JPH11155286A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH11155286A
JPH11155286A JP9322677A JP32267797A JPH11155286A JP H11155286 A JPH11155286 A JP H11155286A JP 9322677 A JP9322677 A JP 9322677A JP 32267797 A JP32267797 A JP 32267797A JP H11155286 A JPH11155286 A JP H11155286A
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switch element
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坂本  潔
Takashi Ikimi
高志 伊君
Kenichi Onda
謙一 恩田
Masahiro Tobiyo
飛世  正博
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    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】すべての動作状態でサージ電圧を低減でき、か
つ構造の簡単な電力変換装置を提供することにある。 【解決手段】半導体スイッチ素子11〜14,ダイオー
ド21,22、および平滑用コンデンサ31,32を板
状導体51〜56により接続してなる中性点クランプ式
3値レベル型の電力変換装置において、ダイオード2
1,22および平滑用コンデンサ31,32を接続する
板状導体56上に、絶縁物を介して、板状導体51〜5
5を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体スイッチ素子
を用いた電力変換装置に係り、特に半導体スイッチ素子
のスイッチングの際に発生するサージ電圧を低減できる
電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体スイッチ素子を用いて構成される
電力変換装置では、半導体スイッチ素子のスイッチング
の際に、スパイク状のサージ電圧が発生することが知ら
れている。このサージ電圧は、電流が変化率di/dt
で増減する場合、配線導体自身が持つ浮遊インダクタン
スLに対して−L・di/dtの大きさの電圧が誘導さ
れるものである。近年、半導体スイッチ素子のスイッチ
ング速度の高速化が進み、電流の変化率も増加してきて
おり、発生するサージ電圧が高くなる傾向にある。この
ため、半導体スイッチ素子をサージ電圧から守る目的
で、配線導体のインダクタンスを小さくする技術が考案
されている。
【0003】上述の配線導体のインダクタンスを低減さ
せるための技術として、例えば特開平7−203686 号公報
(以下、第1の従来技術と呼ぶ)に記載されているよう
に、逆向きの電流が流れる2つの配線導体を幅の広い導
体板で構成し、導体板を互いに近接させる方法がある。
この第1の従来技術について図10を用いて説明する。
図10の回路図において、直流電源部1と3相インバー
タ部2とは、正極側と負極側の2つの配線導体で接続さ
れている。この2つの配線導体には常に逆方向の電流が
流れるため、この2つの配線導体を近接させることによ
り、互いの電流から生じる磁束が相殺される。このこと
により、インダクタンスL1およびL2を低減することが
できる。
【0004】また、配線導体のインダクタンスを低減さ
せるための他の技術として、特開平7−131981 号公報
(以下、第2の従来技術と呼ぶ)に記載のように、複数
の導体板を絶縁物を介して積層した一括配線導体を用い
る方法もある。この方法によっても配線導体のインダク
タンスを減らすことができ、また、一括配線導体を用い
ることによって電力変換装置の組み立て工数を減らすこ
ともできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】比較的容量の大きい電
力変換装置では、装置が大型化し配線インダクタンスが
増加するため、一般に電力変換装置では各相毎に平滑用
コンデンサを備える。例えば、中性点クランプ式の3値
レベルインバータは図4に示す回路構成となる。この図
におけるインバータは、それぞれ平滑用コンデンサ31
および32を備えている。このようにインバータが各相
毎に平滑用コンデンサを備える場合、スイッチ素子のス
イッチング時に発生するサージ電圧の大きさは、インバ
ータの平滑用コンデンサとスイッチング素子間の配線イ
ンダクタンスの大きさにより決まる。このため、インダ
