JPH079381A - 電子部品昇降装置 - Google Patents

電子部品昇降装置

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JPH079381A
JPH079381A JP5179914A JP17991493A JPH079381A JP H079381 A JPH079381 A JP H079381A JP 5179914 A JP5179914 A JP 5179914A JP 17991493 A JP17991493 A JP 17991493A JP H079381 A JPH079381 A JP H079381A
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JP
Japan
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electronic component
component
height
suction head
cover
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JP5179914A
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English (en)
Inventor
Yasuo Muto
康雄 武藤
Shinsuke Suhara
信介 須原
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Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子部品の上面の高さに誤差があっても電子
部品を損傷や吸着ミスを生ずることなく昇降させること
ができる電子部品昇降装置を提供する。 【構成】 部品供給カートリッジ16のカバー52の突
部128の上方にレーザ変位検出装置170を設け、突
部128の上面の高さdを検出する。高さd、カバー5
2の厚さt1 、カバー52とカートリッジ本体50との
距離t2 、電子部品24の厚さt3 およびボトムフィル
ム36の厚さt4 からレーザ変位検出装置170と電子
部品24の上面との距離D1 を算出し、誤差のない距離
0 との比較から電子部品24の上面の高さの誤差ΔL
を求める。部品吸着ヘッドを下降させる昇降部材の長さ
をΔL長く、あるいは短くして部品吸着ヘッドの下降端
位置を修正し、電子部品24を吸着ミスなく、過大な負
荷を加えることなく吸着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品昇降装置に関す
るものであり、特に、部品吸着ヘッドの下降端位置の制
御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品昇降装置は、例えば、電子部品
供給装置から電子部品を取り出す場合や電子部品をプリ
ント基板等の装着対象材に装着する場合に用いられる。
このような電子部品昇降装置には、昇降可能に設けら
れ、電子部品を吸着管により吸着する部品吸着ヘッド
と、その部品吸着ヘッドを昇降させる昇降装置とを含む
装置がある。電子部品を電子部品供給装置から取り出す
場合のように部品吸着ヘッドに電子部品を吸着させる場
合には、部品吸着ヘッドが下降させられ、吸着管が電子
部品に接触させられて電子部品を吸着し、吸着後、部品
吸着ヘッドが上昇させられ、電子部品が上昇させられ
る。また、電子部品を装着対象材に装着する場合のよう
に、部品吸着ヘッドが吸着した電子部品を装着対象材等
の部品載置材上に載置する場合には、部品吸着ヘッドの
下降により電子部品が下降させられて部品載置材上に載
置される。
【0003】このように電子部品が昇降させられると
き、電子部品の厚さが異なれば、吸着時の吸着管と電子
部品との距離あるいは載置時の電子部品と部品載置材と
の距離が変わる。そのため、従来から吸着管を部品吸着
ヘッド本体に昇降方向に相対移動可能に保持させるとと
もに、それら吸着管と部品吸着ヘッド本体との間にスプ
リングを配設し、部品吸着ヘッドの下降端位置を最も薄
い電子部品に合わせて低く設定することが行われてい
る。このようにすれば、電子部品が厚い場合には余分な
下降距離がスプリングの圧縮により吸収され、吸着管を
電子部品に、また、電子部品を部品載置材にそれぞれ確
実に接触させることができる。
【0004】また、電子部品の厚さに応じて部品吸着ヘ
ッドの下降端位置を調節することも行われている。昇降
装置を部品吸着ヘッドの昇降位置の制御が可能な装置と
するとともに、昇降装置を制御する制御手段を設け、電
子部品の厚さに応じて部品吸着ヘッドの下降端位置を調
節し、吸着管あるいは電子部品がそれぞれ電子部品ある
いは部品載置材に過不足なく接触するようにされるので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子部
品供給装置や部品載置材に製造誤差や位置決め誤差等が
あれば、電子部品の上面の高さや部品載置材の上面の高
さが変わり、電子部品を吸着,載置できなかったり、電
子部品を損傷する恐れがある。スプリングを用いて電子
部品の厚さの変化を吸収させない場合に電子部品の損傷
の恐れがあることは勿論、吸収する場合でも損傷する恐
れがある。例えば、電子部品を電子部品供給装置から取
り出すとき、および電子部品をプリント基板に装着する
場合に、下降開始時に加速し、一定高速度で下降の後、
減速し、接触前に一定低速度で下降させれば、吸着管や
電子部品を電子部品やプリント基板に衝撃少なく接触さ
せることができるのであるが、電子部品の上面の高さが
高ければ、下降速度が高い状態で吸着管や電子部品が電
子部品やプリント基板に接触し、衝撃が大きく、電子部
