JPH1124824A - 情報入力装置および自動取引装置 - Google Patents

情報入力装置および自動取引装置

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JPH1124824A
JPH1124824A JP18127997A JP18127997A JPH1124824A JP H1124824 A JPH1124824 A JP H1124824A JP 18127997 A JP18127997 A JP 18127997A JP 18127997 A JP18127997 A JP 18127997A JP H1124824 A JPH1124824 A JP H1124824A
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JP
Japan
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transaction
input
information
touch panel
display
Prior art date
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Pending
Application number
JP18127997A
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English (en)
Inventor
Emi Nonaka
恵美 野中
Toshio Oguma
敏雄 小熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH1124824A publication Critical patent/JPH1124824A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作者が触覚と聴覚とにより、視覚に頼らず正
確かつ容易に所望の情報を入力できる情報入力装置を提
供する。 【解決手段】液晶表示装置6の画面上にタッチパネル5
を設けてなる情報入力装置8において、タッチパネル5
の周囲近傍に、タッチパネル5の周辺に位置する特定の
複数のセグメントに対応して形成され、それぞれ固定的
な意味付けをなされた視覚障害者用の凹凸状の絵記号3
7,38,39を有する絵記号表示板7a,7b,7c
を設ける。また、視覚障害者に対してのみ操作案内を音
声によって行なうイヤホンおよび受話器を設け、このイ
ヤホンがその挿入口に挿入されるか、あるいは、受話器
が取り上げられると、液晶表示装置6の表示内容を晴眼
者操作モードから視覚障害者操作モードに切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、金融機
関で用いられる現金自動支払機や現金自動預出金機など
の自動取引装置などにおいて、取引情報などを入力する
とともに操作案内情報などを表示する凹凸状の絵記号入
力機能付きの情報入力装置に関する。また、本発明は、
上記情報入力装置を用いた現金自動支払機や現金自動預
出金機などの自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、たとえば、銀行などの金融機関に
おいて、現金自動支払機や現金自動預出金機などの自動
取引装置(いわゆるATM)の普及は目覚ましく、銀行
営業店業務の70%近くを自動取引装置で処理するまで
になっている。従来は、窓口を利用していた視覚障害な
どを持つ利用者も、窓口の開いていない土曜日や日曜日
のみならず、通常日であっても自動取引装置を使いた
い、銀行としても使って貰いたいというニーズが広がっ
ている。そのため、当初は単純な入金や出金取引だけで
あったものが、振込み、振替取引や、公共料金の収受取
引など、より複雑な取引に業務が拡大されている。
【0003】これに伴い、自動取引装置の操作は必然的
に複雑にならざるを得ず、入力キーの数が増えてしまう
という問題があった。これに対して、表示装置と入力装
置とを一体にして、表示画面の表示部をタッチすること
によって、所望の情報を入力できるタッチパネル式の情
報入力装置が急速に普及して、複雑な取引における多用
な各種キー操作を、表示を可変することによって実現で
きるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タッチパネル式の情報入力装置は、表示画面が見えない
と絶対に使うことができない。そのために、たとえば、
目の不自由な利用者(視覚障害者)が自動取引装置を利
用することができない。すなわち、押下する位置や手順
が視覚でしか確認できないため、視覚障害者など、視覚
的に不自由な利用者は利用できないという問題があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、操作者が触覚と聴覚と
により、視覚に頼らず正確かつ容易に所望の情報を入力
できる情報入力装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、利用者が触覚と聴覚とにより、視覚に頼
らず容易に取引操作を行なうことができる自動取引装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の情報入力装置
は、入力項目としての複数の情報に対応した入力情報が
表示される表示手段と、この表示手段上に設けられ、前
記表示手段に表示されている複数の入力情報のうち所定
の入力情報の表示箇所に対応する位置に接触することに
より、その接触位置に対応した入力情報が示す情報を入
力することができるタッチパネル入力手段と、このタッ
チパネル入力手段の近傍に設けられ、前記タッチパネル
入力手段を用いて情報を入力する操作者が視覚障害者の
場合に、前記表示手段に表示されている複数の入力情報
の内容を触覚により識別可能とする記号表示部と、前記
タッチパネル入力手段を用いて情報を入力する操作者が
視覚障害者のとき、該視覚障害者が操作を開始し、該視
覚障害者に対してのみ操作案内を音声によって行なう個
人向け音声出力手段と、この個人向け音声出力手段が操
作されたことを検知する第1の検知手段と、この第1の
検知手段が前記個人向け音声出力手段が操作されたこと
を検知すると、前記表示手段の表示内容を晴眼者操作モ
ードから視覚障害者操作モードに切換える第1の切換手
段と、前記個人向け音声出力手段の操作が元に戻された
ことを検知する第2の検知手段と、前記第1の切換手段
によって前記表示手段が視覚障害者操作モードの表示時
に、前記第2の検知手段が前記個人向け音声出力手段の
操作を元に戻したことを検知すると、前記表示手段の表
示内容を視覚障害者操作モードから晴眼者操作モードに
切換える第2の切換手段とを具備している。
【0007】また、本発明の情報入力装置は、入力項目
としての複数の情報に対応した入力情報が表示される表
示手段と、この表示手段上に設けられ、前記表示手段に
表示されている複数の入力情報のうち所定の入力情報の
表示箇所に対応する位置に接触することにより、その接
触位置に対応した入力情報が示す情報を入力することが
できるタッチパネル入力手段と、このタッチパネル入力
手段の近傍に設けられ、前記タッチパネル入力手段を用
いて情報を入力する操作者が視覚障害者の場合に、前記
表示手段に表示されている複数の入力情報の内容を触覚
により識別可能とする記号表示部と、前記タッチパネル
入力手段を用いて情報を入力する操作者に対して操作案
内を音声によって行なう音声案内手段と、前記タッチパ
ネル入力手段において特定の操作が行なわれたことを検
知する検知手段と、この検知手段が特定の操作が行なわ
れたことを検知すると、前記表示手段の表示内容を晴眼
者操作モードから視覚障害者操作モードに切換える切換
手段とを具備している。
【0008】また、本発明の情報入力装置は、入力項目
としての複数の情報に対応した入力情報が表示される表
示手段と、この表示手段上に設けられ、前記表示手段に
表示されている複数の入力情報のうち所定の入力情報の
表示箇所に対応する位置に接触することにより、その接
触位置に対応した入力情報が示す情報を入力することが
できるタッチパネル入力手段と、このタッチパネル入力
手段の近傍に設けられ、前記タッチパネル入力手段を用
いて情報を入力する操作者が視覚障害者の場合に、前記
表示手段に表示されている複数の入力情報の内容を触覚
により識別可能とする記号表示部と、前記タッチパネル
入力手段を用いて情報を入力する操作者に対して操作案
内を音声によって行なう音声案内手段と、前記タッチパ
ネル入力手段を用いて情報を入力する操作者が視覚障害
者のとき、その旨を遠隔地に通知する通知手段と、この
通知手段により通知を受けた遠隔地から前記表示手段の
表示内容を晴眼者操作モードから視覚障害者操作モード
に切換える切換手段とを具備している。
【0009】また、本発明の自動取引装置は、利用者の
操作により所定の取引を自動的に行なう自動取引装置に
おいて、利用者により取引内容を指定するために必要な
取引情報に関係する複数の入力情報が表示される表示手
段と、この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示
されている複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示
箇所に対応する位置に接触することにより、その接触位
置に対応した入力情報が示す取引情報を入力することが
できるタッチパネル入力手段と、このタッチパネル入力
手段の近傍に設けられ、前記タッチパネル入力手段を用
いて取引情報を入力する利用者が視覚障害者の場合に、
前記表示手段に表示されている複数の入力情報の内容を
触覚により識別可能とする記号表示部と、前記タッチパ
ネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用者が視覚
障害者のとき、該視覚障害者が操作を開始し、該視覚障
害者に対してのみ操作案内を音声によって行なう個人向
け音声出力手段と、この個人向け音声出力手段が操作さ
れたことを検知する第1の検知手段と、この第1の検知