クタンスの大きい直流配線母線の影響による高電圧のサ
ージ電圧の発生を防ぐことができる。
【0006】しかし、半導体スイッチ素子としてIGB
T等の高速スイッチング素子を用いる場合、転流電流の
変化率も大きくなるため、各インバータ内の配線につい
ても、出来る限り配線インダクタンスを低減することが
求められている。しかし、前述の従来技術を、図4に示
す中性点クランプ式の3値レベルインバータを用いた電
力変換装置に適用すると以下の問題を生じる。
【0007】中性点クランプ式の3値レベルインバータ
では、6つの配線導体51〜56が使われる。ここで、
第1の従来技術を適用するには、常に逆向きの電流が流
れる2つの配線導体を互いに近接させる必要がある。し
かし、3値レベルインバータではスイッチ素子のオン,
オフ状態の違いや負荷電流の向きによって配線導体を流
れる電流が変化し、常に逆向きの電流が流れる2つの配
線導体の組み合わせが存在しない。仮に、ある特定の2
つの配線導体を近接させた場合は、インバータの動作に
よってはインダクタンス低減の効果が得られず、サージ
電圧を抑制することができない。
【0008】一方、第2の従来技術を適用して、配線導
体をすべて同サイズの幅広の導体板とし、6つの導体板
を絶縁層を介して近接させる方法も考えられる。この場
合には、配線導体の低インダクタンス化を図ることがで
きると考えられる。しかし、3値レベルインバータで
は、配線に必要な導体板を6層重ねることになり構造が
複雑化する問題がある。例えば、ある配線導体に電気部
品の端子を接続する場合、残りの5個の配線導体には、
前記接続部と電気的に接触しないように逃げ穴を作る必
要がある。これにより製造コストが増加する問題があ
る。また別の問題として、同じ大きさの導体板を6枚も
必要とするため、配線に必要な配線導体の重量が増加し
機械的に不安定になる問題がある。
【0009】本発明の目的は、すべての動作状態でサー
ジ電圧を低減でき、かつ構造の簡単な電力変換装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第1
の発明の特徴は、複数の半導体スイッチ素子,ダイオー
ドおよびコンデンサを板状導体により接続してなる電力
変換装置であって、前記板状導体は、任意の前記半導体
スイッチ素子がスイッチングする前後において電流が流
れない板状導体を含み、全ての前記半導体スイッチ素子
のスイッチングに対してそのスイッチングの前あるいは
後のいずれか一方で電流が流れる第1板状導体上に、絶
縁物を介して、他の板状導体が配置されることにある。
【0011】第1板状導体には全ての半導体スイッチ素
子のスイッチングに対してそのスイッチングの前あるい
は後のいずれか一方で電流が流れるため、半導体スイッ
チ素子がスイッチングすると、第1板状導体では電流が
増加あるいは減少する。一方、他の板状導体のうちのい
ずれかにおいては、半導体スイッチ素子のスイッチング
により、第1板状導体における電流の変化とは逆に電流
が減少あるいは増加する。このような第1板状導体上に
他の板状導体が配置されるため、半導体スイッチ素子の
スイッチングの際に、増加する電流と減少する電流とを
近接させることができ、電流変化に伴う磁束変化を互い
に打消し、スイッチングの前後で磁束を一定に保つこと
ができる。従って、半導体スイッチ素子のスイッチング
の際に発生するサージ電圧を低減できる。
【0012】上記目的を達成する第2の発明の特徴は、
第1〜第4の半導体スイッチ素子と、前記第1の半導体
スイッチ素子と前記第2の半導体スイッチ素子とを直列
に接続する第1の板状導体と、前記第2の半導体スイッ
チ素子と前記第3の半導体スイッチ素子とを直列に接続
し、かつ交流端子を有する第2の板状導体と、前記第3
の半導体スイッチ素子と前記第4の半導体スイッチ素子
とを直列に接続する第3の板状導体と、直列に接続され
た前記第1〜第4の半導体スイッチ素子と第4及び第5
の板状導体により並列に接続され、かつ中間電圧点を有
するコンデンサと、前記コンデンサの中間電圧点から前
記第1の板状導体へ順方向電流を流す極性で、一端が第
6の板状導体により前記コンデンサの中間電圧点と接続
され、かつ他端が前記第1の板状導体に接続された第1
のダイオードと、前記第3の板状導体から前記コンデン
サの中間電圧点へ順方向電流を流す極性で、一端が前記
第6の板状導体に接続され、かつ他端が前記第3の板状
導体に接続された第2のダイオードとを備えた中性点ク
ランプ式3値レベル型の電力変換装置において、前記第
6の板状導体上に、絶縁物を介して、前記第1〜第3の
板状導体が配置されることにある。
【0013】第6の板状導体には全ての半導体スイッチ
