剤、メラミン、アルコキシメチレンメラミ
ン、などのメラミン系架橋剤、ベンゾグアナミン、グリ
コールウリル等のアミノ系架橋剤などが適用可能であ
る。しかし、アミノ系架橋剤に特に限定されるものでは
なく、酸によって架橋を生じる水溶性の架橋剤であれば
特に限定されるものではない。
水溶性架橋剤としては、具体的には、図5に示すような
尿素、アルコキシメチレン尿素、N−アルコキシメチレ
ン尿素、エチレン尿素、エチレン尿素カルボン酸などの
尿素系架橋剤、メラミン、アルコキシメチレンメラミ
ン、などのメラミン系架橋剤、ベンゾグアナミン、グリ
コールウリル等のアミノ系架橋剤などが適用可能であ
る。しかし、アミノ系架橋剤に特に限定されるものでは
なく、酸によって架橋を生じる水溶性の架橋剤であれば
特に限定されるものではない。
【0030】さらに第二レジストに用いられる具体的な
水溶性レジスト材料としては、上述したような水溶性樹
脂の単独あるいは混合物に、同じく上述したような水溶
性架橋剤の単独又は混合物を、相互に混合して用いるこ
とも有効である。例えば、具体的には、第二レジストと
して、水溶性樹脂組成物としてはポリビニルアセタール
樹脂を用い、水溶性架橋剤としてはメトキシメチロール
メラミン、あるいはエチレン尿素などを混合して用いる
ことなどが挙げられる。この場合、水溶性が高いため、
混合溶液の保存安定性が優れている。なお、第二レジス
トに適用される材料は、水溶性あるいは、第一のレジス
トパターンを溶解しない水溶性溶媒に可溶であり、か
つ、酸成分の存在下で、架橋反応を生じる材料であれば
特に限定されるものではない。
水溶性レジスト材料としては、上述したような水溶性樹
脂の単独あるいは混合物に、同じく上述したような水溶
性架橋剤の単独又は混合物を、相互に混合して用いるこ
とも有効である。例えば、具体的には、第二レジストと
して、水溶性樹脂組成物としてはポリビニルアセタール
樹脂を用い、水溶性架橋剤としてはメトキシメチロール
メラミン、あるいはエチレン尿素などを混合して用いる
ことなどが挙げられる。この場合、水溶性が高いため、
混合溶液の保存安定性が優れている。なお、第二レジス
トに適用される材料は、水溶性あるいは、第一のレジス
トパターンを溶解しない水溶性溶媒に可溶であり、か
つ、酸成分の存在下で、架橋反応を生じる材料であれば
特に限定されるものではない。
【0031】なお、第一のレジストパターン1aへの再
露光による酸発生を行わず、加熱処理だけで、架橋反応
を実現できることは先に説明したとおりであるが、この
場合には、第二レジスト2として、反応性の高い適当な
材料を選択し、適当な加熱処理(例えば、85℃〜15
0℃)を行うことが望ましい。この場合、例えば、具体
的には、第二レジストの材料として、ポリビニルアセタ
ール樹脂とエチレン尿素との混合物、ポリビニルアルコ
ールとエチレン尿素との混合物、あるいは、これらを適
当な割合で混合した水溶性材料組成物を用いることが有
効である。
露光による酸発生を行わず、加熱処理だけで、架橋反応
を実現できることは先に説明したとおりであるが、この
場合には、第二レジスト2として、反応性の高い適当な
材料を選択し、適当な加熱処理(例えば、85℃〜15
0℃)を行うことが望ましい。この場合、例えば、具体
的には、第二レジストの材料として、ポリビニルアセタ
ール樹脂とエチレン尿素との混合物、ポリビニルアルコ
ールとエチレン尿素との混合物、あるいは、これらを適
当な割合で混合した水溶性材料組成物を用いることが有
効である。
【0032】次に、本発明においては、第一レジスト1
と第二レジスト2との架橋反応を制御し、第一のレジス
トパターン1a上に形成される架橋層4の厚みを制御す
ることが重要である。架橋反応の制御は、適用する第一
レジスト1と第二レジスト2との反応性、第一のレジス
トパターン1aの形状、必要とする架橋反応層4の厚
み、などに応じて、最適化することが望ましい。
と第二レジスト2との架橋反応を制御し、第一のレジス
トパターン1a上に形成される架橋層4の厚みを制御す
ることが重要である。架橋反応の制御は、適用する第一
レジスト1と第二レジスト2との反応性、第一のレジス
トパターン1aの形状、必要とする架橋反応層4の厚
み、などに応じて、最適化することが望ましい。
【0033】第一レジストと第二レジストとの架橋反応
の制御は、プロセス条件の調整による手法と、第二レジ
ストの材料の組成を調整する手法がある。架橋反応のプ
ロセス的な制御手法としては、(1)第一のレジストパ
ターン1aへの露光量を調整する、(2)MB(ミキシ
ングベーク)温度、処理時間を調整する、などの手法が
有効である。特に、加熱して架橋する時間(MB時間)
を調整することにより、架橋層の厚みを制御することが
可能であり、非常に反応制御性の高い手法といえる。ま
た、第二レジストに用いる材料組成の面からは、(3)
適当な2種類以上の水溶性樹脂を混合し、その混合比を
調整することにより、第一レジストとの反応量を制御す
る、(4)水溶性樹脂に、適当な水溶性架橋剤を混合
し、その混合比を調整することにより、第一レジストと
の反応量を制御する、などの手法が有効である。
の制御は、プロセス条件の調整による手法と、第二レジ
ストの材料の組成を調整する手法がある。架橋反応のプ
ロセス的な制御手法としては、(1)第一のレジストパ
ターン1aへの露光量を調整する、(2)MB(ミキシ
ングベーク)温度、処理時間を調整する、などの手法が
有効である。特に、加熱して架橋する時間(MB時間)
を調整することにより、架橋層の厚みを制御することが
可能であり、非常に反応制御性の高い手法といえる。ま
た、第二レジストに用いる材料組成の面からは、(3)
適当な2種類以上の水溶性樹脂を混合し、その混合比を
調整することにより、第一レジストとの反応量を制御す
る、(4)水溶性樹脂に、適当な水溶性架橋剤を混合
し、その混合比を調整することにより、第一レジストと
の反応量を制御する、などの手法が有効である。
【0034】しかしながら、これらの架橋反応の制御
は、一元的に決定されるものではなく、(1)第二レジ
ストの材料と適用する第一レジストの材料との反応性、
(2)第一のレジストパターンの形状、膜厚、(3)必
要とする架橋層の膜厚、(4)使用可能な露光条件、あ
るいはMB条件、(5)塗布条件、などのさまざまな条
件を勘案して決定する必要がある。特に、第一レジスト
と第二レジストとの反応性は、第一レジストの材料の組
成により、影響を受けることが分かっており、そのた
め、実際に本発明を適用する場合には、上述した要因を
勘案し、第二レジストの材料組成物を最適化することが
望ましい。従って、第二レジストに用いられる水溶性材
料の種類とその組成比は、特に限定されるものではな
く、用いる材料の種類、熱処理条件などに応じて、最適
化して用いる。
は、一元的に決定されるものではなく、(1)第二レジ
ストの材料と適用する第一レジストの材料との反応性、
(2)第一のレジストパターンの形状、膜厚、(3)必
要とする架橋層の膜厚、(4)使用可能な露光条件、あ
るいはMB条件、(5)塗布条件、などのさまざまな条
件を勘案して決定する必要がある。特に、第一レジスト
と第二レジストとの反応性は、第一レジストの材料の組
成により、影響を受けることが分かっており、そのた
め、実際に本発明を適用する場合には、上述した要因を
勘案し、第二レジストの材料組成物を最適化することが
望ましい。従って、第二レジストに用いられる水溶性材
料の種類とその組成比は、特に限定されるものではな
く、用いる材料の種類、熱処理条件などに応じて、最適
化して用いる。
【0035】なお、第二レジストの材料に、エチレング
リコール、グリセリン、トリエチレングリコールなどの
可塑剤を添加剤と加えてもよい。また、第二レジストの
材料に関して、成膜性向上を目的として、界面活性剤、
例えば、3M社製のフロラード、三洋化成社製のノニポ
ールなどの水溶性の界面活性剤を添加剤として加えても
よい。
リコール、グリセリン、トリエチレングリコールなどの
可塑剤を添加剤と加えてもよい。また、第二レジストの
材料に関して、成膜性向上を目的として、界面活性剤、
例えば、3M社製のフロラード、三洋化成社製のノニポ
ールなどの水溶性の界面活性剤を添加剤として加えても
よい。
【0036】次に、第二レジストに用いられる溶媒につ
いて説明する。第二レジストに用いる溶媒には、第一の
レジストパターンを溶解させないこと、さらに水溶性材
料を十分に溶解させることが必要であるが、これを満た
す溶媒であれば特に限定されるものではない。例えば、
第二レジストの溶媒としては、水(純水)、または水と
IPAなどのアルコール系溶媒、あるいはN−メチルピ
ロリドンなどの水溶性有機溶媒の単独、あるいは混合溶
液を用いればよい。
いて説明する。第二レジストに用いる溶媒には、第一の
レジストパターンを溶解させないこと、さらに水溶性材
料を十分に溶解させることが必要であるが、これを満た
す溶媒であれば特に限定されるものではない。例えば、
第二レジストの溶媒としては、水(純水)、または水と
IPAなどのアルコール系溶媒、あるいはN−メチルピ
ロリドンなどの水溶性有機溶媒の単独、あるいは混合溶
液を用いればよい。
【0037】水に混合する溶媒としては、水溶性であれ
ば、特に限定されるものではなく、例を挙げるとエタノ
ール、メタノール、イソプロピルアルコールなどのアル
コール類、γ−ブチロラクトン、アセトン、などを用い
ることが可能であり、第二レジストに用いる材料の溶解
性に合わせて、第一のレジストパターンを溶解しない範
囲で混合すれば良い。
ば、特に限定されるものではなく、例を挙げるとエタノ
ール、メタノール、イソプロピルアルコールなどのアル
コール類、γ−ブチロラクトン、アセトン、などを用い
ることが可能であり、第二レジストに用いる材料の溶解
性に合わせて、第一のレジストパターンを溶解しない範
囲で混合すれば良い。
【0038】さて、以上の例では、半導体基板3の全面
で微細レジストパターンを形成する方法について説明し
たが、次に半導体基板3の所望領域でのみ選択的に微細
レジストパターンを形成する方法について説明する。図
6は、この場合の製造方法のプロセスフロー図である。
先ず、図6(a)〜(c)の工程は、図3(a)〜
(c)と同様である。図6(b)に示した第一のレジス
トパターン1aを形成するための、現像時間の短縮につ
いても同様である。次に、図6(c)のように、第二レ
ジスト層2を形成した後、次に、図6(d)に示すよう
に、半導体基板3の一部を遮光板5で遮光し、選択され
た領域に対して、再度Hgランプのg線またはi線で露
光し、第一のレジストパターン1a中に酸を発生させ
る。これにより、図6(e)に示すように、露光された
部分において、第一のレジストパターン1aに接する第
二レジスト2の界面付近に架橋層4を形成する。
で微細レジストパターンを形成する方法について説明し
たが、次に半導体基板3の所望領域でのみ選択的に微細
