JPH1120512A - 無段変速機搭載車の変速ショック軽減装置 - Google Patents

無段変速機搭載車の変速ショック軽減装置

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JPH1120512A
JPH1120512A JP9171631A JP17163197A JPH1120512A JP H1120512 A JPH1120512 A JP H1120512A JP 9171631 A JP9171631 A JP 9171631A JP 17163197 A JP17163197 A JP 17163197A JP H1120512 A JPH1120512 A JP H1120512A
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shift
continuously variable
speed
variable transmission
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    • F16H61/66Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速速度を緩やかにすることなく、従って変
速遅れを伴うことなく、変速速度が原因のものも含めて
無段変速機の変速ショックを軽減可能にする。 【解決手段】 31でプライマリ回転数Npri とセカン
ダリ回転数Nsec から実変速比iP =Npri /Nsec
演算する。32では、今回の実変速比iP と、前回の実
変速比ioLD との差値を、図4の演算周期Δtで除算す
ることにより変速速度(d/dt)iP を算出する。33で
は、変速速度(d/dt)iP および回転数Nsecから、変速
時のイナーシャトルクTdiを演算し、34では、イナー
シャトルクT diを相殺するためのエンジントルク換算値
eiを演算し、これをエンジンの補正トルクとして出力
する。ここで通常はアクセル開度に対応した開度にされ
るスロットルが、補正トルクTeiに対応した開度だけ増
減され、エンジントルクの増減によりイナーシャトルク
diを相殺して変速ショックを軽減し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無段変速機を搭載
された車両の変速ショックを軽減するための装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】Vベルト式無段変速機や、トロイダル型
無段変速機に代表される無段変速機は、例えばエンジン
要求負荷および車速から目標変速比を求め、実変速比が
この目標変速比になるよう変速制御する。従って、例え
ば運転者がアクセルペダルを踏み込んで(図9および図
10のようにアクセル開度APSを増大させて)エンジ
ン要求負荷を増すような加速時や、駆動力不足で車速が
低下するような車速低下時は、目標変速比が大きくなる
(低速側の変速比になる)よう変更され、無段変速機は
当該大きくされた目標変速比へダウンシフト変速され、
逆に運転者がアクセルペダルを戻してエンジン要求負荷
を低下させるような低負荷運転時や、駆動力過大で車速
が上昇するような車速上昇時は、目標変速比が小さくな
る(高速側の変速比になる)よう変更され、無段変速機
は当該小さくされた目標変速比へアップシフト変速され
る。
【0003】このような変速は、変速比が変わることに
ともなってエンジン回転数(エンジン回転イナーシャ)
の変化を生じさせ、エンジン回転数を上昇させるダウン
シフト変速時は、図9に2点鎖線で示すようにエンジン
トルクが負のイナーシャトルク分だけ低下されることに
よる、トルクの引き込み感を伴った変速ショック(図9
にハッチングを付して示すトルク域および駆動力域を参
照)を、また、エンジン回転数を低下させるアップシフ
ト変速時は、図示しなかったが、逆に正のイナーシャト
ルクが放出されることによって、トルクの突き出し感を
伴った変速ショックを生ずる。
【0004】これらの変速ショックを緩和するために従
来は、例えば特開平5−99011号公報や、特開平7
−239002号公報に記載のごときものが提案されて
いる。前者の特開平5−99011号公報に記載された
技術は、アップシフト変速時の突き出し感を伴った変速
ショックを軽減するために、変速開始時にエンジン出力
トルクを低下させるというものであり、また、後者の特
開平7−239002号公報に記載され技術は、運転状
態に応じて定まる係数を用いて変速比の変化速度、つま
り変速速度を図10に2点鎖線で示すように緩やかにす
ることにより、エンジン回転数の変化割合(イナーシャ
トルクの変化割合)を図10に2点鎖線で例示するごと
きものとなし、これにより同図に2点鎖線で示すエンジ
ントルクおよび駆動力の時系列変化から明らかなごとく
変速ショックの軽減を図るようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして前者の従来技
術では、アップシフト変速時の変速ショックを軽減する
ためにエンジン出力トルクを低下させるといっても、そ
の低下量について十分な考慮がなされておらず、例えば
変速ショックに大きさく影響する変速速度は積極的な制
