JPH106488A - インクジェット記録方法及びその装置 - Google Patents

インクジェット記録方法及びその装置

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JPH106488A
JPH106488A JP8163365A JP16336596A JPH106488A JP H106488 A JPH106488 A JP H106488A JP 8163365 A JP8163365 A JP 8163365A JP 16336596 A JP16336596 A JP 16336596A JP H106488 A JPH106488 A JP H106488A
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JP8163365A
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English (en)
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Hiroyuki Miyake
裕幸 三宅
Atsushi Arai
篤 新井
Atsuyuki Ninomiya
敬幸 二宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドに不良記録要素が存在する場合で
も、高画質の画像を記録できるインクジェット記録方法
及びその装置を提供する。 【解決手段】 画像データ101を記録ヘッド5の2つ
のノズル列6,7に対応して互いに補完して記録するよ
うに分割し、不吐出検知105によりいずれかノズル列
で不吐出ノズルが検知されると、その不吐出ノズルと同
じ位置にある他のノズル列のノズルが正常かどうかを調
べ(106)、正常であればその不吐出ノズルに対応す
る画像データを、その正常ノズルで代替して記録するよ
うにデータを加える(109)。こうして他のノズルで
記録されるデータを加えた画像データに基づいて2つの
ノズル列を駆動して記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フルライン型のイ
ンクジェットヘッドを用いて記録を行うインクジェット
記録方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録法は、直接、記録媒
体である記録紙等にインク滴を吐出してインクを付着さ
せることにより画像を得るものである。このインクジェ
ット記録法は、例えば電子写真法等とは異なって、記録
媒体上に画像が形成されるまでに要する工程が少ないの
で、比較的低価格で安定した画像が得られるという特徴
を有している。しかしながら、このインクジェット記録
法には、インクジェットヘッドの微細なノズルから微小
なインク滴を吐出させて記録を行なうことに起因する画
像記録の不安定さ(よれ、不吐出;塵や増粘インクによ
る詰まり等)が生じ、常に欠陥のない画像を得るのが難
しいという問題がある。
【0003】このことは記録用紙のほぼ全幅の長さを有
する長尺ヘッドを用い、そのヘッドによりライン単位で
記録を行うフルマルチヘッドを使用した記録法では特に
著しくなる。即ち、このような長尺ヘッドのノズル数は
数千にも及び、それに比例して異常ノズル(不吐出ノズ
ル)の発生確率も増加してしまい、無欠陥の画像を得る
のが難しかった。
【0004】また、このようなインクジェットヘッドを
製造する観点からみると、フルマルチヘッドの場合も同
様に、全てのノズルが正常で無欠陥でなければならなか
った。しかしノズル数が数千ともなると、ヘッド製造中
の欠陥の発生確率はそれに比例して増加し、製造の歩留
りが極度に低下してしまい、ヘッドの製造コストを下げ
るのは極めて困難であった。
【0005】また例え全てのノズルが正常である無欠陥
のヘッドが製造出来たとしても、そのヘッドの使用中、
ノズルに故障(不吐出)が発生してしまう虞がある。こ
のような欠陥ノズルの発生は、数千ものノズルを有する
4〜8個もの(4〜8色刷りの)ヘッドを備えたカラー
インクジェット印刷装置では、無視できない問題とな
る。
【0006】これに対し、例えばUSP496,38
2、EP376,596、特開平2−231149号公
報に開示されているように、1ピクセルの記録を複数の
ノズルで行うようにして、例え不吐出ノズルがあって
も、そのピクセルが空白ドットにならないようにするこ
とが考えられている。これにより、不吐出ノズルが存在
しても、それによるダメージがある程度軽減できるが、
やはりすじ状の画像欠陥が残り完全とはいえない。
【0007】従って、フルライン型のインクジェットヘ
ッドにより記録を行う際の不吐出ノズルによる記録画像
の補正、またヘッドの各ノズルの特性に起因した記録画
像の“よれ”や、画像の縞等の発生を抑えるための適確
な方法が望まれていた。
【0008】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、記録ヘッドに不良記録要素が存在する場合でも、高
画質の画像を記録できるインクジェット記録方法及びそ
の装置を提供することを目的とする。
【0009】また本発明の他の目的は、複数の記録要素
列或は記録ヘッドで互いに補完して記録する際、不良記
録要素が存在している位置に対応する記録データを他の
記録要素の記録データを記録することにより、不良記録
要素による記録画像の画質の低下を防止したインクジェ
ット記録方法及びその装置を提供することにある。
【0010】また本発明の目的は、各記録ヘッド或は記
録要素列に対応するマスクデータを設け、各記録ヘッド
或は記録要素列の不良記録要素位置に応じてそのマスク
データを変更することにより、不良記録要素による記録
を他の記録要素で代替できるインクジェット記録方法及
びその装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のインクジェット記録装置は以下のような構成
を備える。即ち、複数のフルライン型記録ヘッドを有す
るインクジェット記録装置であって、記録データを前記
複数の記録ヘッドで互いに補完して記録するように、前
記記録データを前記複数の記録ヘッドのそれぞれに分配
する分配手段と、前記分配手段により分配された記録デ
ータの内、前記複数の記録ヘッドのそれぞれの記録要素
で不良であると判断された不良記録要素に対応する記録
データを他の記録ヘッドの対応する記録要素の記録デー
タに加える重畳手段と、前記分配手段により分配された
記録データ、或は前記重畳手段により加えられた記録デ
ータに基づいて前記複数の記録ヘッドを駆動して記録を
行う記録手段とを有する。
【0012】また上記目的を達成するために本発明のイ
ンクジェット記録方法は以下のような工程を備える。即
ち、複数のフルライン型記録ヘッドを有するインクジェ
ット記録装置におけるインクジェット記録方法であっ
て、前記複数の記録ヘッドの記録要素の内の不良記録要
素を検出する工程と、記録データを前記複数の記録ヘッ
ドで互いに補完して記録するように、前記記録データを
前記複数の記録ヘッドのそれぞれに分配する分配工程
と、前記分配工程により分配された記録データの内、前
記複数の記録ヘッドのそれぞれの不良記録要素に対応す
る記録データを他の記録ヘッドの対応する記録要素の記
録データに加える重畳工程と、前記分配工程により分配
された記録データ、或は前記重畳工程により加えられた
記録データに基づいて前記複数の記録ヘッドを駆動して
記録を行う記録工程とを有する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施の形態のインクジ
ェット記録装置における記録を示す概念図である。
【0015】図において、1は記録媒体である記録用紙
で、用紙カセット等に堆積して収容されている。この堆
積された記録用紙1は、給紙ローラ2の回転によって1
枚ずつ分離されて装置内に取り込まれる。3は1対の搬
送用ローラで、この搬送用ローラ3の回転によって搬送
ベルト4まで送られた記録用紙1は、静電吸着によって
搬送ベルト4に吸着され、搬送ベルト4の移動に合わせ
て精度良くフルライン型ヘッド5(以下、単に記録ヘッ
ドと呼ぶ)の下側を通過する。この記録ヘッド5の下部
の記録用紙に対向する面には、記録幅全体をカバーして
いるインク吐出用ノズル(記録要素)(以下、ノズルと
呼ぶ)が2列配置されており、各列がそれぞれ6,7で
示されている。
【0016】記録用紙1が、この記録ヘッド5の下側を
通過するとき、記録される画像信号に応じて記録ヘッド
5の各ノズルからインク滴が吐出されることにより、こ
の記録用紙1上に画像8が形成される。こうして画像8
が記録された記録用紙1は、更に送られて定着用ヒータ
9により加熱処理されながらローラ10の回転により装
置外に排紙される。尚、この記録ヘッド5の下側に設け
られた2本のノズル列は、それぞれ単独のノズル列で記
録紙面の全体をカバーしている。即ち、ノズル列6,7
のいずれを使用しても記録用紙の全面に記録を行うこと
ができるようになっている。
【0017】図2は、図1のA矢視図で、記録ヘッド5
の下方を記録用紙1が通過し、記録ヘッド5の各ノズル
