JPH11254521A - フィルムの製造方法 - Google Patents

フィルムの製造方法

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JPH11254521A
JPH11254521A JP10063010A JP6301098A JPH11254521A JP H11254521 A JPH11254521 A JP H11254521A JP 10063010 A JP10063010 A JP 10063010A JP 6301098 A JP6301098 A JP 6301098A JP H11254521 A JPH11254521 A JP H11254521A
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民明 名越
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き裂き強度が低い高分子樹脂フィルムを安
定にテンター処理する方法。 【解決手段】 引き裂き強度が低い高分子樹脂フィルム
をフイルム端部固定式テンターにて処理する際に、該フ
ィルム端部のシート把持部に該フイルムより引き裂き強
度が高く且つ該フイルムと付着可能な補強フィルムを重
ねあわせて付着し、該補強フイルムに力を加えて処理す
ることを特徴とするフィルムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は引き裂き強度の弱
いフイルムの処理方法に関し、特に溶液キャストした溶
媒を含有する高分子樹脂フィルムをピンテンターなどの
テンターを用いて乾燥、熱処理並びに横延伸などの処理
をする際に起こる問題点を解消して、テンターを有効に
活用する方法に関する。更に詳細には、テンターで溶媒
を含有したフィルムを横延伸する技術の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】テンターとはフィルムの把持部分を固定
し、搬送しつつ処理する装置であり、例えばピンテンタ
ーはピンにより突き刺し固持し、搬送しつつ処理をする
装置である。このような処理には、例えば乾燥処理、熱
処理、延伸処理などがある。
【0003】(乾燥熱処理) (ピン)テンターは熱可塑性高分子フィルムの熱処理
等、たとえば溶液キャストされた高分子樹脂フィルムの
乾燥,熱処理等に使用されている。この際ある種のたと
えば光学用途の高分子樹脂フィルムのように表面欠陥を
生じさせたくないものの製造においては非接触加熱処理
が可能なので(ピン)テンター処理は特に有用である。
【0004】(ピン)テンターによって溶媒含有フィル
ムを乾燥させる際には、乾燥初期には溶媒蒸発によって
フィルムが収縮し、ある程度乾燥が進むと伸長し、更に
乾燥温度から室温に冷却する際にフィルムが収縮すると
いう複雑な現象を示す。従ってフイルムの引き裂き強度
が弱い状態である乾燥の初期工程においては、フィルム
の収縮応力によって例えばフィルムのピン突き刺し部の
穴が拡大されるという現象が起こる。また、ある程度乾
燥が進んだ段階においてはフィルムが幅方向にたるむ
(長くなる)。このためピンに突き刺された穴の部分
で、フィルム面に平行に掛かる力が低下し把持力が弱く
なって、ピン部でフィルムが上下動する現象が起こる。
この際フィルムがある程度乾燥されて脆くなっているた
めピン(針)の側面でフィルムが擦られて粉(以下ピン
粉と称する)を生じることがある。また、ピンテンター
の終りの段階ではフィルムを冷却する際この収縮応力に
よってピン突き刺し部の穴が拡大したり、フィルムが把
持の端部から切断したりする場合がある。
【0005】(延伸処理)ピンテンターによってフィル
ムを延伸する場合、フィルムの両端部をピンで把持し横
延伸する場合にもこの延伸法を用いることができる。
【0006】引き裂き強度の弱いフイルムの例として溶
媒を含有した高分子樹脂フィルムを代表として述べる。