手段が前記個人向け音声出力手段が操作されたことを検
知すると、前記表示手段の表示内容を晴眼者操作モード
から視覚障害者操作モードに切換える第1の切換手段
と、前記個人向け音声出力手段の操作が元に戻されたこ
とを検知する第2の検知手段と、前記第1の切換手段に
よって前記表示手段が視覚障害者操作モードの表示時
に、前記第2の検知手段が前記個人向け音声出力手段の
操作を元に戻したことを検知すると、前記表示手段の表
示内容を視覚障害者操作モードから晴眼者操作モードに
切換える第2の切換手段と、前記タッチパネル入力手段
によって入力された取引情報に応じて所定の取引を自動
的に行なう取引手段とを具備している。
【0010】また、本発明の自動取引装置は、利用者の
操作により所定の取引を自動的に行なう自動取引装置に
おいて、利用者により取引内容を指定するために必要な
取引情報に関係する複数の入力情報が表示される表示手
段と、この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示
されている複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示
箇所に対応する位置に接触することにより、その接触位
置に対応した入力情報が示す取引情報を入力することが
できるタッチパネル入力手段と、このタッチパネル入力
手段の近傍に設けられ、前記タッチパネル入力手段を用
いて取引情報を入力する利用者が視覚障害者の場合に、
前記表示手段に表示されている複数の入力情報の内容を
触覚により識別可能とする記号表示部と、前記タッチパ
ネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用者に対し
て操作案内を音声によって行なう音声案内手段と、前記
タッチパネル入力手段において特定の操作が行なわれた
ことを検知する検知手段と、この検知手段が特定の操作
が行なわれたことを検知すると、前記表示手段の表示内
容を晴眼者操作モードから視覚障害者操作モードに切換
える切換手段と、前記タッチパネル入力手段によって入
力された取引情報に応じて所定の取引を自動的に行なう
取引手段とを具備している。
【0011】また、本発明の自動取引装置は、利用者の
操作により所定の取引を自動的に行なう自動取引装置に
おいて、利用者により取引内容を指定するために必要な
取引情報に関係する複数の入力情報が表示される表示手
段と、この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示
されている複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示
箇所に対応する位置に接触することにより、その接触位
置に対応した入力情報が示す取引情報を入力することが
できるタッチパネル入力手段と、このタッチパネル入力
手段の近傍に設けられ、前記タッチパネル入力手段を用
いて取引情報を入力する利用者が視覚障害者の場合に、
前記表示手段に表示されている複数の入力情報の内容を
触覚により識別可能とする記号表示部と、前記タッチパ
ネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用者に対し
て操作案内を音声によって行なう音声案内手段と、前記
タッチパネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用
者が視覚障害者のとき、その旨を遠隔地に通知する通知
手段と、この通知手段により通知を受けた遠隔地から前
記表示手段の表示内容を晴眼者操作モードから視覚障害
者操作モードに切換える切換手段と、前記タッチパネル
入力手段によって入力された取引情報に応じて所定の取
引を自動的に行なう取引手段とを具備している。
【0012】また、本発明の自動取引装置は、利用者の
操作により複数の取引を選択的に行なう自動取引装置に
おいて、利用者により取引内容を指定するために必要な
取引情報に関係する複数の入力情報が表示される表示手
段と、この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示
されている複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示
箇所に対応する位置に接触することにより、その接触位
置に対応した入力情報が示す取引情報を入力することが
できるタッチパネル入力手段と、このタッチパネル入力
手段の近傍に設けられ、前記表示手段にて表示されてい
る複数の入力情報にそれぞれ対応し、それぞれの入力情
報の内容を示す固定的な意味付けがなされた複数の凹凸
状の絵記号を形成し、前記タッチパネル入力手段を用い
て取引情報を入力する利用者が視覚障害者の場合に、こ
の絵記号に基づいて前記表示手段に表示されている複数
の入力情報の内容を触覚により識別可能とする絵記号表
示部と、前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力
する利用者に対して操作案内を音声によって行なう音声
案内手段と、前記絵記号表示部の絵記号による誘導にし
たがい操作された前記タッチパネル入力手段の入力結果
に基づき取引種目を選択する取引種目選択手段と、この
取引種目選択手段で選択された取引を前記タッチパネル
入力手段によって入力された取引情報に応じて自動的に
行なう取引手段とを具備している。
【0013】また、本発明の自動取引装置は、利用者の
操作により複数の取引を選択的に行なう自動取引装置に
おいて、利用者により取引内容を指定するために必要な
取引情報に関係する複数の入力情報が表示される表示手
段と、この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示
されている複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示
箇所に対応する位置に接触することにより、その接触位
置に対応した入力情報が示す取引情報を入力することが
できるタッチパネル入力手段と、このタッチパネル入力
手段の近傍に設けられ、前記表示手段にて表示されてい
る複数の入力情報にそれぞれ対応し、それぞれの入力情
報の内容を示す固定的な意味付けがなされた複数の凹凸
状の絵記号を形成し、前記タッチパネル入力手段を用い
て取引情報を入力する利用者が視覚障害者の場合に、こ
の絵記号に基づいて前記表示手段に表示されている複数
の入力情報の内容を触覚により識別可能とする絵記号表
示部と、前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力
する利用者に対して操作案内を音声によって行なう音声
案内手段と、この音声案内手段による案内にしたがい操
作された前記タッチパネル入力手段の入力結果に基づき
取引種目を選択する取引種目選択手段と、この取引種目
選択手段で選択された取引を前記タッチパネル入力手段
によって入力された取引情報に応じて自動的に行なう取
引手段とを具備している。
【0014】また、本発明の自動取引装置は、利用者の
操作により少なくとも出金取引あるいは入金取引を自動
的に行なう自動取引装置において、利用者により取引内
容を指定するために必要な取引情報に関係する複数の入
力情報が表示される表示手段と、この表示手段上に設け
られ、前記表示手段に表示されている複数の入力情報の
うち所定の入力情報の表示箇所に対応する位置に接触す
ることにより、その接触位置に対応した入力情報が示す
取引情報を入力することができるタッチパネル入力手段
と、このタッチパネル入力手段の近傍に設けられ、前記
表示手段にて表示されている複数の入力情報にそれぞれ
対応し、それぞれの入力情報の内容を示す固定的な意味
付けがなされた複数の凹凸状の絵記号を形成し、前記タ
ッチパネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用者
が視覚障害者の場合に、この絵記号に基づいて前記表示
手段に表示されている複数の入力情報の内容を触覚によ
り識別可能とする絵記号表示部と、前記タッチパネル入
力手段を用いて情報を入力する利用者に対して操作案内
を音声によって行なう音声案内手段と、前記絵記号表示
部には数字および指定終了を示す絵記号がそれぞれ設け
られており、これら絵記号の誘導にしたがい操作された
前記タッチパネル入力手段の入力結果に基づき取引金額
等を指定する金額等指定手段と、この金額等指定手段で
指定された取引金額等および前記タッチパネル入力手段
によって入力された取引情報に応じて少なくとも出金取
引あるいは入金取引を自動的に行なう取引手段とを具備
している。
【0015】さらに、本発明の自動取引装置は、利用者
の操作により少なくとも出金取引あるいは入金取引を自
動的に行なう自動取引装置において、利用者により取引
内容を指定するために必要な取引情報に関係する複数の
入力情報が表示される表示手段と、この表示手段上に設
けられ、前記表示手段に表示されている複数の入力情報
のうち所定の入力情報の表示箇所に対応する位置に接触
することにより、その接触位置に対応した入力情報が示
す取引情報を入力することができるタッチパネル入力手
段と、このタッチパネル入力手段の近傍に設けられ、前
記表示手段にて表示されている複数の入力情報にそれぞ
れ対応し、それぞれの入力情報の内容を示す固定的な意
味付けがなされた複数の凹凸状の絵記号を形成し、前記
タッチパネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用
者が視覚障害者の場合に、この絵記号に基づいて前記表
示手段に表示されている複数の入力情報の内容を触覚に
より識別可能とする絵記号表示部と、前記タッチパネル
入力手段を用いて情報を入力する利用者に対して操作案
内を音声によって行なう音声案内手段と、前記絵記号表
示部には数字、単位および指定終了を示す絵記号がそれ
ぞれ設けられており、これら絵記号の誘導にしたがい操
作された前記タッチパネル入力手段の入力結果に基づき
取引金額等を指定する金額等指定手段と、この金額等指
定手段で指定された取引金額等および前記タッチパネル
入力手段によって入力された取引情報に応じて少なくと
も出金取引あるいは入金取引を自動的に行なう取引手段