レジストパターンを形成する方法について説明する。図
6は、この場合の製造方法のプロセスフロー図である。
先ず、図6(a)〜(c)の工程は、図3(a)〜
(c)と同様である。図6(b)に示した第一のレジス
トパターン1aを形成するための、現像時間の短縮につ
いても同様である。次に、図6(c)のように、第二レ
ジスト層2を形成した後、次に、図6(d)に示すよう
に、半導体基板3の一部を遮光板5で遮光し、選択され
た領域に対して、再度Hgランプのg線またはi線で露
光し、第一のレジストパターン1a中に酸を発生させ
る。これにより、図6(e)に示すように、露光された
部分において、第一のレジストパターン1aに接する第
二レジスト2の界面付近に架橋層4を形成する。
【0039】その後の図6(f)の工程は、図3(f)
の工程と同様であるから、説明は省略する。この実施の
形態においても、実施の形態1と同様に、現像時間を短
縮することにより、第一のレジストパターン1aに残存
する酸濃度を高くし、架橋層4の膜厚を厚く形成するこ
とができる。すなわち、レジスト枠付け量を増加させる
ことができる。このようにして、図6(f)に示すよう
に、半導体基板3の選択された領域では、第一のレジス
トパターン1aの上に架橋層4を形成し、その他の領域
では第一のレジストパターンに架橋層を形成しないよう
にすることができる。このような形成方法によれば、適
当な露光マスクを用いることにより、半導体基板1上で
選択的に露光して、露光部分と未露光部分を区別し、第
二レジストパターンが第一のレジストパターンとの境界
部分において、架橋する領域と架橋しない領域とを形成
することができる。これにより、同一半導体基板上にお
いて、異なる寸法の微細ホールまたは、微細スペースを
形成することができる。
の工程と同様であるから、説明は省略する。この実施の
形態においても、実施の形態1と同様に、現像時間を短
縮することにより、第一のレジストパターン1aに残存
する酸濃度を高くし、架橋層4の膜厚を厚く形成するこ
とができる。すなわち、レジスト枠付け量を増加させる
ことができる。このようにして、図6(f)に示すよう
に、半導体基板3の選択された領域では、第一のレジス
トパターン1aの上に架橋層4を形成し、その他の領域
では第一のレジストパターンに架橋層を形成しないよう
にすることができる。このような形成方法によれば、適
当な露光マスクを用いることにより、半導体基板1上で
選択的に露光して、露光部分と未露光部分を区別し、第
二レジストパターンが第一のレジストパターンとの境界
部分において、架橋する領域と架橋しない領域とを形成
することができる。これにより、同一半導体基板上にお
いて、異なる寸法の微細ホールまたは、微細スペースを
形成することができる。
【0040】図7は、半導体基板1の所望領域でのみ選
択的に微細レジストパターンを形成するための他の形成
方法のプロセスフロー図である。先ず、図7(a)〜
(c)の工程は、図2(a)〜(c)と同様である。図
7(b)に示した第一のレジストパターン1aを形成す
るための、現像時間の短縮についても同様である。次
に、図7(c)のように、第二レジスト層2を形成した
後、図7(d)に示すように、半導体基板3の選択され
た領域を電子線遮蔽板6で遮蔽し、その他の領域に対し
て、電子線を照射する。次に、図7(e)の工程で、加
熱処理を行うと、電子線を照射した領域では架橋層が形
成されず、電子線照射を遮蔽した所定領域でのみ架橋層
が形成される。
択的に微細レジストパターンを形成するための他の形成
方法のプロセスフロー図である。先ず、図7(a)〜
(c)の工程は、図2(a)〜(c)と同様である。図
7(b)に示した第一のレジストパターン1aを形成す
るための、現像時間の短縮についても同様である。次
に、図7(c)のように、第二レジスト層2を形成した
後、図7(d)に示すように、半導体基板3の選択され
た領域を電子線遮蔽板6で遮蔽し、その他の領域に対し
て、電子線を照射する。次に、図7(e)の工程で、加
熱処理を行うと、電子線を照射した領域では架橋層が形
成されず、電子線照射を遮蔽した所定領域でのみ架橋層
が形成される。
【0041】その後の図7(f)の工程は、図2(f)
の工程と同様であるから、説明は省略する。この実施の
形態においても、実施の形態1と同様に、現像時間を短
縮することにより、第一のレジストパターン1aに残存
する酸濃度を高くし、架橋層4の膜厚を厚く形成するこ
とができる。すなわち、レジスト枠付け量を増加させる
ことができる。このようにして、図7(f)に示すよう
に、半導体基板3の選択された領域では、第一のレジス
トパターン1aの上に架橋層4を形成し、その他の領域
では第一のレジストパターンに架橋層を形成しないよう
にすることができる。これにより、同一半導体基板上に
おいて、異なる寸法の微細ホールまたは、微細スペース
を形成することができる。
の工程と同様であるから、説明は省略する。この実施の
形態においても、実施の形態1と同様に、現像時間を短
縮することにより、第一のレジストパターン1aに残存
する酸濃度を高くし、架橋層4の膜厚を厚く形成するこ
とができる。すなわち、レジスト枠付け量を増加させる
ことができる。このようにして、図7(f)に示すよう
に、半導体基板3の選択された領域では、第一のレジス
トパターン1aの上に架橋層4を形成し、その他の領域
では第一のレジストパターンに架橋層を形成しないよう
にすることができる。これにより、同一半導体基板上に
おいて、異なる寸法の微細ホールまたは、微細スペース
を形成することができる。
【0042】以上、半導体基板3に上に微細分離レジス
トパターンを形成する形成方法について詳細に説明した
が、本発明の微細分離レジストパターンは、半導体基板
3の上に限られず、半導体装置の製造プロセスに応じ
て、シリコン酸化膜などの絶縁層の上に形成する場合も
あり、またポリシリコン膜などの導電層の上に形成する
こともある。このように、本発明の微細分離レジストパ
ターンの形成は、下地膜に制約されるものではなく、レ
ジストパターンを形成できる基材上であれば、どの場合
においても適用可能であり、必要に応じた基材の上に形
成されるものである。これらを総称して、半導体基材と
称することとする。
トパターンを形成する形成方法について詳細に説明した
が、本発明の微細分離レジストパターンは、半導体基板
3の上に限られず、半導体装置の製造プロセスに応じ
て、シリコン酸化膜などの絶縁層の上に形成する場合も
あり、またポリシリコン膜などの導電層の上に形成する
こともある。このように、本発明の微細分離レジストパ
ターンの形成は、下地膜に制約されるものではなく、レ
ジストパターンを形成できる基材上であれば、どの場合
においても適用可能であり、必要に応じた基材の上に形
成されるものである。これらを総称して、半導体基材と
称することとする。
【0043】また、本発明においては、上述のように形
成した微細分離レジストパターンをマスクとして、下地
の半導体基板あるいは各種薄膜などの半導体基材をエッ
チングし、半導体基材に微細スペース、あるいは微細ホ
ールなどを形成して、半導体装置を製造するものであ
る。また、第二レジストの材料、及び材料組成、あるい
はMB温度を適切に設定し、第一レジスト上に架橋層を
形成して得られた微細分離レジストパターンをマスクと
して、半導体基材をエッチングすることにより、エッチ
ング後の基材パターン側壁表面が粗面化される効果があ
る。
成した微細分離レジストパターンをマスクとして、下地
の半導体基板あるいは各種薄膜などの半導体基材をエッ
チングし、半導体基材に微細スペース、あるいは微細ホ
ールなどを形成して、半導体装置を製造するものであ
る。また、第二レジストの材料、及び材料組成、あるい
はMB温度を適切に設定し、第一レジスト上に架橋層を
形成して得られた微細分離レジストパターンをマスクと
して、半導体基材をエッチングすることにより、エッチ
ング後の基材パターン側壁表面が粗面化される効果があ
る。
【0044】実施の形態2.図8は、この発明の実施の
形態2の微細分離レジストパターン形成方法を説明する
ためのプロセスフロー図である。図1および図8を参照
して、この実施の形態2の微細分離レジストパターンの
形成方法、ならびにこれを用いた半導体装置の製造方法
を説明する。
形態2の微細分離レジストパターン形成方法を説明する
ためのプロセスフロー図である。図1および図8を参照
して、この実施の形態2の微細分離レジストパターンの
形成方法、ならびにこれを用いた半導体装置の製造方法
を説明する。
【0045】先ず、図8(a)に示すように、半導体基
板3に、内部に若干の酸性物質を含有する第一レジスト
11を塗布する。第一レジスト11はプリベーク(70
〜100℃で1分程度の熱処理)を施した後、Hgラン
プのg線またはi線を用い、図1の様なパターンを含む
マスクを用い投影露光する(図8では省略している)。
第一レジスト11の露光を行った後、必要に応じて、P
EB(露光後加熱)を行い(例えば、PEB温度:50
〜130℃)、第一レジスト11の解像度を向上させ
る。次に、TMAH(テトラメチルアンモニウムハイド
ロオキサイド)などの約0.05〜3.0wt%のアルカ
リ水浴液を用いて現像するが、この実施の形態2でも実
施の形態1と同様に、この現像時間を従来の通常の現像
技術における現像時間よりも有意に短縮することが特徴
である。図8(b)はこうして形成された第一のレジス
トパターン11aを示す。上記ように、短縮した現像時
間による現像により、第一のレジストパターン11aの
表面の酸濃度を、従来通常の現像時間による場合に比べ
て高くすることができる。これが、後に説明する架橋膜
の膜厚増大に寄与する。ここで用いる第一レジスト11
の材料としては、実施の形態1で説明したものが有効に
用いられる。その詳細な説明は、重複を避けるため省略
する。また、第一レジスト11に含ませる酸としては、
具体的には、カルボン酸系の低分子酸等が好適である。
板3に、内部に若干の酸性物質を含有する第一レジスト
11を塗布する。第一レジスト11はプリベーク(70
〜100℃で1分程度の熱処理)を施した後、Hgラン
プのg線またはi線を用い、図1の様なパターンを含む
マスクを用い投影露光する(図8では省略している)。
第一レジスト11の露光を行った後、必要に応じて、P
EB(露光後加熱)を行い(例えば、PEB温度:50
〜130℃)、第一レジスト11の解像度を向上させ
る。次に、TMAH(テトラメチルアンモニウムハイド
ロオキサイド)などの約0.05〜3.0wt%のアルカ
リ水浴液を用いて現像するが、この実施の形態2でも実
施の形態1と同様に、この現像時間を従来の通常の現像
技術における現像時間よりも有意に短縮することが特徴
である。図8(b)はこうして形成された第一のレジス
トパターン11aを示す。上記ように、短縮した現像時
間による現像により、第一のレジストパターン11aの
表面の酸濃度を、従来通常の現像時間による場合に比べ