このフイルムを延伸する場合、乾燥も同時に進むからそ
のガラス転移温度Tg’は含有溶媒量の減少とともに上
昇する。延伸の工程では溶媒含有量は更に変化する。延
伸により厚みが薄くなる効果により乾燥が著しく促進さ
れるからである。
【0007】特に延伸倍率を上げてフィルムの横方向の
分子配向を上げようとする場合には、雰囲気温度を比較
的低温に下げて、かつ高倍率に延伸する必要がある場合
がある。この場合にはフィルムの雰囲気温度が低いから
特に把持部分での乾燥が進まず、フィルムはこの部分で
特に軟化した(Tg’が低いので)引き裂き強度の弱い
状態となっている。一方、急激な乾燥と延伸張力の増大
とによってピンの突き刺し部にかかる力は単なる溶媒の
乾燥の場合よりも著しく増大する。この結果突き刺し穴
が拡大され、把持方向に伸びる長穴となってピン穴から
外れたり、極端な場合にはフィルムが切断し、製膜が中
断するという問題も起こる。
【0008】前段で縦一軸延伸し、次の段で横一軸延伸
する逐次延伸の際にも上記と同様な現象が起こる。溶媒
キャストフィルムでは前段の延伸である程度溶媒が乾燥
されて少なくなっているためTg'は高くなっているが、
前段延伸の縦配向のためフィルム端部のピン突き刺し部
でフィルムが裂け易いという問題も有る。
【0009】以上のように(ピン)テンターで引き裂き
強度の弱いフィルムを乾燥、熱処理及び延伸などの処理
をする場合にはピン粉等の発生による製膜装置の汚染、
製品フィルムのピン粉等の再付着による汚染、フィルム
の切断などの問題が起こり製膜を中断してこれらの対策
を取ることを余儀なくされる場合が起こる。
【0010】また、延伸して、更に配向度を上げようと
する場合には上記のピン粉等の発生の問題と同時にフィ
ルム端部切断により横延伸倍率向上に限界があり高配向
のフィルムを中断なく効率的に製造することが困難にな
るという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の如き問
題点に着目してなされたものである。本発明は、溶媒を
含有する高分子フィルム等の引き裂き強度の弱いフイル
ムを(ピン)テンター法によって乾燥処理、熱処理及び
/又は延伸処理する際に起こるピン突き刺し穴や把持部
の拡大を抑え、ピン粉等の発生を抑え、延伸におけるピ
ン突き刺し穴や把持部の延伸方向への拡大及びこの拡大
によるフィルムの切断を抑え高倍率にて延伸配向させて
フィルムの特性を制御すること等を目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決のため、検討の結果、処理すべき引き裂き強度の弱
いフィルムの両端部(ピン突き刺し部)をより引き裂き
強度の強いフィルムで付着補強すること、この付着の際
に例えば溶媒を含有させた状態にて加熱圧着させれば良
いことを知見し本発明に到達した。
【0013】即ち、本発明は(1) 引き裂き強度が低
い高分子樹脂フィルムをフイルム端部固定式テンターに
て処理する際に、該フィルム端部のシート把持部に該フ
イルムより引き裂き強度が高く且つ該フイルムと付着可
能な補強フィルムを重ねあわせて付着し、該補強フイル
ムに力を加えて処理することを特徴とするフィルムの製
造方法、(2)該補強フイルムの引き裂き強度が該高分
子フイルムのそれより0.001Kg/μm以上高い、
項1記載のフイルムの製造方法、(3)該高分子樹脂フ
イルムが溶媒を含有したものである、項1又は2記載の
フイルムの製造方法、(4)該溶媒の含有量が乾燥高分
子樹脂フイルム基準で2〜20重量%である項3記載の
フイルムの製造方法、(5)該高分子樹脂フイルムが5
0〜150μmの厚さを有する項1〜4記載のフイルム
の製造方法、(6)該付着が補強フイルムに設けられた
粘着剤で達成される項1〜5記載のフイルムの製造方
法、(7)該付着が補強フイルムと高分子樹脂フイルム
との面接触力で達成される項1〜5記載のフイルムの製
造方法、(8)該高分子樹脂フイルムが溶媒を含有し、
該補強フイルムの面が平滑である項7記載のフイルムの