品を損傷する恐れがあるのである。本発明は、電子部品
の上面の高さに誤差があっても電子部品の損傷や吸着ミ
スを生ずることなく、電子部品を昇降させることができ
る電子部品昇降装置を提供することを課題として為され
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、前記部品吸着ヘッド,昇降位置の制御
が可能な昇降装置および制御手段を含む電子部品昇降装
置において、部品支持部材により支持された状態の電子
部品の上面の高さを検出する高さ検出装置を設けるとと
もに、制御手段に、高さ検出装置の検出結果に基づいて
部品吸着ヘッドの下降端位置を電子部品の上面の高さに
応じた位置に設定する下降端位置設定手段を設けたこと
を要旨とするものである。
【0007】
【作用】部品保持ヘッドが電子部品を電子部品供給装置
から取り出す場合のように、部品吸着ヘッドが下降して
電子部品を吸着する場合には、部品供給カートリッジや
部品供給トレイ等の電子部品を保持する部材が部品支持
部材であり、電子部品をプリント基板に装着する場合の
ように部品載置材上に載置する場合には、プリント基板
等、電子部品が載置される部材が部品支持部材である。
前者の場合、電子部品の上面の高さは、直接検出しても
よく、部品支持部材の上面の高さを検出することにより
間接的に検出してもよい。部品支持部材および電子部品
の寸法は設計上わかっており、部品支持部材の上面の高
さを検出することによって、その部品支持部材により支
持された電子部品の上面の高さを間接的に検出すること
ができるのである。後者の場合にも、電子部品の上面の
高さは、部品載置材に載置された電子部品の上面の高さ
を検出することにより直接検出してもよく、部品載置材
の上面の高さを検出することにより間接的に検出しても
よい。電子部品の厚さはわかっており、部品載置材の上
面の高さを検出すれば、電子部品の上面の高さを間接的
に検出することとなるのである。
【0008】部品吸着ヘッドの下降端位置は高さ検出装
置の検出結果に基づいて設定され、電子部品の上面の高
さが高い場合には下降端位置が高く設定され、低い場合
には低く設定される。
【0009】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、部品支持
部材に製造誤差や位置決め誤差等があっても、部品吸着
ヘッドの下降端位置はそれら誤差を考慮した位置に設定
され、吸着管を電子部品に衝撃なく、かつ、確実に吸着
することができる位置へ下降させることができる。電子
部品を部品載置材上に載置する場合も同様である。ま
た、スプリングを用いて部品吸着ヘッドの下降距離の違
いを吸収するとともに下降速度を制御する場合、吸着管
や電子部品を確実に一定低速度で下降する状態で電子部
品や部品載置材に接触させることができ、電子部品が損
傷する恐れがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を電子部品をプリント基板に装
着する装置の電子部品昇降装置に適用した実施例を図面
に基づいて詳細に説明する。図9において10は電子部
品装着装置、12は電子部品供給装置である。電子部品
供給装置12は、水平面内を一方向(この方向をX方向
とする)に移動するX軸テーブル14上に搭載された多
数の部品供給カートリッジ16を有する。X軸テーブル
14は、ボールねじ18がX軸サーボモータ20(図1
0参照)によって回転させられることによりガイドレー
ル22に沿って移動させられ、多数の部品供給カートリ
ッジ16のうちの1つを部品供給位置へ移動させる。
【0011】部品供給カートリッジ16により供給され
る電子部品24は、図2に示すようにテーピング電子部
品26とされている。テーピング電子部品26は、キャ
リヤテープ28とカバーフィルム30(図3参照)とに
よって、リード線を有しないチップ状の電子部品24が
テーピングされたものである。
【0012】キャリヤテープ28は、貫通穴32(図1
参照)が長手方向に沿って等ピッチで形成された紙テー
プ34の下面に薄いボトムフィルム36が貼り付けられ
て貫通穴32の開口を塞ぎ、上向きに開口する電子部品
収容凹部38が設けられて電子部品24を収容するもの
である。薄くて透明なカバーフィルム30は紙テープ3
4の上面に貼り付けられて電子部品収容凹部38の開口
を覆っており、紙テープ34を貫通して送り穴40が長
手方向に沿って等ピッチで形成されている。このテーピ
ング電子部品26は供給リール42(図9参照)に巻き
付けられている。
【0013】部品供給カートリッジ16のカートリッジ
本体50は図3に示すように概して細長い板状を成し、
長手方向と厚さ方向とが水平となる姿勢で立てて設置さ
れる。テーピング電子部品26はカートリッジ本体50
の上面に載せられるとともにカバー52が被せられ、図
3に示す送り装置54によってX軸方向と直交するY軸
方向に一定ピッチ、すなわち電子部品収容凹部38の中
心間のピッチに等しい距離ずつ送られる。送り装置54
は、カートリッジ本体50に固定の支持軸56によりテ
ーピング電子部品26の送り方向と直交する水平軸線ま
わりに回転可能に支持されたスプロケット58を有して
おり、スプロケット58の歯60は、キャリヤテープ2
8に形成された送り穴40に係合させられる。スプロケ
ット58には、スプロケット58より小径のラチェット
ホイール62が同心にかつ相対回転不能に取り付けられ
ている。
【0014】支持軸56にはまた、三角形状の回動板6
4が回動可能に取り付けられている。回動板64にはラ
チェット爪66が軸68によって回動可能に取り付けら
れるとともに、軸68との間に配設されたスプリング
(図示省略)によってラチェットホイール62の歯70
に係合する向きに付勢されている。このラチェット爪6
6は、回動板64が図3において反時計方向に回動させ