列6,7からインク滴が吐出されて記録が行われる様子
を示している。
【0018】図3は従来例を説明するための図、図4は
本実施の形態における記録法を示す図で、いずれの図も
図2と同様に、図1のA矢視の拡大模式図で示してい
る。
【0019】図3において、130はフルライン型の記
録ヘッドを示し、1つのノズル列で構成されている。1
31はインク吐出方向がよれているノズル、132はイ
ンク滴の吐出量が少ないノズル、133は不吐出のノズ
ルを示している。これらの欠陥ノズルにより、134で
示すように記録されたドット列がよれたり、135で示
すようにドット間に隙間が空いたり、更には136で示
すように全くドットが存在しない列(白スジ)などが発
生する。
【0020】図4は、本発明の実施の形態による記録例
を示す図である。
【0021】図1に示すように、記録ヘッド5は2つの
ノズル列6,7を有しており、全てのノズルに欠陥がな
ければ、ノズル列6は1列分の画像データの1/2の画
素(ドット)を記録し、ノズル列7は残りの1/2のド
ットを記録するようにして記録が行われる。尚、これら
ノズルの分割の仕方は、斜め格子等の固定のマスクやラ
ンダム格子等を用いて行う。尚、図4では、ノズル列6
によって記録されたドットを「●」で示し、ノズル列7
によって記録されたドットを「×」で示している。
【0022】ここで、もしノズル列6に、よれノズル1
41、インク吐出量の少ないノズル142、及び不吐出
ノズル143が存在すると、ノズル列6による記録だけ
では、これらノズルによる記録画像データへの影響が現
れるが、その影響の程度は、記録データの割合と同様、
即ち約1/2に半減している。そして、ノズル列6によ
る記録の後、ノズル列7による記録が行われるため、ノ
ズル列7における不良ノズルの影響も半減する。そして
図4に示すように、これら2つのノズル列により重ね合
わせて記録された結果は、その欠陥ノズルによる影響が
平均化されて実質的に欠陥の目立たない画像になってい
る。
【0023】次に、一方のノズル列における不吐出ノズ
ルの補完方法について説明する。この処理の前には、後
述する不吐出ノズルの検出が行われる。
【0024】いま図4において、後述する不吐検出装置
により、ノズル列6の不吐出ノズル143が検出される
と、これに印加されるべき画像データを正常なノズル列
7の対応するノズル153に印加する。従って、このノ
ズル列7のノズル15は、このノズル153で元々記録
するはずであったドットに加えて、ノズル列6のノズル
143で記録されるべきドットも合わせて記録すること
になる。この結果、図4の147で示すように、白スジ
となるべき箇所が補完され、白すじの発生がなくなる。
【0025】尚、144は、ノズル列6のよれノズル1
41により記録されたドットと、正常なノズル列7のノ
ズルで記録されたドットとが記録用紙1の搬送方向(副
走査方向)に交互に記録されて、そのドット列のよれが
目立たなくなった状態を示している。また145は、ノ
ズル列6の小インク滴ノズル142により記録されたド
ットと、正常なノズル列7のノズルで記録されたドット
とが記録用紙1の搬送方向(副走査方向)に交互に記録
されて、そのドット列の隙間が目立たなくなった状態を
示している。更に146は、ノズル列7の不吐出ノズル
(図示せず)による画像の欠陥をノズル列6の正常ノズ
ル148で補完して例を示し、147はノズル列6の不
吐出ノズル143による画像の欠陥をノズル列7の正常
ノズル153で補完して例を示している。
【0026】図5は、本実施の形態のインクジェット記
録装置における機能概要を示す機能図である。
【0027】ホストコンピュータ等の外部機器から入力
された画像データ101の各列データは、102で示す
ように、記録ヘッド5のノズル列6,7に対応して、そ
れぞれ2つのブロックのデータ60,70に分割され
る。こうして1ライン分の画像データが分割された画像
データ60,70は、それぞれ各ノズル列に対応した列
バッファ103,104ヘ一時的に蓄えられる。
【0028】不吐出ノズル検知105では、記録ヘッド
5のノズル列6,7のどのノズルが不吐出ノズル(欠陥
ノズル)であるかを検出する。そして、106の判定処
理では、その検知された不吐出ノズルの位置が、ノズル
列6とノズル列7とで同じ位置になっていないか(重な
ってはいないか)を判定する。重なっていれば補完不可
能であるため、107で警告を出して記録動作を停止す
る。
【0029】一方、欠陥ノズルの位置が重なっていなけ
れば、その欠陥ノズルに対応する記録データを他のノズ
ル列のノズル用のデータに移動するために、109で各
ノズル列バッファのデータの組み替えを行う。即ち、1
09では、列バッファ103,104のそれぞれよりノ
ズル列6のデータ60、ノズル列7のデータ70を読出
し、106における判定結果に従って不吐出ノズルに対
応している記録データを他方の対応するノズル位置に移
動する。即ち、ノズル列6で記録されるべき記録データ
の内、ノズルが不吐出であって記録できないデータ63
を対応するノズル列7のノズル位置に移す。また同様
に、ノズル列7で記録されるべき記録データの内、不吐
出ノズルであるために記録できないデータ73をノズル
列6の対応するノズル位置に移動する。尚、図5におい
て、62はノズル列6に対応する変更されなかったデー
タを示し、72はノズル列7に対応する変更されなかっ
たデータを示している。
【0030】その結果、ノズル列6に加えられる記録デ
ータは、本来ノズル列6で記録すべきデータ60から不
吐出ノズルへのデータ63を引いた残りのデータ62
と、ノズル列7で記録すべきであったが不吐出ノズルに
より記録できないデータ73との和となる。また同様
に、ノズル列7に印加されるデータも、ノズル列6のデ
ータと逆の補完し合う関係となる。
【0031】こうして作成された各ノズル列に対応する
記録データは、110で各ノズル列のノズル位置に対応
してシフトされ、タイミング調整111で、ノズル列
6,7でのデータの記録タイミング(ノズル列6と7と
の間隔に応じた各ノズル列に対応する記録データの出力
タイミング)が調整されて記録ヘッド5に送られて記録
が行われる。
【0032】図6は、図5の106で補完不可能となっ
たときの更なる処理を示す図である。
【0033】図5の106で補完が不可能(a)の場合
は、記録ヘッド5を構成している2つのノズル列6,7
(図4では、ヘッド5の部分5−1にはノズル列7が、
部分5−2にはノズル列6がそれぞれ設けられている)
が互いに数ノズル分ずれるように配置したとみなし、そ
の場合に前述の105で求めた不吐出ノズルの位置がノ
ズル列6,7の間で重ならないかを判定する(12
2)。これでも重なるものがあれば警告表示を行って動
作停止(123)とするが、重ならない場合があればシ
フト信号を発生させる(124)。125では、実際に
記録ヘッド5の部分5−1,5−2の相対位置(ノズル
列)を、121で想定した量だけずらすとともに、その
ずらしたノズル位置に合わせて記録データの位置を調整
する(記録データシフト信号126により記録データシ
フト処理110を行う)。
【0034】以下、上述の実施の形態の処理に基づく効
果についてモデル計算してみる。
【0035】いま本実施の形態のインクジェット記録装
置が、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのそれぞ
れのインクを吐出する4個のフルライン型ヘッドを有
し、各色に対応する記録ヘッドは、300dpiで35
00個(A4横幅の長さ)のノズル列を持つもので、3
00dpi×300dpiの解像度での記録を行うこと
ができるものとする。また記録ヘッド5の各ノズルは、
5×(10の11乗)パルスのMPBF(平均故障間隔パ
ルス数)を有しているものとする。
【0036】いま、A4横送りで、A4サイズの用紙に
各色5%の記録比率で均等な画像記録を100万枚行う
と想定した時、以下の3つの場合について、100万枚
の記録完了時、どれくらいの確率で、記録装置が動作停
止にならずに動作しているかを計算してみる。 (A)各色の記録ヘッドのノズル列が1列(従来例)の
場合 (B)各色の記録ヘッドが2ノズル列を有し不吐補完を
行わない場合(比較例) (C)各色の記録ヘッドが2ノズル列を有し不吐補完を
行った場合(本発明) の3つの場合に関して、欠陥の無い正常な印刷が可能な
確率を以下に計算する。尚、2つのノズル列のいずれも
300dpiであるとする。 (A)の場合 p回記録を行った時の1ノズル当たりの生存率Pr(p)
は、前述のMPBFを“M”とすれば、 Pr(p)=EXP((−1/M)×p) …(1) で表わされる。
【0037】これでA4サイズの横方向に5%の記録比
率で100万枚記録したとすると、1ノズル当たりの吐
出回数は、解像度300dpiの場合は約1.24×1
0の8乗パルスになる。従って、上記式(1)に、M=
5×(10の11乗)を代入して計算すると、1ノズルに
ついて、Pr(1.24×10の8乗)=EXP((−1
/5×(10の11乗))×1.24×(10の8乗))
=0.999752となる。ここで全ノズル数は350
0×4列=14000ノズルについての生存率Rは、 R={Pr(1.24×10の8乗)}の14000乗=0.
