JP2009126128A - 芳香族ポリカーボネートフィルムの製造方法、芳香族ポリカーボネートフィルム、及び有機エレクトロルミネッセンス素子用基板 - Google Patents
芳香族ポリカーボネートフィルムの製造方法、芳香族ポリカーボネートフィルム、及び有機エレクトロルミネッセンス素子用基板 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】メチレンクロライド、及び炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖状の脂肪族アルコールを4〜14質量部含有する混合溶媒に、芳香族ポリカーボネートを溶解させたドープ組成物を支持体に流延し、下記式(i)で表される残留溶媒濃度が35〜55%の状態でウェブを剥離した後、残留溶媒濃度が0.5〜35%の状態でウェブを幅保持、もしくは延伸することを特徴とする芳香族ポリカーボネートフィルムの製造方法。
式(i) 残留溶媒濃度(%)=溶媒量/(溶媒量+溶質量)×100
【選択図】なし
Description
2.前記幅保持後におけるフィルムのリターデーション値Roを30nm以下に制御すること、または延伸後におけるフィルムのリターデーション値Roを120nm以上、160nm以下に制御することを特徴とする前記1に記載の芳香族ポリカーボネートフィルムの製造方法。
(式中、nxは光学フィルムの面内の遅相軸方向の屈折率を、nyは面内で遅相軸に直交する方向の屈折率を、dは光学フィルムの厚み(nm)を表す。)
3.前記混合溶媒が、メチレンクロライド、及び炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖状の脂肪族アルコールを4〜12質量部含有することを特徴とする前記1または2に記載の芳香族ポリカーボネートフィルムの製造方法。
(ここで、配向角とはフィルムの流延方向に対しての遅相軸の角度をいう)
6.前記芳香族ポリカーボネートのガラス転移温度が200℃以上であることを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の芳香族ポリカーボネートフィルムの製造方法。
本願発明者らは上記課題に対し鋭意検討した結果、芳香族ポリカーボネートを特定の混合溶媒組成を用いてドープ組成物を作製し、支持体に流延後、従来よりも高い残留溶媒濃度でウェブを剥離し、更に該ウェブの残留溶媒濃度を特定の比較的高い範囲に制御しながら幅保持、もしくは延伸することで、従来の低残留溶媒濃度での延伸や高温での熱延伸と比べて、表面平滑性、透明性、位相差ムラ等の光学特性に優れる高耐熱性のプラスチックフィルムが得られることを見出し、本発明を成すに至った次第である。
本発明で使用する芳香族ポリカーボネートについて特に制約はなく、所望するフィルムの諸特性が得られる芳香族ポリカーボネートであれば特に制約はない。一般に,ポリカーボネートと総称される高分子材料は,その合成手法において重縮合反応が用いられて,主鎖が炭酸結合で結ばれているものを総称するが,これらの内でも,一般に,フェノール誘導体と、ホスゲン、ジフェニルカーボネートらから重縮合で得られるものを意味する。通常、ビスフェノール−Aと呼称されている2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンをビスフェノール成分とする繰り返し単位で表される芳香族ポリカーボネートが好ましく選ばれるが,適宜各種ビスフェノール誘導体を選択することで,芳香族ポリカーボネート共重合体を構成することができる。
金属基板を用いた溶液流延法では、一般に製膜開始当初は剥離性良好であるが、剥離を繰り返すうちに次第に剥離性が低下していくことが多い。この原因は定かではないが、次第に基板表面に表面張力の高い金属原子が多く露出してくる、或いは極微量のポリマーが表面に付着していき、それがいわば接着層のように働き始める、などと推定している。この対策として定期的に基板表面を洗浄する、例えば水で基板面を拭くなどすれば剥離性は回復させることができるが、工業的な連続製膜工程では極めてわずらわしい作業であり効率的ではない。本発明によれば、そのような作業をすることなく支持体からの流延フィルムの剥離性を良好に維持することができる。
