JPH10171576A - 情報入力装置および自動取引装置 - Google Patents

情報入力装置および自動取引装置

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JPH10171576A
JPH10171576A JP32707696A JP32707696A JPH10171576A JP H10171576 A JPH10171576 A JP H10171576A JP 32707696 A JP32707696 A JP 32707696A JP 32707696 A JP32707696 A JP 32707696A JP H10171576 A JPH10171576 A JP H10171576A
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JP
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input
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visually impaired
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JP32707696A
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English (en)
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Hiroshi Takahashi
博 高橋
Naoko Yamazaki
直子 山▲崎▼
Michihiro Nakahara
道博 中原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】視覚障害者の操作時における秘密を守り、他の
晴眼者による操作妨害などの被害を受けない情報入力装
置を提供する。 【解決手段】利用者の操作により入金取引や出金取引な
どの通貨の取引を自動的に行なう現金自動支払機や現金
自動預出金機などの自動取引装置において、受入れた磁
気カードから磁気情報を読取り、この読取った磁気情報
に視覚障害者区分コードが存在するか否かを判別し、視
覚障害者区分コードが存在すれば、主制御部は、視覚障
害者取引モードに設定する。視覚障害者取引モードを設
定すると、表示装置には文字などはいっさい表示せず、
画面全体が例えば白画面(あるいは、黒画面)となるよ
う表示装置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、金融機
関で用いられる現金自動支払機や現金自動預出金機など
の自動取引装置などにおいて、取引情報などを入力する
とともに操作案内情報などを表示する情報入力装置に関
する。また、本発明は、上記情報入力装置を用いた現金
自動支払機や現金自動預出金機などの自動取引装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、たとえば、銀行などの金融機関に
おいて、現金自動支払機や現金自動預出金機などの自動
取引装置(いわゆるATM)の普及は目覚ましく、銀行
営業店業務の70%近くを自動取引装置で処理するまで
になっている。従来は、窓口を利用していた視覚障害な
どを持つ利用者も、窓口の開いていない土曜日や日曜日
のみならず、通常日であっても自動取引装置を使いた
い、銀行としても使って貰いたいというニーズが広がっ
ている。そのため、当初は単純な入金や出金取引だけで
あったものが、振込み、振替取引や、公共料金の収受取
引など、より複雑な取引に業務が拡大されている。
【0003】これに伴い、自動取引装置の操作は必然的
に複雑にならざるを得ず、入力キーの数が増えてしまう
という問題があった。これに対して、表示装置と入力装
置とを一体にして、表示画面の表示部をタッチすること
によって、所望の情報を入力できるタッチパネル式の情
報入力装置が急速に普及して、複雑な取引における多用
な各種キー操作を、表示を可変することによって実現で
きるようになった。
【0004】ところが、このようなタッチパネル式の情
報入力装置は、表示画面が見えないと絶対に使うことが
できない。そのために、たとえば、目の不自由な利用者
(視覚障害者)が自動取引装置を利用することができな
いという問題があった。
【0005】これに対して、最近、たとえば、自動取引
装置にテンキー付きのハンドセット通話装置を付加する
ことにより、音声で操作を誘導し、たとえば、[入金な
