JP7415635B2 - 車両の走行制御装置 - Google Patents
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Description
自車周囲の他車および自車前方の走路を認識する周囲認識機能と自車運動状態を取得する機能を含む環境状態推定部と、
前記環境状態推定部に取得される情報に基づいて目標経路を生成する経路生成部と、
前記目標経路に自車を追従させるべく速度制御および操舵制御を行う車両制御部と、
を備えた車両の走行制御装置であって、
隣接車線の所定範囲に他車がいない場合に隣接車線への自動車線変更を行う機能と、
前記自動車線変更の実施中に自車周囲の所定領域内に他車が認識された場合に、車線変更の継続可否を判定する機能と、
自車位置が料金所の無車線区間を含む特定区間にある場合に、前記無車線区間の前方の道路構造を目標として経路追従走行する機能と、
前記経路追従走行中に自車周囲の所定領域内に他車が認識された場合に、前記経路追従走行の継続可否を判定する機能と、を有し、
前記経路追従走行中に、前記経路追従走行の継続可否判定の基準となる前記所定領域を、自車位置が前記特定区間以外の一般区間にある場合の前記所定領域よりも狭い第2の所定領域に変更するように構成されている、車両の走行制御装置にある。
図1において、本発明に係る走行制御システムを備えた車両1は、エンジンや車体など一般的な自動車の構成要素に加え、従来運転者が行っていた認知・判断・操作を車両側で行うために、車両周囲環境を検知する外界センサ21、車両情報を検知する内界センサ22、速度制御および操舵制御のためのコントローラ/アクチュエータ群、車間距離制御のためのACCコントローラ14、車線維持支援制御のためのLKAコントローラ15、および、それらを統括して経路追従制御を行い、車線内部分的自動走行(PADS)や自動車線変更(PALS)を実施するための自動運転コントローラ10を備えている。
次に、高速道路での走行を想定して、車線内部分的自動走行システム(PADS)および部分的自動車線変更システム(PALS)の概要を説明する。
次に、中央分離帯のある片側二車線以上の高速道路で車線内部分的自動走行(PADS走行)している状態からの車線変更を想定して、部分的自動車線変更システム(PALS)の概要を説明する。
但し、車間距離(S)=自車速(V)×車間時間(TG)
車頭時間(TH)=車頭距離/V=TTC×ΔV/V
TTC=ΔV/自車最大減速度(Dmax)
ΔV=V-Vf、Vfは前方車速
但し、車頭時間(TH)=車頭距離/V=TTC×ΔV/V
TTC=ΔV/後方車減速度(Dr)
ΔV=Vr-V、Vrは後方車速
上述したように、自車周囲環境および目標経路が確認され、自動車線変更可能フラグが立った状態で、運転者の車線変更指示またはシステムの判断により、自動車線変更が実行されるが、ウインカ点滅後に車線変更を開始し隣接車線に移動するまでの間に、他車両の挙動により周囲環境が変化する可能性もある。
PADS走行および自動車線変更(PALS)は、自車線および隣接車線の区分線に基づいて目標経路を生成し、経路追従制御による自動操舵を行うものであるため、図7および図8に示す高速道路料金所6の料金ゲート手前の無車線区間60や、図9に示す料金ゲート通過後の無車線区間62では、区分線に基づく経路追従制御は実施できない。
そこで、本発明に係る自動運転コントローラ10は、GPS等の測位手段24による自車位置情報と地図情報23とのマッチング、または、外界センサ21に検知される料金所案内表示や距離標などの表示物に対する画像認識により、料金所6に対する自車位置を検出しており、自車1が料金所6手前の所定地点に到達した時に、予備的車線変更LC(経路追従走行およびその過程での進路変更)の継続可否判定の基準となる所定領域を、先述した一般区間での自動車線変更の継続可否判定の基準となる所定領域(前方所定領域ZF、後方所定領域ZR)よりも狭い特定区間用の所定領域(前方所定領域ZF′、後方所定領域ZR′)に変更する機能を備えている。
但し、最小車間距離(S0)=自車速(V)×車間時間(TG′)
車間時間(TG′)=最小車間時間(TGmin)、
または、TG>TG′>TGmin
但し、車頭時間(TH′)=車頭距離/V=TTC′×ΔV/V
TTC′=ΔV/後方車最大減速度(Drmax)、