られるときには歯70に係合した状態を保ち、回動板6
4が時計方向に回動させられるとき、歯70を乗り越え
るものとされている。
【0015】また、カートリッジ本体50にはストッパ
レバー74が軸76によって回動可能に取り付けられ、
カートリッジ本体50との間に配設されたスプリング7
8によりラチェットホイール62の歯70に係合する向
きに付勢されている。ストッパレバー74は、ラチェッ
トホイール62の反時計方向の回転は許容するが、時計
方向の回転は阻止する。
【0016】上記回動板64にはまた、テープ駆動板8
2の一端部が軸84により回動可能に連結され、テープ
駆動板82の他端部は駆動レバー86に軸88により回
動可能に連結されている。駆動レバー86は、カートリ
ッジ本体50に固定のブラケット90に軸92によって
回動可能に取り付けられるとともに、その下端部とカー
トリッジ本体50との間に配設されスプリング94によ
って、図3において時計方向に回動する向きに付勢され
ている。また、駆動レバー86は、図示しないカム装置
によって回動させられる操作レバー96によって図3に
おいて反時計方向に回動させられる。
【0017】駆動レバー86のテープ駆動板82が連結
された部分とスプリング94が係合させられた部分との
間には、カバー駆動板98の一端部が軸100により回
動可能に連結され、カバー駆動板98の他端部には前記
カバー52がピン102によって回動可能に連結されて
いる。ピン102はカートリッジ本体50を幅方向に貫
通して形成された長穴104に嵌合されており、カバー
52のカートリッジ本体50に対する相対移動が許容さ
れる。また、ピン102が長穴104の前端面(テーピ
ング電子部品26の送り方向において下流側の端面)に
当たることにより、駆動レバー86の時計方向の回動限
度が規定される。
【0018】したがって、後述するように、駆動レバー
86の時計方向の回動によりテーピング電子部品26お
よびカバー52が前進させられるのであるが、先頭の電
子部品24は常に同じ位置、すなわち部品吸着ヘッド1
10の真下の部品取出し位置へ移動させられる。また、
駆動レバー86は反時計方向へは、操作レバー96によ
り決まった位置へ強制的に回動させられるが、この回動
端位置は駆動レバー86のブラケット90に対する取付
位置の変更によって変えることができる。駆動レバー8
6は、図3において軸92が挿入されている穴とは別の
穴108においてもブラケット90に取り付けられるよ
うになっており、それにより駆動レバー86の下端部の
移動距離が変わり、ラチェット爪66が乗り越える歯7
0の数を変えてテーピング電子部品26の送りピッチを
変えることができるようになっているのである。駆動レ
バー86のブラケット90に対する取付位置はテーピン
グ電子部品26の送りピッチに応じて選択される。
【0019】カバー52は断面形状がコの字形を成す部
材であり、カートリッジ本体50に被せられ、テーピン
グ電子部品26は、カートリッジ本体50の先端部にお
いてカートリッジ本体50の上面とカバー52とに挟ま
れつつ送られる。カバー52には、図5に示すように、
テーピング電子部品26の送り方向と直交する方向に延
びるスリット114が設けられ、キャリヤテープ28か
ら剥がされたカバーフィルム30はこのスリット114
を通って引き出され、巻取りリール116(図3参照)
に巻き取られる。
【0020】また、カバー52のキャリヤテープ28に
形成された送り穴40に対応する部分には長穴118が
形成されてスプロケット58の歯60との干渉が回避さ
れている。さらに、カバー52のスリット114より先
端側には矩形の開口120が形成され、ここから電子部
品24が部品吸着ヘッド110によって取り出されるよ
うになっている。開口120のテーピング電子部品送り
方向において上流側の部分には、図6に示すように薄い
舌片124が設けられるとともに、舌片124には下流
側に開口するU字形の切欠126が設けられている。カ
バー52はプレスにより一体成形され、カートリッジ本
体50の上面に被せられる部分の下面が同一平面内に位
置するようにされており、切欠126はカバー52の上
面から下方へ引っ込んだ位置に設けられている。また、
切欠126のテーピング電子部品26の送り方向と直交
する方向の寸法は、電子部品24の同方向の寸法より小
さくされている。
【0021】カバー52の最先端部の幅方向において前
記電子部品収容凹部38が通過する部分には、図1およ
び図5に示すように、開口120からカバー52の先端
に至り、上方に突の突部128が形成されるとともに、
突部128には、カバー52の下面に開口し、長手方向
に貫通する溝130が形成されている。なお、突部12
8の上面全体は反射面とされ、光を反射し得るようにさ
れている。
【0022】カートリッジ本体50には図4に示すよう
にカバー押さえ132が軸134により回動可能に取り
付けられるとともに、スプリング136によりカバー5
2の下面をテーピング電子部品26に押し付ける向きに
付勢されている。それによりカバー52はテーピング電
子部品26に、カバーフィルム30が剥がされる前はカ
バーフィルム30に接触させられ、カバーフィルム30
が剥がされた後は紙テープ34の上面に接触させられ
る。なお、カバーフィルム30は極く薄いものであるた
め、その厚さは実際上無視できる。
【0023】キャリヤテープ28から剥がされたカバー
フィルム30は、図3に示すようにブラケット90に回
転可能に取り付けられた固定ローラ140と、前記駆動
レバー86に取り付けられたフリーローラ142とに巻
き掛けられた後、巻取りリール116によって巻き取ら
れる。フリーローラ142は、駆動レバー86のテープ
送り方向上流側の端面に突設されたくの字形のアーム部
144の屈曲部に回転可能に取り付けられ、駆動レバー
86と共に回動するようにされている。