031 となり、約3%の確率で正常に稼働していることにな
る。言い換えれば約97%の確率で故障している(10
0万枚の記録完了時不吐出のない記録装置がほとんどな
い)。 (B)の場合。
【0038】前述と同様に、A4サイズで横に5%の記
録比率で100万枚記録したとすると、1ノズル当たり
の吐出回数は、2つのノズル列で記録を分担するので
(A)の場合の半分で良く、約6.2×(10の7乗)
パルスになり、上述の式(1)にM=5×(10の11
乗)を代入して計算すると、Pr(6.2×(10の7
乗))=EXP((−1/5×(10の11乗))×6.
2×(10の7乗))=0.999876となる。
【0039】ここで全ノズル数は、3500ノズル×8
列=28000ノズルであるから、100万枚記録した
とき、不吐なく正常に印刷装置が稼働している生存率R
は、 R={Pr(6.2×10の7乗)}の28000乗=0.0
31 となり約3%の確率で正常に稼働していることになる。
言い換えれば約97%の確率で故障している。即ち、前
述の(A)の場合と同様に、100万枚記録できている
装置はほとんど存在しないことになる。 (C)の場合。
【0040】p回記録したときの、1ノズル当たりの故
障確率はPf(p)は、 Pf(p)=1−Pr(p) であり、式(1)から、 Pf(p)=1−EXP((−1/M)×p) …(2) で表わされる。
【0041】ここで1本の不吐出ノズルの発生する確率
を計算すると、Pf(6.2×(10の7乗))=1−E
XP((−1/5×(10の11乗))×6.2×(10
の7乗))=1.24×(10の-4乗)となる。
【0042】従って、不吐補完を行うノズルの組みが同
時に故障する(これが起きると正常に記録できない)確
率Pr2は、この値の二乗となり、Pr2=Pr×Pr=1.
54×(10の-8乗)となる。
【0043】ここで、この記録装置の記録ヘッドの生存
率Rは故障率をFとすれば、 R=1−F であり、故障率Fは、不吐補完を行うノズルの組みが同
時に故障する確率Pr2の論理和、即ち、 F=Pr2(1)∪Pr2(2)∪Pr2(3)∪…∪Pr2
(n) (ここで∪は論理和記号を示す)となる。ここでPr2
(n)は、n番目のノズルの組の故障率で、逐次計算によ
り、n=3500ノズル×4組み=14000ノズルの
時 F=2.15×10-4 R=1−F=0.9997848=99.98% となり、100万枚の記録後であっても、ほぼ100%
の確率で正常に動作していることになる(即ち、100
万枚の記録後でもほぼ100%白筋の発生がないことを
示している)。
【0044】厳密には、不吐出ノズルを補完するノズル
の負担が増加し、そのノズルの吐出頻度が倍増し、従っ
て不吐不能確率が上昇することを考慮する必要がある。
これに対して、記録枚数を倍の200万枚として近似計
算して見ると、 R=0.999138 となり、やはりほぼ100%の確率で正常に動作してい
ることになる。
【0045】以上の説明では、記録ヘッド5の2列のノ
ズル列のノズル位置が丁度同じライン上にドットを記録
する例について説明をしたが、解像度を上げた(400
dpi程度以上では)場合には、同じラインに並べなく
ても良い。例えば、図7(A)に示す様に、1つのノズ
ル列で記録されたドット列(格子(●))の四角形の略
中央に、別のノズル列により記録されたドット(×)が
くるようにして、ある微小エリア内で必要なインク量が
確保されるようにしても良い。これにより主走査方向の
ノズル列の密度が400dpiの場合でも、同じ解像度
のノズル列を2つ用いて、擬似的に解像度を倍の800
dpiにして記録することができるようになる。
【0046】図7(B)によってこの場合の補完の例を
説明する。
【0047】矢印で示す部分は、×印で示すドット部分
をプリントするノズルが不吐出になっていて、その両側
に左右交互に(●)で示す補完のドットを打ち込んだ例
を示している。この図では、ドットの位置を示すために
ドットの大きさを小さく示しているので白スジが残って
みえるが、実際のドットはこの図よりも大きく、また4
00dpiを越える解像度になると紙の上でのドットの
滲みの不規則さが相対的に大きくなること、またドット
位置の正確さが相対的に悪くなり、いわばランダムにプ
リントされることにより、この白スジは表れなくなる。
要は、77で示す微小面積の中に、補完記録によって、
必要なインク量が塗布されていることにある。
【0048】また厳密にドット位置を確定することな
く、多値の記録法として、ほぼその位置に必要な数のド
ットが記録されているようにしても良い。
【0049】以上の説明では1つのピクセル位置に1つ
のドットを記録する2値画像の記録法式について説明し
たが、2つ以上のドットを、そのピクセル位置に記録す
る多値記録法についても適応できる。
【0050】また以上の説明では、記録ヘッドのノズル
列を2列としたが、3列以上としても良い。この場合に
は、よれ筋の消される度合がいっそう良くなる。また不
吐出ノズルを他のノズルで補完して記録する場合にも、
その不吐出ノズルに代行して記録できるノズルの数が増
えるため、不吐出ノズルによるドットを他のノズルで補
完できる確率が増大する。
【0051】また、補完すべき記録データを2つ以上の
ノズルで分担することができるため、特定のノズルへの
負担が軽減されるので、さらに補完できる確率が増すこ
とになる。
【0052】次に、図8の本実施の形態のインクジェッ
ト記録装置の電気的構成を示すブロック図を参照して、
その構成を説明する。
【0053】図8において、201はCPUで、ROM
202に記憶された制御プログラムに従って装置全体の
制御を実行している。203はDRAMで、CPU20
1による処理の実行時に、各種データを一時的に保存す
るためのワークエリアとして使用される。DRAMコン
トローラ205は、このDRAM203をアクセスする
ためのコントローラで、CPU201及び後述するDM
Aコントローラ216は、このDRAMコントローラ2
05を介してDRAM203にアクセスしている。また
このDRAM203には、図示しない外部機器等から受
信した記録データと、印刷に必要な印刷データ、更には
各ヘッドの各種マスクレジスタの値等が格納されてお
り、これらのデータが整った時点で印刷可能な状態とな
る。
【0054】次に、本実施の形態のインクジェット記録
装置における記録制御を図面の構成を参照して説明す
る。
【0055】本実施の形態の記録装置は、DRAM20
3に記録データが記憶された状態で記録(印刷)動作を
開始し、まず用紙カセット等に収容された記録用紙を給
紙ローラ2で1枚ずつ取り出し、搬送(LF)モータ2
31を回転駆動することにより記録位置まで給送する。
こうして搬送された記録用紙が記録部に入る前の所定の
位置に配置されたTOFセンサ230の位置を通過する
ことにより記録動作が開始される。この記録用紙の移動
は、LFモータ231の回転量を計測しているエンコー
ダ229により計測され、記録用紙がTOFセンサ23
0を通過することにより記録用紙の位置カウンタ228
の値が初期値にクリアされる。記録ヘッド5の各ノズル
列の位置は、TOFセンサ230により初期値にクリア
された位置カウンタ228よりのオフセット値により規
定されている。同様に、記録終了位置のオフセット値も
有しているが、これら各オフセット値は記録用紙サイズ
と、機構上の構造に基づいて一義的に決定されるもので
あり、記録用紙のサイズが決定された時点で決定され
る。
【0056】記録ヘッド5のノズル列6による記録開始
は、ノズル列6の印刷開始オフセットレジスタ220と
位置カウンタ228の値とが比較器224で比較され、
同一値になった時点でシーケンサ244により印刷が開
始される。又、ノズル列6印刷終了オフセットレジスタ
222と位置カウンタ228の値とが比較器226で比
較され、同一値となった時点でノズル列6に関する印刷
処理が終了する。これら一連の印刷開始および終了の制
御は、シーケンサ244が司っている。
【0057】この実施の形態では、シーケンサ244は
印刷機構の制御順序を司っている。記録ヘッド5のノズ
ル列6とノズル列7は、前述のように異なった位置に配
置されているため、ノズル列6と同様にノズル列7に関
しても、ノズル列7印刷開始オフセットレジスタ221
とノズル列7印刷終了オフセットレジスタ223とを有
しており、比較器225と227により、位置カウンタ
228と対応するレジスタの値とが比較され、その結果
に基づいてシーケンサ244により、ノズル列7による
印刷の開始と終了の制御がなされる。
【0058】CPU201は、DRAM203に印刷デ
ータが格納されると、シーケンサ244に対し画像デー
タの分割指令を出す。この作業はDRAM203内の画
像データをノズル列6とノズル列7に分割する作業であ
り、各ノズル列毎に分離され、且つ、各ノズル列毎に連
続的に配置されたラスタデータ群を生成することにあ
る。この場合、奇数ラスタと偶数ラスタにおいて、各ノ
ズル列に分割されたパターンは異なる構造をとる。これ