て高くすることができる。これが、後に説明する架橋膜
の膜厚増大に寄与する。ここで用いる第一レジスト11
の材料としては、実施の形態1で説明したものが有効に
用いられる。その詳細な説明は、重複を避けるため省略
する。また、第一レジスト11に含ませる酸としては、
具体的には、カルボン酸系の低分子酸等が好適である。
【0046】この後、必要に応じ、PEB(10〜13
0℃)で熱処理し、レジストの解像度を向上させた後、
TMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイ
ド)の約2.0%希釈水浴液を用いて現像する。この後、
必要に応じポストデベロッピングベークを行う場合もあ
る。この熱処理は後のミキシング反応に影響する為、適
切な温度に設定する必要がある。以上は、酸を含む第一
レジスト11を用いるという点を別にすれば、プロセス
としては、従来のレジストプロセスによるレジストパタ
ーンの形成と同様である。
0℃)で熱処理し、レジストの解像度を向上させた後、
TMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイ
ド)の約2.0%希釈水浴液を用いて現像する。この後、
必要に応じポストデベロッピングベークを行う場合もあ
る。この熱処理は後のミキシング反応に影響する為、適
切な温度に設定する必要がある。以上は、酸を含む第一
レジスト11を用いるという点を別にすれば、プロセス
としては、従来のレジストプロセスによるレジストパタ
ーンの形成と同様である。
【0047】次に図8(b)のパターン形成後、図8
(c)に示すように、半導体基板3上に、酸の存在によ
り架橋する架橋性材料を主成分とし、第一レジスト11
を溶解しない溶剤に溶かされた第二レジスト12を塗布
する。ここで用いる第二レジスト12の材料およびその
溶媒は、実施の形態1で述べたものと同様のものが適用
でき、また有効である。その詳細な説明は、重複を省く
ため省略する。。次に、第二レジスト12の塗布後、必
要に応じこれをプリベークする。この熱処理は、後のミ
キシング反応に影響するため、適切な温度に設定するこ
とが望ましい。
(c)に示すように、半導体基板3上に、酸の存在によ
り架橋する架橋性材料を主成分とし、第一レジスト11
を溶解しない溶剤に溶かされた第二レジスト12を塗布
する。ここで用いる第二レジスト12の材料およびその
溶媒は、実施の形態1で述べたものと同様のものが適用
でき、また有効である。その詳細な説明は、重複を省く
ため省略する。。次に、第二レジスト12の塗布後、必
要に応じこれをプリベークする。この熱処理は、後のミ
キシング反応に影響するため、適切な温度に設定するこ
とが望ましい。
【0048】次に図8(d)に示すように、半導体基板
3を熱処理(60〜130℃)し、第一のレジストパタ
ーン11aに含まれる若干の酸性物質からの酸の供給に
より、第二レジスト12の第一のレジストパターン11
aとの界面近傍で架橋反応を起こさせる。これにより、
第一のレジストパターン11aを被覆するように架橋反
応を起こした架橋層14が第二レジスト12中に形成さ
れる。
3を熱処理(60〜130℃)し、第一のレジストパタ
ーン11aに含まれる若干の酸性物質からの酸の供給に
より、第二レジスト12の第一のレジストパターン11
aとの界面近傍で架橋反応を起こさせる。これにより、
第一のレジストパターン11aを被覆するように架橋反
応を起こした架橋層14が第二レジスト12中に形成さ
れる。
【0049】次に、図8(e)に示すように、水また
は、TMAH等の現像液を用いて第二レジスト12の架
橋していない部分を現像剥離する。この実施の形態にお
いても、実施の形態1と同様に、第一のレジストパター
ン11aを形成するときの現像時間を短縮することによ
り、第一のレジストパターン1aに残存する酸濃度を高
くし、架橋層4の膜厚を厚く形成することができる。す
なわち、レジスト枠付け量を増加させることができる。
以上の処理により、ホールパターンのホール内径また
は、ラインパターンの分離幅を一層縮小したレジストパ
ターン、あるいは、孤立残しパターンの面積を一層拡大
したレジストパターンを得ることが可能となる。
は、TMAH等の現像液を用いて第二レジスト12の架
橋していない部分を現像剥離する。この実施の形態にお
いても、実施の形態1と同様に、第一のレジストパター
ン11aを形成するときの現像時間を短縮することによ
り、第一のレジストパターン1aに残存する酸濃度を高
くし、架橋層4の膜厚を厚く形成することができる。す
なわち、レジスト枠付け量を増加させることができる。
以上の処理により、ホールパターンのホール内径また
は、ラインパターンの分離幅を一層縮小したレジストパ
ターン、あるいは、孤立残しパターンの面積を一層拡大
したレジストパターンを得ることが可能となる。
【0050】以上のように、この実施の形態2における
第一レジスト11は、露光によって酸を発生させる必要
が無く、レジスト膜11自体に酸を含むように調整され
ており、熱処理によりその酸を拡散させて架橋させるよ
うにしている。この第一レジスト11に含ませる酸とし
ては、カルボン酸系の低分子酸等が好適であるが、レジ
スト溶液に混合することが可能であれば特に限定はされ
ない。
第一レジスト11は、露光によって酸を発生させる必要
が無く、レジスト膜11自体に酸を含むように調整され
ており、熱処理によりその酸を拡散させて架橋させるよ
うにしている。この第一レジスト11に含ませる酸とし
ては、カルボン酸系の低分子酸等が好適であるが、レジ
スト溶液に混合することが可能であれば特に限定はされ
ない。
【0051】また、この微細分離レジストパターンを、
各種の半導体基材の上に形成し、これをマスクとして、
半導体基材上に微細な分離スペースあるいは微細なホー
ルなど形成することは、先に述べた実施の形態1と同様
である。
各種の半導体基材の上に形成し、これをマスクとして、
半導体基材上に微細な分離スペースあるいは微細なホー
ルなど形成することは、先に述べた実施の形態1と同様
である。
【0052】実施の形態3.図9は、この発明の実施の
形態3の微細分離レジストパターンの形成方法を説明す
るためのプロセスフロー図である。図1及び図9を参照
してこの実施の形態3の微細分離レジストパターンの形
成方法、ならびにこれを用いた半導体装置の製造方法を
説明する。
形態3の微細分離レジストパターンの形成方法を説明す
るためのプロセスフロー図である。図1及び図9を参照
してこの実施の形態3の微細分離レジストパターンの形
成方法、ならびにこれを用いた半導体装置の製造方法を
説明する。
【0053】先ず、図9(a)に示すように、半導体基
板3に、第一レジスト21を塗布する。第一レジスト2
1にプリベーク(70−100℃で1分程度の熱処理)
を施した後、第一レジスト21の感光波長に応じて、例
えば、Hgランプのg線、またはi線を用い、図1の様
なパターンを含むマスクを用いて投影露光する(図9で
は図示を省略している)。ここで用いる第一レジスト2
1の材料としては、実施の形態1で説明したものが有効
に用いられる。その詳細な説明は、重複を避けるため省
略する。
板3に、第一レジスト21を塗布する。第一レジスト2
1にプリベーク(70−100℃で1分程度の熱処理)
を施した後、第一レジスト21の感光波長に応じて、例
えば、Hgランプのg線、またはi線を用い、図1の様
なパターンを含むマスクを用いて投影露光する(図9で
は図示を省略している)。ここで用いる第一レジスト2
1の材料としては、実施の形態1で説明したものが有効
に用いられる。その詳細な説明は、重複を避けるため省
略する。
【0054】次に、必要に応じて、PEB(10〜13
0℃)で熱処理しレジストの解像度向上させた後、TM
AH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)の
約2.0%希釈水溶液を用い現像するが、この実施の形態
では、この現像時間を従来の通常の現像技術における現
像時間よりも有意に短縮することが特徴である。図9
(b)は、こうして形成された第一のレジストのパター
ン21aを示す。上記のように、短縮した現像時間によ
る現像により、第一のレジストパターン11aの表面の
酸濃度を、従来通常の現像時間による場合に比べて高く
することができる。これが、後に説明する架橋膜の膜厚
増大に寄与する。この後、必要に応じポストデベロッピ
ングベークを行う場合もある。この熱処理は後のミキシ
ング反応に影響する為、適切な温度に設定する必要があ
る。以上は、プロセスとしては、従来のレジストプロセ
スによるレジストパターンの形成と同様である。
0℃)で熱処理しレジストの解像度向上させた後、TM
AH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)の
約2.0%希釈水溶液を用い現像するが、この実施の形態
では、この現像時間を従来の通常の現像技術における現
像時間よりも有意に短縮することが特徴である。図9
(b)は、こうして形成された第一のレジストのパター
ン21aを示す。上記のように、短縮した現像時間によ
る現像により、第一のレジストパターン11aの表面の
酸濃度を、従来通常の現像時間による場合に比べて高く
することができる。これが、後に説明する架橋膜の膜厚
増大に寄与する。この後、必要に応じポストデベロッピ
ングベークを行う場合もある。この熱処理は後のミキシ
ング反応に影響する為、適切な温度に設定する必要があ
る。以上は、プロセスとしては、従来のレジストプロセ
スによるレジストパターンの形成と同様である。
【0055】図9(b)のパターン形成後、次に、図9
(c)に示すように、半導体基板3を酸性溶液で浸漬処
理する。その処理方法は、通常のパドル現像の方式でよ
い。また、酸性溶液のベーパライズ(吹き付け)で行っ
ても良い。また、酸性ガスで表面処理をしてもよい。こ
の場合の酸性溶液または酸性ガスは、有機酸、無機酸の
いずれでもよい。具体的には、例えば、低濃度の酢酸が
好適な例として挙げられる。この工程において、酸が第
一のレジストパターン21aの界面近傍に染み込み、酸
を含む薄い層が形成される。この後、必要に応じて純水
を用いてリンスする。
(c)に示すように、半導体基板3を酸性溶液で浸漬処
理する。その処理方法は、通常のパドル現像の方式でよ
い。また、酸性溶液のベーパライズ(吹き付け)で行っ
ても良い。また、酸性ガスで表面処理をしてもよい。こ
の場合の酸性溶液または酸性ガスは、有機酸、無機酸の
いずれでもよい。具体的には、例えば、低濃度の酢酸が
好適な例として挙げられる。この工程において、酸が第
一のレジストパターン21aの界面近傍に染み込み、酸
を含む薄い層が形成される。この後、必要に応じて純水
を用いてリンスする。
【0056】その後、図9(e)に示すように、第一の
レジストパターン21の上に、酸の存在により架橋する
架橋性材料を主成分とし、第一レジスト21を溶解しな