【0024】巻取りリール116は、ブラケット90に
固定の支持軸150に巻取りレバー152と共に取り付
けられている。巻取りレバー152は支持軸150に回
転可能に取り付けられ、巻取りリール116と巻取りレ
バー152との間には一方向クラッチ(図示省略)が設
けられており、巻取りレバー152の図3において時計
方向の回転は巻取りリール116に伝達されるが、反時
計方向の回転は伝達されないようになっている。巻取り
レバー152はV字形を成し、一方のアーム部154
は、前記駆動レバー86に突設されたアーム部144の
先端に対向させられ、他方のアーム部156とブラケッ
ト90との間に配設されたスプリング158によって時
計方向に付勢されている。
【0025】前記部品供給位置からX軸方向に外れた位
置であって、カバー52の突部128の上方には、図3
に示すようにレーザ変位検出装置170が位置固定に設
けられ、突部128の上面の高さを検出するようにされ
ている。レーザ変位検出装置170は、図7に示すよう
に、レーザビーム発生器172が発するレーザビームを
投光光学系174により集光してカバー52に照射し、
その反射光を受光光学系176により半導体位置検出素
子178上に集光し、反射光集光位置をアナログ演算回
路180において演算するように構成されたものであ
る。カバー52の高さによって半導体位置検出素子17
8上の集光位置が変わることから、その集光位置の演算
により、カバー52の高さがわかる。
【0026】電子部品装着装置10は、特開平4−34
5097号公報に記載の電子部品装着装置と同じであ
り、簡単に説明する。この電子部品装着装置10は、図
9に概略的に示すように垂直軸線まわりに間欠回転する
インデックステーブル190を備えている。インデック
ステーブル190は、図8に示すように台板192によ
り回転可能に支持されるとともに、12組の部品吸着ユ
ニット194を有し、図示しないカム,カムフォロワ,
回転軸およびカムを回転させるインデックス用サーボモ
ータ196(図10参照)等により構成される間欠回転
装置により間欠回転させられ、12組の部品吸着ユニッ
ト194が順次部品供給位置,部品姿勢90度変更位
置,部品姿勢検出位置,部品排出位置,部品姿勢修正位
置,部品装着位置,吸着ノズル検出位置,ノズル選択位
置へ移動させられる。
【0027】なお、前記テーピング電子部品送り用の操
作レバー96はインデックス用サーボモータ196によ
り回転させられる。インデックス用サーボモータ196
の回転がカム,カムフォロワおよび運動伝達機構を介し
て操作レバー96に伝達され、テーピング電子部品26
が所定のタイミングで送られるように操作レバー96が
回動させられるのである。
【0028】12組の部品吸着ユニット194のユニッ
ト本体200は、インデックステーブル190により昇
降可能に支持された図示しない一対のガイドロッドの下
端部に固定されている。これらガイドロッドの上端部を
連結する連結板に設けられたローラは位置固定に設けら
れた円筒カムのカム溝に係合させられており、インデッ
クステーブル190が回転させられるとき、ローラがカ
ム溝内を移動して部品吸着ユニット194が昇降させら
れる。
【0029】ユニット本体200には支持体202が垂
直軸線まわりに回動可能に取り付けられ、これに前記部
品吸着ヘッド110が3個ずつ取り付けられている(図
には1個のみ示されている)。支持体202は図示しな
い吸着ヘッド選択装置により回動させられ、3個の部品
吸着ヘッド110のうちの1個が電子部品24の吸着,
装着を行う作業位置に位置決めされる。204は、支持
体202をユニット本体200に対して位置決めする位
置決めピンである。
【0030】部品吸着ヘッド110は、ホルダ210
と、ホルダ210により保持された部品吸着具212と
を有する。ホルダ210は支持体202に昇降可能に嵌
合されるとともに、頭部214と支持体202との間に
配設されたスプリング216によって上方に付勢されて
いる。部品吸着具212の本体である吸着具本体218
は、ホルダ210に昇降可能に嵌合されるとともに、ス
プリング222によって下方に突出する向きに付勢され
ており、その下端部に吸着管220が固定されている。
226は発光板であり、部品吸着ヘッド110による電
子部品24の保持姿勢の検出時に紫外線を受けて可視光
線を放射する。
【0031】部品吸着具212は負圧で電子部品24を
吸着するものであり、3個の部品吸着具212の各吸着
管220はそれぞれ径が異ならされ、形状,寸法の異な
る電子部品24を吸着するものとされている。
【0032】前記部品供給位置には、図8に示すように
部品吸着ヘッド昇降装置240が設けられている。部品
吸着ヘッド昇降装置240は、昇降シャフト242と、
昇降シャフト242に摺動可能に嵌合されたスリーブ2
44とから成る昇降部材246を有する。昇降シャフト
242は図示しないフレームにより昇降可能に支持され
るとともに、上端部にはレバー248が回動可能に係合
させられている。
【0033】レバー248は上記フレームにより回動可
能に支持されており、前記インデックス用サーボモータ
196の回転が図示しないカム,カムフォロワおよび運
動伝達機構により回動運動に変換されて伝達され、レバ
ー248の回動により昇降部材246が昇降させられ
る。
【0034】昇降シャフト242の下部にはボールねじ
252が一体的に設けられ、ナット254が螺合されて
いる。ナット254にはギヤ256が固定されており、
調節用サーボモータ258により回転させられる駆動ギ
ヤ260に噛み合わされている。この駆動ギヤ260の
歯幅は、電子部品吸着時にナット254が昇降してもギ
ヤ256との噛合いを保つ大きさとされている。
【0035】スリーブ244は前記台板192に昇降可
能に嵌合され、図示しないまわり止め装置によって回転
