JPH11135987A - カバーテープ送り装置,カバーテープ処理装置およびフィーダユニット - Google Patents

カバーテープ送り装置,カバーテープ処理装置およびフィーダユニット

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JPH11135987A
JPH11135987A JP9297613A JP29761397A JPH11135987A JP H11135987 A JPH11135987 A JP H11135987A JP 9297613 A JP9297613 A JP 9297613A JP 29761397 A JP29761397 A JP 29761397A JP H11135987 A JPH11135987 A JP H11135987A
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tape
lever
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cover
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Yukinori Takada
幸則 高田
Kouichi Asai
鎬一 浅井
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Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/0084Containers and magazines for components, e.g. tube-like magazines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/19Delaminating means
    • Y10T156/1906Delaminating means responsive to feed or shape at delamination

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーテープを確実に送るカバーテープ送り
装置を提供する。 【解決手段】 レバー292に挟み爪320を回動可能
に取り付け、作用部324が搬送ベルト290が支持す
るカバーテープ146に接触する向きに付勢する。レバ
ー292の復動時に挟み爪320はレバー292に対し
て回動しつつレバー292と共に移動してカバーテープ
146を搬送ベルト290と共に送り、収納箱148に
収納させる。レバー292の復動時に挟み爪320はカ
バーテープ146に対して食い込み勝手になるが、送り
の終了前にラッチ部材332が挟み爪320に係合して
レバー292に係合させ、レバー292の復動時に挟み
爪320をカバーテープ146から離間した状態に保
つ。レバー292の復動に伴ってラッチ部材332が解
除部材334に係合し、戻り終了前に挟み爪320から
離れてカバーテープ146に接触する状態に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気部品テープを
構成するカバーテープの送り装置,カバーテープ処理装
置および電気部品(電気・電子回路を構成する回路部
品)を供給するフィーダユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気部品テープは、キャリヤテープに等
ピッチで形成された複数の部品収容凹部の各々に電気部
品が収容され、キャリヤテープに貼り付けられたカバー
テープにより複数の部品収容凹部が塞がれて成る。電気
部品テープが、前記ピッチの整数分の1ずつ長手方向に
送られるのに伴って、カバーテープはカバーテープ送り
装置によりキャリヤテープから剥がされつつ送られる。
【0003】キャリヤテープから剥がされたカバーテー
プは、従来、種々の態様で処理されている。例えば、特
開平7−101409号公報に記載のカバーテープ処理
装置においては、カバーテープをキャリヤテープから剥
がすとともに巻取リールに巻き取るようにされている。
また、カバーテープを一対の回転ローラにより挟んで剥
がしつつ送り、その後、巻取リールに巻き取らせ、ある
いは収納箱に収納することもある。
【0004】しかしながら、カバーテープをキャリヤテ
ープから剥がすとともに巻取リールに巻き取る場合、巻
取リールに巻き取られたカバーテープの量が増えるにつ
れて巻取径(巻取リールに巻き取られたカバーテープの
直径)が増大し、巻取リールの単位回転角度に対する巻
取長さが増大するのに対し、1回の電気部品テープの送
り時にキャリヤテープから剥がされるカバーテープの長
さは一定である。そのため、前記公報に記載のカバーテ
ープ処理装置においては、カバーテープがキャリヤテー
プから一定長さ剥がされた後は、カバーテープに加えら
れる巻取方向とは逆向きの引張力が、巻取リールを駆動
する巻取レバーの駆動力より大きくなり、巻取リールが
余分に回転しないようにされている。しかし、巻取径の
増大に伴ってカバーテープに加えられる駆動力が変動
し、剥がしが不安定になり、カバーテープが切れる恐れ
もある。また、一対の回転ローラによりカバーテープを
挟んで剥がしつつ送る場合、一対の回転ローラの単位回
転角度に対する剥がし量は常時一定であり、巻取リール
によりカバーテープを巻き取る場合のように剥がしが不
安定になることはないが、剥がされたカバーテープの処
理に問題がある。例えば、カバーテープは巻取リールに
巻き取られ、あるいは収納箱に収納されるのであるが、
一対の回転ローラと巻取リールあるいは収納箱との間で
はカバーテープが拘束されておらず、ジャミングを起こ
す恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段,作用お
よび効果】本発明は、以上の事情を背景とし、キャリヤ
テープから剥がしたカバーテープの処理が容易なカバー
テープ送り装置,カバーテープ処理装置およびフィーダ
ユニットを提供することを課題と為されたものである。
本発明によって、下記各態様のカバーテープ送り装置,
カバーテープ処理装置およびフィーダユニットが得られ
る。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号
を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記
載する。各項に記載の特徴の組合わせの可能性を明示す
るためである。 (1)キャリヤテープに等ピッチで形成された複数の部
品収容凹部の各々に電気部品が収容され、キャリヤテー
プに貼り付けられたカバーテープにより複数の部品収容
凹部が塞がれて成る電気部品テープが、前記ピッチの整
数分の1ずつ長手方向に送られるのに伴って、前記カバ
ーテープを前記キャリヤテープから剥がして送るカバー
テープ送り装置であって、少なくとも1対のプーリに無
端状に巻きかけられ、少なくとも一部において前記カバ
ーテープを支持する搬送ベルトと、その搬送ベルトの前
記一部にほぼ平行な方向に往復動する往復動部材と、そ
の往復動部材に設けられ、その往復動部材の往動時に
は、前記搬送ベルトの前記一部とそれに支持されたカバ
ーテープとを両側から挟んで往復動部材と共に移動さ
せ、往復動部材の復動時には、それら搬送ベルトの前記
一部とカバーテープとに対して相対移動可能となる挟み
機構とを含むカバーテープ送り装置(請求項1)。「前
記ピッチの整数分の1ずつ長手方向に送られるのに伴っ
て」とは、送られる分ずつの意味であって、送られるの
と同時の意味ではない。電気部品テープが送られるのと
カバーテープがキャリヤテープから剥がされるのとが同
時でもよく、電気部品テープが送られた後にカバーテー
プが剥がされてもよく、カバーテープが剥がされた後に
電気部品テープが送られてもよい。少なくとも一対のプ
ーリに無端状に巻きかけられた搬送ベルトは、直線部を
有し、 (9)項に記載のカバーテープ送り装置におけるよ
うに直線部においてカバーテープを支持し、挟み機構が
搬送ベルトの直線部と、それに支持されたカバーテープ
とを両側から挟んで往復動部材と共に移動させるように
してもよく、あるいは湾曲部においてカバーテープを支
持し、挟み機構が搬送ベルトの湾曲部と、それに支持さ
れたカバーテープとを両側から挟んで往復動部材と共に
移動させるようにしてもよい。後者の場合、例えば、搬
送ベルトが巻きかけられたプーリと同心かつ相対回転可
能に往復動部材の一種である回動部材たるレバーを設
け、そのレバーに回動可能に取り付けられた挟み爪と、
プーリとによって挟み機構を構成する。レバーの往動方
向の回動に伴って挟み爪がレバーと共にプーリの回転軸
線まわりに回動させられるとともに、プーリとの間にカ
バーテープおよび搬送ベルトを挟み、プーリと共に回転
させて送る。レバーの復動方向の回動により挟み爪は送
り開始位置へ戻る。 (2)項に記載されているように、カ
バーテープが戻ることを防止する戻り防止装置を設けれ
ば、カバーテープを戻すことなく、挟み爪を戻すことが
できる。往復動部材は、発明の実施の形態において説明
するように、例えば、搬送ベルトの前記一部と直角に立
体交差する回動軸線のまわりに回動するレバーのように
回動部材としてもよく、あるいはカバーテープ送り方向
と平行な方向に直線移動する直線移動部材としてもよ
い。往復動部材の往動時には、挟み機構により、カバー
テープおよび搬送ベルトが往復動部材と共に移動させら
れ、カバーテープがキャリヤテープから剥がされる。往
復動部材の復動時には、挟み機構はカバーテープおよび
搬送ベルトに対して相対移動し、カバーテープおよび搬
送ベルトは移動させず、往復動部材および挟み機構のみ
が移動して往動開始時の位置(送り開始位置、剥がし開
始位置でもある)に戻される。往復動部材の移動距離は
常に一定であり、カバーテープは一定長さずつキャリヤ
テープから剥がされる。そのため、カバーテープが巻取
リールによってキャリヤテープから剥がされつつ巻き取
られる場合のように、巻取径の増大に伴う駆動力(巻取
力)の変化が生ずることがなく、カバーテープが切れた
りすることがない。また、剥がされたカバーテープは搬
送ベルトにより支持されて搬送ベルトと共に送られ、確
実に搬送される。搬送ベルトにカバーテープを支持さ
せ、目的とする位置まで安定して送ることができるので
ある。 (2)前記往復動部材の復動時には、少なくとも前記カ
バーテープが前記挟み機構の復動に連れて移動すること
を防止する戻り防止装置を含む (1)項に記載のカバーテ
ープ送り装置(請求項2)。戻り防止装置を設ければ、
一旦、キャリヤテープから剥がされたカバーテープが戻
されることが防止され、カバーテープの緩みの発生が防
止される。そのため、カバーテープの送り時に、挟み機
構によるカバーテープの送り動作の一部がカバーテープ
の緩みの解消に使われてカバーテープの剥がし量が不足
する事態が生ずることが回避され、常に一定量のカバー
テープが剥がされ得る。 (3)前記挟み機構が、互いに共同して前記搬送ベルト
の前記一部とそれに支持されたカバーテープとを両側か
ら挟む2つの挟み部材を備え、かつ、それら2つの挟み
部材の少なくとも一方は、前記搬送ベルトの前記一部と
直角に立体交差する回動軸線のまわりに回動可能に設け
られ、先端の作用部において前記搬送ベルトの前記一部
とそれに支持されたカバーテープとの少なくとも一方で
ある接触対象に接触し、かつ、その作用部が前記往復動
部材に対してその往復動部材の復動方向に相対移動させ
られる際には前記接触対象に接近する向きに移動する挟
み爪であり、その挟み爪が前記作用部が前記接触対象に
接触する向きに付勢手段により付勢されている (1)項ま
たは (2)項に記載のカバーテープ送り装置(請求項
3)。挟み機構を構成する2つの挟み部材の一方を挟み
爪とし、他方を、発明の実施の形態において説明するベ
ルトガイドのように位置を固定して設けられ、幅が広
く、カバーテープの送り方向に長い部材としてもよく、
2つの挟み部材を共に、往復動部材と共に移動する部材
としてもよい。後者の場合、2つの挟み部材を共に往復
動部材に回動可能に取り付けられた挟み爪としてもよ
く、一方を挟み爪とし、他方を往復動部材に固定され、
挟み爪との間にカバーテープおよび搬送ベルトを挟む部
材としてもよい。 (4)項に記載のカバーテープ送り装置
においても同じである。挟み爪の作用部は、接触した接
触対象を送り、挟み爪の作用部がカバーテープ側から接
触対象に接触する場合、カバーテープおよび搬送ベルト
の少なくとも一方に接触させればよい。例えば、カバー
テープのみに接触させることができ、あるいはカバーテ
ープと搬送ベルトとの両方に接触させることもできる。
挟み爪の作用部が搬送ベルト側から接触対象に接触する
場合、搬送ベルトに接触させればよい。 (4)項に記載の
カバーテープ送り装置においても同じである。挟み爪の
作用部がカバーテープ側から接触対象に接触する場合、
例えば、発明の実施の形態において説明するように、挟
み爪の作用部がカバーテープ側からカバーテープおよび
搬送ベルトに接触し、作用部とカバーテープとの間,作
用部と搬送ベルトとの間および搬送ベルトとカバーテー
プとの間にそれぞれ摩擦力が生じ、作用部は搬送ベルト
との間とのカバーテープを挟んで送る。挟み爪の作用部
が搬送ベルト側から接触対象に接触する場合、例えば、
搬送ベルトの外面の一部である上面においてカバーテー
プを支持させ、往復動部材を直線往復動する直線往復動
部材とし、直線往復動部材の搬送ベルトにより支持され
たカバーテープより上側の部分に、挟み部材たる支持部
材をカバーテープの上面上に位置するように固定し、往
復動部材に挟み爪を、作用部が搬送ベルトのカバーテー
プを支持する側とは反対側から搬送ベルトに直接接触す