は印刷時のむら、よれ等の装置の機構の特徴に基づく印
刷ムラを目立たなくし、印刷品位の向上を得るための手
段である。この分割を行う為の偶数ラスタ用と奇数ラス
タ用の2種類の画像分割用マスクデータは、画像分割マ
スクレジスタ209の中に事前にCPU201により設
定され、そのデータは交互に使用される構成となってい
る。
【0059】シーケンサ244はDMAコントローラ2
16に対し、画像データの分割指令を送る。これにより
DMAコントローラ216は、最初に原画像が格納され
ている画像データアドレスカウンタ217の値を信号線
245を通してDRAMコントローラ205に与える。
この情報を得たDRAMコントローラ205は、そのア
ドレスが指し示すDRAM203のアドレスより画像デ
ータを読み出して内部バス246に出力する。この画像
データは、DRAMコントローラ216の指示により画
像データレジスタ210に書き込まれる。この状態で画
像データは、AND回路207により画像分割マスクデ
ータ値論理積が取られ、またAND回路206により、
画像分割マスク値の反転値と論理積が取られる。これら
AND回路206,207からの出力信号のそれぞれ
が、記録ヘッド5のノズル列6とノズル列7に応じて分
割された画像データである。この状態でDMAコントロ
ーラ216は、ノズル列6データアドレスカウンタ21
8の値を信号線245を通してDRAMコントローラ2
05に与え、これと同時にAND回路206のゲート信
号を活性化し、ノズル列6用の画像データをDRAMコ
ントローラ205に与える。これによりDRAMコント
ローラ205は、アドレスカウンタ218で指示された
DRAM203のノズル列6の画像データ領域に、その
分割された画像データを書き込む。
【0060】ノズル列7の画像データの場合も同様に、
ノズル列7データアドレスカウンタ219で示されるD
RAM203のアドレスに、AND回路207の出力で
ある分割された画像データを格納する。このして一連の
作業を画像データが終了するまで繰り返すことにより、
記録ヘッド5のノズル列6とノズル列7に対応する印刷
データがDRAM203に記憶される。
【0061】この状態で、CPU201は、インクが不
吐出の状態にある記録ヘッド5のノズルを不吐出センサ
204により検出する。この時、不吐出ノズルがない場
合は不吐出ノズルの補完を行う必要がない。しかし、不
吐出ノズルが存在する場合は、図5の106で示される
ような補完可能か否かの判断を行う。この判断により各
々のノズル列の一方のみ使用することにより印刷可能な
場合は、印刷データの組替え指定レジスタ215に印刷
データの相互交換を行うノズルを指定するデータをCP
U201より書き込む。しかし、上記図5の106で示
す判断により、補完印刷が不可能であると判断され、図
6で示したように、ノズル列を相対的に移動することに
より印刷可能になると判断された場合は、ノズル列移動
駆動部234を操作し、補完印刷を行うために必要なノ
ズル分のノズル移動を行う。
【0062】又、使用するノズル位置をシフトすること
により印刷可能な場合は、ノズル列6画像シフトオフセ
ット232とノズル列7画像シフトオフセット234
に、新たに印刷データをシフトするためのオフセット値
が書き込まれる。このようにして組替え指定レジスタ2
15にセットし、ノズル列移動駆動部の操作、及び、画
像シフトオフセット値の設定が終了した時点で印刷が可
能となる。
【0063】印刷開始は、CPU201がシーケンサ2
44に対して印刷の開始を指令することにより開始され
る。シーケンサ244が印刷制御を開始すると、DRA
M203の各ノズル列に対応する印刷データの確保と、
各ノズル列の不吐出ノズル部分に相当する印刷データの
組替えが行われる。
【0064】最初に、各ノズル列の印刷データの確保に
ついて説明する。
【0065】シーケンサ244が印刷開始をスタートし
た時点で、DMAコントローラ216はノズル列6デー
タアドレスカウンタ218の値をDMAコントローラ2
05に与え、データ確保の制御を開始する。このデータ
確保の指令が与えられたDMAコントローラ205は、
ノズル列6データアドレスカウンタ218が示している
DRAM203のアドレスのデータを読み出して内部バ
ス246に出力する。このデータが内部バス246に出
力された時点で、DMAコントローラ216はノズル列
6データレジスタ214に書き込み信号を与える。続い
て、DMAコントローラ216は、ノズル列7データア
ドレスカウンタ219の値をDMAコントローラ205
に与え、同様にDRAM203のこのアドレスのデータ
を読出す。このデータが読み出された状態で、DMAコ
ントローラ216はノズル列7データレジスタ212に
書き込み信号を与え、そのレジスタ212にノズル列7
の印刷データを格納する。
【0066】その後、組替え指定レジスタ215に従
い、各ノズル列の不吐出ノズル位置に応じて印刷データ
の組替えが行われる。この印刷データの組替え作業は、
2to1セレクタ211と213により行われる。こう
して組替えが行われた時点で、ノズル列6データシフト
レジスタ233とノズル列7データシフトレジスタ23
4に、その組替えされたデータDMAコントローラ21
6の制御の下に書き込まれる。
【0067】この状態で、シーケンサ244は制御をD
MAコントローラ216からデータ転送コントローラ2
36に移す。データ転送コントローラ236はクロック
信号247に同期したデータシフト信号をノズル列6デ
ータシフトレジスタ233とノズル列7データシフトレ
ジスタ235に与える。この時、印刷データを転送する
前に、印刷開始前に指定した各ノズル列の画像シフトオ
フセットの値分だけNULLデータが送られる。これに
より画像データの印刷開始位置が移動する。このシーケ
ンスにより、画像データはノズル列内のシリアル/パラ
レル変換レジスタ239に転送され、この転送が終了し
た時点でラッチ信号248が出力されてレジスタ内に印
刷データがラッチされる。
【0068】このようにして記録ヘッド5に転送された
データに対して、シーケンサ244はその制御をデータ
転送コントローラ236よりヒートコントローラ238
に移して印刷の制御を行う。ヒートコントローラ238
はノズル列6とノズル列7のドライバ240に対しヒー
ト信号249を与える。これにより、ヒータ242に通
電されてインクの発泡が発生してインク滴243が飛翔
し、印刷用紙上に画像が形成される。
【0069】上記の様なシーケンスで動作する記録装置
を構成することにより、印刷不能なノズルがある場合で
も、各々のノズル列に対するデータの移動、印刷開始位
置の移動、ノズル列の移動を行うことにより、その様な
記録ヘッドを用いた印刷が可能となる。
【0070】次に、不吐出ノズルの検知法について説明
する。
【0071】図9において、10はチェックパターンを
示し、各色(Y,M,C,Bk)の記録ヘッドに対応し
ている。その一部10’の詳細を図10に示す。図10
の番号1,2,…7,8,9,10,…は、そのドット
を記録したノズル番号を示す。各ノズルによる記録ドッ
トは分散して記録され、光学的に読み取れるようにして
ある(この図では10,11,12番目のノズルが異常
であるため、ドットが記録されていない)。
【0072】このパターンを、図9に示すCCDライン
センサなどを備えた光学的な読み取り装置11により読
み取る。
【0073】図11は図10に示すチェックパターン1
0の一部18の拡大図を示す。
【0074】ここでは各ノズルの状況を分離して検出で
きるよう許容着弾エリア19を各ノズル番号に応じて図
示の格子181で区切られたピクセル行列180中に配
分してある。そしてドット径が大きくても検出できるよ
うに、各着弾エリア19はそれよりも広いCCDセンサ
11の視野20で観測する。
【0075】この例では9番目のノズルからのドットは
OK、10番目のノズルからのドットはNG(不吐
出)、11番目のノズルからのドットはNG(着弾位置
が外れて“よれ”ている)、12番目のノズルからのド
ットはNG(ドットが小さすぎる)のように異常判定す
る。また異形ドットや大きすぎるドットも異常と判定す
る。
【0076】ここではノズルの状態を各1つのドットで
判定した。不吐出の判定については問題でないが、着弾
位置についてはそのドットの揺らぎによって、あるいは
理想的ピクセル位置として規定しているグリッドとの相
対位置の誤差によって、それ程悪くないノズルをNGと
してしまうこともある。これを避けるために許容着弾エ
リア19はやや大きめに設定してあるが(図11の許容
着弾エリア19)、そうすると“よれ”を甘く許容する
ことになり、高画質化の点からも望ましくない。
【0077】また逆に、たまたま異常検出パターン上の
ただ1つのドットがOKでも、平均的にはNGのドット
を印字することもあり、この場合も高画質化の妨げとな
る。図12に改良された読取り/判定方法を示す。
【0078】図12では、同一ノズルからの複数個のド
ット(各ノズル4ドット:例えば8番目のノズルについ
ては矢印で示す4個のドット)の測定から平均の着弾位