御をしない限り、油温や、エンジン回転数などに応じて
様々に変化するが、これが原因で変速速度が不適切にな
った時の変速ショックまでは十分にこれを軽減すること
ができないのが実情であった。
【0006】また後者の従来技術では、図10に2点鎖
線で示すように変速速度を緩やかにして変速ショックを
軽減することから、変速応答遅れが加算されることもあ
って、変速による駆動力の変化を遅らせることとなり、
特に、運転者がアクセルペダルの踏み込みにより駆動力
の増大を要望した場合、当該駆動力の増大遅れが運転者
に決定的な加速感の悪化を与えるといった問題を生ず
る。
【0007】請求項1に記載の第1発明は、変速ショッ
ク軽減用のエンジン出力トルク修正量を、変速にともな
うイナーシャトルクに対応させることにより、様々に変
化する変速速度が不適切になった時の変速ショックまで
をも十分にこれを軽減することができなるようにして、
前者の従来技術の問題を解消し、また、上記により変速
速度を緩やかにする操作に頼ることなく変速ショックの
軽減を実現し得るようにして、後者の従来技術の問題、
つまり、変速遅れによる駆動力の変化遅れが生ずるとい
った問題をも解消し得るようにすることを目的とする。
【0008】請求項2に記載の第2発明は、変速ショッ
クの軽減に際してエンジン出力トルクを修正するのでな
く、これの代用をするモータの附加により第1発明と同
様の作用効果が得られるようにすることを目的とする。
【0009】請求項3に記載の第3発明は、第1発明ま
たは第2発明における変速比変化速度を最も簡単に求め
得るようにすることを目的とする。
【0010】請求項4に記載の第4発明は、第3発明に
おいて必要な変速比を既存のセンサによる検出値を用い
て安価に演算し得るようにすることを目的とする。
【0011】請求項5に記載の第5発明は、変速比変化
速度の演算を一層高精度にすることを目的とする。
【0012】請求項6に記載の第6発明は、第3発明に
おいて必要な変速比を更に高い精度で、且つ、フィルタ
ー処理によるような遅れを伴うことなく求め得るように
することを目的とする。
【0013】請求項7に記載の第7発明は、エンジンと
無段変速機との間にトルクコンバータが存在する場合に
おいて好適な、変速に伴うイナーシャトルクの算出手法
を提案するものである。
【0014】請求項8に記載の第8発明は、トルクコン
バータがロックアップ式のものである場合において好適
な、変速に伴うイナーシャトルクの算出手法を提案する
ものである。
【0015】請求項9に記載の第9発明および請求項1
0に記載の第10発明は、トルクコンバータがロックア
ップ式のものである場合において好適な、変速ショック
軽減作用のON,OFFを提案するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】これらの目的のため、先
ず第1発明による無段変速機搭載車の変速ショック軽減
装置は、エンジンと無段変速機との組み合わせになるパ
ワートレーンを搭載した車両において、前記無段変速機
の変速比変化速度から、変速にともなうイナーシャトル
クを演算し、該イナーシャトルクが相殺されるよう前記
エンジンの出力トルクを修正する構成にしたことを特徴
とするものである。
【0017】第2発明による無段変速機搭載車の変速シ
ョック軽減装置は、エンジンと無段変速機との組み合わ
せになるパワートレーンを搭載した車両において、前記
無段変速機の変速比変化速度から、変速にともなうイナ
ーシャトルクを演算し、該イナーシャトルクを相殺する
トルクを変速機伝動系に付与するモータを付設したこと
を特徴とするものである。
【0018】第3発明による無段変速機搭載車の変速シ
ョック軽減装置は、第1発明または第2発明において、
前記変速比変化速度を、所定周期ごとの変速比変化量か
ら演算するよう構成したことを特徴とするものである。
【0019】第4発明による無段変速機搭載車の変速シ
ョック軽減装置は、第3発明において、変速比を変速機
入力回転数検出値と、変速機出力回転数検出値との比に
より求めるよう構成したことを特徴とするものである。
【0020】第5発明による無段変速機搭載車の変速シ
ョック軽減装置は、第3発明または第4発明において、
前記変速機入出力回転数検出値、これら回転数間の比と
して算出した変速比、および該変速比の所定周期間にお
ける変化量から演算した変速比変化速度の少なくとも1
つをフィルター処理して、変速比変化速度からノイズを
除去するよう構成したことを特徴とするものである。
【0021】第6発明による無段変速機搭載車の変速シ
ョック軽減装置は、第3発明において、無段変速機の数
学モデルを基に前記変速比を演算するよう構成したこと
を特徴とするものである。
【0022】第7発明による無段変速機搭載車の変速シ
ョック軽減装置は、第1発明または第2発明において、
エンジンと無段変速機との間にトルクコンバータが介在
する場合、該トルクコンバータの速度比、トルク比、お
よびトルク容量係数の少なくも1つと、無段変速機の変
速比変化速度とから、変速にともなうイナーシャトルク
を演算するよう構成したことを特徴とするものである。
【0023】第8発明による無段変速機搭載車の変速シ
ョック軽減装置は、第7発明において、前記トルクコン
バータが入出力要素間を直結されたロックアップ状態で