または、TTC′=ΔV/後方車減速度(Dr′)、Dr<Dr′<Drmax
但し、最小車間距離(S0)=自車速(V)×車間時間(TG″)
車間時間(TG″)=最小車間時間(TGmin)、
または、TG>TG″>TGmin 、ここで、TG″≦TG′
但し、車頭時間(TH″)=車頭距離/V=TTC″×ΔV/V
TTC″=ΔV/後方車最大減速度(Drmax)、
または、TTC″=ΔV/後方車減速度(Dr″)、
Dr<Dr″<Drmax 、ここで、Dr″≧Dr′
側方所定距離(XL″)=車線幅(XL)×係数(W)
として、係数(W)に1より小さい値(例えば0.5~0.9)を適用してもよい。
次に、高速道路の料金所6手前の特定区間における予備的車線変更フローについて図4を参照しながら説明する。
車線内部分的自動走行システムによるPADS(ACCS・LKAS)走行中(ステップ100)に、部分的自動車線変更システム(PALS)が作動している場合は、環境状態推定部11(外界センサ21)により、隣接車線の所定領域(前方所定領域ZF、後方所定領域ZR、および、側方領域ZL)内に他車両が存在するか否かが監視され、自動車線変更可能か否かが判定されており(ステップ101)、隣接車線の所定領域内に他車両が存在しない場合は車線変更可能と判定され、車線変更可能フラグが立てられる(ステップ102)。
PADS走行中は、GPS等の測位手段24による自車位置情報と地図情報23とのマッチング、または、外界センサ21に検知される料金所案内表示や距離標などの表示物に対する画像認識により、自車走行位置が料金所6近傍の特定区間か否か(所定地点に到達したか否か)が常時判定されている(ステップ103)。所定地点は、例えば、料金所6の手前の無車線区間60の開始地点を起点としてその手前300mの地点とするか、または、料金所6の構造物を外界センサ21で認識可能となった地点とする。
自車走行位置が料金所6近傍の特定区間(所定地点)に到達するか、料金所6の構造物を外界センサ21で認識可能となった場合には、車線変更可否判定用の所定領域(前方所定領域ZF、後方所定領域ZR、および、側方領域ZL)が、予備的車線変更可否判定用所定領域(前方所定領域ZF′、後方所定領域ZR′、および、側方領域ZL′)に変更される(ステップ104)。
この状況で、例えば、料金所6の複数の料金ゲートが通過後の行き先別になっているか、料金ゲート通過後に車線分岐がある場合に、ナビゲーションシステムで設定されている経路に対応する料金ゲート(例えば図7(c)における料金ゲート6e1)が現在の走行車線(52)に合致しているか否か、あるいは、外界センサ21の情報に基づいて環境状態推定部11で選定された料金ゲート(6e1)が現在の走行車線(52)に合致しているか否かに基づき、目標ゲート(6e1)に近い走行車線(51)に予め車線変更すべきか否かが判定される(ステップ105)。
予備的車線変更の実行決定と同時にヘッドアップディスプレイやメーターパネル内の情報表示部にシステム判断(自動車線変更実行)が表示され(音声などによる通知でもよい)、車線変更方向のウインカ点滅が開始される(ステップ106)。
ウインカ点滅開始後に所定時間(例えば3秒間)が経過すると、LKA機能(車線維持機能)がオフになり、隣接車線中央を目標位置として自動車線変更が開始される(ステップ107)。
自動車線変更中においても、環境状態推定部11(外界センサ21)により、隣接車線の所定領域(ZF′、ZR′)内に他車両が存在するか否かが監視されており(ステップ108)、他車が存在しない場合は車線変更が継続される。また、隣接車線の所定領域内に他車が確認された場合でも、自車が殆ど隣接車線に移動しているような場合、例えば4つの車輪のうち、3つ以上が区分線を越えて隣接車線に入っている場合には、車線変更は中止せず、車線変更を継続する。
車線変更が継続された場合は、区分線に対する自車位置に基づいて車線変更終了判定を行う。車線変更の目標横位置(例えば車線中央)からの自車偏差が所定値(例えば車線中央±0.5m)内となったことをもって車線変更終了と判定する(ステップ109)。
一方、ステップ108において、自動車線変更実行決定(ウインカ点滅開始)以降の他車の急な車線変更や急制動などの周囲環境の変化により、所定領域(ZF′、ZR′)内への他車の侵入が確認され、車線変更継続困難と判断された場合には、ヘッドアップディスプレイやメーターパネル内の表示や音声によって、運転者に車線変更中止が通知されると同時に、目標車線側のウインカを消灯する(ステップ113)。
