JPS61105235A - エンジン回転速度に基づく制御の開始又は終了方法 - Google Patents
エンジン回転速度に基づく制御の開始又は終了方法Info
- Publication number
- JPS61105235A JPS61105235A JP60146264A JP14626485A JPS61105235A JP S61105235 A JPS61105235 A JP S61105235A JP 60146264 A JP60146264 A JP 60146264A JP 14626485 A JP14626485 A JP 14626485A JP S61105235 A JPS61105235 A JP S61105235A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- speed
- determined
- engine speed
- increase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、エンジン回転速度に基づく制御の開始又は終
了方法に係り、特に、エンジン回転速度の上昇、下降に
関する変曲点を検出することによって、所定の制御を開
始又は終了するようにしたエンジン回転速度に基づく制
御の開始又は終了方法の改良に関する。
了方法に係り、特に、エンジン回転速度の上昇、下降に
関する変曲点を検出することによって、所定の制御を開
始又は終了するようにしたエンジン回転速度に基づく制
御の開始又は終了方法の改良に関する。
近年車両においては種々の電子部Jt[1機器等が搭載
されるようになってきている。これらの制御機器におい
ては、エンジン回転速度を監視し、該エンジン回転速度
が上昇若しくは停滞した状態から下降、又は下降若しく
は停滞した状態から上昇した時点(いわゆる変曲点)を
検出することによって、これを一種のトリガとし、所定
の制御を開始又は終了するようにしたものがある。例え
ば、自動変速機を備えた車両において、変速時にエンジ
ントルクを変更して、良好な変速特性を得ると共に、摩
擦係合装置の耐久性の確保・向上を図るようにした自動
変速機及びエンジンの一体制御方法もその1つであり(
例えば特開昭55−69738)、一般にエンジン回転
速度が上昇から下降した時点を検出することによってエ
ンジントルクの制御を開始するようにしている。 L発明が解決しようとする問題点】 しかしながら、このように、エンジン回転速度の上昇、
下降に関する変曲点を検出する場合、エンジン回転速度
に細かな脈動が存在しており、又、ときにノイズが混入
したりすることがあるため、ただ単に例えば前回の回転
速度よりも今回の回転速度の方が低く(高く)なった時
点を検出するだけでは、真にエンジン回転速度の変曲点
を的確に検出することができないことがあるという問題
があった。 この問題は、このような変曲点を検出するのに2次導関
数の正負の判定を行う場合でも同様に存在する。 又、この問題の対策として、例えば判断に当って一定の
不感帯を設ける方法は、エンジン回転速度の変化がゆる
やかであった場合には、当該不感帯を脱出するまでのタ
イムラグが長くなり、検出が遅れるという問題がある上
に、瞬間的な高レベルノイズに対しては防御できないと
いう問題がなお残される。
されるようになってきている。これらの制御機器におい
ては、エンジン回転速度を監視し、該エンジン回転速度
が上昇若しくは停滞した状態から下降、又は下降若しく
は停滞した状態から上昇した時点(いわゆる変曲点)を
検出することによって、これを一種のトリガとし、所定
の制御を開始又は終了するようにしたものがある。例え
ば、自動変速機を備えた車両において、変速時にエンジ
ントルクを変更して、良好な変速特性を得ると共に、摩
擦係合装置の耐久性の確保・向上を図るようにした自動
変速機及びエンジンの一体制御方法もその1つであり(
例えば特開昭55−69738)、一般にエンジン回転
速度が上昇から下降した時点を検出することによってエ
ンジントルクの制御を開始するようにしている。 L発明が解決しようとする問題点】 しかしながら、このように、エンジン回転速度の上昇、
下降に関する変曲点を検出する場合、エンジン回転速度
に細かな脈動が存在しており、又、ときにノイズが混入
したりすることがあるため、ただ単に例えば前回の回転
速度よりも今回の回転速度の方が低く(高く)なった時
点を検出するだけでは、真にエンジン回転速度の変曲点
を的確に検出することができないことがあるという問題
があった。 この問題は、このような変曲点を検出するのに2次導関
数の正負の判定を行う場合でも同様に存在する。 又、この問題の対策として、例えば判断に当って一定の
不感帯を設ける方法は、エンジン回転速度の変化がゆる