製造方法、(9)溶液キャストした高分子樹脂フィルム
を横延伸することによって配向を持たせるフィルムの製
造方法において、テンターにて延伸処理する際に該フィ
ルム端部のシート把持部に補強フィルムを重ねて付着
し、該補強フイルムに力を加えて延伸することを特徴と
する項1〜8に記載のフィルムの製造方法、(10)該
引き裂き強度がテンター内のフイルムの走行方向に対し
直角方向基準である、項1〜9に記載のフィルムの製造
方法、(11)該補強フイルムと高分子樹脂フィルムと
が同一素材である、項1〜10に記載のフィルムの製造
方法、(12) 引き裂き強度が低い高分子樹脂フィル
ムをフイルム端部固定式テンターにて処理する際に、該
フィルム端部のシート把持部に該フイルムと付着可能な
補強フィルムを重ねあわせて付着し該フイルムより引き
裂き強度を高くし、該補強フイルム付着部に力を加えて
処理することを特徴とするフィルムの製造方法、(1
3)該補強フイルムと高分子樹脂フィルムとが同一素材
である、項12に記載のフィルムの製造方法、及び(1
4)該付着が融着である、項13に記載のフィルムの製
造方法、である。
【0014】本発明において引き裂き強度の弱い高分子
樹脂フイルムとしては、その引き裂き強度自身は特に限
定されずテンター処理の条件により定まるが、一般的に
は後述する測定法で0.0035Kg/μm以下、より
好ましくは0.0030Kg/μm以下のものである。
かかる高分子樹脂フイルムは乾燥フイルムでもよいが、
典型的には溶媒を含有する厚さ150μm以下、好まし
くは125μm以下の高分子樹脂フイルムが挙げられ
る。
【0015】上記引き裂き強度の弱い高分子樹脂フイル
ムより引き裂き強度が高く且つ該フイルムと付着可能な
補強フィルムとは、テンター処理の途中でフイルムに掛
けられる力に対して耐えることができる強度を有するも
のであれば特に限定されないが、一般的には該高分子樹
脂フイルムより0.001Kg/μm以上好ましくは
0.0015Kg/μm高い引き裂き強度を有するもの
であり、表面は平滑でもよく、また凹凸を有していても
よい。複数用いる場合は全体で上記強度を満足すればよ
い。好便には上記強度を有する厚さ50〜150μm、
好ましくは70〜120μm の高分子(樹脂)フイル
ムを用いることができる。処理すべき高分子樹脂フィル
ムが溶媒を十分に含有する場合、補強フィルムの乾燥の
程度は充分に乾燥されたものから処理すべきフィルムと
同程度の溶媒を含むものまで用いることができる。補強
フィルムの厚みは処理すべきフィルムの厚みによって適
宜選択するが、通常は70〜120μmの乾燥フィルム
を用いれば良い。補強フィルムの幅は(ピン)テンター
の把持部例えばピンシート部の幅に近い値とするのが好
ましい、この補強フィルムは広幅のフィルムロールから
狭幅にスリットして用いれば良い。
【0016】処理するべきフィルムがある程度乾燥され
ている場合、たとえばこの前段で乾燥するとか、延伸す
るとかして処理したものである場合は補強フィルムは溶
媒を比較的多く含む方が好ましい。この溶媒の含有量は
処理すべきフィルムとこの補強フィルムとを重ねあわせ
て加熱圧着する等の付着予備テストによって決めること
ができる。厚みや幅は上記と同様にするのが好ましい。
【0017】該補強フイルムに力を加えて処理すると
は、必ずしも補強用フイルムにだけテンターの力を加え
ることを意味していない。処理すべきフイルムと補強用
フイルムに同時に力を加えてもよいのは当然である。
【0018】処理すべきフィルムと補強フィルムとは同
一の高分子材料、同一種類の含有溶媒が最適である。高
分子材料が変わると同一の溶媒を含む場合でもTg’が
異なるからフィルムを重ねあわせて圧着しても圧着しな
いことがあり好ましくない。同様の高分子材料を用いる
のはこれらを回収して溶媒に再溶解してフィルムのキャ
ステイングに供することができる利点があるからであ
る。こうすることによってフィルム端部や切れ端を回収
して使用することが可能となるから好都合である。