るように設け、支持部材と共に搬送ベルトおよびカバー
テープを挟んで送る。 (4)項に記載のカバーテープ送り
装置においても同じである。本態様のカバーテープ送り
装置において往復動部材の往動時には、挟み爪の作用部
は、接触対象に対して食い込み勝手となり、往復動部材
の往動に伴って接触対象を移動させ、カバーテープをキ
ャリヤテープから剥がして送る。往復動部材の復動時に
は、挟み爪の作用部は接触対象に対して緩み勝手とな
り、往復動部材の復動に伴って接触対象に対して滑り、
カバーテープおよび搬送ベルトを戻すことなく、送り開
始位置へ戻る。 (4)前記挟み機構が、互いに共同して前記搬送ベルト
の前記一部とそれに支持されたカバーテープとを両側か
ら挟む2つの挟み部材を備え、かつ、それら2つの挟み
部材の少なくとも一方は、前記搬送ベルトの前記一部と
直角に立体交差する回動軸線のまわりに回動可能に設け
られ、先端の作用部において前記搬送ベルトの前記一部
とそれに支持されたカバーテープとの少なくとも一方で
ある接触対象に接触し、かつ、その作用部が前記往復動
部材に対してその往復動部材の往動方向に相対移動させ
られる際には接触対象に接近する向きに移動する挟み爪
であり、その挟み爪が前記作用部が接触対象に接触する
向きに付勢手段により付勢されるとともに、往復動部材
の復動時には離間状態維持装置により付勢手段の付勢力
に抗して接触対象から離間した状態に保たれる (1)項ま
たは (2)項に記載のカバーテープ送り装置(請求項
4)。本態様のカバーテープ送り装置において往復動部
材の往動時には、挟み爪の作用部は、接触対象に対して
緩み勝手となるが、付勢手段の付勢力により接触対象に
接触した状態に保たれるとともに摩擦力が生じ、往復動
部材の往動に伴ってカバーテープおよび搬送ベルトを移
動させ、カバーテープをキャリヤテープから剥がして送
る。往復動部材の復動時には、挟み爪の作用部は接触対
象に対して食い込み勝手となる。そのため、離間状態維
持装置により、付勢手段の付勢力に抗して接触対象から
離間した状態に保たれ、カバーテープおよび搬送ベルト
を戻すことなく、送り開始位置へ戻る。 (5)前記離間状態維持装置が、前記往復動部材に設け
られ、往復動部材が往動の終点近傍まで移動した状態で
前記挟み爪に係合して挟み爪が前記付勢手段の付勢力に
より前記接触対象に接触することを防止するラッチ部材
と、静止部材に設けられ、前記往復動部材が復動の終点
近傍まで移動した状態で前記ラッチ部材に作用し、ラッ
チ部材の挟み爪への係合を解除する解除部材とを含む請
求項4に記載のカバーテープ送り装置。「終点近傍」
は、終点を含む。往復動部材が往動の終点まで移動させ
られた状態では、挟み爪はラッチ部材により接触対象に
接触することが防止される。そのため、往復動部材の復
動時に、挟み爪が付勢手段の付勢力によって接触対象に
接触することがなく、接触対象から離間した状態に保た
れ、カバーテープを戻すことなく、送り開始位置に向か
って往復動部材と共に移動させられる。ラッチ部材の挟
み爪への係合は、往復動部材が復動の終点近傍まで移動
した状態で解除部材により解除されるため、次に往復動
部材が往動するとき、挟み爪は付勢手段の付勢力により
接触対象に接触し、カバーテープおよび搬送ベルトを送
ることができる。 (6)前記離間状態維持装置が、前記往復動部材に設け
られ、前記挟み爪に係合して挟み爪が前記付勢手段の付
勢力により前記接触対象に接触することを防止する作用
部材を備えたアクチュエータと、往復動部材が往動の終
点に到達する以前に前記アクチュエータを前記作用部材
が前記挟み爪に係合する位置へ移動する状態に作動さ
せ、往復動部材が復動の終点近傍まで移動した状態で前
記アクチュエータを前記作用部材が前記挟み爪から離間
する位置へ移動する状態に作動させるアクチュータ制御
装置とを含む請求項4に記載のカバーテープ送り装置。
「終点近傍」は、終点を含む。作用部材の挟み爪への係
合により、挟み爪が付勢手段の付勢力により接触対象に
接触することが防止され、往復動部材の復動時に挟み爪
が接触対象に接触してカバーテープを戻すことがない。
また、作用部材が挟み爪から離間させられることによ
り、次の往復動部材の往動時に、挟み爪は付勢手段の付
勢力により接触対象に接触し、カバーテープを送ること
ができる。 (7)前記戻り防止装置が、前記搬送ベルトの前記一部
と直角に立体交差する回転軸線のまわりに回転可能に設
けられ、外周面において、前記カバーテープの前記搬送
ベルトに支持された部分に接触する回転体と、その回転
体の、前記カバーテープと前記搬送ベルトとの少なくと
も一方に接触する部分が前記往復動部材の往動方向に移
動する向きの回転は許容するが、逆向きの回転は阻止す
る逆回転防止手段とを含む (2)項ないし (6)項のいずれ
か1つに記載のカバーテープ送り装置。回転体の少なく
とも外周面は、ゴム等、摩擦係数の高い材料により構成
することが望ましい。回転体がカバーテープと搬送ベル
トとの少なくとも一方に接触させればよく、カバーテー
プ側に設けられる場合、例えば、回転体はカバーテープ
のみに接触させてもよく、カバーテープと搬送ベルトと
の両方に接触させてもよい。また、回転体が搬送ベルト
のカバーテープを支持する側とは反対側に設けられる場
合、回転体は搬送ベルトに接触させられる。回転体は、
往復動部材の往動時には、そのカバーテープと搬送ベル
トとの少なくとも一方に接触する部分が往動方向に移動
する向きに回転してカバーテープの剥がしを許容する
が、復動時には、カバーテープと搬送ベルトとの少なく
とも一方に接触する部分が復動方向に移動する向きに回
転せず、カバーテープと搬送ベルトとの少なくとも一方
と外周面との間の摩擦力により、カバーテープを剥がさ
れた位置に保ち、カバーテープが挟み機構の復動に伴っ
て剥がし方向とは逆向きに移動させられることを防止す
る。 (8)前記電気部品テープを送る送り装置の送り動作と
送り準備動作との少なくとも一方の少なくとも一部と連
動して前記往復動部材に往動作を付与する連動装置を含
む (1)ないし (7)項のいずれか1つに記載のカバーテー
プ送り装置。 (9)前記搬送ベルトの前記一部が直線部である (1)な
いし (8)項のいずれか1つに記載のカバーテープ搬送装
置。 (10) (1)ないし (9)項のいずれか1つに記載のカバ
ーテープ送り装置と、前記搬送ベルトの前記一部に近接
して配設され、その一部に対向する部分に開口を有する
収納箱と、前記搬送ベルトの前記一部に支持されて搬送
される前記カバーテープを、その一部から浮き上がらせ
て、前記開口から収納箱内に導入する案内手段とを含む
カバーテープ処理装置(請求項5)。搬送ベルトの開口
内に位置する部分が収納箱の壁の一部を構成し、キャリ
ヤテープから剥がされたカバーテープは、搬送ベルトに
より支持されて収納箱内へ進入する。収納箱は位置を固
定して設けられ、搬送ベルトは収納箱に対してカバーテ
ープ剥がし方向(送り方向)のみに移動させられるた
め、搬送ベルトが収納箱に対して一方向へ移動し、搬送
ベルトに支持されたカバーテープが搬送ベルトの移動に
伴って収納箱の奥へ移動させられる。搬送ベルトは、カ
バーテープに収納箱に詰め込む方向の作用力を及ぼし、
カバーテープが収納箱内に確実に収納される。また、カ
バーテープは案内手段により搬送ベルトから浮き上がら
れされて開口から収納箱内へ導入されるため、搬送ベル
トについていき、プーリ等にからまったりすることがな
く、確実に収納箱に収納される。収納箱が一杯になれ
ば、空の収納箱を交換され、あるいは収納箱内のカバー
テープが捨てられて空にされ、続けて使用される。 (11) (1)ないし (9)項のいずれか1つに記載のカバ
ーテープ送り装置と、前記電気部品テープを送る電気部
品テープ送り装置とが、同じフィーダ本体に組付けられ
たフィーダユニット(請求項6)。フィーダユニット
は、ユニット支持台に対して取付け,取外しされる。電
気部品テープが収容されるテープ収容装置は、発明の実
施の形態において説明するように、フィーダ本体に設け
られ、電気部品テープ送り装置と共にフィーダユニット
を構成するものとしてもよく、あるいはフィーダユニッ
トとは別に設けてもよい。それは、フィーダユニットが
位置を固定して設けられたユニット支持台に着脱自在に
着脱される場合であっても、あるいはユニット支持台を
移動テーブルとし、その移動テーブルにフィーダユニッ
トが着脱自在に着脱される場合であっても、同じであ
る。テープ収容装置がフィーダユニットとは別に設けら
れる場合、例えば、まだ未公開であるが、本発明の出願
人に係る特願平9−183375号の明細書に記載され
ているように、電気部品テープ送り装置の各々に対応す
るテープ収容装置を位置を固定して設け、移動テーブル
の移動によりフィーダユニットを移動させ、テープ収容
装置に対して電気部品テープ送り装置を移動させる。 (12) 前記搬送ベルトの前記一部に近接して配設さ
れ、その一部に対向する部分に開口を有する収納箱と、
前記搬送ベルトの前記一部に支持されて搬送される前記
カバーテープを、その一部から浮き上がらせて、前記開
口から収納箱内に導入する案内手段とを含む (11) 項に
記載のフィーダユニット。例えば、複数のフィーダユニ
ットが各部品供給部が一線上に並ぶ状態で移動テーブル
上に設けられ、移動テーブルの移動により複数の部品供
給部が順次部品供給位置に位置決めされる場合、収納箱
および案内手段は、フィーダ本体とは別に設けてもよい
が、カバーテープ送り装置および電気部品テープ送り装
置と共にユニット本体に組み付けられてフィーダユニッ
トを構成し、カバーテープ送り装置および電気部品テー
プ送り装置と共に移動するようにすることが望ましい。
フィーダユニットを支持する支持台が位置を固定して設
けられる場合、収納箱および案内手段を、カバーテープ
送り装置および電気部品テープ送り装置と共にフィーダ
本体に組み付けてフィーダユニットを構成させてもよ
く、あるいはカバーテープ送り装置および電気部品テー
プ送り装置とは別に設け、フィーダユニットはカバーテ
ープ送り装置および電気部品テープ送り装置により構成
してもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態であるフ
ィーダユニットを有する電気部品供給装置を含み、プリ
ント基板に電気部品を装着する電気部品装着システムを
図面に基づいて詳細に説明する。このフィーダユニット
は、本発明の実施形態であるカバーテープ送り装置を有
し、本発明の実施形態であるカバーテープ処理装置を含
んでいる。本電気部品装着システム10は、装着対象材
の一種である回路基材(本実施形態では、後述するプリ
ント基板である)の搬送方向において上流側に設けられ
た上流側装置であって、塗布システムの一種であり、回
路基材にペースト状半田を印刷するスクリーン印刷シス
テムと、下流側に設けられた下流側装置たるリフローシ
ステム(半田を溶融させて電気部品を回路基材に電気的
に接続するシステム)と共に電気部品組立ラインを構成
している。
【0007】電気部品装着システム10の基台12上に
は、図1に示すように、基板コンベヤ14,2個ずつの
電気部品供給装置16,18および電気部品搬送装着装
置20,22が設けられている。基板コンベヤ14,電
気部品供給装置16,18および電気部品搬送装着装置
20,22は、まだ未公開であるが、本発明の出願人に
係る特願平8−315860号の明細書に記載の基板コ
ンベヤ,電気部品供給装置および電気部品搬送装着装置
と同様に構成されており、簡単に説明する。
【0008】基板コンベヤ14は、2つのメインコンベ
ヤ24,26と、1つずつの搬入コンベヤ28および搬
出コンベヤ30とを備えている。メインコンベヤ24,
26はそれぞれ、プリント基板32を位置決め支持する
基板位置決め支持装置を備えており、プリント基板32
の搬送方向(以下、基板搬送方向と称する。基板搬送方
向は図1において左右方向であり、基板搬送方向をX軸
方向とする)と水平面内において直角な方向(Y軸方向
とする)に並列に配設されている。搬入コンベヤ28
は、基板搬送方向において、メインコンベヤ24,26
の上流側に設けられており、図示しない搬入コンベヤシ
フト装置により、メインコンベヤ24につらなる第1シ
フト位置と、メインコンベヤ26につらなる第2シフト
位置とにシフトさせられる。搬入コンベヤ28は、スク
リーン印刷システムからスクリーン印刷後のプリント基
板32を受け取り、メインコンベヤ24あるいは26に
搬入する。
【0009】搬出コンベヤ30は、プリント基板32の
搬送方向において、メインコンベヤ24,26の下流側
に設けられており、図示しない搬出コンベヤシフト装置
により、メインコンベヤ24につらなる第1シフト位置
と、メインコンベヤ26につらなる第2シフト位置とに
シフトさせられる。搬出コンベヤ30は、メインコンベ
ヤ24あるいは26から、電気部品の装着が済んだプリ
ント基板32を受け取り、リフローシステムへ搬出す
る。
【0010】電気部品搬送装着装置20,22はそれぞ
れ、装着ヘッド50,52と、それぞれX軸スライド5
4,56およびY軸スライド58,60を備えて装着ヘ
ッド50,52を水平面内の任意の位置へ移動させるX
Yロボット62,64とを有している。Y軸スライド5
8,60は基台12上にY軸方向に移動可能に設けら
れ、X軸スライド54,56はY軸スライド58,60
上にX軸方向に移動可能に設けられており、装着ヘッド
50,52は、X軸スライド54,56に垂直軸線まわ
りに間欠回転可能に取り付けられた間欠回転体68,7
0を有している。間欠回転体68,70は、回転角度の
精度の良い制御が可能な電動モータの一種であるサーボ
モータ72,74(図14参照)を駆動源とする回転駆
動装置により、正逆両方向に任意の角度回転させられ