ある時と、該直結が解かれたコンバータ状態である時と
で、変速にともなうイナーシャトルクの演算方式を伝動
態様の違いに呼応して異ならせるよう構成したことを特
徴とするものである。
【0024】第9発明による無段変速機搭載車の変速シ
ョック軽減装置は、第7発明または第8発明において、
トルクコンバータがロックアップ状態である時に、イナ
ーシャトルクを相殺するトルクを発生させるよう構成し
たことを特徴とするものである。
【0025】第10発明による無段変速機搭載車の変速
ショック軽減装置は、第7発明または第8発明におい
て、トルクコンバータがコンバータ状態である間は、イ
ナーシャトルクを相殺するトルクを発生させないよう構
成したことを特徴とするものである。
【0026】
【発明の効果】第1発明においては、エンジンと共に車
両のパワートレーンを構成する無段変速機のの変速比変
化速度から、変速にともなうイナーシャトルクを演算
し、当該演算したイナーシャトルクが相殺されるよう上
記エンジンの出力トルクを修正する。よって、変速ショ
ック軽減用のエンジン出力トルク修正量を常時、変速に
ともなうイナーシャトルクに対応させ得ることとなり、
様々に変化する変速速度が不適切になった時の変速ショ
ックまでをも確実にこれを軽減することができなると共
に、また、変速速度を緩やかにする操作に頼ることなく
変速ショックの軽減を実現し得ることから、変速遅れに
よる駆動力の変化遅れが生ずることもなくなり、前記従
来装置で生じていた問題をことごとく解消することがで
きる。
【0027】第2発明においては、エンジンと共に車両
のパワートレーンを構成する無段変速機の変速比変化速
度から、変速にともなうイナーシャトルクを演算し、当
該演算したイナーシャトルクを相殺するようなトルクを
モータによって変速機伝動系に付与する。この場合も、
第1発明と同様の変速ショック軽減効果が得られる。と
ころで第2発明においては、エンジン出力トルクの修正
が不要であることから、モータの附加が必要ではあるも
のの、エンジンの通常の制御への影響を皆無にし得て好
都合である。
【0028】第3発明においては、第1発明または第2
発明における変速比変化速度を、所定周期ごとの変速比
変化量から演算する。この場合、変速比変化速度を最も
簡単に求めることができて、コスト的に大いに有利であ
る。
【0029】第4発明においては、第3発明における変
速比を変速機入力回転数検出値と、変速機出力回転数検
出値との比により求める。この場合、第3発明において
必要な変速比を既存のセンサによる検出値を用いて安価
に演算することができ、コスト的に大いに有利である。
である。
【0030】第5発明においては、第3発明または第4
発明における変速機入出力回転数検出値、これら回転数
間の比として算出した変速比、および該変速比の所定周
期間における変化量から演算した変速比変化速度の少な
くとも1つをフィルター処理して、変速比変化速度から
ノイズを除去する。この場合、第3発明または第4発明
により求めた変速比変化速度には、ノイズが混入し易く
演算結果が不正確になり易いが、かかる変速比変化速度
の不正確を解消して高精度化を図ることができる。
【0031】第6発明においては、第3発明において必
要な変速比を、無段変速機の数学モデルを基に演算する
ことから、上記のノイズの混入を全く懸念する必要がな
くなると共に、フィルター処理による遅れも懸念する必
要がなくなり、変速比を更に高い精度で求めることがで
きる。
【0032】第7発明においては、エンジンと無段変速
機との間におけるトルクコンバータの速度比、トルク
比、およびトルク容量係数の少なくも1つと、無段変速
機の変速比変化速度とから、変速にともなうイナーシャ
トルクを演算するため、エンジンと無段変速機との間に
トルクコンバータが存在する場合において好適な、上記
イナーシャトルクの算出手法を提案することができる。
【0033】第8発明においては、第7発明におけるト
ルクコンバータが入出力要素間を直結されたロックアッ
プ状態である時と、この直結が解かれたコンバータ状態
である時とで、変速にともなうイナーシャトルクの演算
方式を伝動態様の違いに呼応して異ならせることから、
ロックアップ状態とコンバータ状態とで共にイナーシャ
トルクを正確に算出することができる。
【0034】第9発明のように、トルクコンバータがロ
ックアップ状態である時に、イナーシャトルクを相殺す
るトルクを発生させたり、第10発明のように、トルク
コンバータがコンバータ状態である間は、イナーシャト
ルクを相殺するトルクを発生させないようにする場合、
トルクコンバータがロックアップ式のものである場合に
おいて好適な、変速ショック軽減作用のON,OFF制
御が実行されることとなる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形
態になる変速ショック軽減装置を具えた車両のパワート
レーンと、その制御系を示し、該パワートレーンをエン
ジン1と無段変速機2とで構成する。エンジン1は、運
転者が操作するアクセルペダル3にリンク連結せず、こ
れから切り離されて、ステップモータ4により開度を電
子制御されるようにしたスロットルバルブ5を具え、ス
テップモータ4を目標スロットル開度(TVO* )指令
に対応した回転位置にすることでスロットルバルブ5を