【0019】場合によっては、補強用フイルムは必ずし
も処理すべきフイルムより引き裂き強度が高くなくても
良い。補強された結果として把持部においてテンター処
理するに耐える引き裂き強度が得られれば良い。特に複
数の補強用フイルムを用いる場合は、個々の補強用フイ
ルムの強度は低くてもよいのは容易に理解できる。
【0020】ポリカーボネートフィルムの塩化メチレン
含有量と見かけ上の(ガラス転移温度)Tg’との関係は
ポリカーボネートの場合 たとえば特開平7−2998
28号公報に記載されている。このTg’は溶媒を含有
する高分子フィルムのガラス転移温度であり、この温度
は乾燥が進むにつれて残留溶媒量の減少とともに上昇す
る。
【0021】(本発明の高分子樹脂)本発明において用
いられる高分子樹脂については、希望するフィルムの諸
特性が得られるものであれば特に制約はない。高分子樹
脂としては例えばポリカーボネート、ポリスルホン、ポ
リエーテルスルホン、ポリアリレート、ポリスチレン、
トリアセチルセルロースなど従来公知のもので溶液流延
法で製膜できるものが挙げられる。すなわち溶液流延法
に必要な濃度、粘度を持った溶液を形成する高分子樹脂
であれば本発明方法に適用できる。これらのなかでもと
くにポリカーボネートが好ましい。
【0022】一般に、ポリカーボネートと総称される高
分子材料は、重縮合反応で生成され、主鎖がカーボネー
ト結合で結ばれているものを総称する。これらのうちで
もビスフェノール誘導体と、ホスゲン或いはジフェニー
ルカーボネートから重縮合反応により得られるものが好
ましい。経済性及び物性面からビスフェノールAと呼称
されている2、2ビス(4ヒドロキシフェニル)プロパ
ンをビスフェノール成分とする繰り返し単位を有する芳
香族ポリカーボネートが好ましく使用されるが、適宜各
種ビスフェノール誘導体を選択することで、ポリカーボ
ネート共重合体を構成することが出来る。
【0023】かかる共重合成分としてビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン、9,9−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)フルオレン、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−フェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロプロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェ
ニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)サルファ
イド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフォン等を
あげることができる。更に、これらのフェニル基の水素
基が一部メチル基やハロゲン基で置換されているものも
含む。
【0024】また、一般にテレフタル酸及び/又はイソ
フタル酸成分を含むポリエステルカーボネートを使用す
ることも可能である。このような構成単位をビスフェノ
ールAからなるポリカーボネートの構成成分の一部に使
用することによりポリカーボネートの性質、例えば耐熱
性、溶解性を改良することができるが、このような共重
合体も本発明では用いることができる。
【0025】(高分子樹脂の分子量)本発明において好
ましく用いられるポリカーボネート系樹脂の分子量は、
濃度0.5g/dlの塩化メチレン溶液中20℃での粘
度測定から求めた粘度平均分子量で10,000以上2
00,000以下、好ましくは20,000以上12
0,000以下の範囲が好適に用いられる。粘度平均分
子量が10,000より低い樹脂を使用すると得られる
フィルムの機械的強度が不足する場合がある。また20
0,000以上の高分子量になるとドープ粘度が高くな
りすぎて溶解やキャスト工程での取り扱い上問題を生じ
るので好ましくない。他の種類の樹脂についても同様の