る。サーボモータに代えてステップモータを用いてもよ
い。
【0011】間欠回転体68,70には、複数個(例え
ば16個)の部品保持具たる部品吸着具76(図3に代
表的に1つ示す)が、間欠回転体68,70の回転軸線
を中心とする一円周上に等角度間隔に設けられている。
これら部品吸着具76はそれぞれ、間欠回転体68,7
0に、間欠回転体68,70の回転軸線に平行な方向に
移動可能かつ自身の軸線まわりに回転可能に設けられて
おり、間欠回転体68,70の回転時に16個の部品吸
着具76が間欠回転体68,70の回転軸線を中心とし
て旋回させられ、部品吸着装着位置へ順次移動させられ
て電気部品78の吸着,装着を行う。
【0012】電気部品供給装置16,18はそれぞれ、
ユニット支持台90上に着脱可能に固定された複数のフ
ィーダユニット92を備えている。複数のフィーダユニ
ット92は、各部品供給部がX軸方向に平行な一直線上
に並ぶ状態でユニット支持台90に固定されている。ユ
ニット支持台90には、フィーダユニット92を幅方向
(部品供給部が並ぶ方向と平行な方向)において位置決
めする位置決め溝96が等ピッチで設けられるととも
に、フィーダユニット92を長手方向において位置決め
する位置決め部材98が固定されている。これら位置決
め溝96の各々において位置決めされる複数のフィーダ
ユニット92の一部は、図5に示すように、2個が一体
的に設けられている。
【0013】これら2個のフィーダユニット92は、ユ
ニット本体100を共用している。ユニット本体100
は製作の都合上、複数の部材が互いに固定されて成り、
図3に示すように、概して細長い板状を成す支持体10
2と、薄い板状を成し、支持体102に固定のブラケッ
ト104とを含んでいる。支持体102の長手方向の一
端部である前部の下部には、嵌合部106が設けられて
いる。嵌合部106の底面108には、フィーダユニッ
ト92の長手方向と平行に延びる位置決めリブ110が
突設されており、支持体102は、位置決めリブ110
において前記位置決め溝96に嵌合され、幅方向におい
て位置決めされるとともに、底面108においてユニッ
ト支持台90の上面である保持面112により下方から
支持されている。また、嵌合部106の先端部に設けら
れた傾斜面114が前記位置決め部材98に形成された
傾斜面116に当接することにより、フィーダユニット
92が長手方向において位置決めされている。
【0014】支持体102には、フィーダユニット92
をユニット支持台90に固定する固定装置118が設け
られている。固定装置118は、係合レバー120およ
び係合レバー駆動装置122を含み、係合レバー120
がユニット支持台90に設けられた固定力発生面124
に係合させられることにより、ユニット本体100がユ
ニット支持台90に固定され、2個のフィーダユニット
92がユニット支持台90に固定される。固定力発生面
124は、保持面112に対して下部ほど後側へ傾斜さ
せられた傾斜面である。これら係合レバー120,係合
レバー駆動装置122および固定力発生面124による
フィーダユニット92のユニット支持台90への固定
は、まだ未公開であるが、本発明の出願人に係る特願平
9−100545号の明細書に記載されており、簡単に
説明する。
【0015】係合レバー駆動装置122は、前記ブラケ
ット104に回動可能に取り付けられた操作レバー12
8,複数のリンクおよびレバーを備え、操作レバー12
8(図2参照)に加えられた操作力を係合レバー120
に伝達する伝達装置130および付勢手段の一種である
引張コイルスプリング132を含んでいる。係合レバー
120が引張コイルスプリング132の付勢力により回
動させられ、係合レバー120に回転可能に取り付けら
れた係合ローラ134が固定力発生面124に押し付け
られれば、固定力発生面124からの反力に基づいて傾
斜面114が傾斜面116に押し付けられ、斜面の作用
によってユニット本体100の前部が保持面112に押
し付けられるとともに、固定力発生面124の斜面の作
用によってユニット本体100の後部が保持面112に
押し付けられる。フィーダユニット92のユニット支持
台90からの取外し時には、作業者が操作レバー128
を操作し、図2に二点鎖線で示すように、係合レバー1
20を支持体102内に引っ込ませ、係合ローラ134
と固定力発生面124との係合を解く。
【0016】2個のフィーダユニット92によりそれぞ
れ供給される電気部品78は、キャリヤテープ140に
保持されている。キャリヤテープ140は、図4に示す
ように、幅方向の両側において長手方向に延びる一対の
被支持部142と、それら両被支持部142の間におい
て両被支持部142より下方へ突出した多数の電気部品
収容部144とを備えている。電気部品収容部144は
等間隔で形成されるとともに、各電気部品収容部144
には上方に開口する部品収容凹部が形成され、それら部
品収容凹部の各々に電気部品が収容されるとともに、部
品収容凹部の開口がキャリヤテープ140に貼り付けら
れたカバーテープ146により塞がれている。一対の被
支持部142の一方には、被支持部142を厚さ方向に
貫通して送り穴が長手方向に沿って等ピッチで形成され
ている。これら電気部品,キャリヤテープ140および
カバーテープ146が電気部品テープ148を構成して
いる。
【0017】電気部品テープ148は、図示しないリー
ルに巻き付けられ、リールは、支持体102の後部に設
けられたリール収容装置(図示省略)に回転可能に収容
されている。リールから引き出された電気部品テープ1
48は、支持体102の上面により構成される案内面1
50上に載置されて支持体102の前部へ導かれる。支
持体102の前部には、図4,図7に示すように、ユニ
ット本体100の長手方向と平行に延びる溝152が形
成されるとともに、溝152を確定する一対の側壁15
4の各上面がそれぞれ支持面156を構成しており、電
気部品テープ148は部品供給部およびその前後におい
て、キャリヤテープ140の一対の被支持部142が支
持面156により下方から支持されるとともに、電気部
品収容部144は溝152内に嵌合されている。溝15
2は、複数種類の幅の電気部品収容部144を収容し得
る幅を有している。
【0018】電気部品テープ148の前部には、カバー
160が被せられ、電気部品テープ148の支持体10
2からの浮上がりが防止されている。カバー160は、
断面形状がコの字形を成し、図6に示すように、フィー
ダユニット92の各々について設けられており、図3に
示すように、各カバー160は長手方向の一端部におい
て支持体102に回動可能に取り付けられている。これ
らカバー160の各他端部には、支持体102に回動可
能に取り付けられた一対の係合爪162がそれぞれ係合
させられるとともに、係合爪162を介して付勢手段の
一種である弾性部材としての引張コイルスプリング16
4により、コの字の底壁が支持体102に接近する向き
に付勢され、電気部品テープ148の浮上がりを防止し
ている。カバー160のコの字の一対の側壁は、電気部
品テープ148の一対の被支持部142の外側に被せら
れ、電気部品テープ148を幅方向において位置決め
し、案内する。支持体102の一対の支持面156およ
びカバー160が、電気部品テープ148を長手方向に
案内するテープガイド158を構成している。
【0019】2個のフィーダユニット92はそれぞれ、
電気部品テープ148を送る電気部品テープ送り装置1
80,カバーテープ146を送るカバーテープ送り装置
182およびカバーテープ146を収納する収納箱18
4を有している。各フィーダユニット92の電気部品テ
ープ送り装置180,カバーテープ送り装置182およ
び収納箱184はほぼ同様に構成されており、一方のフ
ィーダユニット92の電気部品テープ送り装置180,
カバーテープ送り装置182および収納箱184を主に
説明する。
【0020】電気部品テープ送り装置180は、図3に
示すように、支持体102に固定の支持軸190により
電気部品テープ148の送り方向(以下、電気部品テー
プ送り方向と称する。電気部品テープ送り方向はフィー
ダユニット92の長手方向と平行である。)と直交する
水平軸線まわりに回転可能に支持されたスプロケット1
92を有しており、スプロケット192の係合突起19
4は、キャリヤテープ140に形成された送り穴に係合
させられる。スプロケット192には、スプロケット1
92より小径のラチェットホイール196が同心にかつ
相対回転不能に設けられている。
【0021】支持軸190にはまた、回動板200が回
動可能に取り付けられている。回動板200にはラチェ
ット爪202がピン204により回動可能に取り付けら
れるとともに、軸204との間に配設された付勢手段の
一種である弾性部材としての引張コイルスプリング20
5(図6参照)により、ラチェットホイール196の歯
206に係合する向きに付勢されている。このラチェッ
トホイール196は、回動板200が正方向(図3にお
いて反時計方向)に回動させられるときには歯206に
係合した状態を保ち、回動板200が逆方向(図2にお
いて反時計方向)へ回動させられるとき、歯206を乗
り越えていくものとされている。
【0022】また、ユニット本体100には、ストッパ
レバー210が偏心ピン212によって回動可能に取り
付けられ、ユニット本体100との間に配設された付勢
手段の一種である弾性部材としての引張コイルスプリン
グ214により、係合部216がラチェットホイール1
96の歯206に係合する向きに付勢されている。スト
ッパレバー210は、ラチェットホイール196の正方
向(図3において反時計方向)への回転は許容するが、
逆向き(図3において時計方向)の回転は阻止する。
【0023】偏心ピン212は、支持体102に回転可
能に支持される被支持部と、ストッパレバー210を回
転可能に支持する支持部とが互いに偏心して一体的に設
けられたものであり、ラチェットホイール196の歯2
06とストッパレバー210の係合部216とが係合す
る位置における接線に平行な接線に対して、上記支持部
の中心が被支持部の中心のまわりに描く円弧が接する状
態となるように偏心ピン212が設計されている。偏心
ピン212は固定手段によりストッパレバー210に固
定されており、固定手段の固定を解除し、偏心ピン21
2をストッパレバー210に対して回転させることによ
り、係合部216のラチェットホイール196の周方向
における位置が変わり、ストッパレバー210によるラ
チェットホイール196の位置決め位置が調節され、ラ
チェットホイール196を所望の位相に精度良く位置決
めし得、ひいては先頭の電気部品78を精度良く部品取
出位置に位置する状態に保つことができる。
【0024】回動板200が正方向に回動させられると
き、ラチェット爪202がラチェットホイール196の
歯206に係合した状態を保って移動し、ラチェットホ
イール196が正方向に回転させられるとともにスプロ
ケット192が回転させられて電気部品テープ148が
1ピッチ送られる。回動板200が逆方向に回動させら
れるときには、ラチェット爪202はラチェットホイー
ル196の歯206を乗り越え、次の電気部品テープ1
48の送りのための準備が為されるのみでラチェットホ
イール196は回転せず、電気部品テープ148は停止
したままである。
【0025】上記回動板200にはまた、リンク220
の一端部がピン222により回動可能に連結されてい
る。支持体102には、レバー224が支持軸226に
より回動可能に取り付けられ、レバー224の一端部に
リンク220の他端部がピン228により回動可能に連
結されている。レバー224の他端部には、カムフォロ
ワたるローラ230が回転可能に取り付けられるととも
に、レバー224と支持体102との間に設けられた付
勢手段の一種である引張コイルスプリング232によ
り、回転カムの一種である板カム234のカム面236
に接触する向きに付勢されている。
【0026】支持体102には、図3,図8に示すよう
に、ブラケット238が固定されて支持体102,前記
ブラケット104と共にユニット本体100を構成して
おり、ブラケット238により両端部を回転可能に支持
された回転軸240に板カム234が固定されている。
回転軸240にはまた、ウォームホイール242が固定
されるとともに、ウォーム244に噛み合わされ、ウォ
ーム244と共にウォームギヤ245を構成している。
ブラケット238には、駆動源の一種である電動回転モ
ータたる直流モータ246が電気部品テープ送り方向と
平行に固定されており、出力軸248はブラケット23
8により回転可能に支持されるとともに、ウォーム24
4が固定されている。直流モータ246は、正逆両方向
に回転可能であり、ON,OFF信号により起動,停止
させられる安価なモータである。
【0027】ウォーム244が直流モータ246により
回転させられれば、ウォームホイール242が回転させ
られるとともに板カム234が回転させられ、レバー2
24が回動させられるとともに回動板200が回動させ
られる。板カム234は、図3において矢印で示す方向
へ回転させられ、カム面236は、板カム234の回転
に伴って回転中心からの距離が漸増し、ローラ230を
移動させて回動板200を正方向に回動させ、電気部品
テープ148を送らせる送り面250と、回転中心から
の距離が漸減し、ローラ230を移動させて回動板20
0を逆方向に回動させ、送りの準備を行わせる送り準備
面252と、回転中心からの距離が一定であって、ロー
ラ230を移動させず、回動板200を回動させない定
位置保持面254とを有する。定位置保持面254は、
板カム234の回転方向において送り面250の下流側
に隣接して設けられている。送り面250は、電気部品
テープ148が加速し、減速する運動をローラ230に