(式中、nxは光学フィルムの面内の遅相軸方向の屈折率を、nyは面内で遅相軸に直交する方向の屈折率を、dは光学フィルムの厚み(nm)を表す。)
なお、上記Roは、自動複屈折計KOBRA−21ADH(王子計測機器(株)製)を用いて、23℃、55%RHの環境下で波長590nmのリターデーション測定を行い、また同様にしてアッベの屈折率計で試料の平均屈折率を測定した値を上記式に入力してリターデーション値Roの値を得る。
即ち、フィルムの流延方向を0°とした時に、フィルム面内の遅相軸は0°〜55°傾いた方向にあることが好ましい。これにより、長手方向に吸収軸を有する長尺の直性偏光フィルムと、上記フィルムの長手方向を揃えてロール トゥ ロールで貼合させることで、生産性よく長尺の楕円偏光フィルムを得ることができる。上記フィルム面内の遅相軸と流延方向との傾きは、20°〜50°の範囲、更に30°〜50°の範囲であることが好ましく、特に好ましくは40°〜50°の範囲であり、最も好ましいのは実質的に45°である。実質的に45°とは45°±2°の範囲をいう。
本発明に使用される斜め延伸装置は、予熱ゾーン、加熱延伸ゾーン及び冷却ゾーンを有するものであることが好ましく、従来の熱可塑性樹脂フィルムの延伸に使用されている任意の加熱装置が使用可能である。熱可塑性樹脂フィルムは、予熱ゾーンで予熱され、加熱延伸ゾーンで延伸され、冷却ゾーンで配向固定されて延伸フィルムが得られる。
本発明により製造された芳香族ポリカーボネートフィルムを用いることにより、種々の視認性に優れた表示装置を作製することができる。本発明の芳香族ポリカーボネートフィルムは反射型、透過型、半透過型LCD或いはTN型、STN型、OCB型、HAN型、VA型(PVA型、MVA型)、IPS型等の各種駆動方式のLCDで好ましく用いられる。また、本発明の芳香族ポリカーボネートフィルムは平面性に優れ、プラズマディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイ、有機ELディスプレイ、無機ELディスプレイ、電子ペーパー等の各種表示装置にも好ましく用いられる。
本発明の芳香族ポリカーボネートフィルムが特に好適に用いられる有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子について説明する。
直線偏光フィルムとしては、吸収型の直線偏光フィルムであれば特に限定されるものではなく、公知の種々の形態のものを適用可能である。一般的には、ポリビニルアルコールのような親水性高分子からなるフィルムを、ヨウ素のような二色性染料で処理して延伸したものや、ポリ塩化ビニルのようなプラスチックフィルムを処理してポリエンを配向させたもの等からなる偏光フィルムの他、当該偏光フィルムを封止フィルムでカバーして保護したもの等が用いられる。
円偏光フィルムは、一例として下記の構成が挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。ここで、本発明で円偏光フィルムと呼ぶものは、直線偏光フィルムの吸収軸と、本発明の芳香族ポリカーボネートフィルムの面内の遅相軸とのなす角度が実質的に45°になるように積層されているものをいう。実質的にとは45°±2°の範囲のものをいう。また、45°±2°の範囲外でかつ0°〜90°の範囲にあるものは楕円偏光フィルムと呼ぶ。
図10は、上記円偏光フィルムを有機EL素子に使用した場合の、好ましい実施態様の概略図である。
最初に評価に係わる測定条件と、その影響する特性について説明する。
リターデーション値Ro=(nx−ny)×d
(式中、nxは光学フィルムの面内の遅相軸方向の屈折率を、nyは面内で遅相軸に直交する方向の屈折率を、dは光学フィルムの厚み(nm)を表す。)
上記Roは、自動複屈折計KOBRA−21ADH(王子計測機器(株)製)を用いて、23℃、55%RHの環境下で波長590nmのリターデーション測定を行い、また同様にしてアッベの屈折率計で試料の平均屈折率を測定した値を上記式に入力してリターデーション値Roの値を得た。