ら1、出金なら2のボタンを押して下さい]と音声案内
して、視覚障害者がテンキーを押下するという具合に取
引が行なえるようにした視覚障害者対応の自動取引装置
も開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような視覚障害対応の自動取引装置では、視覚障害者
が各種操作を行なっている間、他の人が視覚障害者の横
からこっそりとタッチパネル(操作部)をいじったり、
場合によっては現金を取られたりして、視覚障害者にと
っては自動取引装置に対して不安を抱く恐れがあった。
【0007】そこで、本発明は、視覚障害者の操作時に
おける秘密を守り、他の晴眼者による操作妨害などの被
害を受けない情報入力装置を提供することを目的とす
る。また、本発明は、視覚障害者の操作時における秘密
を守り、他の晴眼者による操作妨害、現金盗難などの被
害を受けない自動取引装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の情報入力装置
は、複数の入力項目に対応した人力情報を表示する表示
画面を有する表示手段と、この表示手段に表示される複
数の入力情報の中で所定の入力情報の表示箇所に対応す
る位置に接触することにより、この入力情報の示す内容
を人力するタッチパネル入力手段と、このタッチバネル
入力手段を用いて情報を入力する操作者が視覚障害者で
あることを検出する検出手段と、この検出手段により操
作者が視覚障害者であることが検出された場合、前記表
示手段に対して、前記表示画面に入力情報の表示をしな
いように制御する表示制御手段とを具備している。
【0009】また、本発明の情報入力装置は、複数の人
力項目に対応した入力情報を有した複数の操作画面を表
示する表示手段と、この表示手段に表示される操作画面
の複数の入力情報の中で所定の入力情報の表示箇所に対
応する位置に接触することにより、この入力情報の示す
内容を人力するタッチパネル入力手段と、このタッチパ
ネル人力手段を用いて情報を人力する操作者が視覚障害
者であることを検出する検出手段と、この検出手段によ
り操作者が視覚障害者であることが検出された場合、前
記表示手段に対して、操作者が現在操作している内容と
は異なる内容の画面を表示するように制御する表示制御
手段とを具備している。
【0010】また、本発明の情報入力装置は、入力項目
としての複数の情報に対応した入力情報が表示される表
示手段と、この表示手段上に設けられ、前記表示手段に
表示されている複数の入力情報のうち所定の入力情報の
表示箇所に対応する位置に接触することにより、その接
触位置に対応した入力情報が示す情報を入力することが
できるタッチパネル入力手段と、このタッチパネル入力
手段を用いて情報を入力する操作者が視覚障害者か晴眼
者かを判別する判別手段と、この判別手段の判別結果に
応じて視覚障害者の操作するモードあるいは晴眼者の操
作するモードに切換えるモード切換手段と、このモード
切換手段により視覚障害者操作モードに切換えられる
と、前記表示手段に文字などを表示しないよう前記表示
手段を制御する制御手段とを具備している。
【0011】また、本発明の情報入力装置は、入力項目
としての複数の情報に対応した入力情報が表示される表
示手段と、この表示手段上に設けられ、前記表示手段に
表示されている複数の入力情報のうち所定の入力情報の
表示箇所に対応する位置に接触することにより、その接
触位置に対応した入力情報が示す情報を入力することが
できるタッチパネル入力手段と、このタッチパネル入力
手段を用いて情報を入力する操作者が視覚障害者か晴眼
者かを判別する判別手段と、この判別手段の判別結果に
応じて視覚障害者の操作するモードあるいは晴眼者の操
作するモードに切換えるモード切換手段と、このモード
切換手段により視覚障害者操作モードに切換えられる
と、前記表示手段に本装置の動作と関連を持たない画面
を表示するよう前記表示手段を制御する制御手段とを具
備している。
【0012】また、本発明の自動取引装置は、所定の取
引を実行するための複数の人力項目に対応した入力情報
を有した操作画面を表示する表示画面を有する表示手段
と、この表示手段に表示される複数の入力情報の中で所
定の人力情報の表示箇所に対応する位置に接触すること
により、この入力情報の示す内容を入力するタッチパネ
ル人力手段と、このタッチバネル入力手段により人力さ
れた人力情報に基づいて所定の取引を実行する取引処理
手段と、前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力