目標スロットル開度TVO* にして、エンジン1を出力
を制御し得るようものとする。
【0036】無段変速機2は周知のVベルト式無段変速
機とし、トルクコンバータ6を介してエンジン1の出力
軸に駆動結合されたプライマリプーリ7と、これに整列
配置したセカンダリプーリ8と、これら両プーリ間に掛
け渡したVベルト9とを具える。そして、セカンダリプ
ーリ8にファイナルドライブギヤ組10を介してディフ
ァレンシャルギヤ装置11を駆動結合し、これらにより
図示せざる車輪を回転駆動するものとする。
【0037】無段変速機2の変速のために、プライマリ
プーリ7およびセカンダリプーリ8のそれぞれのV溝を
形成するフランジのうち、一方の可動フランジを他方の
固定フランジに対して相対的に接近してV溝幅を狭めた
り、離反してV溝幅を広め得るようにし、両可動フラン
ジを、目標変速比(i* )指令に応動する油圧アクチュ
エータ12からのプライマリプーリ圧Ppri およびセカ
ンダリプーリ圧Psec に応じた位置に変位させること
で、無段変速機2を実変速比が目標変速比i* に一致す
るよう無段変速させ得るものとする。
【0038】目標スロットル開度TVO* および目標変
速比i* はそれぞれ、コントローラ13により演算して
求めることとし、これがためコントローラ13には、ア
クセルペダル3の踏み込み位置(アクセル開度)APS
を検出するアクセル開度センサ14からの信号と、スロ
ットル開度TVOを検出するスロットル開度センサ16
からの信号と、プライマリプーリ7の回転数(プライマ
リ回転数)Npri を検出するプライマリプーリ回転セン
サ17からの信号と、セカンダリプーリ8の回転数(セ
カンダリ回転数)Nsec を検出するセカンダリプーリ回
転センサ18からの信号と、車速VSPを検出する車速
センサ19からの信号とを入力する。
【0039】コントローラ13はこれら入力情報を基
に、図2に示す変速制御および図4に示すスロットル開
度制御を以下のごとくに行う。先ず図2の変速制御を説
明するに、ステップ21において、アクセル開度AP
S、スロットル開度TVO、プライマリ回転数Npri
セカンダリ回転数Nsec、車速VSPをそれぞれ読み込
む。次いでステップ22において、プライマリ回転数N
pri とセカンダリ回転数N sec との比である実変速比i
P をiP =Npri /Nsec の演算により求める。ステッ
プ23においては、アクセル開度APSおよび車速VS
Pから、予め設定しておく図3の変速マップをもとに目
標プライマリ回転数Npri * を検索する。そしてステッ
プ24で、上記の目標プライマリ回転数Npri * をセカ
ンダリ回転数Nsec により除算する演算により、目標プ
ライマリ回転数Npri * に対応した目標変速比i* =N
pri * /Nsec を算出する。次いでステップ25におい
て、目標変速比i* を図1の油圧アクチュエータ12に
出力することにより実変速比iP が目標変速比i* に向
かって変化するよう変速制御する。
【0040】次に図4のスロットル開度制御を説明す
る。先ずステップ31において、プライマリ回転数N
pri とセカンダリ回転数Nse c との比である実変速比i
P をiP =Npri /Nsec の演算により求めると共に、
セカンダリプーリ8の回転数Nsec を読み込む。次いで
ステップ32において、実変速比iP の変化速度、つま
り変速速度(d/dt)iP を算出する。かかる変速速度(d/d
t)iP の演算に当たっては、今回の実変速比iP と、前
回の実変速比ioLD との差値(iP −ioLD )を、図4
の演算周期Δtで除算する(iP −ioLD )/Δtの演
算により求める。
【0041】ステップ33においては、上記の変速速度
(d/dt)iP から、変速にともなうイナーシャトルクTdi
を以下により演算する。先ず、図1のトルクコンバータ
6が入出力要素間を直結されてエンジントルクをそのま
まプライマリプーリ7に伝達するロックアップ状態であ
る時について説明する。車軸周りの等価慣性Idaは、エ
ンジンの回転イナーシャをIe とし、入力軸周りの回転
イナーシャをIi とし、変速比を上記の通りiP とし、
図1のファイナルドライブリングギヤ組10の終減速比
をif とし、セカンダリプーリ周りの回転イナーシャを
sec とし、車軸周りの車両を含む回転イナーシャをI
d とすると、 Ida=(Ie +Ii )iP 2 ・if 2 +Isec ・if 2 +Id ・・・(1) で表され、車軸周りのエネルギー式は、車軸トルクをT
d とし、車両の走行抵抗をTR/Lとし、車軸角速度をn
d とすると、 ∫(Td −TR/L )nd ・dt=(1/2)Ida・nd
2 で表されることが知られている。
【0042】ここで、上記車軸周りのエネルギー式を時
間について微分すると、次式が得られる。 (Td −TR/L )nd =(1/2)nd 2 ・(d/dt)Ida+Ida・nd ・(d/dt)nd ・・・(2) ところで(1)式より、実変速比iP 以外が一定である
ことから、次式が得られる。 (d/dt)Ida=2(Ie +Ii )iP ・if 2 ・(d/dt)iP ・・・(3) ここで、(3)式を(2)式に代入して整理すると、 Ida・(d/dt)nd =(Td −TR/L ) −(Ie +Ii )iP ・if 2 ・nd ・(d/dt)iP ・・・(4) となり、上式の右辺第1項は定常項、第1項は過渡項で