やかであった場合には、当該不感帯を脱出するまでのタ
イムラグが長くなり、検出が遅れるという問題がある上
に、瞬間的な高レベルノイズに対しては防御できないと
いう問題がなお残される。
【Fa明の目的】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもの
であって、簡易な構成で脈動や瞬間的な高レベルノイズ
の影響を受けずにエンジン回転速度の変極点を的確に且
つ速やかに検出することができ、従って所定の制御の開
始又は終了を的確に行うことができるエンジン回転速度
に基づく制卸の開始又は終了方法を提供することを目的
とする。
であって、簡易な構成で脈動や瞬間的な高レベルノイズ
の影響を受けずにエンジン回転速度の変極点を的確に且
つ速やかに検出することができ、従って所定の制御の開
始又は終了を的確に行うことができるエンジン回転速度
に基づく制卸の開始又は終了方法を提供することを目的
とする。
エンジン回転速度の上昇、下降に関する変曲点を検出す
ることによって、所定の制御を開始又は終了するように
したエンジン回転速度に基づく制御の開始又は終了方法
において、前記変曲点を検出する場合に、エンジン回転
速度が上昇若しくは停滞した状態から所定回数連続して
下降したか、又は、下降若しくは停滞した状態から所定
回数上昇したかを判断するようにしたことにより、上記
目的を達成したものである。
ることによって、所定の制御を開始又は終了するように
したエンジン回転速度に基づく制御の開始又は終了方法
において、前記変曲点を検出する場合に、エンジン回転
速度が上昇若しくは停滞した状態から所定回数連続して
下降したか、又は、下降若しくは停滞した状態から所定
回数上昇したかを判断するようにしたことにより、上記
目的を達成したものである。
本発明においては、エンジン回転速度の変曲点を検出す
るにあたって、該エンジン回転速度が所定回数下降〈又
は上昇)したことを確認するようにしたため、エンジン
回転速度の脈動やノイズの影響をほぼ排除することがで
き、正確な変極点の検出を速やかに行うことができる。
るにあたって、該エンジン回転速度が所定回数下降〈又
は上昇)したことを確認するようにしたため、エンジン
回転速度の脈動やノイズの影響をほぼ排除することがで
き、正確な変極点の検出を速やかに行うことができる。
以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。
この実施例は、運転者からの指示に基づく(マニュアル
)ダウンシフトの実行中に、エンジンの出力トルクを増
大させるようにした制御を行うにあたって、その増大時
期の検出のために本発明を通用したものである。 第2図において自動変速機の入力軸10と出力軸12と
の間には流体トルクコンバータ14.オーバドライブ装
置16、及びアンダドライブ装置18が同軸的に設けら
れる。ロックアツプクラッチL/Cは、流体トルクコン
バータ14に対して並列に設けられ、所定の運転条件時
ではエンジン動力は流体トルクコンバータ14を経ずに
ロックアツプクラッチL / Cを経てオーバドライブ
装置16へ伝達される。オーバドライブ装置16は1つ
の遊星歯車!fi120をもち、アンダドライブ装置1
8は2つの遊星歯車装置22.24をもっている。遊星
歯車装置2o、22.24の回転要素間の接続及び回転
要素の固定はクラッチCo〜C2、ブレーキBO〜83
、及び一方向クラッチFO〜F2により行われる。 第3因は変速段と各r!l擦係合装置の係合状態との関
係を示している。○、Xはそれぞれ係合状態及び解放状
態を示し、Δはエンジンドライブ時のみ係合状態になる
ことを示し、Dはドライブレンジ、2はセカンドレンジ
、Lはローレンジ、Rはリバースレンジ、o/Dはオー
バドライブ状態をそれぞれ意味する。 第2図に戻って油圧制御回路30は複数個の電磁弁32
を有し、これらの電磁弁32により一方向クラッチを除
く摩擦係合装置(ロックアツプクラッチL/Cを含む。 )の係合及び解放が制御される。εCT(電子制師変速
機)用コンピュータ36は、車速V及び吸気スロットル
開度θなどから変速段及び変速時期を演算し、電磁弁3
2を制mりる。EFI(電子制御燃料噴射)用コンピュ
ータ38は、エンジン回転速度Ne及び吸入空気流量Q
などから燃料噴射量及び点火時期を計算し、エンジン4
0を制御する。 第4図はDレンジの場合の変速線区を例示している。第
4図において、1.2.3、O/Dはそれぞれ第1速、
第2速、第3速、オーバドライブ(第4速)を示し、矢
印は変速方向を示している。 各変速線は車速V及び吸気スロットル開度θの関数とし
て設定されている。 第5図は高車速時及び低車速時におけるダウンシフト時
の過渡特性図を示し、I!過待時間対する各パラメータ