する利用者が視覚障害者であることを検出する検出手段
と、この検出手段により利用者が視覚障害者であること
が検出された場合、前記表示手段に対して、前記表示画
面に人力情報を有した操作画面の表示をしないように制
御する表示制御手段とを具備している。
【0013】また、本発明の自動取引装置は、所定の取
引を実行するための複数の人力項目に対応した入力情報
を有した複数の操作画面を表示する表示手段と、この表
示手段に表示される操作画面の複数の入力情報の中で所
定の入力情報の表示箇所に対応する位置に接触すること
により、この入力情報の示す内容を入力するタッチパネ
ル入力手段と、このタッチパネル入力手段により入力さ
れた人力情報に基づいて所定の取引を実行する取引処理
手段と、前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力
する利用者が視覚障害者であることを検出する検出手段
と、この検出手段により利用者が視覚障害者であること
が検出された場合、前記表示手段に対して、利用者が現
在操作している内容とは異なる内容の画面を表示するよ
うに制御する表示制御手段とを具備している。
【0014】また、本発明の自動取引装置は、利用者の
操作により所定の取引を自動的に行なう自動取引装置に
おいて、利用者により取引内容を指定するために必要な
取引情報に関係する複数の入力情報が表示される表示手
段と、この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示
されている複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示
箇所に対応する位置に接触することにより、その接触位
置に対応した入力情報が示す取引情報を入力することが
できるタッチパネル入力手段と、このタッチパネル入力
手段を用いて取引情報を入力する操作者が視覚障害者か
晴眼者かを判別する判別手段と、この判別手段の判別結
果に応じて視覚障害者取引モードあるいは晴眼者取引モ
ードに切換える取引モード切換手段と、この取引モード
切換手段により視覚障害者取引モードに切換えられる
と、前記表示手段に文字などを表示しないよう前記表示
手段を制御する制御手段とを具備している。
【0015】さらに、本発明の自動取引装置は、利用者
の操作により所定の取引を自動的に行なう自動取引装置
において、利用者により取引内容を指定するために必要
な取引情報に関係する複数の入力情報が表示される表示
手段と、この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表
示されている複数の入力情報のうち所定の入力情報の表
示箇所に対応する位置に接触することにより、その接触
位置に対応した入力情報が示す取引情報を入力すること
ができるタッチパネル入力手段と、このタッチパネル入
力手段を用いて取引情報を入力する操作者が視覚障害者
か晴眼者かを判別する判別手段と、この判別手段の判別
結果に応じて視覚障害者取引モードあるいは晴眼者取引
モードに切換える取引モード切換手段と、この取引モー
ド切換手段により視覚障害者取引モードに切換えられる
と、前記表示手段に本装置の動作と関連を持たない画面
を表示するよう前記表示手段を制御する制御手段とを具
備している。
【0016】本発明の情報入力装置によれば、操作者が
視覚障害者の場合、表示手段の画面上に文字などを表示
しないか、あるいは、画面表示と動作内容との関連を持
たせないようにして、晴眼者が現在の動作状況を把握で
きなくすることで、視覚障害者が各種操作を行なってい
る間、晴眼者が視覚障害者の横からこっそりと操作部を
いじったり、動作状況をみはからって現金を取るなどが
なくなり、視覚障害者の操作時における安全を守ること
ができる。
【0017】また、本発明の自動取引装置によれば、上
記のような構成の情報入力装置を用いることにより、視
覚障害者の操作時における秘密を守り、他の晴眼者によ
る操作妨害、現金盗難などの被害を受けない自動取引装
置を実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係
る自動取引装置(たとえば、銀行の営業店に設置され、
入金、出金、振込、振替、残高照会、通帳記入などの取
引が可能な現金自動預出金機)の外観を示すものであ
る。図1において、筐体1の前面には、略L字形状の接
客操作面2が形成されている。接客操作面2の垂直面2
aには、複数の媒体入口、たとえば、紙幣を多数枚一括
して投入し得るとともに、放出された紙幣を一括して受
取る、開閉可能な蓋体を有する紙幣口3、および、硬貨
