JPH11120497A - 車両のコースアウト防止装置 - Google Patents

車両のコースアウト防止装置

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JPH11120497A
JPH11120497A JP9280025A JP28002597A JPH11120497A JP H11120497 A JPH11120497 A JP H11120497A JP 9280025 A JP9280025 A JP 9280025A JP 28002597 A JP28002597 A JP 28002597A JP H11120497 A JPH11120497 A JP H11120497A
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vehicle
course
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steering angle
detecting
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JP9280025A
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English (en)
Inventor
Koji Ohata
孝治 大畑
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のコースアウト防止装置において、運転
者の不注意や操作ミスによる車両のコースアウトを早期
に且つ確実に検出して走行安全性の向上を図る。 【解決手段】 前方監視カメラ21が検出した走行可能
コースと車速に基づいてこの走行可能コース上を走行す
るための車両の操舵角基準値などの目標状態量を算出す
ると共に、この目標状態量と操舵角センサ14が検出し
た実際の操舵角などの実状態量との偏差を算出し、この
偏差が所定以上のときには安全措置実行手段としてのブ
レーキ装置22を作動させて走行可能コースからのコー
スアウトを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行状態を
検出してその走行方向を予測し、その走行状態に応じて
安全措置を講じることで、車両のコースアウトを防止し
たコースアウト防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の走行状態や周囲の交通状況などに
応じて車両の駆動や操舵、制動を自動的に制御すること
で、車両の衝突や横転を防止するものが提案されてい
る。その中で、車両の走行制御装置として、例えば、特
開平5−297939号公報に開示されたものがある。
【0003】この特開平5−297939号公報に開示
された車両の走行制御装置は、自車が案内線を逸脱する
と、方向指示器が操作されていない場合には自車の目標
位置を修正し、目標位置と推定位置の差に比例して補正
操舵角を求め、この補正操舵角によって操舵が補正され
るようにステアリングアクチュエータユニットを制御す
るものである。従って、車両が走行路における案内線か
ら逸脱しようとするとき、これを検出して案内線に沿っ
て誘導することで、安全性の向上を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
車両の走行制御装置にあっては、走行路上の案内線に対
する車両の位置を検出し、この案内線からの車両の逸脱
を防止するものとなっており、車両の走行路との位置関
係に基づく制御であるため、制御の応答遅れが生じやす
く、車速が高い場合には十分な制御効果が期待できない
という問題がある。
【0005】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、運転者の不注意や操作ミスによる車両のコース
アウトを早期に且つ確実に検出して走行安全性の向上を
図った車両のコースアウト防止装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1の発明の車両のコースアウト防止装置では、
走行可能コース検出手段が検出した走行可能コースと車
速検出手段が検出した車両の速度とに基づいて、走行可
能コース上を走行するための車両の目標状態量を算出す
ると共にこの目標状態量と旋回状態量検出手段が検出し
た実状態量とに基づいてコースアウトの危険性を判定
し、コースアウトの危険性があると判定されたときには
安全措置実行手段を作動させて走行可能コース検出手段
が検出した走行可能コースからのコースアウトを防止す
るようにしてある。従って、前方の道路上における走行