とを具備している。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。まず、第1の実施の形態に
ついて説明する。図1は、本発明に係る自動取引装置
(たとえば、銀行の営業店に設置され、入金、出金、振
込、振替、残高照会、通帳記入などの取引が可能な現金
自動預出金機)の外観を示すものである。図において、
筐体1の前面には、略L字形状の接客操作部2が形成さ
れている。接客操作部2の水平面には、紙幣を多数枚一
括して投入し得るとともに、放出された紙幣を一括して
受取る、開閉可能な蓋体を有する紙幣口3、および、硬
貨を多数枚一括して投入し得るとともに、放出された硬
貨を一括して受取る、開閉可能な蓋体を有する硬貨口4
が設けられている。
【0017】また、接客操作部2の水平面には、表面に
指を接触することにより所定の情報が入力できる矩形状
の透明なタッチパネル5が設けられているとともに、そ
の下面に相対向して表示手段としての矩形状の表示画面
を有するカラー液晶表示装置6が設けられていてる。
【0018】液晶表示装置6は、操作案内手順、その他
の情報を文字、文言、イラストあるいは画像情報によっ
て画面にカラーで表示し、利用者の操作を誘導するとと
もに、取引に必要な各種取引情報を入力するための数
字、片仮名文字、英文字などの各種操作キーを表示し、
この表示された操作キーに対応するタッチパネル5のセ
グメント部位を指で触れることにより、所望のキー入力
(各種取引情報の入力など)を行なうことができるよう
になっている。
【0019】また、タッチパネル5の周囲近傍、たとえ
ば、左端部、右端部および下端部の各近傍には、それぞ
れ後で詳細を説明する記号表示部(絵記号表示部)とし
ての絵記号表示板7a,7b,7cが設けられている。
【0020】ここに、上記タッチパネル5、液晶表示装
置6、および、絵記号表示板7a,7b,7cは、本実
施の形態に係るタッチパネル式の情報入力装置8を構成
している。
【0021】接客操作部2の垂直面には、暗証番号や口
座番号などが記録されている取引媒体としての磁気カー
ド、あるいは、振込取引時の振込券を受入れるととも
に、取引内容を印字したレシート(明細票)を排出する
カード口9、同じく取引媒体としての磁気通帳を受入れ
る通帳口10、利用者に対する音声案内のためのスピー
カ11、および、係員呼出釦29などが設けられてい
る。
【0022】一方、筐体1の内部には、カード口9と対
応してカードリーダ・レシートプリンタユニット12
が、通帳口10と対応して通帳プリンタユニット13
が、紙幣口3と対応して紙幣入出金ユニット14が、硬
貨口4と対応して硬貨入出金ユニット15が、それぞれ
設けられている。また、筐体1内の下部には、本装置の
制御を司る制御ユニット16が設けられている。
【0023】また、筐体1の前面には接客操作部2の前
に利用者が位置したことを検知する接客検知器17が設
けられている。図2は、上記した自動取引装置の全体的
な構成を概略的に示すもので、情報入力装置8、カード
リーダ・レシートプリンタユニット12、通帳プリンタ
ユニット13、紙幣入出金ユニット14、硬貨入出金ユ
ニット15、接客検知器17、係員呼出釦29、音声案
内ユニット18、個人向け音声出力手段としてのヤホン
19、同じく個人向け音声出力手段としての受話器2
0、タッチパネル制御部21、表示制御部22、記憶部
23、伝送制御部24、リモートモニタ25、および、
これら全体の制御を司る主制御部26などによって構成
される。
【0024】情報入力装置8は、前述したように、タッ
チパネル5、液晶表示装置6、および、絵記号表示板7
a,7b,7cなどによって構成されており、詳細につ
いては後述する。
【0025】カードリーダ・レシートプリンタユニット
12は、カード口9から受入れた磁気カードあるいは振
込券の磁気ストライプに対してデータの読取りあるいは
書込みを行なう。また、取引内容を印字したレシートを
発行し、カード口9から排出する。
【0026】通帳プリンタユニット13は、通帳口10
から受入れた通帳の磁気ストライプに対してデータの読
取りあるいは書込みを行なうとともに、必要に応じて該
通帳への印字を行なう。
【0027】紙幣入出金ユニット14は、紙幣口3に一
括して投入された紙幣を受入れて判別・計数して収納す
るとともに、必要に応じて、あらかじめ金庫に収納され
た紙幣を所定枚数だけ取出して紙幣口3から一括して払
出す。
【0028】硬貨入出金ユニット15は、硬貨口4に一
括して投入された硬貨を受入れて判別・計数して収納す
るとともに、必要に応じて、あらかじめ金庫に収納され
た硬貨を所定枚数だけ取出して硬貨口4から一括して払
出す。
【0029】音声案内ユニット18は、前記スピーカ1
1から音声により利用者の操作を誘導する案内を行な
う。また、音声案内ユニット18は、イヤホン19がそ
の接続口に接続された場合、あるいは、受話器20が取
り上げられた場合、それを検知して、イヤホン19ある
いは受話器20から音声により利用者の操作を誘導する
案内を行なう。なお、イヤホン19および受話器20
は、図1に図示されていないが、接客操作部2の所定の
位置にセットされているものとする。
【0030】タッチパネル制御部21は、前記タッチパ
ネル5を制御する。表示制御部22は、前記液晶表示装
置6を制御する。記憶部23は、各種データの記憶に用
いられるとともに、本装置の運用に係る処理手順のプロ
グラムの格納、取引に供する各種の情報や取引の記録、
本装置の稼働状況の記録などを行なう。
【0031】伝送制御部24は、通信回線27を介して
センタの預金元帳としてのホストコンピュータ28とオ
ンライン接続されていて、必要に応じてホストコンピュ
ータ28とオンライン交信するようになっている。
【0032】リモートモニタ25は、遠隔地(たとえ
ば、係員室)に設けられていて、本装置の運用に係る係
員に対して本装置の状態を通知するとともに、係員によ
る操作指示の入力などを行なう。
【0033】主制御部26は、記憶部23内のプログラ
ム情報を参照しつつ、情報入力装置8、各ユニット12
〜15,17、伝送制御部24、および、リモートモニ
タ25を制御して、入金あるいは出金など、所定の取引
動作を行なわしめる。
【0034】図3および図4は、情報入力装置8の構成
を詳細に示すものである。なお、図3は、情報入力装置
8の上面図であり、もちろん表示内容は可変であるが、
本例では特定の入力場面の画面表示で説明している。
【0035】本例の情報入力装置8は、たとえば、タッ
チパネル5の各セグメントに対応して、X方向とY方向
にそれぞれ複数の発光ダイオードとフォトダイオードを
配列し、それらの間の光が遮られた点を出力する光走査
方式を用いている。
【0036】すなわち、筐体1(接客操作部2の水平
面)には、矩形状の開口部31が形成されており、この
開口部31の壁面は、上端から下端内側方向に向かって
傾斜する傾斜面32となっている。そして、開口部31
をその下方から閉塞するごとく、支持部材33に支持さ
れたタッチパネル5が配設されているとともに、このタ
ッチパネル5の下面に近接して、筐体1に固定された液
晶表示装置6が配設されている。
【0037】タッチパネル5は、たとえば、矩形状の透
明な板体で構成されおり、その表面には目視しがたい形
で、図面に破線で区分して示されるようなマトリクス状
のスイッチセグメント34が存在する。
【0038】タッチパネル5上の周縁部の支持部材33
には、Y軸の各セグメントに対応して、Y軸上を走査す
るための複数の発光ダイオード35と複数のフォトダイ
オード36とがそれぞれ相対向して配列されている。な
お、図面上では省略されているが、同様に、X軸上を走
査するための複数の発光ダイオードと複数のフォトダイ
オードとがそれぞれ相対向して配列されている。
【0039】タッチパネル5の周囲近傍(すなわち、開
口部31の開口端近傍)、たとえば、左端部、右端部お
よび下端部の各近傍には、それぞれ絵記号表示板7a,
7b,7cが埋め込まれている。絵記号表示板7a,7
b,7cには、それぞれ固定的な意味付けをなされた凹
凸状の絵記号37,38,39が形成されている。これ
ら各絵記号37,38,39は、タッチパネル5の左端
部、右端部および下端部にそれぞれ位置する複数のセグ
メントと一体一に相対応する位置関係にあって、この位
置関係を触覚的に案内する案内手段としての線状突起部
40が、開口部31の傾斜面32、すなわち、左端部の
傾斜面32a、右端部の傾斜面32bおよび下端部の傾
斜面32cにそれぞれ形成されている。
【0040】さらに、タッチパネル5の左端部、右端部
および下端部にそれぞれ位置する複数のセグメントと対
応する面上には、それぞれ触覚可能な点状マークとして
の小突起部41が形成されている。したがって、これら
小突起部41と各絵記号37,38,39とは一体一に
相対応する位置関係となり、かつ、それらの間に位置関
係を触覚的に案内する線状突起部40が位置することに
なる。なお、小突起部41は、形状が非常に小さいの
で、液晶表示装置6の表示を妨げることがない。
【0041】ここで、上記のように構成された情報入力
装置8の動作原理について、図5を用いて説明する。タ
ッチパネル5は、前述したように、透明な板体で構成さ
れおり、その表面には目視しがたい形でスイッチセグメ
ント34が存在する。たとえば、操作者が指43で特定
のセグメント位置に接触すると、X軸とY軸の各接点4
4,45の所定部位がオン状態となって(図5の例では
X4−Y3)、どのセグメントが接触されたかを認識す
ることができるようになっている。
【0042】このようなXYマトリクススイッチ式のタ
ッチパネル5の構造には各種あって、本例では光走査方
式を用いているが、その外に、たとえば、2枚のフィル
ムにそれぞれX方向とY方向に透明電極を配線して、こ
の透明電極が押圧によって接触して出力する透明スイッ
チ電極方式などもあり、本発明においては、これらの構
造には限定されず、どのような方式にも適用可能なもの
である。
【0043】このタッチパネル5に対する液晶表示装置
6の表示画面例が図6であって、利用者に金額を入力さ
せるための案内表示と、入力に必要なテンキー(数字キ