判断基準で選択することができる。
【0026】(本発明に用いられる溶媒)本発明におい
て用いられる引き裂き強度が弱い高分子樹脂フイルムと
して溶媒を含有する高分子樹脂フイルムを用いる場合、
その溶媒としては、前記高分子樹脂を溶解して流延製膜
法が適用できるような溶液を形成できるもの、又は高分
子樹脂に含浸されて該高分子樹脂フイルムのテンター処
理を可能とするようなものであればよく、例えば高分子
樹脂としてビスフェノールA型ポリカーボネートを用い
る場合、溶媒としては塩化メチレンを主体とする溶媒や
1、3−ジオキソランを主体とする溶媒が挙げられる。
【0027】(溶液)ポリカーボネートの溶液を形成す
る具体的方法としては、塩化メチレン中にポリカーボネ
ートを投入攪拌して溶解する。要すれば、予め塩化メチ
レン中に剥離助剤として所定量のエタノールを混合して
おき、そこにポリカーボネートを投入して室温で攪拌溶
解する方法が挙げられる。
【0028】ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポ
リアリレート、ポリスチレン、トリアセチルセルロース
の各溶液についても同様に塩化メチレンを主体とする溶
媒や1,3−ジオキソランを主体とする溶媒にこれらの
樹脂を溶解させることにより調製することができる。
【0029】(溶液濃度)本発明において高分子樹脂溶
液の濃度を10〜30重量%、より好ましくは15〜2
5重量%に調製することにより溶液流延法により好適に
フィルムを製膜することができる。
【0030】このようにして得られた溶液を、公知の方
法でスチールベルトやドラム又は支持体フィルム(一般
的にはポリエステルの2軸配向フィルム)面上などに、
キャストし、乾燥して半乾きの状態で支持体より剥離す
る。
【0031】(補強用フィルム)本発明においてフィル
ム端部の把持部例えばピン突き刺し部に重ねて通すため
の補強用フィルムは好ましくは高分子樹脂フィルムの比
較的狭い幅のスリット品である。この補強用フィルムは
溶媒を含有しても、含有していなくても良く、要は(ピ
ン)テンター処理すべきフィルムとこの補強用フィルム
とを重ねて付着可能なもの、例えば重ねあわせて加熱し
た時に旨く密着するものであれば良いのである。補強用
フイルムの高分子樹脂素材は(ピン)テンターで処理す
べき高分子樹脂フイルムと同じ素材の物が最も好まし
い。こうすれば把持部例えばピン突き刺し部で製品から
切除した部分は両者あわせて回収してフィルムの高分子
原料として再利用ができるので好都合である。
【0032】補強用フイルムと高分子樹脂フイルムとの
付着は、上記のごとき加熱圧着でもよいが、例えば粘着
剤を用いる通常の付着、又は含有する溶媒を利用した又
はそれとは関係なく表面を密着させて発生する付着力を
利用するものであってもよい。
【0033】((ピン)テンター処理法)本発明の(ピ
ン)テンターによる処理は次のようにする。この詳細を
図1,2並びに3に示したので、これを基に説明する。
キャストベルトより剥ぎ取った半乾燥の高分子樹脂フィ
ルム(1)をフィルムの搬送ロール系(5,6)に通膜
する。この際補強用フィルム(2)を巻き出し処理すべ
きフィルム(1)に端部を重ねて搬送する。補強フィル
ム(2)を重ねるフィルム(1)の面は上側でも下側で
も良いし、両面に重ねて用いても良く、更に補強フィル
ムを数枚重ねて用いても良い。
【0034】処理すべきフィルム(1)と補強フィルム
(2)とを密着させるためには、ピンテンター入り口直
前で公知の方法で例えば熱風で加熱してロール等でフィ
ルム面を加圧して圧着する方法を取ることができる。ま
た、ピンテンターのオーブン入り口の最初のゾーンを両
者のフィルム端部を密着させるための加熱ゾーンとして
使っても良い。要はフィルムをピンテンターオーブンに
重ねあわせたフィルムが送入される直前からオーブン内
の極入り口において、幾分加熱されフィルム(1)と補
強用フィルム(2)同士が密着するようにすることが必