同時に、自動元車線復帰機能による元車線復帰が可能であるか否かが判定され(ステップ114)、元車線復帰可能と判定された場合には、元車線変更可能フラグを立て(ステップ115)、元車線側のウインカを点滅させ(ステップ116)、自動車線復帰機能による元車線復帰が開始される(ステップ117)。元車線中央からの自車偏差が所定値内となったことをもって元車線復帰終了と判定する(ステップ118)。
ステップ109で車線変更終了と判定された場合、または、ステップ118で元車線復帰終了と判定された場合は、その時の自車走行位置が、一般走行区間5にあるか、一般走行区間5経路追従走行区間(料金ゲート手前の無車線区間60)にあるかが判定される(ステップ110)。
一方、ステップ119で、自車走行位置が依然として一般走行区間5にあると判定された場合は、自動元車線復帰機能を作動させずに、ヘッドアップディスプレイやメーターパネル内の表示や音声によって、運転者に操作引継要求を通知する(ステップ120)。権限委譲・引継要求表示・警報を受け、運転者が操舵を引継したか否かを判定する(ステップ121)。
次に、料金ゲート手前の無車線区間60における進路変更フローについて図5を参照しながら説明する。
既に述べたように、自車走行位置が料金ゲート手前の無車線区間60にあると判定された時点で、料金ゲートを目標とした経路追従走行(前車に追いついた場合は前車追従走行)に移行する(ステップ130)。その際、先述した予備的車線変更可否判定用所定領域(前方所定領域ZF′、後方所定領域ZR′、および、側方領域ZL′)は、経路追従走行およびその過程での進路変更の可否判定用所定領域(前方所定領域ZF″、後方所定領域ZR″、および、側方領域ZL″)に変更される(ステップ131)。
無車線区間60での経路追従走行中においても環境状態推定部11(外界センサ21)により、自車周囲の所定領域(前方所定領域ZF″、後方所定領域ZR″、および、側方領域ZL″)内に他車両が存在するか否かが監視され、進路変更可能か否かが判定されており(ステップ132)、所定領域内に他車両が存在しない場合は進路変更可能と判定され、進路変更可能フラグが立てられる(ステップ133)。
無車線区間60における経路追従走行では、外界センサ21を通じて環境状態推定部11に取得される外界情報から、自車前方に位置した料金ゲートを検出し、通過可能なゲートの中から、現在走行位置からの横移動が少ない料金ゲートが選定され、目標進入経路が生成されるが、当該ゲートの混雑度や、ナビゲーションシステムの設定経路への適合性に基づいて、他の料金ゲートに進路変更すべきか否かが判定される(ステップ134)。
進路変更の実行決定と同時にヘッドアップディスプレイやメーターパネル内の情報表示部にシステム判断(進路変更実行)が表示され(音声などによる通知でもよい)、進路変更方向のウインカ点滅が開始される(ステップ135)。
ウインカ点滅開始後に他の料金ゲートを目標にして目標経路が再生成され、進路変更が開始される(ステップ136)。進路変更中も自車周囲の所定領域(前方所定領域ZF″、後方所定領域ZR″、および、側方領域ZL″)内に他車両が存在するか否かが監視され、進路変更継続可否が判定されており(ステップ137)、所定領域内に他車両が侵入した場合には進路変更は中止される。
進路変更が継続された場合は、進路変更の終了判定を行う(ステップ138)。例えば、目標とする料金所ゲート(6e1)への導入線中央からの自車偏差が所定値(例えば士0.5m)以内となったことをもって進路変更終了と判定することができる。なお、料金所ゲート(6e1)手前の有車線区間への進入をもって終了判定してもよい。
進路変更終了後は目標とする料金ゲート通過に向けた経路追従走行を継続し(ステップ139)、ETC車載器の通過信号(またはGPS24による自車位置情報と地図情報23とのマッチング)により料金ゲート通過を判定する(ステップ140)。料金ゲート通過後は、後述の経路追従走行(ゲート出側モード)に移行する(ステップ141)。
なお、ステッップ137で、所定領域内への他車両の侵入などで進路変更が中止された場合は、ヘッドアップディスプレイやメーターパネル内の表示や音声によって、進路変更中止が表示され(ステップ142)、運転者に操作引継要求が通知される(ステップ143)。先述したステッップ132で進路変更不可と判定された場合にも運転者への操作引継要求が通知される。