ある。そして、当該第2項が変速比変化(変速)にとも
なって車輪駆動軸に発生するイナーシャトルクTdiを表
す。
【0043】次のステップ34においては、上記変速に
ともなうイナーシャトルクTdiを相殺するためのエンジ
ントルク換算値Teiを次式により演算する。 Tei=(Tdi)/iP ・if =(Ie +Ii )if ・nd ・(d/dt)iP ここで上式における(if ・nd )は、セカンダリプー
リ8(図1参照)の回転数Nsec を用いて、(if ・n
d )=(2π/60)Nsec で表されることから、上式
は次式の通りのものとなる。 Tei=(Ie +Ii )(2π/60)Nsec ・(d/dt)iP ・・・(5) ステップ34においては更に、上記のごとくに求めた、
変速にともなうイナーシャトルクTdiを相殺するエンジ
ントルク換算値Teiをエンジンの補正トルクとして出力
する。
【0044】次いで、図1のトルクコンバータ6が、入
出力要素間を直結されておらず、エンジントルクを増大
してプライマリプーリ7に伝達するコンバータ状態であ
る場合における、上記エンジントルク換算値Teiを考察
する。かかるコンバータ状態において、トルクコンバー
タ6の入力要素であるポンプインペラ側の運動方程式、
および出力要素であるタービンランナ側の運動方程式は
それぞれ、エンジン角速度をne とし、エンジントルク
をTe とし、トルクコンバータ入力トルクをTi とし、
タービンランナの回転イナーシャをIt とし、タービン
ランナの角速度をnt とし、タービンランナの伝達トル
クをTt とした時、以下の(6)式および(7)式で表
される。 Ie (d/dt)ne =Te −Ti ・・・(6) It (d/dt)nt =Tt −TR/L ・・・(7)
【0045】ところで、上式におけるTt ,ne はそれ
ぞれ、トルクコンバータの速度比をeとし、トルク比を
tとすると、 Tt =t・Ti ・・・(8) ne =(1/e)nt (9) で表され、(6)式より Ti =Te −Ie (d/dt)ne ・・・(10) が得られ、(9)式より (d/dt)ne =(1/e)(d/dt)nt −(1/e2 )nt
(d/dt)e が得られる。ここで、(d/dt)nt が(d/dt)eに比べて頗
る大きいと考えると、 (d/dt)ne =(1/e)(d/dt)nt ・・・(11) と見做すことができる。
【0046】従って、(7),(8),(10),(1
1)式より It (d/dt)nt =t{Te −(1/e)(d/dt)nt }−
R/L が得られ、これを整理すると、 〔It +(t/e)Ie }(d/dt)nt =t・Te −T
R/L となる。つまり、トルクコンバータのコンバータ状態に
おいてタービンランナ周りの見かけ上の回転イナーシャ
taは、 Ita=It +(t/e)Ie ・・・(12) で表される。よって(5)式および(12)式から、コ
ンバータ状態である場合において、変速に伴うイナーシ
ャトルクを相殺するためのイナーシャ補償用の補正トル
クT eiは、 Tei=〔(t/e)Ie +Ii 〕(2π/60)Nsec
×(d/dt)iP ・(1/t)・・・(13) によって求めることができる。
【0047】ロックアップ状態の時の(5)式による補
正トルクTei、またはコンバータ状態の時の(13)式
による補正トルクTeiを、図4のステップ34で出力す
ることにより、図1において通常はアクセルペダル操作
量(アクセル開度APS)に対応した値に決定される目
標スロットル開度TVO* が、上記の補正トルクTei
呼応して対応開度だけ増減され、かように増減された目
標スロットル開度TVO* が図1のステップモータ4に
指令され、実スロットル開度TVOを目標スロットル開
度TVO* に一致させるスロットルバルブ5の開度制御
がなされる。このスロットル開度制御により、図9のご
ときアクセル操作を行ってダウンシフト変速が行われる
場合について説明すると、エンジントルクおよび車輪駆
動力が同図の2点鎖線から実線のように増大され、同図
に2点鎖線で示すイナーシャトルクTdiを実線で示すよ
うに相殺することができる。従って、図9にハッチング
を付して示した領域を生ずることがなく、イナーシャト
ルクTdiに起因して生ずる、トルクの引き込み感を伴っ
た変速ショックを軽減することができる。
【0048】そして、かかる変速ショック軽減作用によ
れば、図9の実線を移記した図10の実線と、同図の2
点鎖線で示す、変速速度を緩やかにした変速ショック軽
減対策との比較から明らかなように、変速遅れを生ずる
ことなく上記の変速ショック軽減効果を達成することが
でき、変速遅れによって駆動力の変化遅れが発生すると
いった弊害を回避することができる。
【0049】なお、アップシフト変速時には前記したよ
うにトルクの突き出し感を伴った変速ショックを生ずる
が、この場合は、上記によるスロットル開度制御がエン
ジントルクおよび車輪駆動力を低下させて変速に伴うイ
ナーシャトルクTdiを相殺し、トルクの突き出し感を伴
った変速ショックを軽減することができる。
【0050】上記実施の形態においては、実変速比iP
をプライマリ回転数検出値Npri とセカンダリ回転数検