い溶剤に溶かされた第二レジスト22を塗布する。ここ
で用いる第二レジスト22の材料およびその溶媒は、実
施の形態1で述べたものと同様のものが有効に用いられ
る。重複を避けるため、その詳細な説明は省略する。次
に、第二レジスト22の塗布後、必要に応じ、第二レジ
スト22をプリベークする。この熱処理は、後のミキシ
ング反応に影響するため、適切な温度に設定する。
レジストパターン21の上に、酸の存在により架橋する
架橋性材料を主成分とし、第一レジスト21を溶解しな
い溶剤に溶かされた第二レジスト22を塗布する。ここ
で用いる第二レジスト22の材料およびその溶媒は、実
施の形態1で述べたものと同様のものが有効に用いられ
る。重複を避けるため、その詳細な説明は省略する。次
に、第二レジスト22の塗布後、必要に応じ、第二レジ
スト22をプリベークする。この熱処理は、後のミキシ
ング反応に影響するため、適切な温度に設定する。
【0057】次に、図9(f)に示すように、半導体基
板3を熱処理(60〜130℃)して、架橋ベークを行
い、第一のレジストパターン21aからの酸の供給で、
第二レジスト22の第一のレジストパターン21aとの
界面近傍で架橋反応を起こさせる。これにより、第一の
レジストパターン21aを被覆するように架橋反応を起
こした架橋層24が第二レジスト22中に形成される。
板3を熱処理(60〜130℃)して、架橋ベークを行
い、第一のレジストパターン21aからの酸の供給で、
第二レジスト22の第一のレジストパターン21aとの
界面近傍で架橋反応を起こさせる。これにより、第一の
レジストパターン21aを被覆するように架橋反応を起
こした架橋層24が第二レジスト22中に形成される。
【0058】次に、図9(g)に示すように、水また
は、TMAH等の現像液を用いて第二レジスト22の架
橋していない部分を現像剥離する。この実施の形態にお
いても、実施の形態1と同様に、第一のレジストパター
ン21aを形成するときの現像時間を短縮することによ
り、第一のレジストパターン21aに残存する酸濃度を
高くし、架橋層24の膜厚を厚く形成することができ
る。すなわち、レジスト枠付け量を増加させることがで
きる。以上の処理により、ホールパターンのホール内径
または、ラインパターンの分離幅を縮小したレジストパ
ターンを得ることが可能となる。
は、TMAH等の現像液を用いて第二レジスト22の架
橋していない部分を現像剥離する。この実施の形態にお
いても、実施の形態1と同様に、第一のレジストパター
ン21aを形成するときの現像時間を短縮することによ
り、第一のレジストパターン21aに残存する酸濃度を
高くし、架橋層24の膜厚を厚く形成することができ
る。すなわち、レジスト枠付け量を増加させることがで
きる。以上の処理により、ホールパターンのホール内径
または、ラインパターンの分離幅を縮小したレジストパ
ターンを得ることが可能となる。
【0059】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、露光処理により、第一レジストに酸を発生させる工
程を必要とせず、第一のレジストパターン21a上に第
二レジスト22を成膜する前に、酸性液体又は酸性ガス
による表面処理を施しておき、後の工程での熱処理によ
り酸を拡散させて架橋するようにするものである。
ば、露光処理により、第一レジストに酸を発生させる工
程を必要とせず、第一のレジストパターン21a上に第
二レジスト22を成膜する前に、酸性液体又は酸性ガス
による表面処理を施しておき、後の工程での熱処理によ
り酸を拡散させて架橋するようにするものである。
【0060】また、このようにして形成した微細分離レ
ジストパターンを、各種の半導体基板上に形成し、これ
をマスクとして、半導体基板上に微細な分離スペースあ
るいは、微細ホールなどを形成し、半導体装置を製造す
ることは、先に述べた実施の形態1および2と同様であ
る。
ジストパターンを、各種の半導体基板上に形成し、これ
をマスクとして、半導体基板上に微細な分離スペースあ
るいは、微細ホールなどを形成し、半導体装置を製造す
ることは、先に述べた実施の形態1および2と同様であ
る。
【0061】
【実施例】次に、前記の各実施の形態1〜3に関連した
実施例について説明する。一つの実施例が、一つ以上の
実施の形態に関係する場合があるので、まとめて説明す
る。先ず、第一レジスト材料に関する実施例1〜5を説
明する。 実施例1.第一レジストとして、ノボラック樹脂とナフ
トキノンジアジドから構成され、溶媒として乳酸エチル
とプロピレングリコールモノエチルアセテートを用いた
i線レジストを用い、レジストパターンを形成した。ま
ず、前記レジストを、Siウェハー上に滴下、回転塗布
した後、85℃/70秒でプリベークを行い、レジスト
中の溶媒を蒸発させて第一レジストを膜厚約1.0μm
で形成した。次に、露光装置として、i線縮小投影露光
装置を用い、露光マスクとして、図1に示すようなマス
クを用いて、第一レジストを露光した。次に、120℃
/70秒でPEB処理を行い、続いて、アルカリ現像液
(東京応化工業社製、NMD3)を用いて短縮した時間
で現像を行い、図10に示すような分離サイズをもつレ
ジストパターンを得た。
実施例について説明する。一つの実施例が、一つ以上の
実施の形態に関係する場合があるので、まとめて説明す
る。先ず、第一レジスト材料に関する実施例1〜5を説
明する。 実施例1.第一レジストとして、ノボラック樹脂とナフ
トキノンジアジドから構成され、溶媒として乳酸エチル
とプロピレングリコールモノエチルアセテートを用いた
i線レジストを用い、レジストパターンを形成した。ま
ず、前記レジストを、Siウェハー上に滴下、回転塗布
した後、85℃/70秒でプリベークを行い、レジスト
中の溶媒を蒸発させて第一レジストを膜厚約1.0μm
で形成した。次に、露光装置として、i線縮小投影露光
装置を用い、露光マスクとして、図1に示すようなマス
クを用いて、第一レジストを露光した。次に、120℃
/70秒でPEB処理を行い、続いて、アルカリ現像液
(東京応化工業社製、NMD3)を用いて短縮した時間
で現像を行い、図10に示すような分離サイズをもつレ
ジストパターンを得た。
【0062】実施例2.第一レジストとして、ノボラッ
ク樹脂とナフトキノンジアジドから構成され、溶媒とし
て2−ヘプタノンを用いたi線レジストを用い、レジス
トパターンを形成した。まず、前記レジストを、Siウ
ェハー上に滴下、回転塗布により膜厚約0.8μmとな
るように成膜した。次に、85℃/70秒でプリベーク
を行い、レジスト中の溶媒を乾燥させた。続いて、i線
縮小投影露光装置を用い、図1に示すようなマスクを用
いて、露光を行った。次に、120℃/70秒でPEB
処理を行い、続いて、アルカリ現像液(東京応化社製、
NMD3)を用いて短縮した時間で現像を行い、図10
に示すような分離サイズを持つレジストパターンを得
た。
ク樹脂とナフトキノンジアジドから構成され、溶媒とし
て2−ヘプタノンを用いたi線レジストを用い、レジス
トパターンを形成した。まず、前記レジストを、Siウ
ェハー上に滴下、回転塗布により膜厚約0.8μmとな
るように成膜した。次に、85℃/70秒でプリベーク
を行い、レジスト中の溶媒を乾燥させた。続いて、i線
縮小投影露光装置を用い、図1に示すようなマスクを用
いて、露光を行った。次に、120℃/70秒でPEB
処理を行い、続いて、アルカリ現像液(東京応化社製、
NMD3)を用いて短縮した時間で現像を行い、図10
に示すような分離サイズを持つレジストパターンを得
た。
【0063】実施例3.第一レジストとして、ノボラッ
ク樹脂とナフトキノンジアジドから構成され、溶媒とし
て乳酸エチルと酢酸ブチルの混合溶媒を用いたi線レジ
ストを用い、レジストパターンを形成した。まず、前記
レジストを、Siウェハー上に滴下、回転塗布により膜
厚約1.0μmとなるように成膜した。次に、100℃
/90秒でプリベークを行い、レジスト中の溶媒を乾燥
させた。続いて、ニコン社製ステッバーを用いて、図1
に示すようなマスクを用いて、露光を行った。次に、1
10℃/60秒でPEB処理を行い、続いて、アルカリ
現像液(東京応化社製、NMD3)を用いて短縮した時
間で現像を行い、図10に示すようなレジストパターン
を得た。
ク樹脂とナフトキノンジアジドから構成され、溶媒とし
て乳酸エチルと酢酸ブチルの混合溶媒を用いたi線レジ
ストを用い、レジストパターンを形成した。まず、前記
レジストを、Siウェハー上に滴下、回転塗布により膜
厚約1.0μmとなるように成膜した。次に、100℃
/90秒でプリベークを行い、レジスト中の溶媒を乾燥
させた。続いて、ニコン社製ステッバーを用いて、図1
に示すようなマスクを用いて、露光を行った。次に、1
10℃/60秒でPEB処理を行い、続いて、アルカリ
現像液(東京応化社製、NMD3)を用いて短縮した時
間で現像を行い、図10に示すようなレジストパターン
を得た。
【0064】実施例4.第一レジストとして、東京応化
社製の化学増幅型エキシマレジストを用い、レジストパ
ターンを形成した。まず、前記レジストを、Siウェハ
ー上に滴下、回転塗布により膜厚約0.8μmとなるよ
うに成膜した。次に、90℃/90秒でプリベークを行
い、レジスト中の溶媒を乾燥させた。続いて、KrFエ
キシマ縮小投影露光装置を用いて、図1に示すようなマ
スクを用いて、露光を行った。次に、100℃/90秒
でPEB処理を行い、続いて、アルカリ現像液(東京応
化社製、NMD−W)を用いて短縮した時間で現像を行
い、図11に示すようなレジストパターンを得た。
社製の化学増幅型エキシマレジストを用い、レジストパ
ターンを形成した。まず、前記レジストを、Siウェハ
ー上に滴下、回転塗布により膜厚約0.8μmとなるよ
うに成膜した。次に、90℃/90秒でプリベークを行
い、レジスト中の溶媒を乾燥させた。続いて、KrFエ
キシマ縮小投影露光装置を用いて、図1に示すようなマ
スクを用いて、露光を行った。次に、100℃/90秒
でPEB処理を行い、続いて、アルカリ現像液(東京応
化社製、NMD−W)を用いて短縮した時間で現像を行
い、図11に示すようなレジストパターンを得た。
【0065】実施例5.第一レジストとして、t‐Bo
c化ポリヒドロキシスチレンと酸発生剤から構成される
菱電化成社製の化学増幅型レジスト(MELKER、
J.Vac.Sci.Technol.,B11(6)
2773,1993)を用い、レジストパターンを形成
した。まず、前記レジストを、Siウェハー上に滴下、
回転塗布により膜厚約0.52μmとなるように成膜し
た。次に、120℃/180秒でべークを行い、レジス
ト中の溶媒を乾燥させた。続いて、このレジスト上に、
帯電防止膜として、昭和電工社製エスペイサーESP‐
100を同様にして回転塗布した後、80℃/120秒
でべークを行った。次に、EB描画装置を用いて、1
7.4μC/cm2で描画を行なった。次に、80℃/