JIS B 0601:2001に準じて、光学干渉式表面粗さ計RST/PLUS(WYKO社製)を使用して、フィルムの各表面1.2mm×0.9mmの面積に対して、算術平均粗さ(表面粗さ)を求めた。表面粗さは表面の平滑性を表し、後述するITO(インジウム酸化錫)のスパッタリングによる製膜性において均一な膜形成が可能かどうかの指標になる。また、フィルム外観に影響する因子となる。
フィルム試料3枚を重ね合わせ、ASTM−D1003−52に従って、東京電色工業(株)製T−2600DAを使用して測定した。ヘイズはフィルム外観に影響する因子となる。
温度計、撹拌機、還流冷却器付き反応器にイオン交換水152400部、25%水酸化ナトリウム水溶液84320部を入れ、HPLC分析で純度99.8%の9,9−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)フルオレン(以下“ビスクレゾールフルオレン”と略称することがある)34848部、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン9008部(以下“ビスフェノールA”と略称することがある)及びハイドロサルファイト88部を溶解した後、塩化メチレン178400部を加えた後撹拌下15〜25℃でホスゲン18248部を60分を要して吹き込んだ。ホスゲン吹き込み終了後、p−tert−ブチルフェノール177.8部を塩化メチレン2640部に溶解した溶液及び25%水酸化ナトリウム水溶液10560部を加え、乳化後、トリエチルアミン32部を加えて28〜33℃で1時間撹拌して反応を終了した。反応終了後、生成物を塩化メチレンで希釈して水洗したのち塩酸酸性にして水洗し、水相の導電率がイオン交換水と殆ど同じになったところで、塩化メチレン相を濃縮、脱水してポリカーボネート濃度が20%の溶液を得た。この溶液から溶媒を除去して得たポリカーボネート(共重合体A)はビスクレゾールフルオレンとビスフェノールAとの構成単位の比がモル比で70:30であった(ポリマー収率97%)。また、このポリマーの極限粘度は0.674、Tgは226℃であった。
実施例1で合成したポリカーボネート(共重合体A)を用いて実施例1と同様にフィルムを作製した。その後、残留溶媒濃度2%の時に左右の延伸の速度が異なる図1で示すテンターに挿入して延伸を行った。その後、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。Ro=150nmであり、フィルムの配向角は35°であり、表面粗さRa=1.5nm、光の散乱を示すヘイズが0.8%であった。膜厚は120μmであった。
実施例1のビスクレゾールフルオレンの使用量を29760部、ビスフェノールAの使用量を12000部とする以外は実施例1と同様にして、ポリカーボネート(共重合体B:ビスクレゾールフルオレンとビスフェノールAとの構成単位の比がモル比で60:40であるポリマー)20%溶液を得た(ポリマー収率98%)。このポリマーの極限粘度は0.707、Tgは217℃であった。
実施例3で合成したポリカーボネート(共重合体B)を用いて、同様にフィルムを作製した。その後、残留溶媒10%の時に左右の延伸の速度が異なる図5で示すテンターに挿入して延伸を行った。その後、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。Ro=140nmであり、フィルムの配向角は45°であり、表面粗さRa=0.3nm、光の散乱を示すヘイズが0.2%であった。膜厚は125μmであった。
温度計、撹拌機、還流冷却器付き反応器にイオン交換水152400部、25%水酸化ナトリウム水溶液84320部を入れ、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)アダマンタン450部、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン250部を及びハイドロサルファイト88部を溶解した後、塩化メチレン178400部を加えた後撹拌下15〜25℃でホスゲン18248部を60分を要して吹き込んだ。ホスゲン吹き込み終了後、この反応液を静置分離し、有機層に重合度が2〜5であり、分子末端にクロロホーメート基を有するオリゴマーの塩化メチレン溶液を得た。
