JPH1076964A - 車両用走行制御装置 - Google Patents

車両用走行制御装置

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JPH1076964A
JPH1076964A JP8233279A JP23327996A JPH1076964A JP H1076964 A JPH1076964 A JP H1076964A JP 8233279 A JP8233279 A JP 8233279A JP 23327996 A JP23327996 A JP 23327996A JP H1076964 A JPH1076964 A JP H1076964A
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steering
automatic
control device
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Hideaki Inoue
秀明 井上
Yoji Seto
陽治 瀬戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動操舵手段に異常が検出された際、自動運
転中止不可と判断してから自動運転中止可能と判断する
まで自動操舵手段に代えた手段にて自動運転の継続を可
能とする。 【解決手段】 進行方向判定手段CL1と、操舵角決定
手段CL2と、ステアリング装置を自動操舵する断続可
能な自動操舵手段CL3と、該自動操舵手段CL3を含
む自動運転手段CL8と、前記進行方向判定手段CL1
の異常を検出する異常検出手段CL4と、異常を検出し
たとき自動運転を遮断する自動運転中止手段CL5と、
自動運転中止手段CL5による遮断可否を判断する判断
手段CL6と、異常検出の際に、自動操舵手段17に規
制を加えながら自動運転の継続を行なう継続手段CL7
と、からなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ング装置の自動操舵を含んだ自動運転を行なう車両用走
行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用走行制御装置としては、例
えば、特開昭60−4428号、実開昭61−3963
6号等に記載された車両用定速走行制御装置がある。こ
の従来の車両用定速走行制御装置は、車速センサで車速
を検出し、これを運転者の意思によって設定された目標
車速と比較してその偏差を算出し、予め設定されている
制御演算式に代入して制御量を設定し、これに基づいて
アクチュエータを駆動し、スロットル弁の開度を調節し
てエンジン出力を制御し、定速走行を実現するようにし
たものである。
【0003】このような従来の車両用定速走行制御装置
では、装置に異常があると異常検出直後に作動が中止さ
れる構造となっている。
【0004】一方、近年、高速道路などにおいて、自動
車の自動運転に関する開発がなされている。自動運転と
は、自動車のステアリング操作、アクセル、ブレーキ操
作を走行環境情報などを入力した制御手段によるアクチ
ュエータの制御により行なうものである。このうち自動
操舵について更に説明すると、走行環境情報を入力した
制御手段によるアクチュエータの制御により、前輪を自
動操舵するものである。
【0005】走行環境情報を測定する装置としては、例
えば、画像に基づいて測定する装置(特開昭60−37
011、特開平3−139706)、磁気ネイルを用い
た装置(アメリカの「PATH」計画、日本国建設省が
指導し2010年開通予定の第2東名を実現目標にして
いる自動化高速道路システム「AHS(Automated High
way System)」)、電波を用いた装置(特願平4−26
7160)がある。
【0006】前記、画像に基づくものでは、道路に沿っ
て配置された案内線(例えば白線)を車載カメラによっ
て撮影し、この撮影画像から走行車両の案内線に対する
横位置及びヨー角などの車両状態量を測定する。例え
ば、特開昭60−37011号に記載されたものは、車
両前方に向けられた車載カメラの画像から白線を認識
し、車線に対する車両の横位置、ヨー角を計算して、ス
テアリング装置を駆動し前輪を操舵する。
【0007】前記磁気ネイルを用いたものでは、道路の
案内線に沿って埋め込まれた磁気ネイルを車両の磁気セ
ンサで感知し、走行車両の案内線に対する横位置などの
車両状態量を測定する。
【0008】前記電波を用いたものでは、周波数の異な
る2つの電波源から発信される電波を受信して、各電波
源の方位を検出する手段と、電波源に対する走行車両の
座標をGPSによって算出する手段とを備え、前記2つ
の電波源に対する方位と座標から案内線に対する状態量
を推定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開昭
60−37011号に記載された自動操舵装置では、例
えば、ガードレールなどを白線と誤認識した結果、ステ
アリング装置に対する指令操舵角が急激に変化する可能
性があり、自動操舵を含む自動運転では、かかる異常時
に自動運転を中止する必要がある。
【0010】しかしながら、前記従来の車両用定速走行
制御装置のように、自動操舵の異常検出直後に自動運転
を中止すると以下のような問題を招く恐れがある。
【0011】即ち、自動操舵が行なわれているときに
は、アクチュエータによってステアリング装置が自動的
に駆動され、運転者はステアリングホイールから手を離
すことができる。従って、異常検出直後に運転者が運転
操作をしているか否かにかかわらず、装置の作動を中止
すると、運転者が手動運転へ移行する場合に違和感を感
ずる恐れがある。
【0012】そこで、本発明は、装置の異常検出時に運
転者に違和感を招くことなく作動を中止することのでき
る車両用走行制御装置の提供を課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車両
の進行方向を判定する進行方向判定手段と、該進行方向
判定手段に基づいて操舵角を決定する操舵角決定手段
と、該操舵角決定手段により決定された操舵角となるよ
うにステアリング装置を自動操舵する断続可能な自動操
舵手段と、該自動操舵手段を含む自動運転手段と、前記
進行方向判定手段の異常を検出する異常検出手段と、該