を多数枚一括して投入し得るとともに、放出された硬貨
を一括して受取る、開閉可能な蓋体を有する硬貨口4、
取引媒体としての磁気通帳を受入れる通帳口5、暗証番
号や口座番号などが記録されている取引媒体としての磁
気カード、あるいは、振込取引時の振込券を受入れると
ともに、取引内容を印字したレシート(明細票)を排出
するカード口6、および、利用者に対する音声案内のた
めのスピーカ7などが設けられている。
【0019】接客操作面2の水平面2bには、表面に指
を接触することにより所定の情報が入力できる矩形状の
透明な面状のXYマトリクススイッチ方式のタッチパネ
ル8が設けられているとともに、その下面に相対向して
表示手段としてのカラーCRT表示装置9が設けられて
いてる。
【0020】CRT表示装置9は、操作案内手順、その
他の情報を文字、文言、イラストあるいは画像情報によ
って画面にカラーで表示し、利用者の操作を誘導すると
ともに、取引に必要な各種取引情報を入力するための数
字、片仮名文字、英文字などの各種操作キーを表示し、
この表示された操作キーに対応するタッチパネル8のセ
グメント部位を指で触れることにより、所望のキー入力
(各種取引情報の入力など)を行なうことができるよう
になっている。
【0021】ここに、上記タッチパネル8およびCRT
表示装置9は、本実施の形態に係るタッチパネル式の情
報入力装置10を構成している。一方、筐体1の内部に
は、通帳口5と対応して通帳プリンタユニット11が、
カード口6と対応してカードリーダ・レシートプリンタ
ユニット12が、紙幣口3と対応して紙幣入出金ユニッ
ト13が、硬貨口4と対応して硬貨入出金ユニット14
が、それぞれ設けられている。また、筐体1内の下部に
は、本装置の制御を司る制御ユニット15が設けられて
いる。
【0022】図2および図3は、情報入力装置10の構
成を概略的に示すものである。この情報入力装置10
は、たとえば、特開昭61−77918号公報に開示さ
れているものとほぼ同様なものである。すなわち、CR
T表示装置9の画面上に近接してタッチパネル8が設け
られている。タッチパネル8は、たとえば、図3に示す
ように、それぞれの内側にマトリクススイッチ回路を形
成する透明な導電体を塗布した透明シート41,42
と、これらの間に間隔を形成するための電気絶縁性のセ
パレータ43とから構成されており、その表面を図4に
示すように指で押圧し、シート41と42とが接触する
と、その押圧されたセグメントに対応するマトリクスス
イッチ回路が閉じて(図4の例ではX4−Y3)、この
閉回路に対応する信号名の情報が後述する主制御部25
へ送られるようになっている。
【0023】また、タッチパネル8の上側のシート41
には、点状突起マーク44がエンポッシング形成されて
おり、これは図5に示すように、それぞれのスイッチセ
グメントに対応して固定の意味を持つよう点状突起の組
合わせ、つまり、点字によって表現されている。図5の
例では、たとえば、数字の「0〜9」および漢字の
「万,千,円」をそれぞれ点字によって表現している
が、取引種目も同様に点字で表現し得る。
【0024】一方、CRT表示装置9は、たとえば、図
6に示すように、操作ステップに応じてそれぞれ異なっ
た画面を出力するよう制御されるようになっている。図
7は、上記した自動取引装置の全体的な構成を概略的に
示すもので、情報入力装置10、通帳プリンタユニット
11、カードリーダ・レシートプリンタユニット12、
紙幣入出金ユニット13、硬貨入出金ユニット14、音
声案内ユニット16、タッチパネル制御部21、表示制
御部22、記憶部23、伝送制御部24、および、これ
ら全体の制御を司る主制御部25などによって構成され
る。
【0025】通帳プリンタユニット11は、通帳口5か
ら受入れた通帳の磁気ストライプに対してデータの読取
りあるいは書込みを行なうとともに、必要に応じて該通
帳への印字を行なう。
【0026】カードリーダ・レシートプリンタユニット
12は、カード口6から受入れた磁気カードあるいは振
込券の磁気ストライプに対してデータの読取りあるいは
書込みを行なう。また、取引内容を印字したレシートを
発行し、カード口6から排出する。
【0027】紙幣入出金ユニット13は、紙幣口3に一
括して投入された紙幣を受入れて判別・計数して収納す
るとともに、必要に応じて、あらかじめ金庫に収納され
た紙幣を所定枚数だけ取出して紙幣口3から一括して払
出す。
【0028】硬貨入出金ユニット14は、硬貨口4に一
括して投入された硬貨を受入れて判別・計数して収納す
るとともに、必要に応じて、あらかじめ金庫に収納され