実施例5で合成したポリカーボネート(共重合体C)を用いて、エタノール14質量部含む、メチレンクロライドを用いて同様にフィルムを作製した。その後、残留溶媒25%の時に左右の延伸の速度が異なる図6〜9で示す斜め延伸機に挿入して延伸を行った。その後、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。Ro=130nmであり、フィルムの配向角は55°であり、表面粗さRa=1.2nm、光の散乱を示すヘイズが1.0%であった。膜厚は125μmであった。
温度計、撹拌機、還流冷却器付き反応器にイオン交換水152400部、25%水酸化ナトリウム水溶液84320部を入れ、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)アダマンタン750部、ハイドロサルファイト88部を溶解した後、塩化メチレン178400部を加えた後撹拌下15〜25℃でホスゲン18248部を60分を要して吹き込んだ。ホスゲン吹き込み終了後、この反応液を静置分離し、有機層に重合度が2〜5であり、分子末端にクロロホーメート基を有するオリゴマーの塩化メチレン溶液を得た。
実施例7で合成したポリカーボネート(共重合体D)を用いて同様にフィルム作製した。その後、残留溶媒濃度が17%のとき、左右の延伸の速度が異なる図6〜9で示す斜め延伸機に挿入して延伸を行った。その後、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。Ro=137nmであった。フィルムの配向角は43°であり、表面粗さRa=0.5nm、光の散乱を示すヘイズが0.3%であった。膜厚は117μmであった。
エタノール8質量部含む、メチレンクロライドとエタノール混合溶媒70質量部に対して実施例3で合成したポリカーボネ−ト(共重合体B)30質量部を25℃で攪拌しながら溶解して、透明で粘ちょうなドープを得た。このドープを乾燥空気を送風して露点を10℃以下に制御した100mステンレスベルト上に流涎し、残留溶媒濃度が43%の時に剥離した。剥離性は良好であり帯電も少ないことより目視でフィルム表面に剥離段や剥離筋等は見られなかった。その後、残留溶媒濃度が5%のとき、左右の延伸の速度が異なる図6〜9で示す斜め延伸機に挿入して延伸を行った。その後、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。Ro=140nmであり、フィルムの配向角は47°であった。表面粗さRa=0.9nm、光の散乱を示すヘイズは0.7%であった。膜厚は120μmであった。
ブタノール12質量部含む、メチレンクロライドとブタノール混合溶媒70質量部に対して実施例5で合成したポリカーボネート(共重合体C)30質量部を25℃で攪拌しながら溶解して、透明で粘ちょうなドープを得た。このドープを乾燥空気を送風して露点を10℃以下に制御した100mステンレスベルト上に流涎し、残留溶媒濃度が50%の時に剥離した。剥離性は良好であり帯電も少ないことより目視でフィルム表面に剥離段や剥離筋等は見られなかった。その後、残留溶媒濃度が20%のとき、幅保持をして乾燥させた。最後に、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し、芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。Ro=9nmであり、フィルムの配向角は0°であった。表面粗さRa=0.2nm、光の散乱を示すヘイズは0.2%であった。膜厚は125μmであった。
実施例5で合成したポリカーボネート(共重合体C)を用いて実施例10と同様にフィルム作製した。その後、残留溶媒濃度が20%のとき、左右の延伸の速度が異なる図6〜9で示す斜め延伸機に挿入して延伸を行った。その後、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。Ro=130nmであった。フィルムの配向角は55°であり、表面粗さRa=0.3nm、光の散乱を示すヘイズは0.2であった。膜厚は125μmであった。