を阻止されている。スリーブ244は、台板192から
突出した上端部において昇降シャフト242の下端部に
摺動可能に嵌合されるとともに、上端部に形成された外
向きのフランジ部264と台板192との間に配設され
たスプリング266によって上方に付勢され、ナット2
54の下面に当接させられている。また、スリーブ24
4の下部は台板192から下方へ突出させられている。
【0036】なお、図示は省略するが、部品装着位置に
も部品吸着ヘッド昇降装置が設けられており、部品吸着
ヘッド110を昇降させて電子部品24をプリント基板
に装着させるようになっている。この部品吸着ヘッド昇
降装置は、インデックス用サーボモータ196により回
動させられるレバーによって昇降部材が昇降させられる
ことは部品吸着ヘッド昇降装置240と同じであるが、
後述する部品吸着ヘッド110の下降端位置の設定は行
われない。
【0037】電子部品装着装置10および電子部品供給
装置12は、図10に示す制御装置280により制御さ
れる。制御装置280は、CPU282,ROM28
4,RAM286およびバス288を有するコンピュー
タを主体とするものである。バス288に接続された入
力インタフェース292には、レーザ変位検出装置17
0のアナログ演算回路180および調節用サーボモータ
258の回転角度を検出するエンコーダ293が接続さ
れている。バス288にはまた、出力インタフェース2
94が接続され、駆動回路296,298,300,3
02を介してX軸サーボモータ20,レーザビーム発生
器172,インデックス用サーボモータ196,調節用
サーボモータ258が接続される他、図示は省略する
が、プリント基板を搬送する基板コンベア、プリント基
板を位置決め支持し、X軸方向および水平面内において
X軸方向と直交するY軸方向に移動させるプリント基板
移動装置等、電子部品24のプリント基板への装着に必
要な種々の装置が接続されている。
【0038】次に作動を説明する。電子部品24のプリ
ント基板への装着開始に先立って、電子部品供給装置1
2が有する複数の部品供給カートリッジ16の各カバー
52の突部128の上面の高さが検出される。X軸テー
ブル14の移動により複数の部品供給カートリッジ16
がレーザ変位検出装置170の下方に順次移動させられ
て突部128の上面の高さが検出されるのである。
【0039】この検出値に基づいて昇降部材246の下
降端位置、すなわち部品吸着ヘッド110の下降端位置
が修正される。カムにより昇降させられる昇降部材24
6の昇降距離は一定であり、また、カムは昇降部材24
6の下降速度が図11に示すように変化するように形成
されている。昇降部材246の下降速度が、下降開始時
に滑らかに加速された後、一定高速度とされ、滑らかに
減速された後、部品吸着ヘッド110が電子部品24に
接触する直前に一定低速度とされ、距離L0 下降したと
きに電子部品24に接触するとともに、接触後、ホルダ
210がスプリング222を圧縮しつつ距離a下降する
ようにカムが形成されているのである。
【0040】しかし、部品供給カートリッジ16には製
造誤差や取付位置誤差があり、電子部品24が低く、部
品吸着ヘッド110の下降距離が(L0 +a)では不足
して電子部品24を吸着することができず、あるいは電
子部品24が高く、下降速度が高い状態で吸着管220
が電子部品24に当接して電子部品に過大な負荷を加え
る恐れがある。これら誤差はすべて電子部品24の上面
の高さに表れる。そのため電子部品24の上面の高さを
検出し、その検出値に基づいて誤差ΔLを求めて部品吸
着ヘッド110の下降端位置を修正することにより、誤
差がない場合と同様に部品吸着ヘッド110に電子部品
24を吸着させる制御が行われる。
【0041】この誤差ΔLは、カバー52の突部128
の上面の高さから求められる。図1に示すように、突部
128の高さ(レーザ変位検出装置170と突部128
との距離)をd、カバー52の厚さ(突部128の厚さ
も含む)をt1 、カバー52の下面とカートリッジ本体
50の上面との距離をt2 、電子部品24の厚さをt
3 、ボトムフィルム36の厚さをt4 とすれば、レーザ
変位検出装置170から電子部品24の上面までの距離
1 は次式で得られる。 D1 =(d+t1 +t2 )−(t3 +t4
【0042】距離D1 と誤差のない設計上の距離D0
の差が誤差ΔLである。距離D1 が距離D0 より長い場
合(電子部品24の位置が低い場合)には、調節用サー
ボモータ258の駆動によりナット254が下降させら
れ、スリーブ244が下端させられて昇降部材246の
長さが誤差ΔL分長くされ、部品吸着ヘッド110の下
降端位置が誤差ΔL分低くされる。また、距離D1 が距
離D0 より短い場合(電子部品24の位置が高い場合)
にはナット254が上昇させられ、スリーブ244が上
昇させられて昇降部材246の長さが誤差ΔL分短くさ
れ、部品吸着ヘッド110の下降端位置が誤差ΔL分高
くされる。電子部品24の高さに関係なく、常に距離
(L0 +a)の下降によって部品吸着ヘッド110が電
子部品24を吸着するようにされるのである。この誤差
(調節量)ΔLは部品供給カートリッジ16の番号と対
応付けてRAM286に格納され、部品吸着ヘッド11
0の部品取出し時に調節される。
【0043】電子部品装着時にはインデックステーブル
190が回転させられ、12組の部品吸着ユニット19
4が順次部品供給位置へ移動させられるとともに、作業
位置に位置決めされた部品吸着ヘッド110が部品吸着
ヘッド昇降装置240により昇降させられて電子部品2
4を部品供給カートリッジ16から取り出す。
【0044】部品吸着ユニット194が部品供給位置へ
移動させられるとき、部品供給カートリッジ16におい
てはテーピング電子部品26が送られ、先頭の電子部品
24が部品取出し位置に移動させられる。前記操作レバ