要である。ここで言う密着とは両者のフィルムが重ね合
わさって外れないことである。この密着においては空気
の層が全く介在せず全面がぴったりと付いているのが最
良である。全面がぴったりと付いてなくとも、処理すべ
きフィルム(1)と補強用フィルム(2)が重なりピン
で突き刺し、加熱しつつ延伸した時に両フィルムが一体
となって変形するようになすことである。このようにで
きない場合にはフィルム(1)と(2)とは個々にピン
突き刺し部の影響を受けるからフィルム(1)は穴が拡
大されたりこの部分から切断を起こしたりする。
【0035】この密着は処理すべきフィルム(1)が溶
媒を含んでおり(従って、フィルムのガラス転移温度T
g’が低くなっており)フィルム(2)の面と接触加圧
した時に密着するのである。ここでいうところのTg’
とは溶媒を含有したフィルムのガラス転移温度のことで
ある。処理すべきフィルム(1)の含有溶媒の量が比較
的少ない場合にはフィルム(2)の方の含有溶媒量を多
くしてTg’を下げ加熱によって両フィルムが旨く密着
するようにする。密着させるためのフィルム温度は試行
錯誤によって容易に決めることができる。フィルム
(1)または(2)の内より含有溶媒量の多い、即ちよ
り低い方のTg’を基準とする時、密着のためのフィル
ム加熱温度は(Tg’+50)℃以上が好ましい。この
様にしてフィルム端部は厚くし補強されるからピンテン
ターでフィルム(1)を熱処理するのみの場合にも、ま
た、フィルムを延伸する場合にも端部でピン突き刺し穴
が拡大されてフィルムが切断したり、ピン粉が発生した
りする問題がなくなる。ピンテンター処理を終わったフ
ィルムの幅方向の両端部には補強用のフィルムが熱密着
されており厚くなっているからこの部分は切除して製品
とする。
【0036】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。ここで言うところのフィルムの含有溶媒量及びガラ
ス転移温度Tg’とは以下のようにして測定したもので
ある。
【0037】1)フィルム中の含有溶媒量の測定 溶媒を含有したフィルム約5gを採取し、170℃の熱
風乾燥機で1時間乾燥させた後室温まで冷却した。乾燥
前後の重量変化率を科学天秤で精秤した。これより固形
分基準の溶媒含有量を求めた。幅方向に測定の場合には
フィルムを幅方向に5等分して測定した。
【0038】2)ガラス転移温度Tg’(溶媒を含んだ
フィルムのTg)の測定 フィルムサンプル約10mgを用い、加熱速度10℃/
min.でDSC曲線を求めた。この曲線の立ち下がり
(変曲点)部を見かけのガラス転移温度Tg’とした。
またTg’は溶媒を含有した高分子フィルムの当該溶媒
を含有した状態におけるガラス転移温度(℃表示)であ
る。Tg’(℃)は乾燥が進むにつれ残留溶媒含有量の
減少とともに上昇する。
【0039】3)引き裂き強度測定法 本発明における引き裂き強度とは、以下の方法で測定さ
れた値である。
【0040】<無延伸フイルムの場合>先端を尖らした
太さ1mmの針を一本鉄板に溶接してモデルピンシート
とする。フイルムを幅30mmx長さ100mmで切り
出し、幅方向中央部、長端部から20mmのところをピ
ンに突き刺し、他端に種々の重さの重りをぶら下げ、下
向きの荷重を掛ける。このフイルム突き刺しモデルピン
シートを150℃エアオーブン中に3分間放置する。し
かる後、該ピンシートを取り出し、室温で冷却してフイ
ルムのピン穴の変形量を測定する。長穴の長さが3mm
以上になるときの荷重をフイルムの引き裂き強度とす
る。単位はKg/μmである。
【0041】<一軸延伸フイルムの場合>一軸延伸フイ
ルムの場合、引き裂き方向(荷重を掛ける方向)を一軸
延伸方向と直角の方向にして測定する。
【0042】[実施例1]塩化メチレン溶液からキャス
トした半乾燥のポリカーボネートフィルム(1)(分子
量3.7万、含有溶媒量12%、Tg’57℃、厚み1
00μ、引き裂き強度0.0021Kg/μm)を横一
軸延伸するためピンテンターに送入した。この際補強用