与える加速面256と減速面258とを含む。これら加
速面256および減速面258はそれぞれ、加速度およ
び減速度の変化率である躍動ができるだけ小さくなり、
電気部品テープ148が速度0から滑らかに加速し、速
度0へ滑らかに減速する運動をローラ230に与えるよ
うに形成されており、電気部品テープ148は極めて振
動少なく、移動を開始,停止させられる。なお、送り面
250と送り準備面252との間であって、定位置保持
面254とは反対側の部分には、製作の都合上、僅かで
あるが、板カム234の回転軸線からの距離が一定の部
分がある。
【0028】なお、支持体102には突部状のストッパ
270が設けられている。このストッパ270は、回動
板200がローラ230の送り面250との係合により
正方向に回動した状態から更に、慣性等により正方向に
回動する際にラチェット爪202に係合し、回動板20
0の回動を止め、先頭の電気部品78が部品取出位置に
位置決めされた状態に保たれる。回動板200のこの回
動は、ローラ230,カム面236等の寸法公差により
許容される。
【0029】また、回転軸240には、図3および図8
に示すように被検出部材たる回転板274が固定され、
ブラケット238には原位置センサ276が設けられて
いる。原位置センサ276は、発光部および受光部を有
する透過型の光電センサであり、回転板274は板カム
234と一体的に回転するとき、発光部と受光部との間
を通過しない直径の本体部から半径方向外向きに突出
し、発光部と受光部との間を通過可能な被検出部278
を有する。被検出部278が発光部と受光部との間に位
置する状態になれば、受光部の受光が妨げられ、板カム
234の原位置が検出される。板カム234の原位置
は、回動板200が逆方向に回動させられて電気部品テ
ープ148の送りの準備が終了し、ローラ230が定位
置保持面254に係合した状態となる位置である。な
お、図3には、電気部品テープ148の送りが終了し、
これから送りの準備が開始される状態が図示されてい
る。
【0030】前記カバー160には、部品取出位置の近
傍である部品供給部に対応する位置に開口(図示省略)
が設けられ、部品吸着具76が電気部品を取り出し得る
ようにされるとともに、キャリヤテープ140の送り穴
に対応する部分には図示しない長穴が形成されて、スプ
ロケット192の係合突起194との干渉が回避されて
いる。キャリヤテープ140から剥がされたカバーテー
プ146は、上記開口を通って引き出された後、ガイド
プーリ178に掛けられ、カバーテープ送り装置182
により前記収納箱184へ送られる。ガイドプーリ17
8は、一対の半径方向外向きのフランジを有し、ブラケ
ット104に回転可能に取り付けられており、カバーテ
ープ146は上記一対のフランジの間に嵌合されて幅方
向の移動を阻止されている。
【0031】カバーテープ送り装置182は、搬送ベル
ト290,291,往復動部材たるレバー292および
挟み機構294を含む。搬送ベルト290,291は、
前記ブラケット104に回転可能に取り付けられたプー
リ295,296に無端状に巻きかけられている。プー
リ295,296には、図9にプーリ295を代表的に
示すように、半径方向外向きに突出する3個のフランジ
297が回転軸線方向に距離を隔てて設けられており、
それらフランジ297の間に設けられた2つの溝にそれ
ぞれ、搬送ベルト290,291が相対移動可能に嵌合
されている。プーリ295に設けられたフランジは大き
く、搬送ベルト290,291を案内するとともに、搬
送ベルト290,291から半径方向外向きに突出して
いるが、プーリ296に設けられたフランジは小さく、
搬送ベルト290,291を案内するが、搬送ベルト2
90,291から出ていない。
【0032】ブラケット104の1対のプーリ296の
間の部分には、ベルトガイド298が設けられている。
ベルトガイド298には、図4および図9に示すよう
に、断面形状が矩形を成し、長手方向に貫通する案内部
たる案内溝300が設けられている。案内溝300は、
搬送ベルト290,291が幅方向において互いに僅か
に隙間を隔てて嵌合される幅を有し、搬送ベルト29
0,291は案内溝300に長手方向に相対移動可能に
嵌合されるとともに、互いに離れる向きの幅方向のずれ
を阻止されている。案内溝300の内側面(底面および
一対の側面)には、テフロン(商品名)が塗布されて摩
擦係数が低くされている。ベルトガイド298全体をテ
フロン等の摩擦係数の低い材料に形成してもよい。
【0033】搬送ベルト290,291の上走部(無端
のトラック状を成す搬送ベルト290の一対の直線部の
うち上側の部分)の上面は、ベルトガイド298より上
方へ突出させられており、キャリヤテープ140から剥
がされ、ガイドプーリ178により案内されたカバーテ
ープ146は、プーリ296に掛けられた後、搬送ベル
ト290,291の上面上に跨がって載せられている。
案内溝300は、図9に示すように、ベルトガイド29
8の幅方向において中央部に設けられている。支持体2
42に設けられた前記一対の被支持部142および溝1
52(図5参照)とは、幅方向において位置がずれてい
るのであり、搬送ベルト290,291上に載せられた
カバーテープ146は、搬送ベルト290から内側へ、
すなわちブラケット104側へ突出するとともに、搬送
ベルト291上には、搬送ベルト291の搬送ベルト2
90側とは反対側の縁から搬送ベルト290側へ入った
状態で載せられている。搬送ベルト291には、カバー
テープ146が載っていない部分があるのである。
【0034】レバー292の上端部は、図4に示すよう
に、ブラケット104に固定の支持軸306に回動可能
に取り付けられている。レバー292は、図9に示すよ
うに、長手方向の途中において曲げられ、下部はブラケ
ット104と同一平面内に位置させられるとともに、リ
ンク308の一端部にピン310により回動可能に連結
されている。リンク308の他端部は、前記レバー22
4に設けられた腕部312にピン314により回動可能
に連結されている。腕部312は、レバー224に取り
付けられたローラ230の回転軸線と、リンク220の
回動軸線(ピン228の軸線)とを結ぶ直線およびレバ
ー224の回動軸線に対して直角に設けられている。な
お、ブラケット104には、レバー292との干渉を回
避するための切欠316(図4,図9参照)が設けられ
ている。
【0035】挟み機構294は、レバー292に回動可
能に取り付けられた挟み爪320を有する。挟み爪32
0は、レバー292の支持軸300に支持された部分と
リンク308に連結された部分との間の部分にピン32
2により回動可能に取り付けられており、一端部に設け
られた作用部324においてカバーテープ146および
搬送ベルト291に接触している。作用部324は幅が
広く、カバーテープ146に、その搬送ベルト290か
ら突出した部分を除いて接触するとともに、搬送ベルト
291のカバーテープ146が載せられていない部分に
接触している。
【0036】作用部324は、レバー292の回動中心
と挟み爪320の回動中心とを結ぶ直線に対して、カバ
ーテープ送り方向において上流側へ延び出させられてお
り、挟み爪320がレバー292に対して、レバー29
2の往動方向(カバーテープ146を送る際のレバー2
2の回動方向であって、図3において反時計方向)に相
対移動させられる際には、カバーテープ146に接近す
る向きに回動する。挟み爪320は、支持軸300との
間に設けられた付勢手段の一種であるばね部材326に
より、作用部324が搬送ベルト290,291上のカ
バーテープ146に接触する向きに付勢されており、ベ
ルトガイド298との間にカバーテープ146およびそ
れを支持する搬送ベルト290,291を挟む。搬送ベ
ルト291のカバー146が載せられた部分および搬送
ベルト290は、図9に示すように弾性変形させられ、
カバーテープ146の上面は、搬送ベルト291のカバ
ーテープ146が載せられていない部分の上面と同一面
内に位置させられている。ベルトガイド298の挟み爪
320と共にカバーテープ146および搬送ベルト29
0,291を挟む部分が、挟み部材を構成し、挟み爪3
20と共に挟み機構294を構成している。
【0037】挟み爪320は、離間状態維持装置330
により、ばね部材326の付勢力に抗してカバーテープ
146から離間した状態に保たれる。離間状態維持装置
330は、ラッチ部材332および解除部材334を含
む。ラッチ部材332はばね材の一種である板ばねによ
り作られており、図11に示すように、レバー292に
固定され、レバー292の往動方向において下流側の端
部においてレバー292から離れる向きに曲げられた
後、往動方向において上流側へ、レバー292と平行に
曲げられるとともに、その延出端部に一対の解除係合部
336および維持係合部338が設けられている。解除
係合部336は、レバー292の復動方向において下流
側ほどレバー292へ向かう向きに傾斜させられてお
り、維持係合部338は一対の解除係合部336の間に
設けられ、レバー292の往動方向において上流側の端
部ほど、レバー292から離れる向きに傾斜させられて
いる。
【0038】解除部材334はブラケット104に固定
されており、図17(b)に示すように、ブラケット1
04との間に前記解除係合部336が進入することを許
容する隙間を有する一対の解除部340と、それら解除
部340の間に設けられ、維持係合部338の進入を許
容する切欠342とを有する。
【0039】収納箱184は、図3に示すように、前記
ブラケット104のレバー292よりカバーテープ送り
方向において下流側の部分に、支持軸360により回動
可能に取り付けられた収納箱形成部材358を含んでい
る。支持軸360は、その軸線が、前記一対のプーリ2
96の回転軸線を含む平面内に位置するとともに、プー
リ296の回転軸線と平行に設けられている。収納箱形
成部材358は、図13に示すように、断面形状が矩形
の容器状を成し、底壁361は、カバーテープ送り方向
において下流側の部分を残して開放されて開口363が
形成されるとともに、ブラケット104側の側面も開放
されている。収納箱形成部材358の前壁362の下端
部には、図14に示すように、カバーテープ146およ
び搬送ベルト290の進入を許容する開口364が形成
されている。
【0040】収納箱形成部材358の底壁361の内面
は、カバーテープ送り方向において下流側ほど天壁37
2に向かう向きに傾斜させられて案内面374とされる
とともに、底壁361の前部(カバーテープ送り方向に
おいて上流側の部分)および側壁366には、図13お
よび図15に示すように、前記プーリ296に設けられ
た3個のフランジ276との干渉を回避するための切欠
376が形成されている。また、底壁361の切欠37
6を確定する部分には、搬送ベルト290,291との
干渉を回避するために切欠377が形成されている。
【0041】収納箱形成部材358は、図3および図1
0に示すように、側方への開口部分がブラケット104
により塞がれ、ブラケット104と共にテープ収容室3
78を有する収納箱184を形成し、カバーテープ14
6が収納されるテープ収納位置と、図2に二点鎖線で示
すように、カバーテープ送り方向に対して直角となり、
前部がブラケット104から上方へ突出し、側方の一部
が開放された状態となるテープ取出位置とに回動させら
れる。収納箱形成部材358は、収納室形成部材であっ
て、収納室形成容器であるのである。
【0042】収納箱形成部材358がテープ収納位置に
位置する状態では、搬送ベルト290の案内溝300か
ら突出した上部に収納箱形成部材358が被せられ、搬
送ベルト290,291が開口363を塞ぎ、収納箱形
成部材358の底壁の一部を構成している。収納箱形成
部材358の側壁366および底壁361はベルトガイ
ド298には接触せず、僅かに隙間があり、側壁366
の下端部は搬送ベルト290の上部の側方に位置し、カ
バーテープ146および搬送ベルト291がテープ収容
室378からはみ出すことを防止している。
【0043】プーリ296のフランジ297の上端部お
よび搬送ベルト290,291のベルトガイド298か
ら突出した上端部は、収納箱形成部材358内にある
が、フランジ297と底壁361および側壁366との
干渉は、それらに形成された切欠376により回避さ
れ、搬送ベルト290,291と底壁361との干渉
は、切欠377により回避されており、案内面374の
搬送ベルト290,291に対応する部分は、フランジ
297の間に入り込んでいる。また、案内面374の前
端(カバーテープ送り方向において上流側の端)は、プ
ーリ296のフランジ297の外周面の上端より下側に
位置している。
【0044】収納箱形成部材358の前壁362の下部
には、図4に示すように、ブラケット104側とは反対
側に開口する凹部380が形成されるとともに、ローラ
382が支持軸384により、搬送ベルト290の一部
であるカバーテープ146を搬送する部分と直角に立体
交差する回転軸線のまわりに回転可能に取り付けられて
いる。ローラ382は、図10に示すように、カバーテ
ープ146の搬送ベルト291に載せられた部分と、搬
送ベルト291のカバーテープ146が載せられていな
い部分とに接触するように設けられている。
【0045】ローラ382と支持軸384との間には、
逆回転防止手段の一種である一方向クラッチ386が設
けられている。一方向クラッチ386は、ローラ382
の、カバーテープ146に接触する部分がレバー292
の往動方向に回動する向きの回転は許容するが、逆向き
の回転は阻止するものである。ローラ382の外周面
は、摩擦係数の高い材料、例えばゴムにより形成されて
おり、収納箱形成部材358がテープ収納位置に位置す
る状態では、カバーテープ146および搬送ベルト29