120秒でPEBを行ったのち、純水を用いて帯電防止
膜を剥離、続いてTMAHアルカリ現像液(東京応化社
製NMD−W)を用いて短縮した時間でレジストパター
ンの現像を行った。その結果、図12に示すような、約
0.2μmのEBレジストパターンを得た。
c化ポリヒドロキシスチレンと酸発生剤から構成される
菱電化成社製の化学増幅型レジスト(MELKER、
J.Vac.Sci.Technol.,B11(6)
2773,1993)を用い、レジストパターンを形成
した。まず、前記レジストを、Siウェハー上に滴下、
回転塗布により膜厚約0.52μmとなるように成膜し
た。次に、120℃/180秒でべークを行い、レジス
ト中の溶媒を乾燥させた。続いて、このレジスト上に、
帯電防止膜として、昭和電工社製エスペイサーESP‐
100を同様にして回転塗布した後、80℃/120秒
でべークを行った。次に、EB描画装置を用いて、1
7.4μC/cm2で描画を行なった。次に、80℃/
120秒でPEBを行ったのち、純水を用いて帯電防止
膜を剥離、続いてTMAHアルカリ現像液(東京応化社
製NMD−W)を用いて短縮した時間でレジストパター
ンの現像を行った。その結果、図12に示すような、約
0.2μmのEBレジストパターンを得た。
【0066】次に、第二レジストの材料に関する実施例
6〜13について説明する。 実施例6.第二レジストの材料として、1Lメスフラス
コを用い、積水化学社製のポリビニルアセタール樹脂エ
スレックKW3およびKW1の20wt%水溶液:それ
ぞれ100gに純水:400gを加え、室温で6時間攪
拌混合し、ポリビニルアセタール樹脂KW3,KW1の
5wt%水溶液をそれぞれ得た。
6〜13について説明する。 実施例6.第二レジストの材料として、1Lメスフラス
コを用い、積水化学社製のポリビニルアセタール樹脂エ
スレックKW3およびKW1の20wt%水溶液:それ
ぞれ100gに純水:400gを加え、室温で6時間攪
拌混合し、ポリビニルアセタール樹脂KW3,KW1の
5wt%水溶液をそれぞれ得た。
【0067】実施例7.第二レジストの材料として、実
施例6のポリビニルアセタール樹脂に代えて、ポリビニ
ルアルコール樹脂、オキサゾリン含有水溶性樹脂(日本
触媒社製、エポクロスWS500)、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体(ARCOchemical社製、S
MA1000、1440H)を用いて、実施例6と同様
にして、それぞれの5wt%水溶液を得た。
施例6のポリビニルアセタール樹脂に代えて、ポリビニ
ルアルコール樹脂、オキサゾリン含有水溶性樹脂(日本
触媒社製、エポクロスWS500)、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体(ARCOchemical社製、S
MA1000、1440H)を用いて、実施例6と同様
にして、それぞれの5wt%水溶液を得た。
【0068】実施例8.第二レジストの材料として、1
Lメスフラスコを用いて、メトキシメチロールメラミン
(三井サイナミド社製、サイメル370):100gと
純水:780g、IPA:40gを室温にて6時間攪拌
混合し、約10wt%のメチロールメラミン水溶液を得
た。
Lメスフラスコを用いて、メトキシメチロールメラミン
(三井サイナミド社製、サイメル370):100gと
純水:780g、IPA:40gを室温にて6時間攪拌
混合し、約10wt%のメチロールメラミン水溶液を得
た。
【0069】実施例9.第二レジストの材料として、1
Lメスフラスコを用いて、(N−メトキシメチル)メト
キシエチレン尿素:100g、(N−メトキシメチル)
ヒドロキシエチレン尿素:100g、N−メトキシメチ
ル尿素:100g中に、それぞれ、純水:860g、I
PA:40gを室温にて6時間攪拌混合し、それぞれ、
約10wt%のエチレン尿素水溶液を得た。
Lメスフラスコを用いて、(N−メトキシメチル)メト
キシエチレン尿素:100g、(N−メトキシメチル)
ヒドロキシエチレン尿素:100g、N−メトキシメチ
ル尿素:100g中に、それぞれ、純水:860g、I
PA:40gを室温にて6時間攪拌混合し、それぞれ、
約10wt%のエチレン尿素水溶液を得た。
【0070】実施例10.第二レジストの材料として、
実施例6で得たポリビニルアセタールのKW3水溶液:
160gと、実施例8で得たメトキシメチロールメラミ
ン水溶液:20g、純水:20gを室温で6時間撹伴混
合し、水溶性樹脂と水溶性架橋剤の混合溶液を得た。
実施例6で得たポリビニルアセタールのKW3水溶液:
160gと、実施例8で得たメトキシメチロールメラミ
ン水溶液:20g、純水:20gを室温で6時間撹伴混
合し、水溶性樹脂と水溶性架橋剤の混合溶液を得た。
【0071】実施例11.第二レジストの材料として、
実施例6で得たポリビニルアセタールのKW3水溶液:
160gと、実施例9で得た(N−メトキシメチル)メ
トキシエチレン尿素水溶液:20g、(Nーメトキシメ
チル)ヒドロキシエチレン尿素水溶液:20g、Nーメ
トキシメチル尿素水溶液:20g中に、それぞれ、純
水:20gを室温で6時間撹伴混合し、水溶性樹脂と水
溶性架橋剤の混合溶液を得た。
実施例6で得たポリビニルアセタールのKW3水溶液:
160gと、実施例9で得た(N−メトキシメチル)メ
トキシエチレン尿素水溶液:20g、(Nーメトキシメ
チル)ヒドロキシエチレン尿素水溶液:20g、Nーメ
トキシメチル尿素水溶液:20g中に、それぞれ、純
水:20gを室温で6時間撹伴混合し、水溶性樹脂と水
溶性架橋剤の混合溶液を得た。
【0072】実施例12.第二レジストの材料として、
実施例6で得たポリビニルアセタールのKW3水溶液:
160gと、実施例9で得たメトキシエチレン尿素水溶
液の10g、20g、30gと純水:20gをそれぞれ
を室温下で6時間混合した。その結果、ポリビニルアセ
タール樹脂に対する水溶性架橋剤であるメトキシエチレ
ン尿素の濃度が、約1lwt%、20wt%、27wt
%の3種類の第二レジストの水溶液を得た。
実施例6で得たポリビニルアセタールのKW3水溶液:
160gと、実施例9で得たメトキシエチレン尿素水溶
液の10g、20g、30gと純水:20gをそれぞれ
を室温下で6時間混合した。その結果、ポリビニルアセ
タール樹脂に対する水溶性架橋剤であるメトキシエチレ
ン尿素の濃度が、約1lwt%、20wt%、27wt
%の3種類の第二レジストの水溶液を得た。
【0073】実施例13.第二レジストとして、実施例
6で得た5wt%のポリビニルアセタール樹脂水溶液の
100gに、実施例7で得た水溶性樹脂溶液のうち、ポ
リビニルアルコール樹脂の5wt%水溶液を0g、3
5.3g、72.2gを混合し、室温下で、6時間攪拌
混合して、ポリビニルアセタール樹脂とポリビニルアル
コール樹脂の混合比の異なる3種類の混合溶液を得た。
6で得た5wt%のポリビニルアセタール樹脂水溶液の
100gに、実施例7で得た水溶性樹脂溶液のうち、ポ
リビニルアルコール樹脂の5wt%水溶液を0g、3
5.3g、72.2gを混合し、室温下で、6時間攪拌
混合して、ポリビニルアセタール樹脂とポリビニルアル
コール樹脂の混合比の異なる3種類の混合溶液を得た。
【0074】次に、微細レジストパターン形成の実施例
14〜22について説明する。 実施例14.実施例3で得た第一のレジストパターンが
形成されたSiウェハー上に、実施例12で得た第二レ
ジストの材料を、滴下し、スピンコートした後、85℃
/70秒でプリベークを行い、第二レジストの膜を形成
した。次に、120℃/90秒でミキシングベーク(M
B)を行い、架橋反応を進行させた。次に、純水を用い
て現像を行い、非架橋層を現像剥離し、続く90℃/9
0秒でポストベークを行うことにより、第一のレジスト
パターン上に第二レジストの架橋層を形成し、図13に
示すように、第二のレジストパターンを形成した。図1
3において、第二のレジストパターンのホール径を測長
場所として、水溶性樹脂の混合比を変えて架橋層形成後
のレジストパターンサイズを測定した。この結果を図1
4のテーブルに示す。この場合、ポリビニルアセタール
樹脂とポリビニルアルコール樹脂の混合量を変えること
により、第一のレジストパターン上に形成される架橋層
の厚みを制御することが可能であることがわかる。
14〜22について説明する。 実施例14.実施例3で得た第一のレジストパターンが
形成されたSiウェハー上に、実施例12で得た第二レ
ジストの材料を、滴下し、スピンコートした後、85℃
/70秒でプリベークを行い、第二レジストの膜を形成
した。次に、120℃/90秒でミキシングベーク(M
B)を行い、架橋反応を進行させた。次に、純水を用い
て現像を行い、非架橋層を現像剥離し、続く90℃/9
0秒でポストベークを行うことにより、第一のレジスト
パターン上に第二レジストの架橋層を形成し、図13に
示すように、第二のレジストパターンを形成した。図1
3において、第二のレジストパターンのホール径を測長
場所として、水溶性樹脂の混合比を変えて架橋層形成後
のレジストパターンサイズを測定した。この結果を図1
4のテーブルに示す。この場合、ポリビニルアセタール
樹脂とポリビニルアルコール樹脂の混合量を変えること
により、第一のレジストパターン上に形成される架橋層
の厚みを制御することが可能であることがわかる。
【0075】実施例15.実施例2で得た第一のレジス
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例6で
得たKW1の樹脂水溶液を第二レジストの材料として滴
下し、スピンコートした後、85℃/70秒でプリベー
クを行い、第二レジストの膜を形成した。次に、i線露
光装置を用いて、ウェハーに全面露光を行った。さら
に、150℃/90秒でミキシングベーク(MB)を行
い、架橋反応を進行させた。次に、純水を用いて現像を
行い、非架橋層を現像剥離し、続いて110℃/90秒
でポストベークを行うことにより、図13に示したもの
と同様に、第一のレジストパターンであるホールパター
ン上に第二レジストの架橋層を形成した。図13に示す
第二のレジストパターンのホール径を測長場所として、
全面露光をした場合としない場合について、架橋層形成
後のレジストパターンサイズを測定した。この結果を図
15のテーブルに示す。これにより、架橋層を形成する
前の第一の0.4μmのレジストホールパターンサイズ
が、全面露光を行った場合には、約0.13μm、全面
露光を行わない場合には、約0.10μm縮小してい
た。この場合、MBべーク前に全面露光を行うことによ
り、行わない場合に較べて、架橋反応がより進行し、第
一のレジストパターンの表面に架橋層が厚く形成され
た。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例6で
得たKW1の樹脂水溶液を第二レジストの材料として滴