素子のスイッチングに対してそのスイッチングの前ある
いは後のいずれか一方で電流が流れるため、半導体スイ
ッチ素子がスイッチングすると、第6の板状導体では電
流が増加あるいは減少する。一方、第1〜第5の板状導
体のうちのいずれかにおいては、半導体スイッチ素子の
スイッチングにより、第6の板状導体における電流の変
化とは逆に電流が減少あるいは増加する。このような第
6の板状導体上に第1〜第5の板状導体が配置されるた
め、半導体スイッチ素子のスイッチングの際に、増加す
る電流と減少する電流とを近接させることができ、電流
変化に伴う磁束変化を互いに打消し、スイッチングの前
後で磁束を一定に保つことができる。従って、半導体ス
イッチ素子のスイッチングの際に発生するサージ電圧を
低減できる。
【0014】上記目的を達成する第3の発明の特徴は、
第1〜第5の板状導体は、同一平面に配置されることに
ある。
【0015】他の板状導体を同一平面に配置することに
より、電力変換装置の配線を第6の板状導体と第1〜第
5の板状導体との2層で構成することができ、機械的安
定性を向上することができる。
【0016】上記目的を達成する第4の発明の特徴は、
絶縁物は空気層であることにある。絶縁物として空気層
を用いることにより、第6の板状導体と第1〜第5の板
状導体とを間隔を開けて配置するだけで絶縁でき、電力
変換装置の構造を簡単化できる。
【0017】上記目的を達成する第5の発明の特徴は、
複数の半導体スイッチ素子のうち最も高圧側のスイッチ
素子と最も低圧側のスイッチ素子は、コンデンサに近接
させて配置されることにある。
【0018】最も高圧側のスイッチ素子と最も低圧側の
スイッチ素子は、コンデンサに近接させて配置されるこ
とにより、最も高圧側のスイッチ素子および最も低圧側
のスイッチ素子と、コンデンサとを結ぶ板状導体を短く
することができ、その板状導体における電流の変化によ
り発生するサージ電圧を低減できる。
【0019】上記目的を達成する第6の発明の特徴は、
第1の板状導体は、第1のスイッチ素子の接続点と第2
のスイッチ素子の接続点との間に、第1のダイオードの
接続点を設けることにある。
【0020】第1のスイッチ素子の接続点と第2のスイ
ッチ素子の接続点との間に、第1のダイオードの接続点
を設けることにより、第1の半導体スイッチ素子のスイ
ッチングの際に変化する電流の経路が、第1の半導体ス
イッチ素子と第1のダイオードの間のみとなるため、サ
ージ電圧をより低減できる。
【0021】上記目的を達成する第7の発明の特徴は、
第3の板状導体は、第3のスイッチ素子の接続点と第4
のスイッチ素子の接続点との間に、第2のダイオードの
接続点を設けることにある。
【0022】第3のスイッチ素子の接続点と第4のスイ
ッチ素子の接続点との間に、第2のダイオードの接続点
を設けることにより、第4の半導体スイッチ素子のスイ
ッチングの際に変化する電流の経路が、第4の半導体ス
イッチ素子と第2のダイオードの間のみとなるため、サ
ージ電圧をより低減できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例を詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の好適な一実施例である電力
変換装置の構成図である。なお、本実施例の電力変換装
置は中性点クランプ式3値レベルインバータである。
【0025】本実施例の電力変換装置は、半導体スイッ
チ素子(モジュール)11〜14,ダイオード21,2
2および平滑用コンデンサ31,32の上に板状導体5
6を配置し、更にその上に板状導体51〜55を配置し
た構成となっている。なお半導体スイッチ素子は、半導
体スイッチとダイオードとを逆並列接続して構成され
る。この半導体スイッチ素子11〜14は図1に示され
るように正側端子Cおよび負側端子Eを有する。また、
スイッチ素子11〜14は制御用端子を有しており(図
示せず)、制御用回路によりオン,オフが制御される。
以下、本実施例では、半導体スイッチ素子をスイッチ素
子,平滑用コンデンサをコンデンサ,板状導体を導体と
呼ぶ。
【0026】図1において、スイッチ素子11の正側端
子Cは、導体51によりコンデンサ31の正側端子と接
続される。また、スイッチ素子11の負側端子Eは導体
52によりダイオード21のカソード端子K、およびス
イッチ素子12の正側端子Cと接続される。スイッチ素
子12の負側端子Eは、導体53によりスイッチ素子1
3の正側端子Cと接続される。導体53には電力変換装
置の交流端子Tout が設けられ負荷が接続される。スイ
ッチ素子13の負側端子Eは、導体54によってダイオ
ード22のアノード端子A、およびスイッチ素子14の