異常検出手段が異常を検出したとき前記自動運転手段に
よる自動運転を遮断する自動運転中止手段と、該自動運
転中止手段による遮断可否を判断する判断手段と、前記
異常検出手段による異常検出の際に、前記判断手段が自
動運転中止不可と判断してから自動運転中止可能と判断
するまで前記自動運転中止手段に優先し前記操舵角決定
手段に代えた手段により前記自動操舵手段に規制を加え
ながら自動運転の継続を行なう継続手段と、からなるこ
とを特徴とする。
【0014】従って、進行方向判定手段による車両の進
行方向判定に基づいて、舵角決定手段が操舵角を決定
し、自動操舵手段がステアリング装置を自動操舵する。
この自動操舵中に異常検出手段が進行方向判定手段の異
常を検出すると、自動運転中止手段が自動運転を遮断す
る。そして、この自動運転の遮断に際し判断手段が前記
自動運転中止手段による遮断可否を判断し、異常検出手
段による異常検出の際に判断手段が自動運転中止不可と
判断してから自動運転中止可能と判断するまで前記自動
運転中止手段に優先して操舵角決定手段に代えた手段に
より前記自動操舵手段に規制を加えながら自動運転の継
続を行なうことができる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
走行制御装置であって、前記継続手段は、前記自動操舵
手段に規制を加えるために前記ステアリング装置を保舵
する保舵手段を前記操舵角決定手段に代えた手段とする
ことを特徴とする。
【0016】従って、請求項1の発明の作用に加え、継
続手段は保舵手段によってステアリング装置を保舵して
自動操舵手段に規制を加えながら自動運転の継続を行な
うことができる。
【0017】請求項3の発明は、請求項1記載の車両用
走行制御装置であって、前記継続手段は、前記自動操舵
手段に規制を加えるためのヨーレイトを決定するヨーレ
イト決定手段を前記操舵角決定手段に代えた手段とする
ことを特徴とする。
【0018】従って、請求項1の発明の作用に加え、継
続手段はヨーレイト決定手段によって決定されたヨーレ
イトを維持するように自動操舵手段に規制を加えながら
自動運転の継続を行なうことができる。
【0019】請求項4の発明は、請求項1記載の車両用
走行制御装置であって、前記継続手段は、前記自動操舵
手段に規制を加えるための操舵角を前記異常検出手段が
異常を検出する前に記憶した道路環境情報により決定す
る道路情報操舵角決定手段を前記操舵角決定手段に代え
た手段とすることを特徴とする。
【0020】従って、請求項1の発明の作用に加え、異
常検出手段が異常を検出する前に記憶した道路環境情報
により道路情報操舵角決定手段が決定した操舵角を維持
するように自動操舵手段に規制を加えながら自動運転の
継続を行なうことができる。
【0021】請求項5の発明は、請求項1記載の車両用
走行制御装置であって、前記継続手段は、前記自動操舵
手段に規制を加えるための操舵角を予め記憶された地図
情報により決定する地図情報操舵角決定手段を前記操舵
角決定手段に代えた手段とすることを特徴とする。
【0022】従って、請求項1の発明の作用に加え、継
続手段は予め記憶された地図情報により地図情報操舵角
決定手段が決定した操舵角を維持するように自動操舵手
段に規制を加えながら自動運転の継続を行なうことがで
きる。
【0023】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かに記載の車両用走行制御装置であって、前記異常検出
手段が異常を検出したとき車両を制動制御する制動制御
手段を設けたことを特徴とする。
【0024】従って、請求項1〜5のいずれかの発明の
作用に加え、異常検出手段が異常を検出したとき制動制
御手段によって車両を制動することができる。
【0025】請求項7の発明は、請求項1〜5のいずれ
かに記載の車両用走行制御装置であって、前方車両との
車間距離を検出する車間距離検出手段を設け、前記異常
検出手段が異常を検出したとき前記車間距離検出手段が
検出する車間距離に応じた制動制御を行なう制動車間制
御手段を設けたことを特徴とする。
【0026】従って、請求項1〜5のいずれかの発明の
作用に加え、異常検出手段が異常を検出したとき車間距
離検出手段が検出する車間距離に応じて制動車間制御手
段が制動制御を行なうことにより車両を制動することが
できる。
【0027】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かに記載の車両用走行制御装置であって、前記進行方向
判定手段は、走行環境情報を検出する走行環境検出セン
サの検出信号に基づいて前記進行方向を判定し、前記自
動操舵手段は、決定された操舵角となるようにステアリ
ング装置を操舵駆動するステアリングアクチュエータで
あることを特徴とする。
【0028】従って、請求項1〜7のいずれかの発明の
作用に加え、走行環境検出センサの検出した走行環境情
報により進行方向判定手段は進行方向を判定し、ステア
リングアクチュエータが決定された操舵角となるように
ステアリング装置を操舵駆動する。
【0029】請求項9の発明は、請求項1〜7のいずれ
かに記載の車両用走行制御装置であって、運転者が運転
操作をしていることを検出する運転操作検出手段を備
え、前記判断手段は、前記運転操作検出手段の検出に基
づき判断することを特徴とする。
【0030】従って、請求項1〜7のいずれかの発明の
作用に加え、運転操作検出手段によりステアリング装
置、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバーな
どの運転操作の有無を検出し、これを考慮することによ
って判断手段は自動運転中止手段による遮断可否を判断
することができる。
【0031】請求項10の発明は、請求項1〜7のいず
れかに記載の車両用走行制御装置であって、運転者によ
り自動運転をキャンセルする自動運転キャンセルスイッ
チを備え、前記判断手段は、前記自動運転キャンセルス
イッチの操作に基づき判断することを特徴とする。
【0032】従って、請求項1〜7のいずれかの発明の
作用に加え、運転者が自動運転キャンセルスイッチの操
作をしたか否かを確認し、これを考慮することによって
自動運転中止手段による遮断可否を判断することができ
る。
【0033】請求項11の発明は、請求項1〜7のいず
れかに記載の車両用走行制御装置であって、運転者によ