1に押し付けられ、収納箱形成部材358の底面(底壁
361および側壁366の下面とベルトガイド298の
上面との間には僅かに隙間が設けられる。これらローラ
382および一方向クラッチ386が戻り防止装置38
8を構成している。
【0046】収納箱形成部材358にはまた、前壁36
2の外面の上部に操作部たる突部400が突設されてい
る。突部400は板状を成し、図10に示すように、収
納箱形成部材358の幅方向においてブラケット104
側の端に前方へ延び出す向きに突設されている。ブラケ
ット104には嵌合凹部404が設けられており、突部
400が嵌合凹部404に嵌合されることにより、収納
箱形成部材358がユニット本体100に対して幅方向
において位置決めされる。
【0047】ブラケット104には、収納箱形成部材3
58の浮上がりを防止する浮上がり防止部材410が設
けられている。浮上がり防止部材410は板ばねにより
作られており、下端部においてブラケット104に固定
されている。浮上がり防止部材410の他端部は、収納
箱形成部材358側へ湾曲させられつつ上方へ延び出さ
せられ、延出端部には係合部材の一種である転動体たる
係合ローラ412が回転可能に取り付けられている。係
合ローラ412は、収納箱形成部材358の前壁362
の上部に設けられた係合面414に係合し、収納箱形成
部材358をベルトガイド298に向かって付勢してい
る。係合面414は、上方ほど浮上がり防止部材410
から離れる向きに傾斜させられた傾斜面であり、浮上が
り防止部材410は、斜面の効果により収納箱形成部材
358を下方へ付勢し、ローラ382をカバーテープ1
46および搬送ベルト291に押し付けて浮上がりを防
止している。浮上がり防止部材410は押付部材でもあ
る。この押付けにより、ローラ382とカバーテープ1
46および搬送ベルト291との間に摩擦力が生ずる。
【0048】他方のフィーダユニット92の電気部品テ
ープ送り装置180,カバーテープ送り装置182およ
び収納箱184は、ほぼ同様に構成されている。但し、
他方の電気部品テープ送り装置180の直流モータ24
6は、一方のフィーダユニット92の電気部品テープ送
り装置180の直流モータ246に対して、電気部品テ
ープ送り方向における上流側に設けられ、幅方向の位置
が同じにされてフィーダユニット92の幅が大きくなら
ないようにされている。また、ウォーム244はウォー
ムホイール242に、一方のフィーダユニット92とは
反対側から噛み合わされており、板カム234の回転方
向は逆である。
【0049】また、他方のカバーテープ送り装置182
のレバー292,挟み機構294および収納箱184
は、一方のカバーテープ送り装置182の支持軸306
等との干渉を回避するために、一方のカバーテープ送り
装置182のレバー292等より、カバーテープ送り方
向において下流側に設けられている。そのため、他方の
電気部品テープ送り装置180においては、リンク42
0(図7参照)によって回動板200に回動可能に連結
されたレバー422にはカムフォロワたるローラ230
は設けられず、支持体102に回動可能に取り付けられ
た別のレバー424にローラ230が回転可能に取り付
けられ、このレバー424とレバー422とがリンク4
26によって回動可能に連結されている。
【0050】また、リンク426に回動可能に連結され
た別のリンク428に、挟み機構294を構成するレバ
ー292の下端部が回動可能に連結されている。一方の
電気部品テープ送り装置180においてレバー224と
リンク308とを連結する腕部312の長さと、他方の
電気部品テープ送り装置180においてレバー422の
回動軸線とリンク42に対する回動軸線との間の長さと
が異なるため、2つのカバーテープ送り装置182の各
レバー292の回動軸線が同じ位置に設けられていれ
ば、レバー292の回動角度は同じであっても、回動ピ
ッチが異なって、1ピッチのカバーテープ146の送り
長さが異なることになる。そのため、他方のカバーテー
プ送り装置182のレバー292のブラケット104に
対する回動軸線とリンク428に対する回動軸線との間
の長さは、一方のカバーテープ送り装置182のレバー
292のブラケット104に対する回動軸線とリンク3
08に対する回動軸線との間の長さより大きくされ、2
つのカバーテープ送り装置182の各送り爪320の移
動距離が同じになって、2つのカバーテープ送り装置1
82の各カバーテープ146の送り量が同じになるよう
にされている。
【0051】さらに、他方のフィーダユニット92にお
いては、支持体102に設けられた溝152と、幅方向
においてブラケット104から離れた側に設けられてお
り、キャリヤテープ140から剥がされたカバーテープ
146は、ガイドプーリ178に掛けられて案内され、
図9に二点鎖線で示すように、幅方向においてブラケッ
ト104側へ斜めに曲げられて搬送ベルト290,29
1上に載せられ、ブラケット104側の端部が、搬送ベ
ルト290からブラケット104側へ突出させられると
ともに、搬送ベルト291にカバーテープ146が載ら
ない部分が確保されている。なお、他方のフィーダユニ
ット92についても、一方のフィーダユニット92にお
けると同様に、離間状態維持装置および浮上がり防止部
材が設けられているが、図面が煩雑になるため、図示を
省略する。
【0052】フィーダユニット92は、図16に示す制
御装置440により制御される。制御装置440は、P
U(プロセッシングユニット)442,ROM444,
RAM446およびそれらを接続するバス448を有す
るコンピュータ450を主体とするものである。バス4
46には入力インタフェース452を介して原位置セン
サ276が接続されている。バス448にはまた、出力
インタフェース454が接続されるとともに、駆動回路
460を介して直流モータ246が接続されている。な
お、図16には、2つの電気部品テープ送り装置180
の各直流モータ246がまとめて図示されており、これ
ら直流モータ246は実際には別々の駆動回路により駆
動される。また、ROM444には、電気部品78の供
給等に必要な種々のプログラムが格納されている。制御
装置440は、複数のフィーダユニット92の各々につ
いて設けられており、基板コンベヤ14,電気部品搬送
装着装置20,22等を制御する図示しない制御装置と
の間で指令,情報,データ等の送,受信が行われる。
【0053】次に作動を説明する。2個の電気部品搬送
装着装置20,22は、メインコンベヤ24とメインコ
ンベヤ26とのいずれか一方により位置決め支持された
プリント基板32に交互に電気部品78を装着する。1
枚のプリント基板32について、本電気部品装着システ
ム10において装着が予定された全部の電気部品78を
共同して装着するのである。メインコンベヤ24,26
のうち、一方のメインコンベヤにおいて位置決め支持さ
れたプリント基板32について電気部品78の装着が行
われている間、他方のメインコンベヤにおいてはプリン
ト基板32の搬出,搬入および位置決め支持が行われ、
搬入されたプリント基板32は電気部品78の装着に備
えてメインコンベヤ上で待機させられる。一方のメイン
コンベヤにより支持されたプリント基板32への電気部
品78の装着が終了すれば、そのプリント基板32は搬
出コンベヤ30により搬出されるとともに、他方のメイ
ンコンベヤにおいて待機させられているプリント基板3
2への電気部品78の装着が開始される。
【0054】2個の電気部品搬送装着装置20,22が
それぞれ電気部品78を取り出す電気部品供給装置は決
まっており、電気部品搬送装着装置20は、電気部品供
給装置16から電気部品78を取り出し、電気部品搬送
装着装置22は、電気部品供給装置18から電気部品7
8を取り出す。電気部品78の取出し時には、複数の部
品吸着具76は、間欠回転体の間欠回転により、順次部
品吸着装着位置に位置決めされるとともに、XYロボッ
トにより、電気部品78を供給するフィーダユニット9
2の部品供給部上へ移動させられ、電気部品78を取り
出す。
【0055】全部の部品吸着具76が電気部品78を吸
着したならば、装着ヘッドがXYロボットによりプリン
ト基板32上へ移動させられ、電気部品78を装着す
る。複数の部品吸着具76は、間欠回転体の回転により
順次部品吸着装着位置に位置決めされるとともに、XY
ロボットによってプリント基板32の部品装着箇所上へ
移動させられ、電気部品78を装着する。
【0056】複数の部品吸着具76は、同じフィーダユ
ニット92から電気部品78を取り出すこともあり、異
なるフィーダユニット92から電気部品78を取り出す
こともある。前者の場合、1つのフィーダユニット92
が連続して複数個の電気部品78を供給することとな
る。以下、2つのフィーダユニット92のうち、一方の
フィーダユニット92について代表的に、電気部品テー
プ148の送りおよびカバーテープ146の剥がし等に
ついて説明する。他方のフィーダユニット92について
も同様に、電気部品テープ148の送りおよびカバーテ
ープ146の剥がし等が行われる。
【0057】フィーダユニット92は、電気部品テープ
148の送りの準備が終了した状態で待機しており、直
流モータ246は止められ、ローラ230は定位置保持
面254に係合している。また、部品取出位置に位置す
る部品収容凹部は、電気部品78が取り出されて空であ
る。部品吸着具76は、間欠回転体の間欠回転およびX
Yロボットにより部品取出位置上へ移動させられ、電気
部品78を吸着し、部品収容凹部から電気部品78を取
り出す。直流モータ246は部品吸着具76による電気
部品78の取出しに合わせて起動され、電気部品テープ
148が送られて先頭の電気部品78が部品取出位置へ
移動させられた後、部品吸着具76が電気部品78を吸
着する。
【0058】直流モータ246が起動されることによ
り、ウォーム244,ウォームホイール242を介して
板カム234が回転させられる。直流モータ246は、
ローラ230が定位置保持面254に係合する状態で止
められており、直流モータ246の起動当初は板カム2
34が回転させられてもローラ230は移動させられな
い。この間に板カム234の回転速度が定速に達し、そ
の後、ローラ230が送り面250に係合し、回動板2
00が正方向に回動させられる。それによりラチェット
ホイール196,スプロケット192が回転させられ、
電気部品テープ148が送られて電気部品78が部品取
出位置に位置決めされる。レバー224,リンク220
(他方のフィーダユニット92については、リンク42
0,レバー422,424)のレバー比は、1回の送り
動作により、電気部品テープ148を部品保持凹部の形
成ピッチに等しい距離、送られるように設定されてい
る。
【0059】送り面250を構成する加速面256およ
び減速面258はそれぞれ、電気部品テープ148が速
度0から滑らかに加速し、速度0へ滑らかに減速するよ
うに形成されており、電気部品テープ148は極めて振
動少なく、移動開始,停止させられる。そのため、カバ
ーテープ146を剥がされた複数の電気部品78のう
ち、先頭の電気部品78はカバーテープ146によって
もカバー160によっても覆われない状態で部品取出位
置へ送られるが、振動により部品収容凹部から飛び出し
たり、立ち上がったりすることがなく、部品吸着具76
は確実に電気部品78を吸着することができる。1つの
フィーダユニット92が連続して複数の電気部品78を
供給する場合、複数の部品吸着具76による電気部品7
8の取出時間間隔に合わせて電気部品78を部品取出位
置へ送ることが必要であり、送り時間が制限される。し
かし、板カム234を用いて電気部品テープ146の送
り速度が制御されるため、送り時間が短く制限されても
電気部品テープ146を振動少なく送ることができる。
【0060】電気部品テープ148の送りが終了した
後、ローラ230が送り準備面252に係合する状態と
なり、回動板200が逆方向に回動させられ、ラチェッ
ト爪202がラチェットホイール196の所定数の歯2
06を乗り越えて送りの準備が行われる。この際、ラチ
ェットホイール196の逆方向の回転はストッパレバー
210により精度良く阻止されており、ラチェット爪2
02がラチェットホイール196の歯206を乗り越え
る際にスプロケット192およびラチェットホイール1
96が逆方向に回転することはなく、電気部品78は部
品取出位置に位置する状態に保たれ、部品吸着具76は
確実に電気部品78を取り出すことができる。送りの準
備の終了後、ローラ230は定位置保持面254に係合
する状態となり、板カム234の原位置が原位置センサ
276により検出され、原位置センサ276からの検出
信号に基づいて直流モータ246が停止させられ、次の
作動に備えて待機させられる。直流モータ246は、通
常の電動回転モータであって、精度の良い回転角度制御
は不能なモータであるが、送りの準備終了後、直流モー
タ246は、ローラ230が定位置保持面254に係合
していて、回動板200が回動していない状態で停止さ
せればよいため、板カム234の原位置の検出精度およ
び直流モータ246の停止精度は高くなくてよく、検出
および制御を容易にかつ安価に行うことができる。
【0061】電気部品テープ148が送られるとき、カ
バーテープ送り装置182によりカバーテープ146が
送られてキャリヤテープ140から剥がされる。送りの
準備が終了し、次の電気部品78の取出しに備えて待機
する状態では、図17(a)に示すように、ラッチ部材
332の解除係合部336が解除部材334の解除部3
40に係合し、維持係合部338が挟み爪320から外
れ、挟み爪320がレバー292に対して回動可能であ
って、ばね部材326の付勢によりカバーテープ146
および搬送ベルト291に接触させられている。