正側端子Cと接続される。スイッチ素子14の負側端子
Eは、導体55により、コンデンサ32の負側端子に接
続される。また、ダイオード21のアノード端子A、ダ
イオード22のカソード端子K、コンデンサ31の負側
端子、およびコンデンサ32の正側端子は、導体56に
より接続される。
【0027】以上のように、スイッチ素子11〜14は
4直列に接続される。スイッチ素子のうち最も高圧側の
スイッチ素子11と最も低圧側のスイッチ素子14は、
コンデンサ31,32に近接して、かつ導体51と導体
55が隣り合うように配置する。また、導体56は他の
導体51〜55と比較して面積が広く、導体51〜55
は導体56との絶縁のため、空気の層を介して導体56
の上に配置される。図2は、図1に示す電力変換装置の
側面図である。図2において冷却装置6は、スイッチ素
子11〜14、およびダイオード21,22を冷却し、
スイッチ素子11〜14、およびダイオード21,22
の過熱を防止する。スイッチ素子11,12、およびダ
イオード21は導体51〜53と筒状の導体であるスペ
ーサ7C〜7Eを用いて接続される。コンデンサ31も
同様にスペーサ7A,7Bによって導体51および56
と接続される。なお、スペーサ7B〜7Eは、導体56
に設けられた穴(穴の径はスペーサ7B〜7Eの径より
も大きい)を導体56とは接触せずに貫通しており、ス
イッチ素子11,12,ダイオード21、およびコンデ
ンサ31の正側端子は導体56とは絶縁されている。な
お、スイッチ素子13,14,ダイオード22、および
コンデンサ32もスペーサを用いて各導体と接続され
る。また、図面では省略しているが、各素子の端子およ
び導体と、スペーサとの固定はボルトあるいはネジによ
って行う。
【0028】図2に示すように、スペーサ7A〜7Eに
よって導体56と導体51〜55との間にはほぼ一定の
間隔が確保され、前述のように絶縁層である空気の層が
形成される。なお、導体51〜55と導体56の間に板
状の固体絶縁物を挿入し、複数の配線導体と絶縁物を一
体化することもできる。
【0029】図3はスイッチ素子11〜14,ダイオー
ド21,22およびコンデンサ31,32と、導体56
との接続関係を示す。前述したように、ダイオード21
のアノード端子A、ダイオード22のカソード端子K、
コンデンサ31の負側端子およびコンデンサ32の正側
端子は、導体56に接続される。その他の端子は、図に
も示すようにスペーサが導体56に設けられた穴を導体
56とは接触せずに貫通しており、導体56とは絶縁さ
れている。
【0030】図4は、図1に示す電力変換装置を3台用
いて構成した3相交流モータドライブ装置の回路構成図
である。コンバータ9は交流電源8から供給された交流
電力を直流電力に変換する。コンバータ9から出力され
た直流電圧は、コンデンサにより分圧され、3レベルの
直流電圧となる。コンバータ9から出力された3レベル
の直流電圧は、3本の直流電圧母線により各電力変換装
置の導体51,55,56に導かれる。また、各電力変
換装置の交流端子Tout には負荷4が接続される。
【0031】次に、本実施例の電力変換装置の構成によ
り、配線導体のインダクタンスを低減し、スイッチ素子
がスイッチングする際に発生するサージ電圧を低減でき
る原理について説明する。
【0032】図5および図6は、本実施例の電力変換装
置である中性点クランプ式3値レベルインバータ回路に
おける全ての電流経路を示す。電流経路は電流の方向や
スイッチ素子のオン,オフ状態の違いにより異なる。電
流の方向が交流端子Tout から負荷4へ向かう場合を図
5に示し、一方、電流の方向が負荷4から交流端子Tout
へ向かう場合を図6に示す。
【0033】図5(a)はスイッチ素子11,12がオ
ン、スイッチ素子13,14がオフの場合の電流経路を
示す。電流は導体51,スイッチ素子11,導体52,
スイッチ素子12,導体53の順に流れる。図5(a)
の状態から、スイッチ素子11がオフに、またスイッチ
素子13がオンに変化すると、電流経路は図5(b)に示
す経路に変化する。この場合、電流は導体56,ダイオ
ード21,導体52,スイッチ素子12,導体53の順
に流れる。なお、図5(a)に示す電流経路から図5
(b)に示す電流経路に変化するということは、導体5
1およびスイッチ素子11に流れる電流が減少し、導体
56およびダイオード21に流れる電流が増加するとい
うことである。更に図5(b)の状態から、スイッチ素
子12がオフに、スイッチ素子14がオンに変化する
と、電流経路は図5(c)に示す経路に変化する。この
場合、電流は導体55,スイッチ素子14,導体54,
スイッチ素子13,導体53の順に流れる。なお、図5