の変化を示している。なおPa、Pbはそれぞれ高速段
側及び低速段側の摩擦係合装置のサーボ油圧であり、エ
ンジンのモータリングトルクとは、エンジンがスロット
ル全問状態で回転している場合に外部から該エンジンを
駆動するために必要なトルク(通常、負)である。 時刻【1においてエンジンブレーキを作動させるために
運転者によりダウンシフト指示操作が行われる。ダウン
シフト指示操作とは例えばDレンジから2レンジあるい
はLレンジへのシフト操作、あるいはオーバードライブ
の禁止を意味するオーバドライブスイッチのオフ操作で
ある。 時刻t2において、時刻t1のダウンシフト操作に伴う
ダウンシフト指令が生じる。これにより所定の電磁弁3
2の制御信号が切換えられ、油圧制御回路3oのシフト
バルブの位置が切換わり、サーボ油圧paは下降し始め
、サーボ油圧pbは上昇し始める。 時刻t3において低速段用摩擦係合装置が係合し始めイ
ナーシャ相(実質的な変速)が始まり、時刻t3−から
エンジン回転速度Naが上昇し始める。 このエンジン回転速度の上昇開始に一致するようにエン
ジン出力トルクの上昇指令が発生し、エンジン出力トル
クが上昇させられる。この実施例では、このエンジン回
転速度の上昇開始を、該エンジン回転速度が所定回数連
続して上昇したことを検出することによって認定するよ
うにしているものである。 エンジン出力トルクの上昇量は車速■及びダウンシフト
の種類の関数として設定される。低速段用*m係合装置
のサーボ油圧pbの上限Pb1は第5図から分るように
従来のものより低い値に設定されているが、時刻t3か
らのエンジン出力トルクの上昇によりエンジン回転速度
Neはダウンシフト後の同期回転速度まで速やかに上昇
する。 即ち低速段用摩擦係合装置の仕事量を低下させることが
でき、低速段用摩擦係合装置の耐久性を改善することが
できる。又、サーボ油圧Pbの上限Pb1を従来のもの
より低い値に設定したことにより自動変速機の出力軸ト
ルクTOの下降が抑制され、変速衝撃を緩和することが
できる。 時刻t4において自動変速機の出力軸回転速度NOに低
速段の減速比を乗じた値として得られるタービン同期回
転速度Nt 1 (第5図ではダウンシフト後の流体ト
ルクコンバータ14のタービン回転速度Ntの定常値に
等しい。)より所定値ΔNだけ低い値にエンジン回転速
度Neが到達する。 これに伴ってエンジン出力トルクの復帰指令が発生し、
エンジン出力トル・りは低下する。 時刻t4からのエンジン出力トルクの低下は緩やかに行
われ、時刻t5においてエンジン出力トルクの復帰が完
了する。このような緩やかな復帰により低速段用S擦係
合装置の係合直後の出力軸トルクTOの変動が抑制され
る。 第6図は第5図で説明した制御原理に伴う運転者の手動
操作によるダウンシフト制御ルーチンのフローチャート
である。 IPHASEの値による変速状態の判別を行う(ステッ
プ48)。IPHASEは変速の状態を表示するフラグ
である。IPHASE−0の場合はステップ50へ進み
、IPHASE−1の場合はステップ56へ進み、IP
HASE−2の場合はステップ62へ進む。運転者によ
るダウンシフト指示操作があるかないかを判定しくステ
ップ50)、ある場合のみ以下のステップへ進む。 次にダウンシフト指令を発生して所定の電磁弁32の制
御信号を切換え(ステップ52)、吸気スロットル開度
θが所定値00以下か否かを判別しくステップ53)、
以下の場合のみ以下のステップに進む。更に車速Vと所
定値■1とを比較しくステップ54)、VがV1以上の
場合のみ以下のステップへ進む。 その後、エンジン回転速度Neの変化を監視し、(ステ
ップ56)、エンジン回転速度の上昇開始を検出してイ
ナーシャ相の開始を判別しくステップ58)、イナーシ
ャ相の開始が検出されると、エンジン出力トルクの増大
指令を発生する(ステップ60)。 このフローを第1図を用いて詳述する。 まずステップ100(第6図のステップ56)において
エンジン回転速度N+3の監視を開始する。 次いで、ステップ102において時時刻刻検出されるエ
ンジン回転速度NeをNOiとしたときに(1は第1番
目に検出したNe )、Ne r>Ne=−1の条件が
成立したか否かが判別される。今回測定したエンジン回
転速度Ne iが前回測定したエンジン回転速度N e
t−+よりも大きくないと判断されたときには、ステ
ップ107(第6図のステップ59)でIPHASE−
1とした後リセット前までジャンプする。大きいと判断
されたときにはステップ104に進み、カウントKをに
+1とした後、ステップ106において該カウントKが
所定値Mよりも大きいか否かが判断される。カウントK
が所定値Mよりも小さいと判断されたときには同様にI
PHASE−1とした後リセット前までジャンプする。 大きいと判断されたときにはエンジン回転速度Neが真