【0062】直流モータ246が起動され、電気部品テ
ープ148が送られるとき、レバー224の腕部31
2,リンク308を介してレバー292が往動方向へ回
動させられる。挟み爪320は、作用部324がレバー
292に対してレバー292の往動方向に相対移動させ
られる際にはカバーテープ146に接近する向きに移動
するように設けられており、レバー292と共に往動方
向へ移動させられる際には緩み勝手となる。しかし、挟
み爪320はばね部材326によりカバーテープ146
および搬送ベルト290,291に向かって付勢されて
おり、挟み爪320はカバーテープ146および搬送ベ
ルト291に直接接触してそれらを駆動する。搬送ベル
ト291の摩擦係数は大きく、また、ベルトガイド29
8の案内溝300の内面の摩擦係数は小さくされている
ため、作用部324と搬送ベルト291との間には、搬
送ベルト291と案内溝300との間におけるより大き
い摩擦力が生ずる。また、カバーテープ146は摩擦係
数が小さくても、挟み爪320により搬送ベルト29
0,291に押し付けられて食い込まされており、挟み
爪320および搬送ベルト290,291とカバーテー
プ146との間には、カバーテープ146を移動させる
のに十分な摩擦力が得られる。
【0063】このように挟み爪320と搬送ベルト29
1とに挟まれたカバーテープ146は、挟み爪320お
よび搬送ベルト291と共に移動し、送られる。搬送ベ
ルト291が移動すればプーリ296が回転し、それに
より搬送ベルト290も移動してカバーテープ146を
送る。カバーテープ146をキャリヤテープ140から
剥がす際の剥がし抵抗がカバーテープ146に加えられ
ても、カバーテープ146と挟み爪320および搬送ベ
ルト290,291との間の摩擦力の方が大きく、カバ
ーテープ146が戻されることはない。なお、カバー2
92および挟み爪320は、挟み爪320がカバーテー
プ146に接触して移動する距離の方が、電気部品テー
プ送り装置180による電気部品テープ148の送り量
より少し長くなるようにされており、1ピッチ分のカバ
ーテープ146が確実に剥がされて送られる。また、収
納箱184に取り付けられたローラ382のカバーテー
プ146に接触する部分は、レバー292の往動方向に
移動する向きに回転し、カバーテープ146の送りを許
容する。
【0064】レバー292は、支持軸306の軸線から
ベルトガイド298へ降ろした垂線に対する前後の各回
動角度が同じになるように設けられており、挟み爪32
0の回動軸線もレバー292の回動に伴って上記垂線に
対して対称に移動し、図17(a)に示す送り開始位置
における挟み爪320の姿勢と、図17(b)に示す送
り終了位置における挟み爪320の姿勢とは平行とな
る。それに対し、レバー292は支持軸306の軸線ま
わりに回動させられているため、図17(b)に示すよ
うに、挟み爪320はレバー292に対して回動する。
【0065】なお、レバー292が回動するとき、挟み
爪320のレバー292に対する回動軸線が、レバー2
92の回動軸線を中心として回動し、挟み爪320は作
用部324のカバーテープ146に対する接触部が僅か
であるがカバーテープ146側へ食い込む状態となり、
作用部324の移動が妨げられる。そのため、挟み爪3
20によるカバーテープ146の送り量は、挟み爪32
0がカバーテープ146に対して平行移動してカバーテ
ープ146を送る場合に比較して少なくなる。しかし、
レバー292が上記垂線を超えて回動する状態になれ
ば、作用部324のカバーテープ146への食い込みが
減少する状態となり、カバーテープ146の送り量が増
え、トータルとしては、挟み爪320をベルトガイド2
98に対して送り開始位置から送り終了位置へ平行移動
させてカバーテープ146を送る場合と同じ量、カバー
テープ146を送ることとなる。挟み爪320のレバー
292に対する相対回動速度が、前半の方が後半の方よ
りやや小さくなるのである。
【0066】挟み爪320がレバー292に対して回動
し、挟み爪320のレバー292に対する角度が変われ
ば、ラッチ部材332が挟み爪320に対して、維持係
合部338が挟み爪320の裏面から外れる向きに移動
する。カバーテープ146の1ピッチ分の送りは、レバ
ー292が往動の終点近傍まで回動した状態で終了し、
その後、レバー292が終点に向かって回動するとき、
ラッチ部材332の維持係合部338が挟み爪320の
裏面から外れて、挟み爪320のレバー292の往動方
向において上流側の縁部に係合する。
【0067】この状態からレバー292が更に終点に向
かって回動させられるとき、挟み爪320のレバー29
2に対する角度が変わるのに伴って、維持係合部338
が挟み爪320に対して滑り、徐々に挟み爪320に対
してレバー292とは反対側へ突出してくる。維持係合
部338の傾斜角度は、挟み爪320とレバー292と
の相対角度の変化に伴って挟み爪320に対して滑り、
かつ、挟み爪320がばね部材326の付勢力に基づい
て、維持係合部338を超えて戻ることを許さない大き
さに設定されており、維持係合部338が挟み爪320
から離れることはなく、挟み爪320はラッチ部材32
4によってレバー292に係合させられた状態に保たれ
る。
【0068】なお、この際、挟み爪320はカバーテー
プ146に対して滑り、カバーテープ146は送られな
い。電気部品テープ148が1ピッチ分送られて、カバ
ーテープ146が1ピッチ分、剥がされた後は、カバー
テープ146はスリットによりキャリヤテープ140か
らの剥がしを防止されるからである。
【0069】電気部品テープ送り装置180において送
りの準備が為されるとき、レバー292は逆向き(復動
方向)に回動させられる。この際、挟み爪320には維
持係合部338が係合しており、レバー292と一体的
に回動させられる。挟み爪320の作用部324は、維
持係合部338の挟み爪320に対する係合により、ば
ね部材326の付勢によるカバーテープ146への係合
が防止されるとともに、レバー292の回動軸線からベ
ルトガイド298へ降ろされた垂線よりも復動方向にお
いて下流側に位置しており、レバー292が復動方向へ
回動させられるとき、図17(b)に二点鎖線で示すよ
うに、作用部324はカバーテープ146から離れ、カ
バーテープ146に送り方向とは逆の戻り方向の力を加
えることなく、送り開始位置に向かって移動させられ
る。挟み爪320は、レバー292の復動方向への移動
時には、カバーテープ146に食い込み勝手になる向き
に設けられているが、カバーテープ146に食い込んで
カバーテープ146を収納箱184から引き出すことな
く、戻されるのである。
【0070】また、維持係合部338が挟み爪320に
対して傾斜して設けられており、維持係合部338の挟
み爪320への係合後、レバー292が更に終点に向か
って回動させられるときにも維持係合部338が挟み爪
320に対して滑って挟み爪320に係合した状態に保
たれるため、作用部324がカバーテープ146に食い
込むことがない。もし、維持係合部338が挟み爪32
0に係合した状態が保たれなければ、維持係合部338
が挟み爪320に係合してから更にレバー292が回動
するとき、挟み爪320が維持係合部338から離れ、
レバー292の復動時に、挟み爪320がばね部材32
6の付勢力によりカバーテープ146に食い込む状態と
なり、挟み爪320を戻すことができない。それに対
し、復動開始時に維持係合部338が挟み爪320に係
合していれば、作用部324のカバーテープ146への
食い込みが防止され、挟み爪320がレバー292と共
に移動して戻されるのである。
【0071】レバー292の回動に伴って解除係合部3
36が解除部材334の解除部340とブラケット10
4との間の隙間に進入し、ラッチ部材332はレバー2
92側へ弾性変形させられて維持係合部338が挟み爪
320から外れ、図17(a)に示すように挟み爪32
0の裏側の側面に対向する状態となる。維持係合部33
8は、レバー292の復動の終点近傍において挟み爪3
20から外れる。挟み爪320がばね部材326の付勢
によりカバーテープ146および搬送ベルト291に接
触するまでの間にレバー292の回動が止まれば、挟み
爪320はそのままカバーテープ146および搬送ベル
ト291に接触して止まる。
【0072】レバー292が復動させられ、挟み爪32
0が戻されるとき、収納箱184に取り付けられたロー
ラ382は一方向クラッチ384により、ローラ382
のカバーテープ146に接触する部分がカバー292の
復動方向に回動する向きの回転は阻止されているため、
ローラ382は回転せず、その外周面とカバーテープ1
46および搬送ベルト291との間の摩擦力により、カ
バーテープ146が送り方向とは逆向きに移動させら
れ、収納箱184から出ることが阻止される。
【0073】挟み爪320がばね部材326の付勢によ
りカバーテープ146および搬送ベルト291に接触し
た後、更に、レバー292が復動の終点まで回動させら
れることがあれば、作用部324がばね部材326の付
勢によりカバーテープ146に接触し、食い込んでカバ
ーテープ146に戻り方向の力(収納箱184から引っ
張り出す向きの力)を加える。
【0074】ローラ230はカバーテープ146および
搬送ベルト291に接触させられているが、挟み爪32
0はカバーテープ146および搬送ベルト291に食い
込み勝手の状態で戻り方向の力を加えるため、その力の
方が、ローラ230とカバーテープ146,搬送ベルト
291との間の摩擦力より大きく、また、その摩擦力
が、カバーテープ146の引張強度より小さくなるよう
に、ローラ230の外周面の摩擦係数およびローラ23
0をカバーテープ146,搬送ベルト291に押し付け
る付勢力(収納箱184をベルトガイド298に向かっ
て付勢する浮上がり防止部材410の付勢力)が設定さ
れている。そのため、維持係合部338が挟み爪320
から外れ、作用部324がカバーテープ146に食い込
んだ状態で更にレバー292が終点に向かって僅かに回
動させられることがあれば、カバーテープ146が僅か
に戻されて挟み爪320の戻りが許容される。この際の
カバーテープ146の戻り量は僅かであり、支障はな
い。
【0075】キャリヤテープ140から剥がされたカバ
ーテープ146は、電気部品テープ148が送られ、カ
バーテープ146が剥がされる毎に、搬送ベルト290
に支持された状態で収納箱184へ送られ、開口364
から収納箱184内へ入る。そして、搬送ベルト290
に支持されて更に収納箱184の奥へ移動させられ、プ
ーリ296に設けられて搬送ベルト290,291から
突出したフランジ297により搬送ベルト290,29
1からすくい上げられ、搬送ベルト290,291から
浮き上がらされて案内面374上へ載せられ、収納箱1
84内へ導入される。
【0076】案内面374の前端、すなわちカバーテー
プ送り方向において上流側の端は、フランジ297の最
も上方の部分より下側に位置させられているため、フラ
ンジ297上から案内面374上に確実に載置され、搬
送ベルト290,291からすくい上げられて収納箱1
84内に導入される。案内面374の案内によるカバー
テープ146の収納箱184内への導入は、カバーテー
プ146の先端部に限らず、全長にわたって為される。
それにより、カバーテープ146が搬送ベルト290,
291について行き、収納箱184の底壁361の外面
と搬送ベルト290,291との間に挟まってしまうこ
とがない。案内面374の前端部はフランジ297の上
端より下側に位置するが、僅かであり、カバーテープ1
46が搬送ベルト290,291についていくことはな
く、また、案内面374の搬送ベルト290,291に
対応する部分がフランジ297の間に入り込み、搬送ベ
ルト290,291の近傍まで突出させられているた
め、カバーテープ290は容易にかつ確実に案内面37
4上へ載せられる。
【0077】搬送ベルト290,291はカバーテープ
146が剥がされる毎に収納箱184に対して移動させ
られ、カバーテープ146は確実に収納箱184の奥へ
移動させられるとともに、収納箱184に詰められる方
向の力が作用し、多量のカバーテープ146が確実に収
納箱184に収納される。
【0078】収納箱184がカバーテープ146で一杯
になったならば、作業者は突部400を持って収納箱形
成部材358を支持軸360のまわりに回動させる。こ
の際、浮上がり防止部材410は、図18(b)に示す
ように、弾性変形して収納箱形成部材358の回動を許
容する。収納箱形成部材358を、図2に二点鎖線で示
すように、長手方向がカバーテープ送り方向と直角にな
るカバーテープ取出位置まで回動させれば、収納箱形成
部材358の前部がブラケット104から外れ、側面の
一部が開放され、カバーテープ146を取り出すことが
できる。
【0079】カバーテープ146を取り出した後、収納
箱形成部材358をテープ収納位置へ回動させる。この
際、図18(c)に示すように、浮上がり防止部材41
0はローラ412が収納箱形成部材358の移動経路内
に位置しており、収納箱形成部材358がテープ収納位
置に向かって回動させられるのに伴って、図18(b)
に示すように弾性変形させられつつ、係合面414に係
合する。収納箱184がテープ収納位置へ回動させられ
た状態では、ローラ412が係合面414に係合し、斜
面の作用により生ずる力によりローラ382がカバーテ
ープ146および搬送ベルト291に押し付けられる。
浮上がり防止部材410はローラ412において収納箱
形成部材358に接触し、ローラ412が回転しながら
収納箱形成部材358のテープ収納位置への回動を許容
するため、摩擦が少なくて済み、スームズに回動させる
ことができる。