ー96が駆動レバー86から離れる向きに回動させられ
れば、駆動レバー86はスプリング94により付勢され
て図3において時計方向に回動させられ、テープ駆動板
82が前進させられる。それにより回動板64が反時計
方向に回動させられるとともにラチェット爪66が回動
板64と共に移動してラチェットホイール62を回転さ
せ、スプロケット58が回転させられてテーピング電子
部品26を送る。また、駆動レバー86の回動によりカ
バー駆動板98も同時に前進させられ、カバー52がテ
ーピング電子部品26と共に前進させられる。
【0045】また、フリーローラ142が移動し、固定
ローラ140と巻取りリール116との間に位置するカ
バーフィルム30にゆるみを与える。このゆるみ量はテ
ーピング電子部品26の1ピッチの送り長さに相当する
長さ以上となるようにされており、テーピング電子部品
26はカバーフィルム30が剥がされることなく送られ
る。このとき、巻取りレバー152は回転させられる
が、巻取りリール116は回転しない。
【0046】この作動により、カバーフィルムを剥がさ
れた少なくとも1個の電子部品収容凹部38のうち、先
頭のものに収容された電子部品24がカバー52の切欠
126内に位置するとともに、電子部品24の送り方向
と直交する方向の両端部が舌片124により覆われて電
子部品収容凹部38からの飛び出しを防止された状態で
部品吸着ヘッド110の真下の位置へ送られる。
【0047】送り後、操作レバー96が図3において時
計方向に回動させられて駆動レバー86が反時計方向へ
回動させられ、テープ駆動板82およびカバー駆動板9
8が後退させられる。このときラチェット爪66はラチ
ェットホイール62の歯70を乗り越えるのみでラチェ
ットホイール62を回転させず、テーピング電子部品2
6は後退させられず、カバー52のみが後退させられて
電子部品24が切欠126から外れ、部品吸着ヘッド1
10が電子部品24を部品収容凹部38から取り出し得
る状態となる。また、次の電子部品24が切欠126内
に位置する状態となる。
【0048】このカバー52の後退と同期して部品吸着
ヘッド110が下降させられる。前記レバー248を回
動させるカムおよび操作レバー96を回動させるカムが
それぞれ、部品吸着ヘッド110の下降とカバー52の
後退とが同期するように形成されているのであり、部品
吸着ヘッド110は、舌片124が後退して電子部品2
4から外れた状態となる前に電子部品24に接触するタ
イミングで下降させられる。電子部品24は舌片124
により覆われて電子部品収容凹部38からの飛び出しを
防止されつつ部品吸着ヘッド110により吸着されるの
であり、舌片124が電子部品24から外れる位置まで
後退した後、部品吸着ヘッド110が上昇させられて電
子部品24を電子部品収容凹部38から取り出す。
【0049】ただし、本実施例においては、上記部品吸
着ヘッド110の下降に先立って部品供給カートリッジ
16毎に算出された電子部品24の上面の高さの誤差Δ
LがRAM286から読み出され、昇降部材246の長
さが調節されて部品吸着ヘッド110の下降端位置が修
正される。誤差ΔLを修正するための調節用サーボモー
タ258の回転量はエンコーダ293により検出されて
おり、部品供給カートリッジ16毎に、部品吸着ヘッド
110の下降端位置が電子部品24の上面の高さに誤差
がない状態での下降端位置に対してΔLだけ上または下
へ修正されるように調節用サーボモータ258が駆動さ
れる。
【0050】これによって昇降部材246の長さが調節
され、部品吸着ヘッド110の下降端位置が前記距離L
0 下降したときに電子部品24に接触するようにされ、
部品吸着ヘッド110は一定低速度で下降する状態で衝
撃少なく電子部品24に接触するとともに、接触後は距
離a下降し、過大な負荷を加えることなく電子部品24
を確実に吸着することができる。
【0051】以上の説明から明らかなように、電子部品
24は部品吸着ヘッド110によって取り出されるま
で、カバーフィルム30あるいは舌片124により覆わ
れており、電子部品24の上面の高さを直接検出するこ
とは困難である。そのためレーザ変位検出装置170は
カバー52の突部128の高さを検出し、その検出値に
基づいて電子部品24の上面の高さを検出するようにさ
れているのである。
【0052】また、インデックステーブル190の位置
決め誤差等により、吸着管220が舌片124の上面に
接触することがあり得るが、舌片124が極めて薄いも
のとされているため、舌片124の上面に接触した吸着
管220と電子部品24の上面との空間は極く僅かであ
り、電子部品24が立つ余裕はなく、電子部品24が正
規の姿勢で吸着される。
【0053】さらに、万一、吸着ミスにより電子部品2
4が部品吸着ヘッド110により吸着されず、電子部品
収容凹部38内において立った状態で残っても、その電
子部品24はテーピング電子部品26の送り時には突部
128の溝130内を通る。したがって、吸着され損な
った電子部品24がカバー52を持ち上げてテーピング
電子部品26から離間させることがなく、カバー52は
確実にテーピング電子部品26を押さえることができ
る。
【0054】前述のように、カバー52を後退させるべ
く駆動レバー86が回動させられるとき、フリーローラ
142が図3において左方へ移動し、先にテーピング電
子部品26の送り時に与えたカバーフィルム30のゆる
みを解消する。それと並行して巻取りレバー152がス
プリング158により付勢されて図3において時計方向
に回動し、巻取りリール116が巻取り方向に回転させ
られてカバーフィルム30がテーピング電子部品26の
1ピッチ分剥がされて巻き取られる。
【0055】なお、巻取りリール116に巻き取られた
カバーフィルム30の巻径が大きくなるにつれて、テー