(b)に示す電流経路から図5(c)に示す電流経路に
変化するということは、導体56,ダイオード21,導
体52およびスイッチ素子12に流れる電流が減少し、
導体55,スイッチ素子14,導体54およびスイッチ
素子13に流れる電流が増加するということである。
【0034】図6(a)はスイッチ素子11,12がオ
ン、スイッチ素子13,14がオフの場合の電流経路を
示す。電流は導体53,スイッチ素子12,導体52,
スイッチ素子11,導体51の順に流れる。図6(a)
の状態から、スイッチ素子11がオフに、またスイッチ
素子13がオンに変化すると、電流経路は図6(b)に示
す経路に変化する。この場合、電流は導体53,スイッ
チ素子13,導体54,ダイオード22,導体56の順
に流れる。なお、図6(a)に示す電流経路から図6
(b)に示す電流経路に変化するということは、スイッ
チ素子12,導体52,スイッチ素子11および導体5
1に流れる電流が減少し、スイッチ素子13,導体5
4,ダイオード22および導体56に流れる電流が増加
するということである。更に図6(b)の状態から、ス
イッチ素子12がオフに、スイッチ素子14がオンに変
化すると、電流経路は図6(c)に示す経路に変化す
る。この場合、電流は導体53,スイッチ素子13,導
体54,スイッチ素子14,導体55の順に流れる。な
お、図6(b)に示す電流経路から図6(c)に示す電
流経路に変化するということは、ダイオード22および
導体56に流れる電流が減少し、スイッチ素子14およ
び導体55に流れる電流が増加するということである。
【0035】ところで、同じ方向に流れる2つの電流が
近接していて、一方が増加し一方が減少する場合は、配
線のインダクタンスが低減され、サージ電圧を抑えられ
る効果がある。以下、数式を用いて説明する。一般に互
いに平行で同方向に2つの電流i1とi2が流れている場
合、電流i1 の周辺に作られる磁束の鎖交数は(数1)
のように表わされる。
【0036】
【数1】 Φ=L1+M122 …(数
1) ここで、L1 はi1 経路の自己インダクタンス、M12
1−i2経路間の相互インダクタンスである。電流
1,i2とも互いに同じ方向を正と決めると、相互イン
ダクタンスM12は正となる。ここで鎖交磁束数に変化が
生じると起電力ΔVが発生する。起電力ΔVは(数2)
で表わされる。
【0037】
【数2】
【0038】(数2)より、電流に変化が生じるとL1
の回路に起電力ΔVが発生することがわかる。スイッチ
素子がスイッチングすることにより生じるサージ電圧
は、この起電力ΔVにより生じるものである。ここで電
流が(数3)のように変化した場合を考える。
【0039】
【数3】
【0040】すなわち、電流i1,i2の一方が増加し、
もう一方が減少する場合である。このとき、起電力ΔV
は(数4)で表わされる。
【0041】
【数4】
【0042】相互インダクタンスM12は正であり、L1
とM12の差はL1 に比べて小さくなる。つまり(数4)
で表わされる起電力ΔVは電流i1 が単独で変化する場
合に比べて小さくなる。また、2つの電流経路が近接す
ればL1 とM12の値は近くなるため、起電力ΔVをさら
に小さくすることができる。
【0043】前述したように、本実施例では、どのスイ
ッチ素子がスイッチングした場合にも、導体56に流れ
る電流が増加あるいは減少する。また、スイッチ素子が
スイッチングする場合、他の導体51〜55に流れる電
流のうち何れかが、導体56に流れる電流の変化とは逆
に減少あるいは増加する。よって、本実施例のように導
体56の上に他の導体51〜55を近接させて配置する
ことにより、増加する電流と減少する電流を近接させる
ことができる。従って、導体のインダクタンスが低減さ
れ、サージ電圧を抑制することができる。以下、図を用
いて詳細に説明する。
【0044】図7(a),(b)は、図5(a)に対する
図1の電力変換装置における電流経路を示し、図7
(c),(d)は、図5(a)から図5(b)に電流経路
が変化した場合における、図1の電力変換装置での過渡
的な電流経路の変化を示す。なお、図7(a),(c)は
導体56における電流経路を表わし、図7(b),(d)
は導体51〜55における電流経路を表わす。
【0045】図5(a)では前述したように、電流がコ
ンデンサ31から交流端子Tout へ導体51,スイッチ
素子11,導体52,スイッチ素子12,導体53の順
に流れる。従って、図7(a)に示すように導体56に
は電流が流れず、図7(b)に示すように導体51〜53
には図の矢印の方向に電流が流れる。
【0046】スイッチ素子のスイッチングにより図5
(a)から図5(b)へと電流経路が変化すると、導体