可能コースに対応した目標状態量を基準として、実状態
量を監視することで安全措置を実行させることとなり、
運転者の不注意や操作ミスによる車両のコースアウトを
未然に防止することができ、且つ、車両のコースアウト
しそうな状況を早期に検出して対処することで、走行安
全性を向上できる。
【0007】また、請求項2の発明の車両のコースアウ
ト防止装置の発明では、目標状態量と実状態量との偏差
が第1所定値以上の状態が所定時間以上継続した場合、
または、この偏差が第1所定値より大きい第2所定値以
上になった場合に、安全措置実行手段を作動させるよう
にしてある。従って、目標状態量と実状態量との偏差が
やや大きい状態が継続する場合と、この偏差がかなり大
きい状態が継続した場合の両方に、安全措置を実行する
こととなり、車両のコースアウトを確実に防止できる。
【0008】更に、請求項3の発明の発明の車両のコー
スアウト防止装置では、車両側方における障害物との距
離を検出する側方距離検出手段を設け、コースアウトの
危険性があると判定された場合、または、側方距離検出
手段が検出した側方距離が所定距離以下の場合に、安全
措置実行手段を作動させるようにしてある。従って、車
両のコースアウトを未然に防止できると同時に、車両側
方の障害物との接触も防止でき、総合的な走行安全性を
向上できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1に本発明の一実施形態に係る車両のコ
ースアウト防止装置の概略構成、図2に本実施形態の車
両のコースアウト防止装置による制御のフローチャー
ト、図3に車両の直進走行中の制御のフローチャート、
図4に車両の旋回走行中の制御のフローチャートを示
す。
【0011】本実施形態のコースアウト防止装置におい
て、図1に示すように、車両11には、この車両11の
走行速度を検出する車速検出手段としての車速センサ1
2が設けられており、この車速センサ12は検出した車
速Vを制御装置13に出力する。また、車両11には、
車両11の旋回状況に対応した実状態量を検出する旋回
状態量検出手段として操舵角センサ14が設けられてい
る他、横加速度センサ15とロールレイトセンサ16と
が設けられており、また、車両11の側方における障害
物との距離を検出する側方距離検出手段として、上部側
方距離センサ17と下部側方距離センサ18とが設けら
れている。この操舵角センサ14はステアリングホイー
ル19の操舵角θを検出し、横加速度センサ15は車体
に作用する横加速度Gを検出し、ロールレイトセンサ1
6は車体20に発生するロール角速度(ロールレイト)
Pを検出し、上部側方距離センサ17及び下部側方距離
センサ18はそれぞれ車体20と側方の物体、例えば、
他の車両や壁、縁石などとの距離LU ,LL を検出し、
それぞれ制御装置13に出力する。更に、車両11に
は、この車両11の前方の道路上における走行可能コー
スを検出する走行可能コース検出手段とての前方監視カ
メラ21が設けられており、この前方監視カメラ21は
撮影した画像を制御装置13に出力する。
【0012】この制御装置13では、操舵角センサ14
が検出した操舵角θを微分することで操舵角速度θ’を
算出し、横加速度センサ15が検出した横加速度Gを微
分することで横加速度変化量G’を算出し、前方監視カ
メラ21が撮影した画像から走行路の曲率半径R(走行
可能コース)を推定する。また、制御装置13は、この
走行路の曲率半径Rと車両諸元とに基づいて、走行可能
コース上を走行するための車両11の目標状態量、即
ち、要求操舵角θC を下記数式に基づいて算出する。
【0013】
【数1】
【0014】また、曲率半径Rと車速Vとに基づいて要
求横加速度GC を下記数式に基づいて算出する。
【0015】
【数2】
【0016】また、車両11には、走行可能コースから
のコースアウトを防止するための安全措置を講じる安全
措置実行手段としてのブレーキ装置22が設けられてい
る。従って、制御装置13は、目標状態量(要求操舵角
θC )と、実状態量(操舵角θ)とに基づいてコースア
ウトの危険性を判定し、コースアウトの危険性があると
判定されたときにはブレーキ装置22に作動指令が出力
され、減速制御を行うようになっている。この他、制御
装置13は、検出された側方距離LU ,LL と側方距離
基準値LU1,LU2,LL1,LL2とを比較して側方距離L
U ,LL が短い場合にも、ブレーキ装置22を作動させ
て減速制御を行うものとなっている。
【0017】ここで、上述した本実施形態のコースアウ
ト防止装置による制御を図2乃至図4のフローチャート
に基づいて具体的に説明する。
【0018】図2に示すように、ステップS1では、前
方監視カメラ21による画像情報と、車速センサ12に