ピング電子部品26の1ピッチ分だけカバーフィルム3
0を巻き取るのに必要な巻取りリール116の回転角度
が小さくなる。この回転角度の変化は、アーム部144
とアーム部154との隙間の大きさの変化によって吸収
される。カバーフィルム30が1ピッチ分剥がされた後
は、カバーフィルム30の張力がスプリング158の付
勢力より大きくなり、巻取りリール116および巻取り
レバー152が回動しなくなって、アーム部144とア
ーム部154との間に隙間が生ずるのであるが、その時
期がカバーフィルム30の外径が大きくなるほど早くな
るのである。
【0056】また、電子部品24がなくなり、あるいは
電子部品24の種類が変わるために部品供給カートリッ
ジが交換された場合には、その交換された部品供給カー
トリッジのカバーの上面の高さが検出され、部品吸着ヘ
ッド110の下降端位置が設定される。
【0057】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、レーザ変位検出装置170が高さ検出装置
を構成し、制御装置280のレーザ変位検出装置170
の検出結果に基づいて昇降部材246の長さの調節量を
算出する部分が下降端位置設定手段を構成しているので
ある。
【0058】なお、上記実施例においては、レーザ変位
検出装置170によってカバー52の突部128の上面
の高さを検出し、電子部品24の上面の高さを検出する
ようになっていたが、図12に示すようにCCDカメラ
310によって検出してもよい。
【0059】電子部品供給装置12の部品供給位置から
X軸方向に外れた位置であって突部128の上方の位置
には発光装置312が突部128の上面に対して傾斜す
る向きに設けられ、突部128の上面に設けられたマー
ク314に光を照射するようにされている。マーク31
4はシールの貼付やエッチングによって形成される。C
CDカメラ310は垂直面に対して発光装置312と対
称に傾斜して設けられ、マーク314を読み取るように
されている。
【0060】部品供給カートリッジ16に製造誤差や取
付位置誤差があり、突部128の上面の位置が高く、あ
るいは低ければ、図13に示すように、CCDカメラ3
10の撮像面316の中心Oとマーク314の中心とが
Y軸方向においてずれる。そのため突部128の上面の
高さの誤差Δhを算出し、電子部品24の上面の高さを
検出することができる。
【0061】また、このとき、部品供給カートリッジ1
6にX軸方向の誤差があれば、撮像面316の中心とマ
ーク314の中心とがX軸方向においてずれることから
X軸方向の誤差Δxがわかり、部品供給カートリッジ1
6を部品供給位置に移動させる際の移動距離を修正し、
部品供給位置に精度良く移動させることができる。部品
供給カートリッジ16の位置ずれの原因は、主に、部品
供給カートリッジ16がX軸テーブルの上面にY軸に平
行な軸線まわりに傾いて取り付けられること、カートリ
ッジ本体のX軸方向におけるそり、あるいはX軸テーブ
ルに設けられて部品供給カートリッジ16を位置決めす
る位置決めピンの取付誤差によって生ずるのであるが、
これらの原因によるずれはX軸方向に大きく生じ、Y軸
方向におけるずれは極く僅かである。そのため、撮像面
316のマーク314のY軸方向のずれ量には、部品供
給カートリッジ16の位置ずれによるずれも含まれるが
極く僅かであって、Y軸方向のずれは全部が突部128
の上面の位置ずれを表すと見做すことができる。また、
部品供給カートリッジ16を部品供給位置に移動させる
とき、Y軸方向については修正しなくても支障はない。
【0062】なお、マーク314は受光素子が一列に並
ぶラインセンサによって読み取ってもよい。
【0063】上記各実施例において電子部品24の上面
の高さを得るためにカバー52の突部128の上面の高
さが検出されるようになっていたが、カバー52の突部
128以外の部分の高さ、例えばカバー52の開口12
0に対して突部128とは反対側の部分の高さを検出
し、あるいはカートリッジ本体50の上面の高さを検出
して電子部品24の上面の高さを求めてもよい。
【0064】また、電子部品の上面の高さを直接検出し
てもよい。例えば、カバー52が後退させられるととも
にカバーフィルム30が剥がされた状態では、カバーフ
ィルム30が剥がされた少なくとも1個の電子部品収容
凹部38のうち、先頭のものに収容された電子部品24
はカバー52の切欠126内にあり、光を照射して反射
光を得ることが可能である。そのため、電子部品24の
上面に反射面を設け、電子部品24がカバーフィルム3
0を剥がされた状態で部品供給カートリッジ16が部品
供給位置から外れた位置へ移動させられたとき、電子部
品24の上面の高さを検出するのである。
【0065】電子部品24の上面の高さを直接検出する
場合には、突部128の高さを検出して間接的に検出す
る場合より検出精度が高く、しかも、誤差がない場合の
電子部品の上面の高さがわかっていれば誤差を求めるこ
とができるため、電子部品の厚さ,ボトムフィルムの厚
さ,カバーとカートリッジ本体との間の距離およびカバ
ーの厚さは不要であり、RAMを記憶容量の小さいもの
とすることができる。
【0066】さらに、上記実施例においてレーザ変位検
出装置170は電子部品供給装置12の部品供給位置か
らX軸方向に外れた位置に設けられていたが、X軸方向
において部品供給位置と一致する位置に設けてもよい。
この場合、レーザ変位検出装置170は、部品供給カー
トリッジ16の部品取出し位置に対してインデックステ
ーブル190側に設けてもよく、インデックステーブル
190とは反対側に設けてもよい。
【0067】また、上記実施例において部品吸着ヘッド
はカムによって下降させられるようになっていたが、サ
ーボモータにより下降させるようにしてもよい。
【0068】さらに、上記実施例においては、電子部品