次に、料金ゲート通過後の無車線区間62における進路変更フローについて図6を参照しながら説明する。
ETC車載器の通過信号等により料金ゲート通過が判定され、経路追従走行(ゲート出側モード)に移行すると(ステップ150)、外界センサ21を通じて環境状態推定部11に取得される外界情報から、自車前方の本線区間5′の走行車線51,52,53を検出し、その中から、現在の走行位置からの横移動距離が少ない走行車線が決定され、目標進入経路が生成される(ステップ151)。
料金ゲート区間での区分線(ゲートアイランド)の消失をもって無車線区間62への進入が検知されると(ステップ152)、料金ゲートへの進入時に無効化されていた所定領域(前方所定領域ZF″、後方所定領域ZR″、および、側方領域ZL″)が有効になり(ステップ153)、目標車線に向かう経路追従走行が開始される(ステップ154)。
環境状態推定部11(外界センサ21)により、自車周囲の所定領域(前方所定領域ZF″、後方所定領域ZR″、および、側方領域ZL″)内に他車両が存在するか否かが監視され、目標車線に向かう経路追従走行のための進路変更が可能か否か判定され(ステップ155)、進路変更可能と判定された場合は進路変更可能フラグが立てられる(ステップ156)。
進路変更の実行決定と同時にヘッドアップディスプレイやメーターパネル内の情報表示部にシステム判断(進路変更実行)が表示され(音声などによる通知でもよい)、進路変更方向のウインカ点滅が開始される(ステップ157)。
ウインカ点滅開始後に目標車線に向かう進路変更が開始される(ステップ158)。進路変更中も自車周囲の所定領域(前方所定領域ZF″、後方所定領域ZR″、および、側方領域ZL″)内に他車両が存在するか否かが監視され、進路変更継続可否が判定されており(ステップ159)、所定領域内に他車が侵入した場合には進路変更は中止される。
進路変更が継続された場合は、進路変更の終了判定を行う(ステップ160)。例えば、目標とする走行車線中央からの自車偏差が所定値(例えば士0.5m)以内となったことをもって進路変更終了と判定することができる。なお、料金所ゲート通過後の無車線区間62の終了をもって終了判定してもよい。
目標とする走行車線への進入が確認された時点で、進路変更可否判定用所定領域(前方所定領域ZF″、後方所定領域ZR″、および、側方領域ZL″)は、一般走行区間5′での車線変更可否判定用の所定領域(前方所定領域ZF、後方所定領域ZR、および、側方領域ZL)に変更され(ステップ161)、LKA機能(車線維持機能)がオンになり、部分的自動車線変更システム(PALS)が作動している車線内部分的自動走行システムによるPADS(ACCS・LKAS)走行に戻る(ステップ162)。
なお、ステッップ159で、所定領域内への他車両の侵入などで進路変更が中止された場合は、ヘッドアップディスプレイやメーターパネル内の表示や音声によって、進路変更中止が表示され(ステップ163)、運転者に操作引継要求が通知される(ステップ164)。
以上詳述したように、本発明に係る車両の走行制御装置は、自車位置が料金所6手前の所定地点に到達した時に、(i)車線変更可否判定用の所定領域(ZF、ZR、ZL)が、予備的車線変更可否判定用所定領域(ZF′、ZR′、ZL′)に変更され、さらに、(ii)料金ゲート手前の無車線区間60に進入した時点で、経路追従走行およびその過程での進路変更の可否判定用所定領域(ZF″、ZR″、ZL″)に変更され、(iii)料金ゲート通過後の無車線区間62でも維持されるような、自動走行中止要件緩和制御を実行することにより、以下に例示するような各区間において、目標とする料金ゲートや走行車線に進入できない状況を低減する効果が期待できる。
例えば、図7(a)に示すように、片側3車線(51,52,53)の高速道路本線区間5の走行車線52を走行していた車両1が、料金所6の手前で、現在位置から横移動距離が最も小さい料金ゲート(6e2)を検出したものの、当該ゲートが混雑しているか、または、ナビゲーションシステムで設定されている経路に対応する料金ゲートに合致しないことから、他の料金ゲート(6e1)に目標を変更し、目標ゲート(6e1)に近い走行車線51に予備的車線変更LCを行う場合を想定する。