51およびスイッチ素子11に流れる電流が減少し、導
体56およびダイオード21に流れる電流が増加する。
すなわち、図7(c)のの電流が増加し、図7(d)
のの電流が減少する。なお、図7(c)の導体56に
おいて電流の経路がの様になるのは、図7(d)の
の電流が減少することにより、導体56のうちの直下
の部分(すなわちの部分)に電磁誘導作用が働き、
の部分に電流が集中するためである。電磁誘導作用と
は、周囲の磁束を一定に保とうとして、電流が自然に集
中することである。また、この電流集中は過渡的なもの
であり、スイッチ素子のスイッチング後しばらくすれば
電流は導体56の幅に広がって流れる。
【0047】上述のように、本実施例では増加電流と
減少電流を近接させることができる。両電流は方向が
同じであり、電流変化率は(数3)の条件をほぼ満た
す。また、,の両経路のインダクタンスもほとんど
等しくなる。従って、スイッチ素子のスイッチングによ
り図5(a)から図5(b)へ電流経路が変化する際に
発生するサージ電圧を低く抑えることができる。
【0048】なお、本実施例では、電流経路が図5
(a)から図5(b)へ変化するときとほぼ同様の作用
により、電流経路が図6(c)から図6(b)へ変化す
る際にもサージ電圧を低く抑えることができる。
【0049】なお、上述のスイッチ素子11のスイッチ
ング時に発生するサージ電圧と、スイッチ素子14のス
イッチング時に発生するサージ電圧の両方を抑制するた
めに、本実施例ではスイッチ素子11〜14のうち最も
高圧側の素子11と最も低圧側の素子14を、コンデン
サ31,32の近傍に配置している。このことにより、
スイッチ素子11および14のスイッチングによるサー
ジ電圧を抑制することができる。また、最も高圧側の素
子11と最も低圧側の素子14を、コンデンサ31,3
2の近傍に配置することにより、導体51及び55を短
くすることができ、そのことによってもサージ電圧が低
減できる。
【0050】本実施例では導体52において、スイッチ
素子11の負側端子Eとスイッチ素子12の正側端子C
との間にダイオード21のカソード端子を接続してい
る。このことにより、スイッチ素子11がスイッチング
してもダイオード21とスイッチ素子12の間の電流を
一定に保つことができ、導体52において電流が変化す
るのはスイッチ素子11とダイオード21との間とな
る。このように電流の変化する部分を短くすることによ
り、サージ電圧が大きくなるのを防ぐことができる。な
お、スイッチ素子11の負側端子Eとダイオード21の
カソード端子Kとの間の配線長を短くすればするほど、
スイッチ素子11のスイッチングにより電流の変化する
部分が少なくなり、サージ電圧をより低く抑えることが
できる。これと同様に、本実施例では導体54の中央部
にダイオード22のアノード端子Aを接続しており、ス
イッチ素子14のスイッチングによるサージ電圧が大き
くなるのを防ぐことができる。また、導体52におい
て、スイッチ素子11の負側端子Eを導体52の中央に
接続し、ダイオード21のカソード端子Kとスイッチ素
子12の正側端子Cを導体52の両端に接続しても、同
様にサージ電圧を抑えることができる。更に、導体54
における素子の接続位置を変えて、スイッチ素子14の
正側端子Cを導体54の中央に接続し、ダイオード22
のアノード端子Aとスイッチ素子13の負側端子Eを導
体54の両端に接続しても、サージ電圧を抑えることが
できる。
【0051】図8(a),(b)は、図6(b)に対する
図1の電力変換装置における電流経路を示し、図7
(c),(d)は、図6(a)に対する図1の電力変換装
置での電流経路を示す。なお、図8(a),(c)は導体
56における電流経路を表わし、図8(b),(d)は導
体51〜55における電流経路を表わす。
【0052】図6(b)では前述したように、電流が交
流端子Tout からコンデンサ31,32へ導体53,ス
イッチ素子13,導体54,ダイオード22,導体56
の順に流れる。従って、図8(a)に示すように導体5
6には全面にわたって、ダイオード22のカソード端子
Kからコンデンサ31,32へ矢印の方向に電流が流
れ、図8(b)に示すように導体53,54には図の矢
印の方向に電流が流れる。
【0053】図8(a),(b)において、導体53及び
54を流れる電流の直下には、導体56に逆向きの電
流が流れている。このように電流が近接している部分
においては電流の和を取り、全体的に見た電流の流れを
考えると、図9(a)のように表わすことができる。一
方、図8(c)において導体56には電流が流れず、図
8(d)において電流は導体51,導体52,導体53
に図の矢印の方向に流れる。従ってこの場合は、全体的