【0080】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においては、収納箱184の底壁361の案内面37
4が形成された部分が、搬送ベルト290,291の一
部に支持されて搬送されるカバーテープ146を、その
一部から浮き上がらせて、収納箱184の開口から収納
箱184内に導入する案内手段を構成し、制御装置44
0の直流モータ246を起動,停止させる部分が駆動源
制御装置を構成している。また、カムフォロワ230,
板カム234,レバー224,リンク308が駆動源の
一種である電動回転モータたる直流モータ246と共に
往復動部材駆動装置たるレバー駆動装置を構成してい
る。カバーテープ送り装置182は、電気部品テープ送
り装置180と駆動源,カムおよびカムフォロワを共用
し、レバー224の腕部312およびリンク308が、
電気部品テープ送り装置180の送り動作と連動してレ
バー292に往動作を付与する連動装置を構成してい
る。他方のフィーダユニット92についても同様である
が、リンク420,レバー424等もレバー駆動装置を
構成し、リンク426,レバー422のリンク426に
連結された部分,リンク428が連動装置を構成してい
る。
【0081】なお、上記実施形態において、挟み爪32
0の作用部324は、レバー292の回動中心と挟み爪
320の回動中心とを結ぶ直線に対して、カバーテープ
送り方向において上流側へ延び出させられていたが、図
19に示す挟み爪470の作用部472のように、カバ
ーテープ送り方向において下流側へ延び出させてもよ
い。レバー474は一端部においてブラケット(図示省
略)に支持軸476により回動可能に取り付けられ、他
端部においてリンク478に回動可能に連結されてお
り、挟み爪470は、レバー474の長手方向の中間部
に軸480の軸線まわりに回動可能に取り付けられてい
る。作用部472は、レバー474の回動中心と挟み爪
470の回動中心とを結ぶ直線に対して、カバーテープ
送り方向において下流側へ延び出させられており、レバ
ー474に対してその復動方向に相対移動させられる際
にはカバーテープ146に接近する向きに移動し、レバ
ー474が往動方向に回動させられるとき、カバーテー
プ146および搬送ベルト291に対して食い込み勝手
となる。また、挟み爪470は、レバー474との間に
設けられた付勢手段の一種であるばね部材482によ
り、作用部472がカバーテープ146および搬送ベル
ト291に接触する向きに付勢されている。
【0082】カバーテープ146の送り時にレバー47
4が往動方向(図19において反時計方向)に回動させ
られるとき、カバーテープ146は、前記実施形態にお
けると同様に、作用部472と搬送ベルト290,29
1とに挟まれて送られる。特に、作用部472はカバー
テープ146および搬送ベルト291に対して食い込み
勝手となるため、作用部472とカバーテープ146お
よび搬送ベルト290,291との間には大きい摩擦力
が生じ、カバーテープ146が容易に送られる。
【0083】なお、挟み爪470は回動するレバー47
4上に設けられているため、レバー474の回動に伴っ
て、挟み爪470の回動軸線はレバー474の回動軸線
を中心として回動し、作用部472がカバーテープ14
6に食い込む状態となる。挟み爪470はレバー474
の往動時にカバーテープ146に食い込み勝手となるた
め、挟み爪470の回動軸線の回動に伴って作用部47
2がカバーテープ146および搬送ベルト291に当た
ったままでベルトガイド298に対して滑り、平行移動
する場合に比較して余分にカバーテープ146および搬
送ベルト290,291を送る。レバー474が、その
回動軸線からベルトガイド298に降ろした垂線を超え
た後は送り量が減少し、トータルとして挟み爪470を
送り開始位置から送り終了位置へ平行移動させた場合と
同じ量、カバーテープ146を送ることとなる。
【0084】挟み爪470の作用部472は、レバー4
74の復動時にはカバーテープ146に対して緩み勝手
となるため、図19(b)に二点鎖線で示すように、カ
バーテープ146に対して滑りつつ戻り、カバーテープ
146を戻すことはない。レバー474の回動に伴って
挟み爪470の回動軸線が回動するが、挟み爪470が
レバー474に対して緩み方向へ回動して作用部472
のカバーテープ146への食い込みが回避される。
【0085】図20に示すように、ソレノイド500を
用いて挟み爪502をカバーテープ146から離間させ
るようにしてもよい。レバー504の一端部は図示しな
いブラケットに支持軸506により回動可能に取り付け
られ、他端部においてリンク(図示省略)に回動可能に
連結されるとともに、長手方向の中間部に挟み爪502
が軸508により回動可能に取り付けられている。挟み
爪502は、レバー504との間に設けられた付勢手段
の一種である弾性部材たるばね部材510により、作用
部512がカバーテープ146に接触する向きに付勢さ
れている。なお、作用部512は、図1ないし図18に
示す実施形態と同様に、レバー504の回動軸線と挟み
爪502の回動軸線とを結ぶ直線に対して、カバーテー
プ送り方向において上流側へ突出させられている。
【0086】挟み爪502の作用部504が設けられた
側とは反対側の端部には、係合面516が設けられてい
る。係合面516は、ばね部材510の付勢による挟み
爪502の回動方向において下流側に向かって設けられ
るとともに、挟み爪502の回動軸線から離れるほど、
ばね部材510の付勢による回動方向において上流側へ
向かう向きに傾斜して設けられている。
【0087】レバー504の挟み爪502が取り付けら
れた部分より支持軸506側にソレノイド500が取り
付けられており、ソレノイド500の励磁,消磁によ
り、プランジャ520は、係合面516から離れた引込
端位置(非作用位置)と、係合面516に係合し、挟み
爪502をばね部材510の付勢力に抗して回動させる
突出端位置(作用位置)とに移動させられる。そのた
め、ソレノイド500が励磁され、プランジャ516が
突出端位置へ移動させられれば、挟み爪502がばね部
材510の付勢力に抗して回動させられ、ソレノイド5
00が消磁されれば、プランジャ516が引込端位置へ
移動させられ、挟み爪502がばね部材510の付勢に
よりカバーテープ146に接触させられる。ソレノイド
500および係合面516が離間状態維持装置522を
構成している。
【0088】カバーテープ146の送り開始時には、図
20(a)に示すように、ソレノイド500は消磁され
てプランジャ516が引込端位置へ移動させられ、作用
部512がばね部材510の付勢力によりカバーテープ
146に接触させられており、レバー504の往動方向
への回動に伴って挟み爪502はベルトガイド298と
の間にカバーテープ146および搬送ベルト290,2
91を挟んで送る。カバーテープ146の送りは電気部
品テープ148の送りと連動しており、レバー504が
往動方向の終点まで回動させられた状態では、前記ロー
ラ230が板カム234のカム面236の定位置保持面
254に係合し、原位置センサ276によって原位置が
検出される。それによりレバー504の終点への到達が
わかり、ソレノイド500が励磁されてプランジャ51
6が突出端位置へ移動させられる。前記回転板274お
よび原位置センサ276は、レバー504の往動の終点
への到達を検出する往動終点検出装置を構成しているの
である。
【0089】プランジャ516は突出端位置へ移動させ
られて係合面516に係合し、挟み爪502をばね部材
510の付勢力に抗して回動させ、図20(b)に示す
ように、作用部512がカバーテープ146から離間さ
せられる。そのため、レバー504が復動方向へ回動さ
せられるとき、挟み爪502の作用部512はカバーテ
ープ146から離れており、カバーテープ146が戻さ
れることはない。レバー504が復動方向において終点
まで回動させられ、送り開始位置へ戻された状態では、
ローラ230がカム面236の定位置保持面254とは
反対側に設けられて、板カム234の回転中心からの距
離が一定である部分に係合しており、板カム234がこ
の位相にある状態において、回転板274の原位置セン
サ276に対応する位置に貫通穴が形成されており、レ
バー504の復動の終点に到達したことが検出される。
回転板274および原位置センサ276は、レバー50
4の復動の終点への到達を検出する復動終点検出装置を
構成しているのである。ソレノイド500が消磁され、
プランジャ516が引込位置へ移動させられて係合面5
16から離間すれば、ばね部材510の付勢力により挟
み爪502の作用部504がカバーテープ146に接触
させられ、レバー504の往動によりカバーテープ14
6を送る。
【0090】なお、レバー504を始めとする往復動部
材が往動の終点に到達した状態が検出し得るのであれ
ば、検出装置により検出し、その状態でアクチュエータ
を作動させ、作用部材を挟み爪から離間させてもよい。
また、レバー504を始めとする往復動部材が往動の終
点に到達する手前の位置に到達したこと、および往復動
部材が復動の終点近傍(終点を含まない)まで到達した
ことは検出装置、例えば、近接スイッチ,リミットスイ
ッチ,光電センサ等を用いて構成された検出装置により
検出することができ、その検出信号に基づいてアクチュ
エータを作動させ、作用部材を挟み爪に係合,離間させ
てもよい。
【0091】さらに、上記各実施形態において、直流モ
ータ246の回転は、板カム234およびローラ230
によりスプロケット192に伝達されるようになってい
たが、図21,図22に示すように、バレルカム機構5
30を用いてスプロケット532に伝達するようにして
もよい。ユニット本体を構成する図示しない支持体に回
動可能に取り付けられたスプロケット532には、その
回転軸線を中心とする一円周上にピン534が等角度間
隔に突設されている。バレルカム機構530を構成する
ピンホイールがスプロケット532と一体的に設けられ
ているのである。
【0092】また、スプロケット532の回転軸線と直
角に立体交差する軸線のまわりに回転可能にバレルカム
536が設けられている。バレルカム536のカム溝5
38は、バレルカム536の回転軸線に直角な平面に対
して傾斜した傾斜部540と、平行な平行部542とを
有する。ピン534が平行部542に嵌合する状態で
は、バレルカム536が回転させられてもスプロケット
532は回転せず、傾斜部540に係合する状態ではス
プロケット532が回転し、電気部品テープが送られ
る。傾斜部540の傾斜は、電気部品テープが速度0か
ら滑らかに加速し、速度0に向かって滑らかに減速する
ように形成されている。カム溝538は精度良く加工さ
れており、ピン534は精度良く嵌合され、バックラッ
シュは無視できるほど小さい。
【0093】停止状態ではピン534は平行部542に
嵌合しており、図示しない直流モータが起動されれば、
バレルカム536が回転させられ、バレルカム536が
定速回転状態に達した後、ピン534が傾斜部540内
へ進入してスプロケット532が回転させられて電気部
品テープが送られる。スプロケット532の回転に伴っ
てピン534は順次カム溝538に嵌合する。
【0094】なお、ピンに代えてローラを設けてもよ
い。ローラは一対設けてバックラッシュを除去すること
が望ましい。例えば、カム溝を確定するリブを一対のロ
ーラにより両側から挟み、予荷重を与えてバックラッシ
ュを除去してもよく、あるいはカム溝の一対の溝側面に
それぞれ対を成す2個のローラを予荷重を与えて係合さ
せ、バックラッシュを除去するのである。一対のローラ
がカム溝を抜け出す前に次の一対のローラがカム溝内に
進入するようにすることが望ましい。
【0095】さらに、図23に示すように、パラレルカ
ム機構580を用いて直流モータの回転をスプロケット
582に伝達するようにしてもよい。パラレルカム機構
580は、軸583に相対回転不能に取り付けられた2
枚の板カム584,586および軸588に相対回転不
能に取り付けられた2つの従動ホイール590,592
を有する。なお、2つずつの板カム584,586およ
び従動ホイール590,592は、区別のために一方が
二点鎖線で図示されている。軸583には、ウォームホ
イール594が相対回転不能に取り付けられるととも
に、直流モータ596により回転させられるウォーム5
98に噛み合わされている。従動ホイール590,59
2にはそれぞれ、8個ずつの突起600が等角度間隔
に、かつ半径方向外向きに設けられており、従動ホイー
ル590と592とは、位相が1/2ピッチ(1ピッチ
は従動ホイール590,592の各々における突起60
0の形成角度間隔)ずらされている。従動ホイール59
0,592の回転は、歯車602,604,606,6
08,610によりスプロケット582に伝達される。
【0096】直流モータ596が起動されれば、ウォー
ム598,ウォームホイール594を介して板カム58
4,586が回転させられ、順次、従動ホイール59
0,592を回転させ、電気部品テープが速度0から滑
らかに加速され、速度0から滑らかに減速されて振動少
なく移動開始,停止させられる。一方の板カム584が
従動ホイール590を押して回転させるとき、従動ホイ
ール592の突起600が他方の板カム586のカム面
に係合して従動ホイール590の勝手な回転が阻止され
る。他方の板カム586が従動ホイール592を押して
回転させるときには、従動ホイール590が一方の板カ
ム584のカム面に係合して従動ホイール592の勝手
な回転を阻止し、板カム584,586が確動カムとし
て機能する。
【0097】また、図24に示すように、ゼネバ機構5
50を用いて直流モータの回転をスプロケット552に
伝達するようにしてもよい。ゼネバ機構550は、スプ