た硬貨を所定枚数だけ取出して硬貨口4から一括して払
出す。
【0029】音声案内ユニット16は、前記スピーカ7
から音声により利用者の操作を誘導する案内を行なう。
タッチパネル制御部21は、前記タッチパネル8を制御
する。表示制御部22は、前記CRT表示装置9を制御
する。
【0030】記憶部23は、各種データの記憶に用いら
れるとともに、本装置の運用に係る処理手順のプログラ
ムの格納、取引に供する各種の情報や取引の記録、本装
置の稼働状況の記録などを行なう。
【0031】伝送制御部24は、通信回線26を介して
センタの預金元帳としてのホストコンピュータ27とオ
ンライン接続されていて、必要に応じてホストコンピュ
ータ27とオンライン交信するようになっている。
【0032】主制御部25は、記憶部23内のプログラ
ム情報を参照しつつ、情報入力装置10、各ユニット1
1〜14,16、および、伝送制御部24を制御して、
入金あるいは出金など、所定の取引動作を行なわしめ
る。
【0033】次に、上記のような構成において動作を説
明する。なお、一般晴眼者の場合は、その操作手順は公
知のものであり、したがって、視覚障害者が操作する場
合について、出金取引を例にとって図8および図9に示
すフローチャートを参照して説明する。
【0034】まず、取引媒体としての磁気カードをカー
ド口6に挿入することにより、カードリーダ・レシート
プリンタユニット12は、その磁気カードを受入れて、
カードの磁気情報を読取り、主制御部25へ送る。主制
御部25は、磁気カードから読取った磁気情報に口座番
号情報および視覚障害者区分コードが存在するか否かを
判別する。この判別の結果、視覚障害者区分コードが存
在しなければ、主制御部25は、通常の晴眼者取引モー
ドに進行するが、これは既に公知の技術であるので、そ
の説明は省略する。
【0035】上記判別の結果、視覚障害者区分コードが
存在すれば、主制御部25は、視覚障害者取引モードに
設定する。この視覚障害者取引モードの特徴は、晴眼者
取引モード時には表示装置9によって図6のように操作
案内するのに対し、音声案内ユニット16によって操作
案内するところにある。勿論、表示装置9による操作案
内をも同時に行なうようにしてもよい。
【0036】また、主制御部25は、視覚障害者取引モ
ードを設定すると、表示装置9には文字などはいっさい
表示せず、画面全体が例えば白画面(あるいは、黒画
面)となるよう表示装置9を制御する。すなわち、晴眼
者取引モードでは、表示装置9に例えば図6の画面例の
ように表示されるのに対し、視覚障害者取引モードで
は、表示装置9の画面全体を白画面(あるいは、黒画
面)とするものである。
【0037】さらに、情報入力装置10の入力制御方式
も、晴眼者取引モードの場合は、1つのセグメントが所
定時間(たとえば、0.2秒間)オンすることによって
信号を出力するが、視覚障害者は触覚にたよらざるを得
ないので、常にタッチパネル8上を指でなぞらなければ
ならず、そのため、どのセグメント部が押圧されている
かを判別するのが困難である。
【0038】そこで、視覚障害者取引モードの場合は、
次々に指でなぞらえていく各セグメントのうち、押圧時
間が所定時間(たとえば、2秒間)よりも長いとビープ
音を発生して、入力受付けを報知ように制御している。
このように、順次音声により案内され、その音声案内に
応じてタッチパネル8上の点状突起マーク44を選択的
に押圧することにより、暗証番号の入力や金額の入力を
行ない、最後に磁気カード、伝票、現金などを取出して
出金取引を終了するものである。
【0039】なお、説明は省略したが、取引種目の選択
も同様に点字で行なうようにすることができる。このよ
うに、上記実施の形態によれば、視覚障害者取引モード
に設定されると、表示装置9の画面全体を白画面(ある
いは、黒画面)にして文字などを表示しないようにし
て、晴眼者が現在の動作状況を把握できなくすること
で、視覚障害者が各種操作をしている間、晴眼者が視覚
障害者の横からこっそりとタッチパネル8をいじった
り、動作状況をみはからって現金を取るなどがなくな
り、視覚障害者の操作時における安全を守ることができ
る。
【0040】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を変えない範囲で種々変
形実施可能である。たとえば、視覚障害者取引モードに
設定されると、表示装置9の画面全体を白画面(あるい
は、黒画面)にして文字などを表示しないよう制御する
場合について説明したが、晴眼者取引モードにて表示す
る複数の操作案内画面などを表示するが、タッチパネル