次に、図8(a)に示すように、本線区間5の走行車線52を走行していた車両1が、料金ゲート手前の無車線区間60に進入した際に、前記同様の理由で、現在位置に対して斜前方にある料金ゲート(6e1)を目標にして経路追従走行するために進路変更CCを行う場合を想定する。
次に、図9(a)に示すように、料金ゲート(6e2)を通過して無車線区間62に進入した車両1が、前記同様の理由で、現在位置に対して斜前方にある本線区間5′の走行車線51を目標にして経路追従走行するために進路変更CCを行う場合を想定する。
2,3,4 他車
5 本線区間(料金所手前)
5′ 本線区間(料金所通過後)
5s,6s 車線区分線
6 料金所
6e1,6e2,6e3,6e4 料金ゲート(ETCゲート)
6m1,6m2 料金ゲート(一般ゲート)
10 自動運転コントローラ
11 環境状態推定部
12 経路生成部
13 車両制御部
14 ACCコントローラ
15 LKAコントローラ
21 外界センサ
22 内界センサ
31 EPSコントローラ
32 エンジンコントローラ
33 ESP/ABSコントローラ
34 手動操舵(ハンドル)
41 操舵機構
42 エンジン
43 ブレーキ
51,52,53 走行車線
60 無車線区間(料金ゲート手前)
62 無車線区間(料金ゲート通過後、料金ゲート出側)
Claims (8)
- 自車周囲の他車および自車前方の走路を認識する周囲認識機能と自車運動状態を取得する機能を含む環境状態推定部と、
前記環境状態推定部に取得される情報に基づいて目標経路を生成する経路生成部と、
前記目標経路に自車を追従させるべく速度制御および操舵制御を行う車両制御部と、
を備えた車両の走行制御装置であって、
隣接車線の所定範囲に他車がいない場合に隣接車線への自動車線変更を行う機能と、
前記自動車線変更の実施中に自車周囲の所定領域内に他車が認識された場合に、車線変更の継続可否を判定する機能と、
自車位置が料金所の無車線区間を含む特定区間にある場合に、前記無車線区間の前方の道路構造を目標として経路追従走行する機能と、
前記経路追従走行中に自車周囲の所定領域内に他車が認識された場合に、前記経路追従走行の継続可否を判定する機能と、を有し、
前記経路追従走行中に、前記経路追従走行の継続可否判定の基準となる前記所定領域を、自車位置が前記特定区間以外の一般区間にある場合の前記所定領域よりも狭い第2の所定領域に変更するように構成されている、車両の走行制御装置。 - 前記無車線区間における前記経路追従走行中に自車周囲の所定領域に他車がいない場合に、自車の斜前方の道路構造を目標として自動進路変更を行う機能をさらに有し、
前記自動進路変更中に、前記自動進路変更の継続可否判定の基準となる前記所定領域を、自車位置が前記特定区間以外の一般区間にある場合の前記所定領域よりも狭い第3の所定領域または前記第2の所定領域に変更するように構成されている、
請求項1記載の車両の走行制御装置。 - 前記無車線区間は、料金ゲート手前の無車線区間を含み、
前記無車線区間の前方の道路構造は、料金ゲートまたはその手前の車線区分線を含む、請求項1または2記載の車両の走行制御装置。 - 前記無車線区間は、料金ゲート通過後の無車線区間を含み、
前記無車線区間の前方の道路構造は、自車前方の一般区間の車線区分線を含む、
請求項1または2記載の車両の走行制御装置。 - 前記特定区間は、前記無車線区間の手前の有車線区間をさらに含み、
前記自動車線変更は、前記有車線区間における前記料金ゲートを目標とした予備的車線変更を含む、請求項3記載の車両の走行制御装置。 - 前記有車線区間は、前記環境状態推定部により前記料金ゲートを認識可能な有車線区間である、請求項5記載の車両の走行制御装置。
- 測位手段による自車位置情報と地図情報に基づいて経路誘導するナビゲーション機能を備え、前記有車線区間は、前記ナビゲーション機能に基づいて設定されており、前記予備的車線変更は、前記ナビゲーション機能による経路誘導と合致する当為性車線変更である、請求項5記載の車両の走行制御装置。
- 前記所定領域は、自車の前方所定距離と後方所定距離と側方所定距離とによって画定され、かつ、前記第2の所定領域は、前記前方所定距離と前記後方所定距離が短縮される、
請求項1~7の何れか一項記載の車両の走行制御装置。
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