り自動操舵をキャンセルする自動操舵キャンセルスイッ
チを備え、前記判断手段は、前記自動操舵キャンセルス
イッチの操作に基づき判断することを特徴とする。
【0034】従って、請求項1〜7のいずれかの発明の
作用に加え、自動操舵キャンセルスイッチを操作したか
否かを確認し、これを考慮することによって自動運転中
止手段による遮断可否の判断を行なうことができる。
【0035】請求項12の発明は、請求項1〜7のいず
れかに記載の車両用走行制御装置であって、前記異常検
出手段が異常を検出したことにより警報を発する警報手
段を備え、前記判断手段は、前記警報手段による警報
後、設定時間が経過したか否かにより自動運転中止手段
による遮断可否を判断することを特徴とする。
【0036】従って、請求項1〜7のいずれかの発明の
作用に加え、異常検出手段が異常を検出したことにより
警報手段が警報を発し自動操舵手段の異常を運転者に知
らせることができる。そして、警報後所定時間が経過し
たか否かによって自動運転中止可否を判断することがで
きる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明では、進行方向判定手段
に異常が検出されたときでも自動運転中止手段によって
直ちに自動運転を遮断するのではなく、自動運転の遮断
可否を判断して遮断することができる。従って、乗員が
運転操作を意識的に行なっていないときには、自動操舵
手段に規制を加えながら自動運転の継続を行なうことが
でき、自動運転の中止から運転者による手動操舵に至る
まで無理なく違和感のない制御を行なうことができる。
【0038】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、ステアリング装置を保舵することができ、進
行方向判定手段の異常に拘らず確実に保舵することがで
き、運転者による手動操舵に至るまでより確実な制御を
行なうことができる。
【0039】請求項3の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、ヨーレイト決定手段によって決定されたヨー
レイトを維持することができ、進行方向判定手段の異常
に拘らず運転者による手動操舵に至るまでより確実な制
御を行なうことができる。
【0040】請求項4の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、異常を検出する前に記憶した道路環境情報に
即して操舵角を維持することができ、進行方向判定手段
の異常に拘らず運転者による手動操舵に至るまでより確
実な制御を行なうことができる。
【0041】請求項5の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、予め記憶された地図情報に即した操舵角を維
持することができ、進行方向判定手段の異常に拘らず運
転者による手動操舵に至るまでより確実な制御を行なう
ことができる。
【0042】請求項6の発明では、請求項1〜5のいず
れかの発明の効果に加え、異常を検出したときに車両を
制動することができ、車両の減速あるいは停止によって
安全性を高めることができる。
【0043】請求項7の発明では、請求項1〜5のいず
れかの発明の効果に加え、車間距離を維持しながら制御
を行なうことができ、より安全性を向上させることがで
きる。
【0044】請求項8の発明では、請求項1〜7のいず
れかの発明の効果に加え、走行環境情報の検出によりス
テアリングアクチュエータを介しステアリング装置を操
舵駆動するため確実な自動運転を行なわせることができ
る。
【0045】請求項9の発明では、請求項1〜7のいず
れかの発明の効果に加え、運転操作検出手段の検出によ
って運転者の手動操舵を直接的に判断することができ、
無理なく違和感のない制御を行なうことができる。
【0046】請求項10の発明では、請求項1〜7のい
ずれかの発明の効果に加え、自動運転キャンセルスイッ
チの操作によって運転者の手動操舵を推認することがで
き、無理なく違和感のない制御を行なうことができる。
しかも構造を簡単にすることができる。
【0047】請求項11の発明では、請求項1〜7のい
ずれかの発明の効果に加え、自動操舵キャンセルスイッ
チの操作によって運転者の手動操舵を推認することがで
き、無理なく違和感のない制御を行なうことができる。
しかも構造を簡単にすることができる。
【0048】請求項12の発明では、請求項1〜7のい
ずれかの発明の効果に加え、警報によって運転者に異常
を知らせることができ、運転者の確実な異常認識により
正確な対応を行なうことができる。しかも警報から設定
時間が経過したか否かによって自動運転中止可否を判断
するため、構造が簡単である。
【0049】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1〜図4は本発明の第1実施形態に
係り、図1は車両用走行制御装置の概略全体ブロック
図、図2〜図4はフローチャートである。
【0050】まず、図1のように車両用走行制御装置
は、マイクロコンピュータで構成されたコントローラ1
を備えている。コントローラ1の入力ポートには白線検
出センサ3、車間距離センサ5、車速センサ7、エンジ
ン回転数センサ9、自動運転スイッチ11、自動操舵キ
ャンセルスイッチ13、及び操舵トルクセンサ15、及
びヨーレイトセンサ16が接続されている。
【0051】前記白線検出センサ3は、例えば車載のC
CDカメラで構成され、撮影した道路上の白線を認識
し、車両前方の距離Ls の横ずれ量Ylを出力するもの
である。前記車両前方の距離Ls は、車幅方向中央にお
ける車体前後方向の中心線上にあり、自動車が再操舵に
より車線の逸脱を回避できる前方の距離として設定して
いる。本実施形態ではLs =15mとなっている。前記
横ずれ量Ylは距離Lsの位置における白線との横方向
の距離である。前記車間距離センサ5は、例えばレーザ
レーダーで構成されており、前方車両との車間距離Lを
検出して出力するものである。前記車速センサ7は車速
Vを出力するものである。車速センサ7は前記白線検出
センサ3と共に走行環境情報を検出する走行環境検出セ
ンサを構成している。そして、コントローラ1は白線検
出センサ3、車速センサ7からの信号を走行環境情報と
して入力し、車両の進行方向を判定する。従って、白線
検出センサ3、車速センサ7、及びコントローラ1は、