ビスフェノールAを構成単位とするポリカーボネート樹脂(帝人化成(株)パンライトL−1225Y:Tg150℃)を用い、実施例1と同様にフィルムを作製した。エタノールを4質量部含む、メチレンクロライドとエタノール混合溶媒75質量部に対して、前記ポリカーボネート25質量部を25℃で攪拌しながら溶解して、透明で粘ちょうなドープを得た。このドープを乾燥空気を送風して露点を12℃以下に制御した100mステンレスベルト上に流涎し、剥離した。その時の残留溶媒濃度は35%だった。剥離性は良好であり帯電も少ないことより目視観察ではフィルム表面に剥離段や剥離筋等は見られなかった。その後、残留溶媒濃度が2%のとき、幅保持をして乾燥させた。その後、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。Ro=15nmであり、フィルムの配向角は0°であった。表面粗さRa=1.1nm、光の散乱を示すヘイズが1.0%であった。膜厚は115μmであった。
エタノール5質量部含む、メチレンクロライドとエタノール混合溶媒70質量部に対して実施例3で合成したポリカーボネート(共重合体B)30質量部を25℃で攪拌しながら溶解して、透明で粘ちょうなドープを得た。このドープを乾燥空気を送風して露点を10℃以下に制御した100mステンレスベルト上に流涎し、残留溶媒濃度が35%の時に剥離した。剥離性は良好であり帯電も少ないことより目視でフィルム表面に剥離段や剥離筋等は見られなかった。その後、残留溶媒濃度が15%のとき、左右の延伸の速度が異なる図6〜9で示す斜め延伸機に挿入して延伸を行った。その後、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。Ro=100nmであった。フィルムの配向角は42°であり、表面粗さRa=0.6nm、光の散乱を示すヘイズは0.4%であった。膜厚は120μmであった。
エタノール6質量部含む、メチレンクロライドとエタノール混合溶媒70質量部に対して実施例5で合成したポリカーボネート(共重合体C)30質量部を25℃で攪拌しながら溶解して、透明で粘ちょうなドープを得た。このドープを乾燥空気を送風して露点を10℃以下に制御した100mステンレスベルト上に流涎し、残留溶媒濃度が37%の時に剥離した。剥離性は良好であり帯電も少ないことより目視でフィルム表面に剥離段や剥離筋等は見られなかった。その後、残留溶媒濃度が17%のとき、左右の延伸の速度が異なる図6〜9で示す斜め延伸機に挿入して延伸を行った。その後、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。Ro=170nmであった。フィルムの配向角は43°であり、表面粗さRa=0.4nm、光の散乱を示すヘイズは0.3%であった。膜厚は120μmであった。
エタノール7質量部含む、メチレンクロライドとエタノール混合溶媒70質量部に対して実施例7で合成したポリカーボネート(共重合体D)30質量部を25℃で攪拌しながら溶解して、透明で粘ちょうなドープを得た。このドープを乾燥空気を送風して露点を10℃以下に制御した100mステンレスベルト上に流涎し、残留溶媒濃度が38%の時に剥離した。剥離性は良好であり帯電も少ないことより目視でフィルム表面に剥離段や剥離筋等は見られなかった。その後、残留溶媒濃度が30%のとき、左右の延伸の速度が異なる図6〜9で示す斜め延伸機に挿入して延伸を行った。その後、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。Ro=150nmであった。フィルムの配向角は60°であり、表面粗さRa=1.0nm、光の散乱を示すヘイズは0.2%であった。膜厚は120μmであった。
実施例1で合成したポリカーボネート(共重合体A)を、エタノール3質量部含むメチレンクロライドとエタノール混合溶媒70質量部に対して上記ポリマー30質量部を25℃で攪拌しながら溶解して、透明で粘ちょうなドープを得た。このドープを乾燥空気を送風して露点を15℃以下に制御した100mステンレスベルト上に流涎し、残留溶媒濃度が30%の時に剥離した。剥離張力が大きく剥離段や剥離筋等が目視で見られ、表面の平坦性の悪いフィルムが作製できた。その後、残留溶媒濃度が15%以下に乾燥した後、幅保持をして乾燥させた。その後、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。Ro=25nmであり、フィルムの配向角は0°であった。表面粗さRa=40nm、光の散乱を示すヘイズが5.0%であった。膜厚は125μmであった。