ー)と、[万],[千],[円]の操作キーがそれぞれ
表示されている。
【0044】このような構成のタッチパネル5であれ
ば、最大、Xn×Ynのセグメント分のキー表示ができ
るので、特に振込先の住所氏名の入力などで威力を発揮
するものと思われる。
【0045】次に、絵記号表示板7a,7b,7cによ
る絵記号の表示例を具体的に説明する。左端部に設けら
れた絵記号表示板7aの絵記号37は、たとえば、絵記
号37aは[取消]、絵記号37bは[預入]、絵記号
37cは[記帳]、絵記号37dは[訂正]を表示して
いる。たとえば、預入(入金)キーを押下(接触)した
いとすると、まず[預入]という文字を表示している絵
記号37bを触覚し、そのまま右に指をずらすと、斜面
32aに線状突起部40があって、これに案内されてタ
ッチパネル5上の小突起部41を触覚することができ
る。そこで、この小突起部41を所定時間接触し続ける
ことにより、タッチパネル制御部21は預入キーが選択
(押下)されたと認識するようになっている。
【0046】他の絵記号表示板7b,7cも同様にして
絵記号で入力できるが、右端部に設けられた絵記号表示
板7bの絵記号38は、たとえば、絵記号38aは[支
払]、絵記号38bは[照会]、絵記号38cは[確
認]を表示している。また、下端部に設けられた絵記号
表示板7cの絵記号39は、たとえば、[1〜9,0]
の数字を表示している。
【0047】このように、各絵記号37,38,39と
小突起部41が設けられたセグメントとは一対一に対応
するようになっていて、絵記号での入力のときは、その
絵記号に対応する、たとえば図3のような画面を表示す
る。視覚障害者は、この表示画面を見ることはできない
が、晴眼者が同行しているときは、逆に絵記号が理解で
きないので、そのための表示として有効である。
【0048】以上の説明のごとく、本実施の形態の重要
な点は、一般取引のときの画面の案内表示とその入力キ
ーは、その位置や意味付けを可変とするが、絵記号の場
合は、絵記号とそれに対応する位置の小突起部41を設
けたセグメントに固定的に対応することである。
【0049】次に、上記のような構成において、主に操
作の流れを中心とした動作について、図7、図8に示す
フローチャートおよび図9〜図16に示す画面表示例を
参照して説明する。なお、図10〜図16の表示画面
は、説明を容易にするため簡略化して模式的に示してお
り、図中の黒丸は絵記号を表わしている。
【0050】まず、液晶表示装置6の初期画面は、たと
えば、図9に示すような通常の取引種目選択画面を表示
し、[預入]、[支払]、[通帳記入]、[残高照会]
などの取引種目キー46を表示するとともに、たとえ
ば、[ご希望の取引を指定してください。]という案内
文言を表示する。このとき、表示されている取引種目キ
ー46が選択押下されれば、通常の取引モード(晴眼者
操作モード、晴眼者取引モード)の処理に進行するが、
これは既に公知の技術であるので、その説明は省略す
る。
【0051】また、初期画面の表示時、図示しないタイ
マによる設定時間ごと、または、接客検知器17が利用
者を検知したとき、または、それら全ての場合に、音声
案内ユニット18により以下のような誘導案内を音声で
行なう。
【0052】音声「いらっしゃいませ」 音声「ご希望のお取引ボタンを押してください」 音声「イヤホンをさしこむと触覚絵記号で操作できま
す」、または、「備え付けの受話器をお取りになると触
覚絵記号で操作できます」 音声「イヤホン挿入口は右手前にあります」(イヤホン
挿入口を案内する)、または、「受話器は左奥にありま
す」(受話器の位置を案内する) ここで、利用者がイヤホン19をイヤホン挿入口(図示
しない)に挿入すると、あるいは、受話器20を取りあ
げると、主制御部26は、音声案内ユニット18を介し
てそれを検知することにより、視覚障害者操作モード、
すなわち、視覚障害者取引モードに切換えるように制御
するとともに、液晶表示装置6の表示画面を、図10に
示すような絵記号の触覚操作による取引種目選択画面に
切換える。
【0053】なお、何も操作をせずにイヤホン19を抜
いたり、あるいは、受話器20を置くと、主制御部26
は、視覚障害者取引モードを終了して、初期画面に戻
す。この場合、音声誘導は、常にイヤホン19あるいは
受話器20から出力する。受話器20の場合、受話器2
0を置いたら、スピーカ11から出力するが、暗証番号
の読み上げや金額の読み上げは行なわない。
【0054】なお、上記説明では、イヤホン19をイヤ
ホン挿入口に挿入するか、あるいは、受話器20を取り
あげると、それを検知して視覚障害者取引モードに切換
える場合について説明したが、他の例として、タッチパ
ネル5上の特定位置を操作したとき、それを検知して視
覚障害者取引モードに切換えるようにしてもよく、以下
それについて説明する。
【0055】先に説明した例と同様、初期画面の表示
時、図示しないタイマによる設定時間ごと、または、接
客検知器17が利用者を検知したとき、または、それら
全ての場合に、音声案内ユニット18により以下のよう
な誘導案内を音声で行なう。
【0056】音声「いらっしゃいませ」 音声「ご希望のお取引ボタンを押してください」 音声「画面の右奥を2度触ると触覚絵記号で操作できま
す」 ここで、利用者が液晶表示装置6の画面上(すなわち、
タッチパネル5上)の右奥側を2度とんとんとたたく
と、主制御部26は、それを検知することにより、視覚
障害者取引モードに切換えるように制御するとともに、
液晶表示装置6の表示画面を、図10に示すような取引
種目選択画面に切換える。
【0057】なお、何も操作をせずに一定時間が経過し
た場合、主制御部26は、視覚障害者取引モードを終了
して、初期画面に戻す。この場合、音声誘導は、常にス
ピーカ11から出力するが、暗証番号の読み上げや金額
の読み上げはイヤホン19や受話器20から行なう。イ
ヤホン19の挿入や受話器20の取り上げがない場合
は、その操作を促す案内を行なう。
【0058】さらに、他の例として、係員呼出釦29が
押下されると、係員がそれを確認して視覚障害者取引モ
ードに切換えるようにしてもよく、以下それについて説
明する。
【0059】先に説明した例と同様、初期画面の表示
時、図示しないタイマによる設定時間ごと、または、接
客検知器17が利用者を検知したとき、または、それら
全ての場合に、音声案内ユニット18により以下のよう
な誘導案内を音声で行なう。
【0060】音声「いらっしゃいませ」 音声「ご希望のお取引ボタンを押してください」 音声「触覚絵記号での操作をご希望の方は係員呼出釦を
押してください」 音声「係員呼出釦は右正面にあります」(係員呼出釦を
案内する) ここで、利用者が係員呼出釦29を押下すると、それが
リモートモニタ25を介して別室にいる係員に通知され
る。係員は、リモートモニタ25により状態を確認した
上、リモートモニタ25から遠隔操作により視覚障害者
取引モード切換指示を主制御部26に送る。主制御部2
6は、視覚障害者取引モード切換指示を受取ると、視覚
障害者取引モードに切換えるように制御するとともに、
液晶表示装置6の表示画面を、図10に示すような取引
種目選択画面に切換える。
【0061】なお、取引を終了したか、何も操作をせず
に一定時間が経過した場合、主制御部26は、視覚障害
者取引モードを終了して、初期画面に戻す。この場合、
音声誘導は、常にスピーカ11から出力するが、暗証番
号の読み上げや金額の読み上げはイヤホン19や受話器
20から行なう。イヤホン19の挿入や受話器20の取
り上げがない場合は、その操作を促す案内を行なう。
【0062】さて、こうして視覚障害者取引モードが設
定されると、液晶表示装置6の表示画面は、図10に示
すような絵記号の触覚操作による取引種目選択画面に切
換わり、[取消]、[預入]、[記帳]、[支払]、
[照会]の各取引種目キーを表示するとともに、以下の
ような誘導案内を音声で行ない、操作を促す。
【0063】音声「ご希望のお取引を選択してくださ
い」 音声「触覚絵記号の横の画面に触れて操作します」 音声「左、奥から手前に[取消][お預入れ][通帳記
入]、右奥から手前に[お支払い][残高照会]です」 ここで、利用者(この場合は視覚障害者)は、タッチパ
ネル5の横にある絵記号表示板7a,7b上の絵記号3
7,38を触覚することにより、所望の取引種目キーに
対応するセグメント上を押下すると、次のステップへ移
行する。
【0064】以下、代表的な例として、[預入]、[記
帳]、[支払]、[照会]の取引が選択された場合の動
作について説明する。まず、絵記号37bにより預入取
引(入金取引)が選択された場合、液晶表示装置6の表
示画面は、図11(a)に示すような画面に切換わり、
[取消]の操作キーのみが表示されるとともに、預入取
引が選択されたことを示す「預入」の文字が表示され、
さらに、以下のような誘導案内を音声で行ない、選択し
た取引の確認を促す。
【0065】音声「お預入れです」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 取消キー押下の場合、取引種目の選択を間違えたと考
え、処理を取り消し、以下の音声案内を行ない、取引種
目選択画面の表示に戻る。
【0066】音声「取消します」 ここで、何も操作をせずに一定時間が経過した場合、選
択した取引が確認されたものと判断して、液晶表示装置
6の表示画面を図11(b)に示すような画面に切換
え、[取消]および[確認]の操作キーを表示するとと
もに、預入取引が選択されていることを示す「預入」の
文字を表示し、さらに、以下のような誘導案内を音声で
行ない、カードの挿入を促す。一定時間、カードの挿入
がなければ、取消しと判断して取消キー押下の場合と同
じ処理を行なう。
【0067】音声「カードをお入れください」 音声「カード口は正面右です」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 取消キー押下の場合、「取消します」を音声案内し、取
引種目選択画面の表示に戻る。
【0068】ここで、利用者が磁気カードをカード口9
に挿入すると、以下のような誘導案内を音声で行ない、
現金の投入を促す。一定時間、現金の投入がなければ、
取消しと判断して取消キー押下の場合と同じ処理を行な