よる車速Vと、操舵角センサ14による操舵角θと、横
加速度センサ15による横加速度Gと、ロールレイトセ
ンサ16によるロールレイトPと、各側方距離センサ1
7,18による側方距離LU ,LL が読み込まれる。ス
テップS2にて、操舵角θを微分して操舵角速度θ’
が、横加速度Gを微分し横加速度変化量G’がそれぞれ
演算されると共に、画像上方に基づいて曲率半径Rが推
定され、更には、要求操舵角θC と要求横加速度GC
が前述した各数式に基づいて演算される。そして、ステ
ップS3において、車速Vが所定の車速基準値V1 (例
えば、25Km/h以上)より高いかか否かが判定され、車速
Vが車速基準値V1 に満たないと判定された場合、制御
対象車速領域外と判定してステップS4に移行し、コー
スアウト防止のための安全措置、即ち、ブレーキ装置2
2による制動制御は行なわない。
【0019】一方、ステップS3にて、車速Vが車速基
準値V1 より高いと判定された場合、ステップS5に移
行して車両11が直進走行状態であるか、旋回走行状態
であるかどうかを判定する。即ち、操舵角θの絶対値が
旋回判定用基準操舵角θS 以上か、または、横加速度G
の絶対値が旋回判定用基準横加速度GS 以上かどうかを
判定し、そうであれば車両11が旋回走行状態であると
判定されてステップS6に移行し、車両11の旋回制御
を行う。一方、操舵角θの絶対値が旋回判定用基準操舵
角θS より小さく、横加速度Gの絶対値も旋回判定用基
準横加速度GSより小さければ、車両11は直進走行状
態であると判定され、ステップS7に移行して車両11
の直進制御を行う。
【0020】車両11の直進制御において、図3に示す
ように、ステップS11にて、車両11が直進走行中で
あれば、ステップS12にて、要求横加速度GC が横加
速度基準値G1 以上になると、制御装置13はブレーキ
装置22に作動指令を出力し、ブレーキ装置22はそれ
に応じた減速制御を行う。即ち、操舵角θの絶対値及び
横加速度Gの絶対値が共に小さい走行状態であっても、
車両11の前方の道路の曲率半径Rと車速Vとに基づい
て演算された要求横加速度GC が所定の横加速度基準値
1 以上になったときにはブレーキ装置22を作動させ
る。これにより、前方の道路がカーブしているにも拘ら
ず、運転者の操舵操作が遅れて直進中と判定されたよう
な場合に、自動的に車両11を減速させ安全性を確保で
きる。
【0021】また、車両11の旋回制御において、図4
に示すように、ステップS21にて、車両11が旋回走
行中であれば、ステップS22にて、上部側方距離LU
が上部側方距離基準値LU1より小さいかどうかを判定
し、小さくなければ、即ち、車体20の上部側面と側方
の物体(他の車両や側壁)との間に十分な距離が確保さ
れていれば、ステップS23に移行する。このステップ
S23にて、下部側方距離LL が下部側方距離基準値L
L1より小さいかどうかを判定し、小さくなければ、即
ち、車体20の下部側面と側方の物体(縁石などの障害
物)との間に十分な距離が確保されていれば、ステップ
S24に移行する。そして、このステップS24では、
要求操舵角θC と現在の操舵角θとの偏差の絶対値が操
舵角基準値θ 1 以上かどうかによりコースアウトの危険
性を判定し、未満であれば、即ち、ステアリングホイー
ル19の操舵角θが要求操舵角θC に近似した範囲にあ
り、コースアウトの危険性がなければステップS25に
移行する。更に、このステップS25にて、要求操舵角
θC と現在の操舵角θとの偏差の絶対値が操舵角基準値
θ2 (但し、θ1 >θ2 )以上である状態が所定時間以
上継続しているかどうかによりコースアウトの危険性を
再度判定し、条件を満たしていなければ、即ち、ステア
リングホイール19の操舵角θが要求操舵角θC とほぼ
同じで、コースアウトの危険性がないと判定されれば、
前述の各ステップS21に戻って以降の処理を繰り返
す。
【0022】一方、ステップS25にて、要求操舵角θ
C と現在の操舵角θとの偏差の絶対値が操舵角基準値θ
2 以上である状態が所定時間以上継続していると判定さ
れた場合、即ち、ステアリングホイール19の操舵角θ
が要求操舵角θC から若干外れた状態が継続してコース
アウトの危険性があると判定された場合、ステップS2
6に移行し、ここで、制御装置13はブレーキ装置22
に作動指令を出力し、ブレーキ装置22はそれに応じた
減速制御を行う。また、ステップS24にて、要求操舵
角θC と現在の操舵角θとの偏差の絶対値が操舵角基準
値θ1 以上と判定された場合、即ち、ステアリングホイ
ール19の操舵角θが要求操舵角θC から大きく外れて
コースアウトの危険性があると判定された場合、ステッ
プS27に移行し、ここで、制御装置13はブレーキ装