下し、スピンコートした後、85℃/70秒でプリベー
クを行い、第二レジストの膜を形成した。次に、i線露
光装置を用いて、ウェハーに全面露光を行った。さら
に、150℃/90秒でミキシングベーク(MB)を行
い、架橋反応を進行させた。次に、純水を用いて現像を
行い、非架橋層を現像剥離し、続いて110℃/90秒
でポストベークを行うことにより、図13に示したもの
と同様に、第一のレジストパターンであるホールパター
ン上に第二レジストの架橋層を形成した。図13に示す
第二のレジストパターンのホール径を測長場所として、
全面露光をした場合としない場合について、架橋層形成
後のレジストパターンサイズを測定した。この結果を図
15のテーブルに示す。これにより、架橋層を形成する
前の第一の0.4μmのレジストホールパターンサイズ
が、全面露光を行った場合には、約0.13μm、全面
露光を行わない場合には、約0.10μm縮小してい
た。この場合、MBべーク前に全面露光を行うことによ
り、行わない場合に較べて、架橋反応がより進行し、第
一のレジストパターンの表面に架橋層が厚く形成され
た。
【0076】実施例16.実施例2で得た第一のレジス
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例11
で得たポリビニルアセタール樹脂とエチレン尿素の混合
溶液を第二レジストとして用いた。第二レジストの材料
を滴下し、スピンコートした後、85℃/70秒でプリ
ベークを行い、第二レジストの膜を形成した。次に、1
05℃/90秒、115℃/90秒、125℃/90秒
の三種類の条件でミキシングベーク(MB)を行い、架
橋反応を行った。次に、純水を用いて現像を行い、非架
橋剤を現像剥離し、続いて90℃/90秒でポストベー
クを行うことにより、図16に示すように、第一のレジ
ストパターン上に第二レジストの架橋層を形成した。図
16に示す第二のレジストパターンのホール径、ライン
パターン及び孤立残しパターンにおけるスペースを測長
場所として、ミキシングベーク(MB)の温度を変え
て、架橋層形成後のレジストパターンサイズを測定し
た。この結果を図17のテーブルに示す。その結果、実
施例2で形成した0.4μmサイズのホールパターンの
内径、および、ラインパターンと孤立残しパターンにお
けるスペースのサイズが、架橋層形成後のレジストパタ
ーンでは、図17に示すように縮小されており、その縮
小量は、MB温度が高くなるとともに増大している。こ
のことから、MBの温度制御により、精度良く架橋反応
の制御が可能であることが分かる。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例11
で得たポリビニルアセタール樹脂とエチレン尿素の混合
溶液を第二レジストとして用いた。第二レジストの材料
を滴下し、スピンコートした後、85℃/70秒でプリ
ベークを行い、第二レジストの膜を形成した。次に、1
05℃/90秒、115℃/90秒、125℃/90秒
の三種類の条件でミキシングベーク(MB)を行い、架
橋反応を行った。次に、純水を用いて現像を行い、非架
橋剤を現像剥離し、続いて90℃/90秒でポストベー
クを行うことにより、図16に示すように、第一のレジ
ストパターン上に第二レジストの架橋層を形成した。図
16に示す第二のレジストパターンのホール径、ライン
パターン及び孤立残しパターンにおけるスペースを測長
場所として、ミキシングベーク(MB)の温度を変え
て、架橋層形成後のレジストパターンサイズを測定し
た。この結果を図17のテーブルに示す。その結果、実
施例2で形成した0.4μmサイズのホールパターンの
内径、および、ラインパターンと孤立残しパターンにお
けるスペースのサイズが、架橋層形成後のレジストパタ
ーンでは、図17に示すように縮小されており、その縮
小量は、MB温度が高くなるとともに増大している。こ
のことから、MBの温度制御により、精度良く架橋反応
の制御が可能であることが分かる。
【0077】実施例17.実施例3で得た第一のレジス
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例6で
得たポリビニルアセタール水溶液、実施例12で得たポ
リビニルアセタール樹脂とエチレン尿素混合水溶液、お
よび、ポリビニルアルコール樹脂とエチレン尿素混合水
溶液でエチレン尿素の濃度が異なる混合溶液を第二レジ
ストとして用いた。第二レジストの材料を滴下し、スピ
ンコートした後、85℃/70秒でプリベークを行い、
第二レジストの膜を形成した。次に、65℃/70秒+
100℃/90秒でミキシングベーク(MB)を行い、
架橋反応を行った。次に、純水を用いて現像を行い、非
架橋層を現像剥離し、続いて90℃/90秒でポストベ
ークを行うことにより、図13に示したものと同様に、
第一のレジストパターン上に第二レジストの架橋層を形
成した。図13に示す第二のレジストパターンのホール
径を測長場所として、水溶性架橋剤の混合量を変えて、
架橋層形成後のレジストパターンサイズを測定した。こ
の結果を図18のテーブルに示す。その結果、実施例3
で形成した約0.4μmサイズのホールパターンの内径
は、図18に示すように縮小されており、その縮小量
は、水溶性架橋剤の混合量が増加するほど大きくなる。
このことから、水溶性材料の混合比を調整することによ
り、精度良く架橋反応の制御が可能であることが分か
る。また、架橋剤量が同じでも、水溶性樹脂の種類を変
更することにより、その縮小量を制御することが可能で
あることが分かる。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例6で
得たポリビニルアセタール水溶液、実施例12で得たポ
リビニルアセタール樹脂とエチレン尿素混合水溶液、お
よび、ポリビニルアルコール樹脂とエチレン尿素混合水
溶液でエチレン尿素の濃度が異なる混合溶液を第二レジ
ストとして用いた。第二レジストの材料を滴下し、スピ
ンコートした後、85℃/70秒でプリベークを行い、
第二レジストの膜を形成した。次に、65℃/70秒+
100℃/90秒でミキシングベーク(MB)を行い、
架橋反応を行った。次に、純水を用いて現像を行い、非
架橋層を現像剥離し、続いて90℃/90秒でポストベ
ークを行うことにより、図13に示したものと同様に、
第一のレジストパターン上に第二レジストの架橋層を形
成した。図13に示す第二のレジストパターンのホール
径を測長場所として、水溶性架橋剤の混合量を変えて、
架橋層形成後のレジストパターンサイズを測定した。こ
の結果を図18のテーブルに示す。その結果、実施例3
で形成した約0.4μmサイズのホールパターンの内径
は、図18に示すように縮小されており、その縮小量
は、水溶性架橋剤の混合量が増加するほど大きくなる。
このことから、水溶性材料の混合比を調整することによ
り、精度良く架橋反応の制御が可能であることが分か
る。また、架橋剤量が同じでも、水溶性樹脂の種類を変
更することにより、その縮小量を制御することが可能で
あることが分かる。
【0078】実施例18.実施例3で得た第一のレジス
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例6で
得たポリビニルアセタール水溶液、実施例11で得たポ
リビニルアセタール樹脂水溶液と水溶性架橋剤であるN
−メトキシメチル−メトキシエチレン尿素混合水溶液、
(Nーメトキシメチル)ヒドロキシエチレン尿素、N−
メトキシメチル尿素の混合溶液を第二レジストとして用
いた。第二レジストの材料を滴下し、スピンコートした
後、85℃/70秒でプリベークを行い、第二レジスト
の膜を形成した。次に、65℃/70秒+100℃/9
0秒でミキシングベーク(MB)を行い、架橋反応を行
った。次に、純水を用いて現像を行い、非架橋層を現像
剥離し、続いて90℃/90秒でポストベークを行うこ
とにより、図13に示したものと同様に、第一のレジス
トパターン上に第二レジストの架橋層を形成した。図1
3に示す第二レジストパターンのホール径を測長場所と
して、水溶性架橋剤を変えて、架橋層形成後のレジスト
パターンサイズを測定した。この結果を図19のテーブ
ルに示す。その結果、実施例3で形成した約0.4μm
サイズのホールパターンの内径は、図19に示すように
縮小されており、その縮小量は、水溶性架橋剤の違いに
より差が認められる。このことから、混合する水溶性材
料の種類の違いにより、架橋反応の制御が可能であるこ
とが分かる。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例6で
得たポリビニルアセタール水溶液、実施例11で得たポ
リビニルアセタール樹脂水溶液と水溶性架橋剤であるN
−メトキシメチル−メトキシエチレン尿素混合水溶液、
(Nーメトキシメチル)ヒドロキシエチレン尿素、N−
メトキシメチル尿素の混合溶液を第二レジストとして用
いた。第二レジストの材料を滴下し、スピンコートした
後、85℃/70秒でプリベークを行い、第二レジスト
の膜を形成した。次に、65℃/70秒+100℃/9
0秒でミキシングベーク(MB)を行い、架橋反応を行
った。次に、純水を用いて現像を行い、非架橋層を現像
剥離し、続いて90℃/90秒でポストベークを行うこ
とにより、図13に示したものと同様に、第一のレジス
トパターン上に第二レジストの架橋層を形成した。図1
3に示す第二レジストパターンのホール径を測長場所と
して、水溶性架橋剤を変えて、架橋層形成後のレジスト
パターンサイズを測定した。この結果を図19のテーブ
ルに示す。その結果、実施例3で形成した約0.4μm
サイズのホールパターンの内径は、図19に示すように
縮小されており、その縮小量は、水溶性架橋剤の違いに
より差が認められる。このことから、混合する水溶性材
料の種類の違いにより、架橋反応の制御が可能であるこ
とが分かる。
【0079】実施例19.実施例4で得た第一のレジス
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例6で
得たポリビニルアセタール水溶液、実施例11で得たポ
リビニルアセタール樹脂水溶液と水溶性架橋剤であるメ
トキシエチレン尿素混合水溶液を第二レジストとして用
いた。第二レジストの材料を滴下し、スピンコートした
後、85℃/70秒でプリベークを行い、第二レジスト
膜を形成した。次に、所定の温度にて90秒のミキシン
グベーク(MB)を行い、架橋反応を行った。次に、純
水を用いて現像を行い、非架橋層を現像剥離し、続いて
90℃/90秒でポストベークを行うことにより、図1
3に示したものと同様に、第一のレジストパターン上に
第二レジストの架橋層を形成した。図13に示す第二の
レジストパターンのホール径を測長場所として、水溶性
架橋剤の量と、反応温度とを変えて、架橋層形成後のレ
ジストパターンサイズを測定した。この結果を図20の
テーブルに示す。その結果、実施例4で形成した約0.