う。
【0069】音声「現金を現金口からお入れください」 音声「紙幣口は正面奥左です」 音声「硬貨口は正面奥右です」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 取消キー押下の場合、「取り消します」を音声案内し、
磁気カードを返却した後、取引種目選択画面の表示に戻
る。
【0070】カード返却時には、「カードをお受け取り
ください」、「カード口は正面右です」を音声案内し、
磁気カードの受取りを促す。磁気カードの受取りがない
場合は、カード回収などの処理を行なう。
【0071】ここで、利用者が現金を紙幣口3(およ
び、硬貨口4)に投入すると、紙幣入出金ユニット14
(および、硬貨入出金ユニット15)が投入された現金
を計数する。
【0072】現金を受入れた後、取消キーが押下された
場合、「取り消します」を音声案内し、受入れた現金お
よび磁気カードを返却した後、取引種目選択画面の表示
に戻る。
【0073】現金返却時には、「紙幣(または硬貨、ま
たは紙幣と硬貨)をお受取り下さい」、「紙幣口は正面
奥左です(または硬貨口は正面奥右です、またはその両
方)」を音声案内し、現金の受取りを促す。現金の受取
りがない場合は、現金回収などの処理を行なう。
【0074】カード返却時には、「カードをお受け取り
ください」、「カード口は正面右です」を音声案内し、
磁気カードの受取りを促す。磁気カードの受取りがない
場合は、カード回収などの処理を行なう。
【0075】受入れた現金の計数が終了すると、以下の
ような誘導案内を音声で行ない、金額確認を促す。一定
時間、操作がなければ、取消しと判断して取消キー押下
の場合と同じ処理を行なう。
【0076】音声「金額は×××円です」 音声「よろしければ確認を、やめるときは取消を押して
ください」 音声「右手前が[確認]、左奥が[取消]です」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 取消キー押下の場合、「取り消します」を音声案内し、
受入れた現金および磁気カードを返却した後、取引種目
選択画面の表示に戻る。
【0077】確認キーが押下された場合、「確認です」
を音声案内して、液晶表示装置6の表示画面を図11
(c)に示すような画面に切換え、預入取引が選択され
ていることを示す「預入」の文字のみを表示し、ホスト
コンピュータ28(センタ)と交信を行なうとともに、
以下のような誘導案内を音声で行ない、現在の状況を伝
える。
【0078】音声「ただいま処理しております しばら
くそのままでお待ちください」 ホストコンピュータ28から取引承認があれば、以下の
ような誘導案内を音声で行ない、カードリーダ・レシー
トプリンタユニット12で取引内容を記録したレシート
を発行し、この発行したレシートおよび受入れた磁気カ
ードを放出する。ホストコンピュータ28から取引否認
があれば、その旨を音声案内し、レシートと磁気カード
を放出する。一定時間、磁気カードの受取りがなけれ
ば、取消しと判断して、カード回収などの処理を行な
う。
【0079】音声「カードをお受け取りください」 音声「カード口は正面右です。」 ここで、利用者が磁気カードを受取ると、取引処理を全
て終了し、「ご利用ありがとうございました」を音声案
内して、初期画面に戻る。
【0080】次に、絵記号37cにより記帳(通帳記
入)が選択された場合、液晶表示装置6の表示画面は、
図12(a)に示すような画面に切換わり、[取消]の
操作キーのみが表示されるとともに、通帳記入が選択さ
れたことを示す「記帳」の文字が表示され、さらに、以
下のような誘導案内を音声で行ない、選択した取引の確
認を促す。
【0081】音声「通帳記入です」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 取消キー押下の場合、取引種目の選択を間違えたと考
え、処理を取消し、以下の音声案内を行ない、取引種目
選択画面の表示に戻る。
【0082】音声「取消します」 ここで、何も操作をせずに一定時間が経過した場合、選
択した取引が確認されたものと判断して、液晶表示装置
6の表示画面を図12(b)に示すような画面に切換
え、[取消]および[確認]の操作キーを表示するとと
もに、通帳記入が選択されていることを示す「記帳」の
文字を表示し、さらに、以下のような誘導案内を音声で
行ない、通帳の挿入を促す。一定時間、通帳の挿入がな
ければ、取消しと判断して取消キー押下の場合と同じ処
理を行なう。
【0083】音声「通帳を開いてお入れください」 音声「通帳口は正面左です」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 取消キー押下の場合、「取消します」を音声案内し、取
引種目選択画面の表示に戻る。
【0084】ここで、利用者が通帳を通帳口10に挿入
すると、液晶表示装置6の表示画面を図12(c)に示
すような画面に切換え、通帳記入が選択されていること
を示す「記帳」の文字のみを表示し、ホストコンピュー
タ28と交信を行なうとともに、以下のような誘導案内
を音声で行ない、現在の状況を伝える。
【0085】音声「ただいま処理しております しばら
くそのままでお待ちください」 ホストコンピュータ28から取引承認があれば、受入れ
た通帳に対して通帳プリンタユニット13で印字し、以
下のような誘導案内を音声で行なうとともに、記帳した
通帳を放出する。ホストコンピュータ28から取引否認
があれば、その旨を音声案内し、受入れた通帳を放出す
る。一定時間、通帳の受取りがなければ、取消しと判断
して、通帳回収などの処理を行なう。
【0086】音声「通帳をお受け取りください」 音声「通帳口は正面左です」 ここで、利用者が通帳を受取ると、取引処理を終了し、
「ご利用ありがとうございました」を音声案内して、初
期画面に戻る。
【0087】次に、絵記号38aにより支払取引(出金
取引)が選択された場合、液晶表示装置6の表示画面
は、図13(a)に示すような画面に切換わり、[取
消]の操作キーのみが表示されるとともに、支払取引が
選択されたことを示す「支払」の文字が表示され、さら
に、以下のような誘導案内を音声で行ない、選択した取
引の確認を促す。
【0088】音声「お支払いです」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 取消キー押下の場合、取引種目の選択を間違えたと考
え、処理を取消し、以下の音声案内を行ない、取引種目
選択画面の表示に戻る。
【0089】音声「取消します」 ここで、何も操作をせずに一定時間が経過した場合、選
択した取引が確認されたものと判断して、液晶表示装置
6の表示画面を図13(b)に示すような画面に切換
え、[取消]および[確認]の操作キーを表示するとと
もに、支払取引が選択されていることを示す「支払」の
文字を表示し、さらに、以下のような誘導案内を音声で
行ない、カードの挿入を促す。一定時間、カードの挿入
がなければ、取消しと判断して取消キー押下の場合と同
じ処理を行なう。
【0090】音声「カードをお入れください」 音声「カード口は正面右です」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 取消キー押下の場合、「取消します」を音声案内し、取
引種目選択画面の表示に戻る。
【0091】ここで、利用者が磁気カードを挿入する
と、液晶表示装置6の表示画面を図13(c)に示すよ
うな画面に切換え、[取消]、[訂正]の操作キーおよ
び[1〜9,0]の数字キーを表示するとともに、支払
取引が選択されていることを示す「支払」の文字を表示
し、さらに、以下のような誘導案内を音声で行ない、暗
証番号の入力を促す。一定時間、暗証番号の4桁入力が
なければ、取消しと判断して取消キー押下の場合と同じ
処理を行なう。
【0092】音声「暗証番号を押してください」 音声「数字は手前、左から右に[1][2][3]
[4][5][6][7][8][9][0]です」 音声「左手前の[訂正]を押すと、暗証番号が最初から
押せます」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 取消キー押下の場合、「取消します」を音声案内し、磁
気カードを返却した後、取引種目選択画面の表示に戻
る。
【0093】カード返却時には、「カードをお受け取り
ください」、「カード口は正面右です」を音声案内し、
磁気カードの受取りを促す。磁気カードの受取りがない
場合は、カード回収などの処理を行なう。
【0094】ここで、利用者がタッチパネル5の下側に
ある絵記号表示板7c上の絵記号39を触覚して、所望
の数字キーに対応するセグメント上を押下することによ
り、4桁の暗証番号を入力する。このとき、数字キーを
押下するごとにクリック音を出力するようになってい
る。
【0095】こうして4桁の暗証番号の入力が終了する
と、液晶表示装置6の表示画面を図14(a)に示すよ
うな画面に切換え、[取消]、[確認]の操作キーおよ
び[1〜9,0]の数字キーを表示するとともに、支払
取引が選択されていることを示す「支払」の文字を表示
し、さらに、以下のような誘導案内を音声で行ない、支
払金額の入力を促す。一定時間、入力を終了しなけれ
ば、取消しと判断して、取消キー押下の場合と同じ処理
を行なう。また、取消キー押下の場合、「取消します」
を音声案内し、磁気カードを返却した後、取引種目選択
画面の表示に戻る。
【0096】音声「ご希望の金額を押し、最後に確認を
押してください」 音声「数字は手前、左から右に[1][2][3]
[4][5][6][7][8][9][0]です」 音声「右手前が[確認]、左手前が[訂正]です」 音声「左手前の[訂正]を押すと、最後の数字を消しま
す」 ここで、利用者がタッチパネル5の下側にある絵記号表
示板7c上の絵記号39を触覚して、所望の数字キーに
対応するセグメント上を押下することにより、支払金額
を入力する。このとき、数字キーを押下するごとにクリ
ック音を出力するか、あるいは、入力された数字の読み
上げを行なうようになっている。数字の読み上げ例を示
すと、以下のようになり、片仮名の部分が読み上げ例で
ある。