置とドットサイズを求めるようにした。そして全てのド
ットの平均位置と理想的ピクセル位置を示すグリッド1
82との狂いが最小になるように相互位置を合わせ込む
ように演算し判定する。
【0079】ここで“よれ”、ドットサイズ、形状、に
ついては平均値から判定し、不吐出については4ドット
中不吐出が1つでもあるか否かというように判定する。
【0080】ここで“よれ”、ドットサイズ、形状につ
いては平均値をとったため、それぞれの許容域を狭くし
ぼり込むことができ、例えば“よれ”については図13
の許容着弾エリア19により高精度の、不吐出について
はより確実な判定がなされる。
【0081】[実施の形態2]図14を参照して本発明
の実施の形態2を説明する。この実施の形態では、前述
の実施の形態1のように実際にデータを入れ換える代わ
りに、その記録データをマスクするマスクデータを不良
ノズルの位置に応じて変更することにより、他のノズル
による代替記録を行っている。
【0082】図14(a)は、通常時の印刷の方法を示
しており、1402は、フルアドレスパターンを印刷す
る場合の印刷ヘッドと印刷ノズルの関係を示している。
印刷されるドットは、ヘッドノズル方向に連続したドッ
ト群であるラスタ単位で管理され、複数の連続したラス
タの集合体として画像が生成される。この実施の形態2
では、印刷に際して連続するラスタを、奇数ラスタと偶
数ラスタとに分解して記録制御を行うこととなる。
【0083】まず最初に、奇数ラスタに対する印刷制御
について1400を参照して説明する。印刷は2本の記
録ヘッドによって行われ、各記録ヘッドはカラム方向の
位置合せが行われており、同一ドット位置に対し、各記
録ヘッドの対応する同一カラム位置にあるノズルを用い
て印刷することができる。このように構成された2本の
記録ヘッドに対し、各ノズルの印刷マスクが排他的にな
るようにマスクパターンを生成する。その例を1400
に示す。
【0084】ヘッド1マスクレジスタ1において、黒丸
のドットは印刷データの有無にかかわらず印刷を行わな
いマスク位置を示し、白丸のドットは印刷データがある
場合は印刷を行うことを示すマスクを示している。同様
に、ヘッド2マスクレジスタ1においても、白三角が印
刷データがある場合に印刷するマスクデータで、黒三角
が印刷データをマスクするマスクデータである。このよ
うにヘッド1とヘッド2とで、そのマスク位置が排他的
となるようにマスクを構成することにより、奇数ラスタ
データを構成する。又、偶数ラスタも奇数ラスタと同様
な手法により生成する。
【0085】1401は偶数ラスタの印刷データの生成
を示しており、黒四角がヘッド2の印刷データをマスク
する部分で記録を行わないマスクデータ部分であり、白
四角はヘッド1が印刷データに応じて駆動される部分で
ある。ヘッド2のマスクも同様に、黒星印がヘッド2の
印刷データをマスクして記録を行わない位置を示し、白
星印がヘッド2が印刷データに応じて駆動される部分を
示している。この場合一般的に、ヘッド1におけるマス
クレジスタ1とマスクレジスタ2のマスク値が同じでな
い方が、より良い印刷品位を得ることができる。この様
なマスクパターンの構成を採用することにより、2本の
記録ヘッドを用いて1ラスタを印刷することが可能とな
る。
【0086】このような印刷制御において、矢印141
0で示した注目カラムは、奇数ラスタ部ではヘッド1
で、偶数ラスタではヘッド2で記録されることになる。
そこで、いまヘッド1の矢印1410で示された注目カ
ラムに対応するノズルが吐出不能になった場合を考え
る。
【0087】図14(b)は、その状態を説明する図で
ある。
【0088】ヘッド1の矢印1410で示された注目カ
ラムのノズルが吐出不能であることにより、1403と
1404のヘッド1マスクレジスタ1とヘッド1マスク
レジスタ2では、その注目カラムに対応する印刷データ
をマスクしなければならない。これと同時に、この注目
カラムに対応するヘッド2のマスクを解除しなければな
らない。これが1400と1403とを比較すると明ら
かなように、奇数ラスタにおけるヘッド1マスクレジス
タ1では、その注目カラムに対応するマスクデータが1
403ではマスクされるように変更されており、ヘッド
2マスクレジスタ1の注目カラムに対応するマスクデー
タは、1403に示すように、マスクしないように変更
されている。このようにマスクデータを変更することに
より、1405で示すように、奇数ラスタでは、注目カ
ラムが白三角で示されるようにヘッド2で印刷され、
又、偶数ラスタでは白星印であるヘッド2で印刷される
ことになる。
【0089】このように、印刷不可能な記録ヘッドのノ
ズル位置をマスクデータによりマスクし、他方の正常な
記録ヘッドのノズルに対応するマスクを解除することに
よりフルラインに亙る印刷を行うことが可能となる。
【0090】図15は、本発明の実施の形態2のインク
ジェット記録装置の構成を示すブロック図で、前述の図
8の構成と共通する部分は同じ番号で示し、その説明を
省略する。
【0091】図において、この実施の形態の記録装置
は、前述の実施の形態1の場合と同様に、DRAM20
5に印刷データが整った状態で印刷動作を開始し、用紙
カセットに収容されている記録用紙を給紙し、給紙され
た記録用紙1はLFモータ231の回転により記録ヘッ
ド5a(ヘッド1),5b(ヘッド2)による記録位置
(印刷ユニット)まで搬送される。この印刷シーケンス
は、記録用紙が印刷ユニットに入る任意の位置に配置さ
れたTOFセンサ230を通過することにより開始され
る。この記録用紙の移動はエンコーダ229により計測
され、記録用紙がTOFセンサ230を通過することに
より用紙の位置カウンタ228の値は初期値にクリアさ
れる。
【0092】記録ヘッド5a,5bのそれぞれに対応し
て、このTOFセンサ230よりの信号によりクリアさ
れた位置カウンタ228の初期値より印刷開始位置まで
の印刷開始オフセット値がオフセットレジスタに記憶さ
れている。同様に、印刷終了位置を示すオフセット値も
印刷終了オフセットレジスタに記憶されているが、各々
の値は記録用紙サイズと印刷機構により一義的決定され
るものであり、記録用紙のサイズが決定された時点で決
定される。
【0093】記録ヘッド5aの印刷開始位置は、ヘッド
1印刷開始オフセットレジスタ926の値と位置カウン
タ228の値とが比較器934にて比較され、同一の値
になった時点で記録ヘッド5aによる印刷が開始され
る。又、ヘッド1印刷終了オフセットレジスタ928の
値と位置カウンタ228の値とが比較器936で比較さ
れ、同一の値となった時点で記録ヘッド5aによる印刷
処理が終了する。上記の一連の印刷開始及び終了の制御
は、シーケンサ939が司っている。
【0094】この実施の形態2において、シーケンサ9
39は印刷機構の順序を全体的に制御している。記録ヘ
ッド5aと記録ヘッド5bとは、機構上異なった位置に
配置されるため、記録ヘッド5aと同様に記録ヘッド5
bに関しても、ヘッド2印刷開始オフセットレジスタ9
27とヘッド2印刷終了オフセットレジスタ929を有
しており、それぞれ比較器935と937により位置カ
ウンタ228の値と比較され、その結果に基づいて、シ
ーケンサ939により記録ヘッド5bによる印刷の開始
と終了の制御がなされる。
【0095】シーケンサ939が印刷制御を開始する
と、DRAM203より、各記録ヘッドに対応する印刷
データの読み出しと、各記録ヘッドのマスクデータの確
保が行われる。最初に各記録ヘッドの印刷データの読出
しについて説明する。
【0096】シーケンサ939が印刷処理を開始した時
点で、シーケンサ939よりDMAコントローラ216
に対してDRAM203からの印刷データの読み出し指
令が与えられる。この印刷データの読み出し指令が与え
られたDMAコントローラ216は、記録ヘッド5aに
より印刷される印刷データのアドレスを指示しているヘ
ッド1データアドレスカウンタ906の出力をセレクタ
(4to1)905により選択し、DRAMコントローラ20
5にそのアドレス情報を与える。次にDRAMコントロ
ーラ205は、他のDMA等との調整を取りながらDR
AM203に対して、そのアドレス情報を与える。これ
により記録ヘッド5aに対応する印刷データがDRAM
203から読み出されてバス940に伝達され、DMA
コントローラ216から出力されるライト信号941に
より、ヘッド1データシフトレジスタ947に書き込ま
れる。
【0097】こうして印刷データがヘッド1データシフ
トレジスタ947に書き込まれた時点で、DMAコント
ローラ216はヘッド1データアドレスカウンタ906
が次の印刷データのアドレスを示すように変更するため
に、ヘッド1データアドレスカウンタ906に対しカウ
ントアップ信号910を与える。この一連の作業を繰り
返し行うことにより、ヘッド1データシフトレジスタ9
47に1ラスタの印刷データが格納される。同様な操作
により、ヘッド2の印刷データもヘッド2データシフト
レジスタ949に格納される。
【0098】続いて、マスクデータの確保について説明