に上昇を開始したと判断しステップ108においてKを
リセットした後前述のステップ6oへと進むものである
。 第6図に戻って、エンジン回転速度Neがタービン同期
回転速度NtlよりΔNだけ低い値Nt1−ΔN以上に
上昇したか否かを判定しくステップ62)、上昇したら
、エンジン出力トルクの復帰指令を発生しくステップ6
4)、更にI PHASEをクリヤする(ステップ66
)。エンジン回転速度が上記値に到達していない場合は
、IPHASE−2として(ステップ68)、リセット
前までジャンプする。この場合、ECTの出力軸回転速
度をNOとすればNoに低速段のギヤ比を乗じ、この値
から所定値ΔNをさし引いた値にエンジン回転速度Ne
が到達したらイナーシャ相の終了と判断する。イナーシ
ャ相の検出手段としてはエンジン回転速度を検出する他
、例えば自動変速機の構成部材の回転速度を検出する方
法等種々の方法が考えられる。 なお、上記実施例においては、エンジン回転速度Neが
下降又は停滞から上昇する時点を検出することによって
、エンジントルクの制御を開始する例が示されていたが
、本発明においては、同様な趣旨のもとに、エンジン回
転速度が上昇又は停滞から下降する時点を検出すること
によって所定の制御(制御の種類は問わない)を開始又
は終了する場合にも適用することができる。
)ダウンシフトの実行中に、エンジンの出力トルクを増
大させるようにした制御を行うにあたって、その増大時
期の検出のために本発明を通用したものである。 第2図において自動変速機の入力軸10と出力軸12と
の間には流体トルクコンバータ14.オーバドライブ装
置16、及びアンダドライブ装置18が同軸的に設けら
れる。ロックアツプクラッチL/Cは、流体トルクコン
バータ14に対して並列に設けられ、所定の運転条件時
ではエンジン動力は流体トルクコンバータ14を経ずに
ロックアツプクラッチL / Cを経てオーバドライブ
装置16へ伝達される。オーバドライブ装置16は1つ
の遊星歯車!fi120をもち、アンダドライブ装置1
8は2つの遊星歯車装置22.24をもっている。遊星
歯車装置2o、22.24の回転要素間の接続及び回転
要素の固定はクラッチCo〜C2、ブレーキBO〜83
、及び一方向クラッチFO〜F2により行われる。 第3因は変速段と各r!l擦係合装置の係合状態との関
係を示している。○、Xはそれぞれ係合状態及び解放状
態を示し、Δはエンジンドライブ時のみ係合状態になる
ことを示し、Dはドライブレンジ、2はセカンドレンジ
、Lはローレンジ、Rはリバースレンジ、o/Dはオー
バドライブ状態をそれぞれ意味する。 第2図に戻って油圧制御回路30は複数個の電磁弁32
を有し、これらの電磁弁32により一方向クラッチを除
く摩擦係合装置(ロックアツプクラッチL/Cを含む。 )の係合及び解放が制御される。εCT(電子制師変速
機)用コンピュータ36は、車速V及び吸気スロットル
開度θなどから変速段及び変速時期を演算し、電磁弁3
2を制mりる。EFI(電子制御燃料噴射)用コンピュ
ータ38は、エンジン回転速度Ne及び吸入空気流量Q
などから燃料噴射量及び点火時期を計算し、エンジン4
0を制御する。 第4図はDレンジの場合の変速線区を例示している。第
4図において、1.2.3、O/Dはそれぞれ第1速、
第2速、第3速、オーバドライブ(第4速)を示し、矢
印は変速方向を示している。 各変速線は車速V及び吸気スロットル開度θの関数とし
て設定されている。 第5図は高車速時及び低車速時におけるダウンシフト時
の過渡特性図を示し、I!過待時間対する各パラメータ
の変化を示している。なおPa、Pbはそれぞれ高速段
側及び低速段側の摩擦係合装置のサーボ油圧であり、エ
ンジンのモータリングトルクとは、エンジンがスロット
ル全問状態で回転している場合に外部から該エンジンを
駆動するために必要なトルク(通常、負)である。 時刻【1においてエンジンブレーキを作動させるために
運転者によりダウンシフト指示操作が行われる。ダウン
シフト指示操作とは例えばDレンジから2レンジあるい
はLレンジへのシフト操作、あるいはオーバードライブ
の禁止を意味するオーバドライブスイッチのオフ操作で
ある。 時刻t2において、時刻t1のダウンシフト操作に伴う
ダウンシフト指令が生じる。これにより所定の電磁弁3
2の制御信号が切換えられ、油圧制御回路3oのシフト
バルブの位置が切換わり、サーボ油圧paは下降し始め
、サーボ油圧pbは上昇し始める。 時刻t3において低速段用摩擦係合装置が係合し始めイ
ナーシャ相(実質的な変速)が始まり、時刻t3−から
エンジン回転速度Naが上昇し始める。 このエンジン回転速度の上昇開始に一致するようにエン
ジン出力トルクの上昇指令が発生し、エンジン出力トル