車両の進行方向を判定する進行方向判定手段CL1を構
成している。又、コントローラ1は、判定した進行方向
に対し、車両の白線に対するずれを修正するように操舵
角を決定する、操舵角決定手段CL2を構成している。
前記エンジン回転数センサ9はエンジン回転数Neを出
力する。
【0052】前記自動運転スイッチ(自動運転SW)1
1は運転席のインストルメントやセンターコンソールな
どに備えられ、自動運転を開始及び解除するためのスイ
ッチであり、ON,OFF信号を出力する。前記自動操
舵キャンセルスイッチ(自動操舵キャンセルSW)13
は、運転席のインストルメントやセンターコンソールな
どに備えられ、自動操舵をキャンセルするためのスイッ
チで、ON,OFF信号を出力する。前記操舵トルクセ
ンサ15は運転者がステアリングホイールを操作すると
きの操舵トルクTrqθを出力する。これにより運転者が
ステアリングホイールを握っているか否かを検出するこ
とができ、操舵トルクセンサ15は運転操作検出手段を
構成している。前記ヨーレイトセンサ16は、車両の重
心回りのヨーレイトφを検出して出力する。
【0053】前記コントローラ1の出力ポート側には、
ステアリングアクチュエータ17、スロットルアクチュ
エータ19、ブレーキアクチュエータ21、及び警報手
段としての警報ブザー23が接続されている。
【0054】前記ステアリングアクチュエータ17はモ
ータ25と操舵角センサ27とを備えている。モータ2
5はステアリング装置を駆動し、手動操舵に代えて自動
操舵を行なう。前記操舵角センサ27はステアリング装
置のステアリングシャフト(図示せず)の回転角を検出
して出力する。操舵角センサ27の出力はコントローラ
1にフィードバックされる。従って、コントローラ1が
操舵角決定手段CL2として操舵角を決定すると、モー
タ25は、操舵角センサ27が前記決定された操舵角を
検出するまでステアリング装置を操舵駆動する。従っ
て、コントローラ1及びステアリングアクチュエータ1
7は自動操舵手段CL3を構成している。
【0055】前記スロットルアクチュエータ19はモー
タ29とスロットル開度センサ31とを備えている。前
記モータ29はスロットルバルブを開閉駆動し、前記ス
ロットル開度センサ31は開閉されたスロットルバルブ
のスロットル開度Athを検出して、前記コントローラ1
へフィードバックするものである。
【0056】前記ブレーキアクチュエータ21は右輪の
ブレーキ圧を制御する電磁弁33と、左輪のブレーキ圧
を制御する電磁弁35とを備えている。
【0057】そして、前記ステアリングアクチュエータ
17、スロットルアクチュエータ19、ブレーキアクチ
ュエータ21は、リレー37a,37b,37cを介し
てバッテリ39に接続されている。リレー37a,37
b,37cにはコントローラ1からの駆動信号が選択的
に入力され、リレー37a,37b,37cの動作によ
りアクチュエータ17,19,21が選択的に駆動され
るようになっている。
【0058】そして前記コントローラ1、ステアリング
アクチュエータ17、スロットルアクチュエータ19、
及びブレーキアクチュエータ21は、自動運転手段CL
8を構成している。
【0059】また、前記コントローラ1は、進行方向判
定手段CL1としての白線検出センサ3の異常を検出す
る異常検出手段CL4、異常検出手段CL4が異常を検
出したとき自動運転を遮断する自動運転中止手段CL
5、運転者が手動操舵しているか否かの意思を考慮して
自動運転中止手段CL5による遮断可否を判断する判断
手段CL6を構成している。
【0060】さらに、前記コントローラ1及びステアリ
ングアクチュエータ17は、前記異常検出手段CL4に
よる異常検出の際に、前記判断手段CL6が自動運転中
止不可と判断してから、自動運転中止可能と判断するま
で前記自動運転中止手段CL5に優先し前記操舵角決定
手段CL2に代えた手段により規制を加えながら、自動
運転の継続を行なう継続手段CL7を構成している。
【0061】前記コントローラ1が異常検出手段CL4
として機能するときは、白線検出センサ3による横ずれ
量Ylが所定範囲を越えたら異常と判断するものであ
る。前記コントローラ1が自動運転中止手段CL5とし
て機能するときは、リレー37a,37b,37cへ信
号が出力されてその全てが遮断され、アクチュエータ1
7,19,21の駆動が全て中止される。前記判断手段
CL6として機能するときは、自動運転スイッチ11、
自動操舵キャンセルスイッチ13などが操作されている
か、あるいは操舵トルクセンサ15からの信号によって
運転者の操舵意思を考慮し、乗員の意思によって運転操
作が行なわれていると判断された場合に自動運転中止可
と判断するものである。前記コントローラ1が継続手段
CL7として機能するときには、自動運転中止不可と判
断してから、自動運転中止可能と判断するまで車速セン
サ7からの信号を入力することによって、スロットルア
クチュエータ19のモータ29へは出力を行なうことに
より設定車速で速度制御を継続し、自動運転を継続す
る。且つ、コントローラ1はモータ25へ出力を行な
い、異常と判定されたときにステアリング装置の保舵を
行なう。すなわち、異常と判定されたとき、ステアリン
グ装置が大きく操舵される前に、操舵角を固定するよう
にコントローラ1はモータ21へ出力を行なう。従っ
て、コントローラ1及びステアリングアクチュエータ1
7は、自動運転中止不可と判断されたとき、自動操舵手
段CL3に規制を加えるべく操舵角決定手段CL2に代
えた手段として保舵手段CL9を構成している。
【0062】次に、図2〜図4のフローチャートに基づ
き、作用を説明する。尚、本プログラムは図示しないオ
ペレーティングシステム(OS)により所定時間毎に実
行される。図2のフローチャートは全体のプログラムを
示し、白線検出センサ3に異常が検出されたときのプロ
グラムを図3に示し、自動運転のプログラムの詳細を図
4に示している。
【0063】まず、図2のように、ステップS1では白
線検出センサ3、車間距離センサ5、車速センサ7、エ
ンジン回転数センサ9、自動運転スイッチ11、自動操
舵キャンセルスイッチ13、操舵トルクセンサ15、ヨ
ーレイトセンサ16、操舵角センサ27、スロットル開
度センサ31からの信号を読み取る。
【0064】ステップS2では、自動運転スイッチ11
がONかOFFかを判断し、OFFであればステップS