出値Nsec との比により算出し、また実変速比iP の1
制御周期間における変化量から変速速度(d/dt)iP を演
算したから、既存の回転センサによる検出値を用いて簡
単、且つ、安価に変速速度(d/dt)iP を求めることがで
き、コスト的に大いに有利である。
【0051】しかして本実施の形態においては、プライ
マリ回転数検出値Npri およびセカンダリ回転数検出値
sec そのものに、回転変動などによるノイズが混入し
ていることから、変速速度(d/dt)iP の演算結果が不正
確になり易い。この問題解決のためには、プライマリ回
転数検出値Npri 、セカンダリ回転数検出値Nsec 、実
変速比iP 、および変速速度(d/dt)iP の少なくとも1
つをフィルター処理して、変速速度(d/dt)iP の演算結
果から上記のノイズを除去することとする。
【0052】但しこの場合、フィルター処理による変速
速度(d/dt)iP の検出遅れが発生するのを免れない。図
5は、この問題を解消した本発明の他の実施の形態を示
し、本実施の形態においては、図1の無段変速機2を数
学モデル化する。そして、ステップ41においてこの数
学モデルに例えば変速制御指令などを当てはめることに
より現在の実変速比iPMoDELを算出する。ステップ41
においては更に、セカンダリプーリの回転数Nsec を読
み込む。ステップ42においては、上記の実変速比i
PMoDELから前回の実変速比iMoDE L(OLD)を減算し、その
差値を図5の演算周期Δtで除算することにより変速速
度(d/dt)iP を演算する。
【0053】ステップ43,44においては、かように
して求めた変速速度(d/dt)iP 、およびステップ41で
読み込んだセカンダリプーリ回転数Nsec を用いて、図
4のステップ33,34におけると同じく前記の(5)
式または(13)式の演算により変速ショック軽減用の
補正トルクTeiを算出し、当該トルク値Teiだけエンジ
ントルクが修正されるようなスロットル制御を行って変
速ショックを軽減する。
【0054】かかる実施の態様によれば、プライマリ回
転数Npri の検出値やセカンダリ回転数Nsec の検出値
を用いないで実変速比iPMoDELを求め、これから変速速
度(d/dt)iP を演算するために、変速速度(d/dt)iP
演算値にノイズが混入する惧れが全くなく、また、フィ
ルター処理による遅れも懸念する必要がなくなることも
あって、変速速度(d/dt)iP を高精度に求めることがで
きる。
【0055】図6は本発明の更に他の実施形態を示し、
本実施の形態においては、変速速度(d/dt)iP を図5と
同様に前記の数学モデルを用いて求めるが、トルクコン
バータがコンバータ状態であるときは、そのトルク変動
吸収機能により変速ショックが、ロックアップ状態のと
きほど問題にならないことから、変速ショック軽減作用
を実行しないようにする。
【0056】つまり、先ずステップ51において、図1
の無段変速機2に対応する前記の数学モデルを用い、現
在の実変速比iPMoDELを算出すると共に、セカンダリプ
ーリの回転数Nsec を読み込む。次のステップ52にお
いては、上記今回のの実変速比iPMoDELから前回の実変
速比iMoDEL(OLD)を減算し、その差値を図6の演算周期
Δtで除算することにより変速速度(d/dt)iP を演算す
る。
【0057】ステップ53においては、トルクコンバー
タがロックアップ状態か、コンバータ状態かをチェック
し、ロックアップ状態ならステップ54において、上記
のようにして求めた変速速度(d/dt)iP 、およびステッ
プ51で読み込んだセカンダリプーリ回転数Nsec を用
い、前記(5)式の演算により、ロックアップ時の変速
に伴うイナーシャトルクを相殺するためのエンジントル
ク、つまり、ロックアップ時の変速ショック軽減用にす
べき補正トルクTeiを算出する。しかして、トルクコン
バータがコンバータ状態であるときは、ステップ55に
おいて補正トルクTeiを0にする。
【0058】ステップ54または55で上記の如くに定
めた補正トルクTeiを次のステップ56において出力す
る。かかる補正トルクTeiの出力により、図1において
通常はアクセルペダル操作量(アクセル開度APS)に
対応した値に決定される目標スロットル開度TVO
* が、上記の補正トルクTeiに呼応して対応開度だけ増
減され、かように増減された目標スロットル開度TVO
* が図1のステップモータ4に指令され、実スロットル
開度TVOを目標スロットル開度TVO* に一致させる
スロットルバルブ5の開度制御がなされる。このスロッ
トル開度制御によるエンジントルクおよび車輪駆動力の
変更で、変速に伴うイナーシャトルクを相殺することが
でき、当該イナーシャトルクに起因して生ずる変速ショ
ックを軽減することができる。
【0059】ところで本実施の形態においては、トルク
コンバータがコンバータ状態であるとき、ステップ55
において補正トルクTeiを0にすることから実質上、コ
ンバータ状態では変速ショック軽減用のエンジントルク
補正を一切行わないこととなる。しかして、トルクコン
バータはコンバータ状態であるとき、入出力要素間の相
対回転によりトルク変動吸収機能を持ち、これがため変
速ショックが、ロックアップ状態のときほど問題になら