クが上昇させられる。この実施例では、このエンジン回
転速度の上昇開始を、該エンジン回転速度が所定回数連
続して上昇したことを検出することによって認定するよ
うにしているものである。 エンジン出力トルクの上昇量は車速■及びダウンシフト
の種類の関数として設定される。低速段用*m係合装置
のサーボ油圧pbの上限Pb1は第5図から分るように
従来のものより低い値に設定されているが、時刻t3か
らのエンジン出力トルクの上昇によりエンジン回転速度
Neはダウンシフト後の同期回転速度まで速やかに上昇
する。 即ち低速段用摩擦係合装置の仕事量を低下させることが
でき、低速段用摩擦係合装置の耐久性を改善することが
できる。又、サーボ油圧Pbの上限Pb1を従来のもの
より低い値に設定したことにより自動変速機の出力軸ト
ルクTOの下降が抑制され、変速衝撃を緩和することが
できる。 時刻t4において自動変速機の出力軸回転速度NOに低
速段の減速比を乗じた値として得られるタービン同期回
転速度Nt 1 (第5図ではダウンシフト後の流体ト
ルクコンバータ14のタービン回転速度Ntの定常値に
等しい。)より所定値ΔNだけ低い値にエンジン回転速
度Neが到達する。 これに伴ってエンジン出力トルクの復帰指令が発生し、
エンジン出力トル・りは低下する。 時刻t4からのエンジン出力トルクの低下は緩やかに行
われ、時刻t5においてエンジン出力トルクの復帰が完
了する。このような緩やかな復帰により低速段用S擦係
合装置の係合直後の出力軸トルクTOの変動が抑制され
る。 第6図は第5図で説明した制御原理に伴う運転者の手動
操作によるダウンシフト制御ルーチンのフローチャート
である。 IPHASEの値による変速状態の判別を行う(ステッ
プ48)。IPHASEは変速の状態を表示するフラグ
である。IPHASE−0の場合はステップ50へ進み
、IPHASE−1の場合はステップ56へ進み、IP
HASE−2の場合はステップ62へ進む。運転者によ
るダウンシフト指示操作があるかないかを判定しくステ
ップ50)、ある場合のみ以下のステップへ進む。 次にダウンシフト指令を発生して所定の電磁弁32の制
御信号を切換え(ステップ52)、吸気スロットル開度
θが所定値00以下か否かを判別しくステップ53)、
以下の場合のみ以下のステップに進む。更に車速Vと所
定値■1とを比較しくステップ54)、VがV1以上の
場合のみ以下のステップへ進む。 その後、エンジン回転速度Neの変化を監視し、(ステ
ップ56)、エンジン回転速度の上昇開始を検出してイ
ナーシャ相の開始を判別しくステップ58)、イナーシ
ャ相の開始が検出されると、エンジン出力トルクの増大
指令を発生する(ステップ60)。 このフローを第1図を用いて詳述する。 まずステップ100(第6図のステップ56)において
エンジン回転速度N+3の監視を開始する。 次いで、ステップ102において時時刻刻検出されるエ
ンジン回転速度NeをNOiとしたときに(1は第1番
目に検出したNe )、Ne r>Ne=−1の条件が
成立したか否かが判別される。今回測定したエンジン回
転速度Ne iが前回測定したエンジン回転速度N e
t−+よりも大きくないと判断されたときには、ステ
ップ107(第6図のステップ59)でIPHASE−
1とした後リセット前までジャンプする。大きいと判断
されたときにはステップ104に進み、カウントKをに
+1とした後、ステップ106において該カウントKが
所定値Mよりも大きいか否かが判断される。カウントK
が所定値Mよりも小さいと判断されたときには同様にI
PHASE−1とした後リセット前までジャンプする。 大きいと判断されたときにはエンジン回転速度Neが真
に上昇を開始したと判断しステップ108においてKを
リセットした後前述のステップ6oへと進むものである
。 第6図に戻って、エンジン回転速度Neがタービン同期
回転速度NtlよりΔNだけ低い値Nt1−ΔN以上に
上昇したか否かを判定しくステップ62)、上昇したら
、エンジン出力トルクの復帰指令を発生しくステップ6
4)、更にI PHASEをクリヤする(ステップ66
)。エンジン回転速度が上記値に到達していない場合は
、IPHASE−2として(ステップ68)、リセット
前までジャンプする。この場合、ECTの出力軸回転速
度をNOとすればNoに低速段のギヤ比を乗じ、この値
から所定値ΔNをさし引いた値にエンジン回転速度Ne
が到達したらイナーシャ相の終了と判断する。イナーシ
ャ相の検出手段としてはエンジン回転速度を検出する他
、例えば自動変速機の構成部材の回転速度を検出する方
法等種々の方法が考えられる。 なお、上記実施例においては、エンジン回転速度Neが
下降又は停滞から上昇する時点を検出することによって
、エンジントルクの制御を開始する例が示されていたが