置22に作動指令を出力し、ブレーキ装置22はそれに
応じた減速制御を行う。そして、上述のステップS2
6,S27を経由する制御によって車両11がコースア
ウトすることを未然に防止できる。
【0023】一方、ステップS23にて、下部側方距離
L が下部側方距離基準値LL1以下、即ち、車体20の
下部側面と側方の物体(縁石などの障害物)との間に十
分な距離が確保されていなければ、ステップS28に移
行する。このステップS28では、下部側方距離LL
下部側方距離基準値LL2(但し、LL1>LL2)以下であ
るかどうかを判定し、そうでない場合、即ち、車体20
の下部側面と側方の物体(縁石などの障害物)との間に
ある程度距離が確保されていれば、ステップS29に移
行する。そして、ステップS29にて、現在の操舵角速
度θ’の絶対値が所定の操舵角速度基準値θ1 ’以上
か、または、横加速度変化量G’の絶対値が所定の横加
速度変化量基準値G1 ’以上かどうかを判定し、そうで
なければ車体20の下部側面が縁石等の側方物体に接触
する可能性はないと判定してステップS21に戻る。一
方、ステップS29のいずれかの条件を満たす場合、及
びステップS28の条件を満たす場合は、車体20の下
部側面が縁石等の側方物体に接触する可能性があると判
定してステップS30に移行し、ここで、制御装置13
はブレーキ装置22に作動指令を出力し、ブレーキ装置
22はそれに応じた減速制御を行う。
【0024】また、ステップS22にて、上部側方距離
U が上部側方距離基準値LU1以下、即ち、車体20の
上部側面と側方の物体(他の車両や側壁)との間に十分
な距離が確保されていなければ、ステップS31に移行
する。このステップS31では、上部側方距離LU が上
部側方距離基準値LU2(但し、LU1>LU2)以下である
かどうかを判定し、そうでない場合、即ち、車体20の
上部側面と側方の物体(他の車両や側壁)との間にある
程度距離が確保されていれば、ステップS32に移行す
る。そして、ステップS32にて、ロールレイトPの絶
対値が所定の基準ロールレイトP1 以上かどうかを判定
し、そうでなければ、車体20の上部側面が他の車両や
側壁等の側方物体に接触する可能性はないと判定してス
テップS21に戻る。一方、ステップS32の条件、ま
たは、ステップS31の条件を満たす場合は、車体20
の上部側面が他の車両や側壁等の側方物体に接触する可
能性があると判定してステップS33に移行し、ここ
で、制御装置13はブレーキ装置22に作動指令を出力
し、ブレーキ装置22はそれに応じた減速制御を行う。
そして、上述のステップS30,S33を経由する制御
によって車両11が側方の障害物との接触を防止でき
る。
【0025】このように本実施形態のコースアウト防止
装置にあっては、車両11の走行中に、制御装置13が
目標状態量としての要求操舵角θC と、実状態量として
の操舵角θとの偏差を算出し、この偏差の大小に応じて
ブレーキ装置22による自動減速制御の実行の有無を決
定するようにしている。従って、運転者の不注意や操作
ミスによる車両のコースアウトを未然に防止でき、且
つ、車両のコースアウトしそうな状況を早期に検出して
対処することで、走行安全性を向上できる。
【0026】なお、上述の実施形態では、旋回走行中と
判定された場合に、目標状態量と実状態量に基づく制御
を適用したが、例えば、直進走行中も含めてステップS
24〜S26の処理を適用することも可能である。ま
た、走行可能コース検出手段として前方監視カメラ21
を用いたが、本発明の車両のコースアウト防止装置はこ
れに限らず、例えば、カーナビゲーション装置から車両
11の前方道路の曲率半径を得るものとしてもよい。更
に、車両の旋回状況に対応した状態量は、操舵角の他、
横加速度、あるいは、ヨーレイトなどであってもよく、
実状態量として横加速度を使用する場合には、例えば、
前述の要求横加速度GC との偏差が所定値以上か否かで
安全装置の実行をの要否を判定すればよい。また、安全
措置実行手段として、ブレーキ装置22を適用したが、
例えば、エンジン出力を低下させたり、警報を鳴らした
り、また、ステアリング制御、後輪操舵制御、ブレーキ
によるヨー制御等、他の措置を単独あるいは組み合わせ
て使用することも可能である。
【0027】加えて、本発明では、目標状態量と実状態
量に基づくコースアウトの危険性を判定する手法が上記
実施形態にように偏差を使用したものに限定されるもの
ではなく、マップを使用する判定手法や特定の演算式を
使用する手法、他のパラメータを併用する手法など、種
々の手法が適用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の車両のコースアウト防止装置に
よれば、走行可能コースと車両の速度に基づいてこの走