ないことから、本実施の形態のようにコンバータ状態で
あるとき変速ショック軽減作用を実行しないようにする
ことは、不要な変速ショック軽減用のエンジントルク変
更を行わないことに通じ、大いに好都合である。
【0060】トルクコンバータがコンバータ状態である
ときも変速ショック軽減用のエンジントルク変更が必要
な場合、図6の制御プログラムを採用する。つまり、先
ずステップ61において、図1の無段変速機2に対応す
る前記の数学モデルを用い、現在の実変速比iPMoDEL
算出すると共に、セカンダリプーリの回転数Nsec を読
み込む。次のステップ62においては、上記今回のの実
変速比iPMoDELから前回の実変速比iMoDEL(OLD)を減算
し、その差値を図6の演算周期Δtで除算することによ
り変速速度(d/dt)iP を演算する。
【0061】ステップ63においては、トルクコンバー
タがロックアップ状態か、コンバータ状態かをチェック
し、ロックアップ状態ならステップ64において、上記
のようにして求めた変速速度(d/dt)iP 、およびステッ
プ51で読み込んだセカンダリプーリ回転数Nsec を用
い、前記(5)式の演算により、ロックアップ時の変速
に伴うイナーシャトルクを相殺するためのエンジントル
ク、つまり、ロックアップ時の変速ショック軽減用にす
べき補正トルクTeiを算出する。
【0062】しかして、トルクコンバータがコンバータ
状態であるときは、ステップ65においてトルクコンバ
ータの速度比eおよびトルク比tを読み込み、制御をス
テップ66に進める。ステップ66においては、前記の
変速速度(d/dt)iP 、ステップ51で読み込んだセカン
ダリプーリ回転数Nsec 、上記の速度比e、およびトル
ク比tを用い、前記(13)式の演算により、コンバー
タ状態の時の変速に伴うイナーシャトルクを相殺するた
めのエンジントルク、つまり、コンバータ状態の時の変
速ショック軽減用にすべき補正トルクTeiを算出する。
【0063】ステップ64または66で上記の如くに定
めた補正トルクTeiを次のステップ67において出力す
る。かかる補正トルクTeiの出力により、図1において
通常はアクセルペダル操作量(アクセル開度APS)に
対応した値に決定される目標スロットル開度TVO
* が、上記の補正トルクTeiに呼応して対応開度だけ増
減され、かように増減された目標スロットル開度TVO
* が図1のステップモータ4に指令され、実スロットル
開度TVOを目標スロットル開度TVO* に一致させる
スロットルバルブ5の開度制御がなされる。このスロッ
トル開度制御によるエンジントルクおよび車輪駆動力の
変更で、変速に伴うイナーシャトルクを相殺することが
でき、当該イナーシャトルクに起因して生ずる変速ショ
ックを軽減することができる。
【0064】ところで本実施の形態においては、トルク
コンバータがコンバータ状態であるときも、ステップ6
6で定めた分だけ変速ショック軽減用のエンジントルク
補正を行うことから、必要に応じコンバータ状態におい
ても所定の変速ショック軽減効果を達成することができ
る。
【0065】なお、上記いずれの実施形態においても、
スロットル開度制御を介したエンジントルク変更により
変速ショックを軽減することとしたが、変速ショックを
軽減用のエンジントルク変更はスロットル開度制御に限
らない。また、エンジントルクそのものを変更するのに
代えて、図8に例示するようにエンジン1およびトルク
コンバータ6間のような無段変速機2の伝動系に可逆モ
ータ20を駆動係合させて設け、これにより当該伝動系
に、コントローラ13で前記のごとく演算した変速ショ
ック軽減用の補正トルクTeiを付与することもできる。
この場合、エンジン1自体の制御に何らの変更も要求し
ないことから、可逆モータ20の附加は必要であるもの
の、車両の運転性能への影響を回避することができる。
なお当該実施の形態においては、スロットルバルブ5を
電子的に開度制御する必要がなくなることから、これを
電子制御スロットルバルブとせず、アクセルペダル3に
リンク連結してこれにより機械的に開度操作される通常
のスロットルバルブとするとができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態になる変速ショック軽減
装置を具えた無段変速機搭載車のパワートレーンを、そ
の制御システムと共に示す概略説明図である。
【図2】同実施の形態においてコントローラが実行する
変速制御プログラムを示すフローチャートである。
【図3】同変速制御に際して用いる変速マップを線図化
した変速パターン図である。
【図4】同コントローラが実行する変速ショック軽減用
のスロットル制御プログラムを示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す変速ショック軽
減用のスロットル制御プログラムを示すフローチャート
である。
【図6】本発明の更に他の実施の形態を示す変速ショッ
ク軽減用のスロットル制御プログラムを示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明の更に別の実施の形態を示す変速ショッ
ク軽減用のスロットル制御プログラムを示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の他の実施の形態になる変速ショック軽