【0097】例1:[1押下] イチ [続いて2押下] ジュウニ [続いて3押下] ヒャクニジュウサン 例2:[1押下] イチ [続いて2押下] ニ [続いて3押下] サン こうして支払金額の入力が終了すると、液晶表示装置6
の表示画面を図14(b)に示すような画面に切換え、
[取消]、[訂正]、[確認]の各操作キーを表示する
とともに、支払取引が選択されていることを示す「支
払」の文字を表示し、さらに、以下のような誘導案内を
音声で行ない、金額確認を促す。一定時間、入力がなけ
れば、取消しと判断して、取消キー押下の場合と同じ処
理を行なう。
【0098】音声「××円です」 音声「よろしければ確認を、違うときには訂正を押して
ください」 音声「右手前が[確認]、左手前が[訂正]です」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 このとき、たとえば、10秒間操作がない場合、再度金
額を読み上げる。
【0099】例:[12345]イチマンニセンサンビ
ャクヨンジュウゴエンです。 例:[12万3千400]ジュウニマンサンゼンヨンヒ
ャクエンです。 訂正キー押下の場合、訂正した金額を消去して、金額入
力ステップに戻り、金額再入力を促す。
【0100】取消キー押下の場合、「取消します」を音
声案内し、磁気カードを返却した後、取引種目選択画面
の表示に戻る。確認キー押下の場合、「確認です」を音
声案内して、液晶表示装置6の表示画面を図14(c)
に示すような画面に切換え、支払取引が選択されている
ことを示す「支払」の文字のみを表示し、ホストコンピ
ュータ28と交信を行なうとともに、以下のような誘導
案内を音声で行ない、現在の状況を伝える。
【0101】音声「ただいま処理しております しばら
くそのままでお待ちください」 ホストコンピュータ28から取引承認があれば、以下の
ような誘導案内を音声で行ない、紙幣入出金ユニット1
4(および、硬貨入出金ユニット15)が動作して、指
定された金額の現金を出金するとともに、カードリーダ
・レシートプリンタユニット12で取引内容を記録した
レシートを発行し、この発行したレシートおよび受入れ
た磁気カードを放出する。ホストコンピュータ28から
取引否認があれば、その旨を音声案内し、レシートと磁
気カードを放出する。一定時間、磁気カードの受取りが
なければ、取消しと判断して、カード回収などの処理を
行なう。
【0102】音声「カードをお受け取りください」 音声「カード口は正面右です。」 ここで、利用者が磁気カードを受取ると、以下のような
誘導案内を音声で行ない、出金した現金を紙幣口3(硬
貨口4)に放出する。一定時間、現金の受取りがなけれ
ば、取消しと判断して、現金回収などの処理を行なう。
【0103】音声「現金をお受け取りください」 音声「紙幣口は正面奥左です」 音声「硬貨口は正面奥右です」 ここで、利用者が現金を受取ると、取引処理を終了し、
「ご利用ありがとうございました」を音声案内して、初
期画面に戻る。
【0104】次に、絵記号38bにより残高照会(照
会)が選択された場合、液晶表示装置6の表示画面は、
図15(a)に示すような画面に切換わり、[取消]の
操作キーのみが表示されるとともに、残高照会が選択さ
れたことを示す「照会」の文字が表示され、さらに、以
下のような誘導案内を音声で行ない、選択した取引の確
認を促す。
【0105】音声「残高照会です」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 取消キー押下の場合、取引種目の選択を間違えたと考
え、処理を取消し、以下の音声案内を行ない、取引種目
選択画面の表示に戻る。
【0106】ここで、何も操作をせずに一定時間が経過
した場合、選択した取引が確認されたものと判断して、
液晶表示装置6の表示画面を図15(b)に示すような
画面に切換え、[取消]および[確認]の操作キーを表
示するとともに、残高照会が選択されていることを示す
「照会」の文字を表示し、さらに、以下のような誘導案
内を音声で行ない、カードの挿入を促す。一定時間、カ
ードの挿入がなければ、取消しと判断して取消キー押下
の場合と同じ処理を行なう。
【0107】音声「カードをお入れください」 音声「カード口は正面右です」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 取消キー押下の場合、「取消します」を音声案内し、取
引種目選択画面の表示に戻る。
【0108】ここで、利用者が磁気カードを挿入する
と、液晶表示装置6の表示画面を図15(c)に示すよ
うな画面に切換え、[取消]、[訂正]の操作キーおよ
び[1〜9,0]の数字キーを表示するとともに、残高
照会が選択されていることを示す「照会」の文字を表示
し、さらに、以下のような誘導案内を音声で行ない、暗
証番号の入力を促す。一定時間、暗証番号の4桁入力が
なければ、取消しと判断して取消キー押下の場合と同じ
処理を行なう。
【0109】音声「暗証番号を押してください」 音声「数字は手前、左から右に[1][2][3]
[4][5][6][7][8][9][0]です」 音声「左手前の[訂正]を押すと、暗証番号が最初から
押せます」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 取消キー押下の場合、「取消します」を音声案内し、磁
気カードを返却した後、取引種目選択画面の表示に戻
る。
【0110】カード返却時には、「カードをお受け取り
ください」、「カード口は正面右です」を音声案内し、
磁気カードの受取りを促す。磁気カードの受取りがない
場合は、カード回収などの処理を行なう。
【0111】ここで、利用者がタッチパネル5の下側に
ある絵記号表示板7c上の絵記号39を触覚して、所望
の数字キーに対応するセグメント上を押下することによ
り、4桁の暗証番号を入力する。このとき、数字キーを
押下するごとにクリック音を出力するようになってい
る。
【0112】こうして4桁の暗証番号の入力が終了する
と、液晶表示装置6の表示画面を図15(d)に示すよ
うな画面に切換え、残高照会が選択されていることを示
す「照会」の文字のみを表示し、ホストコンピュータ2
8と交信を行なうとともに、以下のような誘導案内を音
声で行ない、現在の状況を伝える。
【0113】音声「ただいま処理しております しばら
くそのままでお待ちください」ホストコンピュータ28
から取引承認があれば、以下のような誘導案内を音声で
行ない、ホストコンピュータ28から取引否認があれ
ば、その旨を音声案内する。
【0114】音声「残高は××円です」 音声「確認を押してください」 音声「右手前が[確認]です」 このとき、たとえば、10秒間操作がない場合、再度金
額を読み上げる。
【0115】音声「残高は×××円です」、「確認を押
してください」 一定時間後、あるいは、確認キーが押下されると、以下
のような誘導案内を音声で行ない、受入れた磁気カード
を放出する。一定時間、磁気カードの受取りがなけれ
ば、取消しと判断して、カード回収などの処理を行な
う。
【0116】音声「カードをお受け取りください」 音声「カード口は正面右です。」 ここで、利用者が磁気カードを受取ると、取引処理を終
了し、「ご利用ありがとうございました」を音声案内し
て、初期画面に戻る。
【0117】次に、第2の実施の形態について説明す
る。第2の実施の形態の前述した第1の実施の形態と異
なる点は、取引種目選択方法および支払取引での金額指
定方法にあり、その他は第1の実施の形態と同様である
ので、異なる点についてのみ詳細に説明する。
【0118】図16は、第2の実施の形態に係る情報入
力装置8の構成を示している。図3に示した第1の実施
の形態と異なる部分は、絵記号表示板7aの絵記号37
は、[取消]の絵記号37aおよび[訂正]の絵記号3
7bからなり、絵記号表示板7bの絵記号38は、[確
認]の絵記号38c、[万]の絵記号38d、[千]の
絵記号38e、[円]の絵記号38fからなる点にあ
り、その他は図3と同一である。したがって、液晶表示
装置6の表示画面も、図16に示すように各絵記号3
7,38に対応した内容となる。
【0119】まず、取引種目選択方法について説明す
る。第1の実施の形態で説明したように、視覚障害者取
引モードが設定されると、液晶表示装置6の表示画面
は、図17に示すような取引種目選択画面に切換わり、
たとえば、4分割された画面に[お預入れ]、[通帳記
入]、[お支払い]、[残高照会]の各取引種目キーを
表示するとともに、以下のような誘導案内を音声で行な
い、操作を促す。
【0120】音声「画面に触れてご希望のお取引を選択
してください」 音声「[お預入れ]は左奥を、[通帳記入]は左手前
を、[お支払い]は右奥を、[残高照会]は右手前の画
面に触れてください」 ここで、利用者が[お預入れ]の取引種目キーを押下す
ると、前述同様な預入取引の処理へ、[通帳記入]の取
引種目キーを押下すると、前述同様な通帳記入取引の処
理へ、[お支払い]の取引種目キーを押下すると、前述
同様な支払取引の処理へ、[残高照会]の取引種目キー
を押下すると、前述同様な残高照会取引の処理へ、それ
ぞれ進む。
【0121】次に、支払取引での金額指定方法について
説明する。第1の実施の形態で説明したように、4桁の
暗証番号の入力が終了すると、液晶表示装置6の表示画
面を図18に示すような画面に切換え、[取消]、[訂
正]、[万]、[千]、[円]の各操作キーおよび[1
〜9,0]の数字キーを表示するとともに、支払取引が
選択されていることを示す「支払」の文字を表示し、さ
らに、以下のような誘導案内を音声で行ない、支払金額
の入力を促す。一定時間、入力を終了しなければ、取消
しと判断して、取消キー押下の場合と同じ処理を行な
う。また、取消キー押下の場合、「取消します」を音声
案内し、磁気カードを返却した後、取引種目選択画面の
表示に戻る。
【0122】音声「ご希望の金額を押し、最後に円を押
してください」 音声「数字は手前、左から右に[1][2][3]
[4][5][6][7][8][9][0]です」 音声「右奥から手前に[万][千][円]です」 音声「右手前が[確認]、左手前が[訂正]です」 音声「左手前の[訂正]を押すと、最後の数字を消しま
す」 音声「左奥の[取消]を押すと、取引を中止します」 ここで、利用者がタッチパネル5の下側にある絵記号表