3μmのレジストパターンサイズは、図20に示すよう
に縮小されており、水溶性架橋剤量、反応温度により差
が認められる。このことから、光照射により酸を発生す
る化学増幅型レジストを用いた場合にも、架橋反応によ
るレジストパターンサイズの制御が可能であることが分
かる。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例6で
得たポリビニルアセタール水溶液、実施例11で得たポ
リビニルアセタール樹脂水溶液と水溶性架橋剤であるメ
トキシエチレン尿素混合水溶液を第二レジストとして用
いた。第二レジストの材料を滴下し、スピンコートした
後、85℃/70秒でプリベークを行い、第二レジスト
膜を形成した。次に、所定の温度にて90秒のミキシン
グベーク(MB)を行い、架橋反応を行った。次に、純
水を用いて現像を行い、非架橋層を現像剥離し、続いて
90℃/90秒でポストベークを行うことにより、図1
3に示したものと同様に、第一のレジストパターン上に
第二レジストの架橋層を形成した。図13に示す第二の
レジストパターンのホール径を測長場所として、水溶性
架橋剤の量と、反応温度とを変えて、架橋層形成後のレ
ジストパターンサイズを測定した。この結果を図20の
テーブルに示す。その結果、実施例4で形成した約0.
3μmのレジストパターンサイズは、図20に示すよう
に縮小されており、水溶性架橋剤量、反応温度により差
が認められる。このことから、光照射により酸を発生す
る化学増幅型レジストを用いた場合にも、架橋反応によ
るレジストパターンサイズの制御が可能であることが分
かる。
【0080】実施例20.実施例5で得た第一のレジス
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例6で
得たポリビニルアセタール水溶液、実施例11で得たポ
リビニルアセタール樹脂水溶液と水溶性架橋剤であるメ
トキシエチレン尿素混合水溶液を第二レジストとして用
いた。第二レジストの材料を滴下し、スピンコートした
後、85℃/70秒でプリベークを行い、第二レジスト
の膜を形成した。次に、105、115℃/90秒でミ
キシングベーク(MB)を行い、架橋反応を行った。次
に、純水を用いて現像を行い、非架橋層を現像剥離し、
続いて90℃/90秒でポストベークを行うことによ
り、図13に示すように、第一のレジストパターン上に
第二レジストの架橋層を形成した。図13に示す第二の
レジストパターンのホール径を測長場所として、水溶性
架橋剤の量と、反応温度とを変えて、架橋層形成後のレ
ジストパターンサイズを測定した。この結果を図21の
テーブルに示す。その結果、実施例5で形成した約0.
2μmサイズのレジストパターンのサイズは、図21に
示すように縮小されており、その縮小量は、水溶性材料
の違いと、MB温度の違いにより差が認められる。この
ことから、t−Boc化ポリヒドロキシスチレンと酸発
生剤から構成される化学増幅型のEBレジストを用いた
場合にも、架橋反応によるレジストパターンサイズの制
御が可能であることがわかる。
トパターンが形成されたSiウェハー上に、実施例6で
得たポリビニルアセタール水溶液、実施例11で得たポ
リビニルアセタール樹脂水溶液と水溶性架橋剤であるメ
トキシエチレン尿素混合水溶液を第二レジストとして用
いた。第二レジストの材料を滴下し、スピンコートした
後、85℃/70秒でプリベークを行い、第二レジスト
の膜を形成した。次に、105、115℃/90秒でミ
キシングベーク(MB)を行い、架橋反応を行った。次
に、純水を用いて現像を行い、非架橋層を現像剥離し、
続いて90℃/90秒でポストベークを行うことによ
り、図13に示すように、第一のレジストパターン上に
第二レジストの架橋層を形成した。図13に示す第二の
レジストパターンのホール径を測長場所として、水溶性
架橋剤の量と、反応温度とを変えて、架橋層形成後のレ
ジストパターンサイズを測定した。この結果を図21の
テーブルに示す。その結果、実施例5で形成した約0.
2μmサイズのレジストパターンのサイズは、図21に
示すように縮小されており、その縮小量は、水溶性材料
の違いと、MB温度の違いにより差が認められる。この
ことから、t−Boc化ポリヒドロキシスチレンと酸発
生剤から構成される化学増幅型のEBレジストを用いた
場合にも、架橋反応によるレジストパターンサイズの制
御が可能であることがわかる。
【0081】実施例21.実施例2で得た第一のレジス
トパターン上に、選択的に電子線を照射した。電子線の
照射量は、50μC/cm2を照射した。次に、実施例
11で得たポリビニルアセタール樹脂水溶液と水溶性架
橋剤であるメトキシエチレン尿素混合水溶液を第二レジ
ストとして、電子線を照射した第一のレジストパターン
上に塗布した。塗布は、第二レジストの材料を滴下し、
スピンコートを行い、続いて、85℃/70秒でプリベ
ークを行い、第二レジストの膜を形成した。さらに、1
20℃/90秒でミキシングベーク(MB)を行い、架
橋反応を行った。最後に、純水を用いて現像を行い、非
架橋層を現像剥離し、続く110℃/70秒でポストベ
ークを行うことにより、図13に示したものと同様に、
第一のレジストパターン上に選択的に第二レジストの架
橋膜を形成した。図13に示す第二のレジストパターン
のホール径を測長場所として、電子線の照射部分と未照
射部分とについて、架橋層形成後のレジストパターンサ
イズを測定した。この結果を図22のテーブルに示す。
その結果、実施例2で形成した約0.4μmのレジスト
パターンは、電子線を照射しなかった部分においては、
図22に示すよう縮小されており、選択的に電子線を照
射した部分については、架橋反応が発生せず、ホールサ
イズの縮小が見られなかった。このことから、レジスト
パターンを形成後、選択的に電子線を照射することによ
り、照射した部分のパターンでは、反応が生じないた
め、選択的なレジストパターンのサイズ制御が可能であ
ることが分かる。
トパターン上に、選択的に電子線を照射した。電子線の
照射量は、50μC/cm2を照射した。次に、実施例
11で得たポリビニルアセタール樹脂水溶液と水溶性架
橋剤であるメトキシエチレン尿素混合水溶液を第二レジ
ストとして、電子線を照射した第一のレジストパターン
上に塗布した。塗布は、第二レジストの材料を滴下し、
スピンコートを行い、続いて、85℃/70秒でプリベ
ークを行い、第二レジストの膜を形成した。さらに、1
20℃/90秒でミキシングベーク(MB)を行い、架
橋反応を行った。最後に、純水を用いて現像を行い、非
架橋層を現像剥離し、続く110℃/70秒でポストベ
ークを行うことにより、図13に示したものと同様に、
第一のレジストパターン上に選択的に第二レジストの架
橋膜を形成した。図13に示す第二のレジストパターン
のホール径を測長場所として、電子線の照射部分と未照
射部分とについて、架橋層形成後のレジストパターンサ
イズを測定した。この結果を図22のテーブルに示す。
その結果、実施例2で形成した約0.4μmのレジスト
パターンは、電子線を照射しなかった部分においては、
図22に示すよう縮小されており、選択的に電子線を照
射した部分については、架橋反応が発生せず、ホールサ
イズの縮小が見られなかった。このことから、レジスト
パターンを形成後、選択的に電子線を照射することによ
り、照射した部分のパターンでは、反応が生じないた
め、選択的なレジストパターンのサイズ制御が可能であ
ることが分かる。
【0082】実施例22.実施例2で得た第一のレジス
トパターンを酸化膜が形成されたSiウェハー上に形成
し、図23に示すような第一のレジストパターンを形成
した。次に、実施例12で得た第二レジストの材料を、
滴下し、スピンコートした後、85℃/70秒でプリベ
ークを行った後、105℃/90秒でミキシングベーク
を行い、非架橋層を純水で現像剥離し、続いて90℃/
90秒でポストベークを行うことにより、第一のレジス
トパターン上に第二レジストの架橋層を形成した。さら
に、エッチング装置を用いて下地酸化膜をエッチング
し、エッチング後のパターン形状を観察した。また、比
較例として、本発明の処理を施さない図23に示した第
一のレジストパターンを形成したウェハーについても同
様にエッチングを行った。その結果、本発明を適用しな
い場合の図24(a)と比較して、本発明を適用した場
合には、図24(b),(c)に示すように分離幅が縮
小されると同時に、側壁が粗面化された酸化膜パターン
が得られた。また、粗面化の程度が架橋剤の混合量によ
って制御可能であることが分かる。
トパターンを酸化膜が形成されたSiウェハー上に形成
し、図23に示すような第一のレジストパターンを形成
した。次に、実施例12で得た第二レジストの材料を、
滴下し、スピンコートした後、85℃/70秒でプリベ
ークを行った後、105℃/90秒でミキシングベーク
を行い、非架橋層を純水で現像剥離し、続いて90℃/
90秒でポストベークを行うことにより、第一のレジス
トパターン上に第二レジストの架橋層を形成した。さら
に、エッチング装置を用いて下地酸化膜をエッチング
し、エッチング後のパターン形状を観察した。また、比
較例として、本発明の処理を施さない図23に示した第
一のレジストパターンを形成したウェハーについても同
様にエッチングを行った。その結果、本発明を適用しな
い場合の図24(a)と比較して、本発明を適用した場
合には、図24(b),(c)に示すように分離幅が縮
小されると同時に、側壁が粗面化された酸化膜パターン
が得られた。また、粗面化の程度が架橋剤の混合量によ
って制御可能であることが分かる。
【0083】次に、前述したこの発明の各実施の形態に
おける現像時間の短縮について追加説明をする。図25
は、各実施の形態における第一のレジストパターンの現
像時間(横軸)と現像されたレジストパターンのスペー
ス寸法(縦軸)との関係を示す図である。図25に示す
ように、現像時間がT1より長いとレジスト仕上り寸法
は変動しないようになるが、現像時間がT1より短くT
0までの間では、レジスト仕上り寸法は変動しており、
現像時間が短いほレジスト仕上り寸法が短くなってい
る。従来一般的にレジスト現像時間は、現像時間による
寸法変動を避けるため十分に長い時間をとっている(図
25のT1より右側の領域)。しかし、この発明では、
現像時間を意図的に短くしてレジスト仕上り寸法が変動
する領域の現像時間を用いる(図25のT1より左側の
領域)。したがって、この発明において、短縮した現像
時間により第一のレジストパターンを形成するという場
合の現像時間は、レジスト仕上り寸法が変動する領域の
現像時間を意味する。また、レジスト仕上り寸法が変動
するということは、SEM測長バラツキを考慮すると、
望ましくは10nm以上の寸法変動があった場合を意味
することとしてもよい。この発明における短縮した現像
時間とは、このような領域での現像時間を意味する。
おける現像時間の短縮について追加説明をする。図25
は、各実施の形態における第一のレジストパターンの現
像時間(横軸)と現像されたレジストパターンのスペー
ス寸法(縦軸)との関係を示す図である。図25に示す
ように、現像時間がT1より長いとレジスト仕上り寸法
は変動しないようになるが、現像時間がT1より短くT
0までの間では、レジスト仕上り寸法は変動しており、
現像時間が短いほレジスト仕上り寸法が短くなってい
る。従来一般的にレジスト現像時間は、現像時間による
寸法変動を避けるため十分に長い時間をとっている(図
25のT1より右側の領域)。しかし、この発明では、
現像時間を意図的に短くしてレジスト仕上り寸法が変動
する領域の現像時間を用いる(図25のT1より左側の
領域)。したがって、この発明において、短縮した現像
時間により第一のレジストパターンを形成するという場
合の現像時間は、レジスト仕上り寸法が変動する領域の