する。
【0099】印刷用のマスクデータも印刷データと同様
にDRAM203に記憶されており、それは記録ヘッド
毎に、偶数ラスタ用と奇数ラスタ用と別々に異なったア
ドレスに格納されている。印刷時のマスクデータは、印
刷するラスタが偶数か奇数かにより異なってくるため、
シーケンサ939は各記録ヘッドの各ラスタの偶奇を管
理しながらマスクデータの読み出しを行うこととなる。
例えば、図15においては、記録ヘッド5aの奇数ラス
タが格納されている領域の先頭アドレスはヘッド1マス
クアドレス初期レジスタ1(922)に記憶されてお
り、偶数ラスタが格納されている領域の先頭アドレス
は、ヘッド1マスクアドレス初期レジスタ2(923)
に記憶されている。従って、シーケンサ939は、記録
ヘッド5aの偶奇ラスタ管理によりセレクタ(2to1)9
18により初期レジスタ922,923のいずれかを選
択する。即ち、奇数ラスタ時はヘッド1マスクアドレス
初期レジスタ1(922)の値を選択し、又、偶数ラス
タ時はヘッド1マスクアドレス初期レジスタ2(92
3)の値を選択して信号線916に出力する。
【0100】これは記録ヘッド5bに関しても同様にし
て行われ、印刷するラスタが偶数か奇数かに応じて、信
号線917にヘッド2のマスクアドレスの先頭アドレス
を出力する。このような状態において、DMAコントロ
ーラ216よりヘッド1及びヘッド2のマスクアドレス
カウンタ908,909を順次動作させる。尚、図15
において、924は記録ヘッド5bの奇数ラスタが格納
されている領域の先頭アドレスを記憶しているヘッド2
マスクアドレス初期レジスタ1、925は記録ヘッド5
bの偶数ラスタが格納されている領域の先頭アドレスを
記憶しているヘッド2マスクアドレス初期レジスタ2で
ある。また、919はシーケンサ939からの信号によ
り、これらのいずれかのマスクアドレスを選択してヘッ
ド2マスクアドレスカウンタ909に出力するセレクタ
である。
【0101】ここで記録ヘッド5a(ヘッド1)と記録
ヘッド5b(ヘッド2)とを同じ構成としているため、
以下、記録ヘッド5aの場合で説明する。
【0102】信号線916に出力されたヘッド1マスク
アドレスの初期値は、DMAコントローラ216より出
力される読み込み信号912によりヘッド1マスクアド
レスカウンタ908に初期設定される。その後、DMA
コントローラ216はセレクタ905を切り替えて、D
RAMコントローラ205に対して記録ヘッド5aのマ
スクデータの読み出しアドレスを与える。これによりD
RAMコントローラ205は、DRAM203に記憶さ
れている記録ヘッド5aのマスクデータをバス940に
出力する。この時、DMAコントローラ216からヘッ
ド1マスクシフトレジスタ948へ書き込み信号942
が出力され、バス940のマスクデータがヘッド1マス
クシフトレジスタ948に書き込まれる。こうして次
に、ヘッド1マスクアドレスカウンタ908の値を次の
マスクアドレスに設定するため、ヘッド1マスクアドレ
スカウンタ908をカウントアップするための信号91
5がDMAコントローラ938より与えられる。このよ
うなシーケンスを繰り返すことにより、記録ヘッド5a
のマスクデータがヘッド1マスクシフトレジスタ948
に読み込まれる。記録ヘッド5bの場合も、前述の記録
ヘッド5aの場合と同様にして、ヘッド2マスクシフト
レジスタ950にヘッド2のマスクデータが書き込まれ
る。
【0103】シーケンサ939は、こうして印刷データ
が整ったことにより、その制御をDMAコントローラ2
16からデータ転送コントローラ236に移行させる。
データ転送コントローラ236では、記録ヘッド5a,
5bへの印刷データとマスクデータとの論理積を取りな
がら、印刷データを対応する記録ヘッドの駆動回路に転
送する。即ち、ヘッド1データシフトレジスタ947と
ヘッド1マスクシフトレジスタ948に格納された印刷
データとマスクデータは、データ転送コントローラ23
6から出力されるシフトクロック951により順次シフ
トされ、AND回路952を通って記録ヘッド5aにシ
リアルデータの形で転送される。
【0104】この記録ヘッド5aは、シリアルパラレル
(S/P)変換レジスタ239によりデータ転送コント
ローラ236より出力される転送クロック960に同期
して印刷データをシリアルに受取って保持し、印刷デー
タの転送が終了した時点でデータ転送コントローラ23
6から出力されるラッチ信号951によりシリアルパラ
レル(S/P)変換レジスタ239に取り込まれる。こ
のような動作は記録ヘッド5bにおいても同様にして行
われ、印刷データとマスクデータとがAND回路953
で論理積が取られて記録ヘッド5bに出力される。る。
【0105】この様にして転送された印刷データに対し
て、シーケンサ939は制御をデータ転送コントローラ
236よりヒートコントローラ238に移し、印刷動作
の制御を行う。ヒートコントローラ238は記録ヘッド
5aと記録ヘッド5bのドライバ240に対してヒート
信号962を与える。これにより、ヒータ242に通電
されてインクタンク141より供給されているインクの
発泡が発生し、これによりノズルからインク液滴が飛翔
する。こうして記録用紙上に画像が形成される。
【0106】このようにして動作するインクジェット記
録装置において、ある記録ヘッドに印刷不能なノズルが
ある場合は、マスクデータの値を書き換えることによ
り、その印刷不能なノズルに対応する他のヘッドのノズ
ルを使用して印刷することが可能となる。尚、このよう
なマスクデータの変更は、前述の図14に示す論理に従
って、CPU201がDRAM203のマスクデータを
変更することにより達成される。
【0107】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、熱エネルギーを利用する方式の記録ヘッド、記
録装置において、優れた効果をもたらすものである。
【0108】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応し液体(イ
ンク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡
の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)
を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆
動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成長収
縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)
の吐出が達成でき、より好ましい。
【0109】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0110】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても本発明は有効である。
【0111】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0112】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0113】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0114】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0115】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0116】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0117】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0118】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、フルライン型のインクジェットヘッドを使用して、
そのヘッドのノズルに不具合が発生した場合でも、良好
bな画像を記録することができる。例えば、理論的に
は、ヘッドを交換することなく、A4サイズの用紙、約
100万枚にプリントできる耐久性をほぼ100%の確
率で達成でき、商業的に有益なインクジェット記録装置
を実現できた。
【0119】また本実施の形態によれば、1つの記録ヘ
ッドにつき数ノズルの欠陥を許容することができるた
め、記録ヘッドの歩留りは実質略100%にまで達する
ことにより、より経済的なヘッドを製造出来るようにな
った。