行可能コース上を走行するための車両の目標状態量を算
出すると共に、この目標状態量と旋回状態量検出手段が
検出した実状態量とに基づいてコースアウトの危険性が
あると判定されたときには安全措置実行手段を作動させ
て走行可能コースからのコースアウトを防止するように
したので、前方の道路上における走行可能コースに対応
した目標状態量を基準として、実状態量を監視すること
で安全措置を実行させることとなり、運転者の不注意や
操作ミスによる車両のコースアウトを未然に防止するこ
とができ、且つ、車両のコースアウトしそうな状況を早
期に検出して対処することで、走行安全性の向上を図る
ことができる。
【0029】また、請求項2の発明の車両のコースアウ
ト防止装置によれば、目標状態量と実状態量との偏差が
第1所定値以上の状態が所定時間以上継続した場合、ま
たは、この偏差が第1所定値より大きい第2所定値以上
になった場合に、安全措置実行手段を作動させるように
したので、目標状態量と実状態量との偏差がやや大きい
状態が継続する場合と、この偏差がかなり大きい状態が
継続した場合の両方に、安全措置を実行することとな
り、車両のコースアウトを確実に防止することができ
る。
【0030】また、請求項3の発明の車両のコースアウ
ト防止装置によれば、車両側方における障害物との距離
を検出する側方距離検出手段を設け、コースアウトの危
険性があると判定された場合、または、側方距離検出手
段が検出した側方距離が所定距離以下の場合に、安全措
置実行手段を作動させるようにしたので、車両のコース
アウトを未然に防止できると同時に、車両側方の障害物
との接触も防止でき、総合的な走行安全性の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両のコースアウト
防止装置の概略構成図である。
【図2】本実施形態の車両のコースアウト防止装置によ
る制御のフローチャートである。
【図3】車両の直進走行中の制御のフローチャートであ
る。
【図4】車両の旋回走行中の制御のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
11 車両 12 車速センサ(車速検出手段) 13 制御装置(制御手段) 14 操舵角センサ(旋回状態量検出手段) 15 横加速度センサ 16 ロールレイトセンサ 17,18 側方距離センサ(側方距離検出手段) 19 ステアリングホイール 20 車体 21 前方監視カメラ(走行可能コース検出手段) 22 エアブレーキ装置(安全措置実行手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前方の道路上における走行可能コー
    スを検出する走行可能コース検出手段と、車両の旋回状
    況に対応した実状態量を検出する旋回状態量検出手段
    と、車両の速度を検出する車速検出手段と、前記走行可
    能コース検出手段が検出した走行可能コースからのコー
    スアウトを防止するための安全措置を講じる安全措置実
    行手段と、前記走行可能コース検出手段が検出した走行
    可能コースと前記車速検出手段が検出した車両の速度と
    に基づいて該走行可能コース上を走行するための車両の
    目標状態量を算出すると共に該目標状態量と前記旋回状
    態量検出手段が検出した実状態量とに基づいてコースア
    ウトの危険性を判定してコースアウトの危険性があると
    判定されたときには前記安全措置実行手段を作動させる
    制御手段とを具えたことを特徴とする車両のコースアウ
    ト防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両のコースアウト防止
    装置において、前記制御手段は、前記目標状態量と実状
    態量との偏差が第1所定値以上の状態が所定時間以上継
    続した場合、または、前記偏差が第1所定値より大きい
    第2所定値以上になった場合に、前記安全措置実行手段
    を作動させることを特徴とする車両のコースアウト防止
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両のコースアウト防止
    装置において、車両側方における障害物との距離を検出
    する側方距離検出手段を設け、前記制御手段は、コース
    アウトの危険性があると判定されたとき場合、または、
    該側方距離検出手段が検出した側方距離が所定距離以下
    の場合に、前記安全措置実行手段を作動させることを特
    徴とする車両のコースアウト防止装置。
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