8に触れる操作と同期して操作案内画面を切換える晴眼
者用表示とは異なり、一定時間ごとに複数の操作案内画
面を順次切換えて表示するようにしてもよい。
【0041】すなわち、たとえば、図10ないし図13
に示すような4つの操作案内画面を、約10秒ごとに順
次切換えて表示するもので、この動作を視覚障害者が全
ての取引を終了するまで続ける。この場合の動作は、図
14および図15に示すフローチャートにしたがって行
なわれる。
【0042】この場合、表示装置9の画面に文字を表示
しないようにするか、一定時間ごとに表示画面を切換え
るかの選択を、あらかじめプログラムしておき、どちら
か一方の表示方法を選択できるようにしてもよい。
【0043】また、点字入力機能付のタッチパネル式情
報入力装置を用いた場合について説明したが、点字入力
機能付でないタッチパネル式情報入力装置を用いた場合
にも同様に適用できる。その場合、テンキー付きのハン
ドセット通話装置を付加することにより、視覚障害者に
対しては音声で操作を誘導するようにすればよい。
【0044】また、視覚障害者取引モードへの設定移行
は、磁気カードに記録されている視覚障害者区分コード
を読取って認識することによらず、たとえば、タッチパ
ネル8上を所定時間触り続けたり、通帳口やカード口な
どの媒体入口を所定時間触り続けることで、視覚障害者
取引モードへ移行するようにしてもよい。媒体入口の場
合、たとえば、媒体入口の内部に、人間が触れると反応
する赤外線検知器や温度検知器などが設けられていて、
それらに所定時間触れると視覚障害者取引モードに変わ
るようにプログラムされる。
【0045】さらに、現金自動支払機や現金自動預出金
機などの自動取引装置に限らず、たとえば、利用者の操
作により乗車券や食券などを自動的に販売する券売機、
あるいは、利用者の操作により飲料水などの物品を自動
的に販売する自動販売機などの自動取引装置にも同様に
適用できる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、視
覚障害者の操作時における秘密を守り、他の晴眼者によ
る操作妨害などの被害を受けない情報入力装置を提供で
きる。また、本発明によれば、視覚障害者の操作時にお
ける秘密を守り、他の晴眼者による操作妨害、現金盗難
などの被害を受けない自動取引装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動取引装置の外観
構成を示す斜視図。
【図2】情報入力装置の構成を概略的に示す縦断側面
図。
【図3】タッチパネルの構成を概略的に示す縦断側面
図。
【図4】タッチパネルの平面図。
【図5】タッチパネルに対する点状突起マークの形成例
を示す平面図。
【図6】表示装置の表示画面例を示す平面図。
【図7】自動取引装置の全体的な構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図8】要部の動作を説明するためのフローチャート。
【図9】要部の動作を説明するためのフローチャート。
【図10】視覚障害者取引モード時の操作案内画面例を
示す平面図。
【図11】視覚障害者取引モード時の操作案内画面例を
示す平面図。
【図12】視覚障害者取引モード時の操作案内画面例を
示す平面図。
【図13】視覚障害者取引モード時の操作案内画面例を
示す平面図。
【図14】本発明の他の実施の形態に係る自動取引装置
の要部の動作を説明するためのフローチャート。
【図15】同じく他の実施の形態に係る自動取引装置の
要部の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1……筐体 2……接客操作面 3……紙幣口 4……硬貨口 5……通帳口 6……カード口 7……音声案内用のスピーカ 8……タッチパネル 9……カラーCRT表示装置 10……情報入力装置 9……カード口 10……通帳口 11……音声案内用のスピーカ 11……通帳プリンタユニット 12……カードリーダ・レシートプリンタユニット 13……紙幣入出金ユニット 14……硬貨入出金ユニット 15……制御ユニット 16……音声案内ユニット 21……タッチパネル制御部 22……表示制御部 23……記憶部 25……主制御部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力項目に対応した人力情報を表
    示する表示画面を有する表示手段と、 この表示手段に表示される複数の入力情報の中で所定の
    入力情報の表示箇所に対応する位置に接触することによ
    り、この入力情報の示す内容を人力するタッチパネル入