【0120】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0121】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0122】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0123】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0124】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0125】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録ヘッドに不良記録要素が存在する場合でも、高画質の
画像を記録できるという効果がある。
【0127】また本発明によれば、複数の記録要素列或
は記録ヘッドで互いに補完して記録する際、不良記録要
素が存在している位置に対応する記録データを他の記録
要素の記録データを記録することにより、不良記録要素
による記録画像の画質の低下を防止できるという効果が
ある。
【0128】また本発明によれば、各記録ヘッド或は記
録要素列に対応するマスクデータを設け、各記録ヘッド
或は記録要素列の不良記録要素位置に応じてそのマスク
データを変更することにより、不良記録要素による記録
を他の記録要素で代替できるという効果がある。
【0129】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のインクジェット記録装置の記録
状態を示す概念図である。
【図2】図1の矢印Aの矢視図である。
【図3】従来のインクジェットヘッドの不良ノズルによ
る画質の低下を説明する図である。
【図4】本実施の形態により不良ノズルによる記録画像
部分が補完された状態を示す図である。
【図5】本実施の形態1のインクジェット記録装置にお
ける機能概要を示す機能図である。
【図6】図5の処理に更に追加した機能を説明する図で
ある。
【図7】他の実施の形態による記録ドットを説明する図
である。
【図8】本発明の実施の形態1のインクジェット記録装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】本実施の形態における不吐出ノズルを検知する
方法を説明する図である。
【図10】不吐出ノズルを検出するためのテストパター
ンによる記録例を説明する拡大図である。
【図11】不吐出ノズルの判定方法を説明する図であ
る。
【図12】
【図13】改良された不吐出ノズルの判定方法を説明す
る図である。
【図14】本発明の実施の形態2を説明するための図で
ある。
【図15】実施の形態2のインクジェット記録装置の構
成を示すブロック図である。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録要素列を有する記録ヘッドを
    使用して記録するインクジェット記録装置であって、 記録データを前記複数の記録要素列で互いに補完して記
    録するように、前記記録データを前記複数の記録要素列
    のそれぞれに分配する分配手段と、 前記分配手段により分配された記録データの内、前記複
    数の記録要素列のそれぞれで不良であると判断された不
    良記録要素に対応する記録データを他の記録要素列の記
    録要素に対応する記録データに加える重畳手段と、 前記分配手段により分配された記録データ、或は前記重
    畳手段により加えられた記録データに基づいて前記複数
    の記録要素列を駆動して記録を行う記録手段と、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の記録要素列は対応する記録要
    素がほぼ同一位置にくるように配置されていることを特
    徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の記録要素列の相対位置を移動
    して、前記不良記録要素に対応する他の記録ヘッドの記
    録要素の位置を移動させた後、前記重畳手段により記録
    データを加える制御手段を更に有することを特徴とする
    請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記重畳手段は、前記複数の記録要素列
    のそれぞれに対応するマスクデータを記憶する記憶手段
    と、前記不良記録要素の位置に応じて前記記憶手段に記
    憶されたマスクデータを変更する変更手段とを有し、前
    記記録手段は、前記記憶手段に記憶されたマスクデータ
    と前記分配手段により分配された記録データとの論理和
    をとって前記記録ヘッドのそれぞれを駆動することを特
    徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記マスクデータは、前記記録データの
    奇数番目と偶数番目のラインに応じて異なることを特徴
    とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 複数のフルライン型記録ヘッドを有する
    インクジェット記録装置であって、 記録データを前記複数の記録ヘッドで互いに補完して記
    録するように、前記記録データを前記複数の記録ヘッド
    のそれぞれに分配する分配手段と、 前記分配手段により分配された記録データの内、前記複
    数の記録ヘッドのそれぞれの記録要素で不良であると判
    断された不良記録要素に対応する記録データを他の記録
    ヘッドの対応する記録要素の記録データに加える重畳手
    段と、 前記分配手段により分配された記録データ、或は前記重
    畳手段により加えられた記録データに基づいて前記複数
    の記録ヘッドを駆動して記録を行う記録手段と、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の記録ヘッドは、各記録ヘッド
    の対応する記録要素がほぼ同一位置にくるように設置さ
    れていることを特徴とする請求項6に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の記録ヘッドの相対位置を移動
    して、前記不良記録要素に対応する他の記録ヘッドの記
    録要素の位置を移動させた後、前記重畳手段により記録
    データを加える制御手段を更に有することを特徴とする
    請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記重畳手段は、前記複数の記録ヘッド
    のそれぞれに対応するマスクデータを記憶する記憶手段
    と、前記不良記録要素の位置に応じて前記記憶手段に記
    憶されたマスクデータを変更する変更手段とを有し、前
    記記録手段は、前記記憶手段に記憶されたマスクデータ
    と前記分配手段により分配された記録データとの論理和
    をとって前記記録ヘッドのそれぞれを駆動することを特
    徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記マスクデータは、前記記録データ
    の奇数番目と偶数番目のラインに応じて異なることを特
    徴とする請求項9記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項1乃至10のい
    ずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 複数の記録要素列を有する記録ヘッド
    を使用して記録媒体に画像を記録するインクジェット記
    録装置におけるインクジェット記録方法であって、 前記複数の記録要素列の内の不良記録要素を検出する工
    程と、 記録データを前記複数の記録要素列で互いに補完して記
    録するように、前記記録データを前記複数の記録要素列
    のそれぞれに分配する分配工程と、 前記分配工程により分配された記録データの内、前記複
    数の記録要素列のそれぞれの不良記録要素に対応する記
    録データを他の記録ヘッドの対応する記録要素の記録デ
    ータに加える重畳工程と、 前記分配工程により分配された記録データ、或は前記重
    畳工程により加えられた記録データに基づいて前記複数
    の記録ヘッドを駆動して記録を行う記録工程と、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録方法。
  13. 【請求項13】 複数のフルライン型記録ヘッドを有す
    るインクジェット記録装置におけるインクジェット記録
    方法であって、 前記複数の記録ヘッドの記録要素の内の不良記録要素を
    検出する工程と、 記録データを前記複数の記録ヘッドで互いに補完して記
    録するように、前記記録データを前記複数の記録ヘッド
    のそれぞれに分配する分配工程と、 前記分配工程により分配された記録データの内、前記複
    数の記録ヘッドのそれぞれの不良記録要素に対応する記
    録データを他の記録ヘッドの対応する記録要素の記録デ
    ータに加える重畳工程と、 前記分配工程により分配された記録データ、或は前記重