実施例3で合成したポリカーボネート(共重合体B)を、エタノール8質量部含むメチレンクロライドとエタノール混合溶媒70質量部に対して上記ポリマー30質量部を25℃で攪拌しながら溶解して、透明で粘ちょうなドープを得た。このドープを乾燥空気を送風して露点を10℃以下に制御した100mステンレスベルト上に流涎し、残留溶媒濃度を43%の時に剥離した。その後、残留溶媒濃度を0.4%以下に乾燥した後、左右の延伸の速度が異なる図6〜9で示す斜め延伸機に挿入して延伸を行った。作製したフィルムは位相差ムラの多いフィルムが作製できた。フィルムの配向角は37°であった。表面粗さRa=100nm、光の散乱を示すヘイズは15%であった。膜厚は120μmであった。
エタノール15質量部含む、メチレンクロライドとエタノール混合溶媒70質量部に対して実施例5で合成したポリカーボネ−ト(共重合体C)30質量部を25℃で攪拌しながら溶解して、透明で粘ちょうなドープを得た。このドープを乾燥空気を送風して露点を10℃以下に制御した100mステンレスベルト上に流涎し、残留溶媒濃度が50%の時に剥離した。剥離性は良好であり帯電も少ないことより目視でフィルム表面に剥離段や剥離筋等は見られなかったが白化が起こり、その後、残留溶媒濃度が20%のとき、幅保持をして乾燥させた。最後に、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し、芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。空孔が存在しているために位相差ムラがあった。フィルムの配向角は0°であった。表面粗さRa=500nm、光の散乱を示すヘイズは85%であった。膜厚は100μmであった。
エタノール5質量部含む、メチレンクロライドとエタノール混合溶媒70質量部に対して実施例7で合成したポリカーボネート(共重合体D)30質量部を25℃で攪拌しながら溶解して、透明で粘ちょうなドープを得た。このドープを乾燥空気を送風して露点を10℃以下に制御した100mステンレスベルト上に流涎し、残留溶媒濃度が60%の時に剥離した。しかし、残留溶媒濃度が高すぎて剥離残りなどが現れ、剥離不良となり、フィルムを得ることができなかった。
エタノール8質量部含む、塩化メチレンとエタノール混合溶媒70質量部に対して実施例1で合成したポリカーボネート(共重合体A)30質量部を25℃で攪拌しながら溶解して、透明で粘ちょうなドープを得た。このドープを乾燥空気を送風して露点を10℃以下に制御した100mステンレスベルト上に流涎し、残留溶媒濃度が45%の時に剥離した。剥離性は良好であり帯電も少ないことより目視でフィルム表面に剥離段や剥離筋等は見られなかった。その後、残留溶媒濃度が40%のとき、左右の延伸の速度が異なる図6〜9で示す斜め延伸機に挿入して延伸を行った。この際に、高残留溶媒領域で延伸させたためにフィルムが発泡した。最後に、残留溶媒濃度が1%以下になるまで乾燥し、芳香族ポリカーボネートフィルムを得た。発泡していたため表面粗さは測定不可、光の散乱を示すヘイズは70%であった。膜厚は110μmであった。
厚さ120μmの長尺ロールポリビニルアルコールフィルムを沃素1質量部、ホウ酸4質量部を含む水溶液100質量部に浸漬し、50℃で6倍に搬送方向に延伸して偏光子を作った。更にこの偏光子の両面にケン化処理したコニカミノルタオプト(株)製KC4UYを、完全ケン化型ポリビニルアルコール5%水溶液を接着剤として貼合し直線偏光板を作製した。
(ITO製膜性)
◎:ITO電極の密着性に優れ、導電膜の均一形成にまったく問題がない
○:ITO電極の密着性が良く、導電膜が均一に形成される
△:ITO電極の密着性がやや悪く、導電膜が均一に形成されない
×:ITO電極の密着性が悪く、導電膜が均一に形成されない
(フィルム外観)
◎:表面の平滑性に優れ、ヘイズにまったく問題がない
○:表面の平滑性、ヘイズがよい
△:表面の平滑性がやや悪く、ヘイズもやや高い
×:表面が粗く、ヘイズが著しく高い
(外光反射、コントラスト)
◎:外光反射が抑制され、コントラストが高い
○:外光反射が極くわずか観察されるがコントラストが高い