    力手段と、 このタッチバネル入力手段を用いて情報を入力する操作
    者が視覚障害者であることを検出する検出手段と、 この検出手段により操作者が視覚障害者であることが検
    出された場合、前記表示手段に対して、前記表示画面に
    入力情報の表示をしないように制御する表示制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする情報入力装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、操作者が視覚障害
    者の場合に、前記表示画面全体を所定の色で表示する表
    示処理手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の
    情報人力装置。
  3. 【請求項3】 複数の人力項目に対応した入力情報を有
    した複数の操作画面を表示する表示手段と、 この表示手段に表示される操作画面の複数の入力情報の
    中で所定の入力情報の表示箇所に対応する位置に接触す
    ることにより、この入力情報の示す内容を人力するタッ
    チパネル入力手段と、 このタッチパネル人力手段を用いて情報を人力する操作
    者が視覚障害者であることを検出する検出手段と、 この検出手段により操作者が視覚障害者であることが検
    出された場合、前記表示手段に対して、操作者が現在操
    作している内容とは異なる内容の画面を表示するように
    制御する表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報人力装置。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、操作者が視覚障害
    者の場合に、前記表示手段に対して、複数の操作画面を
    順次切換え表示するように制御する表示処理手段を具備
    したことを特徴とする請求項3記載の情報入力装置。
  5. 【請求項5】 入力項目としての複数の情報に対応した
    入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す情報を入力することができるタッ
    チパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段を用いて情報を入力する操作
    者が視覚障害者か晴眼者かを判別する判別手段と、 この判別手段の判別結果に応じて視覚障害者の操作する
    モードあるいは晴眼者の操作するモードに切換えるモー
    ド切換手段と、 このモード切換手段により視覚障害者操作モードに切換
    えられると、前記表示手段に文字などを表示しないよう
    前記表示手段を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報入力装置。
  6. 【請求項6】 入力項目としての複数の情報に対応した
    入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す情報を入力することができるタッ
    チパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段を用いて情報を入力する操作
    者が視覚障害者か晴眼者かを判別する判別手段と、 この判別手段の判別結果に応じて視覚障害者の操作する
    モードあるいは晴眼者の操作するモードに切換えるモー
    ド切換手段と、 このモード切換手段により視覚障害者操作モードに切換
    えられると、前記表示手段に本装置の動作と関連を持た
    ない画面を表示するよう前記表示手段を制御する制御手
    段と、 を具備したことを特徴とする情報入力装置。
  7. 【請求項7】 所定の取引を実行するための複数の人力
    項目に対応した入力情報を有した操作画面を表示する表
    示画面を有する表示手段と、 この表示手段に表示される複数の入力情報の中で所定の
    人力情報の表示箇所に対応する位置に接触することによ
    り、この入力情報の示す内容を入力するタッチパネル人
    力手段と、 このタッチバネル入力手段により人力された人力情報に
    基づいて所定の取引を実行する取引処理手段と、 前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力する利用
    者が視覚障害者であることを検出する検出手段と、 この検出手段により利用者が視覚障害者であることが検