に見た電流の流れも図9(b)に示すように導体51,
52,53に集中する。
【0054】すなわち、スイッチ素子13のターンオフ
による電流の過渡変化を考えると、図9(a)に示すよ
うに導体全体に広がって流れていた電流のうち、導体5
4側の電流が減少すると共に、導体52側の電流が増加
し、最終的には図9(b)に示すように導体51〜53
のみに電流は流れる。このように電流が増加あるいは減
少する場合、電流の変化に伴って磁束も増加あるいは減
少するが、電磁誘導作用により導体56にはこの磁束の
増加あるいは減少を打ち消す方向に電流が流れる。つま
り、導体54側では、スイッチ素子13から14の方向
へ流れていた電流が減少するため磁束も減少するが、電
磁誘導作用によって発生する起電力により磁束の減少を
打ち消す方向の電流、すなわちスイッチ素子13から1
4の方向の電流が導体56に流れる。
【0055】導体56において発生したこの電流は、図
9(c)に示すように導体56を矢印の方向に周回する
渦電流となる。導体52側ではこの渦電流により磁束が
増加するため、その磁束の増加を打ち消す方向に電流を
流すような起電力が生じる。つまり、スイッチ素子12
から11の方向へ電流を流すような起電力が生じる。ま
た、前述のように導体52側では、スイッチ素子12か
ら11の方向へ流れる電流が増加するため、それを打ち
消す方向、つまりスイッチ素子11から12の方向へ電
流を流すような起電力も生じる。この電流増加に伴う起
電力と、前述の渦電流による起電力とは極性が反対であ
るため、互いに打ち消しあう。すなわち渦電流を介する
ことによって、導体54側における電流減少によって発
生した起電力と、導体52における電流増加によって発
生した起電力とが相殺されるため、これらの起電力によ
り発生するサージ電圧を抑制することができる。
【0056】なお、本実施例では、電流経路が図6
(b)から図6(a)へ変化する場合とほぼ同様の作用
により、電流経路が図5(b)から図5(c)へ変化す
る際にもサージ電圧を低く抑えることができる。
【0057】以上、説明したように本実施例によれば、
中性点クランプ式3値レベル変換器に必要な板状導体の
うち、導体56だけを大きくすればよく、他の導体51
〜55は必要最小限の大きさがあればよい。このため、
配線導体群の構造を簡単化することができ、導体群の重
量を低く抑えることができる。また、導体56の片側面
に他の導体51〜55が配置されるため、配線導体群の
構造が簡単化される。
【0058】更に本実施例によれば、中性点電圧を導く
導体56を大きくし、その表面に他の導体51〜55を
配置するため、定常時における導体56と他の導体51
〜55との間の印加電圧はコンバータ9が出力する直流
電圧の1/2となる。このため、導体間に挿入する絶縁
物として、絶縁耐圧の低い安価な材料を使用することが
できる。
【0059】本実施例では導体51〜55と導体56と
は、導体間に空気の層をつくることにより絶縁する構成
としているが、空気の層よりも絶縁性の高い板状の絶縁
物を導体間に挿入し、絶縁物と複数の配線導体を固定し
て一括化した積層導体板を用いて配線を行う構成として
もよい。この場合、絶縁物の絶縁性が高いため、導体間
の距離を短くすることができ、転流時に増減する電流を
より近接させることができる。従って、サージ電圧をさ
らに抑制することができる。
【0060】また、本実施例における電流経路の変化
は、スナバ回路などのサージ電圧抑制回路を備えた場合
でも変わらないため、本実施例の構成はスナバ回路など
のサージ電圧抑制回路を備えた場合にも用いることがで
き、スナバ回路の損失低減と小型化が実現できる。従っ
て、損失の少ない高効率な電力変換装置を提供すること
ができる。
【0061】なお、本実施例では平滑用コンデンサ31
及び32を、スイッチ素子11〜14やダイオード2
1,22からなる電力変換回路に近接して配置した例に
ついて説明したが、平滑用コンデンサが存在せず、直流
電圧の配線母線が導体51,55,56の端子に接続さ
れる場合にも、同様に導体51〜56のインダクタンス
を低減させることができ、サージ電圧を抑制することが
できる。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように、第1の発明によ
れば、半導体スイッチ素子のスイッチングの際に発生す
るサージ電圧を低減できる。
【0063】第2の発明によれば、機械的安定性を向上
することができる。
【0064】第3の発明によれば、電力変換装置の構造
を簡単化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施例である電力変換装置の