    畳工程により加えられた記録データに基づいて前記複数
    の記録ヘッドを駆動して記録を行う記録工程と、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録方法。
  14. 【請求項14】 前記複数の記録ヘッドは、各記録ヘッ
    ドの対応する記録要素がほぼ同一位置にくるように設置
    されていることを特徴とする請求項13に記載のインク
    ジェット記録方法。
  15. 【請求項15】 前記複数の記録ヘッドの相対位置を移
    動して、前記不良記録用に対応する他の記録ヘッドの記
    録要素の位置を移動させた後、前記重畳工程により記録
    データを加えることを特徴とする請求項13に記載のイ
    ンクジェット記録方法。
  16. 【請求項16】 前記重畳工程では、前記複数の記録ヘ
    ッドのそれぞれに対応するマスクデータを記憶してお
    き、前記不良記録要素の位置に応じて前記記憶されたマ
    スクデータを変更する工程とを有し、前記記録工程で
    は、前記記憶されたマスクデータと前記分配工程により
    分配された記録データとの論理和をとって前記記録ヘッ
    ドのそれぞれを駆動することを特徴とする請求項13に
    記載のインクジェット記録方法。
  17. 【請求項17】 前記マスクデータは、前記記録データ
    の奇数番目と偶数番目のラインに応じて異なることを特
    徴とする請求項16に記載のインクジェット記録方法。
  18. 【請求項18】 複数の記録要素列を有する記録ヘッド
    を使用して記録するインクジェット記録装置であって、 記録データを前記複数の記録要素列のそれぞれに分配す
    る分配手段と、 前記分配手段により分配された記録データの内、前記複
    数の記録要素列のそれぞれで不良であると判断された不
    良記録要素に対応する記録データを他の記録要素列の記
    録要素に対応する記録データに加える重畳手段と、 前記分配手段により分配された記録データ、或は前記重
    畳手段により加えられた記録データに基づいて前記複数
    の記録要素列を駆動して記録を行う記録手段と、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  19. 【請求項19】 前記複数の記録要素列は対応する記録
    要素がほぼ同一位置にくるように配置されていることを
    特徴とする請求項18に記載のインクジェット記録装
    置。
  20. 【請求項20】 前記複数の記録要素列の相対位置を移
    動して、前記不良記録要素に対応する他の記録ヘッドの
    記録要素の位置を移動させた後、前記重畳手段により記
    録データを加える制御手段を更に有することを特徴とす
    る請求項18に記載のインクジェット記録装置。
  21. 【請求項21】 前記重畳手段は、前記複数の記録要素
    列のそれぞれに対応するマスクデータを記憶する記憶手
    段と、前記不良記録要素の位置に応じて前記記憶手段に
    記憶されたマスクデータを変更する変更手段とを有し、
    前記記録手段は、前記記憶手段に記憶されたマスクデー
    タと前記分配手段により分配された記録データとの論理
    和をとって前記記録ヘッドのそれぞれを駆動することを
    特徴とする請求項18に記載のインクジェット記録装
    置。
  22. 【請求項22】 前記マスクデータは、前記記録データ
    の奇数番目と偶数番目のラインに応じて異なることを特
    徴とする請求項21に記載のインクジェット記録装置。
  23. 【請求項23】 複数のフルライン型記録ヘッドを有す
    るインクジェット記録装置であって、 記録データを前記複数の記録ヘッドのそれぞれに分配す
    る分配手段と、 前記分配手段により分配された記録データの内、前記複
    数の記録ヘッドのそれぞれの記録要素で不良であると判
    断された不良記録要素に対応する記録データを他の記録
    ヘッドの対応する記録要素の記録データに加える重畳手
    段と、 前記分配手段により分配された記録データ、或は前記重
    畳手段により加えられた記録データに基づいて前記複数
    の記録ヘッドを駆動して記録を行う記録手段と、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  24. 【請求項24】 前記複数の記録ヘッドは、各記録ヘッ
    ドの対応する記録要素がほぼ同一位置にくるように設置
    されていることを特徴とする請求項23に記載のインク
    ジェット記録装置。
  25. 【請求項25】 前記複数の記録ヘッドの相対位置を移
    動して、前記不良記録要素に対応する他の記録ヘッドの
    記録要素の位置を移動させた後、前記重畳手段により記
    録データを加える制御手段を更に有することを特徴とす
    る請求項23に記載のインクジェット記録装置。
  26. 【請求項26】 複数の記録要素列を有する記録ヘッド
    を使用して記録媒体に画像を記録するインクジェット記
    録装置におけるインクジェット記録方法であって、 前記複数の記録要素列の内の不良記録要素を検出する工
    程と、 記録データを前記複数の記録要素列のそれぞれに分配す
    る分配工程と、 前記分配工程により分配された記録データの内、前記複
    数の記録要素列のそれぞれの不良記録要素に対応する記
    録データを他の記録ヘッドの対応する記録要素の記録デ
    ータに加える重畳工程と、 前記分配工程により分配された記録データ、或は前記重
    畳工程により加えられた記録データに基づいて前記複数
    の記録ヘッドを駆動して記録を行う記録工程と、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録方法。
  27. 【請求項27】 複数のフルライン型記録ヘッドを有す
    るインクジェット記録装置におけるインクジェット記録
    方法であって、 前記複数の記録ヘッドの記録要素の内の不良記録要素を
    検出する工程と、 記録データを前記複数の記録ヘッドのそれぞれに分配す
    る分配工程と、 前記分配工程により分配された記録データの内、前記複
    数の記録ヘッドのそれぞれの不良記録要素に対応する記
    録データを他の記録ヘッドの対応する記録要素の記録デ
    ータに加える重畳工程と、 前記分配工程により分配された記録データ、或は前記重
    畳工程により加えられた記録データに基づいて前記複数
    の記録ヘッドを駆動して記録を行う記録工程と、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録方法。
  28. 【請求項28】 複数の記録要素列を有し、各記録要素
    列の記録要素の位置が相対的に所定量ずれて配置されて
    いる記録ヘッドを使用して記録するインクジェット記録
    装置であって、 記録データを前記複数の記録要素列のそれぞれに分配す
    る分配手段と、 前記分配手段により分配された記録データの内、前記複
    数の記録要素列のそれぞれで不良であると判断された不
    良記録要素に隣接する相対位置にある他の記録要素列の
    記録要素に対応する記録データに加える重畳手段と、 前記分配手段により分配された記録データ、或は前記重
    畳手段により加えられた記録データに基づいて前記複数
    の記録要素列を駆動して記録を行う記録手段と、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  29. 【請求項29】 複数のフルライン型記録ヘッドを有す
    るインクジェット記録装置であって、 前記複数の記録ヘッドのそれぞれは、他の記録ヘッドの
    記録要素位置と相対的にずれて配置された記録要素列を
    有し、 記録データを前記複数の記録ヘッドのそれぞれに分配す
    る分配手段と、 前記分配手段により分配された記録データの内、前記複
    数の記録ヘッドのそれぞれの記録要素で不良であると判
    断された不良記録要素に隣接する相対位置にある他の記
    録ヘッドの対応する記録要素の記録データに加える重畳
    手段と、 前記分配手段により分配された記録データ、或は前記重
    畳手段により加えられた記録データに基づいて前記複数
    の記録ヘッドを駆動して記録を行う記録手段と、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  30. 【請求項30】 前記重畳手段は、前記不良記録要素に
    隣接する相対位置を、前記不良記録要素の左右位置に交
    互に設定することを特徴とする請求項28又は29に記
    載のインクジェット記録装置。
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