、本発明においては、同様な趣旨のもとに、エンジン回
転速度が上昇又は停滞から下降する時点を検出すること
によって所定の制御(制御の種類は問わない)を開始又
は終了する場合にも適用することができる。
第1図は、本発明に係るエンジン回転速度に基づく制御
の開始又は終了方法の実施例を示す流れ図、第2図は、
上記実施例が適用される自動変速機及びエンジンの制御
システムの概略図、第3図は、上記システムの各変速段
における各摩擦係合装置の作動状態を示す線図、第4図
は、同じくDレンジにおける変速線図、第5図は、高車
速時及び低車速時のダウンシフト期間の変速にかかわる
各パラメータの値の変化を示す線図、第6図は、ダウン
シフト制御ルーチンのフローチャートである。 NO・・・エンジン回転速度、 K・・・カウンタ。
の開始又は終了方法の実施例を示す流れ図、第2図は、
上記実施例が適用される自動変速機及びエンジンの制御
システムの概略図、第3図は、上記システムの各変速段
における各摩擦係合装置の作動状態を示す線図、第4図
は、同じくDレンジにおける変速線図、第5図は、高車
速時及び低車速時のダウンシフト期間の変速にかかわる
各パラメータの値の変化を示す線図、第6図は、ダウン
シフト制御ルーチンのフローチャートである。 NO・・・エンジン回転速度、 K・・・カウンタ。
Claims (1)
- (1)エンジン回転速度の上昇、下降に関する変曲点を
検出することによつて、所定の制御を開始又は終了する
ようにしたエンジン回転速度に基づく制御の開始又は終
了方法において、 前記変曲点を検出する場合に、エンジン回転速度が上昇
若しくは停滞した状態から所定回数連続して下降したか
、又は、下降若しくは停滞した状態から所定回数上昇し
たかを判断するようにしたことを特徴とするエンジン回
転速度に基づく制御の開始又は終了方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60146264A JPS61105235A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | エンジン回転速度に基づく制御の開始又は終了方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60146264A JPS61105235A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | エンジン回転速度に基づく制御の開始又は終了方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59224066A Division JPS61103042A (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61105235A true JPS61105235A (ja) | 1986-05-23 |
Family
ID=15403807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60146264A Pending JPS61105235A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | エンジン回転速度に基づく制御の開始又は終了方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61105235A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6435157A (en) * | 1987-07-30 | 1989-02-06 | Mazda Motor | Hydraulic control device for automatic transmission |
US5047936A (en) * | 1988-07-28 | 1991-09-10 | Nissan Motor Co., Ltd. | Gear shift control for power train |
US5119696A (en) * | 1988-08-08 | 1992-06-09 | Nissan Motor Co., Ltd. | Jolt control system for drive system |
WO1994021484A1 (en) * | 1993-03-15 | 1994-09-29 | Aisin Aw Co., Ltd. | Speed change controller for automatic transmission for vehicle |
-
1985