3へ移行し、リレー37a,37b,37cをOFFと
し、アクチュエータ17,19,21の電源を切って終
了する。自動運転スイッチ11がONであれば、ステッ
プS4へ移行する。
【0065】ステップS4では白線検出センサ3が正常
であるか否かが判断される。白線検出センサ3が正常で
あれば、フラグflag−fail=0、異常ならばフ
ラグflag−fail=1となっており、正常であれ
ばステップS5へ移行して通常の自動運転の制御が行な
われ、次いで、ステップS6の異常検出が行なわれる。
ステップS4において異常と判断されれば、図3のステ
ップS7へ移行する。
【0066】すなわち、前記ステップS4はステップS
6と共に異常検出手段CL4を構成し、また異常が検出
されたとき自動運転を遮断する自動運転中止手段CL5
を構成している。
【0067】前記ステップS5の通常の自動運転につい
ては、図4によって後述する。
【0068】前記ステップS6の異常検出は、まずステ
ップS61にて白線検出センサ3(CCDカメラ)が異
常か否かを判断する。本実施形態では、後述する横ずれ
量Ylが所定範囲を越えたら異常と判断し、ステップS
62においてフラグflag−fail=1にセットす
る。その他の場合は正常と判断し、ステップS63にお
いてフラグflag−fail=0にリセットし、終了
する。
【0069】前記ステップS4において異常と判断され
た場合は、自動運転を中止すべく図3のステップS7へ
移行するが、ステップS7では装置全体の作動を中止し
てよいか、すなわち運転者の操舵意思を考慮し、運転者
が意識的に運転操作をしているか否かによって自動運転
中止可否を判断する。即ち、ステップS4は自動運転中
止手段CL5を構成し、ステップS7は、後述するステ
ップS10と共に判断手段CL6を構成している。
【0070】ステップS7において、自動運転を中止し
て良い場合には、フラグflag−OK=1であり、ス
テップS8へ移行し、電源OFFとなる。即ち、図1に
おいてコントローラ1からリレー37a,37b,37
cへ信号が送られ、全てのアクチュエータ17,19,
21への電源供給が遮断される。従って、乗員はステア
リング操作などの通常の手動運転を行なうことになる。
【0071】ステップS7において自動運転の作動を中
止できないと判断された場合には、ステップS9へ移行
し、ステアリング装置の保舵が行なわれる。この保舵
は、コントローラ1からステアリングアクチュエータ1
7のモータ25へ信号を出力し、前記中止できないと判
断されたときの操舵角センサ27の出力する操舵角を維
持するように制御する。従って、自動操舵手段CL3の
自動操舵による車両走行に保舵による規制を加えなが
ら、自動運転の継続を行なうことができ、ステップS
7,ステップS9は判断手段CL6が自動運転中止不可
と判断してから自動運転中止可能と判断するまで、自動
運転中止手段CL5に優先して操舵角決定手段CL2に
代えた保舵手段CL9により自動操舵手段CL3に規制
を加えながら、自動運転の継続を行なう継続手段CL7
を構成し、ステップS9は保舵手段CL9を構成してい
る。
【0072】次いで、ステップS10においては、装置
の作動中止OKの判断、即ち自動運転中止手段CL5に
よる遮断可否の判断が行なわれる。即ち、ステップS1
01において運転者がステアリングホイールを握ってい
るか否かの判断が行なわれる。この判断は、図1の操舵
トルクセンサ15の出力Trqθが所定値以上か否かによ
って判断し、所定値以上であって運転者がハンドルを握
っていると判断されれば、ステップS102へ移行し
て、フラグflag−OK=1とし、ステアリングホイ
ールを握っていないと判断されれば、ステップS103
へ移行して、フラグflag−OK=0にリセットされ
る。従って、ステップS10が、判断手段CL6として
機能することにより、運転者が自らの意思によって手動
操舵に入ったか否かを考慮することができる。
【0073】尚、前記図2のステップS5の通常の自動
運転は、図4のフローチャートに基づいて行なわれる。
即ち、ステップS11において車体前方LS m先での横
ずれ量Ylと現在の車速Vとから目標操舵角θS を算
出する。即ち、ステップS11は白線検出センサ3及び
車速センサ7の出力信号に基づいて操舵角を決定する操
舵角決定手段CL2を構成している。
【0074】ステップS12では、車間距離Lと車速V
とから目標スロットル開度Ath 、目標ブレーキ圧P
を算出する。
【0075】ステップS13では、操舵角センサ27に
よって検出される操舵角θS が目標操舵角θS となる
ように操舵アクチュエータ、即ちステアリングアクチュ
エータ17のモータ25に信号が出力され、ステップS
13は自動操舵手段CL3を構成している。
【0076】ステップS14では、スロットル開度セン
サ31によって検出されるスロットル開度Athが目標ス
ロットル開度Ath となるようにスロットルアクチュエ
ータ19のモータ29に駆動信号が出力される。更に、
ステップS15において検出されるブレーキ圧Pが目標
ブレーキ圧Pとなるように、ブレーキアクチュエータ
21の電磁弁33,35に駆動信号が出力される。これ
によって、車両は運転者の意思にかかわらず、自動操舵
及び自動速度制御により自動運転が行なわれる。従っ
て、ステップS11からステップS15は自動運転手段
CL8を構成している。
【0077】このように、自動操舵及び自動速度制御に
よる自動運転中に何らかの理由で白線検出センサ3が正
常に作動しなくなった場合には、装置全体の電源を直ち
に切って通常の運転状態に戻すのではなく、運転者が手
動操舵のためにステアリングホイールを握ったことを検
出するまではステアリングホイールを保舵し、途中で運
転者がステアリングホイールを握ったことを検出した場
合には、その時点で通常の運転状態に戻すようにしたた
め、自動運転状態から運転者が自らの意思によって運転
操作を行なう通常の運転状態への移行が極めて円滑であ
り、無理なく違和感のない制御を行なうことができる。
【0078】尚、白線検出センサ3に異常があったとき
は、警報ブザー23へ出力が行なわれ、警報によって運
転者に異常を知らせることができる。運転者は警報を聞
いたときに自動操舵キャンセルスイッチ13を操作する
ことによって、ステアリングアクチュエータ17への電
源を切ることができ、自らの意思によっても円滑に操作
することができる。