フィルム(2)として溶媒を殆ど含まない同一素材のフ
イルム(含有溶媒量0.2重量%、厚み100μ、幅4
0mm、引き裂き強度0.0054Kg/μm)のもの
をロールより巻き出して用い、処理すべきフィルム
(1)の両端部で下側に重ねた。これを図に示す押圧ロ
ール(4)で押し付け、重ねた状態でピンに突き刺して
ピンテンター内にフィルムを送入した。この際ピンテン
ターの入り口の把持幅を調節してフィルム(1)が平面
状態を保つようにし、ばたつかないように調節した。
【0043】ピンテンターの最初のゾーンの雰囲気温度
を125℃とし、フィルムの把持幅を極力フィルムの幅
と同様にした。こうすることによって処理フィルムは最
初の処理ゾーンでピーンと張った状態になった。次のゾ
ーンから雰囲気温度を130℃として横延伸を開始し
た。延伸のゾーンを4つ使いフィルムの把持幅を直線的
に拡大しつつ1.2倍まで延伸した。更に次のゾーンで
雰囲気温度を120℃その次のゾーンでフィルムの雰囲
気温度を50℃としてこの後空冷してフィルムの重ね合
わさった部分を切除しつつ巻き取った。この様にして1
日製膜したが、製膜上の問題、フィルムの延伸による端
部からの切断、ピン突き刺し部から発生するピン粉によ
るフィルムの汚染等製膜上の問題はみられなかった。
【0044】[実施例2]塩化メチレン溶液からのキャ
スト製膜法で得られたポリカーボネートフィルムを一段
目で縦方向に延伸したフィルム(厚み90μ、含有溶媒
量2.5重量%、Tg’130℃、引き裂き強度(横延
伸方向)0.0025Kg/μm)を、補強フイルムで
補強してピンテンターにて横方向に延伸した。
【0045】この際補強フィルム(2)は含有溶媒量1
0重量%、厚み150μ、幅40mmの無延伸フイルム
(このフイルム1枚の横延伸方向の引き裂き強度0.0
018Kg/μm)のものを2枚処理すべきフイルムの
上下に用い、両フィルム端部を重ねあわせ押し圧ロール
で押し付けつつピンテンター入り口ゾーンで130℃に
加熱し密着させた。次いで第2ゾーン以降で雰囲気温度
を158℃に加熱し、把持幅を直線的に拡大しつつ1.
2倍まで延伸した。更に次のゾーンで雰囲気温度を13
0℃その次のゾーンでフィルムの雰囲気温度を50℃と
した。この後冷風で冷却してフィルムの重ね合わさった
部分を切除しつつ巻き取った。この様にして1日製膜し
たが、製膜上の問題即ち、フィルムの延伸による端部か
らの切断、ピン突き刺し部から発生するピン粉によるフ
ィルムの汚染等製膜上の問題はみられなかった。
【0046】[比較例1]実施例1と同じキャストフィ
ルム(1)を端部を単独で補強しないでピンテンターに
送入した。ピンテンターのオーブンの第2番目のゾーン
から5番目のゾーンまでを延伸ゾーンとした、この延伸
ゾーンにおいて把持幅を徐々に広げ延伸倍率を上げるこ
とを試みた。この際にピン突き刺し穴が長穴となり最終
的にはフィルムが切断する時の倍率を求めた。この時の
延伸倍率はせいぜい1.05倍であった。フィルムの端
部が切断しない場合でもピン突き刺し穴が長穴化するこ
とによりピン粉が発生して製品とすべきフィルムに付着
して不良品となった。
【0047】
【発明の効果】本発明は高分子樹脂のフィルムをピンテ
ンターにより処理して製造する際に、処理すべきフィル
ムの両端部に補強フィルムを重ねあわせ、その際に含有
溶媒による熱密着効果を利用してフィルム同士を密着さ
せ、ピンテンターに通膜し、ピンの突き刺し部で起こる
製膜上の問題即ち、フィルムの延伸による端部からの切
断、ピン突き刺し穴から発生するピン粉によるフィルム
の汚染等製膜上の問題を解決したもの。本発明の高分子
フィルムの製造方法によって、ピンテンターによる横延
伸倍率を自由に変えることが可能となり、フィルムの特
性をある程度自由に変えることができるようになった。
また、ピン粉混入等の無い品質の良好な長尺フィルムを
製造することができる。この結果光学用途に好適なフィ
ルムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピンテンター処理機の概略構成説明図。