ロケット552の回転軸線と平行な軸線まわりに回転可
能に設けられた駆動ホイール554および従動ホイール
556を備えている。駆動ホイール554には、4個の
ピン560が等角度間隔に立設されるとともに、ロック
円板558が相対回転不能に設けられている。駆動ホイ
ール554の外周部には歯が形成されてウォームホイー
ルとされ、ウォーム564に噛み合わされている。
【0098】従動ホイール554には、半径方向に延び
る6本の放射溝566が等角度間隔に形成されるととも
に、隣接する放射溝566の間の部分に円弧面562が
形成されている。従動ホイール554にはまた、歯車5
68が同心かつ相対回転不能に設けられるとともに、ス
プロケット554と同心かつ相対回転不能に設けられた
歯車570に噛み合わされている。
【0099】図示しない直流モータが起動されれば、ウ
ォーム564,ウォームホイール562を介して駆動ホ
イール554が回転させられ、ピン560が放射溝56
6に嵌入し、これらピン560および放射溝566の係
合により駆動ホイール554の回転を従動ホイール55
6に伝達する。それにより歯車566,568を介して
スプロケット554が回転させられ、電気部品テープが
速度0から滑らかに加速し、速度0へ滑らかに減速させ
られる。ピン560が放射溝566から抜け出せば電気
部品テープが停止する。ロック円板558と円弧面56
2との係合により、駆動ホイール554の回転中も従動
ホイール556の回転が防止され、この状態で直流モー
タが止められる。
【0100】また、キャリヤテープから剥がしたカバー
テープの処理はどのように行ってもよく、収納箱に収納
するのに限らず、例えば、切断装置により細かく切断し
た後、吸引装置により吸引してもよく、あるいは搬送ベ
ルトからたれ流してもよい。
【0101】さらに、上記各実施形態において収納箱1
84は、収納箱形成部材358とブラケット104とを
含むものとされていたが、ユニット本体100の構成部
材を用いることなく、収納箱を形成してもよい。この収
納箱はカバーテープを収納室に収納した状態でユニット
本体に着脱し得、収納箱がカバーテープで一杯になれ
ば、ユニット本体に取り付けたままの状態でカバーテー
プを取り出し、収納箱を続けて使用してもよく、あるい
は空の収納箱と交換し、フィーダユニット外でカバーテ
ープを取り出してもよい。
【0102】さらに、供給する電気部品の寸法によって
部品収容凹部間のピッチが異なる場合、電気部品テープ
を、電気部品の保持ピッチの整数分の1ずつ、複数回
(整数回)送って電気部品を部品取出位置へ移動させて
もよく、あるいは板カム234の回転を回動板200に
伝達するレバー224等のレバー比の設定により、1回
で送るようにしてもよい。
【0103】また、上記各実施形態においてフィーダユ
ニット92においては、送りの準備が終了した状態で電
気部品78の取出しに備えて待機するようにされていた
が、電気部品テープの送りが終了し、部品取出位置に電
気部品が位置する状態で待機するようにしてもよい。部
品保持ヘッドによる電気部品の取出し後、順次、送りの
準備および送りが行われる。
【0104】さらに、上記各実施形態においてユニット
支持台90は位置を固定して設けられていたが、ユニッ
ト支持台を移動テーブルとし、テーブル移動装置によ
り、複数の部品供給部(部品取出位置の近傍部)が並ぶ
方向に沿って移動させ、部品供給部を順次部品供給位置
に位置決めして電気部品を供給させてもよい。この場
合、フィーダユニットに電動回転モータ等の駆動源が設
けられていれば、ユニット支持台の移動と並行して電気
部品テープを送り、送り時間を長く確保することができ
る。先頭の電気部品はカバーテープにより覆われず、ま
た、カバーも電気部品テープとは共に移動しないが、電
気部品テープは、移動テーブルが停止し、部品供給部が
部品供給位置に位置決めされる頃に先頭の電気部品全体
がカバーから外れて部品取出位置に位置決めされるよう
に送られ、移動テーブルの移動開始,停止に伴って生ず
る振動によって、電気部品が部品収容凹部から飛び出し
たりしないようにされる。カバーテープ送り装置および
電気部品テープ送り装置がユニット化されておらず、フ
ィーダ本体を構成する取付台に複数組設けられていて、
全体が電気部品フィーダを構成している場合であって
も、取付台を移動テーブルとし、複数の部品供給部を順
次部品供給位置に位置決めして電気部品を供給させても
よい。このように部品供給部が移動させられる場合、電
気部品装着装置として、前記特開平7−9381号公報
に記載されているように、間欠回転体の間欠回転により
複数の部品保持具たる部品吸着具が順次部品取出位置、
部品装着位置等へ移動させられる装置や、前記実施形態
に記載されているように、複数の部品保持具を保持して
間欠回転する間欠回転体が移動装置により移動させられ
る装置の他、特開平9−237997号公報に記載され
ているように、共通の回動軸線のまわりに個々に回動可
能な複数の回動体と、それら複数の回動体に、それぞれ
上記回動軸線を一周するとともにその一周の間に1回以
上の停止を含み、かつ、互いに一定時間差を有する回動
運動を付与する回動運動付与装置と、複数の回動体にそ
れぞれ保持され、それぞれ電気部品を保持可能な部品保
持ヘッドとを含む装置の採用も可能である。
【0105】さらに、テープ収容装置をユニット本体に
設けることは不可欠ではなく、ユニット本体とは別に設
けてもよい。
【0106】さらに、カムおよびカムフォロワを用いて
電気部品テープを速度0から滑らかに加速し、速度0へ
滑らかに減速することは不可欠ではなく、駆動源をフィ
ーダに設けることも不可欠ではない。例えば、前記特開
平7−101409号公報に記載されているように、フ
ィーダに設けられた被駆動部材を、フィーダの外部に設
けられた駆動源(例えば、電動モータの一種であるサー
ボモータ)により駆動される駆動部材により駆動し、被
駆動部材の運動をリンク,スプロケット,ラチェットホ
イールおよび回動部材等を含む運動変換装置により、電
気部品テープの送り運動に変換するのである。
【0107】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるフィーダユニットを
有する電気部品供給装置を含む電気部品装着システムを
概略的に示す平面図である。
【図2】上記フィーダユニットを示す正面図である。
【図3】上記フィーダユニットの電気部品テープ送り装
置が設けられた部分を示す正面図(一部断面)である。
【図4】上記フィーダユニットのカバーテープ送り装置
が設けられた部分を示す正面図(一部断面)である。
【図5】上記フィーダユニットを示す左側面図である。
【図6】上記フィーダユニットを回動板等が回動可能に
取り付けられた部分において断面にして示す側面図であ
る。
【図7】上記フィーダユニットを回動板がリンクに連結
された部分において断面にして示す側面図である。
【図8】上記フィーダユニットを板カム等が設けられた
部分において断面にして示す側面図である。
【図9】上記フィーダユニットをカバーテープ送り装置
が設けられた部分において断面にして示す側面図であ
る。
【図10】上記フィーダユニットを収納箱が設けられた
部分において断面にして示す側面図である。
【図11】上記カバーテープ送り装置の構成要素である
離間状態維持装置のラッチ部材を示す平面図である。
【図12】上記ラッチ部材を示す側面図である。
【図13】上記カバーテープ処理装置の構成要素である
収納箱を示す正面図である。
【図14】上記収納箱を示す左側面図である。
【図15】上記収納箱を示す側面断面図であり、図11
におけるXV-XV 断面図である。
【図16】上記電気部品装着システムを制御する制御装
置のうち、本発明に関連の深い部分を示すブロック図で
ある。
【図17】上記カバーテープ送り装置によるカバーテー
プの送りを説明する図である。
【図18】上記収納箱の着脱を説明する図である。
【図19】本発明の別の実施形態であるカバーテープ送
り装置の要部を示す正面図である。
【図20】本発明の更に別の実施形態であるカバーテー
プ送り装置の要部を示す正面図である。
【図21】本発明の更に別の実施形態であるフィーダユ
ニットの構成要素であるバレルカム機構を概略的に示す
正面図である。
【図22】図21に示すバレルカム機構を概略的に示す
側面図である。
【図23】本発明の更に別の実施形態であるフィーダユ
ニットの構成要素であるパラレルカム機構を概略的に示
す正面図である。
【図24】本発明の更に別の実施形態であるフィーダユ
ニットの構成要素であるゼネバカム機構を概略的に示す
正面図である。
【符号の説明】
92:フィーダユニット 140:キャリヤテープ
146:カバーテープ 148:電気部品テープ
158:テープガイド 180:電気部品テープ送
り装置 182:カバーテープ送り装置 184:
収納箱 192:スプロケット 196:ラチェッ
トホイール 200:回動板 202:ラチェット
爪 234:板カム 236:カム面 246:
直流モータ 254:定位置保持面 256:加速
面 258:減速面 290:搬送ベルト 29
2:レバー 294:挟み機構 320:挟み爪 324:作用部 326:ばね部材 330:離間
状態維持装置 502:挟み爪 504:レバー
510:ばね部材 512:作用部 522:離
間状態維持装置 530:バレルカム機構 53
2:スプロケット 550:ゼネバカム機構 552:スプロケット
580:パラレルカム機構 582:スプロケット
596:直流モータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリヤテープに等ピッチで形成された
    複数の部品収容凹部の各々に電気部品が収容され、キャ
    リヤテープに貼り付けられたカバーテープにより複数の
    部品収容凹部が塞がれて成る電気部品テープが、前記ピ
    ッチの整数分の1ずつ長手方向に送られるのに伴って、
    前記カバーテープを前記キャリヤテープから剥がして送
    るカバーテープ送り装置であって、 少なくとも1対のプーリに無端状に巻きかけられ、一部
    において前記カバーテープを支持する搬送ベルトと、 その搬送ベルトの前記一部にほぼ平行な方向に往復動す
    る往復動部材と、 その往復動部材に設けられ、その往復動部材の往動時に
    は、前記搬送ベルトの前記一部とそれに支持されたカバ
    ーテープとを両側から挟んで往復動部材と共に移動さ
    せ、往復動部材の復動時には、それら搬送ベルトの前記
    一部とカバーテープとに対して相対移動可能となる挟み
    機構とを含むことを特徴とするカバーテープ送り装置。
  2. 【請求項2】 前記往復動部材の復動時には、少なくと
    も前記カバーテープが前記挟み機構の復動に連れて移動
    することを防止する戻り防止装置を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載のカバーテープ送り装置。
  3. 【請求項3】 前記挟み機構が、互いに共同して前記搬
    送ベルトの一部とそれに支持されたカバーテープとを両
    側から挟む2つの挟み部材を備え、かつ、それら2つの
    挟み部材の少なくとも一方は、前記搬送ベルトの前記一
    部と直角に立体交差する回動軸線のまわりに回動可能に
    設けられ、先端の作用部において搬送ベルトの前記一部
    とそれに支持されたカバーテープとの少なくとも一方で
    ある接触対象に接触し、かつ、その作用部が前記往復動
    部材に対してその往復動部材の復動方向に相対移動させ
    られる際には前記接触対象に接近する向きに移動する挟
    み爪であり、その挟み爪が前記作用部が前記接触対象に
    接触する向きに付勢手段により付勢されている請求項1
    または2に記載のカバーテープ送り装置。
  4. 【請求項4】 前記挟み機構が、互いに共同して前記搬
    送ベルトの前記一部とそれに支持されたカバーテープと
    を両側から挟む2つの挟み部材を備え、かつ、それら2
    つの挟み部材の少なくとも一方は、前記搬送ベルトの前
    記一部と直角に立体交差する回動軸線のまわりに回動可
    能に設けられ、先端の作用部において前記搬送ベルトの
    前記一部とそれに支持されたカバーテープとの少なくと
    も一方である接触対象に接触し、かつ、その作用部が前
    記往復動部材に対してその往復動部材の往動方向に相対
    移動させられる際には接触対象に接近する向きに移動す
    る挟み爪であり、その挟み爪が作用部が接触対象に接触
    する向きに付勢手段により付勢されるとともに、往復動
    部材の復動時には離間状態維持装置により付勢手段の付
    勢力に抗して接触対象から離間した状態に保たれる請求
    項1または2に記載ののカバーテープ送り装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1つに記載
    のカバーテープ送り装置と、 前記搬送ベルトの前記一部に近接して配設され、その一
    部に対向する部分に開口を有する収納箱と、 前記搬送ベルトの前記一部に支持されて搬送される前記
    カバーテープを、その前記一部から浮き上がらせて、前
    記開口から収納箱内に導入する案内手段とを含むカバー
    テープ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか1つに記載
    のカバーテープ送り装置と、前記電気部品テープを送る
    電気部品テープ送り装置とが、同じフィーダ本体に組付
    けられたフィーダユニット。
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