【0079】また、前記ステップS10において、判断
手段CL6として運転者の操舵意思を考慮する場合、運
転者がステアリングホイールを握っているか否かを判断
したが、運転者が自動運転キャンセルスイッチ11を操
作したか否か、自動操舵キャンセルスイッチ13を操作
したか否か、更には警報ブザー23による警報からタイ
マカウンタにより設定時間が経過したか否かによってそ
れぞれ運転者の操舵意思を考慮することもできる。自動
運転キャンセルスイッチ11の場合は、運転者の手動操
舵意思をより的確に反映させることができる。自動操舵
キャンセルスイッチ13の場合は、自動運転キャンセル
スイッチ11の場合と同様に、運転者の操舵意思を適切
に反映させることができると共に、自動操舵のみのキャ
ンセルであるから車間距離制御型の車速制御による自動
運転を継続できるという利点がある。警報ブザー23の
作動後、所定時間が経過したか否かを判断する場合は、
車両の動作が運転者に分かり易いという利点がある。
【0080】(第2実施形態)上記第1実施形態では、
自動運転中止不可と判断された場合には、ステップS9
においてステアリング装置の保舵を行なうように制御し
たが、図5のようにヨーレイトフィードバック制御とす
ることもできる。尚、第2実施形態において、全体的な
ブロック構成図は図1が用いられ、また全体的なフロー
チャートはステップS9を除いて図2〜図4が用いられ
る。
【0081】この第2実施形態では、図3のステップS
7において装置の作動中止OKか否か、即ち自動運転中
止可能か否かの判断において自動運転中止不可と判断さ
れた場合にはステップS9において図5のフローチャー
トが実行される。この実行によりステップS51では目
標操舵角θS =−KS φが算出される。尚、KS
ゲインである。この目標操舵角θS は本実施形態にお
いてヨーレイトが零となるように算出される。即ち、発
生ヨーレイトが車両の右方向なら目標操舵角θS は左
方向、同左方向なら目標操舵角θS は右方向となるよ
うに算出される。従って、ステップS51は本実施形態
においてヨーレイト決定手段CL10を構成している。
【0082】ステップS52では操舵角θS が目標操舵
角θS となるように操舵アクチュエータのモータが駆
動される。即ち、操舵角センサ27によって検出される
操舵角が目標操舵角θS となるようにコントローラ1
はモータ25に信号を出力し、ヨーレイトが零となるよ
うに維持される。
【0083】そして、本実施形態では、操舵角決定手段
CL2に代えた手段としてヨーレイト決定手段CL10
を用いることにより、自動操舵手段CL3に規制を加え
てヨーレイト零を維持することにより自動運転の継続を
行なうことができる。
【0084】従って、第2実施形態においても、第1実
施形態と略同様な作用効果を奏することができる。又、
ヨーレイトを零とするようにして自動運転を継続するよ
うにしているため、センサの異常が検出されてから運転
者の意識的な運転操作に移るまでの間、車両挙動の急変
をより一層防止することができる。
【0085】尚、第2実施形態では、ヨーレイトが零と
なるように制御したが、異常が検出されたときのヨーレ
イトを維持するように制御することもできる。
【0086】(第3実施形態)図6,図7は第3実施形
態に係る要部のフローチャートを示しており、図6は第
1実施形態の図2のステップS5において実行するもの
であり、図7のフローチャートは第1実施形態の図3の
ステップS9に代えて実行するものである。尚、第3実
施形態において、全体的なブロック構成図は図1が用い
られ、また全体的なフローチャートはステップS5,ス
テップS9を除いて図2〜図4が用いられる。
【0087】本実施形態では異常検出手段CL4が異常
を検出したとき、その異常を検出する前に記憶した道路
環境情報により操舵角を決定し、該操舵角を維持するよ
うに制御し、車両挙動の急変を防止するだけでなく、車
線維持能力もある程度持たせるものである。
【0088】一方、第3実施形態では、図2のステップ
S5において前記図4のフローチャートに代えて図6の
フローチャートが実行される。図6において、ステップ
S11〜S15までは図4のものと同一であり、ステッ
プS16が付加されている。ステップS16では白線検
出センサ3を構成するCCDカメラによって道路形状を
前方Lt (m)先まで認識し、コントローラ1において
記憶している。即ち、ステップS16において記憶され
た道路形状を異常検出手段CL4が異常を検出する前に
記憶した道路環境情報としている。CCDカメラ等では
前方の道路状況まで認識可能であり、刻々と前方の道路
状況まで記憶しておけば白線検出センサ3が異常となっ
てもしばらくの間は異常となる直前などに記憶している
道路状況に従って操舵が可能となる。
【0089】前記図3のステップS9に代えて実行する
図7のフローチャートでは、図3のステップS7におい
て装置の作動中止OKか否か、即ち自動運転中止可能か
否かの判断において自動運転中止不可と判断された場合
に、ステップS71において前記ステップS16にて記
憶された道路形状に従ってLt (m)までの目標操舵角
θS を決定する。すなわち、前方Lt (m)の先は検
出不能であるため、Lt (m)までの値に目標操舵角θ
S を固定する。
【0090】従って、この第3実施形態において、白線
検出センサ3及びコントローラ1、ステップS71は、
自動操舵手段CL3に規制を加えて維持する操舵角を異
常検出手段CL4が異常を検出する前に記憶した道路環
境情報により決定する道路情報操舵角決定手段CL11
を構成している。
【0091】次いで、ステップS72において、操舵角
センサ27で検出された操舵角θSが目標操舵角θS
となるようにコントローラ1がモータ25に出力する。
これによって道路情報操舵角決定手段CL11によって
決定された操舵角を維持するようにステアリングアクチ
ュエータ17が駆動され、自動運転の継続を行なうこと
ができる。
【0092】従って、第3実施形態においても第1実施
形態と略同様な作用効果を奏することができる。又、異
常が検出される前に記憶した道路形状に従って操舵角を
決定するため、車両挙動の急変を防止するだけでなく、
記憶した道路形状に応じて車線維持能力もある程度持た
せることができ、異常検出から運転者の意識的な運転操
作に至るまでより違和感のない制御を行なうことができ
る。