示板7c上の絵記号39を触覚して、所望の数字キーに
対応するセグメント上を押下することにより、支払金額
を入力する。このとき、数字キーを押下するごとにクリ
ック音を出力するか、あるいは、入力された数字の読み
上げを行なうようになっている。数字の読み上げ例を示
すと、以下のようになり、片仮名の部分が読み上げ例で
ある。
【0123】例:[1] イチ [2] ニ [万] マン [3] サン [千] セン なお、前記説明では、取引種目選択方法および取引金額
入力方法についてそれぞれ2つの例を説明したが、これ
らについて、自動取引装置としては、それぞれ2つの取
引種目選択方法および取引金額入力方法を用意してお
き、自動取引装置据付の段階で一方を選択したり、ある
いは、自動取引装置据付後に金融機関の要望に応じて一
方を選択するようにしてもよい。
【0124】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、操
作者が触覚と聴覚とにより、視覚に頼らず正確かつ容易
に所望の情報を入力できる情報入力装置を提供できる。
また、本発明によれば、利用者が触覚と聴覚とにより、
視覚に頼らず容易に取引操作を行なうことができる自動
取引装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動取引装置の外観
構成を示す斜視図。
【図2】同じく自動取引装置の全体的な構成を概略的に
示すブロック図。
【図3】第1の実施の形態に係る情報入力装置の構成を
示す上面図。
【図4】第1の実施の形態に係る情報入力装置の構成を
示す縦断側面図。
【図5】情報入力装置の動作原理を説明するための図。
【図6】液晶表示装置の表示画面例を示す図。
【図7】主に操作の流れを中心とした動作について説明
するフローチャート。
【図8】主に操作の流れを中心とした動作について説明
するフローチャート。
【図9】通常の取引種目選択画面例を示す図。
【図10】第1の実施の形態における絵記号の触覚操作
による取引種目選択画面例を示す図。
【図11】第1の実施の形態における預入取引時の画面
表示例を示す図。
【図12】第1の実施の形態における通帳記入取引時の
画面表示例を示す図。
【図13】第1の実施の形態における支払取引時の画面
表示例を示す図。
【図14】第1の実施の形態における支払取引時の画面
表示例を示す図。
【図15】第1の実施の形態における残高照会取引時の
画面表示例を示す図。
【図16】第2の実施の形態に係る情報入力装置の構成
を示す上面図。
【図17】第2の実施の形態における取引種目選択画面
例を示す図。
【図18】第2の実施の形態における支払取引時の金額
指定画面の表示例を示す図。
【符号の説明】
1……筐体、2……接客操作部、3……紙幣口、4……
硬貨口、5……タッチパネル、6……カラー液晶表示装
置、7a,7b,7c……絵記号表示板(絵記号表示
部)、8……情報入力装置、9……カード口、10……
通帳口、11……音声案内用のスピーカ、12……カー
ドリーダ・レシートプリンタユニット、13……通帳プ
リンタユニット、14……紙幣入出金ユニット、15…
…硬貨入出金ユニット、16……制御ユニット、17…
…接客検知器、18……音声案内ユニット、19……イ
ヤホン(個人向け音声出力手段)、20……受話器(個
人向け音声出力手段)、21……タッチパネル制御部、
22……表示制御部、25……リモートモニタ、26…
…主制御部、29……係員呼出釦、34……スイッチセ
グメント、35……発光ダイオード、36……フォトダ
イオード、37,38,39……凹凸状の絵記号、41
……線状突起部(案内手段)、42……小突起部(点状
マーク)、43……操作者の指、46……取引種目キ
ー。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力項目としての複数の情報に対応した
    入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す情報を入力することができるタッ
    チパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段の近傍に設けられ、前記タッ
    チパネル入力手段を用いて情報を入力する操作者が視覚
    障害者の場合に、前記表示手段に表示されている複数の
    入力情報の内容を触覚により識別可能とする記号表示部
    と、 前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力する操作
    者が視覚障害者のとき、該視覚障害者が操作を開始し、
    該視覚障害者に対してのみ操作案内を音声によって行な
    う個人向け音声出力手段と、 この個人向け音声出力手段が操作されたことを検知する
    第1の検知手段と、 この第1の検知手段が前記個人向け音声出力手段が操作
    されたことを検知すると、前記表示手段の表示内容を晴
    眼者操作モードから視覚障害者操作モードに切換える第
    1の切換手段と、 前記個人向け音声出力手段の操作が元に戻されたことを
    検知する第2の検知手段と、 前記第1の切換手段によって前記表示手段が視覚障害者
    操作モードの表示時に、前記第2の検知手段が前記個人
    向け音声出力手段の操作を元に戻したことを検知する
    と、前記表示手段の表示内容を視覚障害者操作モードか
    ら晴眼者操作モードに切換える第2の切換手段と、 を具備したことを特徴とする情報入力装置。
  2. 【請求項2】 入力項目としての複数の情報に対応した
    入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す情報を入力することができるタッ
    チパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段の近傍に設けられ、前記タッ
    チパネル入力手段を用いて情報を入力する操作者が視覚
    障害者の場合に、前記表示手段に表示されている複数の
    入力情報の内容を触覚により識別可能とする記号表示部
    と、 前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力する操作
    者に対して操作案内を音声によって行なう音声案内手段
    と、 前記タッチパネル入力手段において特定の操作が行なわ
    れたことを検知する検知手段と、 この検知手段が特定の操作が行なわれたことを検知する
    と、前記表示手段の表示内容を晴眼者操作モードから視
    覚障害者操作モードに切換える切換手段と、 を具備したことを特徴とする情報入力装置。
  3. 【請求項3】 入力項目としての複数の情報に対応した
    入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す情報を入力することができるタッ
    チパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段の近傍に設けられ、前記タッ
    チパネル入力手段を用いて情報を入力する操作者が視覚
    障害者の場合に、前記表示手段に表示されている複数の
    入力情報の内容を触覚により識別可能とする記号表示部
    と、 前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力する操作
    者に対して操作案内を音声によって行なう音声案内手段
    と、 前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力する操作
    者が視覚障害者のとき、その旨を遠隔地に通知する通知
    手段と、 この通知手段により通知を受けた遠隔地から前記表示手
    段の表示内容を晴眼者操作モードから視覚障害者操作モ
    ードに切換える切換手段と、 を具備したことを特徴とする情報入力装置。
  4. 【請求項4】 利用者の操作により所定の取引を自動的
    に行なう自動取引装置において、 利用者により取引内容を指定するために必要な取引情報
    に関係する複数の入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す取引情報を入力することができる
    タッチパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段の近傍に設けられ、前記タッ
    チパネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用者が
    視覚障害者の場合に、前記表示手段に表示されている複
    数の入力情報の内容を触覚により識別可能とする記号表
    示部と、 前記タッチパネル入力手段を用いて取引情報を入力する
    利用者が視覚障害者のとき、該視覚障害者が操作を開始
    し、該視覚障害者に対してのみ操作案内を音声によって
    行なう個人向け音声出力手段と、 この個人向け音声出力手段が操作されたことを検知する
    第1の検知手段と、 この第1の検知手段が前記個人向け音声出力手段が操作
    されたことを検知すると、前記表示手段の表示内容を晴
    眼者操作モードから視覚障害者操作モードに切換える第
    1の切換手段と、 前記個人向け音声出力手段の操作が元に戻されたことを
    検知する第2の検知手段と、 前記第1の切換手段によって前記表示手段が視覚障害者
    操作モードの表示時に、前記第2の検知手段が前記個人
    向け音声出力手段の操作を元に戻したことを検知する
    と、前記表示手段の表示内容を視覚障害者操作モードか
    ら晴眼者操作モードに切換える第2の切換手段と、 前記タッチパネル入力手段によって入力された取引情報
    に応じて所定の取引を自動的に行なう取引手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】 利用者の操作により所定の取引を自動的
    に行なう自動取引装置において、 利用者により取引内容を指定するために必要な取引情報