の上面の高さの検出に基づいて昇降部材の長さが調節さ
れ、部品吸着ヘッドの下降端位置が修正されるようにな
っていたが、サーボモータの制御により下降端位置を修
正してもよい。例えば、部品吸着ヘッドがサーボモータ
により前記図11に示すように速度を変化させられて下
降させられる場合、上昇端位置にある吸着管と電子部品
との距離を求め、その距離に距離aを加えた距離だけ部
品吸着ヘッドが下降させられるように一定高速度での下
降時間を修正する。電子部品の上面の高さに誤差がない
場合に部品吸着ヘッドが図11に示す速度変化で距離
(L0 +a)下降するように設定された一定高速度での
下降時間を修正するのである。
【0069】また、部品吸着ヘッドが上昇端位置から下
降端位置まで全部一定速度で下降させられる場合には、
電子部品の上面の高さの検出に基づいて上昇端位置にあ
る吸着管と電子部品との距離を求め、その距離に距離a
を加えた距離だけ部品吸着ヘッドが下降させられるよう
に下降時間を決定すればよい。
【0070】さらに、上記実施例においては部品吸着時
に部品吸着ヘッドの下降端位置を設定するようにされて
いたが、プリント基板への電子部品の装着時に部品吸着
ヘッドの下降端位置が設定されるようにしてもよい。部
品装着位置に設けられた部品吸着ユニット昇降装置を前
記部品吸着ユニット昇降装置240と同様に構成し、プ
リント基板の電子部品が装着される位置の上面の高さを
検出し、あるいはプリント基板に装着された電子部品の
上面の高さを検出して部品吸着ヘッドの下降端位置を設
定し、電子部品が一定低速度で下降しているときにプリ
ント基板上に載置されるようにするのである。
【0071】また、電子部品24の上面の高さの検出は
電子部品の装着開始前に行われるようになっていたが、
電子部品24の吸着時に行ってもよい。
【0072】さらに、上記実施例においてカバー52は
一体構造のものとされていたが、複数部品の組立体とし
てもよい。例えば、舌片を構成する部分を他の部分とは
別体の2部品構造のものとするのである。
【0073】また、上記実施例において電子部品はテー
ピング電子部品とされ、キャリヤテープの移動によって
1個ずつ供給されるようになっていたが、電子部品が他
の態様で供給される場合、例えば、ケーシング内に1列
に収容された電子部品がケーシングの振動によって1個
ずつ部品供給位置へ送られる場合や、パレット内に並べ
られた多数の電子部品が部品吸着ヘッドの移動によって
取り出される場合における電子部品の取出しのための電
子部品昇降装置にも本発明を適用することができる。
【0074】さらに、本発明は、部品吸着ユニットが部
品吸着ヘッドを1個のみ有するロータリ式の電子部品装
着装置の電子部品装着装置や、部品吸着ユニットを1個
のみ有して電子部品を装着する装置の電子部品昇降装置
にも適用することができる。
【0075】また、上記実施例においては電子部品供給
装置12がX軸方向に移動し、プリント基板がX軸,Y
軸方向に移動させられるとともに、電子部品装着装置1
0は垂直軸線まわりに回転させられるようになっていた
が、電子部品供給装置が位置固定に設けられ、電子部品
装着装置がX軸方向とY軸方向との少なくとも一方に移
動して電子部品を装着する装置の昇降装置にも本発明を
適用することができる。
【0076】その他、特許請求の範囲を逸脱することな
く、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電子部品昇降装置を備
えた電子部品装着装置に電子部品を供給する部品供給カ
ートリッジにおける電子部品の上面の高さの検出を説明
する図である。
【図2】上記部品供給カートリッジのテーピング電子部
品を示す平面図である。
【図3】上記部品供給カートリッジを示す正面図であ
る。
【図4】上記部品供給カートリッジの先端部に設けられ
たカバー押さえを示す正面図である。
【図5】上記部品供給カートリッジのカバーを示す平面
図である。
【図6】上記カバーの先端部を示す正面断面図である。
【図7】上記電子部品昇降装置に設けられたレーザ変位
検出装置を概略的に示す図である。
【図8】上記電子部品昇降装置を示す正面断面図であ
る。
【図9】上記電子部品装着装置および電子部品供給装置
を概略的に示す斜視図である。
【図10】上記電子部品装着装置を制御する制御装置を
概念的に示すブロック図である。
【図11】上記電子部品装着装置の部品吸着ヘッドの下
降速度と電子部品の上面の高さの誤差との関係を示す図
である。
【図12】高さ検出装置をCCDカメラにより構成した
例を概略的に示す図である。
【図13】図12に示す高さ検出装置による部品供給カ
ートリッジのカバーの高さの誤差の検出を説明するため
の図である。
【符号の説明】
16 部品供給カートリッジ 24 電子部品 52 カバー 110 部品吸着ヘッド 170 レーザ変位検出装置 240 部品吸着ヘッド昇降装置 258 調節用サーボモータ 280 制御装置 310 CCDカメラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降可能に設けられ、電子部品を吸着管
    により吸着する部品吸着ヘッドと、 その部品吸着ヘッドを昇降させるとともに、昇降位置の
    制御が可能な昇降装置と、 その昇降装置を制御する制御手段とを含む電子部品昇降
    装置において、 部品支持部材により支持された状態の電子部品の上面の
    高さを検出する高さ検出装置を設けるとともに、前記制
    御手段に、前記高さ検出装置の検出結果に基づいて前記
    部品吸着ヘッドの下降端位置を電子部品の上面の高さに
    応じた位置に設定する下降端位置設定手段を設けたこと
    を特徴とする電子部品昇降装置。
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