【図2】ピンテンターのピンによるフィルムの突き刺し
部の概略構成説明図。
【図3】フィルム密着押圧部概略構成図。
【符号の説明】
1.処理すべきフィルム 2.補強用フィルム 3.補強用フィルムの巻出し部 4.押圧ロール 5.フィルムガイドロール 6.フィルムガイドロール 7.押し圧調整用荷重 8.ピンシート

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き裂き強度が低い高分子樹脂フィルム
    をフイルム端部固定式テンターにて処理する際に、該フ
    ィルム端部のシート把持部に該フイルムより引き裂き強
    度が高く且つ該フイルムと付着可能な補強フィルムを重
    ねあわせて付着し、該補強フイルムに力を加えて処理す
    ることを特徴とするフィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 該補強フイルムの引き裂き強度が該高分
    子フイルムのそれより0.001Kg/μm以上高い、
    請求項1記載のフイルムの製造方法。
  3. 【請求項3】 該高分子樹脂フイルムが溶媒を含有した
    ものである、請求項1又は2記載のフイルムの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 該溶媒の含有量が乾燥高分子樹脂フイル
    ム基準で2〜20重量%である請求項3記載のフイルム
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 該高分子樹脂フイルムが50〜150μ
    mの厚さを有する請求項1〜4記載のフイルムの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 該付着が補強フイルムに設けられた粘着
    剤で達成される請求項1〜5記載のフイルムの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 該付着が補強フイルムと高分子樹脂フイ
    ルムとの面接触力で達成される請求項1〜5記載のフイ
    ルムの製造方法。
  8. 【請求項8】 該高分子樹脂フイルムが溶媒を含有し、
    該補強フイルムの面が平滑である請求項7記載のフイル
    ムの製造方法。
  9. 【請求項9】 溶液キャストした高分子樹脂フィルムを
    横延伸することによって配向を持たせるフィルムの製造
    方法において、テンターにて延伸処理する際に該フィル
    ム端部のシート把持部に補強フィルムを重ねて付着し、
    該補強フイルムに力を加えて延伸することを特徴とする
    請求項1〜8に記載のフィルムの製造方法。
  10. 【請求項10】 該引き裂き強度がテンター内のフイル
    ムの走行方向に対し直角方向基準である、請求項1〜9
    に記載のフィルムの製造方法。
  11. 【請求項11】 該補強フイルムと高分子樹脂フィルム
    とが同一素材である、請求項1〜10に記載のフィルム
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 引き裂き強度が低い高分子樹脂フィル
    ムをフイルム端部固定式テンターにて処理する際に、該
    フィルム端部のシート把持部に該フイルムと付着可能な
    補強フィルムを重ねあわせて付着し該フイルムより引き
    裂き強度を高くし、該補強フイルム付着部に力を加えて
    処理することを特徴とするフィルムの製造方法。
  13. 【請求項13】 該補強フイルムと高分子樹脂フィルム
    とが同一素材である、請求項12に記載のフィルムの製
    造方法。
  14. 【請求項14】 該付着が融着である、請求項13に記
    載のフィルムの製造方法。
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