【0093】(第4実施形態)図8は第4実施形態に係
る要部のフローチャートを示し、第1実施形態の図3の
フローチャートに代えて実行するものである。尚、第4
実施形態において全体的な構成等は図1,図2,図4が
用いられる。また、図8のフローチャートは、図3のス
テップS9の内容を代えたものである。
【0094】この第4実施形態では、車両挙動の急変を
防止するだけでなく、車線維持能力もある程度持たせる
ものであり、図8のステップS7において自動運転中止
不可と判断された場合にはステップS9において予め記
憶された地図情報により目標操舵角を算出し、目標の操
舵角となるようにモータ25を駆動する。自動運転の継
続を行なうことができる。
【0095】第4実施形態において、コントローラ1及
びステップS9は地図情報操舵角決定手段CL12を構
成している。
【0096】従って、第4実施形態においても第1実施
形態と略同様な作用効果を奏することができる。又、本
実施形態では予め記憶された地図情報に基づいて操舵角
を決定し、自動運転を継続するものであるため、車両挙
動の急変を防止するだけでなく、車線維持能力もある程
度持たせることができる。
【0097】(第5実施形態)図9は本発明の第5実施
形態に係る要部のフローチャートを示し、第1実施形態
の図3のフローチャートに代えて実行するものである。
尚、第5実施形態において全体的な構成等は図1,図
2,図4が用いられる。
【0098】本実施形態では異常と判断されたとき、ス
テアリング装置の保舵を行なうと共に車両の減速、又は
停止を行なうことにより車両挙動を安定させるようにし
たものである。
【0099】即ち、図9のフローチャートは図3のフロ
ーチャートのステップS9の内容を代えたものであり、
ステップS7において自動運転中止不可と判断された場
合にステアリングアクチュエータ17のモータ25に信
号が出力されると共に、ブレーキアクチュエータ21の
左右電磁弁33,35に信号が出力され、ステアリング
装置の保舵が行なわれると共に、車両の減速、又は停止
が行なわれる。即ち、コントローラ1及びステップS9
は、本実施形態において、保舵手段CL9、及び制動制
御手段CL13を構成している。
【0100】従って、第5実施形態においても第1実施
形態と略同様な作用効果を奏することができる。又、セ
ンサ異常と判断されたときに車両挙動の急変を防止する
だけでなく、車両挙動をより安定させることができる。
【0101】尚、センサ異常と判断されたときに制動を
行なう制御は第2〜第4実施形態のステップS9におい
て行なうこともできる。
【0102】(第6実施形態)図10は第6実施形態に
係る要部のフローチャートを示し、第1実施形態の図3
のフローチャートに代えて実行するものである。従っ
て、全体的な構成などは図1,図2,図4が用いられ
る。
【0103】一方、本実施形態ではセンサ異常と判断さ
れたときに、車両挙動の急変を防止するだけでなく、前
方車両との車間距離を考慮しながら車両を減速、又は停
止させることにより不必要な急減速を防止して前方車両
との車間距離を不必要に縮めないようにしたものであ
る。従って、ステップS7において自動運転中止不可と
判断された場合には、ステップS9においてヨーレイト
フィードバック制御に加え、車間距離に応じた制動制御
が行なわれる。
【0104】ステップS9が実行されると、図11のス
テップS111において目標操舵角θS がθS =−
S φ(KS はゲイン)によって算出される。
【0105】ステップS112では車間距離Lに応じて
目標ブレーキ圧Pが決定される。この決定は前車との
車間距離Lが所定以下のときは目標ブレーキ圧Pを一
定とし、車間距離Lはこれを上回るときは目標ブレーキ
圧Pを直線的に減少させるようにしている。
【0106】ステップS113では操舵角センサ27に
よって検出される操舵角θS が目標操舵角θS となる
ようにモータ25に信号が出力される。
【0107】又、ステップS114ではブレーキ圧が目
標のブレーキ圧Pとなるように左右電磁弁33,35
に信号が出力される。
【0108】これにより白線検出センサ3が異常と判断
されたとき、ステアリングアクチュエータ17のモータ
25に出力が行なわれると共に、ブレーキアクチュエー
タ21の左右電磁弁33,35に出力が行なわれ、図5
と同様なヨーレイトフィードバック制御が行なわれると
共に、一定の車間距離を維持するように左右輪が制動制
御され、自動運転の継続を行なうことができる。
【0109】即ち、コントローラ1及びステップS9は
本実施形態においてヨーレイト決定手段CL10及び制
動車間制御手段CL14を構成している。
【0110】従って、第6実施形態においても第1実施
形態と略同様な作用効果を奏することができる。又、ヨ
ーレイトフィードバック制御による車両挙動の急変を防
止するだけでなく、制動制御によって車間距離を考慮し
ながら減速、又は停止をさせることにより不必要な急減
速を防止して後続車との車間距離を不必要に縮めないよ
うにすることができる。
【0111】尚、車間距離に応じた制動制御は第1実施
形態〜第5実施形態のステップS9において実行するこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る制御ブロック図で
ある。
【図2】第1実施形態に係るフローチャートである。
【図3】第1実施形態に係るフローチャートである。
【図4】第1実施形態に係るフローチャートである。
【図5】第2実施形態に係るフローチャートである。
【図6】第3実施形態に係るフローチャートである。
【図7】第3実施形態に係るフローチャートである。
【図8】第4実施形態に係るフローチャートである。
【図9】第5実施形態に係るフローチャートである。
【図10】第6実施形態に係るフローチャートである。
【図11】第6実施形態に係るフローチャートである。
【符号の説明】
1 コントローラ 3 白線検出センサ(走行環境検出センサ) 5 車間距離センサ 7 車速センサ(走行環境検出センサ) 11 自動運転キャンセルスイッチ(運転操作検出手
段) 13 自動操舵キャンセルスイッチ(運転操作検出手
段) 15 操舵トルクセンサ(運転操作検出手段) 17 ステアリングアクチュエータ(自動操舵手段) 21 ブレーキアクチュエータ(継続手段) 23 警報ブザー(警報手段) CL1 進行方向判定手段 CL2 操舵角決定手段 CL3 自動操舵手段 CL4 異常検出手段 CL5 自動運転中止手段 CL6 判断手段 CL7 継続手段 CL8 自動運転手段 CL9 保舵手段(操舵角決定手段に代えた手段) CL10 ヨーレイト決定手段(操舵角決定手段に代え