減装置を具えた無段変速機搭載車のパワートレーンを、
その制御システムと共に示す概略説明図である。
【図9】図1〜図4に示す実施の形態による変速制御お
よび変速ショック軽減用スロットル制御を、変速ショッ
ク対策を行わない場合のそれと比較して示すタイムチャ
ートである。
【図10】図1〜図4に示す実施の形態による変速制御
および変速ショック軽減用スロットル制御を、従来の変
速ショック対策を行った場合のそれと比較して示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 無段変速機 3 アクセルペダル 4 ステップモータ 5 スロットルバルブ 6 トルクコンバータ 7 プライマリプーリ 8 セカンダリプーリ 9 Vベルト 10 ファイナルドライブギヤ組 11 ディファレンシャルギヤ装置 12 油圧アクチュエータ 13 コントローラ 14 アクセル開度センサ 16 スロットル開度センサ 17 プライマリプーリ回転センサ 18 セカンダリプーリ回転センサ 19 車速センサ 20 可逆モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 61/04 F16H 61/04 // F16H 59:68 63:06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと無段変速機との組み合わせに
    なるパワートレーンを搭載した車両において、 前記無段変速機の変速比変化速度から、変速にともなう
    イナーシャトルクを演算し、該イナーシャトルクが相殺
    されるよう前記エンジンの出力トルクを修正する構成に
    したことを特徴とする無段変速機搭載車の変速ショック
    軽減装置。
  2. 【請求項2】 エンジンと無段変速機との組み合わせに
    なるパワートレーンを搭載した車両において、 前記無段変速機の変速比変化速度から、変速にともなう
    イナーシャトルクを演算し、該イナーシャトルクを相殺
    するトルクを変速機伝動系に付与するモータを付設した
    ことを特徴とする無段変速機搭載車の変速ショック軽減
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記変速比
    変化速度を、所定周期ごとの変速比変化量から演算する
    よう構成したことを特徴とする無段変速機搭載車の変速
    ショック軽減装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、変速比を変速機入力
    回転数検出値と、変速機出力回転数検出値との比により
    求めるよう構成したことを特徴とする無段変速機搭載車
    の変速ショック軽減装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4において、前記変速機
    入出力回転数検出値、これら回転数間の比として算出し
    た変速比、および該変速比の所定周期間における変化量
    から演算した変速比変化速度の少なくとも1つをフィル
    ター処理して、変速比変化速度からノイズを除去するよ
    う構成したことを特徴とする無段変速機搭載車の変速シ
    ョック軽減装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、無段変速機の数学モ
    デルを基に前記変速比を演算するよう構成したことを特
    徴とする無段変速機搭載車の変速ショック軽減装置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2において、エンジンと
    無段変速機との間にトルクコンバータが介在する場合、
    該トルクコンバータの速度比、トルク比、およびトルク
    容量係数の少なくも1つと、無段変速機の変速比変化速
    度とから、変速にともなうイナーシャトルクを演算する
    よう構成したことを特徴とする無段変速機搭載車の変速
    ショック軽減装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記トルクコンバー
    タが入出力要素間を直結されたロックアップ状態である
    時と、該直結が解かれたコンバータ状態である時とで、
    変速にともなうイナーシャトルクの演算方式を伝動態様
    の違いに呼応して異ならせるよう構成したことを特徴と
    する無段変速機搭載車の変速ショック軽減装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8において、トルクコン
    バータがロックアップ状態である時に、イナーシャトル
    クを相殺するトルクを発生させるよう構成したことを特
    徴とする無段変速機搭載車の変速ショック軽減装置。
  10. 【請求項10】 請求項7または8において、トルクコ
    ンバータがコンバータ状態である間は、イナーシャトル
    クを相殺するトルクを発生させないよう構成したことを
    特徴とする無段変速機搭載車の変速ショック軽減装置。
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