構成図である。
【図2】図1に示す電力変換装置の側面図である。
【図3】図1の半導体スイッチ素子11〜14,ダイオ
ード21,22、および平滑用コンデンサ31,32と
板状導体56との接続関係を示す図である。
【図4】図1に示す電力変換装置を用いて構成した3相
交流モータドライブ装置の回路構成図である。
【図5】中性点クランプ式3値レベル変換器回路におけ
る電流経路を示す図である。
【図6】中性点クランプ式3値レベル変換器回路におけ
る電流経路を示す図である。
【図7】図1の電力変換装置における電流経路を示す図
である。
【図8】図1の電力変換装置における電流経路を示す図
である。
【図9】図8に示す電流経路を実効的な電流経路として
示した図である。
【図10】従来の電力変換装置の回路図である。
【符号の説明】
4…負荷、6…冷却装置、7…スペーサ、8…交流電
源、9…コンバータ、11〜14…半導体スイッチ素
子、21,22…ダイオード、31,32…平滑用コン
デンサ、51〜56…板状導体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飛世 正博 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の半導体スイッチ素子,ダイオードお
    よびコンデンサを板状導体により接続してなる電力変換
    装置であって、前記板状導体は、任意の前記半導体スイ
    ッチ素子がスイッチングする前後において電流が流れな
    い板状導体を含み、 全ての前記半導体スイッチ素子のスイッチングに対して
    そのスイッチングの前あるいは後のいずれか一方で電流
    が流れる第1板状導体上に、絶縁物を介して、他の板状
    導体が配置されることを特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】第1〜第4の半導体スイッチ素子と、前記
    第1の半導体スイッチ素子と前記第2の半導体スイッチ
    素子とを直列に接続する第1の板状導体と、前記第2の
    半導体スイッチ素子と前記第3の半導体スイッチ素子と
    を直列に接続し、かつ交流端子を有する第2の板状導体
    と、前記第3の半導体スイッチ素子と前記第4の半導体
    スイッチ素子とを直列に接続する第3の板状導体と、直
    列に接続された前記第1〜第4の半導体スイッチ素子と
    第4及び第5の板状導体により並列に接続され、かつ中
    間電圧点を有するコンデンサと、前記コンデンサの中間
    電圧点から前記第1の板状導体へ順方向電流を流す極性
    で、一端が第6の板状導体により前記コンデンサの中間
    電圧点と接続され、かつ他端が前記第1の板状導体に接
    続された第1のダイオードと、前記第3の板状導体から
    前記コンデンサの中間電圧点へ順方向電流を流す極性
    で、一端が前記第6の板状導体に接続され、かつ他端が
    前記第3の板状導体に接続された第2のダイオードとを
    備えた中性点クランプ式3値レベル型の電力変換装置に
    おいて、 前記第6の板状導体上に、絶縁物を介して、第1〜第5
    の板状導体が配置されることを特徴とする電力変換装
    置。
  3. 【請求項3】前記第1〜第5の板状導体は、同一平面に
    配置されることを特徴とする請求項2記載の電力変換装
    置。
  4. 【請求項4】前記絶縁物は空気層であることを特徴とす
    る請求項2および3のいずれかに記載の電力変換装置。
  5. 【請求項5】複数の前記半導体スイッチ素子のうち最も
    高圧側のスイッチ素子と最も低圧側のスイッチ素子は、
    前記コンデンサに近接させて配置されることを特徴とす
    る請求項2乃至4のいずれかに記載の電力変換装置。
  6. 【請求項6】前記第1の板状導体は、前記第1のスイッ
    チ素子の接続点と前記第2のスイッチ素子の接続点との
    間に、前記第1のダイオードの接続点を設けることを特
    徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の電力変換装
    置。
  7. 【請求項7】前記第3の板状導体は、前記第3のスイッ
    チ素子の接続点と前記第4のスイッチ素子の接続点との
    間に、前記第2のダイオードの接続点を設けることを特
    徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の電力変換装
    置。
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