    に関係する複数の入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す取引情報を入力することができる
    タッチパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段の近傍に設けられ、前記タッ
    チパネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用者が
    視覚障害者の場合に、前記表示手段に表示されている複
    数の入力情報の内容を触覚により識別可能とする記号表
    示部と、 前記タッチパネル入力手段を用いて取引情報を入力する
    利用者に対して操作案内を音声によって行なう音声案内
    手段と、 前記タッチパネル入力手段において特定の操作が行なわ
    れたことを検知する検知手段と、 この検知手段が特定の操作が行なわれたことを検知する
    と、前記表示手段の表示内容を晴眼者操作モードから視
    覚障害者操作モードに切換える切換手段と、 前記タッチパネル入力手段によって入力された取引情報
    に応じて所定の取引を自動的に行なう取引手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  6. 【請求項6】 利用者の操作により所定の取引を自動的
    に行なう自動取引装置において、 利用者により取引内容を指定するために必要な取引情報
    に関係する複数の入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す取引情報を入力することができる
    タッチパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段の近傍に設けられ、前記タッ
    チパネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用者が
    視覚障害者の場合に、前記表示手段に表示されている複
    数の入力情報の内容を触覚により識別可能とする記号表
    示部と、 前記タッチパネル入力手段を用いて取引情報を入力する
    利用者に対して操作案内を音声によって行なう音声案内
    手段と、 前記タッチパネル入力手段を用いて取引情報を入力する
    利用者が視覚障害者のとき、その旨を遠隔地に通知する
    通知手段と、 この通知手段により通知を受けた遠隔地から前記表示手
    段の表示内容を晴眼者操作モードから視覚障害者操作モ
    ードに切換える切換手段と、 前記タッチパネル入力手段によって入力された取引情報
    に応じて所定の取引を自動的に行なう取引手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  7. 【請求項7】 利用者の操作により複数の取引を選択的
    に行なう自動取引装置において、 利用者により取引内容を指定するために必要な取引情報
    に関係する複数の入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す取引情報を入力することができる
    タッチパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段の近傍に設けられ、前記表示
    手段にて表示されている複数の入力情報にそれぞれ対応
    し、それぞれの入力情報の内容を示す固定的な意味付け
    がなされた複数の凹凸状の絵記号を形成し、前記タッチ
    パネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用者が視
    覚障害者の場合に、この絵記号に基づいて前記表示手段
    に表示されている複数の入力情報の内容を触覚により識
    別可能とする絵記号表示部と、 前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力する利用
    者に対して操作案内を音声によって行なう音声案内手段
    と、 前記絵記号表示部の絵記号による誘導にしたがい操作さ
    れた前記タッチパネル入力手段の入力結果に基づき取引
    種目を選択する取引種目選択手段と、 この取引種目選択手段で選択された取引を前記タッチパ
    ネル入力手段によって入力された取引情報に応じて自動
    的に行なう取引手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  8. 【請求項8】 利用者の操作により複数の取引を選択的
    に行なう自動取引装置において、 利用者により取引内容を指定するために必要な取引情報
    に関係する複数の入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す取引情報を入力することができる
    タッチパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段の近傍に設けられ、前記表示
    手段にて表示されている複数の入力情報にそれぞれ対応
    し、それぞれの入力情報の内容を示す固定的な意味付け
    がなされた複数の凹凸状の絵記号を形成し、前記タッチ
    パネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用者が視
    覚障害者の場合に、この絵記号に基づいて前記表示手段
    に表示されている複数の入力情報の内容を触覚により識
    別可能とする絵記号表示部と、 前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力する利用
    者に対して操作案内を音声によって行なう音声案内手段
    と、 この音声案内手段による案内にしたがい操作された前記
    タッチパネル入力手段の入力結果に基づき取引種目を選
    択する取引種目選択手段と、 この取引種目選択手段で選択された取引を前記タッチパ
    ネル入力手段によって入力された取引情報に応じて自動
    的に行なう取引手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  9. 【請求項9】 利用者の操作により少なくとも出金取引
    あるいは入金取引を自動的に行なう自動取引装置におい
    て、 利用者により取引内容を指定するために必要な取引情報
    に関係する複数の入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す取引情報を入力することができる
    タッチパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段の近傍に設けられ、前記表示
    手段にて表示されている複数の入力情報にそれぞれ対応
    し、それぞれの入力情報の内容を示す固定的な意味付け
    がなされた複数の凹凸状の絵記号を形成し、前記タッチ
    パネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用者が視
    覚障害者の場合に、この絵記号に基づいて前記表示手段
    に表示されている複数の入力情報の内容を触覚により識
    別可能とする絵記号表示部と、 前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力する利用
    者に対して操作案内を音声によって行なう音声案内手段
    と、 前記絵記号表示部には数字および指定終了を示す絵記号
    がそれぞれ設けられており、これら絵記号の誘導にした
    がい操作された前記タッチパネル入力手段の入力結果に
    基づき取引金額等を指定する金額等指定手段と、 この金額等指定手段で指定された取引金額等および前記
    タッチパネル入力手段によって入力された取引情報に応
    じて少なくとも出金取引あるいは入金取引を自動的に行
    なう取引手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  10. 【請求項10】 利用者の操作により少なくとも出金取
    引あるいは入金取引を自動的に行なう自動取引装置にお
    いて、 利用者により取引内容を指定するために必要な取引情報
    に関係する複数の入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す取引情報を入力することができる
    タッチパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段の近傍に設けられ、前記表示
    手段にて表示されている複数の入力情報にそれぞれ対応
    し、それぞれの入力情報の内容を示す固定的な意味付け
    がなされた複数の凹凸状の絵記号を形成し、前記タッチ
    パネル入力手段を用いて取引情報を入力する利用者が視
    覚障害者の場合に、この絵記号に基づいて前記表示手段
    に表示されている複数の入力情報の内容を触覚により識
    別可能とする絵記号表示部と、 前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力する利用
    者に対して操作案内を音声によって行なう音声案内手段
    と、 前記絵記号表示部には数字、単位および指定終了を示す
    絵記号がそれぞれ設けられており、これら絵記号の誘導
    にしたがい操作された前記タッチパネル入力手段の入力
    結果に基づき取引金額等を指定する金額等指定手段と、 この金額等指定手段で指定された取引金額等および前記
    タッチパネル入力手段によって入力された取引情報に応
    じて少なくとも出金取引あるいは入金取引を自動的に行
    なう取引手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
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