- 1985-07-03 JP JP60146264A patent/JPS61105235A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6435157A (en) * | 1987-07-30 | 1989-02-06 | Mazda Motor | Hydraulic control device for automatic transmission |
US5047936A (en) * | 1988-07-28 | 1991-09-10 | Nissan Motor Co., Ltd. | Gear shift control for power train |
US5119696A (en) * | 1988-08-08 | 1992-06-09 | Nissan Motor Co., Ltd. | Jolt control system for drive system |
WO1994021484A1 (en) * | 1993-03-15 | 1994-09-29 | Aisin Aw Co., Ltd. | Speed change controller for automatic transmission for vehicle |
US5501642A (en) * | 1993-03-15 | 1996-03-26 | Aisin Aw Co., Ltd. | Shift control system for vehicular automatic transmission |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4214405B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JPS6234207B2 (ja) | ||
JP2006069267A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JPH03275950A (ja) | 自動変速機のダウンシフト制御装置 | |
JP3683194B2 (ja) | 車両の変速制御装置 | |
JP3374168B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JPS61119433A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JPS61104128A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
WO1994021484A1 (en) | Speed change controller for automatic transmission for vehicle | |
JPH0392666A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JPH0289859A (ja) | 自動変速機の変速終了判定装置 | |
JPS61105235A (ja) | エンジン回転速度に基づく制御の開始又は終了方法 | |
US5787379A (en) | Lockup control system for automatic transmissions | |
JP2616023B2 (ja) | 自動変速機の多重変速制御装置 | |
JP2001124193A (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JP2967849B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JPS62127553A (ja) | 自動変換機の変速制御装置 | |
JP3352781B2 (ja) | エンジン及び自動変速機の制御装置 | |
JPH023768A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP2684704B2 (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JPH02292566A (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JP2005315084A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP2689494B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JP2010007767A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP3222175B2 (ja) | 自動変速機の変速制御装置 |