た手段) CL11 道路情報操舵角決定手段(操舵角決定手段に
代えた手段) CL12 地図情報操舵角決定手段(操舵角決定手段に
代えた手段) CL13 制動制御手段(操舵角決定手段に代えた手
段) CL14 制動車間制御手段(操舵角決定手段に代えた
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 137:00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の進行方向を判定する進行方向判定
    手段と、 該進行方向判定手段に基づいて操舵角を決定する操舵角
    決定手段と、 該操舵角決定手段により決定された操舵角となるように
    ステアリング装置を自動操舵する断続可能な自動操舵手
    段と、 該自動操舵手段を含む自動運転手段と、 前記進行方向判定手段の異常を検出する異常検出手段
    と、 該異常検出手段が異常を検出したとき前記自動運転手段
    による自動運転を遮断する自動運転中止手段と、 該自動運転中止手段による遮断可否を判断する判断手段
    と、 前記異常検出手段による異常検出の際に、前記判断手段
    が自動運転中止不可と判断してから自動運転中止可能と
    判断するまで前記自動運転中止手段に優先し前記操舵角
    決定手段に代えた手段により前記自動操舵手段に規制を
    加えながら自動運転の継続を行なう継続手段と、からな
    る車両用走行制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用走行制御装置であ
    って、 前記継続手段は、前記自動操舵手段に規制を加えるため
    に前記ステアリング装置を保舵する保舵手段を前記操舵
    角決定手段に代えた手段とすることを特徴とする車両用
    走行制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用走行制御装置であ
    って、 前記継続手段は、前記自動操舵手段に規制を加えるため
    のヨーレイトを決定するヨーレイト決定手段を前記操舵
    角決定手段に代えた手段とすることを特徴とする車両用
    走行制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両用走行制御装置であ
    って、 前記継続手段は、前記自動操舵手段に規制を加えるため
    の操舵角を前記異常検出手段が異常を検出する前に記憶
    した道路環境情報により決定する道路情報操舵角決定手
    段を前記操舵角決定手段に代えた手段とすることを特徴
    とする車両用走行制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の車両用走行制御装置であ
    って、 前記継続手段は、前記自動操舵手段に規制を加えるため
    の操舵角を予め記憶された地図情報により決定する地図
    情報操舵角決定手段を前記操舵角決定手段に代えた手段
    とすることを特徴とする車両用走行制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の車両用
    走行制御装置であって、 前記異常検出手段が異常を検出したとき車両を制動制御
    する制動制御手段を設けたことを特徴とする車両用走行
    制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の車両用
    走行制御装置であって、 前方車両との車間距離を検出する車間距離検出手段を設
    け、 前記異常検出手段が異常を検出したとき前記車間距離検
    出手段が検出する車間距離に応じた制動制御を行なう制
    動車間制御手段を設けたことを特徴とする車両用走行制
    御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の車両用
    走行制御装置であって、 前記進行方向判定手段は、走行環境情報を検出する走行
    環境検出センサの検出信号に基づいて前記進行方向を判
    定し、 前記自動操舵手段は、決定された操舵角となるようにス
    テアリング装置を操舵駆動するステアリングアクチュエ
    ータであることを特徴とする車両用走行制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかに記載の車両用
    走行制御装置であって、 運転者が運転操作をしていることを検出する運転操作検
    出手段を備え、 前記判断手段は、前記運転操作検出手段の検出に基づき
    判断することを特徴とする車両用走行制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜7のいずれかに記載の車両
    用走行制御装置であって、 運転者により自動運転をキャンセルする自動運転キャン
    セルスイッチを備え、 前記判断手段は、前記自動運転キャンセルスイッチの操
    作に基づき判断することを特徴とする車両用走行制御装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜7のいずれかに記載の車両
    用走行制御装置であって、 運転者により自動操舵をキャンセルする自動操舵キャン
    セルスイッチを備え、 前記判断手段は、前記自動操舵キャンセルスイッチの操
    作に基づき判断することを特徴とする車両用走行制御装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜7のいずれかに記載の車両
    用走行制御装置であって、 前記異常検出手段が異常を検出したことにより警報を発
    する警報手段を備え、 前記判断手段は、前記警報手段による警報後、設定時間
    が経過したか否かにより自動運転中止手段による遮断可
    否を判断することを特徴とする車両用走行制御装置。
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