現像時間を意味する。また、レジスト仕上り寸法が変動
するということは、SEM測長バラツキを考慮すると、
望ましくは10nm以上の寸法変動があった場合を意味
することとしてもよい。この発明における短縮した現像
時間とは、このような領域での現像時間を意味する。
【0084】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、レジストの分離パターン、ホールパターンの微
細化に於て、波長限界を越えるパターン形成を可能とす
る微細分離レジストパターン形成方法が得られる。これ
により、ホール系レジストパターンのホール径を従来よ
り一層縮小することができ、またスぺース系レジストパ
ターンの分離幅を従来より一層縮小することができる。
また、このようにして形成した微細分離レジストパター
ンをマスクとして用いて、半導体基材上に微細分離され
たスペースあるいはホール形成することができる。ま
た、このような製造方法により、微細分離されたスペー
スあるいはホールを有する半導体装置を得ることができ
る。
よれば、レジストの分離パターン、ホールパターンの微
細化に於て、波長限界を越えるパターン形成を可能とす
る微細分離レジストパターン形成方法が得られる。これ
により、ホール系レジストパターンのホール径を従来よ
り一層縮小することができ、またスぺース系レジストパ
ターンの分離幅を従来より一層縮小することができる。
また、このようにして形成した微細分離レジストパター
ンをマスクとして用いて、半導体基材上に微細分離され
たスペースあるいはホール形成することができる。ま
た、このような製造方法により、微細分離されたスペー
スあるいはホールを有する半導体装置を得ることができ
る。
【図1】 この発明の実施の形態1のレジストパターン
形成方法を説明するためのマスクパターンの図。
形成方法を説明するためのマスクパターンの図。
【図2】 この発明の実施の形態1のレジストパターン
形成方法を説明するための工程フロー図。
形成方法を説明するための工程フロー図。
【図3】 この発明の実施の形態1のレジストパターン
形成方法を説明するための工程フロー図。
形成方法を説明するための工程フロー図。
【図4】 この発明の実施の形態1のレジストパターン
形成方法で用いられる水溶性樹脂組成物の例を示す図。
形成方法で用いられる水溶性樹脂組成物の例を示す図。
【図5】 この発明の実施の形態1のレジストパターン
形成方法用いられる水溶性架橋剤の例を示す図。
形成方法用いられる水溶性架橋剤の例を示す図。
【図6】 この発明の実施の形態1のレジストパターン
形成方法を説明するための工程フロー図。
形成方法を説明するための工程フロー図。
【図7】 この発明の実施の形態1のレジストパターン
形成方法を説明するための工程フロー図。
形成方法を説明するための工程フロー図。
【図8】 この発明の実施の形態2のレジストパターン
形成方法を説明するための工程フロー図。
形成方法を説明するための工程フロー図。
【図9】 この発明の実施の形態3のレジストパターン
形成方法を説明するための工程フロー図。
形成方法を説明するための工程フロー図。
【図10】 この発明の実施例1、2及び3における第
一のレジストパターン。
一のレジストパターン。
【図11】 この発明の実施例4における第一のレジス
トパターン。
トパターン。
【図12】 この発明の実施例5における第一のレジス
トパターン。
トパターン。
【図13】 この発明の実施例14における第二のレジ
ストパターン。
ストパターン。
【図14】 この発明の実施例14における水溶性樹脂
の混合比と架橋層形成後のレジストパターンサイズを示
す図。
の混合比と架橋層形成後のレジストパターンサイズを示
す図。
【図15】 この発明の実施例15における露光の有無
と架橋層形成後のレジストパターンサイズを示す図。
と架橋層形成後のレジストパターンサイズを示す図。
【図16】 この発明の実施例16における第二のレジ
ストパターン
ストパターン
【図17】 この発明の実施例16におけるミキシング
ベーク温度と架橋層形成後のレジストパターンサイズを
示す図。
ベーク温度と架橋層形成後のレジストパターンサイズを
示す図。
【図18】 この発明の実施例17における水溶性材料
の混合比と架橋層形成後のレジストパターンサイズを示
す図。
の混合比と架橋層形成後のレジストパターンサイズを示
す図。
【図19】 この発明の実施例18における水溶性材料
の種類と架橋層形成後のレジストパターンサイズを示す
図。
の種類と架橋層形成後のレジストパターンサイズを示す
図。
【図20】 この発明の実施例19における水溶性材料
の量及びミキシングベーク温度と架橋層形成後のレジス
トパターンサイズを示す図。
の量及びミキシングベーク温度と架橋層形成後のレジス
トパターンサイズを示す図。
【図21】 この発明の実施例20における水溶性材料
の種類と架橋層形成後のレジストパターンサイズを示す
図。
の種類と架橋層形成後のレジストパターンサイズを示す
図。
【図22】 この発明の実施例21における電子線照射
の有無と架橋層形成後のレジストパターンサイズを示す
図。
の有無と架橋層形成後のレジストパターンサイズを示す
図。
【図23】 この発明の実施例22における第二のレジ
ストパターンを示す図。
ストパターンを示す図。
【図24】 この発明の実施例22における下地酸化膜
のエッチング後のパターン形状を示す図。
のエッチング後のパターン形状を示す図。
【図25】 この発明の各実施の形態における、短縮し
た現像時間について説明するための図。
た現像時間について説明するための図。
1,11,21 第一レジスト、 1a,2a,3a
第一のレジストパターン、 2,12,22 第二レジ
スト、 2a,12a,22a 第二のレジストパター
ン、 3 半導体基板(半導体基材)、 4,14,2
4 架橋層。
第一のレジストパターン、 2,12,22 第二レジ
スト、 2a,12a,22a 第二のレジストパター
ン、 3 半導体基板(半導体基材)、 4,14,2
4 架橋層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 健夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA00 AA02 AA03 AB16 AC01 AC06 AD01 AD03 BE00 DA13 FA12 FA17 FA24 FA29 FA30 FA39 2H096 AA25 BA01 BA11 EA02 EA06 HA01 LA03 5F046 AA09 MA01 NA04 NA12 NA13
Claims (5)
- 【請求項1】 第一レジストにより半導体基材上に酸を
発生し得る第一レジストの膜を形成する工程と、短縮し
た現像時間により前記第一レジストの膜から酸を発生し
得る第一のレジストパターンを形成する工程と、前記第
一のレジストパターンの上に酸の存在により架橋反応を
起こす第二レジストを形成する工程と、前記第一のレジ
ストパターンからの酸の供給により前記第二レジストの
前記第一のレジストパターンに接する部分に架橋膜を形
成する処理工程と、前記第二レジストの非架橋部分を剥
離して第二レジストパターンを形成する工程と、この第
二レジストパターンをマスクとして前記半導体基材をエ
ッチングする工程とを含むことを特徴とする半導体装置
の製造方法。 - 【請求項2】 前記第一のレジストパターンと、前記第
一のレジストパターンの上に形成された前記第二レジス
トとを加熱処理することにより、前記第一のレジストパ
ターンの表面に接して前記架橋膜を形成するようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項3】 前記第一のレジストパターンと、前記第
一のレジストパターンの上に形成された前記第二レジス
トの上から所定領域を露光することにより、前記第一の
レジストパターンの前記所定領域で前記架橋膜を形成す
るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記第一のレジストパターンの所定領域
以外を電子線照射し、この電子線照射された第一のレジ
ストパターンの上に前記第二レジストを形成し、前記第
一のレジストパターンの前記所定領域で前記架橋膜を形
成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
した半導体装置の製造方法によって製造したことを特徴
とする半導体装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24052899A JP2001066782A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 半導体装置の製造方法並びに半導体装置 |
TW089101768A TW473648B (en) | 1999-08-26 | 2000-02-02 | Method of manufacturing a semiconductor device having an improved fine structure |
US09/514,943 US6593063B1 (en) | 1999-08-26 | 2000-02-28 | Method of manufacturing a semiconductor device having an improved fine structure |
DE10014083A DE10014083A1 (de) | 1999-08-26 | 2000-03-22 | Verfahren zum Herstellen einer Halbleitervorrichtung |
KR1020000023164A KR20010020801A (ko) | 1999-08-26 | 2000-04-29 | 반도체 장치의 제조 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24052899A JP2001066782A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 半導体装置の製造方法並びに半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001066782A true JP2001066782A (ja) | 2001-03-16 |
Family
ID=17060879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24052899A Withdrawn JP2001066782A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 半導体装置の製造方法並びに半導体装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6593063B1 (ja) |
JP (1) | JP2001066782A (ja) |
KR (1) | KR20010020801A (ja) |
DE (1) | DE10014083A1 (ja) |
TW (1) | TW473648B (ja) |
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JP2021110877A (ja) * | 2020-01-14 | 2021-08-02 | 住友電気工業株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
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