△:外光反射が観察され、コントラストが低い
×:外光反射、コントラストともに著しく劣る
結果を表2に示す。
2 予熱ゾーン
3 加熱延伸ゾーン
4 冷却ゾーン
5 延伸フィルム
6,7 スクリュー
61,71 フライト
8,81 クリップ
9,91 ベルト
101 熱可塑性樹脂フィルム
102 テンター
103 搬送方向
104L 左チャック位置
104R 右チャック位置
105L フィルム左移動位置
105R フィルム右移動位置
106L 左移動速度
106R 右移動速度
300 EL素子
301 吸収型直線偏光板
302 本発明の芳香族ポリカーボネートフィルムを用いて形成したλ/4板
303 本発明の円偏光板
304 透明基板
305 陽極
306 陰極
307 発光層
I1 垂直入射外光
I2 斜め入射外光
401 フィルム延伸装置
402 フィルム
403 供給装置
404 縦延伸炉
405 中間搬送装置
406 縦延伸部
407 斜方延伸機
408 斜方延伸炉
409 斜方延伸部
410 巻取装置
411 原反リール
412 基準ロール
413 ニップロール
414 熱風ダクト
415 比率ロール
416 ニップロール
417 延伸チェイン
418 熱風ダクト
419 テンションロール
420 製品リール
421 ベース
422 アーム
423 クリップ
424 スプロケット
425 摺動軸
426 位置決め部材
427 ガイド
428 ガイド
Claims (8)
- メチレンクロライド、及び炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖状の脂肪族アルコールを4〜14質量部含有する混合溶媒に、芳香族ポリカーボネートを溶解させたドープ組成物を支持体に流延し、下記式(i)で表される残留溶媒濃度が35〜55%の状態でウェブを剥離した後、残留溶媒濃度が0.5〜35%の状態でウェブを幅保持、もしくは延伸することを特徴とする芳香族ポリカーボネートフィルムの製造方法。
式(i) 残留溶媒濃度(%)=溶媒量/(溶媒量+溶質量)×100 - 前記幅保持後におけるフィルムのリターデーション値Roを30nm以下に制御すること、または延伸後におけるフィルムのリターデーション値Roを120nm以上、160nm以下に制御することを特徴とする請求項1に記載の芳香族ポリカーボネートフィルムの製造方法。
リターデーション値Ro=(nx−ny)×d
(式中、nxは光学フィルムの面内の遅相軸方向の屈折率を、nyは面内で遅相軸に直交する方向の屈折率を、dは光学フィルムの厚み(nm)を表す。) - 前記混合溶媒が、メチレンクロライド、及び炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖状の脂肪族アルコールを4〜12質量部含有することを特徴とする請求項1または2に記載の芳香族ポリカーボネートフィルムの製造方法。
- 前記ウェブを幅保持、もしくは延伸するときの残留溶媒濃度が2〜20%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の芳香族ポリカーボネートフィルムの製造方法。
- 前記延伸によってフィルムの配向角を0〜55°の範囲にすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の芳香族ポリカーボネートフィルムの製造方法。
(ここで、配向角とはフィルムの流延方向に対しての遅相軸の角度をいう) - 前記芳香族ポリカーボネートのガラス転移温度が200℃以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の芳香族ポリカーボネートフィルムの製造方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリカーボネートフィルムの製造方法によって製造されたことを特徴とする芳香族ポリカーボネートフィルム。
- 請求項7に記載の芳香族ポリカーボネートフィルムを用いたことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子用基板。
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