    出された場合、前記表示手段に対して、前記表示画面に
    人力情報を有した操作画面の表示をしないように制御す
    る表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  8. 【請求項8】 前記表示制御手段は、利用者が視覚障害
    者の場合に、前記表示画面全体を所定の色で表示する表
    示処理手段を具備したことを特徴とする請求項7記載の
    自動取引装置。
  9. 【請求項9】 所定の取引を実行するための複数の人力
    項目に対応した入力情報を有した複数の操作画面を表示
    する表示手段と、 この表示手段に表示される操作画面の複数の入力情報の
    中で所定の入力情報の表示箇所に対応する位置に接触す
    ることにより、この入力情報の示す内容を入力するタッ
    チパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段により入力された人力情報に
    基づいて所定の取引を実行する取引処理手段と、 前記タッチパネル入力手段を用いて情報を入力する利用
    者が視覚障害者であることを検出する検出手段と、 この検出手段により利用者が視覚障害者であることが検
    出された場合、前記表示手段に対して、利用者が現在操
    作している内容とは異なる内容の画面を表示するように
    制御する表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  10. 【請求項10】 前記表示制御手段は、利用者が視覚障
    害者の場合に、前記表示手段に対して、複数の操作画面
    を順次切換え表示するように制御する表示処理手段を具
    備したことを特徴とする請求項9記載の自動取引装置。
  11. 【請求項11】 利用者の操作により所定の取引を自動
    的に行なう自動取引装置において、 利用者により取引内容を指定するために必要な取引情報
    に関係する複数の入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す取引情報を入力することができる
    タッチパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段を用いて取引情報を入力する
    操作者が視覚障害者か晴眼者かを判別する判別手段と、 この判別手段の判別結果に応じて視覚障害者取引モード
    あるいは晴眼者取引モードに切換える取引モード切換手
    段と、 この取引モード切換手段により視覚障害者取引モードに
    切換えられると、前記表示手段に文字などを表示しない
    よう前記表示手段を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  12. 【請求項12】 利用者の操作により所定の取引を自動
    的に行なう自動取引装置において、 利用者により取引内容を指定するために必要な取引情報
    に関係する複数の入力情報が表示される表示手段と、 この表示手段上に設けられ、前記表示手段に表示されて
    いる複数の入力情報のうち所定の入力情報の表示箇所に
    対応する位置に接触することにより、その接触位置に対
    応した入力情報が示す取引情報を入力することができる
    タッチパネル入力手段と、 このタッチパネル入力手段を用いて取引情報を入力する
    操作者が視覚障害者か晴眼者かを判別する判別手段と、 この判別手段の判別結果に応じて視覚障害者取引モード
    あるいは晴眼者取引モードに切換える取引モード切換手
    段と、 この取引モード切換手段により視覚障害者取引モードに
    切換えられると、前記表示手段に本装置の動作と関連を
    持たない画面を表示するよう前記表示手段を制御する制
    御手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009104436A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Brother Ind Ltd 情報処理プログラム、情報処理装置および情報処理システム
JP2010267179A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 現金自動取引装置、その制御方法およびコンピュータプログラム

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